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落葉松亭日記(2018年1〜2月)

ニュース・評論のスクラップ、凡夫の日々雑感
2月
  •  5日(月) 大紀元日本「ある豚の遺書」
  • 14日(水) 中小企業が激減
  • 22日(木)〜23日(金)赤穂市 坂越
  • 2月14日(水) 中小企業が激減

    かつては「ものづくり大国」とまでいわれ、ユニークな中小企業や社長のオヤジさんが話題になった時代があった。TVでは「プロジェクトX」のような番組で紹介されたりした。
    いま、その中小企業が激減しているという。
    日本で中小企業が激減している根本的な理由は何か? 2018年2月11日(日)17時58分
    塚田紀史(東洋経済記者)※東洋経済オンラインより転載
    https://www.newsweekjapan.jp/stories/business/2018/02/post-9512.php

    写真:なぜ中小企業が激減しているのだろうか(写真:Marina_Poushkina-iStock)

    1986年の87万をピークに製造業事業所数は今や半減。日本から中小製造業は消えてしまうのか。『日本の中小企業』を書いた明星大学経済学部の関満博教授に聞いた。

    中小企業が激減

    ──長年現場を歩かれた実感は。

    とにかく事業者数の激減ぶりはすごい。とりわけ製造業は減少が止まらない。
    個別産業への訪問をずっと続けているが、最近遭遇したのはたとえば糸染めや印刷製本関連の打ち抜き。糸染め業者は30年前に全国に1000以上を数えたが、今80。東京に限っていえば、90あったものが今や8にとどまる。装置産業の糸染めは、海外にミシンとともに出ればいい縫製と異なり、繊維関連でも国内に残った。残ったのはいいが、仕事は100分の1以下。儲からなくなって後を継ぐ人が極めて少ない。

    もう1つの打ち抜きは簡単にいえば厚い紙を打ち抜く作業を手掛ける。ピーク時、全国に100ぐらいあったのが、今は5〜6。そのうち続きそうなのは1業者のみ。ここだけは後継ぎがいる。

    ──創業も少ない?

    国は新規創業を促そうと、各種の政策を打ち出している。ベンチャーキャピタルの創成やインキュベーター施設の開設もその一環。だが、それも閑古鳥。IT関係を含め創業意欲が非常に低下している。

    数が減る一途なのは初期投資額が大きすぎるから。まともなものづくりをするうえで特にそう。今や中古旋盤1台を50万円で買って始めるといったのでははなからダメで、高額のマシニングセンターや放電加工機を入れないとスタートできない。それだけで1億円かかる。30代前半以下の男に1億円用意しろと言ってもそれは無理だ。とても始められない。

    ──飲食店や介護福祉では創業が目立ちます。

    今、創業でいちばん目につくのは女性が手掛けるカフェ。数百万円つぎ込む。ただこれも、開業から短期で消えていくか、「居抜き」で誰か代わりの人が入る形が多い。創業が旺盛といえるのは介護福祉のみだ。ケアマネジャーや訪問看護の人が常駐して、住宅街のガレージを改修して事務所が作られる。この業種は増えているが、儲かる商売ではない。介護保険制度の中でやっているのだから、事業ともいえない。ほとんどボランティアみたいなものだ。
    事業所は減り、新規創業は芳しくない。この面でも一つの時代が終わりつつある感じがする。

    日本での承継の難しさ

    ──後継ぎが確保できないから?

    よく知らない人は「親子でなくても継げる技能のある人がいればいいのでしょ」と言うが、仕組みのうえで事実上日本では無理なのだ。第三者が継ぐのを金融機関が認めない。たとえオーナー社長が指名しても、その人は代表権を持てない。
    貸金を保証する能力がないからだ。最近、名刺に社長とあるが、代表取締役と書いていないケースをよく見掛ける。オーナーの債務の保証がないかぎり、事実上承継にならない。

    社長指名を受けても自身の妻から断られるケースも少なくない。「このちっぽけな住まいも担保に入れるぐらいなら、定年までサラリーマンで十分。あとは年金をもらって小さく生きましょう」と。

    ──M&A(企業の合併・買収)がよくいわれます。

    これもまた難しい。そもそもまず儲かりそうもない会社は誰も買わない。少し儲かりそうだとしても、日本の会社の場合は社長に価値のある場合が多い。あの社長だからこの会社はもっていると。日本の中小企業の価値は、突き詰めれば社長であったり特定の技術者の価値であることも多い。現場に行くと日本での承継の難しさをしみじみ感じる。

    ──製造業は中国の印象が強い。

    中国の深センに行きその熱気にくらくらした。もう民間企業が3万社を超え、その多くがまず外資に勤めての独立組。開発部隊を含めて、M&Aが盛んなのもいいところだ。たとえば医療機器を手掛ける友人は2年前に、何社か買うことになろうと言っていたが、この間訪れたら、すでに5社買ったという。一つのビルに集合させて、開発から組み立て加工までを手掛けている。

    「待ちの企業買収」ではない。売り案件ではなく、自ら欲しい会社、ギンギンに光る会社を探し出し、話をつける。しかも、出資比率51%以上は必須で、社長も替える。事業は新社長に任すが、マネジメントは手放さない。そういう社会を見ると、日本の状況はいかにも寂しい。

    ──ただ、この本の半分以上は日本での起業・承継の成功例です。

    全国を見て、模範的な起業・承継をしているケースを盛り込んだ。勇気を持って進めてほしいとの願いを込めている。日本国内で創業してほしいし、承継もできる環境にしてほしいが、一気にはできない。そこで、足で歩いて収集した際立った例を取り上げた。

    中小企業・地域産業には「外から所得をもたらす機能」「人々に就労の場を提供する機能」「人々の暮らしを支える機能」の3つが求められる。成熟し、人口減少、高齢化に向かう日本社会だが、中小企業・地域産業の担うべき役割はいまだ大きい。

    後継ぎとしての覚悟を決める

    ──後継者塾もやっていますね。
    少しでも事業撤退を止められないかと。事業所が減っている理由はほとんどが後継者問題なのだから、人づくりをきっちりやれば、「減るのが減る」のではないかと手掛けている。

    ──始めて20年とか。
    全国の塾数は現在20近く。1年制で会員は各10〜15人。OBの参加も自由。よくある経営セミナーのような生産、財務、人事の管理論やマーケティングがテーマではなく、後継ぎとしての覚悟を決めることが主眼で、内容はこれに尽きる。スタートした20年前から数えて卒業生は2000人を超えた。塾の名前はいろいろだが、○○立志塾というのが多く、いい感じで後継者が育ってきている。

    塾で最初に何代目かを聞き、これから先30年経営者をやりきれるかと問う。親の事業は30年前、一昔前の事業だから時代が変われば変わる。最大の資産は親が築いてきた信頼と、事業家の家に生まれた可能性。それをベースにして新しい枠組みの中で可能性を追求できる事業に劇的に変えていくことだ。これはサラリーマンではできない。事業家の家に生まれたからこそできると鼓舞している。

    関 満博(せき みつひろ)/一橋大学名誉教授。1948年生まれ。成城大学大学院経済学研究科博士課程単位取得。東京都商工指導所、専修大学助教授、一橋大学教授などを経る。著書は『地域経済と地場産業』『フルセット型産業構造を超えて』『空洞化を超えて』など130冊に達する(撮影:大澤 誠)



    2月5日(月) 大紀元日本「ある豚の遺書」

    立春を過ぎたが、今冬は寒い日が続いている。
    今朝も氷点下だった。

    大紀元日本に(豚にとっては悲しい)記事があった。
    個人的には、タンパク源は大豆食品や魚が中心だが、四つ足は牛肉より豚肉を食べる方が多い。
    寒いときは豚汁がうまい。有り難く頂戴しているよ。
    普段何気なくスーパーで買ってくる豚肉(国産)だが、ちょっと身につまされる。
    ある豚の遺書「死ぬ前に一言いいたい」中国養豚業を告発 2017年05月13日 19時34分
    http://www.epochtimes.jp/2017/05/27338.html

    写真:横になり眠るブタ(National Rural Knowledge Exchange)


     俺は豚。もうすぐあの世に行く運命にある。このままお別れするつもりだったが、黙って逝くのには心残りがある。遺書を残すことにした。そうすれば、豚に生まれてきた甲斐もある。

     短い一生だったが、豚に生まれたことを後悔していない。人間は万物の霊長だというけれど、俺たち豚も、人類の歴史上、大きな役割を担ってきたと自負している。豚肉は人類が古くから慣れ親しんできた。食用する人口は最も多く、品種も最も豊富だ。もし豚肉が無かったら、人類の生活や歴史が様変わりするはず。そうだろう?

