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落葉松亭日記(2014年1〜2月)

ニュース・評論のスクラップ、凡夫の日々雑感

2月26日(水) PM2.5だったのか

今月後半、今日も含めて三回ほど山歩きに出かけたが、どうも展望がすっきりしなかった。
黄砂かなと思ったが、あの北京名物PM2.5だったとは。
「コラァ、 習近平 なんとかしろ !」
PM2.5 各地で濃度上昇 注意を 2月26日 18時14分 NHK
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140226/t10015542121000.html

26日午前、東北から中国地方にかけての10府県で、大気中の汚染物質PM2.5の濃度について、比較的高い値が観測され、26日の平均濃度が国の指針を超えるおそれがあるとして、注意を喚起する情報が出されました。
このうち9の府県では情報が出されるのは今回が初めてで、いずれも外出などを控えるよう呼びかけました。

注意喚起を行ったのは、福島県、新潟県、富山県、石川県、福井県、三重県、大阪府、兵庫県、香川県、それに山口県の合わせて10府県です。
このうち新潟県では、県内の10の観測地点のうち、新潟市内の3か所で、26日午前5時から午前7時までのPM2.5の1時間の平均濃度が、1立方メートル当たり88.3マイクログラムから101.7マイクログラムを観測しました。
このほか、福島県、富山県、それに香川県の観測地点でも、それぞれ85マイクログラム以上に達しました。
また、大阪市では、26日正午までの8時間に観測されたPM2.5の平均濃度が、1立方メートル当たり90.4マイクログラムに達したほか、兵庫県と石川県、福井県、それに三重県の観測地点でも、それぞれ71.1マイクログラムから85.5マイクログラムに達しました。
このため9の府県では、PM2.5の26日の平均濃度が、国の指針の1立方メートル当たり70マイクログラムを超えるおそれがあるとして、福島県、新潟県、富山県、石川県、福井県、三重県、大阪府、それに香川県の全域と、兵庫県の播磨東部に、それぞれ初めてとなる注意を喚起する情報を発表し、外出などを控えるよう呼びかけました。
また、山口県も、山口市などの観測地点で1時間のPM2.5の濃度が85マイクログラムを超えたため、県の東部と中部に注意を喚起する情報を出しました。
新潟県によりますと、新潟市江南区では午前9時に観測史上最も高い123マイクログラムを観測したほか、午後5時までの1日の平均濃度が96.8マイクログラムに達したということです。
各府県では、外出をなるべく控え、部屋の換気を必要最小限にすることや、呼吸器系に疾患がある人や高齢者は体調に応じて慎重に行動するよう呼びかけています。

世界のがん患者数、今後20年間で1.5倍に 中国、肺がん急増
「青空」の前で写真を撮る観光客 (Lam Yik Fei/Getty Images)
http://www.epochtimes.jp/jp/2014/02/html/d82552.html

【大紀元日本2月5日】世界保健機関(WHO)は4日、「世界がん報告」を発表し、世界のがん患者数は、今後20年間で1.5倍以上に増える見通しを示した。中国ではこの増加傾向がいっそう顕著だという。

 報告によると、すでに世界の死因の第1位となったがんは、その罹患率と死亡率はまだ上昇し続けている。2012年に新たにがんと診断された患者は世界で1.400万人だったが、2030年には2.160万人、約1.5倍に増えると予想された。また、がんにより死亡する人数は年間820万人から1.300万人に増加するという。

 2012年にがんと診断された患者のうち、アジアが約半数を占め、その大半は中国だった。もっとも患者数の多いのは肺がんで、全体の13%を占めている。死亡率も肺がんがもっとも高く、がんにより死亡した患者の5人に1人は肺がんだったという。

 広州市第一人民病院の曾軍医師は米政府系放送局ラジオ・フリー・アジア(RFA)の取材に対し、中国では毎年、350万人が新たにがんと診断され、250万人ががんにより死亡している事を明らかにした。「中でも特に肺がんの罹患率がどんどん高くなっている」という。

 2011年に行われた中国の全国調査で、それまでの30年間に、中国国内の肺がん死亡率は465%も増えたことがわかった。

 曾医師は、肺がんの高罹患率の理由に、喫煙人口の多さと大気汚染を挙げた。「中国の大気汚染がますますひどくなり、呼吸器疾患もそれにより大幅に増えている。これは肺がん患者が増えた主な原因の一つだ」と指摘した。

 米中科学技術文化交流協会(ニューヨーク)の責任者・謝家叶氏はRFAに対し、中国でがん患者が急増したのは、経済発展が環境や人口構成、生活スタイル全般に及ぼした影響によるものだと話した。
(翻訳編集・張凛音)


 兵庫県西脇市 鳴尾山から見る角尾山 本日昼頃


2月21日(金) 中国軍 尖閣奪取訓練

「中国軍、尖閣奪取へ電撃戦想定訓練も」 米軍幹部発言 2014.2.20 19:25 [中国]
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140220/amr14022019260005-n1.htm

 【ワシントン=小雲規生】米太平洋艦隊の情報戦部門を統括するジェームズ・ファネル大佐は、中国人民解放軍が東シナ海で尖閣諸島(沖縄県石垣市)や琉球諸島南部の島嶼(とうしょ)群の奪取を想定した訓練を行っているとの見方を示した。米カリフォルニア州で2月13日に開かれたシンポジウムでのファネル氏の発言を、米メディアが伝えた。
 ファネル氏はシンポジウムで、人民解放軍が昨年秋に行った陸海空軍による共同演習を分析した結果、「人民解放軍には、東シナ海で日本の部隊を殲滅(せんめつ)する短期集中作戦を遂行できるよう、新しい任務が与えられている」と結論づけた。人民解放軍が作戦の結果、尖閣諸島に加え、琉球諸島南部を奪取することが想定されるという。
 またファネル氏は、昨年1月の中国海軍艦船による海上自衛隊護衛艦などへの射撃管制用レーダー照射について、中国は攻撃するにはお互いの距離が近すぎたために危険ではなかったと説明していると指摘した。この説明について「そのような出任せは通用しない」と批判した。
 また中国が領有権を主張している南シナ海で挑発的な軍事行動をとっていることについて、「国際法上の明確な根拠を欠いている」と強調。中国の艦船は「敵対的で、近隣国に嫌がらせをしている」と述べた。

「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 平成26(2014)年2月21日(金曜日)通巻第4155号
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http://melma.com/backnumber_45206/

米軍太平洋艦隊情報主任ジェイムス・ファンネル海軍大佐が指摘
「中国軍の対日戦争訓練は『短鋭戦争』(ショート・シャープ・ウォー)」

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 2014年2月13日にカリフォルニア州サンディエゴで開催された「ミッション・アクション」(海軍の会合らしい)の席上、米軍太平洋艦隊の情報主任でもあるジェイムス・ファンネル海軍大佐は、「現在の中国軍の対日戦争訓練は『短鋭戦争』(ショート・シャープ・ウォー)」であると指摘していたことが分かった(ワシントンタイムズ、2月19日)。
 目的は東シナ海における日本の自衛隊戦力を破壊することに置かれ、尖閣諸島ばかりか、沖縄南方の島々への侵攻を予想した訓練を積み重ねているとした。

 中国の軍事予算は急激に増大中で、2013年は1392億ドル、2014年は1480億ドル(ドイツ、フランス、英国を合計した国防費より多い)。
 ペンタゴン筋の中国軍情報とはひと味違って、太平洋艦隊の情報部の分析だから、留意しておく必要があるだろう。

中共国内はめちゃくちゃでも軍事に邁進する、このアンバランス。
支那人民よ、なんとかしろ。

■世界のがん患者数、今後20年間で1.5倍に 中国、肺がん急増
http://www.epochtimes.jp/jp/2014/02/html/d82552.html

金持ちは国外に逃亡
■加速する中国人富豪の移民 豪富裕層向けビザ申請者の9割が中国人
http://www.epochtimes.jp/jp/2014/02/html/d94133.html

■中国軍、7割以上が一人っ子 戦闘力に疑問も
http://www.epochtimes.jp/jp/2014/02/html/d70318.html



2月17日(月) 鍛冶俊樹氏『都知事選総括』

鍛冶俊樹の軍事ジャーナル 第136号(2月15日)
http://melma.com/backnumber_190875/

都知事選の総括

 東京都知事選に深く関わったので、軍事ジャーナリストとしての活動は1か月以上休止していた。活動を再開するに当たり、今回の都知事選について総括しておきたい。

 総括の前提として確認すべきは都知事選の舞台となった東京が世界最大の国際都市だという点だ。東京は政治都市であると同時に経済都市である。我々はこれを当たり前の様に受け止めているが、実は世界的に見ると当たり前でない。
 米国の政治都市はワシントンだが経済都市はニューヨークだ。中国の政治都市は北京だが、経済都市は上海だし、インドの政治都市はニューデリーだが経済都市はムンバイだ。ドイツの首都はベルリンだが経済都市はフランクフルト。
 確かにパリやロンドンは政治都市であると同時に経済都市だが、もはや英国やフランスが単独で国際政治を動かせる時代ではないし、経済力も東京に及ばない。東京の国際政治上の地位について言えば、単に日本の首都というだけでなく、アジアの安全保障を担保する在日米軍基地の航空拠点横田基地を 要するが故に、国際政治上の巨大都市なのである。
 おそらく大英帝国時代のロンドンに比肩すべき巨大国際都市が現在の東京なのである。
当然、世界各国政府は選挙の帰趨に注目しており、特に米国と中国は単に注目するだけでなく、選挙戦を左右すべく政治工作を仕掛けていた。
 海外メディアが都知事選にあまり触れなかったのは、このためである。
つまり都知事選を掘り下げて報道すれば、米中両政府の動向に触れざるを得ず、それに触れれば米中双方から睨まれて、報道機関として存続が困難になる事が目に見えていたからである。

 さて今回の選挙は結果的に細川が出たことで宇都宮の当選の芽を絶った。細川は脱原発を主張しながら現実には脱原発の芽を絶ったことになる。選挙運動においても細川氏はまともな政策論争に応じようともせず、ようやく出たテレビ討論では誰が見ても当選する気があるとは思えない様な応答振りを繰り返した。細川の真意は実は脱原発ではなく、脱原発の芽を摘むことにあったのではないか。
 一方、舛添の出馬は田母神の当選を阻止しようとする勢力が背景にいなければあり得ない。自民党を除名された人物を自民党が推すなどという事態は、安倍総理に最も近い思想の持主である田母神をどうしても都知事にさせたくないという強力な圧力のもとでしか考えられない。

 ちなみに家入の出馬も、ネット上の支持率の高い田母神の票を奪う形になっている。家入が本来政治に関心を抱いていなかった事は当人の発言からも明らかで、彼に出馬を促した背後には田母神阻止を意図した政治勢力があったと想定しても不思議はあるまい。
 結果として田母神は敗れたが、面白いことに当選した舛添は原発維持や公共事業などで田母神の公約を真似ている。つまり田母神の主張した政策の多くは舛添の手で実現に至る筈で、田母神は選挙には負けたが、政策で勝ったともいえる。

 田母神は61万票を獲得し、4位であった。だがこの数字をどう評価するか。田母神は政党にも組合にも頼らず、しかもマスコミの逆風下、独力で戦った。つまり61万という数字はこれだけの集票できる組織を、選挙戦を通じて完成させたことを意味する。
 いったん成立した組織は滅多なことでなくならないし、田母神は今後も主張を続けると宣言している以上、組織そのものも今後拡大を続けるものと予想される。現在の日本で支持が拡大していくと予想される政治勢力は他に見当たらない以上、田母神に新時代を切り開く様、国民的期待が集中するのは必定であろう。

マスコミは桝添、細川を二強とし、田母神氏を無視。
安倍首相が桝添氏の応援演説をしていたのが奇異に映った。
公明党(創価組織票)の麻薬は断てないのかも。

田母神氏はそれでも四位と健闘した。今後もし国政にも出馬をされるなら大いに期待する。



2月16日(土) 「村山・河野談話」が諸悪の根源

真悟の時事通信より
闘いは始まった No.943 平成26年 2月13日(木)
http://www.n-shingo.com/cgibin/msgboard/msgboard.cgi?mode=Printview&page=943

 昨日(二月十二日)の産経新聞「産経抄」は、よかった。
 よく書いてくれた。
 この度の、東京都知事選挙に於ける田母神俊雄元航空幕僚長の「闘いの大義」をである。

 「闘いの大義」という観点から見れば、田母神俊雄は、勝った。
 他の如何なる候補者も、元厚生大臣にも元総理大臣にも、闘いの大義はなかった。
 闘いの大義とは、
 如何にして戦後体制から脱却し、
 如何にして日本を取り戻すかである。

 総理大臣の村山富市談話と官房長官の河野洋平談話がある。
!)この談話によって、
「日本は良い国だ」と言った田母神俊雄は航空幕僚長を解任され自衛隊から追われた。
 そして、政界は与野党こぞって田母神を非難し、マスコミもほぼ全て、田母神を非難した。
 ただ、「WILL」と産経の「正論」のみが田母神を支援した。
!)この談話によって、
 中国と韓国は、我が国を犯罪国家と非難することが可能となり、事実朝から晩まで我が国を非難し続けている。 !)この談話によって、
 我が国の大使を含めた在外公館職員は、赴任地での中国と韓国の対日非難に対して、事実無根だと反論できない。
 この談話がウソを認めているからである。
 それで我が在外公館は、仕方なく、既に何度も謝罪しているとか、既に賠償金を支払っているとかの反論をしているが、このような相手の事実無根の非難を認めるような反論ならしない方が良い。

 以上、諸悪の根源は、この村山と河野の二つの談話なのだ。

 よって、この村山と河野の二つの談話に今まで通り同調する元大臣や元総理や元ハチの頭が、合わせて○○万票とっても、東京には、それだけの数の○○が住んでいるのだという馬鹿馬鹿しいことを示すに過ぎないが、
 この二つの談話と闘ってきた田母神俊雄が、六十一万票を得たということは、東京からこの二つの諸悪の根源を、我が国から一掃する大きな動きが始まったということである。

 よって、田母神俊雄は、
 選挙の大義において勝利したのである。

 それ故、開票結果判明直後、
 田母神さんに、
 もう堅気に戻れると思うなよ、
 と言った。

 彼、さすが空軍だ。
 離陸したら、
 敵空母を撃沈するまで着陸する気はないようだ。

2月12日 産経抄
2014.2.12 03:42 [産経抄]
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/140212/plc14021203440001-n1.htm

 田母神俊雄氏が世の注目を浴びたのは平成20年10月末、自衛隊の航空幕僚長を「クビ」になったときだ。先の大戦を「日本の侵略」とする歴史観に異を唱える論文を公表した。これが政府の見解と異なるとして、当時の自民党政権により更迭されたのだ。

 ▼政府見解とは平成7年、村山富市首相による「村山談話」だった。確かに大戦の要因を「植民地支配と侵略」としている。とはいえ侵略か否か歴史学としては意見の対立がある中で、綿密な検証や論議を経たのではない。中国や韓国への配慮に満ちた談話だった。

 ▼だが当時の政党やマスコミによる田母神批判は異様だった。新聞各紙は「自衛官の暴走」「ゆがんだ歴史観」と極悪人のように決めつける。村山談話の問題点を指摘、「歴史観封じてはならない」とした産経新聞の「主張」にまで、矛先が向けられたほどだ。


■衆院予算委員会で従軍慰安婦、河野談話を追及する中山成彬議員(動画)
http://www.shugiintv.go.jp/jp/index.php?ex=VL&media_type=&deli_id=43490&time=15857.4

いつまでも韓国に利用される村山元首相
村山談話「国民的合意得ている」 元首相、韓国で講演 2014年2月12日19時49分
http://www.asahi.com/articles/ASG2D5G1JG2DUHBI01X.html

 村山富市元首相が12日、訪問先の韓国の国会議員会館で日韓関係をテーマに講演した。首相時代の1995年に表明した村山談話について、「国民的コンセンサス(合意)を得ていると確信しており、安倍(晋三)さんも総理大臣としては否定できない」と述べ、安倍政権も談話を継承していくと説明した。

 村山氏は談話について「内閣の使命と考えてつくった」と指摘。「後継内閣はみな継承した。談話を否定することがあれば閣僚はやめるべきだ」と語った。元日本軍慰安婦問題については「女性の尊厳を奪った。言葉では言えない大きな罪を犯した」と話し、日韓両政府の話し合いによる「早い決着」を迫った。

 村山氏は同日、記者会見も開いた。安倍首相と朴槿恵(パククネ)大統領との間で一度も実現していない日韓首脳会談について、「忌憚(きたん)のない意見交換をし、互いの真意を知れば関係は改善される。一日も早く首脳会談が開かれるよう望む」と語った。

 村山氏は野党・正義党の招きで11日に訪韓。講演には与党セヌリ党の黄祐呂(ファンウヨ)代表や、新党結成に動く安哲秀(アンチョルス)氏ら韓国の有力議員が大勢詰めかけた。(ソウル=中野晃)




2月14日(金) 積雪(2)

先日八日を上回る積雪になった。
午後小止みになった。先日より気温が少し高いせいか、車の屋根に積もった雪は溶けたが、道路に積もった雪は多く、明朝は凍り付いて危ないだろう。


ベランダに舞い込む雪は少ないのだがそれでも・・・



15時の天気図




明日は曇一時雨または雪、春が待ち遠しい。



2月11日(火) 歴代初 首相の建国記念日メッセージ

歴代政権初、「建国記念の日」祝して首相がメッセージ 2014.2.10 21:56
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/140210/plc14021021560010-n1.htm

 安倍晋三首相は10日、建国記念の日を11日に迎えるにあたり、「先人の努力に感謝し、自信と誇りを持てる未来に向けて日本の繁栄を希求する機会となることを切に希望する」とのメッセージを発表した。政府によると、首相が建国記念の日に合わせてメッセージを出すのは、歴代政権で初めて。

 菅義偉官房長官は10日の記者会見で「国民とともに祝うために出した。先人の努力に感謝しつつ、国造りの決意を新たにするものとなっている。首相の強い思いがある」と説明した。
 首相はメッセージで、「世界の平和と安定を実現していく『誇りある日本』としていくことが、先人からわれわれに託された使命」と強調。「私たちの愛する国、日本を、より美しい、誇りある国にしていく責任を痛感し、決意を新たにしている」と、自らの決意を表明した。
 安倍晋三首相が2月11日の「建国記念の日」に当たって発表したメッセージは次の通り。

