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落葉松亭日記(2011年7〜8月)

7月3日(日) 『衆院解散しかない』

1年前煽りに煽った民主党翼賛メディアもさすがになりをひそめてきた。
政治手法云々ではなく、菅首相の人格にまで批判が及んでいる。側近や党の執行部がなんとか引っ込めようとしているらしいが、本人はそれも計算済みなのか至って平気で、命知らずというか度胸は大したものだ。
「想定外」ばやりだが、この菅政権そのものも国民には「想定外」だったのではなかろうか。

■平河総合戦略研究所メルマガ■□□(2011年7月2日 NO.969号) より
http://melma.com/backnumber_133212_5225771/
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◎塚本三郎 日本を壊す首相の居座り
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 六月二十二日をもって、平成二十二年度の通常国会は終わった。
 だが、東日本大震災及び福島原発の損傷に対する復興は遅々として進んでいないから、会期を延長し、法律の不備を補い、復興作業のテンポを一刻も早く進めなければならない。
 国会議員であるすべての人達に、その責任がある。

 想定外と呼ぶ程の大災害、大事件であるから、国家・国民の為には国会議員たる者、身命を投げ出して取り組むべきは当然である。
 だが国会は政争に明け暮れて、問題解決は遅々として進まない。その主たる原因は菅首相の存在である。民主党首脳も、菅首相の存在に困り果てている。

 首相は思い付きの施策を、充分に検討する段取りなくして、売名的発想を繰り返す悪いクセがある。また、部下の努力に対して、順調に作業が進めば己の功績と自慢し。失敗したり、遅々として成果が挙がらない場合は、その責任を、部下に押し付けることの繰り返しである。つまり、利己主義者そのものの言動とみえて仕方がない。
 この「非人間的欠点」が、一国の責任者として、単なる欠点として許されるのか、菅首相の場合は、今日?のすべての言動が斯くの如き始末である。

政敵立場となった自民党など、野党各党は、国家の緊急時として、政府案に協力すべきと承知しつつも、菅首相の下では、危なくて協力し難いためらいがある。国家の為よりも、自分本位の、下劣な人間の下では、協力の意志を持っておりながら支持出来ない。
 この点は、菅政権の側近である民主党の幹事長や、官房長官でさえも、以上の理由から菅首相の辞任が、目下の急務と覚悟しつつある。

 既報の如く、六月二日には、辞任を表明したから、以後は、死に体となった首相として扱われている。だが本人は相変わらず、思い付きの、嘘の弁明を繰り返す。その弁明は、日本人の良識を疑う発言であるから恥ずかしい。
 困り果てた首相の側近が、「辞任の時期を明確に示さなければ、会期の延長と、その後の審議は進めにくいと言っているのは、自民党だけではないよ、我々も同じ考えだ」と首相へ諫言しているが、首相は重ねて非常識な発言を弄しているのみ。

例えば「新体制」の下で第三次補正予算をと云い、新体制は、次の内閣ではなく、自分が改造した新しい内閣なのだと、既に延命の道を用意し、明確な退任の時期を避けている。
 今日の政界では、残念なことに、期待され得る実行力、信用力のある有力者が見当たらないから、菅首相が、それ程に任務に執念を燃やすならば、与野党議員が寄ってたかって引きずり降ろすことなく、菅首相に頑張れと云う人も少しは居るとも思われるが?

〜菅首相延命の魂胆は〜

菅首相は、与野党議員を騙し騙しで延命を重ね、目標を、自らがオバマ大統領と約した、九月の訪米による、日米首脳会談への出席が魂胆だとみる。
日米同盟深化の為の訪米と思うならば、まずその前に、懸案の普天間米軍基地移設の為に、自らが沖縄に飛び、仲井眞知事に対して協力を得るよう説得すべきである。

自民党政権の手で、普天間基地を、辺野古に移すことは、日米双方で合意し、沖縄当局も、かつては納得していた筈である。
それをブチコワシタのは民主党政権ではないか。「国外へ、最低でも県外へ」と連呼して、寝ていた県民を、叩き起こしたのは、鳩山氏を中心とする民主党政権であった。
よもやそれを忘れては居まい。

それが為に手を焼いているのが沖縄県知事である。火を点けた責任者が、自ら飛んで行って説得すべきである。担当大臣に任せて他人事の如くなぜ自らが乗り出さぬのか。
六月二十三日、沖縄県知事と会っても、問題解決の話さえ行なわなかった。

消費税の一〇%への増税も、野党自民党の関心を買い、財政の穴埋めのつもりらしい。
それが為に、与謝野氏を引き抜いての突然の騒動も、自らの手足を縛っている。
マニフェストに述べたバラマキの財政負担は、修正せざるを得ない。政策の実現と税制は一体として論じなければ、公約の実行は不可能である。

それ等の諸問題を先送りして、一つも解決していない。否、問題を提起する度に、与党内で混乱を重ねることのみではないか。

外交問題はすべてが傍観者で、当事国である日本政府の立場を放棄している。眼前に迫りつつある、尖閣や沖縄への「中国の侵略の意図」が見抜けないのか。
同盟国アメリカは、南シナ海のみならず、東シナ海に重要な地位を占める日本政府が余りにも無責任だと心配している。

東日本の災害復興をはじめ、成立せしめるべき法律、予算は山積している。そして国家財政は深刻である。国会を七十日延長したが、彼等民主党政権と国会議員に、日本の政治を任しておいて良いのかと、国民は危惧の念が増大するばかりである。

菅首相は延命に終始して、この国をどうしようとしているのか。このままでは民主党政権の崩壊以上に、「日本国家そのものが崩壊」の危機を深めるばかりである。
首相を支えて来た幹事長や内閣官房長官までもが、首相を支えることが出来ず、逆に辞任させることに困り果てている。こんな政権はかつて日本の歴史には無かった。

 だが冷静に論ずれば、菅首相が、これ程の非常識な為政者であっても、それを結果として許し、断念させられない民主党の役員もまた、無力と呼ぶよりも、卑怯な男達ではないか。

 日本の直面する大々事を、一刻も速やかに解決する為に、自分達が、諫言して聞き入れなかった時には辞表を提出すると、側近達は語ったではないか。
菅首相をして、居座らせているのは、側近者が腹をくくって居ないからだ。民主党幹事長も、官房長官も、そう云う意味では同罪だと言いたい。
 不信任が否決され、大敗した。自民党総裁の谷垣氏が先ず、その責を負って、潔く辞任すべきだと、さきに私は提言した。同様に民主党の幹事長、官房長官も諫言に失敗したならば、国家の為、民主党の為に潔く、民主党役員として辞任をすべきではないか。

