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『ネコひねり問題を超一流の科学者たちが全力で考えてみた』 グレゴリー・J・グバー  水谷 淳 訳

アリエナイ理科ノ大事典(改訂版)  「ねぇねぇ、この中で一番実験が好きな大人ってだあれ?」「ネコってさぁ、高い所から仰向けに落ちても、ちゃんと足から着地するじゃない。なんで??」チコちゃんならこんな質問をするかも。

 本書は「ネコの空中立ち直り反射」という猫の驚くべき能力の謎に挑んだ科学史である。この能力は古くから知られていたものの、最初に落下を研究したのはデカルト(動物は恐怖を感じるか、を調べるため2階から放り投げた)らしい。1700年、パランというフランスの数学者がニュートン力学に基づき物理的説明を試みたのが嚆矢となる。その後、写真術の発明・発展が謎の解明に大いに寄与し、多くの高名な科学者、生理学者たちがアインシュタインの相対性理論も引き合いに仮説を立て実験を繰り返す。パランの300年後、ついに猫の落下は、振り子、偏光、量子と同様に物理における幾何学的位相の実例としてほとんどが解明されるに至った。

 自由落下中の無重量状態(角運動量ゼロの状態)で自分の体の向きを判断し、どのように向きを変えるかは、ネコひねりモデルとして宇宙開発だけでなく体操選手や飛び込み選手などスポーツ科学で研究された。また、生物学とロボット工学が交わって発展したバイオロボテックスの分野でも研究が続けられている。「ネコひねり問題」は身近な疑問が高度な物理へとつながっていく好例といえる。

実験助手になった猫、論文の共著者になった猫(サインは肉球のスタンプ)など楽しいエピソードも多い。さすが10匹の猫と暮らす筆者だけあって、本書には猫への愛情があふれている。

 さて、チコちゃんはどう答えるでしょう…?

『脳の意識 機械の意識 ― 脳神経科学の挑戦』 渡辺正峰

アリエナイ理科ノ大事典(改訂版)  ブレードランナー、マトリックス、ターミネーター、鉄腕アトム、トチロー、ドラえもん・・・。
 機械は意識を持つことができるのか?!
 科学のフロンティアである「意識」。物質と電気的・化学的反応の集合体にすぎない脳から、なぜ意識は生まれるのか―。
 この不可思議な領域にクオリアやニューロンなどの知見を手がかりに迫る。
 人間と機械の関係が変わる未来とは?

『アリエナイ理科ノ大事典(改訂版)文科省絶対不認可教科書』 薬理凶室 文・監修

アリエナイ理科ノ大事典(改訂版)  「SNS映えから世界征服まで幅広く欲望に応える武闘派理科集団・薬理凶室による狂乱の暗黒科学大実験」。
 改訂版(前作は有害指定図書とされ絶版)なのでヤバイものは引っ込めたようです。