 「建国記念の日」は、「建国をしのび、国を愛する心を養う」という趣旨により、法律によって設けられた国民の祝日です。
 この祝日は、国民一人一人が、わが国の今日の繁栄の礎を営々と築き上げたいにしえからの先人の努力に思いをはせ、さらなる国の発展を誓う、誠に意義深い日であると考え、私から国民の皆様に向けてメッセージをお届けすることといたしました。

 古来、「瑞穂の国」と呼ばれてきたように、私たち日本人には、田畑をともに耕し、水を分かち合い、乏しきは補いあって、五穀豊穣(ごこくほうじょう)を祈り、美しい田園と麗(うるわ)しい社会を築いてきた豊かな伝統があります。
また、わが国は四季のある美しい自然に恵まれ、それらを生かした諸外国に誇れる素晴らしい文化を育ててきました。
 長い歴史の中で、幾たびか災害や戦争などの試練も経験しましたが、国民一人一人のたゆまぬ努力により今日の平和で豊かな国を築き上げ、普遍的自由と、民主主義と、人権を重んじる国柄を育ててきました。
 このような先人の努力に深く敬意を表すとともに、この平和と繁栄をさらに発展させ、次の世代も安心して暮らせるよう引き継いでいくことはわれわれに課せられた責務であります。

 10年先、100年先の未来を拓(ひら)く改革と、未来を担う人材の育成を進め、同時に、国際的な諸課題に対して積極的な役割を果たし、世界の平和と安定を実現していく「誇りある日本」としていくことが、先人からわれわれに託された使命であろうと考えます。
 「建国記念の日」を迎えるに当たり、私は、改めて、私たちの愛する国、日本を、より美しい、誇りある国にしていく責任を痛感し、決意を新たにしています。
 国民の皆様におかれても、「建国記念の日」が、わが国のこれまでの歩みを振り返りつつ先人の努力に感謝し、自信と誇りを持てる未来に向けて日本の繁栄を希求する機会となることを切に希望いたします。

 平成26年2月11日
 内閣総理大臣 安倍晋三


2月11日(火)  建国記念日

恥ずかしながら70にして歴史の勉強です。
トシのせいか今頃になって、そもそも自分の生まれ育った日本とはいかなる国なのかと思うようになってきたからです。
中学生向き「日本人の歴史教科書」や古事記(武田恒泰現代語訳著)などを見てみました。

=== ※ ※ ※ ===

2月11日の建国記念日は、神武天皇が即位した日として「日本書紀」に出てくる日を、太陽暦に換算したものである。

「大和朝廷の起こり」
大和朝廷のもとになった勢力が、いつどのように始まったかを記す同時代の確かな記録は日本にも中国にもない。 しかし、我が国の最も古い歴史書である「古事記」「日本書紀」には、大和朝廷の起こりについての伝承が残っている。

「初代天皇とされる神武天皇をめぐる物語」
神倭伊波礼毘古命(かむやまといわれびこのみこと:後の神武天皇)と、同じく玉依毘売命(たまよりびめのみこと)を母とする兄の五瀬命(いつせのみこと)の二柱の神は、高千穂宮で相談あそばされました。
弟の神倭伊波礼毘古命が「一体どこに住めば、平和に天下を治めることができるのでしょうか。東に行ってみませんか」と申し上げると、日向(ひむか:九州南部)をお発ちになり、筑紫(つくし:九州北部)へ出立なさいました。

という出だしで神武東征の物語が始まる。

瀬戸内海を通り、浪速の渡り(大阪)を経て、紀ノ國に上陸し北上、大和国にいたる。
途中他の勢力との戦いがあり、兄の戦死にも見舞われる。
天つ神の加護、八咫烏(やたがらす)の先導をうけて大和の平定を成し遂げる。
神武天皇を五代ほど遡ると天照大神がおられる。

古事記(ふることのふみ)
第四十代天武天皇(?−686)の命によって編纂が始まった。天皇の崩御によって一時中断されるも、第四十三代元明天皇(女帝661-721)によって再開される。太安万侶が稗田阿礼の後述を筆記して編纂し、元明天皇に献上された。
上中下の三巻からなり、1300年を経て今に伝わる我が国最古の歴史書。

=== ※ ※ ※ ===

どなたか仰っていました。「日本はいい国です」

熊野本宮大社ホームページより

「中村覚之助と八咫烏」
サッカーと八咫烏 みなさんもご承知のとおり、JFA財団法人日本サッカー協会のマークは 八咫烏(やたがらす)です。
このマークは昭和六年にデザインされた物で、その背景には、有名な熊野の歴史や、 八咫烏の由来があるのです。 中村覚之助は熊野の那智勝浦町出身で、明治末、東京師範学校(現筑波大学)にあって、 始めて近代サッカーを紹介し、全国に広め「日本近代サッカーの始祖」と呼ばれています。




2月10日(月) 都知事選 結果

東京都選挙管理員会 2/10 1:15 確定
ますぞえ要一 無所属    2,112,979
宇都宮けんじ 無所属    982,594
細川護熙 無所属      956,063
田母神としお 無所属    610,865
家入かずま 無所属     88,936
ドクター・中松 無所属    64,774
マック赤坂 スマイル党   15,070
鈴木たつお 無所属     12,684
中川智晴 無所属      4,352
ひめじけんじ 無所属    3,727

供託金没収点  486,909
法定得票数   1,217,274
投票率(2/9 20:00) 46.14%  前回62.6%

注目していた田母神氏は4位、組織票なしで60万票を得たのは健闘。国政の比例代表選なら当選する得票と云われている。国政進出を考えているかも知れない。
5位の家入かずま氏はIT起業家、インターネット選挙運動のみで9万票近くを得たのも興味深い。

脱原発を掲げた細川氏は小泉元首相のバックアップにもかかわらず敗れた。
都知事選 「脱原発」ムードの敗北だ 五輪や福祉への対応を急げ 2014.2.10 03:43 [主張]
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/140210/elc14021003440002-n1.htm

 「脱原発」を掲げたムード選挙は敗れた。
 東京都知事選で、自民党など与党が支援した舛添要一元厚生労働相が細川護煕元首相らを抑えて初当選した。  舛添氏は「東京を世界一の街にする」と語った。6年後の東京五輪の準備をはじめ、災害に強いまちづくりなど、山積する課題に全力で取り組んでもらいたい。
 この選挙で特筆すべきは、「脱原発」を最大かつ単一の争点にしようと、細川氏がいぜん国民に人気の高い小泉純一郎元首相と連携して訴えたものの、広く浸透させることはできなかったということである。

 ≪都民は「劇場型」乗らず≫
 有権者が景気・雇用や社会保障など都政の諸課題を幅広くとらえて判断したことは、選挙結果が如実に示していよう。
 2人の元首相が巻き起こそうとした劇場型選挙に都民は乗らなかった。国政と都政の課題の違いを見きわめ、冷静な選択が行われたと評価できる。
 出馬にあたり、細川氏は「原発問題は知事としてやりがいのある仕事だ」と語った。「脱原発」に傾倒する知事の登場を都民が望んでいただろうか。「即時ゼロ」を唱える小泉氏と連携したが、その割には、脱原発の具体策は有識者会議を設けて委ねることにするなど、説得力のある工程表を示すこともしなかった。

 一昨年暮れの衆院選でも、民主党や日本未来の党などの脱原発派は大敗した。だが、細川、小泉両氏は都知事選を利用し、原発の是非で国論を二分する論争を再び起こそうとしていた。
細川氏は外交・安全保障政策を中心とした安倍晋三政権の路線にも異を唱えた。国政上の見解を強く打ち出す姿勢にも、都民は違和感を覚えたのではないか。
 宇都宮健児氏も「脱原発」を唱えたが、シングルイシューとすることには反対した。田母神俊雄氏は「原発を恐れすぎている」と安全性を主張した。
 舛添氏は原発依存度を下げていく意味での「脱原発」に言及した。だが、代替エネルギーのメドが立たないまま、即時原発ゼロを唱えることは無責任だとして、細川氏らと一線を画した。
 東京は電力の大消費地であり、都民の暮らしや経済を守る上でエネルギーをいかに確保するかという課題は極めて重要だ。
 安倍政権は政府の責任で、安全性が確認された原発の再稼働を積極的に進めていく必要がある。

 ≪停滞を早急に解消せよ≫
 今回の知事選は、猪瀬直樹前知事の「5000万円受領問題」に端を発したもので、問題が表面化してから猪瀬氏は対応に追われ、都政は2カ月余り停滞した。舛添氏はその立て直しにさっそく取りかからなければならない。  空白の期間に2020年東京五輪に向けた準備も遅れた。
 舛添氏は五輪について、「史上最高の五輪としたい」と訴えてきた。「コンパクトな五輪」とした宇都宮氏や「簡素な施設で効率的に運用」とする細川氏ら、計画や施設の縮小を訴えた候補を得票で引き離したのは、都民が計画通りの五輪を期待した結果とみてもいいのではないか。

舛添氏はまた、「防災対策をしっかりして、最高のおもてなしをしたい」と、防災と五輪を結びつけて語ってきた。五輪を開催する6年後を一つの目標とし、直下型地震などに備える首都の防災対策を整備することは、意義深い。
 舛添新知事は、開催都市の首長として、五輪準備の先頭に立つことになる。選挙公約でもある「史上最高の五輪」を掛け声に終わらせることなく、自身の描く具体的な青写真を早期に披露してもらいたい。
 招致戦で体感した政府やスポーツ界、経済界との「オールジャパン体制」の再構築にも力を尽くしてほしい。  首都の高齢化への対応も急務である。舛添氏は当選後、社会保障政策で待機児童対策や医療、介護など多くの課題に言及した。成果を上げてほしい。
 猪瀬氏の辞職の原因となった「政治とカネ」の問題で、都政への不信を払拭することも大きな課題だ。舛添氏は「受領の経緯に不自然な説明がある。都民が十分に納得できる内容になっていない」としていた。猪瀬氏の疑惑を、不透明なままにしてはなるまい。


2月9日(日) 都知事選 桝添氏当確

早々と桝添氏当確のニュースが流れた。
天候も悪く、投票率も前回ほど伸びなかった由。
自公の支援を受け、公明(=創価学会)の組織票が効いたかも知れない。
桝添氏についてネットでは「コイツだけはダメ」というネガティブキャンペーンが保守層や女性に見られ、マスコミ報道とギャップがあったが、この面から見ればマスコミの勝利だろうか。
今後都政がどのように運営されるのか、公約がどこまで果たされるのか注目だ。

都民ではないが田母神氏を応援し注目していたが残念な結果になった。
ネット選挙運動の効果など興味あるところだが、どれぐらいの得票があったのだろうか。
都知事選 舛添氏が当選確実に 産経新聞2014年2月9日(日)20:12
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/snk20140209565.html

 猪瀬直樹前知事(67)の辞職に伴う東京都知事選の投票が9日午後8時締め切られ、元厚生労働相の舛添要一氏(65)が、元日弁連会長の宇都宮健児氏(67)=共産・社民推薦、元航空幕僚長の田母神(たもがみ)俊雄氏(65)、元首相の細川護煕(もりひろ)氏(76)らを破って初当選を確実にした。

 舛添氏は「五輪をきっかけに東京を世界一の街に」などと訴え、元厚労相という経歴を強調し、福祉や雇用対策の充実を訴えた。


2月8日(土) 田母神応援団(5)

全国民が注目する都知事選も明日が投票日となった。
昨今の中・韓の反日キャンペーン、それに呼応する朝日新聞などのマスコミ。
NHK会長や委員が述べた従軍慰安婦否定、南京大虐殺否定についてもヒステリックに叩いている。

東京都知事選は、直接関係ないように見えるが田母神氏の公約内容をどういうわけか、これら中・韓御用達マスコミが非常に警戒している。
ネットでは田母神氏は圧倒的な支持を得ているが、TV新聞だけしか見ない人々は判断を誤らないか危惧される。 昨年の参院選につづき、インターネット選挙運動が解禁となって二回目だ。
一般マスコミ対ネット・ジャーナリズムとの戦い、大きな曲がり角のような気もする。

人気作家 百田尚樹氏の応援演説

http://www.youtube.com/watch?v=FAYpQk2poyw


東京都知事選に挑戦する決意(田母神公式ブログ)
http://ameblo.jp/toshio-tamogami/entry-11749756528.html

西村眞悟の時事通信より
運動最終日の朝、田母神当選を念じて
 本日の朝は、予報通り雪が降っていて木々の葉っぱに雪が積もっていた。
 青山宿舎から、地下鉄で新宿駅西地下広場に行き、朝八時からの田母神俊雄街頭演説に参加した。
 この新宿街宣を終えた九時半ころには、地面にも雪が積もって白くなってきていた。路面の状態を知るためにタクシーを利用して議員会館に入った。
 地下から地上への坂のカーブで前方の車が動けなくなってスリップしてずり落ちてきていた。
 タクシーの運転手さんとともに車を降りてスリップしている車を押した。すると動き始め、坂から脱出した。
 その車の運転手は、振り向きもせず走っていった。エンジンを吹かせば吹かすほど、車輪がスリップして坂を滑り墜ちつつあったので、パニックに陥って動転していたのだろう。

 さて、次の十二時からの渋谷ハチ公前街宣までの間に、本時事通信で状況を報告しておきたい。もちろん、マスコミや評論家のようにではなく、田母神俊雄当選を念じる選挙運動の渦中にある者としての報告である。

1、支持を日々上昇させているのは田母神だけである。
 他の、舛添、細川、宇都宮は、既成政党の支持層を固めるだけで上昇要因はない。
 昨夜も渋谷忠犬ハチ公前で夜の街宣をしたが、二千名ほどの人が足を止めて熱心に演説を聴いてくれていた。
 その前に同じ場所で街頭をしていた宇都宮候補の様子を聞いたが、多くの人は赤信号で立ち止まっていたが、信号が青になると歩道を渡りはじめ、演説を聴くために足を止める人は、田母神より遙かに少なかったという。
 細川候補の人寄せパンダは馬鹿馬鹿しく賞味期限切れ、舛添候補は組織動員が主で、細川・舛添共に、街頭で大勢の見ず知らずの人が足を止めて拍手を送ってくれる田母神のような現象はない。

2、選挙戦当初は、産経新聞でさえ、細川・舛添に「二強」という見出しをつけて報道し、田母神を無視していたように、確かに何の組織もない田母神は彼らの後ろ姿を見て走ることになった。
 しかし、それから十六日間、田母神は上昇を続けてきた。
 その結果、昨日、田母神は首位と肩を並べたと感じる。
 よって、本日昼から、明日投票日の投票箱が閉まる午後八時までの間に、田母神俊雄が上昇を維持すれば、    田母神俊雄東京都知事が誕生する!

 本日朝から明日まで、東京には雪が降り積もる。
 雪の中で東京が変われば、東京から日本が変わる。
 田母神俊雄が東京の知事になれば、東京は変わり明るくなる。
 雪の中で、東京都民よ奮起されたい。
 雪の中で、田母神俊雄元航空幕僚長よ空軍らしく上昇を続けよ。
 本日の朝、凍てつく新宿西地下広場で立ち止まってくれた多くの皆さんに、私が訴えたことの概略を以下に記しておく。

 我が国は、日本を取り戻さねばならない。
 そうでなければ、何のために改革が必要なのか、  何が大切で何を守るのかが分からない。

   そこで、日本を取り戻す為には、どうすればよいのですか。
 自民党に任せておけば、日本が戻るのですか。
 そうではない。自民党に任せていては日本は戻らない。
 では、どうすればいいのですか。
 日本を取り戻す為の実践は、  我々自身が実行しなければならないのです。

 その実践の第一歩は、
 我々が田母神俊雄を、東京都知事にすることだ。
 今から明日の投票箱が閉まる夜の八時まで、全力を挙げて、  我々一人一人の力で、
 我らの祖国日本を取り戻すために頑張ろうではありませんか。



2月8日(土) 積雪

天気予報通り昨夜半から雪が降り出した。
八時半現在も降り続いているのでかなり積もりそうだ。




神戸市北区 君影団地






午前三時の天気図

2月7日(金) 凍る

「よう 冷えまんなぁ」
あまりによく冷えているのでメモすることに。
勤め人の頃は、5時半に起きて、坂道を滑らないよう気を使いながら駅まで急いだっけ。
もっとも北国の方は「そんなの、当たり前ですがな」と仰るかもしれない。

窓ガラスの霜


今日明日と天気予報は雪のマークが付いた。
来週は晴れマークも見える。三寒四温が期待できそう。


今朝の24時間予想図

北の方は西高東低、等圧線がこんで厳しい冬景色。
南、四国沖の低気圧が大きく迫ってきているところが、何となく春めいているかなと素人は思っている。

2月5日(水) ピート・シーガーさん 死去

米フォーク歌手のピート・シーガーさんが先頃(1/27)亡くなっていた。95歳。
1919年生まれ、日本で云えば大正8年で意外に古い世代の方だった。
1960年代フォークソング「花はどこへ行った」が大ヒットし、よく口ずさんだものだ。あらゆる歌手が歌っていたと思う。
Wikipediaによれば、政治活動家でもあったそうだ。
奥さんは日系米人で、日本とも無縁ではなかった。
1997年の自伝『Where Have All the Flowers Gone』でシーガーは、「今となっては、スターリンの失策に目を向けず、スターリンが非常に残忍な誤った指導者であったことを理解しなかったことを、謝罪したいと思う」と記した上で、キリスト教徒は十字軍、宗教戦争、宗教裁判について、謝罪すべきであるし、「白人はアメリカ先住民から土地を奪ったこと、黒人を奴隷化したこと、日系アメリカ人を強制収容したことについても、謝罪することを考えるべきである。前を向こうではないか」と続けている。(Wikipedia)

孫と歌う「花はどこへ行った」

http://www.youtube.com/watch?v=TXqTf8DU6a0


2月4日(火) 田母神候補が海外メディアに答える

"日本派"の政治家が必要だ〜田母神候補が海外メディアに答える
http://blogos.com/article/79476/
or http://news.nicovideo.jp/watch/nw937145