〜衆議院解散を目論む菅首相〜

 民主党は、四月の地方選挙で大敗した。その結果を省みて、衆議院解散総選挙となれば、大敗を懸念している。だから民主党議員は衆議院の解散を最も恐れている。
 それを承知だからこそ、「伝家の宝刀」を抜くぞと、党幹部を脅しながら、菅首相は延命に憂き身をやつしているのである。

 身内を温かく育てるのではなく、脅しによって党内の地位保全を策する代表に、忠誠心を抱く部下は居ない。だからこそ今日では、側近が、首相は辞任をと叫ぶ「仇役の諫言」を押し付けられている。いわば側近までが首相の敵となりつつある。
 つまる処、首相にとっては、身内の中の仇を脅すのには衆議院選挙は絶好の宝刀である。菅首相の立場に立てば、これを使わない手はないと察するが如何か。
 衆議院総選挙とは、政権が自らの実行せんとする政策について、その信任を国民に問う厳粛な行事である。それを党内説得や、延命の道具に使うことは正常ではない。
だが今日の菅首相にそれを云うのは無駄であろう。むしろ首相は、前述の如き所業によって、側近をも仇役に仕向けてしまった。ゆえに、野党即ち自民党が悦び期待する衆議院の解散を、護身の具として身内を脅し、かつ、仇討ちと利用して発動しかねないとみる。

〜暗闇は夜明け前と信じよう〜

 いずれにしろ、日本の現状は、一刻も早く、時局の転換が望まれる。
 ダラダラと首相の延命と共に、政治、経済、外交の遅延は、国家の崩壊そのものとなる。
 東日本災害の被災者の苦悩を解消し、日本人の持てる素晴らしい勤労意欲と技術を、充分に活用できる政局に転換すべきだ。

 日本の今日の政局を、一気に改めるには、衆議院の解散以外に最良の手段は無い。
 菅首相は、未だ二年の余裕が在り、俺は、未だ際限無く首相を続けるぞと、云いたげである。その素振りがミエミエである。そのキメテが解散権の発動とみる。

 思ってもみない事態が訪れるかもしれない。局面の政局の打開と転換は、与野党の巧緻の及ばない処から生まれるとみる。そして、国民もそれを待ち望んでいるはずだ。
 日本の政局は、ここまで混乱と迷走を重ねれば、一挙に局面展開の天機が訪れると思う。
 それは単に菅首相の思惑や巧緻ではない。また自民党の作戦のゆえでもない。日本政界には人智の及ばない事象が出現すると思う。

 日本は神の国であり、仏の国である。東日本の大震災で示した倫理道徳の尊い所業は、単に被災者や、自衛隊の献身的活動が示したのみではない。
 日本全国から寄せられた救援の義援金が示した額も、世界の人々の驚嘆に値する。その日本人の魂は、やがて混迷を重ねつつある政界へも、「天の啓示」として何等かの働きを加えて来ると信じている。

 大震災発生から百日を越えたが、未だ本格的な復興への道は開けていない。
 まして福島の原子力発電損傷の対応は、収束の目途すら立っていない。
 加えて地震の余震さえ、引き続いている。

 天災とは果して、大自然の勝手な震動なのか。人間がその被害を受けているとすれば、何等かの因果関係が在ると考えるのが自然ではないか。
 人間もまた大自然の構成員の一部に違いない。
 極論が許されるならば、菅直人の如き、日本の首相らしからざる独善の人物が、最高の地位に就いた為に天災を受けていると言いたい。今後、政局はどう動くか予断を許さない。
日本人の誠の心は、必ず明るい展望を招くと信じている。

 善人が良いことを行なっても、良い結果が直ちに出るとは限らない。逆に悪人が悪いことを行なっても、悪い結果のみが直ちに出るとは限らない。
 因果応報は、それ程に単純ではない。時代と舞台によっては、神仏の支配は寸前の結果だけではない。深い配慮と、「先の先を見透かした結果」の示すことを知るべきでもある。
 こんな政局を生んだのも、我々国民の不用意であった。しかし、今は困り果てた結果、大いに反省しつつある。ならば必ず、明るい夜明けが寸前に迫っていると信じたい。

7月4日(月) 携帯女

日曜日夕方、用事を済ませ団地の周回マイクロバスに乗った。
以前70円の料金が150円になっていた。それほど久しぶりだ。
車内は蒸し暑く、それぞれ買い物袋などを膝に載せ我が家に向かう客で満員だ。
発車して間もなく携帯電話の会話が始まった。

「A男はね・・・・」
「B男はね・・・・」
「C男はね、いいけど・・・よ」
「D? Dは以前付き合ったけどダメよ」
と延々と続くのだ。
しゃべり慣れた若い女のよく通る声は、まことにうるさい。
次の停車駅を知らせるアナウンスも霞むほどだ。
どんな女かと見ると、二十歳前後の女でまだらの茶髪をかき上げかき上げ、暗くなった窓の外を見てまくし立てている。安物香水の強烈な匂いはそこから漂っていた。

(狭いマイクロバスの中も、女には他の乗客の存在は感じないのだろう、ここはあの女の居間か)

「こらぁ、うるさいっ! そこの携帯女!」
「お前は淫売かぁ、ええ加減にせいっ」


こう怒鳴りつけたい自分だが、じっと我慢している。
おそらく他の乗客もそうだろう。
自分の降りる駅がくるまで実に長かった。
バスから自分一人が降りた。夜空を見上げほっとした。
バスは「こんなの毎度のことだよ」と云わんばかりに走り去っていった。

7月6日(水) 進む韓国の竹島実効支配

韓国機A380竹島上空デモ飛行 外相「侵犯は遺憾」も、懸念伝達は5日後 自民は議員派遣で対抗検討 2011.6.24 20:52
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110624/plc11062420540020-n1.htm

 外務省は24日の自民党の部会で、大韓航空がソウル-成田間の「エアバスA380」就航を前にした16日に竹島(韓国名・独島)上空をデモフライトしたことについて、韓国政府に「懸念」を伝達したと説明した。松本剛明外相は24日の記者会見で「竹島の領空を侵犯したことは、わが国の領有権に照らして到底受け入れられない。極めて遺憾だ」と不快感を表明した。

 懸念伝達はデモフライトから5日も経過した後だったが、松本氏は「事実確認を行い、最終的に21日になった」と述べた。大韓航空は世界最大の旅客機である同機の17日の就航に先立ち、同社幹部や韓国メディアを乗せて仁川空港から竹島上空のコースを飛んだ。
 韓国では竹島の実効支配を強調する行動が目立っており、韓国国会「独島領土守護対策特別委員会」の姜昌一委員長は23日、次回委員会を竹島で開催すると明言した。自民党はこうした動きに対抗するため、7月にも議員団を韓国に派遣する方向で調整に入った。

