最近、ブロブ頑張ってるつもりです。
2023年9月~2024年9月にかけて当院へ来院された方々から募金を協力していただき先日ボランティア団体「さくらcatクラブ」さんへお渡しすることができました。
以前にも増して、募金していただいている方が目立っているように思います。
遠くの困っている人たちに手を差し伸べるよりも近くのにゃんこですね。
募金額 ¥25,088円
自分のハンコが必要だったのでダイソーで探していたら、間接的に否定されていることに気付きました。
「シゲヤマ、オマエ、ハイバン」
ディスプレイに、そっとささやかれました。
篠木さんも廃盤みたいです。
仲間ですね。
普段、あまりテレビとか見ないのですがたまたま外出先で耳にした言葉が心に刺さりました。
あの有名な鬼〇の刃での登場人物、岩柱:悲鳴(ヒメジマ 27歳未去勢オス)さんのお言葉。
子供に対し、
「純粋無垢で、弱く、すぐ嘘をつき、残酷なことを平気でする。我欲の塊だ」
激しくそう思います。
NHK対策として当院ではテレビを流さず、主にYou Tubeを流してます。
主に、経済(節約)、食品の安全性などを流しているつもりなのですが、どうしてもスピリチュアルな動画が舞い込んできます。
神様がどうとか、波動がどうとか、何かが見える見えないとか。。。
あまり気にしてなかったのですが、ある日患者様から
「・・・・待合いが変な雰囲気になってます。」
と、指摘を受けました。
確認してみたら、ぽかんとしている人や、眼をそむけている人がいらっしゃいました。
第三者が、うちの患者さんを洗脳しようとしてるのでしょうか?
何とか怪しげな動画が流れないように注意いたしますが、流れている時は是非お声がけをお願いします!
先日、クリスマスということで、手作りのお菓子をいただきました。
お店の商品ですか?と言わんばかりに見た目もすごいです。
体に良さそうな緑色に、原形を留めた豆。
中心部分には、質感の整った白いぷりぷりが鎮座しておりました。
おいしいものをいただけるので来年も頑張らないとですね。
先月、家族の一員の猫さんが行方不明になってしまったと一通のポスターが届きました。
大阪市内?府下?すべての動物病院さんに郵送されているような感じでした。
ご住所が港区からはずいぶん離れているため
茂山「一般的な猫ちゃんの行動範囲から考えると10㎞も移動するかなぁ・・・?」
ベテランスタッフA「ちゃんと逃げ出さないようにしないとね」
新人A「かわいそう。。。」
茂山と、ベテランスタッフは人の心を忘れてしまったようでとても変な気持ちのなりました。
普通の人はきっと新人さんのように、他人に寄り添う気持ちがあるはずなのに、僕らはすっかり心が澱んでしまい真っ黒になってしまってました。
仕事中、「あぁ、僕たちの良心は失われてしまった。でも少しでも人の気持ちを取り戻さないといけないね。」と反省会をしました。
こんな人間だし、道を歩いてて、石を投げられないか心配です。
とはいえ、ペンタ君、見つかってよかったです
最近、ブロブ頑張ってます。
2022年9月~2023年9月にかけて当院へ来院された方々から募金を協力していただき先日ボランティア団体「さくらcatクラブ」さんへお渡しすることができました。
確かに、募金をしていただく方の中には500円硬貨を惜しみなく入れていただいている姿を見ることが何度かありました。
日本国も中身のない増税とか利権まみれのどこぞの関係者に補助金出すくらいならシェルターや地域の保護団体さんに渡してほしいです。
募金額 ¥10,074円
前回、NHKの悪夢に払拭できずに弱音をはいてしまいました。
今日も見たら郵便受けに督促状が来てました。
本当に怖いっ団体ですね
なかなかすぐに分かり合えることは難しいのかもしれません。
油(脂)に関してですが、私たちの脳ミソの殆どが脂質なのでボケないためにも気にした方がいいですよね
あの油は良くないとか、いやいや科学的根拠もないのに過剰に反応しすぎだとか意見が割れますので迷いますよね。
そう考えると、シンプルにせめて家庭では良質の油を使いましょう!でいいのではないかと思います。
正直、外食とかで使う油はよっぽど信用がある高級なところでないと壊滅的に使いまわしてますし、使う油の質も悪いです。
①肉の脂(牛脂、ラード(豚脂)など):お手軽な外食産業で大人気。特にラードなどは安価に手に入るし食材に風味を与えるから乱用間違いなし。
対価として中性脂肪と悪玉コレステロールをいただけます
②サラダ油(菜種(輸入物はキャノーラとして区別)や大豆、ひまわり、とうもろこし、綿実、ごま、米、紅花、ぶどう由来の油)
オリーブ油との比較になるのですが、オレイン酸の含有量が少なく、リノール酸の含有量が高い、ビタミンEの含有量が高いとの特徴があるようです。
オレイン酸やリノール酸は血中のコレステロールを下げる効果があるようですが、近年、コレステロールは下げすぎるものも良くないと言われてますのである程度でいい様子
オレイン酸は酸化に強いがリノール酸は弱い。
酸化した油は細胞を傷つける。
リノール酸は、過剰になると炎症を引き起こすアラキドン酸に変換されるらしい
ビタミンEは普通の食生活で十分に足りるようですので、不足している人でないなら意図的にサラダ油を選ぶ必要なさそう
サラダ油でもオリーブ油でもどちらでもいい気がしますが、選択枝があるならオリーブ油の方が体にはよさそう
毎日大匙1杯摂りましょう!とか何かで聞いたような気もしますが、積極的に摂ると油だしやっぱり太りそう。
③加工油脂(マーガリン、ショートニング、ファッドスプレッドなど)
トランス脂肪酸たっぷりの油で有名。
悪玉コレステロール様といつも以上に仲良くなれて、動脈硬化のリスクをGETできます。
油に水素添加という工程を加えると天然に多いしシス型油ではなく人工的なトランス型の油が多く誕生するようです。
口当たりというご褒美と引き換えに血管の健康を差し出す感じですね。
④揚げ物全般
高温の油でサクッと上げると酸化(油がさびるイメージ)が過酸化(もっとさびさび)になり、より効率的に細胞へダメージ与えます。
外食で揚げ物食べたら①~④を自然に取り込むので完璧ですよね
ただそんなこと言っていたら食べるものなんてほとんどなくなるので、選択枝があるなら①~④は避ける方がよさそうです。
オリーブオイルにしても、MCTオイルにしても他に比べると健康的であるということであって必要以上に摂取すると不健康になりそうです。
結論としては。。。
①できる限り外食は避ける(飢えに耐えれないときは除く)
②無駄に市販の植物油製品(カップ麺、ドレッシング、揚げ物など)を買わない
③同じ油を摂るならオリーブ油などがよさそう
※魚油も良いのですが、油として普段使いするには臭いや価格などの問題がありそうです。。。
④油も生きていく上ではある程度は必要(脳にもお肌にも必要)
こんなこと気にしてたら食べるものありませんね
今日も牛丼チェーン店(油や糖質てんこ盛り!)行って来ます♪
↓タイトルがとても素敵です
齢、40歳を超えてからは少し食べるものを気にするようになりました。
私見ですが、テレビというものはある程度情報操作されたものばかりだと思います。
だって、CMとか企業の後ろ盾で成り立ってますし。。。
国や企業にとって都合が悪いことは確かに放送できませんよね。
そう思うようになってからは流行りのYou Tubeばかり見るようになってしまってます。
もちろん、発信者によっては偏った内容のものも多いですが。
首コリが酷く、それがわかるまで変な頭痛とかに悩まされていましたが、首のコリだとわかってから色々ストレッチしたら完全ではないですがかなり楽になりました。
その辺はyou tube様様かと思います。
テレビだと一方通行な情報の拡散なので、いざほしい情報となると今の時代には合わないのかなと思います。
最近は、そういった理由からテレビというものが必要なくなったので、もったいないと思いながらも、テレビも捨てました。(ホントです)
でもNHKは請求書をいつまでも送ってきます
国営放送って何だか押し売りみたいで怖いです
テレビありませんよー!って言ったら止まるんでしょうか?