3日、東京都知事選に立候補している田母神俊雄候補が、東京・外国特派員協会で会見を行った。

田母神候補は、他の主要候補である宇都宮、細川、舛添の各候補との大きな違いがある。"タモガミクス"と名づけた、都民税減税と公共事業実施を含む2兆円の経済政策、安倍首相の靖国神社参拝を支持する姿勢、外国人の地方参政権に反対する姿勢、また、原発の再稼働を容認する姿勢の4点だ。
これらはいずれも海外メディアやジャ―ナリストからの関心が高いと思われるもので、会見でも多くの質問が寄せられた。

子育て支援、社会福祉について

田母神候補:
東京には働きたいお母さんがとても多い。子どもを預けられるよう保育所、託児所の整備を進める。横浜市の「子育てコンシェルジュ」制度が参考になると思う。
また、働く女性だけでなく、専業主婦にも何らかの経済支援を行いたい。子どもがいる方には都営アパ―トを安くしますとか、子育てに経費がかからない仕組みを考えていきたい。
女性がどちらの人生も選べるようにしたい。私は女性には優しいんです(笑)
また、高齢者、障害者、社会的に弱い立場にある人のコンシェルジュも作ってはどうかと思っている。

外国人参政権、移民について

―日本国民は外国人に対して非常に寛容であり、おもてなしの精神を持っている。また、強く、たくましく、みんなに優しい"ふるさと"東京を創る、と主張しているが、外国人の地方参政権に反対するというのは、外国人に優しくないのではないか。

田母神候補:
日本は7,000くらいの島で成り立っている。例えば東京にも伊豆大島があり、8,300人ほどの人が暮らしているが、そこに外国人が10,000人以上住み着いてしまえば、実質的に奪われたと同じことになってしまうのではないか。
日本はきちんと日本人の意志で管理していく、ということを認めるべきだと思う。日本国民と外国人が区別されるのは当然だ。自国民と外国人の権利を全く同等に認める、という国はどこにもない。

―オリンピックに向けて、低賃金で、必ずしも高い技術を要していない労働力も必要になってくるのではないか。また、IT産業などでは、非常に高い技術を持っている人が必要になると思う。その上で、外国人の労働力について、東京を特区に指定するということは考えているか。

田母神候補:
いろいろな形での特区を作って実験することは必要だ。高い技術力を持っている外国人は、受け入れてもいいのではないかと思っている。
しかし、ただ日本にお金を稼ぎに来る、という人達には制約をつけたらいいと思う。デフレによって、日本人がまともに就職できない状況下で、他所から来た人達を雇ってしまえば、日本の青少年が就職しにくくなる。今、日本人の労働力が余っている、今の時期ではなく、経済が回復して、労働力が足りないとなったらそうすればいいと思う。

元航空幕僚長として

―那覇基地では、民間機の利用もあり、空港は混雑している。有事の際、中国は何百もの戦闘機を離陸させることができると報道されているが、それに対し、日本はどのくらい早く対応できるのか。元航空幕僚長として、尖閣諸島の問題をどう考えるか。

田母神候補:
中国が戦闘機を飛ばしてきたら守れるのかということだが、そういうことは多分ないと思う。あまり詳しく喋ると捕まってしまうので、喋れないのだが(笑)、中国に尖閣諸島を支配する能力は今のところ無いと思うので、実際にそういうことをしてくることはないと考えている。
現在、中国が尖閣でやっていることは情報戦の一種だ。あくまでも挑発であって、戦争をしようとは思っていない。それは能力がないからだ。安倍総理に自衛隊を出動させるという決断をさせることなく、尖閣諸島はもう中国にくれてやったら良いのではないかと、日本国民や政府をして思わせるような情報戦をしているということだ。 日本の経済的立場は中国・韓国に比べて強い。中国韓国の経済は輸出で成り立っている。日本が吹っ飛べば中国・韓国も吹っ飛ぶ。日本が反撃しないことがわかっているから、外交交渉の手段として言ってくるのだと思う。
中国の軍人もこのことは十分承知していると思う。現在、安倍総理が戦力拡充、法制の改正に乗り出しているから、中国が尖閣諸島で軍事行動に出る日は永久に来ないと思う。

―石原都知事の時代から横田基地については軍民共用が議論されている。

田母神候補:
元航空自衛隊だからよく知っていることだが、横田基地の離発着枠については相当余裕がある。まずは民間機が使えるよう、主張していきたいと思っている。

―災害時の米軍との防災協力関係については。

田母神候補:
日本は、地方自治体連携の前に国内の連携ができていない。海外では、緊急事態が発令されれば軍も民間の会社も救出をできるかたちになっていて、訓練も行なわれているが、日本の場合、総理大臣官邸にあつまって、"さて今からどういう組織をしようか"、という相談を始める。まずこれを改善しないといけない。地方の組織である警察・消防、国の組織である自衛隊、民間が、指示が無くてもどっと動けないといけない。
そういう体制を私は作りたいと思っているし。それには私の自衛隊の経験が役に立つと思う。

歴史教育、靖国、ヘイトスピ―チ

―英紙では「ヘイトグル―プ」と呼んでいるが、「在特会」の問題は、海外メディアが大変注目しているテ―マだ。都知事に選ばれた場合、ヘイトスピ―チにどういう対応を取るのか。

田母神候補:
暴力はもちろんいけないことだし、度が過ぎたヘイトスピ―チは、日本人としての品格を失うものであり、やるべきではない。
ただ、向こうがやっていることにも文句を言わないと行けない。総理大臣の顔写真を踏みつけたり、破いたり、燃やしたり、日の丸を焼いたりといったことが、韓国などでもやられていますよね。日本人は、自分たちだけ修正する、非常に健全で控えめな国民だと思う。こちらも控えるから、あなたたちも控えよう、ということを言いたいと思う。

―歴史教育について、安倍政権を支持し、東京都でも遂行していくと主張しているが。

田母神候補:
安倍政権と一番親和性がある候補は多分私だと思う。自民党も、舛添さんを支持するのは内心は苦しいのではないか。安倍総理も、本当は田母神さんに、と思っておられるのではないか(笑)。
日本が他の国に比べてそんなに悪い国だったのか、ということでは、私もそうは思わないし、安倍さんもそうは思っていないと思う。諸外国と比べて日本だけが悪く言われる筋合いもない。日本の素晴らしい点を教えていけばいいと思う。
これまで日本はどういう歴史を教えてきたかというと、戦勝国が作ってきた歴史だ。独立をしたら、そこからは、誇りある歴史、日本人が考える歴史を教えなければ、国家はやがて衰退すると思う。

―安倍総理の靖国参拝に賛成ということだが。

田母神候補:
中国と韓国の主張は、まさに内政干渉だと思う。両国との関係を維持しながらどう解決をしていくのかは政府が考えていると思うが、安倍総理が毎月を参拝すれば、そのうち疲れて言って来なくなるのではないかと思う。

―あなたはネット上で非常に人気が高いと言われている。メディアの世論調査と、ネット上の世論調査との結果が異なることについてどう考えるか。

田母神候補:
私はネットではダントツ人気なんですが(笑)、他の候補のように組織票がない。また、ネット選挙解禁になって間もないので、ネットユ―ザの票はカウントしにくい。マスコミの方々もそうした票の動きをどう読んでいるのかわからないが、"田母神を通したくない"という風潮もあるのではないか。

―マスコミは田母神を通したくないのではないか、ということだが、確かに2日に銀座で行われた街頭演説では、多くのカメラマンは二人の元首相を追いかけていた。なぜそういうことになるのか。

田母神候補:

私が退官するきっかけとなった論文の内容は、日本はいい国だったという内容だった。それがマスコミから寄ってたかって叩かれた。こんなことで公職を追われる国は世界中探してもないと思う。

原発事故への対応

―田母神候補は福島の出身だが、私が福島の首長の方々に聞いたところによると、福島県では放射線で亡くなった方はおらず、避難したことで結果的に亡くなった方も多いのでなはいかと言う話があった。

田母神候補:
先日、福島第一原発で1リットルあたり190ベクレルの汚染水が発見されたとNHKが報道したが、それは民主党政権が決めた、飲料水に含まれていていい放射線量は、1リットルあたり10ベクレル以下という厳しい基準だ。だから「汚染水」になるのだ。それに対し、アメリカでは1リットルあたり1,200ベクレルだ。アメリカやヨ―ロッパでは普通にコ―ヒ―を飲んでいるレベルだ。
これも従うかどうかは各国の判断だが、「ICRP勧告」によれば、緊急時には年間20〜100mSVを取れば良いとなっている。一番厳しい20mSvを取って計画的避難区域とし、住民を避難させてしまった。当時献金問題で危機にあった菅政権が、これにより問題のすり替えを行ったのではないかと思っている。
私には、強制避難させられたことで家や家畜を失い生活がめちゃくちゃになり、風評被害で米が売れなくなってしまった友人がいる。顔を知っている人達が苦しんでいる。私は放射線や原発について、半年間、専門家について勉強した。その結果、そんな対応は必要なかったということもわかってきた。
日本には乗り越えなければならない歴史認識問題があるが、この放射線への認識は、"第二の歴史認識"として、日本の弱体化に徹底的に利用される。その原因を作ったのは民主党政権だと思っている。

"日本派"の政治家が必要だ

―もし都知事になったら、その次は総理を目指すのか。また、もし都知事に選ばれなかったら、次は何をするのか。

田母神候補:
自民党にも保守派から左派までいるし、民主党ももちろんそうだ。本来、政党は国家観が同じ人達で集まらなければならない。
また、"親中派"と 言われる政治家がいるが、それ以外の大半は"アメリカ派"だ。つまり、中国派vsアメリカ派ということになってしまっている。本来、中国ともアメリカとも国益が一致するわけはないので、日本のことを心底考える"日本派"の政治家が必要なのではないか。
こう言うと、国粋主義者だと思われるかもしれないが、そんなことはない。世界を見れば、アメリカの政治家は"アメリカ派"だし、イギリスの政治家は"イギリス派"、フランスの政治家は"フランス派"、中国の政治家は"中国派"だ。日本だけ、"日本派"がいないということが大問題なのだ。
他国とは当然仲良くしなければいけないが、国際政治は腹黒く、"信じるものは騙される"、という世界だ。もし都知事に選ばれなかったとしても、日本の国益を守る、という政党を誕生させるような政治運動を行っていきたい。

会見を終えた田母神候補は「海外メディアの皆さんにも、私が良い人だということがわかっていただけたと思います」とジョ―クを交え挨拶、会場を後にした。


2月3日(月) 節分

明日は立春、地方によっては「寒ばなれ」とも云うそうです。
冷え込みもだいぶん和らぎ、昼間のストーブも少し節約できるようになりました。

節分の豆まき、子供の頃我が家でもやっていました。
一般的には「鬼は外、福は内」といって豆をまく。
自分の歳だけ豆を食べる。
などでしょうか。
昔は家具も少なく、畳の上にまかれた豆も四人兄弟妹で拾い集めれば片付けも簡単でした。

村の四つ辻に自分の歳の数の豆を包んで置いて帰って来る。
但し、帰って来るときは絶対に振り返ることならず。
というのもありました。
振り返るなと云われると振り返りたくなるのが人情ですが。
夜になると人通りが少なくなり、街灯もその四つ角にあるだけ、しかも鬱蒼とした竹藪の前を通らねばならず気味が悪いので一目散に帰ってきたのを覚えています。

恵方を向いて巻き寿司の丸かぶりをするというのは、中年になる頃初めて聞いたので、この風習は比較新しいのではないでしょうか。wikipediaで見ると、平成10年(1998年)セブンイレブンが始めたとのことです。
バレンタインデーのチョコレートのたぐいかも知れません。


性海寺鬼やらい 神戸市西区押部谷 1990年2月

2月2日(日) 橋下市長・出直し選挙?

大阪市の橋下市長が出直し選挙に打って出ると。
強力な野党の対抗馬があるわけでなく、もう一度やったところで再選されるのではないか。
無駄になるのは6億円の選挙費用。
傍目には、都知事選に煽られて、「よっしゃ、ボクも、何かせんとアカン」と思った様に見える。

持論の大阪都構想は事実上頓挫している(wiki)らしい。
二重行政の無駄というなら、地道に市町村合併とか、役所・役人の重点配置とか、いろいろ攻める道もあるかと素人は思うが。

神戸市民の反応
有権者「選挙無駄遣い」 橋下氏出直し市長選へ
http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/201402/0006679774.shtml

 出直し市長選に打って出ると表明した橋下徹大阪市長に対し、大阪市民から「選挙費用がもったいない」と憤りの声が出るとともに、行き詰まると“辞職カード”を切る橋下氏の手法には神戸市民らも疑問を投げかけた。

 大阪市選挙管理委員会によると、出直し選には6億円前後が掛かる見通し。
大阪の市民グループ「見張り番」の代表世話人を務める松浦米子さん(76)は「あっちもこっちも切り詰め、暮らしに影響が出るほどなのに、こんなことで無駄遣いするなんて。自分のやりたいことで住民を振り回すなんて、単なるだだっ子みたいなもの」と話した。

 橋下氏は大阪都構想を加速させるため、大阪府知事を辞職し、2011年11月、大阪府知事・市長のダブル選に踏み切った。13年5月にも自らの従軍慰安婦発言をめぐり、問責決議案を提出された際も出直し市長選を実施すると言及し、同決議案を否決に持ち込んだ経緯がある。

 神戸市須磨区の鉄道写真家(63)は「自分の意見が通らなければ辞職するという手法は、自治体の長として無責任。都構想だけで選ばれたのではないのだから、別の方法で市民の意見をくみ上げるべきだ。市のためよりも、自分のために政治をしている印象を受ける」と厳しい視線を向けた。

 同市兵庫区の会社員(33)は、橋下氏について「言い方や言う場所はともかく、的を外してはいない」と思っていたが、「大阪都構想」についてはメリットが伝わってこなかったという。「だらだら協議を続けるのもよくないが、そもそも構想自体に問題があったのでは。(辞職表明は)行き詰まった末の開き直りと感じてしまう」と話した。

参考
■橋下徹氏の終焉
http://blogos.com/article/79389/

1月31日(金) 「日本を取り戻す」作戦開始

いよいよ反撃開始。
まずは「竹島」国際裁判だ。
安倍首相、竹島問題で単独提訴を準備 代表質問で 2014/1/30 12:49
http://www.nikkei.com/article/DGXNASFS30014_Q4A130C1EB1000/

 安倍晋三首相は30日午前の参院本会議での各党代表質問で、島根県・竹島を巡る韓国との領有権問題について「国際司法裁判所(ICJ)への単独提訴も含め、検討・準備している。種々の情勢を総合的に判断して適切に対応する」と表明した。みんなの党の松田公太氏への答弁。ICJへの単独提訴は、民主党の野田政権が2012年8月に当時の李明博(イ・ミョンバク)韓国大統領による竹島上陸への対抗措置として検討していた。

外務省「中共の世論戦に受けて立つ」
中国の世論戦激化 「事なかれでは済まない」受けて立った外務省  2014.1.31 08:32
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/140131/plc14013108330005-n1.htm

 正月休み明けの1月初旬、東京・霞が関の外務省の一室に集まった同省幹部らは、一様に厳しい表情を浮かべていた。机上には、世界各国に駐在する中国大使らが、赴任国のメディアに投稿した安倍晋三首相の靖国参拝を批判する記事のファイルがあった。
 「日本は第二次世界大戦後の国際秩序をいまだに受け入れない」
 「中英両国は一緒に戦争に勝った」
 中国の大使による投稿記事を分析していくと、共通した特徴が見つかった。
 まず、首相の個人攻撃を行った上で「日本は軍国主義に戻りつつある」などと論理を飛躍させる。そして最後に「第二次大戦をともに戦ったわれわれに挑戦しようとしている」と相手国に中国は「戦友」であると呼び掛け、日本が「戦後秩序への挑戦」をしているのだと印象付ける論法だ。
 これまでの日本の対外広報戦略は、感情的な反応は避けて、関係国への水面下の根回しで問題の沈静化を図るというものだった。それは「相手の土俵に乗る必要はない。下手に事を荒立て、かえって問題が大きくなるのはまずい」(幹部)との考えからだった。
 とはいえ、今回は過去の事例とは事情が違う。中国は外務省が音頭を取り、組織的に「世論戦」を仕掛けてきた。日本の戦後の平和の歩みを意図的に歪(わい)曲(きょく)しつつ、「戦勝国」と「敗戦国」という枠組みを使って対日包囲網を敷こうとしている。

 「これほど下品な行為は見過ごせない。今回は売られたケンカは間髪入れず買わなければならない」
 会議では幹部の一人がこう発言し、中国大使の投稿先の各国メディアに対しては、日本も例外なく反論の投稿を行う方針を決めた。
 反論文では、中国が急速に軍備拡張を行っていることや、南シナ海で力による領土・領海の現状変更を迫っていることなど、具体例を挙げて「国際社会にとって危険なのはどちらか」と訴えることも決定した。
 また、靖国参拝はあくまで戦没者追悼のためであり、日本は戦後、他国に向けて一発の銃弾も撃ったことはなく、軍国主義に戻ることはない-などと淡々と説明することにした。
 外務省はただちに各国の在外公館に対し、こうした指針を「マニュアル」形式にまとめ、通達を出した。

 中国外務省のホームページなどによると、30日時点で、中国の在外大使が現地メディアを通じて首相の靖国参拝批判を行った国は74カ国・地域(インタビューも含む)にのぼる。日本側は46カ国・地域で反論投稿を行ったほか、インタビューに際しても中国側と同分量での出演を求めている。
 こうした日本の努力によって「アジアの国々は安倍首相の防衛予算拡大を静かに歓迎しており、むしろ中国の軍拡と海洋上の強固な主張をより懸念している」(英エコノミスト誌)という評価も目立ち始めた。

 ある外務省幹部はいう。
 「以前は事を荒立てる不利益の方が注目されたが、現在は国際的に力を付けた中国が、日本に真正面の戦いを挑んでいる。もう『事なかれ』では済まない」


2月1日(土) 田母神応援団(4)

安倍さんのスローガン「日本を取り戻す」に、田母神さんはぴったりだろう。
この方も田母神さんを応援されている。

■「加瀬英明のコラム」1/31 メールマガジンより
題 名 : 日本を取り戻そう

 2月9日の都知事選の投票日が、迫っている。私は田母神俊雄さんを、応援してきた。

 東京が近いうちに大震災に襲われる確率が高いが、何といっても都民の生命を守ることが、すべてに優先するべきだ。
生命を守ることこそが、最大の福祉だ。航空幕僚長として、五万人の航空自衛隊を指揮した経験が、活かされる。
 アメリカをはじめとする主要国では、大きな天災によって見舞われた場合に、すぐ救援活動が行えるように、あらかじめ軍司令官を長として、消防、警察、湾岸警備隊、医療機関、食品、運送会社などが即時動ける体制を整えている。
 日本では3年前の東日本大震災の場合もそうだったが、まず閣議が召集され、どう対応すべきか協議するところから、始まる。諸国のように即応できる体制を、1日も早く整えなければならない。