 竹島に近い鬱(ウル)陵(ルン)島にある「独島博物館」を視察する計画が浮上。石破茂政調会長は部会で「(韓国側との議論で)絶対論破できる者をそろえたい」と述べた。



島海洋科学基地計画中止を要望 隠岐島の町長らが与野党議員に働きかけ求める 2011.7.6 00:11
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110706/stt11070600130000-n1.htm

 島根県・隠岐諸島の町村長らでつくる「竹島領土権確立隠岐期成同盟会」(会長・松田和久隠岐の島町長)は5日、東京・永田町で与野党議員を訪問し、政府に対し、韓国が竹島近くの海上で建設計画を進める「総合海洋科学基地」の計画中止を韓国政府に強く働きかけるよう要望した。要望書は「竹島は隠岐の島町に帰属するわが国固有の領土だ。主権侵害をこのまま放置し、静観し続けると、竹島と隠岐島との間に新たな国境線を引かれかねない」と警鐘を鳴らしている。

7月7日(木) 「江沢民」死去

未来永劫日本に謝罪をさせると日本との歴史問題を言い続けた江沢民もあの世へ旅立った。
反日に徹した江沢民だが、ベトナムに対しては・・・
「中華人民共和国がベトナムを侵攻した中越戦争について江沢民は、2002年2月末にベトナムを訪問した際、謝罪するどころかベトナムの首脳に「もう過去のことは忘れよう」と言って正当化し、中越戦争のことを教科書から削除するよう求めた。(Wikipedia)」という。
なんというご都合主義。外交のしたたかさ。
誰にリーダーが代わろうとも中共のやることには変わりはない。
【江沢民氏死去】反日教育を徹底 日中戦争謝罪しつこく求める  2011.7.7 12:30
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110707/plc11070712310018-n1.htm

 6日に死去した中国の江沢民前国家主席は在任中、反日路線を強調したことで知られる。江氏は日本語の素養もあり、平成4年10月には中国共産党総書記として天皇、皇后両陛下の初の中国ご訪問を実現させた。だが、その後、国内の引き締めをはかる狙いもあって愛国主義・反日教育を強め、日本に「正しい歴史認識」を繰り返し求めた。

 江氏は中国首脳として3回来日した。国家主席としての公式訪問だった10年11月には、宮中晩餐(ばんさん)会で天皇陛下を前に「日本の軍国主義」に言及。当時の小渕恵三首相にも日中戦争に対する謝罪をしつこく要求し、日本の反中感情を高めた。

 江氏の死去は今後の日中関係にも微妙な影を落としそうだ。3〜5日に訪中した松本剛明外相は、江氏が支持し、次期最高指導者と目される習近平国家副主席と面会したばかり。習氏の来年の国家主席就任を見据えた未来志向の日中関係を築くために、日本側が強く要望した面会だった。

 日本政府は7日、江氏死去の情報確認に追われたが、外交筋は「江氏が死去したとすれば、江氏の後ろ盾を失う習氏の地盤が非常に緩む可能性もある」と指摘した。

 一方、政府関係者は7日、江氏の死去を正式に確認次第、菅直人首相による東京の中国大使館への弔問を検討していることを明らかにした。

【江沢民氏死去】 中国指導部の権力構造に影響 派閥同士抗争激化、胡錦濤氏と習近平氏が直接対決へ 2011.7.7 10:52
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110707/chn11070710530006-n1.htm

7月10日(日) 恩知らず

被災支援の緊急奨学金 「国交ない」台湾除外 2011.7.9 14:53
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110709/dst11070914550011-n1.htm

 東日本大震災の被災地の大学に通う私費留学生を対象に、国が緊急措置として支給を決めた奨学金を募集した際、台湾からの学部留学生は応募資格がないと除外されたため、申請できなかったことが8日、分かった。

 文部科学省は「台湾と国交がないため」としているが、台湾から約170億円の義援金が寄せられた中、柔軟性を欠く対応との批判も出そうだ。

 文科省によると、同省は被災した私費留学生を支援するため、平成23年3月の1カ月だけ、日本政府から奨学金を受ける国費留学生として扱う「緊急援助採用」の措置を決定。成績なども条件とした上で、学部生への支給額を12万5千円とし、3月下旬に東北や関東地方の各大学に通知して募集を始めた。

 ところが、国費留学生制度は「日本と国交のある国の国籍を有する者」が対象。今回の措置も同じ条件を付けたため、台湾の留学生は申請できず、栃木県の私立大では留学生が大学側に抗議した例もあった。

恩知らずに、恥知らず。天罰が下らなければいいが

7月10日(日) 早い梅雨明け

四国、中国、近畿、東海が梅雨明け 平年より9〜13日早く 2011.7.8 11:53
http://sankei.jp.msn.com/life/news/110708/trd11070811540011-n1.htm

 気象庁は8日、四国と中国、近畿、東海が梅雨明けしたとみられると発表した。梅雨明けの時期がこのまま確定すれば、平年より四国は10日、中国と近畿、東海は13日早く、いずれの地域も昨年より9日早い。

 1951年の統計開始後では、近畿は3番目、中国は4番目、東海は5番目の早さになる。

 8日は「梅雨明け宣言」の出た各地とも高気圧に覆われて晴れ間が広がっている。向こう1週間は、気圧の谷などの影響で雲の多い時期もあるが、おおむね夏空が広がる見込みという。

 今年はこれまでに沖縄と奄美、九州南部が梅雨明け。沖縄は6月9日と、統計史上最も早い梅雨明けを記録するなど、各地で季節進行が早い傾向がみられる。


昨日まで霧がまとわりついていたが、今日はスカッと青天井に、山の端に絵に描いたような入道雲も見られた。
南北の窓を開ければ風もよく通り、じめじめした空気も一掃された。

夕焼けと共に月が上がった。(17:15 合成)


7月11日(月) 「アレ」と呼ばれる首相

梅雨は明けましたが、政界はなんとも泥濘すっきりしまへん。
たしか退陣表明したように聞きましたが、言葉のあやだったようです。
野党は勿論、前首相からはペテン師と呼ばれ、与党幹部からも引っ込めとやいやい云われているそうですが、本人はいっこうに辞める気もなく思いつき政治を続けてはります。

普通の神経ならやめるところでしょうが、居座る理由がなにかあるんでっしゃろ。
つまり何処かの指令により日本の弱体化を狙っているのだとしたら、実にいい仕事っぷりですわな。
きっと歴史に残りまっしゃろ。

