メイン頁へ
兵庫県市川町 鶴居城山(433m) 大中山(662m) 2014年2月23日(日) 晴れ    地図
1:鶴居城山、大中山(奧)
(夕方国道312号線から)
2:鶴居城山登山口
3:鶴居城山頂上
展望
4:市川、市街
5:南:七種槍
6:北東方面
大中山へ
7:残雪の山路
8:大中山三角点
展望
9:北方向
10:北東方向
下山ルートから
11:鶴居城山
12:市川町甘地付近?
13:大中山
14:南東方向
(加西、加古川方向)


兵庫県神崎郡市川町の鶴居城山、大中山を訪れた。
行程 周回約八キロ
城山登山口(10:15)==鶴居城山山頂(11:25)==分岐点(12:00)==大中山(13:35)
大中山(14:10)==分岐(15:15)==工業団地北端(16:30)==城山登山口(16:55)

東側の墓地が登山口で、そこに掲げてあった説明には「稲荷山城」となっている。
山上の標識は「鶴居城趾」となっているので、以下こう呼ぶことにする。
前回の赤松城趾と同じくここも赤松一族の居城であった。


標高433mで見晴らしがよく、南北に流れる市川や播但高速道路、流域の細長い市街地が望まれる。
下山時に西側の尾根から南東方向に目を凝らしてみると山並みの向こうに加古川の城山(赤松城趾)が見えた。
烽火で合図を送ることもあったかも知れない距離だ。

鶴居城山で休憩した後、北西の大中山に向かった。地形図には鶴居城山も大中山も山名が記載されていない。
尾根筋の雑木越しに、南側に七種山や端整な円錐形の七種槍が見える。
尾根筋は何度かアップダウンがある。ピークからは樹木のため大中山の全貌が見えず、そのせいか距離が長く感じられた。
腹が減って、途中何度か食べようかと思ったが、我慢して先を急いだ。
大中山の斜面に取り付くと残雪が深くなった。獣の足跡ばかりで靴跡はない。

大中山への尾根に取り付く辺りで横道にそれ、七種山方面へ200mばかり行ってしまった。
道が細くなり一向に登っていく気配がないのでGPSを確認すると行き過ぎていた。
引き返し登り口を探し残雪の斜面を登っていった。
鶴居城山からやく二時間あまりでようやく大中山頂上に着いた。

頂上は樹木が切り払われているので雪はなく、三角点の周囲に温かい陽光が射していた。
展望は北側だけ開けていた。展望は後回しにして握り飯をぱくつく。
段ヶ峰あたりには冠雪が残って光っている。北東方向には千ヶ峰、白岩山が重なり同定が難しい。

帰路は分岐点から南に向かって工業団地へ降りた。
尾根筋の樹間から鶴居城山と大中山が見え写真に撮る。
道は細くシダが多い。ストックは余り使えず引きずって歩いた。

もとの登山口近くに帰ってくると、獣害防止ネットの内側で鹿がネットに絡まり死んでいた。
死んでから間がないようで死臭はしなかったが、カラスであろうか無残にもお尻の辺りは食い破られて肉が露出していた。


どこの山に行っても鹿や猪が多いせいかネットが張り巡らされている。
昔は天敵の狼がいて増えすぎると云うことはなかった。
今は狼もいなくなり人間様はまず安心して山を歩けるのだが。