前も、突然やってきて宗教の勧誘かと思うくらい何かを読み上げるかのように説得してきましたが流石に怖くて戸を閉めてしまいました。
きっと殺人とか犯罪ってこんなことから始まるんでしょうね
例
NHK訪問員登場
↓
請求にかかわる必要事項朗読
↓
怖くなって一般市民逃げる
↓
NHK職員ノルマ達成のため追いかける
↓
事故なのか故意なのか刺される
以上です。
僕の人生も残り少ないのかもしれません。。。
そういえば、食べ物の話が。。。
NHKの訪問がトラウマなのかもしれません。
(首コリストレッチ from you tube)
他にも肩こりに対して色々動画はあるのですが、『あんなことやっても無駄』とか『これだけやればいい』とか何故か他を批判する内容のものが多いですがこちらの動画は多少説明もしてくれるので受け入れやすかったです。
診察をしていると悲しくなるのが、患者さん(ワンニャン達)に接するときにかわいいお顔なのにすごい恐怖の眼で見られていることが多いです
悪意を持っているわけではないのですが、やはり大半の患者さんからは怖がられてしまいます。
確かに、患者さんに同意もなく針を刺したり、刃物刺したりとあの子たちからしたら死活問題ですよね
そんな時に、進撃の巨人を見ていたら「あぁ、こんな感じでみられているんだなぁ。。。」って改めて思いました。
なかなかすぐに分かり合えることは難しいのかもしれません。
何となく洗濯の水流にもまれている毛布を眺めていたら、トトロがこちらに微笑んでることに気付きました。
映画でもそうでしたけど、トトロは自分勝手な幼児(病気のお母さんにトウモロコシを届けようとする→迷子になり周囲に迷惑をかける)に対しても救いの手を差し伸べて助ける心の広い生き物でした。
そんなトトロが何を僕に訴えていたのかわかりませんが、とても人生に疲れているようにも見えます。
無理して笑い続けるのもしんどいのかな?
ストレスってため込むのは良くないと思うし、どこかで発散しないとトトロもいつか爆発するかもしれません。
もしかしたら洗濯洗剤の代わりに、心を静めるような漢方薬を入れたら本当の意味できれいになるのかな?
なんだかかわいそうなトトロ。
毎年のように、無宗教な自分にはあまり関係のない行事ですがクリスマスということで患者さんのご家族から手作りお菓子をいただきました。
取り敢えず、スタッフが食い散らかす前にきれいな状態をと撮影に成功。
最近は手作りのものとお店のものと見た目も味も区別がつかないほどにクオリティがすごいのですね。
約1年ぶりのブログ更新です
2021年9月~2022年8月にかけて当院へ来院された方々から募金を協力していただき先日ボランティア団体「さくらcatクラブ」さんへお渡しすることができました。
合計金額が僕の1か月食費レベルを超えているため心の悪魔が何かをささやいてはおりましたが、辛うじて良心が勝つことができました!
来年、良心が勝つかわかりませんが、これからもご協力お願いいたしますm(_ _)m
募金額 ¥30,135円
2020年7月~2021年8月にかけて当院へ来院された方々から募金を協力していただき先日ボランティア団体「さくらcatクラブ」さんへお渡しすることができました。
これからもご協力お願いいたしますm(_ _)m
募金額 ¥2,484円
搾取募金の3つの方法
①窃盗寄付≒「募金をお願いします」
②詐欺誠意≒「正しく使うので募金をお願いします」
③脅迫懇願≒「どうかお金をください!」
2021年6月付で開院から一緒に働いていただいていた丸谷さんが、プチ寿退社されました。
ありがとう丸谷さん、きっと私たちはあなたを忘れません。
いつまでも私たちの心の中に。。。
当院ではオゾンガスを治療に用いておりますが、オゾン水(水道水にオゾンガスを溶解させたもの)も治療や日常的な消毒などに利用しております。
元々は、鍼灸治療と組み合わせての相乗効果を期待しオゾンガス発生装置を購入したのですが、直後にコロナ(COVID-19)が流行し院内の除菌などに利用することが多くなりました。
消毒としてよく比較対象に挙げられるのが「アルコール系」「塩素系」です。
アルコールでも特に80%エタノールや75%イソプロピルアルコールが世界保健機構(WHO)で推奨されているとのこと。
エタノールとイソプロピルアルコール(通称イソプロパノール)の違いは?
エタノールの水素原子がメチル基に置き換わってとか何とかというのを高校生くらいに習った気もしますが、日常生活を送るのには不要な知識です(笑)
普段役立ちそうな知識としては、エタノールよりもイソプロピルアルコールの方が安価で消毒効果は強いがその分脱脂作用(お肌の潤いを奪います!)も強く安全性に劣ります。
厚労省のHPでは75~95%のエタノールが推奨されておりましたが、95%レベルの高濃度アルコールは揮発性が高すぎで消毒としては向かなかったような。。。
同HPでは入手困難な場合は60%エタノールでも可だそうですが、「そういう報告がある」という補足がありました。
どうも曖昧。
今日も日本国民は振り回されております。
ちなみにエタノールは酒精とも書いて飲料としても利用できますが、ただ飲むだけだと恐ろしく美味しくないそうです。それに消毒用となると食べてはいけない添加物も加えられているらしくやっぱり飲むべきではなさそうです。
先に書きました価格に関しても、エタノールは飲める分、酒税が絡んでくるから高いようです。
他のアルコール類も人体には有害なものが多くやはり敢えて飲まない方がよさそうです☠
塩素系に関してはよく、次亜塩素酸水が効果的で安全とありますが一般家庭には専用の機械でもない限り通常はありません。また使用の際は生成したものをそのまま利用するようですが、次亜塩素酸水は不安定で時間とともに分解され効果が落ちるため保存には向かないそうです。
間違えやすいものとしては「次亜塩素酸塩(次亜塩素酸ナトリウム)」があり、いわゆる漂白剤で使われるものです。通常は強アルカリなため希釈して使います。そのまま使うと皮膚がただれますヨ
で、オゾン水はといいますと、これらアルコール系消毒剤や塩素系消毒剤と比べるとその殺菌力は瞬殺レベルのようです。
瞬殺はオーバーかもしれませんが、低濃度でもかなりの効果があるようです。
次亜塩素水と同じく安全性に高く、更にうがいもできるし、眼も洗える(※当院では念のため医療用生理食塩水から生成します)。ただ不安定な物質であることから保存には向かず毎日作成する手間はあります。そして最初だけやや生臭い気もします。
検索すると色んな
学術論文も出てきます。
オゾンって過度の紫外線から地球を守ってくれるし結構いいやつだと思います。
時折、貴重な食料としてお菓子などを頂くことがあります。
先日、患者様からお菓子を頂いて、(僕が言うのもなんですが)可愛かったので写真を撮ってみました。
世の中の若い子はこういうのを”インスタ映えする”として拡散しているんですかね。
おじさんもたまにはしてみようと思います。
最近はピカチューの胴体を切り離して頭だけをお菓子として扱っているようで写真のような可愛い仕上がりで食べる人の葛藤や苦悩を誘う商品があるようです。
例にもれず、僕も食べるのにためらいが生じてしまいました。。。
「どう食べたら可愛いピカチューが報われるのか?」
結局は可能な限り一口で行けるよう頑張ってお別れしてます。
初めてピカチューを食べましたが味はプリンに近かったです。
一方、当院の某看護師さんは、ピカチューの耳をちぎり、目をもぎ取り、しかもそれを姪っ子さんの前で行い、食べ物の大切さを伝えたそうです。
確かに、食品ロスが問題となってますので、ピカチューを含め、色んな生き物の上に僕たちは成り立って生きているのだとピカチューは身を犠牲して教えたかったのかも知れませんね。
ありがとう、ピカチュー。
最近のコロナ(COVID19)は人間以外ではどうなっているのか調べてみたら色々情報はありましたが 2月に東京都獣医師会
が発信していたものがわかりやすくまとめられていたため、より簡略化し少し手を加えてご紹介いたします。
Q1.
COVID19(新型コロナウイルス)はペット(犬や猫)にうつりますか?
A.
