秋季大祭
秋季大祭は、五穀豊穣を祈願するとともに神と結びつながり、神の恵みをいただく太古から受け継がれる神事。
歴史
祭りの起源は神話の時代にまでさかのぼる。
日本が生まれ、神々が暮らし始めたある日のこと。
太陽の神
世界は暗闇に包まれ、あらゆる災害が起こる。
そこで、
「なんだか外が楽しそう」と
これが神社の祭りの起源といわれる有名な「天の岩戸隠れ」のエピソードで、古事記にも記されている。
以来、神社や寺院を舞台に行事・儀礼としての祭りが始まる。「祭り」の語源は「まつらふ」で、心を尽くした供え物で神様に感謝をささげることを意味する。
平安時代には神が神社から町に降りられる神輿が登場。
江戸時代には山車や花火なども加わり、主役は神仏から庶民へと変わっていった。
また、古来より豊作に御利益のあるとされる神などへの信仰が発生し、五穀豊穣に御利益があるとされる神社が日本各地に多数存在するようになった。
童謡の『村祭り』では鎮守神に豊作を感謝する祭りの様子が歌われており、2番の歌詞に豊年満作と続けて用いられている。
そして現在。祭りは、農業や漁業の豊作、家族の健康や幸福を祈願する地域イベントとして定着している。