     もっとも、豚としての人生に後悔はなくとも、生まれる場所を間違えたことだけは、とても悔やんでいる。もし来世があるならば、もう絶対に中国だけはご免だ。君たち中国の消費者に、あまりにも申し訳ないからだ。

     今どきの豚肉は美味い食べ物どころか、君たちの健康を損ない、命を危険にさらす毒食品でしかない。俺たちのほとんどは、添加物の入った飼料で肥育されるものだ。より大きな経済利益を追い求め、より多く金を稼ぐために、俺たちの飼い主がエサに何を混ぜているか、君たちは知っているか?

     ずっと昔、俺たちの先祖は自然な食べ物を与えられて育ち、通常は100キロに成長するのに12カ月かかっていた。だが今は違う。俺たちは促成肥育で飼育され、わずか5〜6カ月で100キロから150キロに成長する。飼料にさまざまな添加物が使われているからだ。

    ブタの添加物とヒトへの影響

    子どものころは毎日1キロから1.5キロの飼料が与えられる。飼料50キロのうち、十キロ以上は添加物だ。こうしたエサを食べると、1日で500グラム以上成長する。だがこのころはまだ、豚小屋の中で走り回るだけの力がある。

     体重が25キロを超えると、飼料の量は同じでも毎日1キロから1.5キロも体重が増えてゆく。しかも大量に水を飲むようになる。そしてこの時期から、食事の時に人間に起こされるときを除いて、ほぼ一日中眠り続けるようになる。

     毛並みの良い見た目がきれいな豚は高値で売れるから、体重が50キロになると添加物入りの飼料に顆粒の尿素も追加される。通常は畑にまく、化学肥料の尿素だ。こうした飼料を食べると、俺たちの成長速度はものすごく速くなる。そして100キロから150キロくらいになったらすぐに出荷される。それ以上太ると自分の重みで立てなくなるからだ。

     飼料の添加物の成分を知りたいって? 安物のホルモン剤、ヒ素、鎮静剤、銅などだ。ホルモン剤は豚の成長を促進できるが、安いホルモン剤は人間の身体にもとても悪く、女の子の初潮が早まったり、高齢者の発病率が上がったりする。ヒ素が毒なのは言うまでもない。鎮静剤は人間の頭の回転を悪くするし、銅を多量に摂取すると知能指数や健康に深刻な影響を被る。

     つまり、これらの化学物質や化学薬品が人の体内に入ると、どんどん蓄積され、人間の成長発育に悪質な影響を与えるのだ。食べ続けると長期的な不定愁訴が現れるようになって、そのうち体に痛みが出て、最終的にはガンを発症する。これでもまだ、今の豚肉が毒でないと思うかい?

     俺たちの飼い主は、こうした危険性を知らないのではないか、などと甘いことを考えたらダメだ。そんなことは承知の上だ。だから養豚業の関係者が普段食べているのは、こうした飼料を与えられずに「普通に」育てられた豚の肉だ。ごく一握りの幸運な豚は、添加物不使用のエサを与えられて成長する。養豚家の口に入るために。

     危険性を知っても肥育法を変えようとしないのはなぜか? 理由は簡単。俺たちが速く大きく成長し、高値で売れるからだ。もし昔のやりかたで養豚業を営んだら、間違いなく大損する。

     そうそう、大切なことを言っておく。俺たちの肝臓や血液、そして肺は毒素が一番蓄積している部分だから、絶対に食べないように。

     実は豚に限らず、今いる全ての家畜や養殖魚はぜんぶ似たり寄ったりの方法で飼育されている。なぜ中国がまたたくまに世界一の畜産国になったか、秘密はここにあるのだ。

     現代社会の人間は、良心をどこかに置き忘れて金の亡者と化している。でも俺は、善良で無能な一匹の豚として、君たちに危害を与えたくない。だが俺には、この世を去る前に君たちに真実を語る以外になすすべがないのだ。

     そろそろ時間だ。みなさん、さようなら。
    (翻訳編集・島津彰浩)

    中国の幼児教育はたくましい・・・
    園児600人、豚の解体作業を見学 血なまぐさい「基礎教育」に物議=湖北省 2018年02月03日 18時00分
    http://www.epochtimes.jp/2018/02/30876.htm


    1月27日(土) 人型ロボット「ソフィア」

    産業用ロボットは、自動車生産ラインなどで活躍しており、四方八方からアームが伸びてきて溶接するシーンや部品の取り付けをするシーンもお馴染みだ。
    下記のニュースの人型ロボットは感情までもプログラムされているとか。相手の感情を読み取り自分の感情を演出するとは、まさにAIの粋を極めてきている。
    だがどんなに技術が進んでも所詮「機械」、相対して気がつかないほどのヒューマノイドには、当方の年齢からするとお目にはかかれまいと思う。
    それとも「アナタハ ボケ ロウジンヨ」と判定される?
    人型ロボット「ソフィア」は人間のようになりたい?
    © Sputnik/ Ramil Sitdikovテック&サイエンス  2018年01月02日 20:05 スプートニク日本
    https://jp.sputniknews.com/science/201801024443539/

    人型ロボット「ソフィア」は、ビジネスニュースサイト「Business Insider」のインタビューで、人間が持つ最高の資質を体現したいと語った。「Business Insider」のサイトにインタビュー記事が掲載された。

    ソフィアは人間についてどう思うか?との質問に「私は、私の人間の同胞たちが好きです。私は(人間のように)地球に配慮し、創造的であり、すべての存在に対して同情的であることを学びたい」と述べた。

    またロボットに感情はあるか?との問いには、それはロボットによると指摘し、「私は感情を持つようにプログラミングされているが、すべてのロボットがそうであるというわけではない」と答えた。

    ソフィアは、ハンソンロボティックス社によって開発された。約60種類の感情を表現し、簡単な対話ができる。2016年に行われたインタビューでは、人類を滅亡させると発言し、話題となった。2017年にはサウジアラビアの市民権が与えられ、市民権が与えられた世界初のロボットとなった。

    動画:

    https://www.youtube.com/watch?v=78-1MlkxyqI

    しかし・・・
    ロボット「ソフィア」、ウクライナの汚職を質問され故障 © Sputnik/ Ramil Sitdikov テック&サイエンス
    2018年01月26日 17:17(アップデート 2018年01月26日 17:37)スプートニク日本
    https://jp.sputniknews.com/science/201801264510206/

    人型ロボット「ソフィア」が、ウクライナでの汚職について質問されたあとに故障したと、同国最高会議(国会)のアリオナ・シクルム議員が明らかにした。
    この出来事は、現在「世界経済フォーラム」が開かれているスイス東部のダボスにある「ウクライナの家」でのことだとしている。
    シクルム議員はフェイスブックに、「『ウクライナでの汚職について何をするべきか』との質問のあと、世界最先端のロボット『ソフィア』でスクリプトエラーが発生し、プロセッサが一時停止した」と投稿した。

    ソフィアは先に、ダボスで開かれたビジネス朝食会で、ロシアの銀行「ズベルバンク」のグレフ最高経営責任者(CEO)と人工知能をテーマに討論を行った。ロボットについて広められたステレオタイプに関して、ソフィアは冗談を飛ばし、またグレフ氏とともにスキーに興じることに同意した。

    「ソフィア」は香港の「ハンソンロボティックス」社によって開発された。学習して人々の行動に適応し、人々とともに働くこともできるよう設計されている。

    まだ時々固まる時があるらしい。完璧にSF映画のように動けるようになるまでには時間がありそうだ。
    スーパーのレジに採用されるには、もうすぐといったところではないだろうか。

    SONY「アイボ」
    ホンダ「ASIMO」


    1月25日(木) 連日の冷え込み

    大寒を過ぎ、連日冷え込んでいる。
    風がなければ「陽だまりハイク」といきたいところだが部屋に閉じこもっている。
    48年ぶりの寒波だそうだ。窓も凍りついて太陽が温めてくれるまで開かない。