 田母神さんは都民が睦み合う、優しい心を持った東京を創るために、教育に力を注ぐことを約束している。
 6年後に、東京オリンピック大会とパラリンピック大会が開催される。力を合わせて、両大会を成功させたい。
 2つの大会は、日本が世界でもっとも気高い心を持っている国であることを、世界に示す好機である。
 私が少年だったころまでは、日本人は隣近所を思い遣り、扶け合ったものだった。行き交うたびに、挨拶を欠かさなかったし、誰か入院するといえば、みなでお金をだしあった。大きな家族のようだった。
 私は江戸時代の研究者だが、江戸の人口は260年にわたって、町人がほぼ70万人だった。南北の奉行所が70万人の町人を治めていたが、332人の役人が詰めていた。この人数は江戸時代を通じて、変わらなかった。
 このなかで、64人が司法と警察を担当していた。警察業務に当たったのが12人で、定廻り同心、町方同心と呼ばれた。僅か12人で、70万人の治安を維持していた。犯罪がほとんどなかった。今日、警視庁が4万4千人以上を擁しているのと、較べてほしい。
 後藤新平といえば、関東大震災の時の東京市長だったが、市長時代に『江戸の自治制』という研究書を著している。後藤はどうして12人で、70万人の町民の治安を預かることができたのか、それは住民の徳性が高かったからだったと、答えている。

 江戸時代の日本は平和が3世紀近く続いただけでなく、世界のなかで庶民がもっとも恵まれた生活を営んでいた。寺子屋が全国で2万校以上あって、男女ともに庶民の教育水準が、世界のどこよりも高かった。読み書き算盤、地方ごとに農業や漁業について教えたが、躾けを何よりも重視した。
どうして気高かった日本で、今日、人々が利己的になったために、共同体が崩壊して、社会が劣化してしまったのだろうか。東京では、共同体の基本単位である家族の絆が失われて、多くの高齢者が大事にされないようになっている。

 悪しき西洋化が、進んだためだ。明治28(1895)年に、樋口一葉が日記に「あはれ外(と)つ国の花やかなるをしたい、我が国振りのふるきを厭(いと)ひて、うかれうかるゝ仇(あだ)ごころは、流れゆく水の塵芥(ちりあくた)をのせて走るが如(ごと)く、とどまる處(ところ)をしらず。流れゆく我が国の末いかなるべきぞ」と、嘆いている。一葉は翌年、25歳で病没した。
 今こそ、躾けを小中学校の正課とすべきである。
 私たちは日本を取り戻さねばならない。

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加瀬英明事務所
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1月30日(木) 田母神応援団(3)

マスコミの都知事選状況は、田母神氏にはなぜか触れず、細川氏、桝添氏が二強のように報道しているが、果たして本当か。

西村眞悟の時事通信 No.937 平成26年 1月29日(水) より
「田母神の風」報告、田母神は三十五㌔地点でトップに立つ 
http://www.n-shingo.com/cgibin/msgboard/msgboard.cgi?page=937

 東京都知事選挙に立候補している元航空幕僚長の田母神俊雄の状況について、報告する。
 この選挙は、一月二十三日から二月九日までの長丁場である。
 つまり、この選挙はマラソンなのだ。
 そして、二十八日現在は、競技場を出て十㌔地点を越えたところであると思う。
 次に、田母神を含む四名の候補者はこの十㌔地点を過ぎたところの何処に位置しているのか。

 私は、田母神の前に二人の走者がいると感じている。
 産経新聞においても、この先行する走者を「二強」と報道したように、今までマスコミが一番露出させてきているのが、この「二強」である。
 従って、今この「二強」は、田母神の前を走っている。

 しかし、この「二強」は、先に「二弱」だと書いたように、「老衰したオポチュニスト」と「ずるいオポチュニスト」に過ぎない。もう一人は「化石左翼」である。
 そして、この三人は、「日本はよい国だ」と言った田母神航空幕僚長を更迭するのは当たり前で、従って靖国神社に参拝しないのは当たり前で、外国人に参政権を与えるのは当たり前で、原子力発電所はゼロにするのがよいと考えている点で見事に共通している。

田母神俊雄は、ご承知の通り、
 日本はよい国だと考えており、
 靖国神社に参拝するのは当然で、
 外国人に参政権を与えてはならない、
 原発は安全を点検し確認して稼働させなければならない

と考えている。

 さて、田母神俊雄は、一月七日に出馬表明の記者会見をして私も石原慎太郎先生とともに賛同者として同席した。
 記者会見を終えてから私は、東京の抱える課題と田母神を理解してもらう集会をもたねばならないと思い、秘書に指示して会場を確保させた。
 それは、一月二十八日の帝国陸軍参謀本部跡地に建ってられた国会近くの憲政記念館であった。
 とはいえ、この集会への参加を呼びかける準備期間が短く、どれほどの人が参集してくれるか、当日まで不安だった。
 しかし、一月二十八日当日、開会の一時間前から人々が続々と憲政記念館に集まりはじめ、定員四九六名の会場が六〇〇名以上の人々で満杯になったのだ。

 六〇〇名以上の人々は熱心に時に拍手して弁士の話を聞きながら田母神俊雄候補の到着を待った。
 そして、到着した田母神を熱烈に迎えて話に聞き入った。
時に大拍手が起こった。例えば、田母神が、東京に日本人が歩けないところがあるのはおかしい、東京の不逞外国人を徹底的に取り締まると言ったときだ。
 聴衆は熱心で、憲政記念館の八時閉館の時間になっても、なお集会続行を訴えた。

 最後に私は訴えた。
 この選挙はマラソンだ。マラソンは三十五㌔を過ぎて勝負が決まる。今、十㌔地点だ。
 これから上昇要因を持っているのは田母神しかいない。
 あとのオポチュニストの化けの皮は一日一日剥がれはじめた。
 よって、三十五㌔を越えてトップに躍り出ているのは田母神だ。
 みんなで力を合わせて頑張ろう!
 そして、最後に全員で怒濤のような頑張ろう三唱をした。

 再び私の直感を言う。
 田母神は三十五キロでトップに立ちそのまま独走してゴールする。
 田母神俊雄東京都知事が誕生する。
東京から「外国人参政権」実施などということが起こらないよう期待している。

1月29日(水) 籾井NHK会長「慰安婦」発言、早くも謝罪

25日新しくNHK会長に就任した籾井氏が記者会見で個人的見解と断って「今のモラルでは悪いことだが、戦争地域ではどこにでもあった。逆に、ほかの国に(従軍慰安婦が)なかった証拠はあるのか」と発言していた。
http://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/nation/20140125-567-OYT1T00762.html

正論であるにもか関わらず、周囲の圧力で早くも謝罪に至った。
都知事選候補者田母神氏が航空幕僚長時代「日本は侵略国ではない、いい国です」と云って更迭された事件を彷彿とさせる。
もっとも、籾井氏の場合は、菅長官は籾井発言について「政府見解と合致」と理解を示しているので少しはマシか。

現在、韓国朴政権は反日外交まっしぐらだ。
このニュースは即アノ国にも伝わるだろう、してやったりと思っているのではないか。

「朴槿恵の告げ口外交」のほか、民間団体を通じて米国各地に慰安婦像を建てている。
不適切だった…「慰安婦」発言でNHK会長謝罪 読売新聞2014年1月28日(火)20:26
http://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/politics/20140128-567-OYT1T01043.html

 いわゆる従軍慰安婦問題などをめぐるNHKの籾井勝人会長発言について、経営委員会(委員長=浜田健一郎・ANA総合研究所会長)は28日、籾井会長から事情を聞いた。
 籾井会長は「記者会見で個人的見解を述べたことは不適切だったと反省している」と謝罪。浜田委員長は「公共放送のトップとしての立場を軽んじたものと言わざるを得ない」などと厳重に注意した。
 この日の委員会では、就任会見という公の場で籾井会長が「個人的見解」を述べた点が問題視された。籾井会長は「慣れない会見で度重なる質問を受け、発言してしまった」と説明。委員からは「公人である認識を持つべき」などと厳しい意見が出たが、進退を問う声はなかったという。

古森義久氏 ブログより
慰安婦問題 黙っていても嵐は去らない
http://www.iza.ne.jp/izablog/komoriy2/3239506/

慰安婦問題がなお日本を傷つける形で広がっています。
とくにアメリカ各地での慰安婦の像や碑を建てるという運動は勢い増しています。
韓国系の勢力に加え、これまで陰の主役だった中国系勢力が表面に出ています。
私自身は「だから警告したのに」という心境です。

昨年6月ごろ、「維新の会」の橋下徹代表が積極果敢な発言をして袋だだきにあうと、
もう政界も言論界も、みな黙りこくって、うつむいてしまったのです。
とにかくこの問題は黙っているのがベストだという態度でした。
それから半年後、結果をみてください。日本側は黙っていても、いや、黙っているからこそ、嵐はおさまるどころか、広がる一方です。
私の当時の警告をいま改めて紹介します。

【あめりかノート】ワシントン駐在客員特派員・古森義久 2013年06月23日 産経新聞 東京朝刊 1面

 ■黙っていても、嵐は去らぬ
慰安婦問題が日本にとってのタブーとなりつつあるようだ。
外部からどんな理不尽な虚構の罪を押しつけられ ても一切、反論してはならないという空気が濃くなった感じである。その背後にはとにかく外部からの攻撃には黙っていれば、いつしか嵐は過ぎ去るという認識 があるようだ。
ところがその認識は誤りなのである。

米国でのこの問題をめぐる日本非難の動きを20年近く報道してきた体験では、日本が事実のミスにも反論せず、黙って頭を下げれば下げるほど、不当な糾弾が続くという現実を目撃してきたからだ。
証拠のない日本軍の大量強制連行説を自虐的に受けいれて謝る「河野談話」が1993年に出てすぐ、米国では「慰安婦問題ワシントン連合」という組織が登場し、連邦議会や各大学で宣伝活動を始めた。
「日本軍による20万人の性的奴隷」という非難である。
この組織が主体となり、慰安婦だったと主張する中国、韓国の女性15人が2000年にワシントンの連邦地裁に訴えを起こしたことは日本側ではあまり知られていない。日本政府に損害賠償と公式謝罪を求める訴訟だった。

米国では誰でも国際法違反への訴えを起こせるが、相手が主権国家の場合、その案件に「商業性」が含まれることが条件となる。日本の慰安婦問題も商業性が認められたのだから、皮肉だった。
この訴訟は地裁から高裁、そして最高裁にまで持ち込まれ、いずれも完全に却下された。
日本政府の「この種の案件はサンフランシスコ講和条約で補償も謝罪も すんだ」という主張が06年2月の最終判決でも認められた。米国政府も裁判の過程で「講和条約で解決ずみ」とする見解を公式に表明した。

米国側の司法と行政の両方から排された日本攻撃活動は、残る立法府をその舞台に選んだ。
連邦議会の下院にマイク・ホンダ議員が慰安婦問題での日本非難の決 議案を出したのだ。この決議案も安倍晋三氏が最初に首相になって、慰安婦問題への発言をした結果、出されたような解説が日本側ではなお多いが、事実は異なる。
議会での慰安婦問題提起の陰の主役の「世界抗日戦争史実維護連合会」という在米中国系団体は、ホンダ氏がカリフォルニア州議会議員 だった当時から同氏に政治献金を続けて、日本非難の決議案を1999年に同州議会で採択させた。
ホンダ氏は連邦議員となった2001年からも毎年のように まったく同じ内容の決議案を提出してきた。07年に可決された決議案は4回目の試みだった。

中国政府との絆も強い同連合会も河野談話が 出た翌年に結成された。対日講和条約も沖縄の領有権も認めず、明らかに日本をたたき続けることが目的の反日組織である。
現在でもニュージャージー州や ニューヨーク州での昨年来の慰安婦記念碑建設をも同会自身の活動の「前進」として宣伝している。
米国での慰安婦問題での日本たたきはこうして日本側が「ぬれぎぬ」を甘受し、最も従順な時期に着実に勢いを増してきたわけだ。黙っていても、嵐は去らないのである。(ワシントン駐在客員特派員)

鈴木傾城氏 ブログ「Darkness」より 
中国・韓国の反日に対する対処で私たちのできる簡単なこと
http://www.bllackz.com/2014/01/blog-post_27.html

中国・韓国が日本の敵になったことを、鈍感な日本人も悟るようになっている。日本に対する憎悪が非常に激しい勢いで蔓延してしまっている。
「日本を滅ぼせ」「日本を貶せ」「日本からむしり取れ」
中国・韓国では国家主席や大統領自らが激しい反日感情を持っており、国民の日本人憎悪をたしなめるどころか、逆に自ら増長させるような動きを見せている。
こういった動きは止むこともなく、これからもずっと続く。

(中略)

「中韓に関わらない」というのは、具体的には、4つのものに関わらないということを徹底することだ。
(1)中国・韓国という国そのものに関わらない。
(2)中国・韓国に関わっている企業に関わらない。
(3)中国・韓国に関わっている人に関わらない。
(4)中国・韓国の物に関わらない。


(後略)


1月24日(金) 田母神応援団(2)

いやー面白い。強力な助っ人が出てきました。
教育と防災を訴えたデヴィ夫人の応援演説。
聴衆の反応もいい。
Youtube 動画へ

1月22日(水) ヘンリー・ストークス氏『英国人記者が見た連合国戦勝史観の虚妄』

第二次大戦後、GHQによって戦勝国史観を押しつけられてきた。
現在もなお一部の歴史教科書に「日本は侵略国」と書かれている由。
あろうことか日本国内の左巻き新聞が火を付けた結果、中共・朝鮮半島は「南京大虐殺」「従軍慰安婦」などを捏造し、未来永劫謝罪せよという。
しかし、欧米の著述家にこの「戦勝国史観の虚妄」を正す人がいる。

■「加瀬英明のコラム」メールマガジン 2014/01/22 より
題 名 : 新年の願い

 いつも年頭に当たって、願うことが多過ぎるが、1つだけあげたい。

 昨年12月に、イギリス人ジャーナリストのヘンリー・ストークス氏による『英国人記者が見た連合国戦勝史観の虚妄』(祥伝社新書)が出版された。

 著者はニューヨーク・タイムズ、ロンドン・タイムズ、ファイナンシャル・タイムズ各紙の東京支局長を歴任した大記者であるが、「戦勝国史観」は歴史をあざむいており、日本は侵略国家ではない、日本は「アジアの光」であって、先の大戦によって人種平等の世界をもたらしたと、説いている。
 そして、東京裁判では「連合国こそ裁かれるべきだった」と論じて、「南京大虐殺」や「慰安婦」問題についても、日本がいわれのない非難を蒙っていることを、証している。

きっと読者の多くが、本書によって戦勝国によって強いられた、歪んだ歴史観を正されることになろう。

 畏友の宮崎正弘氏が、はじめて欧米の大記者が戦後の歴史観を正した「刮目すべき本」だと、激賞している。  このまさに救世の書が1人でも多くの日本国民によって、読まれることを願った。  私はこの本の末尾に、解説を寄稿している。
 「著者のストークス氏は、私の多年の親しい友人である。
1964年に、イギリスの最も権威ある経済紙『ファイナンシャル・タイムズ』の初代東京支局長を、26歳の若さでつとめた。
 敏腕な記者として知られたために、67年に『ロンドン・タイムズ』東京支局長として引き抜かれ、さらに78年から『ニューヨーク・タイムズ』に移籍して、東京支局長としてだけでなく、アジア各地をひろく取材して活躍した。
 三島由紀夫との親交によって、国際的に知られている。三島は1970年に割腹自殺した直前に、ストークス氏に宛てて自筆の手紙を送っている。

 東京に、外国特派員協会(プレスクラブ)がある。200人近い外国記者が、在籍している。ストークス氏は私より2歳年下だが、いまではクラブの最古参である。
 読者は、ストークス氏の本書のなかの記述によって、目を大きく開かれる思いがしよう。私も多くを学んだ。  ストークス氏の母国であるイギリスは、アメリカと世界でもっとも親しい関係を結んでいるものの、読者は日本国民の一般的なアメリカ観と、イギリス人のアメリカ観のあいだに、大きな隔たりがあることに、きっと驚かれよう。

 著者は幼い時に、アメリカの戦車隊がヨーロッパ戦線に出動する途上で、郷里の町をはじめて通り抜けたのを、道端(みちばた)に立って、見た時に受けた衝撃を、つぎのように回想している。
 『アイダホか、ユタか、アーカンソーか、どこから来たか知らないが、アメリカの若造が戦車でやって来て、まるで王であるかのように振舞っていた。私はあの若造たちが浮かべていた笑みを、今でも鮮明に憶えている。彼らは意気高揚としていた』

 『私は子どもとしてアメリカの戦車を見て、本能的にアメリカ軍が我々の国を支配するようになるのだと感じた。私たちが戦っていたドイツについてそう思ったのではなく、アメリカに対してそう直感した。そして今、アメリカは巨大な勢力となって、わが国イギリスをコントロールしている。実に不愉快なことだ』

 著者も、私と同じように、親米であることに、変わりがない。しかし、日本の親米派は、アメリカの軍事力に日本の安全を委ねているために、アメリカの基地があっても、イギリス人のように、本能的な不快感を覚えることがない。
 いつの間にか、日本人であることの誇りを忘れてしまっているからだ。
私はあらためて、独立国としての意識が希薄になったのは、戦後の日本国民を支配してきた、“平和憲法幻想”がもたらしたものだと思って、愕然(がくぜん)とした。日本は、いまだに多分に心理的に、アメリカの占領下にある。薬物中毒から立ち直れないような状況だ。

 昨年の3月10日に、東京大空襲67周年が巡ってきた。
東京スカイツリーがこの日に当たって、犠牲者を悼むために、1晩だけ、照明によって白1色にライトアップした。その日、地元民の有志が区内で『東京大空襲』の悲劇を訴える、手造りの創作劇を上演した。
 著者は意気に感じて、これらの有志を応援するために、英文で紹介する資料を書いて、在京の外国記者に配布した。
幼年時代に、ドイツ空軍が郷里の町から遠いブリストルの市街を空襲して、夜空の底が無気味に紅に染まるのを、望見した。
 本書に『東京ではあの暗く赤い雲が、何百倍となって空を染めた。その圧倒的な力は、私が見た焔の比ではなかったろう。アメリカは、そういうことをするのだ。圧倒的な戦力で、制圧するのだ』と、述べている。