これほどこっぴどく批判される首相、かつてあったんでっしゃろか。
産経新聞売れっ子記者阿比留瑠比氏のブログでは、「名前を呼ぶのも汚らわしい、『アレ』と呼びます」とありました。
少しは痛快ではおますが、一応日本は選挙によって議員が選ばれておりますんで、選挙民の劣化がこれでもかこれでもかと指摘されているようでもあり、泥舟のような内閣を見るにつけ、やるせなさも増すばかりですわな。
恥知らずの代名詞が他者を恥知らずと非難するとは
http://abirur.iza.ne.jp/blog/entry/2350635/

 口にするのも汚らわしい、見ただけで食欲が減退しやる気がなくなり、前向きに生きようという気力すら失われる例の「アレ」の件ですが、「アレ」は本日の衆院本会議で、自民、公明両党にも東電福島第1原発事故の責任があると強調した上で、こんなことを口走りました。

 「すべての失政の責任を押し付けて責任を免れようとすることこそ、恥の文化に反する行動だ」

 …ああ。「アレ」はまた考えなしに思いついた言葉をそのまま口に出し、すべてをぶち壊す行為に出ました。ここまで野党を強烈に批判すれば、いよいよ国会は進まない。世紀の恥知らずにここまで挑発されたら、もう歩み寄ることなんて考えられません。「アレ」は間違いなく、被災者のことなんか1ミリも頭の中にはないのでしょう。あるのは被害妄想と自己愛と原生動物にも似た生存本能だけなのだと思います。・・・・

7月12日(火) 「原発ストレステスト」

「原発ストレステスト」横文字で云われるとなにやら新しい感じがするが、ようするに「耐性検査」らしい。 またしても『思いつき』と酷評されている。
原発ストレステスト 「もう めちゃくちゃ」 与野党あきれ、不満、批判 2011.7.8 08:56
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110708/stt11070808580001-n1.htm

 菅直人首相が「安全宣言」を突如覆し、全国の原発でストレステスト(耐性検査)を実施する方針を打ち出したことを受け、与野党は7日、「めちゃくちゃだ」など批判一色に染まった。脱原発解散をなお模索する首相に対し、内閣不信任決議案を再提出する素地は整いつつある。(加納宏幸、佐々木美恵)
                   ◇
 「ちぐはぐといわれても仕方がない。首相と関係閣僚の意思疎通が十分ではなかった。政府は考え方を整理して対応すべきだ」
 民主党の岡田克也幹事長は7日の記者会見で政府の対応に不満をぶちまけた。・・・

武田先生のHPより
ストレス・テストの怪・・・誤魔化されるようなら日本はダメだろう
http://takedanet.com/2011/07/post_8ef8.html

原発再開のために政府は突如として「ストレス・テスト」というのを出してきた。
内容を聞くと「震度6の地震がきた」とか「10メートルの津波が来た」というように「危険なことが起こる想定」をして、その時に原発がどうなるかをシミュレーションで調べると言う。
・・・・・・
実にバカらしいことだ。このようなことで、もし日本国民が納得したら、やはり「日本では原発はできない」ということになるだろう。

この方法の欠陥は3つ。
(1) 従来からの方法と変わらない、
(2) コンピュータは「現在想定していることしか分からない」、
(3) 想定外のことが起こった福島原発の教訓が生きない。

原子力発電所の大事故については、多くの研究や検討があり、普通は[シビア-・アクシデント]と呼ばれていた。
つまり、臨界事故や今回のような冷却が出来なくなる事故などは、大事故として予想されていた典型的なものだ。
それなのになぜ、今回のような大事故になったのだろうか?

・・・・・・・・・
沸騰水型の原子炉では、冷却水の循環は比較的、単純で原子炉の熱で直接、水を沸騰させて高圧の蒸気にして、それでタービンを回し、その後、熱交換機(復水器)を使って海水で冷却して、また原子炉の戻す.
この場合、たとえば次のようなことが起これば冷却ができなくなる。
1) 原子炉への配管が割れたり、外れたりする、
2) タービンに異常が起こり、タービンからの蒸気を復水器に回せなくなる、
3) 復水器につまりが起こり、そこで冷却が停滞する、
4) 海水の推移が急激に下がり、取水口から海水を取水出来なくなる、
5) 循環ポンプが故障する、
6) 循環ポンプや電磁弁への電気が来なくなる、
7) 温度や圧力を測定する計装系に異常が起こり、たとえば冷却水が止まっているのに、冷却していると誤認して循環を止める、
8) 人間が非常時を誤って判断して、冷却を止める、もしくは冷却を止めるつもりはないが、スイッチを間違える。

・・・・・・
このような非常時の想定は幾らでもあって、どの異常は起こるが、どの異常までは起こらないという「想定」が必要である。
今回は、「3つの電源を一度に失うことはない」という前提(想定)があった。それは主電源、予備電源、非常用発電(ディーゼル発電)の3つを一度に失う「確率」がきわめて小さいと見られたからである。
ところが現実には電気は止まった。
原因は、2つ考えられる。
一つは:震度6の地震で配管が破壊された。もしくは冷却系に異常が起きた。
二つは:津波で電源が水をかぶった。
今のところ、どちらであるか分かっていない。事故が起こったことから考えると、どちらでも良いが、それが「想定外」だったからだ。
たとえば主電源、予備電源、非常用発電のいずれもが建屋の地下にあり、津波の水をかぶったということが原因と言われている.
もし、これが本当なら、なぜ「大雨」、「洪水」、「津波」など普通の災害を考えなかったのか?ということになる。
この「想定」をすれば「ストレス・テスト」ではなくても、普通の「安全性検討」で安全に疑問が生じるはずである.しかし、安全については東電内部の検討、保安院の審査、それに一般的な考え方についての安全委員会の了承は得られている.
これまでの「シビア-・アクシデント」の研究で、「洪水」が想定されていなかったとすると、ストレス・テストでも想定しないだろう。

・・・・・・・・・
実は「安全」というのを守るためには「程度問題」との戦いであることが分かる。
「北朝鮮が原発を爆撃してくる」・・「そんなことは起こらない」
「大雨の時に従業員が建物の戸を閉めるのを忘れる」・・「水浸しになるまで誰かが気が付く」
など、
「こういうことが起こる」・・「そんなこと、起こらない」
というのとのせめぎ合いである。楽観的な人は途中でバカらしくなってくるし、悲観的な人は普通にはあり得ないところまで考える.だから、なかなかケリがつかない。

・・・・・・・・・
なにしろ、現在は東日本の原発は、青森の東通、宮城の女川、福島の福島第一、第二、茨城の東海の各原発が2011年の震度6で壊れ、新潟の柏崎、石川の志賀が2007年の震度6で壊れ、静岡の浜岡が自主的に停止している。