①香港での事例
COVID19に感染した人間宅の犬から、弱い陽性反応が見られたと報告。この犬の弱陽性反応は、その後、無症状のまま陰性となったとのこと。また別の陽性患者が飼っている犬も陽性となったことが報告。この犬も無症状で、その後、陰性となる。
②ベルギーでの事例
猫では、3月27日にベルギーで感染が確認されたと発表。この猫は下痢、嘔吐、呼吸困難などの症状を示した後、回復したとされているが、判断をするための十分な情報がなく、本当に感染したかどうかも含めて不明。
③香港での事例その2
3月31日当局が猫への感染を報告。この猫は無症状。
④ニューヨークでの事例
4月22日に、ニューヨーク州でそれぞれ別の飼い主に飼育されている猫、2頭で陽性を確認。この猫たちは、軽い呼吸器症状を示し、現在は回復していると報告。1頭は飼い主が陽性患者。もう 1 頭は感染源がはっきりしないが、CDC(アメリカ疾病予防管理センター)および国立獣医学研究所はヒトの陽性患者から感染したと推測。
いずれの報告も、COVID19が犬および猫にうつる可能性を示唆。
⑤ニューヨークでの事例その2
4月5日、ニューヨークのブロンクス動物園でトラ1頭がCOVID19に感染。4月22日、先のトラ1頭に続いて、臨床症状を示していたトラ4頭、ライオン3頭においても、糞便中に新型コロナウイルスが確認。
⑥オランダ、デンマーク、ギリシャなどでの事例
COVID19の感染またはその変異種の感染が毛皮用飼育ミンクから確認。人への感染が疑わるため大量に殺処分。
その他
感染実験や、武漢市での猫の抗体価検査の結果などが中国の大学から報告。ただし情報が不確かで信ぴょう性に欠けるとの見解。
他にも色々出ているとは思いますが、種の壁を越えてウィルスが広がる危険性は以前よりも上がっているようです。
日本においては GO TO かんせーんキャンペーン が、これから本気を見せるのかもしれませんね。
皆様から小銭を搾取すべく遊び心を持って募金をしていただくべく募金箱を購入しました。
<使い方>
①『↓』の部分に硬貨を置きます
②「ワオン?」と声がします
③何か声をかけてあげるか、募金箱の横などをかるく指先でコンコンと叩いてみてください
④怪奇現象が起きます
主に大阪市港区を中心にボランティア活動をされている「さくらcatクラブ」さんという地域猫さんの保護活動を行っている団体さんがいらっしゃいまして、当院でもそれとなく募金箱を設置させていただきました。
約1年という歳月の中で皆様から寄付していただき、そちらの方を代表の方にお渡しできました。
来年はもっと集まりますようにと募金箱を工夫する必要があると感じる所存でございます。(; ・`д・´)
当院以外でも飲食店などで募金箱を見かけたこともあります。
皆様も募金箱を見かけたときはよろしくお願いします。m(_ _)m
募金額 ¥5,480円
皆様ご協力ありがとうございました。
診察中に「日本で狂犬病が出たわよ!」と患者さんの家族から言われることが多くなり、さて実際はどういう感じなのか確認してみました。
内容は簡略化するとこんな感じのようです。
2019年9月
就労のために訪れていたフィリピンでワンコに足を噛まれる。
医療機関を受診もせずそのまま放置(!?)
2020年2月
日本へ帰国
2020年5月11日
嘔吐や飲水困難の症状がでて医療機関を受診
2020年5月22日
PCR検査にてRabies virus陽性
現在重体
となってました。
(2020.06.13死亡)
今から2006年にもフィリピンから帰国した日本人が国内で発症そして死亡
このときも人間が国内にウィルスお持ち帰り。
その結果、行政からの通達がワンコに毎年狂犬病予防注射を打ちましょうとのこと。
国外の流行地に行くんだったら人間が予防接種した方がよさそうです。
確かに法律上、狂犬病予防接種の義務はあるかと思いますが、いつもワンコが悪者になっていて自分もその一味である気がしてどこか心が痛いです。
(確かに、当事者のワンちゃんやにゃんこにとって獣医なんて敵以外のなにものでもない??)
さらに日本国内では1957年にゃんこに狂犬病が確認されたのを最後にその後の発生はないとのこと。
ワンコですらない。。。
アジアの国々では路上生活ワンコが多いため主にワンコに噛まれて感染するようです。
でも最近の日本で路上生活ワンコってほとんど見かけない・・・
フィリピンのような路上生活ワンコが多数いる国に行くときは皆様、ご自身にワクチンを打ちましょう。
ちなみに、予防的に行う場合は1回15000円を3回投与するそうです。
流行地に渡航するときはそれなりの覚悟をしていってらっしゃいませ。
結論から言うと一般的には今回のCOVID19 は感染しないはずですがちょっと考えが変わってきてるようです。
少し古い記事ですが2020年2月11日アメリカ獣医師会、世界消導物獣医学会が発表した正式な見解のQ&Aでを転記しました。
Q:新型コロナウイルスはペットや家畜に感染しますか?
A:犬にも、猫にも、以前からコロナウイルス感染症はありますが、それは動物種独特のものであり、種を超えて感染はしません。犬コロナウイルスや猫コロナウイルスはαコロナウイルスに属し、今回の新型コロナウイルスはβコロナウイルスに属します。すなわち、犬のコロナウイルスは犬のみで、猫のコロナウイルスは、猫のみで伝染します。
とあります。
但し、ウイルスというものは単純な生命体なだけに変化することもあり、感染を繰り返す中で将来的にはどうなるかはわからないとの補足もあります。
その後、5月1日の時点で日本獣医師会が発表したし資料ではこのようになっております。
『ベルギーやアメリカ、インドなどでネコ科の動物または猫への感染が報告されていますが、ベルギー当局でははこれまで「愛玩動物から人に感染する危険性はない」』
『中国やドイツにおける感染実験では、豚や鶏は非感受性であり、犬もほとんど感受性がないとしています。しかし、猫やフェレットは感受性が高く、猫は呼吸器症状を示さず消化器症状を示して、猫から猫への感染が見られる』
これらのことを踏まえて
①飼い主がしっかり感染防御を対応をとる
②猫は外に出さず室内飼育が適切
③陽性飼い主と接触のあった動物に臨床症状が認められた場合獣医師に相談
④診察する獣医師は個人用防護服で対策をとる
⑤診察の結果、検査が必要な場合は獣医師から国立感染症研究所獣医科学部へ問い合わせ
とあります。
結局のところ、人間同士が行う感染対策とあまり変わらないような感じです。
今回の新型コロナ(COVID19)は、人間がネコちゃんに迷惑はかけるけど、猫ちゃんが人間に迷惑をかける病気ではないようです。
猫ちゃん的には人間はどう映ってるんですね?
どうぞ下痢してる猫ちゃんには優しくしてあげてください。
今回のコロナのことで人間が一番怖いなって改めて思いました。
本当に人の闇は怖いです。
ずっとアベノマ〇ク楽しみにしてたのですが、虫とか異物の混入で配布計画がほぼほぼ破綻してたと知りました。
それでもア〇総理はマスクを発表してから計画が頓挫してもずっとそれを着用している姿をモニター越しに見かけます。
実はものすごい特殊繊維でできたマスクかもしれず、その効果のためか、今でも元気そうです。
450億円近くのお金があったら僕的にはマスクよりも腰にやさしい高反発ベッドを定期的に買い換えたいです。
人生4回目の急性腰痛症中(通称;ぎっくり腰)。。。
使っているポイントカードのポイント期限が迫っていたので捨てるくらいならと必要のない買い物を模索していたところかわいい子に遭遇。
即、衝動買い!
なんでも江戸川区に生息する生ごみを漁る黒い鳥だそうです。
たまにしゃべるかもしれません(笑)
病院を始めさせていただいて、気が付けは1年経過。
早いものでね。
毎日、看護師さんに罵声を浴びせられたりの日々でした😢
でも、今では諦めもついたのかあまりいじめられなくなり少し病院として形になってきた気がします。
また、お祝いに頂き物をくださる方もいたりして大変感謝しております。
これからも地味さは変わりませんがよろしくお願いいたします。
武漢発、新型コロナウィルス。。。
2019年12月から徐々に拡散してますね。
怖いといえばそうなのですが、簡単に言うと「重症化しやすい風邪」なので必要以上に不安をあおったり、色々することもどうなのかなって思ったり思わなかったり。
普通に手洗いやうがい、簡易マスクで正しく対処するだけではダメなのですかね?
そんな時なんとなく思い出されたのが「明治R-1ヨーグルト」。
大ヒットのきっかけは佐賀県の小学校でR-1ヨーグルトを児童に長期間食べてもらったところインフルエンザの発生率が明らかに低下したことにあります。
(R-1乳酸菌使用のヨーグルト摂取でインフルエンザ感染率が低下)
以前は小学校の記事くらいしか知らなかったので「たまたまなのかな?」くらいにしか思ってませんでしたがちゃんとした研究報告もあるようでしたので「へぇ~」ってレベルに関心度も高まった来ました。
(乳酸菌研究最前線)
さらには、病院に出入りしている業者さんが「うちではヨーグルトメーカーでR-1作ってますよー🎵」なんて話をするもんだから調べてみたら自宅で作れる商品があるではありませんか!