 著者は東京裁判を、裁いている。東京裁判が不正きわまるものだったと、憤っている。
 そして、『公正という、西洋が高らかに掲げてきた美徳を、規範を、原則を葬り去って、裁判という名に値しない茶番劇』『フェア・プレーの精神を地に貶(おとし)めて、欺瞞を貫いた』『裁かれるべきは、戦勝国側だった』と、断じている。

 今日、靖国神社の境内に、インドのパル判事を顕彰して、銅板の胸像が設置されている。
 パル判事は東京裁判において、ひとりだけ『日本無罪論』の判決書を提出したことで、日本において有名だ。ところが、海外ではパル判事とその判決書について、ほとんど知られていない。
 だが、もし、パル判事が存在しなかったとすれば、日本において東京裁判が不法きわまるものだったという見方が、ひろまることがなかったはずである。

 著者は東京裁判を論じるなかで、パル判事について、まったく言及していない。どうして、日本で東京裁判を批判する時に、かならずパル判事が取り上げられるのだろうか、訝(いぶか)らなければならない。
 パル判事がいなかったとしても、東京裁判が邪まな報復劇でしかなかったことは、明白であるはずだ。
 この“裁判”で、日本は侵略国として裁かれたが、裁判が進行しているあいだに、イギリス、フランス、オランダの諸国軍が、日本が解放した旧植民地を、再び植民地として領有しようと企てて、侵略戦争を戦っていた。
 アジア人は日本によって覚醒(かくせい)されていたから、独立を守るために、立ち上って勇敢に戦った。この事実1つだけとっても、東京裁判が不正きわまるものだったことが、分かる。

 著者は、先の大戦の戦勝国史観は、歴史をあざむいており、日本は侵略国家ではなかったと、反論している。 日本は数百年にわたった西洋による支配から、アジアを解放した『アジアの光だった』と、主張している。
 いわゆる『南京大虐殺」や『慰安婦』問題についても、著者は日本がいわれのない非難を蒙っていることを、証している。

 私は海外で講演することが多いが、南京事件、慰安婦問題について、日本から正しい情報が発信されることが、ほとんどないのに加えて、今日でも日本の一部の学校教科書に載っているために、外国人を説得することが難しい。

 著者によると戦勝国史観は、有色人種を蔑視した白人優位主義から、発している。
 それなのに、日本国民の多くの者が、なぜ、そのような史観を信じているのか、説明に苦しんでいる。
 白人は日本が先の大戦で、西洋の覇権を覆(くつがえ)すことによって、アジア・アフリカが解放されるまで、有色人種を人間以下の下等な存在として見下し、さげすんでいた。

 それは、酷いものだった。トルーマン大統領は、広島、長崎に原爆を投下した直後に、笑みを浮かべながら、ホワイトハウスで閣僚に対して、『獣を相手にする時には、獣として扱わなければならない(ホエン・ユー・ハブ・ツウ・ディール・ウィズ・ア・ビースト、ユー・ハブ・ツウ・トリート・ヒム・アズ・ア・ビースト)』と発言したことが、記録されている。このような態度は、トルーマン大統領だけに限らず、欧米諸国民の圧倒的多数によって、共有されていたものだった。

 著者は、日本がアジアを解放し、その高波がアフリカ大陸も洗って、今日の人種平等の世界が招き寄せられたが、日本が大戦をたたかった結果として、人類史にまったく新しい時代がひらかれたと、指摘している。
 ストークス氏は、全国の各地からしばしば講師として招かれているが、聴衆から『目から鱗(うろこ)が落ちた』『日本人として、自分を見直した』という声が、あがっている。
 読者の多くが、本書によって戦勝国によって強いられた、歪んだ歴史観を正されることとなろう。この良書が、ひろく読まれることを、願いたい。
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1月19日(日) 積雪

今年初めての積雪、3cm程度、メモとする。

チェーンを巻いてゆくほどの買い出しも無し、一日中ストーブの守。
厳しい冷え込みで夕方になっても融けず。


1月19日(日) 小野田寛郎さん逝く

小野田寛郎さん死去、終戦知らずルバング島30年間任務続行 91歳 自然塾で育成に尽力 2014.1.17 09:38
http://sankei.jp.msn.com/life/news/140117/trd14011709400006-n1.htm

 戦争が続いていると信じフィリピン・ルバング島に30年間任務を続けた元陸軍少尉で、ボランティアなどを養成する「小野田自然塾」理事長の小野田寛郎(おのだ・ひろお)さんが16日午後4時29分、肺炎のため都内の病院で死去したことが17日、分かった。91歳だった。葬儀・告別式は親族のみで行う。後日、お別れの会を開く予定。
 遺族らによると、体調を崩して6日から入院していたという。

 大正11年、和歌山県亀川村(現海南市)で生まれ、昭和19年に諜報員などを養成する陸軍中野学校を卒業後、情報将校としてフィリピンへ派遣。20年の終戦後も任務解除の命令が届かず、ルバング島の密林にこもって戦闘を続け、49年3月に任務解除命令を受けて帰国した。
 50年にはブラジルへ移住し、牧場を開業。平成元年には小野田自然塾を開設し、ルバング島での経験を基にキャンプ生活を通した野外活動などでボランティアの育成などに尽力した。近年は都内で生活し、国内各地で講演を行っていた。

ルバング島の密林から出てきたシーンは、真の「日本軍人」を見た思いで衝撃的だった。

大日本帝国陸軍 小野田寛郎少尉 命令下達
http://www.youtube.com/watch?v=DM5n7zsbLxs

小野田寛郎氏、靖國神社で小泉首相を痛烈に批判!
http://www.youtube.com/watch?v=4R9JavyavG8

私が見た従軍慰安婦の正体
http://www4.airnet.ne.jp/kawamura/enigma/2005/2005-01-16-onoda_ianhunoshoutai.html

中共・朝鮮半島は「従軍」慰安婦を捏造し、政治家の靖国参拝に相も変わらずなにかと注文をつけ、日本の歴史教科書にまで干渉している。
小野田寛郎さんの熱烈な演説を参考にすべきだろう。

1月17日(金) 『阪神大震災』から19年

19年前の今日(1995.1.17)、阪神大震災があった。
毎年記念・慰霊行事が行われているが、自分はだんだんと印象が薄らいでいる。
当時の日記を開いてみた。
 平成7年1月17日 火曜日 晴れ

 未明の午前5時46分地震がきた。私は朝食を終わりトイレに入っていたときだ。突き上げるような激しさで座っていたが壁に手をついて倒れないようにしていた。このまま建物が倒壊するのではと恐ろしい光景が頭にうかぶ。長く感じたが10秒ぐらいであったろうか。揺れはじめてすぐ停電になり真っ暗になった。便意もなくなってしまい、揺れが収まるまでそのまま座っていた。

Kがロウソクを捜し当て灯した。石油ストーブは耐震装置が働いて消えた。目を覚ました次男(7)がべそをかいているがKがそれをなだめている。壁に取り付けてある扇風機が落下したが次男に当たらなかったのが幸であった。長男(14)の部屋では机の上に本棚から落ちた本が散乱している。長男も目を覚まし次男の部屋に移った。私の部屋も棚の上のものが落ちている。幸にも起床していた後であったのでけがもなかった。押入も荷崩れして襖が開かなくなってしまった。箪笥の上の花瓶や台所の棚から土鍋が落ちて割れたりした。

トランジスタラジオをつける。ニュースが地震の発生や状況を伝えている。震源は淡路島の北東部地下20kmという。鈴蘭台盆地は停電のため真っ暗である。東の空がわずかに白んできた。6時半出勤の用意をして鈴蘭台駅に向かう。停電であるので電車は動いていないと思われるが復旧状態を見たいとも思い家を出る。途中引き返してきた人に出合い尋ねてみると、復旧の見込は無いというので家に帰る。石油ストーブの回りで暖をとりながらラジオを聞く。刻々と被害の状況が報じられる。神戸地方は震度6であった。高台の公団アパート5階の我が家から付近を見下ろすと、屋根瓦がずり落ちている家がかなり見受けられる。

10時頃、電気がついた。テレビをつける。映し出される光景は想像を超えるものであった。神戸市内の被害はものすごく、8回建ての市役所のビルの上部2階がずれ、渡り廊下が落ちている。横倒しになったビルもある。阪急三宮北側付近の商店街は崩れ落ち瓦礫の山になっている。さらに、阪神高速の高架道路が長さ1kにわたって横倒しになったり桁が折れて落下しているのが映し出される。また阪急電鉄、阪神電鉄は脱線している。新幹線も桁が落下して線路がぶら下がっている。

当分鉄道の復旧は見込まれないのでバイクでの出勤も考えなければとおもうが、この寒さでバッテリーが弱ってしまいエンジンがかからない。バッテリ充電器を買いに五葉町まで歩いて行ったが店は閉まっていた。途中自動車販売店のガラスが割れていたり、傾いた民家もあった。神戸市内のことを思えば穏やかである。
実家や会社の事が気にかかるが、電話は通じない。午後5時頃、岡山の妹から電話がかかってきた。すでに皆に電話したらしく無事であるらしい。 時間が経つにつれ被害の状況が判明し神戸市内、芦屋、西宮、淡路島での家屋の倒壊がひどく生き埋めになった人も多い。死者は1300人を超えた(午後10時現在)。

我が家の南の山の向こうは長田区になっており煙があがって上空に広がっている。火災は夜10時になっても収まらずなお拡大しているようだ。
余震が夜になっても時々感じられる。
午後10時過ぎ、実家に電話が通じた。母の話では、台所の食器棚から食器が落ちその片付けが大変だったという。父の寝ていた部屋ではまわりの本棚やステレオのスピーカが落ちてきたが幸にも父に当たらずけがもなかったという。屋根の瓦は一部ずれ落ちたが、弟がとりあえずシートをかぶせたという。
現在午後11時であるが、今なお神戸市内では火災が収まっていないという。避難所には多くの人が毛布をかかえて不安な夜を過ごしている。近畿の死者は1456人になった。出勤のための阪急神戸線、JR京都三石間、神戸電鉄は普通で復旧のめどはたっていない。
 気象庁はこの地震を「平成7年兵庫県南部地震」と命名した。

 1月18日 水曜日 晴れ

 地震から1夜明けた。テレビはしだいに明らかになる被害状況を報じている。死者は2000人を超えた。  朝8時過ぎ、会社に電話をする。F氏がでたが、被害はさほどでなく棚のものが落ちた程度らしい。鉄道の復旧のめどがたたないのでバイクでの出勤を考えるが、バッテリーがあがってしまい使えない。充電をするためGSにもっていくが定休日、バイク店も休みでどうしようもない。

 神戸市内はほぼ鎮火し被災者に対する救護がはじめられている。自衛隊の出動も始まった。
 断水のためペットボトルや焼け残った鍋を持って給水を受ける市民の列が映し出されている。
 午後2時過ぎ、ラーメンで腹をすこし満たし、元気がでたところでもう一度充電器を探しにでかけることにした。北五葉のキッコリーにあった。11800円。会社OBのMさんに出会う。被害はたいしたことはなく、断水している他はいまのところ問題はないという。鈴蘭台公園の水道に市民が水を汲みに来ている。我が家では断水していないので不思議に思いながら帰宅した。家の前でKの友達のHさんに出会う。Nさんのところに水をもらいにいくところだという。家に帰りKにそのことを言い水道を出してみるともう出ない。つまり、今までは給水タンクの備蓄の水をいつまでもあると信じて使っていたのだ。そうと解っていれば、昨夜風呂に入らず貯めておいたのにと悔やまれたがもう遅い。

夜7時頃になって水道局の給水車が小学校の近くにきているという広報車がやってきた。ペットボトル、やかん、水筒を持って列に加わる。冷え込みは厳しく、途中Kが家に長男のジャンパーや私のウィンドブレーカを取りに帰ってくれた。順番がまわってきて我々が入れてもらったあと給水車の水が空になった。3300リットル入のタンクであるからそんなに大勢に配給出来るわけではない。
後の車は30分後になるという。帰宅すると10時半であった。明日は、バッテリーが回復すればバイクで汲みにいくことにする。
 テレビの被害情報は更に拡大し死者は2594人になった。

 1月19日 木曜日 晴れ

 地震から3日目を迎えた。まだ時折余震がきてドキッとする。朝は冷え込みが厳しい。Kは近所の主婦仲間と買いだしにいった。充電したバッテリーをバイクに取り付ける。エンジンがかかるかどうか危ぶんでいたが何とか回った。ガソリンとタイヤのエアーを入れたいがスタンドは乗用車の列がすでに延々と伸びており待っていられない。もう1軒まわってみようと思い「しあわせの村」あたりまで行く。ここのスタンドにも延々と列が出来、最後尾はどこかと走っても行き着かない。おそらく1km以上はあるだろう。あきらめ引き返す。

先ほどの先頭には3時から販売と貼紙がしてある。取り敢えずバイク店によって空気を入れる。飲料水用のポリタンクを買いにホームセンターにゆくが今日は半分閉め列が出来ている。済んだ人は大きなポリバケツを抱えて出てくる。ここもだめと鈴蘭台に向かう。バイクを置いて駅付近を歩く。駅には不通のお知らせが貼ってあり、鈴蘭台以遠は開通したことを知らせている。ダイエーは一部だけ開けており、多くの人の列が出来、買い物を済ませた人は野菜やトイレットペーパーを抱えている。米穀店にいってみたが米はなく午後3時以降に来てくれという。 八百屋にも人の列が出来、自由に並ばなくても買えるのは菓子、化粧品ぐらいのものである。結局何も買わずに家に帰る。

小学校横の公園の水道が出るという広報車のアナウンスがあった。石油用のポリタンクを一部切取りビニール袋を敷き入れ物を作る。長男と二人でバケツ、ペットボトル、ポリタンクを持って入れに行った。20リットル入ともなると重たく休み休み持って帰った。
Kが帰ってきた。水を使わなくてもよいようにポリエチレン製のおかず入れや割箸、パン、バナナ、米、ジュース、コーヒー、竹輪、かまぼこ、ぎょうざ、キャベツなどを買ってきた。Nさんの自動車に便乗させてもらったらしい。

 子供たちは21日まで休校や休園である。もっぱらTVゲームで過ごしている。
 テレビは被災地の復旧状況を伝えている。阪急は大阪から西宮北口まで通じた。大阪方面から大きなリュックを背負った人々が被災地の知り合いに救援物資を届けるため電車内は輸送列車のようであると報じている。焼け野原のようになった神戸付近の鉄道が完全に復旧するのは数カ月から1、2年かかるという。会社(尼崎)までの通勤手段がない。福知山線が開通しているというので明日、三田まわりで会社に行ってみることにする。

 兵庫県南部地震の死者は3600人近くになった。体育館や、小学校の校庭など420箇所で避難生活を余儀なくされている人は27万人という。国道2号線や43号線は渋滞で思うように救援物資を運ぶ自動車が通れないという。大阪では2号線に入る一般車両は止められているが、兵庫県内では監視する警察の人員が足りないため止められず交通渋滞が起こっているという。

 電気やガスはあるものの水道が止まり、調理や風呂に入れず洗面もできない。当分、水を運びあげたり、買い物に並んだりする慎ましい不便な生活を強いられるが子供たちにもよい経験になったであろう。激しい直下型地震で一瞬にして便利で現代的な生活が破壊され、天が下した警告のようにも感じられる。
 夜のニュースでは、世界各国の地震についての反応を紹介している。韓国の新聞は、こんな状態でも暴動や略奪が起きないのは驚異だといっている。日本に対する見方がうかがえ興味深い。

 午後10時過ぎ、Kが「水が出た」と叫んだ。最初は赤い水であったがありがたい。懸命にこの時間も復旧作業に従事されている方に素直に感謝の気持ちが出る。普段当たり前のように思っていたことが今さらのように、大切にしなければと感じられた。

 1月20日 金曜日 晴れ

 地震空4日目。神戸電鉄の北部方面 行が開通しているので地震以来初めて出勤する。
 8時49分発 鈴蘭台
 10時8分発 JR三田
 10時40分発 阪急宝塚発
 会社には12時5分到着した。3時間以上かかった。三田から阪急塚口まではラッシュアワーなみで、特に十三からは西宮北口へ救援物資を持った乗客がおおく1台やりすごさなければならないほどだった。神戸から大阪方面へ向かうにはこれしかない。列車を使った通勤はまず無理だとわかった。料金も、神戸電鉄が500円、JR三田から宝塚までが310円、阪急宝塚から塚口までが200円、計1010円かかる。
 会社の社員関係で気の毒にも数名の死者がでていた。長田区在住者と西宮在住者であった。また長田区のM君の父上が死亡され、葬儀が23日の朝8時30分から三木市志染の自由が丘で行われるので参列を依頼された。  会社の被害はたいしたことはなかったが、工場内の土間にヒビが入り、液状化現象で水が上がってきているところがあった。神戸以遠の社員はまだ出勤してきていない。
 退社後、実家に寄った。今後、会社への交通手段が正常に戻るまで下宿させてもらう相談のつもりでいったが、弟家族の家がかなり痛んでおり、いずれ今の家を出て実家へ帰るだろうこともあり、無理であることがわかった。会社の手当てしてくれる宿泊施設を利用するかバイクで通勤するしかない。
 夕食をご馳走になり、来たルートで帰宅した。家には午前0時まえに着いた。

もうすっかり忘れていたことが、細々と書かれていた。
関東大震災(1923年)から91年、南海地震(1946年)から68年経過した。
大地震がいつ起きてもおかしくない周期に入っており、大阪、和歌山では防災訓練が行われているようだ。
自分の対策としては限られており、せいぜい寝るところには本棚や箪笥がなく、落ちてくるものを置かないことぐらいだ。

時あたかも都知事選が始まっている。争点は「脱原発」だそうな。唯一、田母神氏が「防災」を謳っているが、マスコミは前の二者のみ、田母神氏を蚊帳の外に扱っている。なんとも変な世の中だ。