つまり、「震度6」の地震を乗り切った東日本の原発は皆無であるという現実もある。
一方、震度6以上の地震はここ10年で13回あったから、西日本に地震が起こるとほぼ間違い無く原発は壊れる。
震度6の想定もしていなかった。
それでも、「玄海原発の安全宣言」が出たぐらいだから、適切で今までの事故例を参考にしたストレス・テストの前提を作れるはずもない。
私は「ストレス・テスト」というのは今までもやっていることを、名前を変えてハードルを上げたように見せかける卑劣な提案と思う。

もう少し誠意を持って欲しい。もし、政府が「原発は危ないけれど電気がいるから動かす」というなら、そのように言って、住民をあらかじめ退避させるとか、救命ボート(バス、マスク、風向計)を準備するとかして、誠意を見せたらどうか。

(平成23年7月12日 午後4時 執筆)武田邦彦

7月17日(日) ガジュマル

それほどの園芸の趣味があるわけでないが、何年か前、はずみでホームセンターで買ってきた。
東南アジアで自生しアンコールワットの遺跡もこの木で覆われ破壊されているような写真を見たことがある。
耐寒性がなく冬に取り入れるのを忘れ霜にやられてしまい汚くなってしまった。
何年かそれを繰り返し、やや大きくはなったが待望の気根なるものも出てこず、面白くなくなって切り刻んで処分し、根の土をはたいてゴミ袋の中に入れていた。

先日ゴミ出しのために袋をのぞくと、なんと若芽がシュウシュウと吹き出していた。
「おっさんよ、わしゃまだ死んどらんよ」と云わんばかりに。
このところの暑さと僅かばかりの土の湿気で生き返ったらしい。あの石仏をも砕く生命力を見た気がした。
浅緑の元気な若い葉っぱを見ると棄てる気もすっかり失せて鉢植えに戻した。
「そうか、悪かったな、今度はちゃんと面倒をみるからな」


7月18日(月) すごいな「サッカー女子W杯優勝」

サッカー女子W杯優勝】日本の粘り強さ称賛 「歴史的勝利」とブラジル 2011.7.18 16:42
http://sankei.jp.msn.com/sports/news/110718/scr11071816470044-n1.htm

 サッカー王国ブラジルのメディアは17日、サッカーの女子ワールドカップ(W杯)日本代表「なでしこジャパン」の初優勝を「歴史的勝利」「予想外の結末」などと相次いで速報。2度のリードを許しながら勝利をつかみ取った日本の粘り強さを称賛した。

 有力紙グロボのスポーツ版(電子版)は「3月の自然災害(東日本大震災)で打ちのめされた国に喜びを与えるのに、スポーツ以上のものはない」との書き出しで詳細に報道。決勝で米国にリードされても「2度にわたって追い付いた」などと伝えた。

 長い伝統を持つジョルナル・ド・ブラジル紙は「予想外のチームが大会の主役になった」と指摘。PK戦で好セーブを連発したゴールキーパーの海堀あゆみ選手を評価する記事も目立った。(共同)
たまたま「1964東京オリンピック」のDVDを見ていたのだが、仰るとおりだ。
今見てもワクワクしてくる。

無粋な取り合わせだが、
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「菅氏はペテン師」を米・メディアはどう報じたか
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古森義久さん「ステージ風発」
http://komoriy.iza.ne.jp/blog/entry/2359830/

わたなべ りやうじらうのメイル・マガジン「頂門の一針」 2322号
http://melma.com/backnumber_108241_5239933/

                  古森 義久

さて菅直人首相をアメリカのメディアはどう報じているのかというレポー トの続きです。雑誌「正論」に私が書いた記事の紹介です。今回の部分 は例の「ペテン師」についてです。
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実際、菅首相をはじめとする日本の政治指導者たちの内閣不信任案をめ ぐる言動となると、アメリカのメディアは実に冷たい筆致で伝えていく。
鳩山由紀夫氏が菅首相を「ペテン師」とののしったことも、その言葉ど おりを忠実に報じている。前首相が現首相を「ペテン師」と断じること 自体、近代国家の近代政治の名にふさわしくない事態だといえよう。

ウォールストリート・ジャーナル6月3日付の東京発の報道は次のよう に述べていた。
「鳩山氏は菅首相がすぐに辞任するという自分の理解と異なる予定を考 えていると聞き、即座に攻撃を放った。『菅氏はすぐに首相を辞めねば、 ペテン師(Cоn artist)だ』というのだ。

鳩山氏はまた『菅氏は内閣不信任案の採決の直前には、辞任すると明言 していたのに、不信任案が否決されるととたん、辞めないという。一国 の首相がペテン師のようにふるまってはならない。もしそうなら私は不 信任案に賛成すべきだった』というのだった」

突き放すように淡々とした記述のこの報道の主題はコン・アーティスト という言葉である。やや通俗的なこの言葉をふつうに訳せば「詐欺師」 となる。
アメリカでは政治家への形容としては考えられない言葉だといえよう。

もし連邦議会の議員や政府高官に対して反対派からコン・アーティスト という言葉が飛べば、そうののしられた側は黙ってはいないだろう。犯 罪者扱いの誹謗に等しいからである。
だが日本のように法と秩序がいきとどき、民主主義も成熟したといえる 国で、前首相が現職の首相に対し正面から「ペテン師」と断じるのであ る。
しかもそんなひどい言葉の使用自体が論議を呼ぶこともない。アメリカ 側の識者からすれば、まさに「なんだ、これは!」という反応となろう

7月22日(金) 中国人船長を「強制起訴」に

【尖閣衝突事件】中国人船長を強制起訴へ、那覇検審議決 公判は困難 2011.7.21 22:56
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110721/trl11072122590015-n1.htm

 沖縄・尖閣諸島付近の中国漁船衝突事件で、那覇検察審査会は21日、海上保安庁の巡視船「みずき」に衝突したとする公務執行妨害などの容疑について、那覇地検が不起訴にした●其雄(せん・きゆう)船長(42)を強制起訴すべきだと議決した。地裁が指定した弁護士が今後、検察官役として強制起訴する。
 起訴状が2カ月以内に船長に送達されなければ、裁判を開くことはできず公訴棄却となる。船長は釈放され既に帰国しており、公判を開くのは難しい。刑事事件捜査に国民感覚を反映させることを目的に導入された、強制起訴制度の実効性が問われる事態となった。
 起訴議決は「衝突は人命を危険にさらす無謀な行為。船長は何ら謝罪や被害弁償をしていない」と指摘。その上で「検察審査会は日中の関係改善を期待するが、日本の領海内での船長の行為は処罰に値する」と判断した。
●=擔のつくり

【日本政策研究センター】7月21日
http://www.seisaku-center.net/
☆☆中国人船長は「強制起訴」に—那覇検察審査会が二度目の「起訴相当」議決☆☆