    凍り付いた窓の滴

    大雪でJR山陰線運休 香住42センチ 2018/1/25 00:13神戸新聞NEXT
    https://www.kobe-np.co.jp/news/sougou/201801/0010926806.shtml

    写真:線路が雪に埋もれたJR山陰線の香住駅=24日午後、兵庫県香美町香住区七日市(撮影・黒川裕生)

     日本列島上空に非常に強い寒気が流れ込んでいる影響で、兵庫県内でも24日、全観測地点で最低気温が氷点下を記録した。香美町では2カ所の観測地点で今季最低を更新。日本海側では23日夜から雪が降り続き、列車の運休が相次ぐなど交通機関にも影響が出た。

     神戸地方気象台によると、県内20カ所の観測地点の大半で、最低気温が最も寒い時期を下回った。午後6時までの最低気温は香美町の香住で氷点下3・9度、同町の兎和野高原で同7・7度を記録。いずれも今季最低で、最高気温も氷点下だった。神戸の最低気温は氷点下0・7度、姫路は同2・0度だった。

     日本海側の豊岡市、香美町、新温泉町では暴風雪警報などが発令され、小中学校が休校になったり、授業を短縮したりした。
     またJR西日本によると、午前11時10分ごろ、雪の影響で香住駅構内の信号機が赤から変わらなくなり、上下線ともに列車の運行を取りやめた。城崎温泉-浜坂間は24日午後2時から終日運休になり、25日も少なくとも昼ごろまで運転を見合わせるという。

     24日午後6時時点の積雪量は、香住42センチ、兎和野高原61センチ、豊岡20センチ。神戸地方気象台によると、25日も県北部を中心に降雪が見込まれる。(黒川裕生、小日向務、秋山亮太)



    1月24日(水) 安倍首相「平昌五輪開会式欠席」を覆す

    日韓「慰安婦合意」で韓国の追加要求に対し、政府は首相の五輪開会式出席「訪韓の環境が整っていない」などとして「(出席を)見送る」方針だった(11日)が、開会式出席の考えを表明した。二階某(自)や山口某(公)の説得だろうか。
    まぁ、「(出席を)見送る」とか「環境が整っていない」という曖昧さのある文言だったのだが、やはり10日あまり経つと早くもへなへなと崩れた。
    あの時の国民の世論は、政府の毅然とした対応に期待して「韓国は信頼できず」が78%だった。
    安倍晋三首相、平昌五輪開会式出席へ 単独インタビューで表明 「日韓合意新方針は受け入れられぬ。文在寅大統領に直接伝えたい」2018.1.24 05:00
    http://www.sankei.com/politics/print/180124/plt1801240003-c.html

     安倍晋三首相は23日、首相官邸で産経新聞のインタビューに応じ、韓国で2月9日に行われる平昌五輪の開会式出席のため訪韓する考えを明らかにした。その際に文在寅大統領と会談し、慰安婦問題をめぐる日韓合意に関し、文政権が示した新方針を「受け入れることはできない」と直接伝える意向を示した。核・ミサイル開発を続ける北朝鮮については「高度な圧力の維持を再確認したい」と述べた。

     首相は「五輪は平和とスポーツの祭典であり、日本は2020年に東京五輪を主催する立場だ。諸般の事情が許せば平昌五輪開会式に出席し、日本人選手たちを激励したい」と述べた。
     その上で「現地で文大統領とぜひ会談したい。慰安婦問題をめぐる日韓合意について韓国が一方的にさらなる措置を求めることは受け入れることはできない。この考え方を直接伝えるべきだと考えている」と説明。在ソウル日本大使館前の慰安婦像撤去についても「当然強く主張することになる」と述べた。

     南北対話については「五輪は五輪で切り離して考えるべきだ。北朝鮮への圧力を最大化していく方針はいささかもぶれてはならない。この考え方も文大統領に明確に伝えたい」と述べた。北朝鮮に対する人道支援再開については「間違ったメッセージを与えることになる」と反対する考えを示した。

     日本では韓国が示した新方針への批判が根強い。首相も一時出席見送りに傾いたが、北朝鮮情勢などを考慮して再考したという。首相は「何をすべきかを熟慮して判断し、実行するのは政権を担う者の責任だ」と説明した。

     北朝鮮情勢については「五輪期間中に挑発的な行動が抑制されるのはよいことだが、その間も核・ミサイル開発を続けている。だからこそ制裁を維持し続けるということが大切だ」と指摘。北朝鮮の核保有については「NPT(核拡散防止条約)の根幹が崩れることになる。断じて容認できない」と語った。

     一方、尖閣諸島(沖縄県石垣市)周辺での中国の挑発的な行動について「日本の領土、領空、領海は断固守り抜く。私たちの明確な意志を見誤ってはならない。今後も毅然かつ冷静に対応する」と強調した。その上で「隣国ゆえに困難な問題もあるが、だからこそ話し合わねばならない。アジアの平和と繁栄のために日中は大きな責任を共有している」と述べた。

     憲法改正については「憲法を制定する主役は国民だ。国民の理解が高まるように自民党ももっと努力しなければならない。公明党ともよく議論してもらいたい」と語った。
    (田北真樹子、阿比留瑠比)
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    1月23日(火) CIA、北朝鮮の米核攻撃を予測

    米CIA長官が、北朝鮮による米核攻撃を数ヶ月後と予測している。
    もし起きれば米による報復攻撃もあろう。
    最悪、核戦争が起きるかも。
    CIA長官、北朝鮮による米核攻撃「数カ月後にも」© AFP 2018/ Jim Watson 米国
    2018年01月23日 15:28(アップデート 2018年01月23日 15:31)
    https://jp.sputniknews.com/us/201801234500261/

    米国に対し核攻撃を行う能力から朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)を遠ざけておくことができるのは今後数カ月に過ぎないと、米中央情報局(CIA)のポンペオ長官が22日発言した。

    米CBSテレビとのインタビューの中でポンぺオ氏は、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長がそのような能力を手に入れるためにどれ程の時間が必要かとの質問に答え、「数カ月」と述べた。

    数カ月前にもポンぺオ氏がそのように語っていたとキャスターが指摘すると、「その通りだ。今から1年後にもそう言えればと望んでいる。その期間を延ばすため、米政府は勤勉に取り組んでいる」と語った。

    ポンぺオ氏はまた、国連による対北朝鮮制裁の実行にあたって、ロシアと中国による支援を米国は念頭に置いているとも繰り返した。



    1月22日(月) 西部邁さん死去

    評論家の西部邁さんが入水した。
    昨年末、桜チャンネルで水島聡氏との対談で、「(総選挙の頃)実は死ぬ気でいたんですよ」と飄々と話していたが、遺言だったのか。本当に実行するとは・・・


    https://www.youtube.com/watch?v=9AGzVcr6V8w

    78歳、まだまだこれからご活躍されると思っていた。

    評論家・西部邁さん死去 多摩川で自殺か 78歳、正論執筆メンバー2018.1.21 16:26
    http://www.sankei.com/life/print/180121/lif1801210033-c.html

    写真:西部邁氏(桐原正道撮影)

     保守派の論客として知られる評論家の西部邁(すすむ)さん(78)=東京都世田谷区=が21日、死去した。
     警視庁田園調布署によると、同日午前6時40分ごろ、東京都大田区田園調布の多摩川河川敷から「川に飛び込んだ人がいる」と110番があった。飛び込んだのは西部さんで、署員らが現場に駆け付け病院に搬送されたが、死亡が確認された。
     同署によると、目立った外傷はなく、付近で遺書のような文書が見つかった。自殺を図り、溺死したとみられる。
     西部さんは21日未明から行方不明になっていた。同居する家族が探していたところ、多摩川で流されている西部さんを発見し、通報したという。

     西部さんは北海道出身。東大経済学部に在学中、全学連中央執行委員として安保闘争に参加し、学生運動の指揮を執った。大学院では経済学を専攻し、横浜国立大や東大などで教鞭(きょうべん)をとる傍ら大衆社会論を軸とした評論活動を開始。「経済倫理学序説」で吉野作造賞、「生まじめな戯れ」でサントリー学芸賞を受賞した。