1月14日(火) 怖いバンドル(おまけ)ソフト

パソコンを買うとおまけにどっさりとソフトがついてくる。
周辺機器や購入したソフト、フリーソフトをダウンロードした場合などもそうだ。

中国「百度(バイドゥ)」が日本語入力ソフト「バイドゥIME」を開発し、いろんなソフトに抱き合わせで潜り込ませていた。
想像するだに気分が悪くなるが、パソコンオンチの公務員が手もなくやられて住民情報を盗まれた。

パソコンにインストールされるソフトには、自動的に使用状況をソフト開発元に送信するものがある。
ソフトウェアは常に改良されバージョンアップするので不具合のため顧客が不利益を被らないようにという善意のものだ。OSやドライバー類はユーザーが意識しないバックグラウンドで行われる。
これらも仕組みはバイドゥIMEと同じと思われる。

不要なソフトは削除する。自動更新はせずに手動にする。
ログイン情報(パスワード、クレジットカード番号など)は「記憶」させずにその都度入力にしたほうがよい。
周辺機器も使わなくなったら、ドライバーソフトも忘れずに削除する。

と、えらそうに書いたが、先日ワイヤレスマウスが調子悪くなり外した。しかし、そのドライバソフトをそのままにしていたので、インターネットを接続中背後の画面にアンケート画面が開いていた。
これなどもソフトが自動でやっている例であろう。
悪意のもの善意のものにかかわらず、自分のパソコンは常にネット経由で監視を受けていることを忘れがちだ。
無断送信ソフト、「入れた覚えない」と職員当惑 2014年1月13日(月)17:30(読売新聞)
http://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/trend/20140113-567-OYT1T00384.html

 情報を外部に無断送信してしまうソフトが、1000台以上の自治体のパソコンで使われていた。中国検索大手「 百度バイドゥ」製の日本語入力ソフト「バイドゥIME」。
 その多くは、バンドル商法と呼ばれる無料ソフトとの「抱き合わせ」で配布され、職員らは気づかないままインストールしていたという。専門家からは「大切な住民情報を扱う以上、情報漏えいを防ぐ仕組みが必要ではないか」との声が出ている。

 ◆バンドル
 調査対象の67自治体中、最多の272台からバイドゥIMEが見つかった横浜市。市の全672課のうち167課、市立学校512校のうち48校にのぼる。「職員の誰もが『入れた覚えはない』と言うのだが……」とIT活用推進課の担当者は首をひねる。
 ネット上の無料ソフト配布では、最初のダウンロード画面では一つのソフト名しか書かれていないのに、実際には複数のソフトがセットになっていることが多い。このため、「目的とは違うソフトが知らないうちに入ってしまったのでは」と担当者はみる。
 「『バンドル商法』とも呼ばれる、こうした抱き合わせ配布は無料ソフト業界では一種の慣行」とソフト開発業者は説明。「ダウンロード数が増えれば広告収益も増やせる。多くの業者は手数料を払ってセット配布してもらっている」と明かす。1インストール当たり10〜50円が相場という。
 だが、ある無料ソフトの配布サイト運営者は最近の過度なバンドルを懸念する。「一つのソフトを入れようとすると、5、6種類のソフトがついてくる例も目立つ」。さらに、「告知せずに取り込ませる『ブラインドインストール』という手口もある」と打ち明ける。

 ◆有名ソフトも
 有名ソフトもバイドゥIMEをバンドルしていた。
 岩手県の場合、動画再生の無償ソフト「リアルプレーヤー」をインストールした際にバイドゥIMEを入れてしまったという。配布元のリアルネットワークス(東京)は今月8日からバイドゥIMEとのバンドルを中止。ワープロソフトなどを手がけるキングソフト(東京)も2011年6月から約1年半、バイドゥIMEを抱き合わせで配布し、岡山県のパソコンで一緒にインストールされた。
 インストールの際にはバイドゥIMEが入ることは画面で説明されるが、職員は漫然とクリックを続けてしまったとみられる。

 ◆ルール未整備
 無料ソフトのインストールについて、地方自治体向けの総務省の指針では「業務上必要な場合は、管理者の許可を得て導入できる」とされている。だが許可するのは各部署の所属長で、セキュリティーの知識が乏しいことも想定される。
 また指針は、パソコンに最初から入っているソフトについては触れていない。新潟県が購入した中国のレノボ社製のパソコンには、最初からバイドゥIMEが組み込まれていたが、チェックする仕組みはなかった。
 レノボ・ジャパン(東京)によると、一部のパソコンにバイドゥIMEを標準装備したのは11年秋の出荷分以降。法人向けのパソコンには入れていないが、安価なユーザー向け製品を購入する企業や公的機関は増えているとみられる。
 NPO法人・情報セキュリティ研究所の臼井義美代表理事の話「何がパソコンに取り込まれるのか分かりにくいまま配布するのは消費者を欺く行為ともいえ、表示に一定のルールが必要ではないか。難しいかもしれないが、安全に無料ソフトをダウンロードできるサイトに公的機関がお墨付きを与えるなどの仕組みも、検討する必要がある」

 ◆バンドル商法=ある製品に別の製品を付属させて販売・配布する方法。人気商品に不人気商品を付けて有償で提供する行為などは独占禁止法で禁じる「抱き合わせ販売」にあたり、マイクロソフトが表計算ソフトにワープロソフトを付けて販売したとして、1998年に公正取引委員会が排除勧告した。バンドルは英語で「包む」「束ねる」の意味。

中国の百度・Baidu、日本語変換をネット送信(2013年12月27日 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/net/security/goshinjyutsu/20131227-OYT8T00598.htm

中国の検索大手・百度(Baidu・バイドゥ)が無料で提供している日本語変換ソフト「Baidu IME」
Baidu IMEのインストール画面。利用ガイドラインのリンクがあるが、プライバシーポリシーは一つ先のリンクに置かれている。わかりにくい構造な上に、変換文字列を送信する表記がない
 日本語変換ソフト「Baidu IME」とAndroid向けの「Simeji」が、変換した文字・文章やパソコン固有のIDを、利用者に無断で送信していたことが問題になっている。私たちユーザーは、ネットサービス利用にあたって「事業者が信頼できるかどうか」を自分で判断する必要がある。

変換文字列、ユーザー名などをBaiduサーバーに送信
 検索サービス大手・百度(Baidu・バイドゥ)の日本語変換ソフトが、変換した文字や文章、パソコンの固有IDなどをサーバーに送信していたことがわかった。百度が出している日本語変換ソフト「Baidu IME」と、Android向けの「Simeji」での問題だ。百度は中国語圏で最大の検索サービスで、無料の日本語変換ソフト「Baidu IME」は、日本国内で約200万人が利用している。
 この問題を解析したセキュリティー会社のネットエージェントによれば、以下の情報が百度のサーバーに送られていた(詳しくはネットエージェントのブログ記事「入力情報を送信するIME」にまとめられている)。

・変換した文字列(変換しない半角文字は送信されない)
・Windowsのセキュリティ識別子(パソコン固有のID)
・アプリケーション名(利用するソフトによってはWindowsのユーザー名が含まれる)

 つまり、入力した文字列・文章がそのまま送られ、さらにユーザーを固定できる情報も送られていたことになる。例えば、あなたが送ったメール、ワードで書いた文章も、再現できる情報である。
 同様にスマートフォンのAndroid向け日本語変換ソフト「Simeji」でも、変換した文字列、スマートフォンの識別IDなどが送信されていた。Simejiは日本のユーザーが開発した日本語変換ソフトだが、2011年に百度に買収されている。
 これについて百度は、26日にプレスリリースを出し、「無断送信ではなくユーザーに事前許諾をとっている」「クラウド入力(後述)オフ・ログセッションオフであればデータは送信されない」「Simejiについてはバグで無断送信していたので早急にバージョンアップする」と発表した。
 問題は「ユーザーに事前許諾を取っていたかどうか」、そして「オフの設定でも送信していたかどうか」の2点だろう。

初期設定がオン、利用ガイドラインがわかりにくかった
Baidu IMEの利用ガイドライン。プライバシーポリシーは検索サイトと同じものを使っており、変換文字列を送信する表記は見当たらない
 Baidu IMEでは「クラウド入力」という機能があり、入力した文字列をネットで送り、変換例を百度から返すしくみがあった。この機能は、問題が大きくなる前日の24日までのバージョンでは、初期設定でオンとなっていた(25日のバージョンから初期設定がオフに変更されている)。何も考えずに利用しているユーザーは、自動的に変換文字列が送られていたことになる。
 では導入時にユーザーへの注意喚起はあったのだろうか? 導入時の利用ガイドライン・プライバシーポリシーを見てみたが、非常にわかりにくい表記である。プライバシーポリシーには以下の記述がある。

●百度の利用ガイドライン、プライバシーポリシーからの引用
http://www.baidu.jp/terms/#privacy

 ユーザーがBaiduのサービスを利用した際、サーバーが自動的にURL、IPアドレス、ウェブブラウザのタイプ、使用言語、アクセス日時、携帯端末の個体識別情報等のログ情報を記録します。
 この記述はあるものの、変換文字列を送信するという記載は見当たらない。「クラウド入力」という名前だから変換文字列は送ることは当然、と思っているのかもしれないが、そのことをユーザーにハッキリ明示する必要があっただろう。
 分析をしたネットエージェント代表取締役社長・杉浦隆幸氏によれば「24日までのバージョンでは、初期設定でクラウド入力がオンになっており、変換文字列やアプリケーション名などを送っていた。アプリケーション名にはWindowsのユーザー名が含まれる場合があることも問題だ」と分析している。

「クラウド入力オフ」でも、データを送信するのかどうか
 各社の報道では「クラウド入力をオフにしていても、文字列を送信していた」とされているが、筆者の調べによれば「意図的には行っていなかった」と思われる。
 百度のIMEなどの問題を追いかけているブログ「黒翼猫のコンピュータ日記 2nd Edition」の黒翼猫氏によれば、「1年前のバージョンを入手しテストしてみたところ、クラウド入力をオフにすれば、データを送信していなかった」とのこと。オンにすると送信するプロセスが起動するのを確認しているので、オフであれば意図的には送信していなかった模様だ。
 ただし、送信するプロセス、プログラム自体が不安定なもののようだ。解析した黒翼猫氏によれば「Baidu IMEはプログラムの作りが悪く、オフにしてもプロセスが閉じないことがある。これによって『オフにしても変換文字列を送信する』という報道がされているのかもしれない」と推測している。クラウド入力をオフにしても、再起動するまでは有効にならないため、変換文字列が送信されてしまう。
 つまり意図的には送信していなかったものの、プログラムの問題により、変換文字列などを送っていた可能性がある。Baidu IMEのプログラムの作りは信用できないと言えるだろう。

以前は平文で変換文字列を送信していた
 Baidu IMEについては、以前から問題がいくつか指摘されていた。たとえばリリース当初は、変換文字列を暗号化せず、URLエンコードのみでサーバーに送っていた。ネット上の経路のどこかでパケットを見れば、誰でも変換文字列が見えてしまうひどい状態だったのだ(参考:Baidu IME のクラウド入力の仕様がひどすぎる件:黒翼猫氏)。
 またBaidu IMEは、日本製と称しているが、実際は内部のライブラリに中国製のものを使っていることがわかっている(参考:黒翼猫氏による記事)
 このように動作が不安定で、かつ以前にトラブルがあったBaidu IMEは、事情を知るユーザーにとっては「使うべきではないもの」との認識があった。しかしながら初めて使うユーザーにとっては、その知識はなく、利用ガイドラインもあやふやなものだったため、安易に使ってしまう人が多かったと思われる。

ネット上のサービスは、事業者の信頼度を判断する必要あり
 ここ数年、クラウド系のサービスが増え、データの保存やソフトの利用をインターネット上で行うことが多くなってきた。今回のような日本語変換だけでなく、データを保存するオンラインストレージなど、重要なデータをネット経由で扱う機会が多くなっている。
 ここで問題なのは、事業者の信頼度だ。クラウド系のサービスは、極論すれば、どれでも情報が漏れる可能性がある。パスワードなどのログイン情報を取られる可能性に加え、内部の人間による犯行も考えられるからだ。
 しかしながらクラウド系のサービスがすべてダメで利用するな、とするのも極論だ。それではインターネット利用がほぼ不可能になり、パソコン自体も使う意味がなくなる。

 つまり「ネットの便利さ」と「情報漏洩の危険性」は両天秤であり、バランスを取ることがキーポイントになる。バランスを取る方法は、サービスを提供している事業者の信頼度を見極めることに尽きる。
 たとえば日本語変換ソフトの例で言えば、Googleが提供するGoogle IMEでは、変換文字列自体は送信せずに文字数などの情報のみを送っている、と発表されている。これならば、ある程度は信用して使うこともOKだろう。しかしながら、今回問題になったBaidu IMEは、以前にもトラブルがあった上に、報道を受けてから初期設定を変更するなどの対応にも疑問が残る。筆者個人の意見ではあるが、正直に言って信用できる事業者とは言いがたい。
 Baidu IMEについては、26日に内閣官房情報セキュリティセンター(NISC)や文部科学省が、中央省庁や大学、研究機関など約140機関に使用停止を呼びかけている。すでにインストールしている人は、いったん削除することを勧めたい。(ITジャーナリスト・三上洋)
(2013年12月27日 読売新聞)
日本語変換ソフトは、もともとマイクロソフトIME(win)やことえり(mac)が付いている。
日本語入力を多用するユーザーは変換効率の良いものが欲しい。一寸試してよければ使いたいと思わぬでもないが、「まぁタダならいいか」と油断したかも知れない。
中国製ではパソコンに工作員を導入するようなもの、落とし穴だった。

参考
支那製にはご用心を (博士の独り言)
http://torakagenotes.blog91.fc2.com/blog-entry-2436.html

1月11日(土) 田母神応援団

都知事選が盛り上がってきている。
民主党は、細川氏出馬で桝添氏から「脱原発」細川氏に乗り換えムード。
一方田母神氏は、「東京は30年以内に70%の確立で地震に見舞われる、私以外に東京を救える人はいない」と出馬の決意をした。
鍛冶俊樹の軍事ジャーナル 第135号(1月11日)
http://melma.com/backnumber_190875/

田母神元空幕長、出馬
 元航空幕僚長で「頑張れ日本!全国行動委員会」会長、田母神俊雄氏(六五)が東京都知事選に無所属で立候補することを宣言した。
七日、衆議院第一議員会館で開かれた記者会見には石原慎太郎元東京都知事、音楽家のすぎやまこういち氏、中山成彬衆議院議員、西村眞悟衆議院議員、三宅博衆議院議員、小林正元参議院議員らが駆けつけ賛同を表明した。

 田母神氏は「いま取り沙汰されている都知事選候補のうち、実務経験があるのは私しかいない」と強調、「三十年以内に七十パーセントの確率で首都直下型地震が起こるという科学的な報告が出ている。被害額は百十二兆円、死者は二万三千人以上と予想される。一刻も早く大地震、大災害に耐えられる安全、安心の町東京を実現しなければ大変なことになる。」
「私以外に東京を救える人がいない以上、私が出るしかない」と出馬の決意に至った経緯を説明した。

石原氏は「田母神さんと私はいわば師弟関係、田母神さんが先生で私が生徒、防衛の最前線で実務をこなしてきた田母神さんにいろいろ教えてもらった。」と両者の関係を説明。
「日本は戦後、防衛をなおざりにしてきた。一九七〇年代に当時のソ連の最新鋭戦闘機ミグ25が突然、北海道に飛来し函館空港に強行着陸したとき、日本政府は、どう対処していいか分からずただオタオタするばかりだった。自衛隊の指揮官だけが冷静に状況を判断し、ソ連の特殊部隊がミグ25を奪還する状況に備えて実弾を装着した武器で警備した。事実、特殊部隊を乗せていると思われるソ連軍の輸送機が領空侵犯し、日本の警備を見て引き返した。これは、国防総省でも報告されていることだが、日本の官僚たちは、この状況に関する資料を一切廃棄させてしまった。そればかりか、状況が無事終了したのち、この指揮官を過剰な警備をしたと言いがかりをつけて処分した。」

「また金丸信とかいう金権政治家が防衛大臣【当時は国務大臣・防衛庁長官】だったとき、当時、自衛隊制服のトップだった栗栖統合幕僚会議議長が、『有事法制が不備な現行法制度下では、自衛隊は有事になったら、超法規的に行動しなければ国を守れない』と有事法制の必要性を主張した。ところが、金丸氏はこれをクーデター発言だとか言って、栗栖氏を更迭してしまった。こうした自衛官の勇気ある言動を否定し続けたのは全部自民党政権だ」と戦後の風潮を批判した。

田母神は死せず
 いうまでもなく田母神氏は航空幕僚長だった二〇〇八年に「真の近現代史観」の懸賞論文に応募し、最優秀賞を受賞した。論文は、歴史学の最新研究を駆使して「大東亜戦争が日本の侵略戦争ではない」ことを立証した内容だった。
 ところが、当時の自民党の麻生政権は「政府の見解に合わない」として田母神氏を更迭した。自民党は、保守主義の政党の顔をしながら、実際には防衛にも日本の歴史や文化を保守することにも無関心な政党だった。
 田母神氏が会長を務める「頑張れ日本!全国行動委員会」は二〇一〇年に、田母神氏の勇気ある言動に共鳴した国民有志が集まって設立された政治団体である。現在、会員数八千人の全国組織だが協賛会員から月額五百を徴収して賄われているボランティア団体だ。
 会員は、文字通り手弁当で活動しているが、その活動は多彩で朝日新聞の反日報道批判デモやフジテレビの韓流ドラマ批判デモで一般国民の共感を集めたが、昨年秋の安倍政権成立に際しては、自民党総裁選の段階で安倍支持を打ち出し、安倍総裁誕生、そして続く衆議院総選挙では安倍政権誕生の原動力となった。

水島社長、辞任、選挙に専念
 つまり自民党だからいけないとか、左翼だからいけないというのではなく、あくまで是是非非を貫く国民団体である。その幹事長を務める水島総(さとる)氏は、猪瀬氏が東京都知事辞任を表明した直後の昨年十二月二三日(天皇誕生日)の同委員会の大忘年会の席で密かに田母神会長に都知事選出馬を要請した。
 年の暮れも押し迫った一二月三十日の幹部会で田母神会長は出馬の意向を固め、年の明けた一月五日の石原慎太郎氏との秘密会談で決断した。水島幹事長はチャンネル桜の社長を務めるが、選挙活動に専念するため、七日の記者会見でチャンネル桜の社長を辞任すると表明した。