毎月のように風邪を引いている(その都度こじらせないように葛根湯飲んでます。。。)僕にとっては試してみる価値があると判断し早速ヨーグルトメーカーを買うことに決めました。
今から到着が楽しみです。
↓今回購入を決めた商品で、ヤマダ電機で4000円弱でした。
ストレス社会はワンちゃん、猫ちゃんにも広がっています。
家族がいないと不安で仕方なく、トイレを失敗したり下痢をしたり。。。
またはパニックになって遠吠えなど。
お出かけしようものならてんかんを発症してしまい外出を阻止。
多いわけではないのですがそんな『現代病』ともいえる病を患っている子たちも病院にはやってきます。
『社会化期』って耳にしたことはありますでしょうか?
簡単に言うと人間/犬/猫/他 社会に順応できるかどうかを決める大切な時期にあたります。
(僕も引きこもりで社会不適応者ですが、頑張って生きてます。。。)
人と同様に頭の賢いワンちゃん猫ちゃんにもそれはあります。
所説ありますが
[社会化期]
わんちゃん 3週齢~16週齢(長くても4か月齢まで)
猫ちゃん 2週齢~7週齢(長くても3か月齢まで)
と、言われておりこの時期に周りの環境に慣れることが人間と生活をする上で大事だと考えられてます。
一方ではワクチン接種や感染症の予防に備えないといけない時期とも重なるため過度な接触は控えるべき時期だとも言えますが、この社会化時期を逃すと一生の人格形成に関わるといっても過言ではありません。
「ワクチンプログラムが終わってから暫くしてからでないと散歩はできないと言われた」
それはそれで間違いはないですが、外には出れないわけではなく(ドッグランなどの密集施設や人混み、犬混み、猫込みは特に避けましょう)当院ではワクチン接種後、2-3日したら抱っこしながらのお散歩や、すでにワクチンを終了している子たちとの接触は可能と伝えてます。
そうすることで、少しでも社会に慣れる機会を早いうちに増やして、大きくなった時に必要以上に緊張しない人格ができると最近では考えられてます。
自分ちの子が可愛くて大切なのもわかりますが、適度な刺激も大切なのでこれから新しい子たちを迎える方はご一考いただければと思います。
先日、大阪城公園で大阪動物愛護フェスティバルが開催されました。
初めて参加したのですが、たくさんの方々に来ていただきました。
僕が参加したのは、『日本獣医中医薬学院』が出店しているブース。
内容は無料推拿(東洋医学的な手技を織り込んだマッサージ)と薬膳の提供とちょこっとグッズの販売でした。
思ったよりもたくさんの人に来ていただきスタッフ一同驚いておりました!
来年も頑張ろうとは思ってますので皆さまよろしくお願いいたします。
朝から夕方まで頑張った甲斐もあり、丸一日の報酬として人生初のタピオカミルクティーをいただきました!
とてもムニュムニュしてました!
人って生きていると意味なく疲れるときってあると思います。
夜な夜なyou tubeなんかで何か楽しくなるようなものがないかと見ていたら段々と昭和の歌謡曲に迷い込み、村下孝蔵さんに出会いました。
すでに急逝されている方なのがとても残念でしたが、残された楽曲はとてもキレイというか洗剤ではなかなか落ちないような僕の汚れた心がちょっと浄化されるようなそんな気分になる感じがしました。
時代が時代なので平成や令和時代の複雑な音楽と比較するとシンプルといえばシンプルなのですがそれが僕のようなおじさんには丁度良い。
知っている人も聞きなおしてみたらこの曲の良さを再発見するかも?
(村下孝蔵『春雨』from you tube)
以前僕が働いていた動物病院で、当時院長をされていた先生が退職されるということで何かお礼の品をと思い色々物色していました。
でも、実際のところ何が喜んでもらえるのがわからず迷っていると「似顔絵ボトル」というのに行き当たりました。
酒飲みの方(お酒でお亡くなりになるなら先生も本望かな?)でもありますし、丁度良いと思いいざ注文!
問題なのはその似顔絵ですが、3回ほど訂正を加えて完成しました!
途中、何故か林家こん平さんが登場してますが似てたんですかね?
「薬膳」と聞くと、なんとなくイメージはできやすいと思います
簡単に言うと、漢方の考え方に基づいて日頃の食事から体調を整えるようにしましょうというもの。
「今日は疲れたからウナギを食べよう!」
「貧血だからレバーを食べよう!」
「今日は冷えるから生姜湯でも飲もうかしら?」
「美肌にはコラーゲン鍋よね~」(※諸説あり)
「イライラするからジャスミン茶でも飲んで落ち着こうかしら…」
「お腹の調子が悪いからおかゆ作って!」
どれも漢方の考え方と同じものになります。
意識してないだけで日頃皆さんも実践していることだと思います。
では遺伝子栄養学は??
最初に遺伝子栄養学(ニュートリゲノミクス)という言葉を知ったのはペットフードメーカーのヒルズが出している「w/d」と「メタボリックス」を処方するときに明確な違いがよくわからなくて学術部門に質問した時に教えてもらいました。
どちらも減量を目的にしてはいるものの微妙に違う。
ご家族の方に何と説明したら良いのかわからず質問した次第でございます。。。
どちらも食物繊維を主体として減量へ導くというものだが、「メタボリックス」はそれに遺伝子栄養学の考え方を加えたものらしく、ある特定の栄養素を企業秘密的に添加し長期間食べることで遺伝子に何らかの影響を与えるように工夫されているそうです。
例えば、ある栄養素を摂取し続けることで特定の遺伝子作用しに脂肪の蓄積を防いだり、代謝を促したりするものが証明されているそうです。
ざっくりとしたイメージとして。。。
「薬膳」:例 唐辛子食べるとを体が温まる
「栄養学」:例 カプサイシン(唐辛子に含まれる成分の一つ)をとると体が温まる
「遺伝子栄養学」:例 カプサイシン取るとA遺伝子を持っている人はBが起こるので体が温まりやすい
漢方/薬膳の考え方と遺伝子栄養学の考え方はとても似てると思うので上手に取り入れると相乗効果が生まれそうです。
尚、当院のスタッフは総勢3名在籍しておりますが、1人は異常なまでに辛さに耐性があるようでデスソースでお食事が食べれるそうです。
遺伝子の進化ですね
日本に住んでいて「漢方薬」という言葉を聞いたことがないって人の方がおそらく少ないのではないかと思います。
では「普通の薬」と何が違うのでしょうか?
ここでいう「普通の薬」というのは病院で処方されることの多い西洋薬のことを言います。
西洋薬は、効果のあるとわかっている成分を人工的に合成または抽出して、利用したもので何の成分かをはっきりさせてから使用しているものです。
とはいえ、誤差範囲程度の効果しかない西洋薬が沢山巷に溢れているとかなんとかって話もよく聞きます。
。。。だって人間だもの。
多くは一つの成分に限定して利用されていますが、複合剤の類もあります。
例えば、単剤のものだと解熱鎮痛剤とか抗生物質とか、複合薬だと総合感冒薬のPL顆粒とかがあります(細かく言うと抗生物質にも合剤はありますが。。。)。
いずれも何の成分かを明記しています。
では、漢方薬ではどうでしょう?
漢方薬は通常は複数の生薬の合剤でその配分も決められています。
また、生薬の調理法や配合の量で効能が変わったりします。(例、桂枝湯と桂枝加芍薬湯など)
生薬とは、一つ一つの使用している植物の名前とか鉱物の名前とか、ある時は骨とか貝殻の名前なんかも・・・。
何飲ましてくれてんねん!って突っ込みたくなりますよね。
でも大丈夫、ちゃんと長――い歴史の中で人体実験(?)しまくって淘汰され確立されたものだけが残っているので正しく使用する分に関しては安全です。
「神農本草経」って漢の時代(BC221~AC220)に編成された漢方書籍の成り立ちをご存知でしょうか?