 本日21日、那覇検察審査会が昨年9月の尖閣事件で不起訴とされていた中国船の船長に対して2度目の「起訴相当」を議決した。これで中国人船長は「強制起訴」されることとなった。
 尖閣事件では、海上保安庁がこの船長を公務執行妨害で逮捕したにもかかわらず、那覇地検が船長を釈放し、今年1月には不起訴とした。これに対して、当センターの代表、所長も加わった5名が那覇検察審査会に不服申し立てを行った。
 この申し立てを受け、審査会は4月18日に1度目の「起訴相当」を決議。これに対しても那覇地検は6月28日に再び不起訴としていたが、今回、検察審査会が2度目の「起訴相当」を決議したというわけである。

 今回の「起訴相当」決議によって中国人船長は「強制起訴」され、裁判所によって指定された弁護士が検察官の職務を行う指定弁護士となって、裁判が開かれることとなる。
 当然のことながら、裁判所は中国に帰国している被告(船長)を召喚することとなる。しかし、あの中国人船長が召喚に応じなければ、裁判は開かれない可能性が高い。
 そこで問題となるのは、菅政権が被告が召喚に応じるよう中国政府に対して要求するかどうかである。それすら出来ないようでは、日本は法治国家でなくなってしまう。
 菅政権に対して、中国人船長の召喚を中国政府に要求するよう声をあげていきたい。これは正当な法手続きに基づく、日本国民の正当な要求である。

『アレ』に出来るわけがない。

7月22日(金) 再生エネルギー特別措置法案と「孫プラン」

先日ネットでみたエネルギー政策に関する孫正義氏の講演・記者会見は、それなりに感動したが、どうも『アレ』との結びつきが強いようで印象が灰色になってきた。

孫プランに疑問符 岐阜県試算 太陽光コストは火力の3倍 2011.7.20 01:09
http://sankei.jp.msn.com/life/news/110720/trd11072001100000-n1.htm

 太陽光発電などの電力を電力会社が買い取る制度を盛り込んだ再生エネルギー特別措置法案に対して、岐阜県が疑問を投げかけている。太陽光のコストが火力発電の約3倍に達するという独自の試算をもとにしたもので、最終的には国民負担増になると指摘。「再生可能エネルギーの導入は進めるべきだが、負担増についての議論が少ない。一石を投じたい」(同県商工政策課)としている。
 同法案は菅直人首相が成立を退陣の条件とする法案の一つで、首相の前のめりの姿勢が目立つ。また、法案成立を前提にソフトバンクの孫正義社長が35道府県と自然エネルギー協議会を設立。岐阜県は協議会参加を見送っており、「全量買い取り制度に依存するビジネスをいつまで続けられるか」(同)と事業の持続可能性にも疑問を呈した。
 同県の試算では、2030年までに1千万世帯で太陽電池を導入するという国の目標を達成するには12兆円のコストがかかり、その分が最終的に電気料金への上乗せを通じて国民負担となる。同じ発電量を天然ガスなどを使う火力発電所を建設して賄えば、負担は4兆円にとどまるという。
 試算には、孫氏らの協議会が計画する大規模太陽光発電所(メガソーラー)などは含まれず、その分を考慮に入れればさらに負担は膨らむ。ただ、政府は20年に買い取り制度廃止を含めた見直しを行う方針で、その場合は岐阜県の試算通りにならない可能性もある。

何事も裏がある。ひょっとして孫氏は政商か・・・

せと弘幸Blog『日本よ何処へ』
http://blog.livedoor.jp/the_radical_right/archives/52734815.html#comments
「孫正義のソーラー発電は割高」より
 孫正義社長の進める計画は太陽光発電で生み出される電気を、電力会社がこれまで以上に高い価格で買い取ることを前提にしている。確かにそれなら孫正義は大儲けということになるが、やがて高く買い取られた電気は最終的には利用者、すなわち国民に負担となって跳ね返ってきます。
 しかも、問題なのはそのメガソーラーの材料は日本国内のメーカーから購入するのではなく、韓国や中国から安いモノを購入しようとしているわけですから、国内産業の底上げや雇用に結びつくこともありません。
 つまり、ソフトバンクの孫正義社長だけが儲かって、国民にとっては何も良いことがないということなのです。しかも、この孫氏が瀕死の状態にある菅直人首相の心の支えになっているわけですから、日本国民にとっては本当に迷惑な話です。

 電力会社には高く買わせ、国民には安く供給させるから心配ないなどと言っているそうですが、それは表向きの話であって、結局のところは税金で穴埋めされることになります。国民にとってメリットなどなく、一民間企業がこの未曾有の震災で大儲けという構図だけは許せません。・・・・

7月23日(土) 大相撲名古屋場所・日馬富士優勝

近年の偏向報道に嫌気がさし、最近はTVを殆ど観なくなった。
地デジに移行する気もなく、実際はケーブルTVで5年間はアナログに変換してくれるのであるが、TVは処分した。

大相撲TV観戦は唯一心残りだったが、今日はたまたま近くの温泉銭湯で「白鵬ー日馬富士」戦をみた。
久しぶりに見た日馬富士は少し大きくなったように見受ける。
攻めた日馬富士、12場所ぶり2度目の優勝
http://www.yomiuri.co.jp/sports/sumo/news/20110723-OYT1T00640.htm

 愛知県体育館で開催中の大相撲名古屋場所14日目の23日、大関日馬富士(27)(モンゴル出身、伊勢ヶ浜部屋)が、白鵬の8連覇を阻む12場所ぶり2度目の優勝を果たした。

 無敗の大関は、1敗の横綱との直接対決で終始、主導権を握る攻めの相撲で白鵬を寄り切った。前人未到の8連覇を目指していた白鵬の連覇記録は朝青龍と並ぶ7で止まった。

 ほぼ2年ぶりの優勝に日馬富士は、「成長したというよりも、いい勉強になった。最高に気持ちがいいです」と話し、千秋楽で自身初の15戦全勝を目指す。
(2011年7月23日19時12分 読売新聞)

7月24日(日) ついに中国新幹線事故

【中国高速脱線】速度重視で安全軽視 指摘されていた「危うさ」 2011.7.24 01:00
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110724/dst11072401010000-n1.htm