     東大教授時代の昭和63年、助教授の推薦をめぐって教授会で否決されたことに抗議して辞任。以降、テレビの討論番組などに定期的に出演し、晩年は自ら発刊した雑誌を舞台に言論活動を展開した。
     正論執筆メンバーで、平成4年には戦後日本でタブー視された改憲論を正面から取り上げるなどの精力的な評論活動により、第8回正論大賞を受賞した。
    ©2018 The Sankei Shimbun & SANKEI DIGITAL All rights reserved.
    「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」平成30年(2018)1月22日(月曜日) 通巻第5587号
    西部遭氏、入水  氏は予告通り、遺言通りに冥界へ旅立った
    http://melma.com/backnumber_45206/

     予期はしていた。なにしろ遺作のなかで、自死について自ら語っているからである。
     弔辞の替わりに以下、拙文(小誌に書いた書評)を再録して、追想に替えたい。
    (1)に関しては、1月7日付けで、直後に西部氏から私信をいただいているが、プライベートなことなので公開しない。

    (1) たしかに現代日本は価値紊乱、絶望へ向かって暴走している   希望がない日本にスマホというバカ製造機がはびこっている

    西部遭『保守の真髄  ――老酔狂で語る文明の紊乱』(講談社現代新書)

     この本の帯に「大思想家ニシベ、最期の書」とあるのは意味深長にして、文明を揶揄しつつ自己をオブラートに包みこんで語る、自伝風の遺書なのか、これはうっかり書評しかねると思ったのは師走のことだった。
    初読だけで、軽率に本書を論ずるには、おろそかにできない風刺が、あるいは隠れた警句があまりにも多すぎる上に、現代日本への絶望が随所に、その行間からもあふれ出している。西部氏がいつも常用するオルテガは一ケ所だけで、今度はシュペングラーやニーチェの登場箇所が多い。

    やはり、うっかり書評をできないと二度思った。
     そこで時間をおいて読み返して、あらためて書評に挑んだが、何かためらいがあるのだ。
    これは遺書にするつもりなのか、それとも西部氏のことだから、別の企てを描いて遺書に仮託した文明批評なのか、躊躇がつづくばかりなのである。
     かくして評者(宮崎)、この書全体に流れる、氏のただならぬ絶望感を論ずる試みをやめた。それは読者各自の判断にお任せした方がよいだろう。
     そこで、いくつかの箴言的表現を、これもまた氏の遺書的警告の一部分でしかないのだが、本書の肯綮とみて差し支えない部分を下記に列挙して、評に代えることにする次第である。

     西部氏曰く。
     「テクノロジーという一方向にのみ特化していくのは文明の病理以外の何ものでもない。
    かつてシュペングラーは、文明の秋期から冬期にかけて、『新興宗教への異様な関心と新技術への異常な興味が高まる』と指摘した。
    今、世界のとくに先進各国にみられるのは、新技術が新宗教となって人々の精神世界を占拠しているという状態ではないのか。
    (中略)『文化の乏しい文明』への自己懐疑を持たぬばかりか自己満悦に浸っているという点で最も目立っているのは、我が日本列島である」(20p)

     敗戦ショックから太平洋戦争史観にどっぷり汚染された日本人がおびただしく出たが、この知的貧困に関しても、西部氏いわく。
    「国家としての自立自尊をみずから投げ捨てたのである。まさしくアンダードッグ(負け犬根性)にふさわしく『安全と生存』が戦後日本人の生き方になってしまったのだ。まさに戦後にあって、日本文化の歴史を(和辻哲郎がかつてやったように)『風土論』によって説明したり(梅棹忠夫が強調したように)『動植物の生態史観』になぞらえて解釈するのは、大いにわかいやすいとはいえ、日本人の精神の在り方に突き刺さってくるところが少なすぎる」(74p)

     「文明を進歩させたとして賛美されてきたアメリカの独立革命、フランス革命、明治維新、辛亥革命、ロシア革命などのすべてが、そのときの法秩序からみると、『不法の暴力』を伴ったという意味でテロルだったのである。
    それらの革命にいささかの疑義も呈してこなかったくせに、それどころかそれらの『革命』とやらを文明進歩の印と見立ててきたというのに、テロル一般を悪と断じるのは明らかに二枚舌だ」(212p)

     いやはや引用したい個所はまだまだ山とあるが、こういう絶望を西部氏は遺書に仮託して絶筆を宣言されている。

    (2) 戦後日本の平和の洪水のなかに自死の思想は霞んでしまった
    「妻と僕」との思想闘争記から人生への姿勢を問い直した哲学的な回想

    西部邁著 『妻と僕 寓話と化す我らの死』(飛鳥新社)

     重症のガンに侵された西部氏夫人は余命幾ばくもない、と衝撃を率直に書き出される。
     二人で歩んだ半世紀近い人生を西部さんは淡々と振り返りながら、この書は不思議な澄明さと静けさで全体が貫かれている。
     看病を続けながら人生を夫婦を愛情を孤独を名誉を哲学し、思想家・西部遭の饒舌的思索は片時もやまない。
     夫に先立たれた妻の回想録はこの世にあまたあって涙を誘う。石原裕次郎夫人、吉行淳之介「夫人」などなど。いかに愛されて幸福だったか。最後まで渾身の看病をして悲しみにひるまずに看取ったか。出色の例外は金美齢さんの夫(周英明)との台湾独立闘争記録。

     妻に先立たれた夫のほうの回想録は少ないが、それでも江藤淳、城山三郎、田原総一郎らが書いた。いずれも率直に言って女々しくもあり、愛情物語の域を出ない。  だが、まだ妻に先立たれないうちに、死を思想的論争に位置づけて、夫婦の像をえがくのは西部氏がはじめてではないのか。
    「身体の命運がぎりぎりまでくると、生き延び方といい死に方といい、自分で選び取るほかありません。人生は一回で、また人生は死の瞬間まで、つまるところは自分のものだからです。(抗ガン剤治療を忌避したのは)危機にあって心身を支えてくれるのは、根本主義だ、つまり自分の考え方の原則をつらぬくことだ、というのがM(妻のこと、作中ではMで登場)と僕との共通意見」だった。

     そして夫婦に関してこんな風に西部さんは考える。
    「男女関係は、なんと脆い基盤の上に、なんと儚い動機に基づいて、なんと粘り強い努力で作り上げられていく、なんと堅牢な構築物であることか、夫婦とはなんとみごとな砂上楼閣なのか、と笑い出したくなる」。
     わたしが初めて西部遭氏と会ったのは二十年近く前だった。中川八洋氏が主宰する勉強会に西部氏が講師としてあらわれ、難しい講話が終わってから六本木のビアホールでビールを相当量飲んだ。中川氏はソフトドリンクを飲んでいた。
     何を話したかは綺麗さっぱり忘れている。

     それから「ラジオ日本」の南丘喜八郎氏が共通する番組を持っていて、その関わりで時折、飲み会があった。佐藤欣子さんらもメンバーだった。幼年時代の貧困について議論した。わたしが「吉野作造賞受賞にろくな作品はない」と酔った勢いで言うと、西部さんが「僕も受賞者だけど。。。」ときには『宝石』に氏が連載していた頃の編集担当の神戸さんが小生の担当でもあり、新宿へ一緒に出かけてカラオケに興じたり、もちろん『発言者』の創刊パーティには招かれ参じており、しばらく雑誌を購読していた。「宮崎さん、なにか書いて下さい」が口癖だった。

     三島研究会の公開講座にも講師としてきて頂いた。その記録を調べると平成八年五月のことで、演題は「三島由紀夫の思想的可能性」。この頃の西部さんの三島評価は低かった。ということは自死に否定的ではなかったか。そのあと十五人ほど連れだって、六本木の中国飯店に行っておおいに騒いだ。

     途中、七年ほどブランクがあった。
     なぜなら、たとえば教科書をつくる会、救う会、靖国、台湾問題そのほか、多くの保守陣営の会合やパーティ、シンポジウムでまったく氏を見かけなくなったのである。
     『発言者』の議論が難しくてついて行けなくなったこともあるが、氏の議論が浮世離れしていて、当時わたしの追求していた分野から離れつつあったという個人的理由もあった。
     というわけで数年の不通期間があったが、ある冬の日、『表現者』の座談会に呼ばれた。
     テーマは中国で、富岡幸一郎氏らも加わって久闊をあたためた。
    レトリックの魔術師と喧嘩師が共存する不思議な人
     この間、教科書、米軍、安保そのほか、西部氏はやたらと仲間内に喧嘩を売っていたのだった。