知ってるわけないですよね。
昔昔昔々・・・、古代中国の神様的な存在で、やたらと農業に傾倒しまくってた神農さんって方が農業ついでに色んな植物やら何やら何でもを食べまくっては「これはイケる!」「これはヤバい!」ってノリで自分を使って人体実験を繰り返していたそうな。
しまいには体が透けるような領域に達してしまい、生薬を食べるごとに内臓の色が変化するのがわかるようになり、色などによって効能を分けたそうです。
そしてたまに死にそうになっても薬草飲んで復活してはクレイジーな実験を継続。
リアルに死ぬまで続けたそうです。
そんな記録を集めて薬学書にまとめ上げたのが「神農本草経」とあります。
一部は作り話なのでしょうけど、確かに昔なら人体実験も平気で行ってそうです。
どこかの民族は“足が四つである植物は机以外、 足がふたつある動物は人以外、泳ぐ物は潜水艦以外、飛び回す物は飛行機以外はすべて食べることができる"
と言われているほど無茶をしてるようなので。
(ただ、この文句の本来の意味を実際調べてみると口にする食材の数は日本人の方が遥かに多いらしく、またこの表現も行商人がキャッチコピーとして用いたもので本来は“何でも食べることができる”ではなく“どんな食材を用いても商売ができますよ”って意味らしいです)
漢方薬はその延長で確立されたもの(?)なので、成分を重視するよりも「この草とあの草とこの根の組み合わせはこんな症状に合う!」的なノリで築かれた薬です。そのため成分がいくつも絡み合い複雑すぎて西洋薬のように単純な分類ができないのだと思います。
漢方薬も西洋薬も一長一短だと思いますので、臨機応変に使い分けることができると治療の幅も広がり日常の診療に役立つと思います。
鍼灸治療も同じで、正しく用いることができればとても便利なものであることは間違いないと思います。
仕事に関係するような専門書以外はあまり本とかテレビも見ない生活になりつつあります。
自営業ってそんなもんなんですかね?
近くにある古本屋さんでなんとなく陳列棚を見ていたら。。。。
「筋トレが最強のソリューションである マッチョ社長が教える究極の悩み解決法」
意味が分からなかったので、取り敢えず立ち読み
一部抜粋すると。。。
[高齢化・介護問題]
老人も筋トレ→趣味と仲間ができる→寝たきり老人の激減→介護費用削減
[少子化問題]
筋トレ→魅力的な男女の増加→結婚率UP→出生率UP
[経済問題]
筋トレ→テストステロン分泌→経済活性化
※テストステロンと聞くと「男性ホルモン」のイメージですが、精巣だけではなく、副腎などからも分泌されるためもちろん女性にも存在します。このテストステロンの分泌により「縄張り意識」「仲間意識」「社会貢献意識」、そして「我」が強くなる傾向にあるそうです。
「我」が強くなると、相手への配慮が欠ける傾向が出るため顔色を伺うこともなく鬱になり難いそうです。
100%悩みが解決すると言えないのはこういった部分ですかね(笑)
とはいえ、90%以上も悩みが解決するんだったら筋トレという手段も平和的でいいのかもしれませんね。
筋トレに限らず、何か運動しようかな
同級生に久しぶりに会ったりするとぞっとするときがあるので。
だってアラフォーですもの。。。
よく、「お家ではお灸って難しいですよねー」って思われがちのようです。
確かに、ツボを探してお灸を置いて火を着けて・・・ってしている間にワンちゃんネコちゃんはどこかへ行ってしまいますね(涙)
もっと手軽にお家でできないものでしょうか?
人類の長年の夢ですよね。
そこで今回ご紹介するのが「棒灸」といわれるアイテム♪
私が開発したわけでもなんでもなく昔からあります。
ピンポイントでツボを刺激するというよりも、ツボの並んでいる経絡を温めるイメージで使用していただけると良いかと思います。
更に!最近受けたセミナーで素晴らしいものを紹介していただきました!
それは何と「茶こし」です。
茶こしを2つ組み合わせればあら不思議!棒灸フードの完成です。
もともと既製品でもあるのですが、2~3千円することが多いし、その辺のお店でで簡単に手に入るってわけでもないのでお試しで行うなら丁度手ごろだと思います。
これをきっかけにご高齢のワンちゃんネコちゃんに棒灸をしてみてはどうでしょうか?
ほら、ピカチューも気持ちよさそう♪
以前、勉強をさせて頂いた専門学校でよく校長や講師の先生方が鍼灸の治療の際に準備運動として「十字灸」を推奨しておられました。
当時は何故に毎回この「十字灸」なるお灸の「儀式」が必要なのかあまり気にしなかったのですが、ちょこちょこ調べ物をしているとそんな何となくを言葉で伝えることができそうな記述を見つけました。
鍼灸治療をを行うに当たって、その土地の風土を加味するというちょっと西洋医学ではお目にかからない考え方です。
私自身地理には詳しくありませんが、日本が温帯から亜寒帯に属するのに対し、中国はその広大な土地から熱帯から寒帯に属する様々な気候帯が存在します。
特に西域のウイグルなどの乾燥地帯は昼夜の寒暖差が極端なところもあるようです。
ケッペン気候区分なるものを数十年ぶりに目にして、中高生の頃にこういうのを勉強してたなぁっと懐かしい気持ちにもなります。
中国と日本での気候などの違いをかなりざっくり分けるとこんな風になるようです。
日本(島国) | 中国(主に大陸) |
---|---|
湿潤な気候が多い | 様々な気候が存在 |
温度の日較差が小さい | 温度の日較差が大きい |
痰湿(=湿気過多に関係する病理物質)が原因の病が多い | 陰虚(=水分不足などが原因の病態)が多い |
空調整備がされている地域が多い | 空調どころではない地域が多い |
病気になると色々な理由で体の中に液体が溜まることがあります。
正常でも内臓の摩擦の軽減や臓器同士がひっつくのを防止するなどの目的に多少は存在してます。
それらが異常に増えた状態を場所によって胸水や腹水などと表現します。
原因は様々で、心臓が悪かったり、ガンなどのできものが出来たり、栄養分が足りなかったり・・・。
西洋医学では直接溜まった液体を抜いたり、各々の病気に対する治療薬を飲んだり、手術したりという選択肢になります。
では東洋医学ではどうでしょう?
そもそも胸水とか腹水・心嚢水という概念自体ない?ようで一まとめに”水腫証(=浮腫)”と表現します。
水腫証は更に陽水証と陰水証に分類されます。
”陽水証”
風寒や風熱と表現される外的要因(カゼやインフルエンザなどに相当)が侵入し頭部を中心とした浮腫みを発症させます。その時生じた浮腫みは押してもあまり痕は残りません。
東洋医学でいうところの「肺」の機能低下によって生じます。
”陰水証”
飲食の不摂生、過労、房事、湿度の高いところでの生活などが原因で下半身を中心に浮腫みが生じます。その時生じた浮腫みは押すと痕が残りやすいです。東洋医学でいうところの「脾」や「腎」の機能低下によって生じます。元気食欲低下、時に下痢。
※参考までに東洋医学での「肺」「脾」「腎」の機能について簡単に。。。
「肺」:呼吸、体温調節、免疫調節、水分代謝、気の発散など
「脾」:消化吸収、水分代謝、血液の運行など
「腎」:水分代謝、生命エネルギーの貯蔵、発育成長、生殖など
東洋医学では機能単位として臓腑を考えます。
あまり深くは考えずにそういうものだとご理解ください。
治療は陽水証なら「肺」に対する治療、陰水証なら「脾」または「腎」に対する治療となります。
陽水証:肺経を中心とし【列缺】【尺沢】またはその表裏関係にある大腸経の【偏歴】【合谷】等をに対し瀉法(強めの刺激)を行います。また【背部腧穴】を用いるときは平補平瀉(強くも弱くもない刺激)を行います。
※表裏関係にある経絡(今回の場合、肺経と大腸経)は密接に関係しており、各々の異常が他方に影響しやすい位置関係にあります。
よって、治療の際も表裏関係にあるツボを利用することはよくあります。
裏 | 表 |
---|---|
太陰肺経 | 陽明大腸経 |
太陰脾経 | 陽明胃経 |
少陰心経 | 太陽小腸経 |
少陰腎経 | 太陽膀胱経 |
厥陰心包経 | 少陽三焦経 |
厥陰肝経 | 少陽胆径 |
とある猫さんの鼻水がひどくて色々してみたものあまり改善もなくいつも息苦しそうにしてます。
常に”青っぱな”状態です。
一般的な抗菌剤の使用、ネブライジングなどなど。
ステロイドは?って突っ込まれそうですが別の病気のもあるので使用は避けてます。
何年も何年も患っていて経過が長すぎるので、CTや組織採材まで行ったわけではないのですが腫瘍性というよりは副鼻腔炎/慢性鼻炎みたいな病態なのかなって気はします。
副鼻腔炎っていうのは鼻の穴につながる顔の骨にある空洞(前頭洞、上顎洞、蝶形骨洞)が細菌やウィルス、アレルギーなどで炎症を起こしたものです。
通常人間だと副鼻腔炎の治療としては、ネブライジングや手術が選択されるようです。
軽症ではないため、ネブライジングへの反応は悪く断念しました。
(逆に軽症例では反応がいいそうです)
では手術をするかといわれると、年齢的なもの(今更感もありますし)とワンちゃんネコさんではそこまで一般的ではありません。。。