美人報道官鮮烈デビュー
 記者会見で司会を務めた葛城奈海(かつらぎなみ)広報担当は東大卒、合気道五段、予備自衛官も務める才色兼備、文武両道の女性である。並み居る報道陣をさばいた広報手腕は関係者を感嘆させた。
 米国政府や中国政府の女性報道官は有名だが、彼女たちにも引けを取らない報道官ぶりが今後も期待される。

動乱・乱世の幕開けか?
 安倍総理が七日、都内で開かれた某新年会で、都知事選候補の条件として「五輪に向けて東京を引っ張っていただけ、行政能力があり首都直下型地震で司令塔を果たせる人」と述べたという。
 今、都知事選候補にはいろいろな人の名前が挙がっているが、誰が見たって、この条件に符合するのは田母神俊雄・元航空幕僚長しかいないだろう。行政実務経験者は田母神氏だけだし、司令塔の役割を知悉しているのも氏の右に出る者はいない。
 田母神氏は安倍総理とは旧知の中で、航空幕僚長辞任後、田母神氏を激励する趣旨の会合で安倍氏は三島由紀夫の辞世の歌を諳んじて見せた。当時、安倍氏も総理を急病で辞任し、いわば浪人の身であったが、更迭された自衛官の会合に参加し、自衛隊に「憲法に体をぶつけて死ぬ奴はいないのか」と叫んで腹を切った三島由紀夫の辞世を諳んじて見せるというのは余程の思い入れがなければ出来ない。
 田母神氏は、年末に安倍総理に出馬の意向を伝えていたとも言われるから、安倍総理が密かに意中の人として田母神氏を意識して新年会で発言したと見て間違いあるまい。そうならば、安倍総理は自民党総裁であるから、自民党が田母神氏を推薦するように働き掛けられる筈だが、そう簡単に行かないのが世の辛さであろう。

 言うまでもなく、田母神氏は自民党麻生政権時に更迭された。その麻生氏は現内閣の副総理兼財務大臣だ。また、自民党の現幹事長は石破茂氏だが、石破氏は田母神氏と雑誌上で政策論争を展開した経緯があり、その結果、石破氏が保守派から批判を受けたという事情もある。
 内閣、与党の重鎮がいずれも田母神氏に好感を抱いていないという背景では、安倍総理も独断で田母神支持を打ち出すわけには、いかないのだろう。
 だが、下剋上は乱世・動乱の始まりである。国民の意思を汲み、上司の意図を体して人事を行わなければ、乱世の幕開けとなることは歴史の教えるところであろう。
(本文は桜新聞、号外1月9日発行に掲載された。)

都知事選 「脱原発」だけに流れるな 2014.1.11 03:06 [主張]
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/140111/lcl14011103070000-n1.htm

 「首都の顔」選びが俄然(がぜん)、大きな注目を集めはじめた。舛添要一元厚生労働相らに続き、細川護煕元首相が2月の東京都知事選への出馬を決意したためだ。
 細川氏は「脱原発」に強い関心を持ち、「原発即ゼロ」を唱える小泉純一郎元首相に協力を求めるという。細川氏への支援が広がれば、「舛添氏優勢」とみられていた選挙の構図が一変する可能性もある。
 だが、東京五輪の招致が決まりながら、猪瀬直樹前知事が金銭問題で辞職する異常事態を受けて、今回の知事選が行われることを忘れてはならない。

 6年後の五輪開催へ山積する課題を解決し、巨大組織を動かす力が新知事には求められる。首都直下地震に備える防災都市づくりも急がれる。候補者らは、都民の安全と首都の将来を着実に描くための政策論争を展開してほしい。

 候補者調整で、自民、民主両党は、ともに自前の候補を立てられなかった。自民党には同党を離党した舛添氏への反発も根強かったが、都議団が舛添氏と政策を含めた協議を行い、支援を決めた。
 不可解なのは、舛添氏支援でまとまるかと思われた民主党が急遽(きゅうきょ)、細川氏に乗り換えようとしていることだ。共産、社民が推す元日弁連会長の宇都宮健児氏も「原発のない社会」を掲げている。「脱原発」ムードの中で戦いを優位に進めたいのだろうか。

 安倍晋三政権は原発輸出を推進しているが、先の民主党政権も、ベトナムに日本製原発の建設を進める政策をとった。原発技術を維持し、国際社会の期待と信頼に応えるとの考えだったはずだ。こうした点で、民主党は細川氏と意見の一致を見られるのか。
 そもそも、電力の大消費地である東京にとって、原発エネルギーは、死活的に重要だ。それは、都民の生活や経済活動を支える電力を、いかに安定供給していくかという現実的な政策としての議論でなければならない。
 小泉氏の動向は読み切れないが、首都が「脱原発」を掲げれば原発再稼働を困難とし、経済成長の足を引っ張る重大な影響が生じることを考えてもらいたい。
 細川氏は民間企業からの借金が原因で退陣した。20年が経過したとはいえ、猪瀬氏の後任になろうとする選挙で、まず自らの金銭問題を説明すべきではないか。

田母神俊雄以外は、都知事選挙ではなく痴呆選挙をしようとしている No.931 平成26年 1月10日(金)
http://www.n-shingo.com/cgibin/msgboard/msgboard.cgi?mode=Printview&page=931

 昨日、「首都東京から『脱戦後』へ」を書いて送信した。
 即ち、その要点は、次の通り、今の我が国の喫緊の課題が「戦後体制からの脱却」であり「日本を取り戻す」ことだとするならば、本年二月に於けるその具体的実践とは何か?
 それは田母神俊雄を都知事にすることだ!

 しかるに、本日の新聞やTVが都知事選挙について報道するところは、おおよそ次の新聞見出しのとおりである。
「桝添氏推薦 都議会自民が決定」
「細川氏、小泉氏との連携模索」
「小泉氏の動向焦点 『脱原発』自民ピリピリ」
そして、自民党や民主党が、どっちにしうようか、どうしようか、ウロウロ、しているという。
 これは、介護の経験があるとか、はたまた、あれは、熊本で知事を経験し、首相も経験したとか。
 「脱原発」を焦点にされたら困るとか。
 というように、勝手に、「ピリピリ」している。

 しかし、考えてみてほしい、この議論、おかしい。
 人の子として生まれ人の親となる我らは、皆、黙って介護を経験する。
 それがどうした。人が人の道として黙って経験することを、「した、した」と吹聴する奴は、何か魂胆があり、何処かおかしいのだ。これが「常識」であろう。
 また、あれが、知事として首相として何をしたかを、何故、問わない。昨今の我が国政界の構造では、猿のレベルでも知事や総理になる可能性がある。事実、なったではないか。

   私、不肖ながら、たびたび熊本を訪れて、県民から、清正公すなわち加藤清正公への敬仰の思いを聞かされ、今も使われている清正公の見事な城郭や道路や運河や灌漑の事跡を見たことはあっても、細川知事が何をした御仁なのか、聞かされたことはない。反対に軽蔑の言葉は各方面から聞いた。
 総理大臣の細川氏は、我が国の総理としてあの社会党の村山富市に先駆けて「日本は侵略戦争をした」と公式に発言し、衆議院予算委員会でその真意を具体的に質した石原慎太郎議員に対して、「胸に手を当てて考えれば分かる」という訳の分からん無責任な答弁をした。
 この馬鹿答弁以外も、皆、無能。この無能なる総理大臣が我が国にもたらした惨状、このこと、平成五年から六年にかけて、我々は、まざまざと見たはずだ。その後、彼は放り出して、今まで何をしてきたのか、誰か知っているのか。陶器を高額で売っていたらしいが。

 それを、右往左往、何をやっておるのか、自民も民主も。
 首都、東京の知事選挙ではなく、首都、東京の痴呆選挙をしようとしているのか。
 つまり、今現在も「ウロウロ・ピリピリ」している自民と民主は、「戦後体制のなかの双生児」であることを露呈しているのだ。

 使命感に基づく基準を持ってなければ痴呆になる。
 彼らも「戦後体制からの脱却」と言い「日本を取り戻す」と言う。
 しかし、それが具体的に何かが分からない。
つまり、考えたこともない。従って、痴呆になる。

 よって、具体的にその基準を明確に指摘する。
 三つで十分だろう。
(1)首都東京の九段にある靖国神社に、「参拝できない東京都知事」を選んでどうする。
   「都民を代表する都知事」として、田母神俊雄以外に誰が参拝するのか。

(2)首都東京の危機克服体制の構築は喫緊の課題である。
 その為には、危機克服の組織である自衛隊の、各部隊、各師団と都組織との平素からの連携が必要不可欠だ。
 その速やかなる連携を、元航空自衛隊幕僚長の田母神俊雄以外誰ができる。

 師団や聯隊の師団長や連隊長は、四六時中、危機管理を考えていることを任務とする。
 その為にスタッフを擁している。その為に隊員は日々訓練を続けている。
 四国善通寺の第十二師団初代師団長の乃木希典閣下は、讃岐の山々によく発生する山火事の延焼を防ぐために、 工兵隊を動員して山に防火帯を設定した。
その防火帯は、百年以上を経た今も山に残り住民を守っている。
 この乃木希典の故事からも分かるように、危機克服の為には、首都圏の師団や聯隊との平素からの連携は不可欠の前提である。

 そして、既に昨日指摘したように、首都東京の地下には、地震などの自然災害以上に、人為的なテロ、騒擾、核ミサイル攻撃の危機が潜在し増大しつつある。
 しかるに、細川や桝添やらの間をウロウロしている者達。
 分からんのか! 東京都の知事は、この危機に対処する知事でなければならないのだ。
 そうでなければ、大量の都民が亡くなるんだぞ!

 安倍晋三内閣総理大臣!
 総理大臣の責務として、この危機に際し、自らと連携して危機克服に向かう首都の知事は誰か!
 決断せよ!

(3)「日本は良い国だ」と確信している知事でなくて、どうして教育を改革し我が国の将来を雄々しく担う子供達を育成できようか。
「日本は良い国だ」と書いた田母神俊雄を、村山富市談話に反することを述べたとして航空幕僚長から更迭したのは自民党の内閣であり、こういう「危険人物」を航空幕僚長に選任した内閣の「任命責任」を追及すると騒いだ馬鹿野党は民主党だった。
 以後、更迭された田母神俊雄は、一私人として「日本は良い国だ」と全国を行脚して述べ続け、決して怯まなかった。
 田母神俊雄以外、誰が東京都の教育を正せるのか。

 以上、田母神俊雄に対して、「今もウロウロ・ピリピリしている自民と民主、加えて、さっさと左翼を擁立した社民と共産」、これらを、まとめれば単純、「戦後体制派」となる。
 何故なら、これらは全て、田母神俊雄を「危険人物」としているからである。
 「戦後体制から脱却した日本人」は、「戦後体制派」にとって危険人物である。
 よって、速やかに戦後体制から脱却しなければ、亡国に至る今、我らは、「危険人物である、日本人、田母神俊雄」、を東京都知事に選んで一挙に、東京から戦後体制を脱却していく歴史的使命がある。
 その使命を果たすのは、二月の紀元節前までが勝負だ。諸兄姉、共に東京に力を集中しよう!
 全国津々浦々から、東京都在住の知人、友人、親戚に救国の要請を実施しよう!


1月10日(金) 欧州も保守回帰か

「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」平成26(2014)年1月10日(金曜日)通巻第4112号 <前日発行>
http://melma.com/backnumber_45206/

欧州政治の刷新、地殻変動が近いかも知れない
各国の保守勢力が急進中、次のEU議会選挙では四分の一の議席を獲得か


 「欧州版ティーパーティ」と英誌『エコノミスト』が大特集を組んでいる(2014年1月4日号)。  イタリアの北部同盟、フランスの国民戦線にくわえて、オランダで、ポーランドで、ハンガアリーで、右派連合の伸張ぶりは瞠目するに値する。かれらは民族主義とはいえず、国際感覚をあわせもつ新型の保守である。
 もともとイタリアの「北部同盟」はミラノを中心にローマ政治に対抗した地域性が強く、移民排斥を強く掲げた。
フランスはルペンが主導した「国民戦線」がユーロ離脱、移民反対、イスラム融和政策反対を掲げて躍進を遂げてきたことは日本でも報じられた。ルペンの国民戦線は娘が党首を引き継ぎ、以前より更に勢力を伸ばした。

 EU議会(欧州連合)は2014年1月現在、21の共和国、6つの王国、1つの大公国で構成されている。スイス、アイスランド、ノルウェイならびにクロアチアをのぞいた旧ユーゴスラビアの五カ国(イスラム圏)は未加盟だが、本部をブラッセルにおき、欧州政治の中枢である。
 しかし「ブラッセル」と抽象的に比喩されるようにエリート官僚のたまり場として評価が低いきらいがあった。
EU議会は人口比によって各国への議席配分システムで、最大はドイツの99議席、最小はマルタが五議席。合計751議席で、各国が直接選挙、比例代表で選ぶ。選挙民は政党名を投票用紙に書き込む。
 現在、この751議席のうち、12%が移民政策やイスラムに批判的な主張をする保守政党である。そして次の選挙では最低でも16%、最大25%をしめる勢力に躍進すると予測されている。選挙は五月に行われる。

 ▼欧州政治に吹く新しい風

 英国に誕生したUKIP(英国独立党)はEU議会に十人を送り込んでいる。 イタリアの北部同盟は七名。オランダは自由党が四名、改革党が一名の合計五名。そしてポーランドでも「統一ポーランド党」が四名、フランス国民戦線が三名。
以下、EU議会に議席を占める各国の保守勢力、政党を一瞥すると、オーストリア、ベルギー、ブルガリア、クロアチア、デンマーク、フィンランド、ギリシア、リトアニア、ルーマニア、スロバニアが、それぞれ勢力を伸ばした。
EUに議席こそないが、ブルガリア、キプロス、ドイツ、ノルウェイ、スェーデンに躍進中の右派政党が存在する。日本にも自民党保守本流に飽き足らない維新の会、議席はないが一台政治勢力として「新風」「頑張れ日本! 行動委員会」などがあるように。

 これらに共通するのは拝外主義的な民族主義ではなく、しかもヒトラー礼賛者は不在で、旧来の右翼のイメージからは遠い。
みなが議会制民主主義尊重をいう共通の普遍的価値観を基盤として移民規制、中央政府の官僚主義離脱、失業対策強化などを訴えて、中央政界を脅かすのである。「小さな政府」である。
米国のティーパーティと異なるのは、米国では二大政党の内部で、つまり共和党内部で一大派閥を形成し、共和党政治、党の方針を左右するスタイルである実勢とは異なり、独自の政党を組織して、あくまでの選挙で民意を問うところにある。

 フランスではモンテルマ県で、地方事務所もない国民戦線が21%の得票を得るという番狂わせが生じた。国民戦線が訴える反中央(ブラッセルのEUエリートどもをやっつけろ)、移民排斥、イスラム化はフランスの独自文化を損なうなどという主張が受け入れられたのだ。『日本列島は日本人だけのものではありません』という宇宙人宰相が聞いたら驚くだろう。
 既成政党の右であれ左であれ、エリート官僚の優柔不断、国際主義、過度な人権擁護による外国人労働者流入放置など、失業が拡がって反中央政府感情と膨らませている汎欧州の若者たちに受ける。旧世代より若者の支持が多いのも英国、イタリア、フランス、オランダで特徴的である。
 反中央感情とは、エリートの集まりであるブラッセル本部が福祉人権などといって借財を重ね、大幅に外国人労働者を受け入れ、イスラム圏からの移民を増やし、経済政策に失敗し、銀行だけを肥らせて、若者を失業に追いやったとする分析に深く共鳴するのである。

▼外国人移民が、自分たちの職を奪っている

 対照的にギリシアやハンガリーでは民族主義的色彩が濃い、右翼的主張をもつ政党が目立ち、「イスラムは全体主義国家群だ」「コルランはファシストの本だ」、「ユダヤ人排斥」などアナクロなスローガンを掲げている国もあるが、他方で、イタリアやベルギーの右派政党は『地域性重視』を謳い、EUからの離脱は主張していない。
 しかしEUの理想に期待するとこたえた人たちは、2007年調査で52%だったが、最近は30%に急落し、さきに述べたように若者が右派勢力を支持する理由は『失業』である。
外国人移民が、自分たちの職を奪っているという危機感が、かれらをして既存政党離れを起こさせているのだ。フランスでは実に55%の学生らが、次の選挙では国民戦線に入れると答えている。

 日本はどうかといえば、中国の脅威、韓国の対日侮蔑などによって日本は国民精神を復活させようという動きが顕在化し、安倍首相の靖国参拝は82%が支持した(直後のヤフークィック・リサーチ)。 都知事選挙には『日本は良い国である』と訴え続ける田母神俊雄候補に既成政治に飽きたらず、対中弱腰外交に反発する広い国民の支持が拡がっている。



「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」平成26(2014)年1月9日(木曜日)通巻第4111号
http://melma.com/backnumber_45206/

安倍首相「地球儀外交」いよいよ本格化
オマーン、エチオピア、コートジボワール、モザンビークへ


 1月は三回外遊することになった。  9日に中東、アフリカへ出発し、帰国して23日からスイスのダボス会議。ここで世界に向けてアベノミクスの真意を説明する。
 すぐにインドへ飛び、中国を牽制する静かな外交がスタートすることになる。

 (というわけで小生も下旬にインド各地を取材します)

都知事選、よせばいいのに、20年前の非自民・非共産連立政権細川護熙元首相の名前が挙がっている。

1月8日(水) やしきたかじん氏死去

今年は年初から訃報が相次いでいる。
やしきたかじん氏、享年65。
「たかじんのそこまで言って委員会」は、TVを廃棄した自分もYoutubeで拝見した。
つまらないバラエティが多いが、この番組は時事問題をテーマにしゲストに迎えられる論客も多く面白かった。
やしきたかじんさん死す 復帰の夢叶わず 2014年1月8日(水)07:53
http://www.nikkansports.com/entertainment/news/p-et-tp0-20140108-1241016.html

(日刊スポーツ)
 「やっぱ好きやねん」などのヒット曲や、歯に衣(きぬ)着せぬ語り口で知られるタレントで歌手のやしきたかじんさん(本名・家鋪隆仁)が3日未明に都内の病院で亡くなっていたことが7日、分かった。64歳だった。2012年4月に食道がんの手術を受け、仕事復帰を果たしたが、体調不良を訴えて昨年5月から療養していた。親族関係者によると身内だけで密葬を済ませており、後日にお別れの会を開く予定という。