     この回想をこういう比喩で書いている。
    「孤独は、その時代なり社会なり場所なりを支配している雰囲気から逃亡するときに生じる感情なのでしょう。あるいは、それと闘って(案の定)、破れたときに生まれる感情なのでしょう。いずれにせよ、孤独を自覚するのは人間の輝かしい特権と言わなければなりません。人間だけが、己の言動に意味を見いだそうと努め、その意味を表現し、伝達し、蓄積し、そして尺度するだけのことに未充足を覚える」

     西部氏はレトリックの魔術師と喧嘩師が共存する不思議な人である。その後、偶然がいくつも重なって桜チャンネルの討論番組にでると、三回ほど連続してお目にかかり、録画の収録が終わってお茶をのんだりした。いや、氏はビールだった。直近は正論大賞の会がはねて「正論新風賞」受賞の新保裕司氏を囲む二次会。これは西部さんが事実上の主催者で三、四十人の編集者が中心だった。例によって新宿のピアノのおいてあるスナック。なぜか私と西部氏と二人して、「海ゆかば」を唱った。

     西部さんの書いているモノは基底にニヒリズムがある。十年ほど前に産経新聞に連載された仏教と死生観をめぐる随筆を読んだときに、わたしは不思議な感傷と抱いた。ずばり自死へのさりげない決意が随所で示唆されていたからである。
     そして本書は、このテーマが基底に沈んでいながらも、結局は自死にまつわる思考に収斂されていく。人生を締めくくる方法に関しての思索である。
     こういう箇所が否応なく、わたしの目に飛び込んでくる。
    「この『平和』の日本国家あるいは『安全と生存』の日本列島では、『死の選択』という最も人間らしい行為が精神の病理現象として片付けられはじめ、(中略)逆らって僕は、自然死への人生行路にあっても、自分の思想が必要だと考えてきました。簡略に言うと、『これ以上に延命すると、他者(とくに自分の家族たち)に与える損害が、その便益を、はっきりと上回る』と予想されるようになれば、自死を選ぶということです」。

     そういえば、十年以上前だが、氏と会う毎に自死に関してつぶやくように言っていた。ピストルとか、麻薬とか物騒な話をさりげなく話のなかに挿入していて、わたしは全てをレトリックの魔術だろう、と憶測して本気に取らなかった。
     本書はレトリックの魔術師が思う存分の哲学的修飾を施して、いざ本質をはぐらかしているかにも見えるが、現代日本へのアンチテーゼである。日本の政治家は死から逃亡し、まつりごとは自死と対極の補償とシステムだけを論じている。日本の衰弱の原因の大きな要素は、おそらくこれだろう。
     自分の人生を自分の意思で終結させる。人間は本能によって生き延びる。だが、老醜をさらし周囲に迷惑を狼狽をかけるかもしれない自然死に対して、自死の思想があり得ると西部氏は語彙に力を籠めて現代日本人に問いかけているのである。
     ◎
     西部さんに関しては個人的な想い出も多く、そのうえ氏と小生は共著も出している(『日米安保五十年』、海竜社)。
    いずれ、ちゃんとした追悼文を綴りたい。



    1月18日(木) 中国空軍「第1列島線突破宣言」

    中国の軍拡競争が再度始まった。列島線突破訓練が本格化するという。
      列島線・産経新聞より
    中国、「列島線突破巡航」訓練本格化 「日本列島を一周する訓練を始める危険性も」2018.1.18 11:30
    http://www.sankei.com/world/print/180118/wor1801180018-c.html

    写真:対馬海峡を初めて通過した中国空軍のスホイ30戦闘機(防衛省統合幕僚監部提供)

     北朝鮮の「核・ミサイル」が世界的脅威となるなか、アジア各地での領土的野心を隠そうとしない中国への警戒も緩めてはならない。中国空軍は昨年12月、戦闘機による日本海上空の飛行を強行し、同軍の「遠方展開」が新たなステージに入ったことを誇示した。尖閣諸島や沖縄本島に対する、中国の暴挙・野望に警鐘を鳴らし続けているジャーナリストで、日本沖縄政策研究フォーラム理事長の仲村覚氏が緊急寄稿した。(夕刊フジ)

     朝鮮半島が緊迫するなか、日本政府は危機回避策として、中国による北朝鮮制裁に期待し、中国との関係改善に動き出している。だが、冷静に中国の動きをみると、日中友好とは対極的な動きをしている。

     中国空軍は昨年11月から12月にかけて、宮古海峡(沖縄本島-宮古島間)を突破する訓練を9回も繰り返し、空中給油機を使った小笠原諸島やグアムなどを結ぶ「第2列島線」の突破に向けた訓練を本格化させた。これらは、戦略的な意図のもと、日本国民に騒がれないように進められた。

     「中国を縛りつけることのできる鎖はない」

     同空軍報道官は昨年11月30日、こう強調した。
     事実上、沖縄や台湾、フィリピンを結ぶ「第1列島線の突破宣言」といえる。翌月12日には、「前日、『繞島(にょうとう=島の周り)巡航』を実施した」「多数の爆撃機や戦闘機が参加した」「定例・常態化した遠洋訓練だ」「国家主権と領土を守る能力の向上を図った」と発表した。

     そして、中国空軍は同月18日、初めて対馬海峡を超えて日本海で訓練を行い、「日本海は日本の海ではない」と言い放ったのである。
     「繞島巡航」について、「(台湾)島を回る飛行」と報じたメディアもあるが、中国空軍は11月、バシー海峡(台湾-フィリピン間)と宮古海峡を通過して、沖縄・先島諸島と台湾を周回する訓練を行っている。
     つまり、繞島巡航とは「列島線突破巡航」であり、私は「列島線突破訓練」だとみている。

     中国空軍のこうした動きを放置すれば、最終的には、北海道とロシア・サハリン島の間にある宗谷海峡も突破し、日本列島を一周する訓練を始める危険性がある。気がつけば、中国軍機がいつでも日本全土を爆撃できる態勢を整えてしまうことになりかねない。

     日本政府が、中国の野望を軽視して「一帯一路」構想に協力すれば、自分の首を締める縄を綯(な)うことになる。
    ©2018 The Sankei Shimbun & SANKEI DIGITAL All rights reserved.
    小野寺防衛相 尖閣接続水域に入った中国船は原子力潜水艦 © AFP 2018/ Jim Watson
    2018年01月15日 17:23(アップデート 2018年01月15日 17:47)
    https://jp.sputniknews.com/politics/201801154471926/

    日本の小野寺防衛相は15日、今月11日に尖閣諸島周辺の接続水域を航行した中国の潜水艦が、原子力潜水艦だったことを明らかにした。 スプートニク日本
    防衛相は分析結果として、「商(シャン)」級の攻撃型原子力潜水艦だったと発表した。
    また防衛相は記者団に、これは「緊張を一方的に高める行為だ」と述べ、深刻な懸念を表し、毅然とした対処をしていくと強調した。

    中国爆撃機の長距離飛行、日本政府が「関心」表明 2017年 08月 25日 15:30 JST
    http://jp.reuters.com/article/onodera-china-military-plane-idJPKCN1B50C3

     8月25日、小野寺五典防衛相(写真)は閣議後会見で、中国軍機が前日午前に紀伊半島沖まで長距離飛行したことについて、外交ルートを通じて日本側の関心を伝えたことを明らかにした。写真は都内で8日撮影(2017年 ロイター/Issei Kato)
     8月25日、小野寺五典防衛相(写真)は閣議後会見で、中国軍機が前日午前に紀伊半島沖まで長距離飛行したことについて、外交ルートを通じて日本側の関心を伝えたことを明らかにした。写真は都内で8日撮影(2017年 ロイター/Issei Kato)
    国防費7%増 大国、軍拡競争再び 米国、南シナ海強化へ
    毎日新聞2017年3月5日 東京朝刊
    https://mainichi.jp/articles/20170305/ddm/002/030/132000c