一昔前だと、炎症を起こしている副鼻腔の粘膜をごっそり取る(…痛そう)とか行うらしいですが、結局は鼻炎の原因が除去されないと再発するため最近ではやっぱり原因治療を行いましょうって風潮のようです。
正直、鍼灸漢方の世界でも副鼻腔炎/慢性鼻炎に対する治療は補助的ものであると記載されているものが多い印象です。
確かに治療を行うと多少は緩和されているのかな?ってくらいですが、続けるとそこそこ楽にはなってます。
東洋医学の世界では
”鼻鼽(ビキュウ)=水様性で透明な鼻汁”
風寒や風熱(ウィルスや花粉などの物質)によって、透明鼻汁や鼻づまり、かゆみ、くしゃみが突発的に繰り返し出現する病態。アレルギー性鼻炎、花粉症などに相当。
”鼻淵(ビエン)=粘稠性のある黄色または緑色の鼻汁”
慢性的に混濁した臭気を伴う伴う鼻汁が出る病態。副鼻腔炎や慢性鼻炎に相当。
なんて分類されます。
前述した患者さんの場合は”鼻淵”に相当します。
イメージとしては、’肺’における気の発散(宣発作用)が失われその出入り口の鼻に熱がこもってしまい鼻汁で塞がれてしまう感じです。
慢性化すると鼻汁が熟成されて青っぱなに育ちます。
あとは、悪さをしているのが寒さ(風寒襲肺)なのか熱(風熱犯肺)なのかによって対応が変わります。
高齢の患者さんは’陽気’が低下していることが多く、取り込んだ冷気(寒邪)を温める力が弱いため鼻炎(鼻鼽)を発症するとあります。
見た目には寒がっていたり、舌の色もどこか白っぽい感じです。
治療としては’肺’への経絡を温めたり、肺と表裏関係にある経絡(陽明大腸経)だったり、背中にお灸をすることで対応します。
主に【大椎】【少商】【列缺】【背部腧穴】などを刺激します。
一方、鼻淵の場合だと、鍼での刺激で対応することが中心となります。
【大椎】【合谷】【曲池】などを用います。
その他鼻淵、鼻鼽どちらの場合でも、【迎香】【鼻通】【印堂】などを併用します。
鼻が詰まった状態だと、ぼーっとするし食欲も低下するので少しでも楽になればと思います。
大椎(GV14):第7頸椎と第1胸椎の間
少商(LU11):前肢第1指橈側鈎爪基部より尾側へ1寸(親指の爪の付け根の内側チョイ下)または前肢第2指橈側鉤爪基部より尾側へ1寸(親指のない子の場合)
列缺(LU7):前腕橈側、長母指外転筋腱と短母指伸筋腱の間で手関節掌側横紋の上方1.5寸(橈骨茎状突起の気持ち上方にある2本の腱の間)
背部腧穴(BLxx):背骨の両脇に並ぶツボ(経穴)でそのまま臓器に直結すると考えられている肺兪、肝兪、脾兪、腎兪など椎体の数に対応する。
合谷(LI14):第2中手骨中点の外側または内側(親指のない子の場合)
曲池(LI11):肘窩横紋の外側
迎香(LI20):外鼻孔の外端
鼻痛(狭鼻穴)(奇穴):鼻骨の両端
印堂(奇穴):眉間の中央の陥凹部
実際に続けてみると多少は改善しているのかな?って気はします。
病院を初めてもう少しで3か月目を迎えようとしております。
患者さんのご家族から時々頂き物もあるのですが、その中にとても珍しい品がありましたのでご紹介したいと思います。
僕が知らないだけかもしれませんが、見たことがない不思議な感じの工芸品でした
シャドーボックスというものらしく、調べてみると17世紀フランスに起源を置き、アメリカで発展したクラフトアートとのこと。
複写したものを微妙に加工して並置し、立体感を持たすようです。
変なものばかり(テレビに巻き付いている蛇、叩かれすぎて顔の歪んだにゃんこ、背中をスタンド”スティッキィ・フィンガーズ”にやられたワンコなどなど)
よく見たら初めてのきちんとしたものかも知れません・・・。
最近、こちらのご家庭でワンちゃんが「いちご♪デビュー」したそうです
これからこの子がいっぱいおいしいものを楽しめたらと思います。
鍼灸などを行う上で、ツボの位置を把握することは重要です。
全てがそうではないのですが、多くの場合は筋肉と筋肉の間とか関節、血管や神経の枝分かれの位置と重なることが多いように思えます。
そして、「その辺り」を絶妙に刺激すると効果が発揮されます。
イメージは北斗の拳の秘孔ととても似てますが、あそこまで破壊的なことは多分できないと思います。
アニメの世界ですし・・・。
僕は、ケンシロウでもラオウでもなくトキみたいにできたらなぁってちょっと憧れます。
北斗有情破顔拳。。。使えるようになりたい。
ツボの位置を表現するのによく「~から*寸下」とか表現されます。
例えば有名な足三里はこのように表現されてます。
「膝の下3寸、骨の外廉にとる」(『鍼灸甲乙経』というWHOが基準としている古典書物より)
「膝の下から3寸(≒6.9㎝)行って、骨の外にとる」(直訳)
「膝のどこから3寸?」
「骨って脛骨(すね)でいいの?」
「子供も大人で長さがどう見ても違うやん!」
など疑問が普通出てくると思います。
実際のところ、割合で考える方がより正確な位置にたどり着けるようです。
人間の膝関節から足首までをおよそ16寸、膝関節から大腿骨(外側最頂部)までを19寸なんて表します。
ワンちゃんや猫ちゃんも大体同じです。
なので足三里を考える場合、「前から見た膝関節のやや外側(犢鼻とか外膝眼というツボ)から足首の前(解谿というツボ)に向かって16分の3進んだところの腓骨と脛骨の間辺り」となります。
但し、この表現も人によって解釈が分かれてまして、諸説あるようです。。。
そのくらい大雑把な考えで良いものらしく、効果があれな結果オーライ的なノリです。(ほとんどの専門書は「正確に取りなさい」とありましたが・・・)
なんでって言われても皆が納得できる説明をするのが難しいところが東洋医学です。
そう、それが東洋医学。。。難しいことを考えるのは辞めてありのままを受け入れてください。
とある動物病院でご飯ももらえず、隅っこの方でネグレクトされていた子を保護する機会がありました。
ちゃんと「おはよう!」っていったら「オハヨウ!」って返してくれることもあるとてもいい子です。
でもそこの病院では頭をバシバシ叩かれたりとひどい目に遭わされたせいか、やや顔も歪んでしまってます。。。
ごめんね、治療してあげれなくて。
保護した以上は、余生を楽しく過ごしてもらおうと思いますので見かけたら優しく声をかけてあげてください。
機嫌のいい時は返事をしてくれるかもしれません。
ちょっとずつ春らしい感じになり、近所の小学校も卒業式。
お外も晴れていてポカポカ陽気です。
次の元号もそろそろお目見えするころでしょうし、「昭和生まれ」の世代はもはやシニア扱いされるんじゃないかとドキドキしている毎日です。(T∇T)
自分が昭和の後半ってこともありますが「大正生まれ」って聞くとそんな風に思ってたので(今思えば失礼な話ですが)今度は自分の番なんだなって・・・
市から無料人間ドックの通知も来てることですし受けましょうかね。
診察を行っていて、やはり多い症状の一つが吐き気や嘔吐。
ワンちゃんやネコちゃんはヒトに比べて確かにちょくちょく吐いていることが多いです。
元々、未消化のものを自分の子供に与えるために吐きやすいとか、小動物を捕食したときにその被毛や骨などを吐き出すためとかいわれているようです。
確かに吐いた後にすっきりして、嘔吐が続かなければそれでいいのかもしれませんがその日のうちに2回以上吐くとか、普段は吐かないような子が吐くようならやっぱり心配。。。
吐いたらしんどいですから。
西洋医学の世界だと吐き気や嘔吐の原因はこんな風に分けます。
吐出(基本的に原因が胃よりも頭側にある場合)
・形態的異常:食道内異物、血管輪異常、食道炎、食道狭窄、胸腔内腫瘍
・機能的異常:巨大食道症(先天性、重症筋無力症、食道炎に続発、神経筋障害)、中毒 など
嘔吐(基本的に胃を含め、お尻側に原因がある場合)
・胃腸自体の異常:食事性、寄生虫、感染症、薬剤、重積、異物、炎症、腫瘤 など
・胃腸以外の異常:腎障害、肝障害、副腎機能低下、膵炎、中毒 など
見ているだけで吐き気が出ますね。
この場合は心因性(こころの病)と表現すると思います。
あと神経が絡む中枢性(主に脳の問題)とか末梢性(脳以外の神経、例えば車酔いなど)ってのもありそうです。
東洋医学では病気の原因を「邪(外から襲ってくる原因達:例えば細菌とか寒さなど)」とか「五志七情(自分の気持ちの問題:例えば怒りや悲しみは体の内側から蝕みます)」なんて表現します。
「邪」に関しては、表現が少し違うだけで大体西洋医学と同じなのかと思います。
「五志七情」に関してはいわゆるストレス的なものだと考えるとわかりやすいかなと。
今も昔も原因はほとんど同じようです。
ただ、治療を行う場合の分類(弁証)が違ってきます。
・傷食嘔吐:いわゆる食べ過ぎ
・胃寒嘔吐(寒邪犯胃):お腹が冷えてる
・胃熱嘔吐:胃炎など
・裏寒疼痛:慢性的な胃痛
・痰湿困脾胃:胃に湿(水気とか浮腫み)が多いときに起きる障害
・肝気犯胃:ストレス性
どちらかというと原因というよりも症状(証)重視な感じなのかもしれません。
もちろん、症状だけ抑えても根本が良くなっているわけではないので原因も問診や触診などから考えます。
では具体的に治療はどうするのか。。。?