 経済発展を背景に、急速に広がった中国の高速鉄道をめぐっては、日本などが開発した技術を利用した疑いのある特許申請問題に加え、運行上のトラブルが続発。今回、事故を起こした車両は川崎重工業が技術供与した車両で、「和諧号」と総称されている。営業速度などを重視し、安全面をおろそかにしているとする指摘が日中両国から繰り返されている。
 昨年4月にはJR東海会長が、中国の高速鉄道について「安全性を軽視している」と海外メディアのインタビューで発言。中国側が否定していた。
 また、中国共産党の創建90周年記念日を前に、前倒しで6月末に開業した北京-上海間を結ぶ高速鉄道(中国版新幹線)では、開業直後から停電や車両の不調などによるトラブルが相次いで発生。中国鉄道省の元幹部が中国紙に対し、「安全よりも(営業速度など)『世界一』を優先させた設定だった」と発言して波紋を広げた。土木工事に手抜きがあったことを指摘する工事関係者もいるという。

 運行をめぐる懸念が、大事故として現実化した形だ。

 鉄道の安全問題に詳しい安部誠治・関西大教授(公益事業論)は「6月末に開業した(北京と上海を結ぶ)中国版新幹線でのトラブルは、初期故障のような軽微なものでそれほど問題視していなかったが、今回のような事故は正直信じがたい事態。事故原因が追突事故だとすれば、信号故障などで一時的に停車させた列車に後続車が突っ込んだ可能性が考えられるが、いずれにしても日本の新幹線や欧米の高速鉄道などでは追突事故は、まずあり得ない。安全態勢がかなり深刻な状態だと言わざるを得ない」と話した。

「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」平成23年(2011)7月24日(日曜日)通巻第3375号
http://melma.com/backnumber_45206_5244664/
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 ついに起きた中国新幹線、大事故。浙江省温州付近の鉄橋から落下
  死傷者多数。「世界一安全」って豪語した直後、この事故が持つ意味は?

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 2011年7月23日午後八時半ごろ、浙江省温州から福建省福州へ向かっていた「和諧号」(いわゆる中国新幹線)が豪雨と落雷の中、先行する列車に追突。高架橋から列車が30メートルほど下へ落下して多数の死傷者がでた。

 報道に依れば、落下した列車はD3155.杭州発福州行き。
 手元の中国鉄道時刻表で調べたら、D3115は杭州を1640に発車、福建省の福州南着が2145となっている。
 筆者はこの列車に乗った記憶があるので(それも今年の3月ごろ)、保管してある切符を調べた。

   筆者の乗ったのは3月9日、杭州を午前7時2分にでたD5587で、一度、温州で降りた。温州で取材後、つぎに温州南発14時57分のD3107に乗っていたことが分かった。
時刻こそは違うとはいえ、同じルート。身震いがする。

 中国新幹線はチケットの種類で時速が異なり、北京―上海間の超特急新幹線は{G}で示される。また城際新幹線というのは短距離を疾駆する新幹線で(C)で表示される(たとえば北京―天津)。
 事故を起こした新幹線は{D}で示されているように「動車」を意味する。一般的には従来線のレールに時速250キロ前後の車両を奔らせる区間も多い。こんかいの事故の列車は新しく敷設したルートと推測される。

 しかし予測されたとはいえ、はやくも中国新幹線の頓挫を示唆している。安全を無視したスピード第一主義と手抜き工事。地盤改良工事をそこそこにしての繰り上げ開業、インフラの未整備。まるで中国経済のいびつな構造そのものを新幹線事故は象徴してはいまいか。

車両、信号、鉄路、電源など総合的なシステム力が高速鉄道の安全運行をもたらす。シナは性急過ぎでは・・・
へたすれば技術供与した日本企業が「難癖」をつけられかねない。

7月25日(月) 中国新幹線事故・車両埋め証拠隠滅

【中国高速鉄道事故】 輸出・延伸に“急ブレーキ” 安全性への不信感加速 指導部人事に影響も 2011.7.25 00:02
http://www.sankei.jp.msn.com/affairs/news/110725/dst11072500070001-n1.htm

 中国の浙江省温州で起きた高速鉄道列車の追突事故から一夜明けた24日、脱線して大破した車両が無残な姿をさらし、衝撃の激しさを物語った。温州市内の病院に運ばれた乗客の一人は、「緊急停車の後でドカーンと衝撃が走り、車内が真っ暗になった。気づいたら頭と手が血だらけになって必死に出口を探していた」と恐怖の瞬間を話した。安全管理を置き去りに、急ピッチで建設を進めた中国高速鉄道計画に“急ブレーキ”がかかることも予想される。
    ◇  ◇
 最高気温が35度を超えた炎天下の24日、消防隊などによる救出活動を数千人の地元住民らが遠巻きに見守っていた。負傷者が搬送された病院には、呼びかけに応じて献血に来た人が並ぶ姿も見られた。
 落下車両に乗っていた62歳の女性は、「(落ちかけた)車両の通路の手すりを夫と孫娘と3人で伝わって降りたが、救援隊が外から窓ガラスを割るまで真っ暗な中で閉じ込められ、悲鳴や泣き声があちこちから聞こえてきた」と話した。
 中国が誇る高速鉄道で起きた今回の事故は、列車運行や安全管理システムが抱える重大な欠陥を浮き彫りにしたとの見方もある。
 2007年4月の開業から昨年末で総延長が約8千キロに達した高速鉄道については、「その安全性への不信感が強まるばかり」(地元紙記者)だった。
 不信感の背景には、中国の高速鉄道事業が政治家や官僚の汚職の温床になっている事実がある。巨額の賄賂を贈った業者が基準以下の原材料を使い、ずさんな工事を行うことで利益を上げていることは以前から指摘されていた。
 また、近年の急速な高速鉄道網の拡大に伴う人材育成ができていないことも指摘されている。鉄道省が発行している今月1日付の「旅客報」は、「高速鉄道の運転研修をドイツ人運転士なら2〜3カ月かけて受けるが、中国人運転士はわずか10日間で習得できる」と伝えているように、拙速な従業員教育は大きな安全リスクとなっている。
 事故現場では乗客の救出の後、路線の復旧が最優先され、24日夕までに落下した車両も含めすべてが撤去された。だが、事故原因の調査も始まらぬうちに車両の一部が地中に埋められる作業も目撃され、ネット上では「証拠隠滅だ」と当局を非難する声もあった。
 巨額な公共投資で2015年までに総延長1万6千キロに延伸する高速鉄道計画だが、同様の事故再発も懸念されている。車両輸出計画もあったが、延伸計画とともに見直しは必至。中国鉄道当局の安全性確保に厳しい目が注がれそうだ。
   ◇  ◇
 報道によると、温家宝首相は24日、北京を訪れた河野洋平前衆院議長と会談した際、「原因究明のためさらに深い調査が必要だ」と事故に言及、「昨晩は事故対応でほとんど眠っていない」と語ったという。
 現場では、胡錦濤国家主席に近いとされる盛光祖鉄道相が陣頭指揮を執っている。一方で江沢民前国家主席の側近として知られたが、汚職問題で今年2月に更迭された劉志軍前鉄道相は、これまで高速鉄道建設を強硬に推し進めてきた人物。建設業者などから巨額な賄賂を受け取ったとして身柄拘束されている。
 また、交通分野が担当で現場に派遣された張徳江副首相も江氏に近いとされており、事故の原因究明の過程で劉氏と張氏の責任が追及される可能性がある。
 江氏に近い習近平国家副主席がポスト胡体制の最有力候補となっているが、胡氏に近い李克強副首相の勢力を強めておきたい胡指導部が事故の責任をどう取り扱うかに注目が集まる。
 国内外で中国のイメージを著しく傷つけた今回の事故は、来年秋に開かれる中国共産党大会で決まる次期指導部の人事を含め、中国の政局に影響を与える可能性が大きい。(温州 河崎真澄、北京 矢板明夫)