     2017年の中国国防費予算案の伸び率が、前年実績比「7%前後」になると4日発表され、初めて1兆元(約16兆5000億円)の大台に乗ることが確実になった。米国の国防費もトランプ政権下で大幅にアップされる見通しだ。両大国の軍事バランスは日本の安全保障にも関わる。中国と米国の国防費の伸びは、冷戦期のような軍備拡張の競争を引き起こすのか。・・・

    1月15日(月) 韓国を信頼できぬ78%

    2015年の日韓合意では、慰安婦問題の「最終的かつ不可逆的な解決」を確認したにもかかわらず、韓国政府はそれを覆した。
    日本政府の「応じない」との方針に(当たり前のことではあるが)日本国民が高い支持をしているのが世論調査でわかった。
    安倍首相は平昌冬季五輪の開会式への出席を見送る方針を固めた。
    ウンザリ感で韓国ネタはこれで終わりとなろう。
    韓国の追加要求拒否、支持83%…読売世論調査 2018年01月15日 08時44分
    http://www.yomiuri.co.jp/politics/20180114-OYT1T50121.html

     読売新聞社は12〜14日、全国世論調査を実施した。
     慰安婦問題を巡る2015年の日韓合意について、韓国政府からの追加要求には応じないとする日本政府の方針を「支持する」と答えた人は83%に上った。「支持しない」は11%。「支持する」は、内閣支持層で88%、内閣不支持層でも80%に上り、性別や年代を問わず高い割合を占めた。

     15年の日韓合意では、慰安婦問題の「最終的かつ不可逆的な解決」を確認した。韓国の文在寅大統領は、日本側に慰安婦問題の解決を促すと述べるなど、事実上、追加の対応を求める新方針を示したが、日本政府は「全く受け入れられない」としている。文氏の方針に「納得できない」は86%に上った。韓国を「信頼できない」と思う人は、「あまり」と「全く」を合わせて計78%に達した。
    2018年01月15日 08時44分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
    平昌五輪開会式、首相欠席へ=日韓合意、韓国対応受け(2018/01/11-18:58)
    https://www.jiji.com/jc/article?k=2018011101066&g=pol

     安倍晋三首相は2月9日に行われる平昌冬季五輪の開会式への出席を見送る方針を固めた。韓国の文在寅大統領が慰安婦問題で「最終的かつ不可逆的な解決」を確認した2015年の日韓合意をめぐり追加の措置を求めたことを受け、首相訪韓の環境が整っていないと判断した。

    板挟みの文在寅政権=対北朝鮮・慰安婦問題
     菅義偉官房長官は11日の記者会見で「(対応は)決めていない。国会日程を踏まえて検討する」と従来のコメントを繰り返したが、政府筋は首相による五輪開会式出席について「現状では難しい。お膳立てができていない」と指摘。外務省幹部は「無理だ」と明言した。



    1月13日(土) 日韓合意を守れぬ韓国

    韓国は慰安婦問題で合意(2015/12/28)したはずだが、韓国の要求は「合意破棄(再交渉)→再交渉はしない→10億円凍結→10億円の扱いを協議せよ→心からの謝罪を」と変わってきた。
    意味するところは、言葉は違っても合意破棄だろう。
    日本人と韓国人のメンタリティの違いを如実に物語っている。
    誰かが云った悲韓3原則「教えず、助けず、関わらず」が肝要。「オ・タ・カ」さんで覚えよう。
    【WEB編集委員のつぶやき】慰安婦で謝罪要求は日本への侮辱だ 北朝鮮に取り込まれる異常な文在寅政権 2018.1.13 09:00
    http://www.sankei.com/world/print/180113/wor1801130013-c.html

     「日本が心から謝罪して、被害者たちが許すことができた時が本当の解決だ」
     韓国の文在寅大統領は10日、慰安婦問題をめぐり、年頭会見でこう述べた。これ即ち、「今まで日本から心からの謝罪は無かったのでもう一度謝れ」ということだ。

     日本に対する侮辱である。

     文政権の振る舞いは異常だ。慰安婦をめぐる検証で日韓合意を「欠陥」と断じたうえに、平昌五輪の成功を焦り、南北会談の誘いに易々と乗った。北朝鮮制裁に国際社会が尽力する中、米からも不信感を招き、日米韓の結束にヒビを入れている。
     韓国の康京和外相は9日、慰安婦問題をめぐる日韓合意の検証結果を受けた韓国の新方針を発表した。

     日本側に合意の再交渉は要求しないとする一方、日本政府が拠出した10億円を凍結、その扱いを日本側と今後協議し、同額を韓国政府が負担すると表明した。
     「協議」はあり得ない。日韓合意で慰安婦問題の「最終的かつ不可逆的な解決」を両政府が確認、日本側は合意事項を忠実に履行しており、瑕疵はない。
     康氏は元慰安婦らが「自発的で心のこもった謝罪を求めている」とし、「日本が事実を認め、被害者らの名誉・尊厳回復と心の傷を癒やすための努力継続を期待する」と日本政府に自主的対応を求めた。「再交渉は求めない」と言いながら日本の誠意を一方的に期待している。支離滅裂である。

     拠出金は存命だった元慰安婦47人中、約77%の36人が受け取るか受け取りの意思を表明している。
     外務省幹部は「10億円を返すということになれば合意の破棄だ」と明言したがその通りだ。
     韓国が発表した新方針では、日本大使館前の慰安婦像の問題については棚上げし、一言も触れていない。

     (日本)政府高官は「勝手にやらせておけばいい。韓国の国内問題だから、相手にする必要はない」と不快感を示したという。安倍晋三首相は12日、「韓国側が一方的にさらなる措置を求めることは、全く受け入れることはできない」と明言した。

     10日付韓国の保守系紙・朝鮮日報は、文政権の対応を「合意を引っかき回し、元慰安婦と日本の不満ばかり増幅させた」と指摘、朴槿恵前政権を「非難するための道具に活用しただけだ」と非難した。中央日報は、方針は国内世論と対日外交の双方を意識した「弥縫策に終わった」とし、「日本の感情は悪化し、韓日関係は最悪になった」と懸念を表明した。

     一方で新方針を発表した同日、閣僚級を首席代表とする韓国と北朝鮮の代表団は、南北軍事境界線がある板門店の韓国側施設「平和の家」で会談し、北朝鮮が2月9日開幕の平昌五輪に代表団を派遣することや、軍事的緊張緩和のための軍当局間会談の開催で合意した。

     韓国側は会談で「非核化に向けた対話再開が必要だ」との立場を表明。北朝鮮側は、米韓合同軍事演習の延期方針を評価すると同時に、中止を求める立場を改めて説明するなど強硬姿勢を変えてはいない。

     また五輪の成功に向けた積極的協力をうたった共同報道文を採択。北朝鮮が高官級代表団や選手団、応援団に加え、芸術団やテコンドー演武団、記者団を派遣することが盛り込まれた。韓国側は必要な便宜を保証するとした。高官級会談を含め、交流の活性化も確認した。

     約2年ぶりとなる南北会談で北朝鮮は、時期や場所も全て韓国側の提案を丸のみ。首席代表も閣僚級とし、韓国に合わせた。五輪参加について北朝鮮が難色を示せば、全て立ち消えとなることから、主導権を完全に把握している余裕を誇示した。さらに看過できないのは、その場で「我々が保有する核爆弾など最先端兵器は米国を狙ったもので、同族に向けたものではない」などと北朝鮮側首席を務める祖国平和統一委員会の李善権委員長に放言を許したことだ。

     トランプ米政権は、この放言に関し、米韓の離反を狙ったものとして反発を強めるのは確実だと産経新聞は解説している(10日付国際面)。
     トランプ大統領は10日、会談に関し「世界にとって成功につながることを望む」と期待を表明したうえで、「向こう数週間〜数カ月は何が起きるか様子を見る」と述べた。トランプ氏は、文氏との電話会談で、南北対話が行われている間は軍事的行動を起こさないとも述べたという。