鍼灸であれば中心となるのは【中脘】【内関】【足三里】が多用されます。
イメージですが、何かが蓄積して起きている嘔吐であれば、やや強い刺激を与えてガス抜きをし、逆に衰えているなどの場合は心地よい程度の刺激を与えて補うような方法を選びます。
あとは患者さんの状態によって【豊隆】【膻中】【陽陵泉】などを用います。
点滴や吐き気止めで落ち着かない子には、こういった治療が功を奏することもありますし丁度いいさじ加減を目指して行いたいと思います。
中脘(CV12):臍(神闕穴)の頭側4寸
内関(PC6):手首の関節内側中央(大陵穴)から上腕二頭筋腱内方(上腕動脈拍動部)(曲沢穴)へ向かって2寸
足三里(ST36):膝蓋靱帯外方陥凹部(犢鼻)から足首(解谿)へ向かって3寸
豊隆(ST36):足三里と外果尖を結んだ中点(前脛骨筋の外縁で外果尖の上8寸)
膻中(CV17):胸骨前正中線上で第4肋間に相当する部位
陽陵泉(GB33):下腿外側、腓骨頭前下方の陥凹部(脛骨粗面下端と脾骨頭を結んだ中点辺り)
ただ、個人的には急性期には梁丘が一番効いているかなぁって気がします。
ところで、「寸」って何?って思われた方いらっしゃるかと思いますがそれはまた次回にでも。
診察室内に荷物置きがなかったため(本当はあったのですが、途中でお別れを迎えました。。。)Ama〇onにて購入。
看護師さんが気合十分で組み立てを行ってくれました。
そのおかげで丈夫な荷物置きが当院にも誕生しました。
これから沢山荷物を置いてくれると思います。
『今日は楽しいひな祭り。。。』
近所のドンキホーテでそんなメロディーが流れてました(ような気がします)。
最近、「チコちゃんに叱られる」などでもひな祭りの歌に関してディスってましたね。
この頃僕の見るテレビと言えばそんなものばかり・・・。
面白んですけどね。
そんな話は置いておいて、最近来た患者さんで「嘔吐」が頻繁に起きていた猫さん達(別々の家庭の子)がいました。
近所の獣医さんにかかってても一人は1ヵ月くらい続くけど治まらず、血液のようなものも吐いてしまって痩せている状態。
もう一人は急に何度も吐きだして元気食欲が失われた子。
血液検査や腹部のエコーなどで目立つ問題がないのに吐き気が中々落ち着かないといった患者さんです。
よくある吐き気止めや点滴などで落ち着く子が多いのですが、この子達に関してはそれらの効果はイマイチでした。
内視鏡やCTなどを行って探しきれない病変を探すかどうか迷うところです。
ただし麻酔が必要・・・。
もちろん、した方が早い場合もあるし中毒や異物(さすがに最近のエコーはとても優秀なので明らかな異物を見逃すことはない時代ではありますし、心当たりが全くないのに中毒というのもどうかとは思いますけど)の可能性も完全には捨てきれず思い悩んでました。
さてどうしよう。。。?
こういう時、東洋医学とかかじっているとホント便利だと思います。
(もちろん、何でもかんでも東洋医学ってことはしませんけど)
点滴の最中、ついでに鍼灸をしてみることにしました。
結果的には一人の子は、2回ほどしただけでそのまま落ち着きました。
もう一人の子は3回目で落ち着きました。
もちろん、やみくもに鍼灸しているのではなく目安として「脈(または脉)」っていうのを診ます。
治療をしてみて「脈」が正常に近い方へ変化しているなら効果ありと判断してます。
逆に変化がない場合は効果がないか、治療が不十分ということになります。
基礎となる「脈」は6(~8)あります。(諸説あり)
浮脈/沈脈(浮いた感じのする脈/沈んだ感じのする脈)
数脈/遅脈(早すぎる脈/遅すぎる脈)
実脈/虚脈(強すぎる脈/弱すぎる脈)
+α滑脈/渋脈 (ツルツル脈/ザラザラ脈)
一先ずは、これら脈を基準に考えるよう学校では教わっておりますが、本気でやると↓のようになるそうです。
左の列はいわゆる「流派」ってものになるようですがわけわかりません。
ここまで行くともはや神の領域ではないかとすら思ってます。
使いこなせる人は本当にすごいと思います。
あっ、吐き気の治療はまた次回でも。
「診療のご案内」の中でご紹介している焦灼灸(または焼灼灸)についてのお話です。
生きた細胞を熱で消滅させることを目的としたものです。
似たような方法では「レーザーで焼く」とか「液体窒素で"焼く"」といったものがあります。
熱や冷気で細胞をいじめて、消滅させるという点では同じです。
適応も、主に体の表面にある「イボ」を消滅させるというのも同じです。
(実際のところ、加減だけできれば創傷治癒などにも応用できます)
それだったらレーザーとか液体窒素でいいじゃん!
その方が医療っぽいし。
お灸?ダッサ!!くっさ!!
そう仰る方もいるとは思いますが、焦灼灸を提案する第一の理由はその手軽さにあります。
レーザーなどはその熱(焦点温度)を得るための特別な機材(二酸化炭素や半導体などを組み込んだ照射装置)が必要ですし、液体窒素も特別な保管容器や道具(ピンセットやペンタイプのものなど色々)が要ります。
CO2レーザーでのイボ取りも行ったことはありますが(下手なのもあったと思いますが)、とっても熱そうだし加減も難しい印象です。
照射中に患者さんが動いてしまうと、違うところにレーザーが当る危険性も出てくるため場合によっては麻酔も必要になります。
道具なり、麻酔が必要ということはそれ相応の費用もかかりますし、ヒトのように保険が充実しているわけでもないので気軽にってわけにもいかなくなります。
一方、焦灼灸といいますと。。。
やることはただ艾(もぐさ)を乗せて着火。
あら、とっても地味簡単。
着火前に乗せる艾の大きさを変えることで熱量の調節も可能です。
ただ、場合にもよりますが熱いは熱いのでゼリー状の局所麻酔などはあると便利です。
レーザーや液体窒素と違って、イボ表面に熱を浴びせた後もジンワリと熱がそのまま深部に伝わる点が違っているところなのかもしれません。
ジンワリ熱というお土産が中々いい仕事をしてくれまして、丁度正常組織と異常な組織の命運を分けてくれます。
腫瘍などの異常な細胞は42.5℃以上の熱にさらされると心が折れてしまい生きることをあきらめるようです。
(腫瘍細胞は暑くても血管が広がらないので熱がこもりやすい→ばてる→消滅)
(参考)ハイパーサーミア(外部リンク)
ちょっとしたイボがあって、ちょこちょこ掻いてしまったり、出血するといったことは動物さんではよくあります。
どう見ても悪性腫瘍に対して積極的に行うことはまれですが(転移などの問題がないとは言えないため)、それ以外のものであれば施術後は満足してもらえることが多いように思います。
下に掲載した写真は、1回の施術で消滅した例です。(施術前と1週間後)
2月の2日と3日の2日間に渡って病院の内覧会を実施致しましたが、たくさんの方にご来院して頂きとても感謝しております。
誰も来なかったらどうしようかと半ば病みそうになりながら準備を進めておりましたが、一安心です。
また、様々な方からお花や観葉植物を頂いて一層内覧会も華やかなものとなりとても助かりました。
が、噂には聞いておりましたが表に飾っていた綺麗なお花(切り花)がどんどこなくなっているではありませんか!?