・・・・(中略)

 たかじんさんは歌手として多くのヒット曲を持つ一方、視聴者の怒りを代弁するような型破りのトークで人気を集めた。声を荒らげて政治家や著名人にかみつくこともあった。レギュラー番組は軒並み高視聴率を記録したが、芸能プロの影響力が大きいとされる在京テレビ局のレギュラーは持たない「アンチ東京」を打ち出した。在阪の番組も「東京で放送するなら降りる」と公言していた。東京への対抗心が強い関西の視聴者の心情をつかみ、圧倒的な支持を得ていた。

 ◆やしきたかじん(本名・家鋪隆仁)1949年(昭24)10月5日、大阪市西成区生まれ。71年にシングル「娼婦和子」で歌手デビューしたものの、刺激的作風から発売禁止になった。76年にシングル「ゆめいらんかね」とアルバム「TAKAJIN」で再デビュー。「あんた」「やっぱ好きやねん」「ICHIZU」「未練〜STILL〜」「東京」などがヒット。テレビやラジオにも出演多数。主なレギュラー番組は読売テレビ「たかじんnoばぁ〜」や関西テレビ「たかじん胸いっぱい」など。血液型O。


YouTube動画


一度は復帰したのに残念・・・

1月8日(水) 都知事選

元航空幕僚長の田母神俊雄氏が正式に無所属で出馬を表明した。(1/8)
その他、桝添氏、そのまんま東氏、日弁連宇都宮氏などの名前が挙がっている。
田母神氏には言論でご活躍された方がいいかなと思っていたが、他の候補者の面々を見ると半島勢力や言動の軽い元芸能人、左翼弁護士などアブナイ連中ばかりだ。
安倍政権でようやく日本もまともになってきたかと思えるようになった。
オリンピックを控えた日本の首都東京、地方政治を代表する知事には愛国者田母神氏がふさわしいのではないだろうか。
東京都民の選挙に期待しよう。
元航空幕僚長の田母神氏、都知事選出馬へ「最終的な決断は5日に」 2014.01.04
http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20140104/dms1401041453008-n1.htm

 東京都の猪瀬直樹前知事の辞職に伴う都知事選(1月23日告示、2月9日投開票)で、元航空幕僚長で軍事評論家の田母神俊雄氏(65)が、無所属で出馬する意向であることが分かった。田母神氏は、夕刊フジの直撃取材に「最終的な決断は5日にする」としながらも、「国家緊急事態に対応できる首都にしたい」など、取り組むべき課題を激白した。

 田母神氏は1948年、福島県生まれ。防衛大卒業後、航空自衛隊に入隊。統合幕僚学校長や航空総隊司令官などを歴任し、2007年に航空幕僚長に就任した。翌08年、アパグループの懸賞論文に「日本は侵略国家であったのか」という作品を応募したところ、政府見解と異なるとして幕僚長を更迭される。定年退職後に発表した著書は、多くがベストセラーとなっている。

 本紙は4日朝、福島県に帰省中だった田母神氏を直撃した。
 田母神氏は「昨年暮れから、支援者の間で『都知事選にどうしても出てほしい』という声が広がった。それまで、都知事選に出ようと思ったことは一度もなかった。5日に東京へ帰り、支援者らと協議したうえで、同日夜にも最終決断する。出るのか、出ないのか、いずれにしても週明けに記者会見を開こうと思っている」と語った。
 選挙はまったく未知の世界だが、「人間はいくつになっても未知の世界(に挑むもの)。恐れてはいない」と、意欲的な構えだ。
 田母神氏は、2020年に五輪開催を控えた東京が最優先で取り組むべき課題について、「国家緊急事態に対応できる首都にすること」といい、さらに続けた。
 「よその国では緊急事態にもっと軍の力を活用している。軍の動かし方が検討され、決められている。ところが日本、特に首都・東京ではどのような組織で対応するのかはっきりしていない。迅速に対応できる仕組みを整えなければならない」
 また、東京五輪については「海外から見にきた方々が『日本、そして日本国民は素晴らしい』と思っていただけるよう、成功させたい」と語った。

参考
選挙前.com 放送されない政治家の思想と実績 「舛添要一」
http://senkyomae.com/p/467.htm

1月6日(金) 保守論客「遠藤浩一氏」急死

55歳の若さ、これからの日本を導く方であった。保守論壇に喪失感が広がっている。

私事ではあるが、従弟もこの働き盛りの年頃で亡くなり、残された叔父さん夫婦が嘆いていた。
健康管理には充分気を付けて頂きたいと思う。
遠藤浩一氏、死去 55歳 保守派の論客、正論新風賞- 産経新聞(2014年1月6日08時05分)
http://news.infoseek.co.jp/article/sankein_snk20140106092

 拓殖大学日本文化研究所所長で本紙「正論」メンバーの遠藤浩一(えんどう・こういち)氏が4日、死去したことが分かった。55歳。大学関係者が5日、明らかにした。
 4日午後に新年会に参加した後、体の不調を訴え、その後死去したという。葬儀などの日程は未定。

 民社党広報部長などを経て拓殖大学大学院教授に就任。近代日本政治史などを専門に活躍した。平成21年にフジサンケイグループ主催の第10回「正論新風賞」を受賞。保守二大政党を支持し、民主党政権の3年間を「長すぎた政治空白」などと強く批判した。今月3日付の本紙「正論」欄で「『観念的戦後』に風穴開けた参拝」と題する小論を発表したばかりだった。

【正論】遠藤浩一氏 年頭にあたり 「観念的戦後」に風穴開けた参拝
http://www.iza.ne.jp/kiji/column/news/140103/clm14010303060001-n1.html

 旧臘(きゅうろう)、テレビの報道番組で民主党の前原誠司元代表が妙なことを口走っていた(12月9日放送のNHKニュースウオッチ9)。

前原氏の「色分け」に失笑
 曰(いわ)く、安倍晋三内閣は観念的保守で自分は現実的保守だ、政界再編は観念的保守の自民党と現実に根ざした保守勢力を対立軸にしていくべきだ、云々(うんぬん)。失笑した。
 日本維新の会や結いの党との連携を睨(にら)んで、安倍政権との違いを際立たせたいがための発言なのだろうが、言葉は正しく使ってほしい。安倍首相や自民党の何をもって観念的とするのか、発言者本人のこれまでの言動のどこが現実的なのか、全く分からない。
 いうまでもなく、政治とは現実との格闘である。筆者の見るところ、安倍内閣及び自民党はひとつひとつの政策を現実的に、かつ慎重に進めている。

 他方、民主党政権時代の前原氏が、八ツ場(やんば)ダム建設中止などマニフェストに掲げた政策に観念的執着をみせたのは記憶に新しい。そもそも保守という立場について「観念的」とか「現実的」と形容して分類すること自体、観念の遊戯に淫しているといわなければならない。
 おそらく集団的自衛権行使やその先に待っている憲法改正など、これまでの自民党政権やそれを小粒化した民主党政権が成し得ず、提起することさえしなかった、(前原氏から見れば)現実的とは思われないような課題を目標に据えている点をとらえて、「観念的」と揶揄(やゆ)してみたのだろう。
 してみれば氏の掲げる現実主義とは、現実を修正不可能なものとし、その歪(ひず)みや欠陥を是正するなどもってのほか、長いものには巻かれろという立場のようである。

 仮にそうであるならば、「現実に根ざした保守」は彼にとって自己否定のスローガンとなる。外交安全保障について、氏は「自立と協調」「アメリカを中心に他国と協調。ただし、自分の国は自分で守る」(同氏HP)としているが、政治家としてこうした観念を政策として実現するには現実の歪みを是正する意思と行動が求められる。

 ≪憲法改正は今や現実的課題≫
 米国と協調し日米同盟をより強固なものにするにあたって集団的自衛権行使は避けられないし、自立し自分の国を自分で守るようにするには、現行憲法の見直しは必須の現実的課題となる。一方、外国の顔色を窺(うかが)って英霊を蔑(ないがし)ろにするようでは自立どころか、自壊を待つのみだろう。
 今でこそ首相が先頭に立って憲法改正の必要性を主張するようになったが、しばらく前までは閣僚が憲法の欠陥や改正の必要性を口にすれば馘首(かくしゅ)される時代が続いた。昭和55年、奥野誠長男法相が憲法改正に言及して鈴木善幸首相に更迭されるということがあった。

 この時、現実主義を標榜(ひょうぼう)する某国際政治学者は、政治家は向後(こうご)10年間、憲法論議を棚上げにすべきだ、不愉快でも沈黙し、なすべきことをなすのが政治家の倫理である、と託宣した。憲法の改正は国会で発議することになっているのに、国会議員が議論を禁じられたら、誰がその職責を果たすのか、それこそ政治倫理にもとるではないかと、学生の身でも疑問に思ったものだ。
 この時、福田恆存は痛烈に批判した。政治学者はどうしたらいいのか、批評家はどうしたらいいのか、いくら御用学者となろうとも、言うべきことは、はっきり言わねばならない、と。

現状肯定の罠に嵌まるな
 そのさらに十数年前の昭和42年、福田と三島由紀夫が対談で、この問題について論じている。三島が「現実主義と現実肯定主義はすぐくっついちゃう」と指摘すれば、福田は「現状肯定、現状維持の現実主義者というのも、実は一種の観念論なんだよ」と返す。「現状のままで自衛隊合憲説を唱えていると、はじめのうちは嘘と意識していても、そのうちに本当にそんな気になってしまう」(『文武両道と死の哲学』)との福田の発言には、今日も重みがある。とすると、世の中は変わってはいないということになる。
 いや、世の中は変わったのに、ちっぽけな現状肯定主義に取り憑(つ)かれた前原氏らが取り残されているだけなのかもしれない。変化に追いつけない連中が連合しようが新党を作ろうが、そんなものは放っておいて現実の政治が粛々と進んでいくのなら、それでいい。

 民主党政権という悪夢のような現実を清算し、安倍政権が誕生して1年。堅実かつ大胆な運営で相当の成果を上げているが、安倍首相の真の目標は憲法を正して「戦後」に終止符を打つことにある筈(はず)だ。このすぐれて現実的な目標を達成するには、粘り強さと周到さが求められる。そして現実主義と現実肯定主義を峻別し、後者の罠(わな)に嵌(は)まらぬよう注意することだ。その意味で、首相の靖国神社参拝は観念化した「戦後」から脱却するための大きな一歩といえる。(拓殖大学大学院教授)


1月3日(金) 光陰矢の如し

穏やかな三が日も今日で終わり。
一日は次男、今日は長男家族が来てくれた。
孫も三歳になり片言で話が出来るようになっていた。
近くの公園で記念撮影。


こういった写真は今までにも沢山撮ってきたが、24年前(1990年)のを見てみた。
私は40代、横の母、撮影者の父が70代であった。


当方は今年70代に入り、24年前の両親と同年代になった。
時は容赦なく過ぎていき世代交代も確実に進行していく。
世の中いろいろあるがこれほど当たり前のことはない。
新年を迎える度に、嬉しくもありちょっと寂しくもありで、この歌を思い出す。

 元日や 冥土の旅の一里塚
   めでたくもあり めでたくもなし       一休禅師

昨年仕事から完全にフリーになり、冥土の旅の始まりを自覚した。
いつまで続くか知る術もないが冥土の土産をぼちぼち凡夫なりに作っていきたいと思っている。

1月1日(水) 河野談話「日韓合作」だった

年明け早々、ショッキングなニュース。
韓国女性を強制連行し日本軍の性奴隷にしたというあの「河野談話」が日韓合作だったとは!
韓国は従軍慰安婦像をアメリカ地方都市に建て宣伝に余念がなかった。人の好い米人はすっかり騙されていたというわけだ。
それにしても、当時の宮沢改造内と河野洋平内閣官房長官が行った談話は、事実よりも政治判断で行われ、しかも韓国側からいろいろ注文をつけられた嘘っぱちであったとは。
どこやらの高校が韓国へ謝罪修学旅行に行っていたが、土下座さされた高校生は気の毒。
産経阿比留記者の一大スクープだが、談話本人河野洋平氏、反日で凝り固まった朴槿恵政権、また日本国内の親韓勢力、マスコミがこれで反省するだろうか。
そして、欺瞞性を知りながら河野談話・村山談話を踏襲してきた政府はどう対応するのだろうか。
この新年のうちにキチッと談話を撤回してもらいたいもの。
河野談話 日韓で「合作」 要求受け入れ修正、関係者が証言 2014.1.1 12:36
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/140101/plc14010112380006-n1.htm

原案段階からすり合わせ

 慰安婦募集の強制性を認めた平成5年の「河野洋平官房長官談話」について、政府は原案の段階から韓国側に提示し、指摘に沿って修正するなど事実上、日韓の合作だったことが31日、分かった。当時の政府は韓国側へは発表直前に趣旨を通知したと説明していたが、実際は強制性の認定をはじめ細部に至るまで韓国の意向を反映させたものであり、談話の欺瞞(ぎまん)性を露呈した。

 当時の政府関係者らが詳細に証言した。日韓両政府は談話の内容や字句、表現に至るまで発表の直前まで綿密にすり合わせていた。
 証言によると、政府は同年7月26日から30日まで、韓国で元慰安婦16人への聞き取り調査を行った後、直ちに談話原案を在日韓国大使館に渡して了解を求めた。これに対し、韓国側は「一部修正を希望する」と回答し、約10カ所の修正を要求したという。

 原案では「慰安婦の募集については、軍の意向を受けた業者がこれに当たった」とある部分について、韓国側は「意向」を強制性が明らかな「指示」とするよう要求した。日本側が「軍が指示した根拠がない」として強い期待を表す「要望」がぎりぎりだと投げ返すと、韓国側は「強く請い求め、必要とすること」を意味する「要請」を提案し、最終的にこの表現を採用した。

 別の箇所でも「軍当局の意向」は「軍当局の要請」に書き換えられた。原案で慰安婦に対し「心からおわび申し上げる」とある箇所は、韓国側に「反省の気持ち」を付け加えるよう指摘され、盛り込まれた。

 修正に応じなかった箇所もある。原案が「(慰安婦が)意思に反して集められた事例が数多くあり」とする部分で、韓国側は「事例が数多くあり」の削除を求めた。これでは募集全部に強制性が及ぶことになるため、日本側は修正を拒否した。

 政府は、河野談話がほぼ固まった同年8月2日、韓国の閣僚にも案文を伝えた。閣僚は一定の評価をしつつも、「韓国民に、一部の女性は自発的に慰安婦になったという印象を与えるわけにはいかない」と強調したとされる。

【用語解説】河野談話
 平成5年8月、宮沢喜一内閣の河野洋平官房長官が元慰安婦に心からのおわびと反省の気持ちを表明した談話。閣議決定はしていない。募集に関し、「官憲等が直接これに加担したこともあった」「募集、移送、管理等も、甘言、強圧による等、総じて本人たちの意思に反して行われた」などと強制性を認定した。

河野談話の欺瞞性さらに 事実上の日韓「合作」証言 2014.1.1 16:30
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/140101/plc14010116300010-n1.htm

 証拠資料も日本側の証言者も一切ないまま強制性を認めた河野談話をめぐっては、唯一の根拠となった韓国での元慰安婦16人への聞き取り調査も極めてずさんだったことがすでに判明している。今回、談話の文案にまで韓国側が直接関与した事実上の日韓合作だったことが明らかになり、談話の欺瞞(ぎまん)性はもう隠しようがなくなった。

 そもそも、当時河野談話作成にかかわった当事者らはこれまで、韓国とのやりとりについてどう語っていたか。河野洋平元官房長官は平成9年3月31日付の朝日新聞のインタビューにこう答えている。

 「談話の発表は、事前に韓国外務省に通告したかもしれない。その際、趣旨も伝えたかもしれない。しかし、この問題は韓国とすり合わせるような性格のものではありません」

 河野氏は胸を張るが、政府関係者の証言によると、韓国側はこの言葉とは裏腹に、談話発表の日時にまでたびたび注文をつけていた。当時、宮沢喜一内閣は風前のともしび(談話発表の翌日に総辞職)だったため、談話発表後の実効性を懸念したのだとみられる。

 一方、事務方トップだった石原信雄元官房副長官は同年3月9日付の産経新聞のインタビューで次のように述べていた。
 「談話そのものではないが、趣旨は発表直前に(韓国側に)通告した。草案段階でも、内閣外政審議室は強制性を認めるかなどの焦点については、在日韓国大使館と連絡を取り合って作っていたと思う」
 石原氏の方が比較的実態に近いようだが、実際は趣旨どころか談話の原案も最終案も韓国側に提示し、「添削」すら受けていた。河野、石原両氏は外交の現場の実情を把握していなかったのかもしれないが、結果として国民をミスリードしたことは否めない。

 河野談話は日本の政府見解であるのに、自国民より先に韓国側に通報され、その手が加わって成立した。いまなお韓国が執拗(しつよう)に慰安婦問題で日本を批判しているむなしい現実を思うと、有害無益だったと断じざるを得ない。(阿比留瑠比)

河野談話の撤回要求へ 維新、年明け署名 参考人招致も 2013.12.28 08:14 [日本維新の会]
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/131228/stt13122808150000-n1.htm

 慰安婦募集の強制性を認めた平成5年の「河野洋平官房長官談話」をめぐり、日本維新の会が年明けに河野談話の撤回と、河野氏の国会への参考人招致を求める署名運動を全国で展開することが27日、分かった。
 談話の根拠となった韓国での元慰安婦への聞き取り調査報告書は「ずさん」だったことが産経新聞の報道で明らかになっており、維新は署名運動を通じ見直しの機運を盛り上げたい考えだ。平沼赳夫国会議員団代表らが主導して進める。
 維新は「歴史問題検証プロジェクト・チーム(PT)」(座長・中山成彬元文部科学相)を11月に発足させ、談話の検証を開始。12月に内閣官房に対し、元慰安婦16人の聞き取り調査報告書の開示請求を行った。米カリフォルニア州グレンデール市に「慰安婦」像が設置された問題では、党所属国会議員が現地を視察している。
 だが、こうした取り組みにもかかわらず、談話見直しの論議は広がりを欠いている。このため、「間違った談話で、日本人がいわれのない汚名を着せられたままではいけない」(幹部)として、全国で声を上げることにした。


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