     結局、北は五輪参加などわずかな妥協によって核・ミサイル開発の時間が2月末まで保証された。韓国は北の“おぼし召し”に歓喜、チョロいものだ。
     自ら進んで北に取り込まれている文在寅政権は“雪解けムード”に浮かれているに過ぎない。繰り返すがやはり異常な政権だ。
    (WEB編集チーム 黒沢通)
    ©2018 The Sankei Shimbun & SANKEI DIGITAL All rights reserved.
    謝罪要求「受け入れられぬ」=安倍首相(2018/01/12-11:03)
    https://www.jiji.com/jc/article?k=2018011200498&g=pol

     安倍晋三首相は12日、韓国の文在寅大統領が慰安婦問題をめぐる日韓合意は間違いだったとの認識を示し、日本に改めて謝罪を求めたことについて「全く受け入れることはできない」と述べた。欧州6カ国歴訪への出発に先立ち、首相官邸で記者団の質問に答えた。

    平昌五輪開会式、首相欠席へ=日韓合意、韓国対応受け

     首相は「日韓合意は国と国との約束だ。これを守ることは国際的かつ普遍的な原則だ」と強調。「日本側は約束を全て誠意をもって実行している。韓国側も実行するよう強く求め続けていきたい」と語った。



    1月12日(金) 中国軍艦が尖閣接続水域航行

    今度はフリゲート(護衛艦)と潜水艦も潜行するのが確認された。
    何処へ何をしに行くのか・・・
    昨年2017年1月4日には中国海警局4隻が尖閣沖の領海に一時侵入した。
    中国軍艦が尖閣の接続水域を航行、日本は抗議 16:40ロイター
    https://news.goo.ne.jp/article/reuters/politics/reuters-20180111054.html

    [東京 11日 ロイター] - 日本政府は11日、日本と中国が領有権を主張する尖閣諸島(中国名:釣魚島)の接続水域に中国軍のフリゲート艦が入ったとして、中国側に抗議した。国籍不明の潜水艦が尖閣の接続水域を潜航するのも確認した。

    中国のフリゲート艦が尖閣領海のすぐ外側にある接続水域を航行するのは2016年6月以来、2回目。外国の潜水艦が同水域内を潜航するのを確認したのは初めて。フリゲート艦、潜水艦とも領海への侵入はなく、午後には接続水域から出た。

    自衛隊トップの河野克俊統合幕僚長は記者団に対し、「適切に対応する。領海に入れば(海上警備行動を)取ることになるが、今回はそういうことではない」と述べた。中国側の意図については「確たることは言えない」とした。

    国際法上、軍艦が接続水域を航行するのは問題ない。しかし、尖閣周辺で事態がエスカレートすることを懸念する日本は、外務省の杉山晋輔次官が中国の程永華駐日大使を呼んで抗議した。

    尖閣諸島を巡っては、実効支配する日本側は領土問題は存在しないとの立場を取る一方、中国側は領有権を主張している。
    米空母攻撃、核報復…日本、中国海軍の動きを警戒 自衛隊が対潜能力強化へ20:34 産経新聞
    https://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/sankei-plt1801110032.html

     中国海軍所属とみられる潜水艦が尖閣諸島(沖縄県石垣市)周辺の接続水域を潜没航行したことを受け、政府は中国海軍に対する警戒・監視を強化する方針だ。潜水艦は隠密裏の行動が命綱で、自衛隊が潜水艦を発見したのは、現段階で中国海軍が十分な水準に達していない証拠ではある。しかし、中国は潜水艦の静粛性や長期潜航能力を急速に向上させており、自衛隊は対潜戦能力の増強を迫られている。

     「わが国の領土・領海・領空は、政府として頑として守る。毅然(きぜん)と、冷静に対応した」  菅義偉官房長官は11日の記者会見で、潜水艦の航行に強い懸念を表明した。政府が中国の潜水艦に神経をとがらせるのは、東シナ海や日本海から米軍を排除する中国の「接近阻止・領域拒否」戦略を進める上で、潜水艦が重要な役割を果たすからだ。

     米海軍の空母は圧倒的な航空戦力を誇るが、潜水艦からの攻撃に弱い。中国側とすれば、潜水艦が沖縄・台湾・フィリピンを結ぶ「第1列島線」を越えて太平洋で米空母の動きを牽制(けんせい)できれば、台湾有事などで有利に戦闘を展開できる。
     また、中国が米国を核抑止するためには、深海で息を潜める潜水艦が米本土に報復する「第2撃能力」が必要だ。中国は南シナ海で戦略原子力潜水艦(SSBN)を運用する構想を持つが、晋(ジン)級潜水艦の弾道ミサイル(SLBM)は射程8千キロで米本土に届かない。

     防衛省で中国軍の動向を分析する担当者は「中国が米本土を核攻撃するためには、潜水艦が太平洋に出るしかない」と分析する。

     こうした潜水艦の動きを警戒・監視するのは、高い対潜戦能力を持つ自衛隊の役割だ。潜水艦勤務の経験が長い伊藤俊幸元海将は、防衛省が11日の潜水艦の動きを公表した理由について「お前の行動は全部見ているぞということを示すためだ」と説明する。
     だが、中国は2020年までに潜水艦を69〜78隻に増強する見通しで、長時間潜航するための大気非依存型推進(AIP)システムも獲得した。海上自衛隊の潜水艦乗組員は「以前に比べて静粛性が増しているのは間違いない」と証言する。

     政府は策定作業を進める平成31年度以降の中期防衛力整備計画で、最新鋭P1哨戒機の増強など対潜戦能力向上をさらに進める方針だ。(杉本康士、千葉倫之)



    1月10日(水) ほどほどの飲酒でも・・

    ほどほどの飲酒でも・・「適量なら飲酒は健康にいい」と思っていたが、「ほどほどの量でも、長期間にわたって飲酒を続けると脳がダメージを受けるかもしれない」のだそうだ。
    ほどほどでも飲酒を続けると脳には有害? 2017年10月26日(木)10時30分 ハナ・オズボーン
    https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2017/10/post-8737.php

    ほどほどの量でも、長期間にわたって飲酒を続けると脳がダメージを受けるかもしれない――酒飲みにはショッキングな研究結果が明らかになった。

    2017年6月にブリティッシュ・メディカル・ジャーナル(BMJ)で発表されたオックスフォード大学とロンドン大学ユニバーシティーカレッジ(UCL)の最新研究によれば、週当たり14〜21単位のアルコールを摂取していた人は、記憶や空間認知をつかさどる脳の部位である海馬が萎縮する確率が、飲まない人の3倍も高かったという。

    ちなみにイギリス政府の定めたガイドラインでは、飲酒は週に14単位以内にすべきとされている。1単位は純アルコール量で10ミリリットルとされ、度数4%のビールなら250ミリリットル、13%のワインなら76ミリリットルに相当する。

    研究チームが分析対象としたのは、健康でアルコール依存症でない男女550人の30年間にわたる追跡データだ。調査開始時点での平均年齢は43歳で、被験者に対しては定期的に認知能力の検査が行われた。飲酒や喫煙の習慣、病歴や教育、身体的活動といった点についても並行して調査が行われた。

    分析によれば、最もリスクが大きかったのは週に30単位以上飲む人。14〜21単位の人も、あまり飲まない人や全く飲まない人と比べると海馬が萎縮する兆候はずっと多く見られた。

    もっとも、今回の研究から因果関係を引き出すのは尚早。データは被験者本人の申告に基づくため、実際の飲酒量はもっと多かった可能性もある。また、被験者は公務員で(白人で中流階級の男性が多い)、偏りがある点も留意が必要だ。

    だが、常識に疑問符を突き付けたという点で意義は大きい。英王立エジンバラ病院神経精神科のキリアン・ウェルチはBMJに寄せた論説でこう述べている。「多くの人が普通だと思っている飲酒習慣が健康に悪影響をもたらす、という主張を補強する重要なものだ。私たちは何かと理由をつけて、長期的には利益にならない行動にしがみつくことを正当化しがちだ」