確か胡蝶蘭などがあったはずなのに、数時間後に見たときには円形脱毛症のごとく一部分なくなっています!
途中通りがかった方が「お花とられてるわよ!」って指摘したくなるほど堂々とお花を採取している方の多いこと・・・。
まぁ、お花の立場で考えたときちゃんと愛でてくれる人の元で育ててもらった方が長生きもするし
良いのかもしれないと思い、後半は段々開き直り始めた自分がいるのに気づきました。
どうぞ、どうぞ好きなだけ持って帰ってください!!!
2日目になるとやけになっているのが伝わったのか、「お花もらってもいいかしら?」ってわざわざ声をかけて頂けるようになりました。
気持ちは伝わるものですね。
一部、お花をお贈りしていただいた人へも状況を伝えたところ「大丈夫、そんなものだよ」と快諾?していただいたので切り花にはなりますが見かけた方はお花を大事にしていただけるならお持ち帰りください。
写真では女性二人に脅され囲まれ緊張しておりますが。。。頑張りますのでよろしくお願いします。
2003年にNHKのBSで放送されたことをきっかけに何度か再放送されている人気ドラマです。
丁度開業前のそれほどすることもない時期にテレビ欄を見ていたら偶然見つけました。
なぜそこまで人気があったのか気りなりつつも、それほど興味もなく見ていませんでしたがタイミングよく1話から放送されていたので見ることにしました。
が、自分なりに突っ込みどころ満載なドラマです。
ヒロインが急いでバスに駆け込んでいるシーンから「あぁ、会社に遅れそうになってるんだなぁ」と思いきや到着したのは学校・・・。
しかも高校で生徒役。
クラスメートの多くも平均年齢が高そう。
韓国社会を正しく理解してませんが、ちょっと無理があるのかもしれない。
そして、短期間のうちにいきなり主人公が事故死・・・。
見てる側も軽いパニックになります。
そのうち、無理のない(?)設定に落ち着きだし面白いと感じ出した自分がいました。
今まで、あまり連続ドラマなどを見ることがなく(見ても面白くなかったのですぐ見なくなる)次の放送を楽しみに感じることもなかったのですが、このドラマは最後まで見てみたいと思います。
今日の時点であと半分くらいのお話が残ってますが、どんな終わり方をするのか楽しみです。
年配の方曰く、「山口百恵シリーズのドラマと似てる」とのこと。
そうなのですか??
以前、仕事をしていた施設にお見えになられた方から「ジョジョ好きみたいだからこれよかったら。うちの息子もジョジョが好きなので。」と【荒木飛呂彦原画展 JOJO 冒険の波紋】(大阪会場 2018年11月25日~2019年1月14日)のお土産を頂いてしまいました!しかも二つも!!
ジョジョをご存知ない方には何が何だかワケがわからない商品となりますが、逆に知っている人間からするとテンション上がりまくりです(笑)
特に”レロレロキャンディ”
完全にコアなファン向けの仕様となっていますね。
「加熱したら飛び散るのかな?」とか「ザリガニ食べるのかな?」とか色々と妄想が膨らみます。
食べるのがどこかもったいない気がするのでキャンディは暫くはオブジェとして、病院に飾ろうと思います。
クッキーは短時間でおいしく頂きました。
「へっ?東洋医学?・・・それって怪しくない?」 同業者によく言われます。
僕もそう思いま。。。いえ何でもないです。
一緒に働いたことのある獣医からも、言葉にこそしませんが、すごく胡散臭い眼差しで僕を見ていたことは記憶に新しいです。やってみて治ったときには「放っておいても治ったのでは?」なんてことも。とはいえ、自分自身も勉強する機会がなかったらそういう目で見てたのかもしれません。
明治からの西洋文化の急速な普及と、戦後に西洋医学主体の医学教育を国が(GHQが?)先導して行った結果なので科学的根拠の乏しいものはどうしても立場が弱くなりますよね。
とはいえ一部の東洋医学従事者が、治療効果を元に試行錯誤し、90年代後半くらいからなんとか社会的地位を確保できたようです。
その後、アメリカやイギリスなどでも広く認知され下手すると日本よりメジャーなのではないの?とも思えるくらになってるようです。
現在はWHO(世界保健機構)においても、鍼灸を何とか標準規格化しよう!と話し合いが行われたりしているようです。
とはいえ、経穴(簡単に言うと「ツボ」といわれる穴の中で確固たる市民権を得た穴たち)自体の基準はあるものの個体差や経験的な問題の違いなどから標準化するのはちょっと難しいのではないかと個人的にも思います。
人間だと、こんな感じで有効性が示されている疾患があるみたいです。
WHO鍼灸適応(1996年草案 49疾患)
■運動器系疾患
上顆炎、頚部筋筋膜症、頚椎炎、肩関節周囲炎、慢性関節リウマチ、捻挫と打撲、変形性膝関節症
■消化器・呼吸器系疾患
胆石、胆道回虫症、胆道ジスキネジー、下痢・便秘、潰瘍性腸症群、急性扁桃炎、咽頭炎、喉頭炎、慢性副鼻腔炎、気管支喘息
■疼痛疾患
頭痛、片頭痛、緊張型頭痛、坐骨神経痛、扁桃腺摘出術後疼痛、抜歯疼痛、ヘルペス後神経痛、三叉神経痛、腎性疼痛、胆道仙痛
■循環器系疾患
挟心症を伴う虚血性心疾患、高血圧症、低血圧症、不整脈、神経循環性無力症
■泌尿・産婦人科疾患
月経困難症、分娩誘導、月経異常、女性不妊、男性不妊、インポテンツ、遺尿症、尿失禁、尿路閉塞
■その他疾患
白血球減少症、近視、肥満、メニエール症候群、片麻痺、うつ病、薬物中毒、アルコール中毒
※実際は、49疾患以外にもその関連と思われる疾患も対象となるようです。
但し、草案の作成が90年代であることに加え、明確な科学的根拠が示せているものは殆どなく(現在発表されている論文としてレベルの高いものは主に鎮痛効果に関して数本程度)、経験則に基づく治療結果が中心らしく、現代社会でスタンダードとされるEBM(根拠に基づく医療)に反しているとの意見もあり、今後のさらなる研究に期待するしかなさそうです。 西洋医学の分野ではどうしても『効果の科学的根拠』『共通条件下での比較(二重盲検試験)』『統計学的な差(有意差)』などが重要視されます。 東洋医学では『個体差≒証(証とは東洋医学独自の概念で状態や体質を総合的に評価したもの)』を重要視するため科学的に証明することが難しいようです。 その結果、西洋医学的に効果を証明するには限られたもの(鎮痛効果など)になるのかもしれません。
一方で、2000年以上も受け継がれてきたものであり、今日まで消滅することもなく生き残っていること自体が効果があるという証明になっていると思うので単に現代科学では解明できないだけなのかも知れませんね。
最近、NHKでも東洋学を特集したものが放送され(「東洋医学 ホントのチカラ」2018年9月24日放送)ていて、漢方・鍼灸・ヨガなどが紹介されていました。
何故鍼灸を?と当たり前のようによく尋ねられますが、理由は単純に科学的な証明はさておき、病気の患者さんに対し「もうこれ以上できることがありません」って言ってしまう前に「負担の少ない範囲でもう一つ試してみますか?」って言えるような獣医になりたかったからです。何もできない場合と、やってみたら良くなったでは大きな違いがありますので。
この分野の治療に関しては、前述した東洋医学的な診断方法である『証』という部分に大きな間違いがなく、よっぽど変な治療でない限りは事故は起きないはずです。 つまり、いい加減すぎる『証』や治療では事故もありうることになります。
外科が得意な獣医さんは幸い国内に沢山います。自分ができない難しい手術はそんなプロに任せた方が上手にできますし、患者さんのためにもなります。
西洋医学における内科治療や東洋医学の鍼灸・漢方に関しては、ホームドクターレベルでの診療行為(のはずですが実際はとても難しいです)なので、身近に受けれる環境を提供できればと思っております。