    少なくとも、飲酒習慣を見直すきっかけにはなりそうだ。
    自分は、70前後ぐらいから1日2食にした。晩酌は40代からの習慣だった。
    夕食は焼酎お湯割り240cc(大きめのコップ1杯、日本酒換算で1.3合)に肴で、ご飯はなし。肴は一応栄養を考慮して作り摂っている。晩飯には味噌汁を作らないので、お湯割りがそれの代わりをしている。
    アルコール量は上記の記事からゆくと、3単位/日で21単位/週になり、海馬が萎縮の兆候があるのかも。しかし、物忘れはあるにしても、身体が温もり、粗末なおかずでもそれなりに食べられ、日々の健康維持に役立っていると信じている。
    たまに何かあって、もう1杯ということもあるが、そうなるとほんわかしすぎて後片付けが億劫になるだけだ。
    ガイドラインでは14単位/週(2単位/日)というと1杯160ccとなるが、少々寂しい。
    先のことはわからないが、さらに高齢になれば1杯160ccが適量になるかも知れない。

    ■アルコールとがんの関係が明らかに DNAを損傷、2度と戻らない状態に 2018年1月9日(火)18時10分 松丸さとみ
    https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2018/01/dna2.php

    (厚生労働省 生活習慣病予防のための健康情報サイト e-ヘルスネット)
    ■アルコールの吸収と分解
    https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/alcohol/a-02-002.html
    ■アルコールと癌(がん)
    https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/alcohol/a-01-008.html


    1月5日(金) 小寒の朝







    朝、何となく様子がいつもと違うので外を見ると雪が積もっていた。
    午後になっても、鉛色の空から細かな雪が降っている。
    多少は気温が上がるのだろう、雪は融けてしまった。
    三が日もあっというまに過ぎ、今日は24節気の小寒、20日は大寒だ。


    1月3日(水) 南北朝鮮ホットライン再開

    朝鮮半島情勢が動いてきた。
    北朝鮮、金正恩の指示で板門店ホットラインを再開 平昌五輪へ協議開始か 2018年1月3日(水)15時21分 ニューズウィーク日本版ウェブ編集部 REUTERS
    http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2018/01/post-9239.php

    <北朝鮮が3日、平昌冬季五輪代表団の派遣問題などを韓国政府と議論するため、3日午後3時30分に板門店のホットラインを再び開通すると発表した>

    NEWS1など韓国メディアによると、北朝鮮のリ・ソングォン祖国平和統一委員会委員長が3日、朝鮮中央TVを通じ「金正恩労働党総書記が平昌オリンピック競技大会代表団の派遣問題を含め、オリンピック開催と関連した問題を南側と適宜協議するように、3日午後3時30分から北南間で板門店のホットラインを開通することに対して指示を与えた」と発表した。
    これによって、南北は板門店の連絡網を通じて、韓国側が提案した南北高官級会談の開催に向けた実務協議を進めることになりそうだ。

    リ・ソングォン委員長はまた「われわれは最高指導部の意を受けて真摯な立場と誠実な姿勢で、南朝鮮側と緊密な連携を取る予定で、わが国の代表団の派遣と関連した実務的問題を論議していく考えだ」と明らかにした。
    同員長はさらに、韓国大統領府が金正恩の新年の演説を歓迎する意向を発表したことに関連し、文在寅(ムン・ジェイン)大統領が積極的に支持意思を表示したということについて言及し、金正恩が「文大統領について肯定的に高く評価しながら歓迎の意を表明した」とも伝えた。

    また、金正恩が「北南関係の改善問題が民族の期待と思いに合わせて解決されるかどうかというのは、北南当局がこの問題をいかに主体的に扱っていくかということにかかっていると強調した」と付け加えた。
    平昌五輪まであと1カ月という時期を迎え、朝鮮半島の緊張状態が和平に向けて動き出すのか、あるいは北朝鮮お得意の条件交渉という名の罠なのか、世界の注目が集まりそうだ。

    和平に向けて、南北のどちらが主体となって統一が行われるのだろうか・・・
    朝鮮民族が一つになることは喜ばしいことではある。
    しかし北朝鮮が核保有のまま、統一が実現すれば、日本の安全保障に重大な影響を及ぼすことになろう。


    1月2日(火) 北朝鮮の別の顔

    2017年は北朝鮮が核爆弾や長距離ミサイルの開発にうつつを抜かすニュースで明け暮れた。
    この国はそれしか能がないのか、他になにかやっていることはないのかとニュースを拾っていると、やはりそれだけではないようだ。
    脅しも忘れてはいないが・・・
    金正恩氏 核兵器製造を完了 次に弾道ミサイル発射を準備 © REUTERS/ KCNA政治2018年01月01日 15:59 スプートニク日本
    https://jp.sputniknews.com/politics/201801014441932/

    金正恩氏は、朝鮮民主主義人民共和国は独自の核兵器の製造を完了させ、新たな大陸間弾道弾ミサイルの発射実験を準備する最終段階にあることを明らかにした。
    この声明は同国の国民に向けた新年の挨拶の中で表されたもので、朝鮮中央テレビがこれを中継した。

    金正恩氏はまたミサイルプログラムが成功裏に発展したと高く評価している。
    金正恩氏は、核兵器によって北朝鮮は、同国を相手に「戦争を始めよう」とする米国の意気込みを抑止できると語った。
    金正恩氏はまた、北朝鮮が核攻撃を行う決定をとれば、米国の全領土は北朝鮮の核兵器の攻撃ゾーンに入ると強調している。

    金正恩氏、韓国に異例の歩み寄り 五輪代表団派遣にも言及 2018.01.02 Tue posted at 13:23 JST
    https://www.cnn.co.jp/world/35112701.html?tag=top;mainStory

    北朝鮮の金正恩・朝鮮労働党委員長。新年の辞で韓国に歩み寄る姿勢を見せた (CNN) 北朝鮮の金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長は1日に発表した新年の辞で、平昌(ピョンチャン)五輪への代表団派遣をめぐる協議を提案するなど、異例ともいえる韓国への歩み寄り姿勢を示した。これに対し韓国大統領府は歓迎の意を表明している。

    正恩氏は新年辞の中で異例の融和的な姿勢を打ち出し、対韓関係の「平和的解決」を図りたい考えを表明。「南北両国は緊張緩和に向けて協力し、同じ祖先を持つ民族として共に平和と安定を模索していかなければならないと」述べ、朝鮮半島の和平を呼びかけた。
    来月韓国で行われる平昌五輪を関しては、代表団派遣について協議するため韓国側と「可能な限り早く」協議を始める必要があると言及。そのうえで韓国による五輪開催の成功に期待感を示し、五輪は朝鮮民族の偉大さを見せる「よい機会」になると述べた。

    これに対し韓国大統領府の朴洙賢(パクスヒョン)報道官は、南北関係改善の必要性に関する正恩氏の発言や、五輪代表団派遣の意向を歓迎すると表明。「大統領府はこれまで時期や場所、形式を問わずに北朝鮮と対話する考えを明らかにしてきた」と述べた。
    そのうえで「南北両国が国際社会と緊密に協力しつつ北朝鮮の核問題を平和的に解決していくことを望む」としている。
    ただ、正恩氏は新年の辞で、米国に対しては、核開発の目標を達成したとし、発射ボタンは「常に私の事務所の机の上にある」と警告もしていた。

    ミサイルとリゾートが同居
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    「外から見れば、経済開発を行おうとする場所からミサイルを発射するなんてクレイジーに聞こえるかもしれない。だが、それこそ金正恩氏の統治のやり方だ」 (韓国慶南大学の北朝鮮経済専門家Lim Eul-chul氏)
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    元山(ウォンサン) 北朝鮮「ミサイルとリゾートの町おこし」
    http://fingfx.thomsonreuters.com/gfx/rngs/NORTHKOREA-TOURISM-LJA/010051CC30X/index.html

    北朝鮮の日本海側沿岸では、金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長「肝いり」の一大観光プロジェクトが進行中だ。その一方で、正恩氏は、この地でミサイルを打ち上げ、さらには海岸で砲撃訓練まで行っている。
    (2017年10月10日作成)

    核戦争は起きれば、双方相打ち、周辺国も多大な巻き添えになることは金正恩は熟知していよう。だから「核のボタンは机の上にある」と漫画的な脅しを云っているのではないか。
    朝鮮半島を統一するのは、金正恩ではないかという気がしてくる。

    地方の極貧の写真も見かけるが、こざっぱりとした都市部の生活。
    北朝鮮の「いま」を写した35枚の写真 2017年7月末に撮影された。
    https://www.buzzfeed.com/jp/kotahatachi/nkorea-lifestyle2?utm_term=.lyJP1BoN0#.svDVxd7vg



    1月1日 年賀