事故調査も終わらぬ中に、車両を埋めてしまうなんぞは信じられぬ事態だ。
保安システムの欠点の暴露から贈収賄にまで発展する国、その国に忠節を尽くす民主党が我が国の政権を握っていることも情けない。

■バックチャイナ.comの現場写真
http://news.backchina.com/viewnews-152160-gb2312.html

7月28日(木) 自民も及び腰・鬱陵島視察

竹島侵略の前線基地のような鬱陵島。
日本議員の視察計画を韓国は歓迎しないだろうが、それでは解決はしない。
自民議員の鬱陵島視察 幹事長が中止要請 韓国に配慮? 2011.7.28 00:39
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110728-00000093-san-pol

 自民党の「領土に関する特命委員会」(委員長・石破茂政調会長)の4人が8月1〜4日に訪韓し、竹島に近い鬱陵島を視察する計画に対し、石原伸晃幹事長が中止を求めたことが27日、分かった。韓国政府による訪問中止要請を受けての判断だとみられるが、自民党は民主党政権の外交を「弱腰」と批判してきただけに「過剰な配慮」との批判が出る可能性がある。

 石原氏は27日、鬱陵島訪問を計画した特命委の新藤義孝委員長代理らと党本部で約40分間会談。「韓国の状況は非常に厳しく、身の安全が保たれるか非常に心配だ」などと懸念を表明。さらに国会日程や政局が微妙な時期であることなども挙げ、視察を中止するよう求めた。これに対し、新藤氏らは「韓国を刺激しに行くわけではない。(視察を中止すれば)自民党の外交姿勢が問われる」と反発し、結論は先送りとなった。党執行部は同時期にクウェートなどを訪問する小池百合子総務会長らの海外渡航は認めており、国会日程は中止要請の理由にならない。視察団の一人は「韓国政府から党に働きかけがあったのではないか」と打ち明けた。

 一方、石破氏は27日の記者会見で「鬱陵島に日章旗を立てて『竹島はわが領土なり』という意図は毛頭ない。お互いにどういう主張をしているのか理解することが必要だ。現場に行かなければ分からない」と述べ、予定通り視察すべきだとの考えを強調した。

 視察を予定しているのは新藤氏、平沢勝栄、稲田朋美両衆院議員、佐藤正久参院議員の4人。佐藤氏はすでに参院から海外渡航の了承を得ており、一人でも視察する意向を示している。

ここで中止となれば、「後退」の印象を内外に与えることになる。
韓国もあれほど竹島を自国の領土と主張するわりには、あの手この手で入国阻止を図っており、「自信」のなさがうかがえる。

■自民党議員の視察計画 韓国大統領が「入国禁止」を指示 異例の外交措置 2011.7.27 20:52
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110727/kor11072720530006-n1.htm

■自民議員の入国禁止も検討 竹島問題で韓国 2011.7.26 21:40
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110726/kor11072621440003-n1.htm

■自民議員団、鬱陵島訪問計画 韓国に上陸阻止論 マスコミや政治主導で興奮 2011.7.20 01:25
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110720/kor11072001270000-n1.htm
・・・  有力紙の朝鮮日報は、日本非難の先頭に立ちながらも「いくら意図が不純だったとしても、わが国への外国人の正常ルートの旅行を阻止することはできない。また激しいもみ合いでそれが世界に伝わるのもまずい」(19日付、社説から)と自制を訴えている。・・・

7月29日(金) 亀ちゃんの気炎

そうだ、この人がいた。
「アレ」がこの秋「人権侵害救済法案」を提出するらしい、是非阻止してもらいたい。
亀井氏「補佐官辞任する」 郵政改革法案絡みで騒動 2011.7.28 23:55
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110728/stt11072823570008-n1.htm

 国民新党の亀井静香代表が28日、郵政改革法案を審議入りさせない民主党に激怒して、首相補佐官の辞表を準備するという騒動が起こった。これを受け、菅直人首相は数少ない理解者の離反を恐れて、8月5日の同法案の委員会付託を確約するハメに陥った。

 「あんた、今日中に付託すると約束しただろ? 午後5時までにやらなかったら補佐官を辞任する」

 亀井氏は28日朝、首相に電話で通告した。首相は国民新党の自見庄三郎郵政改革担当相の目の前で、民主党の岡田克也幹事長に電話で審議入りを指示するパフォーマンスも演じたが、自民党の反発を懸念する岡田氏から色よい返事はなかった。
 首相は同日午後、「5日の付託は責任を持つ。最後のお願いだ」と亀井氏に電話で懇願して事なきを得たが、亀井氏からは「1週間の執行猶予だ。約束を破ったら決定的な対決に入るぞ!」と再び脅される始末だった。

【東日本大震災】「震災復興、役人がやれ!」 亀井氏、「官僚主導」のススメ 2011.7.27 17:19
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110727/stt11072717210003-n1.htm

 国民新党の亀井静香代表は27日の記者会見で、遅れている東日本大震災の復旧・復興について「政治が死んでいるんだから、役人が復興対策をやればいい」と述べた。民主党政権の金看板である「脱官僚」に三下り半を突きつけた。
 亀井氏は「阪神大震災の時は発生4カ月で相当、復興の見通しがついた。今、東日本大震災から4カ月たって、全然見通しがたたない。異常事態だ」と指摘。
 「死んでいる政治をあてにして、指揮官にうかがっていても無理だ。役人ができる限りの知恵を出してどんどんやるしかない」として、民主党の提唱してきた「政治主導」を切り捨てた。

「首相補佐官の立場を恥じる」 亀井氏が民主批判 2011.7.20 15:42
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110720/stt11072015430005-n1.htm

 国民新党の亀井静香代表は20日の党幹部会で、郵政改革基本法案の審議入りに踏み切らない民主党の対応について、「国家のためにやるべきことをやるのが政権の務めだ。私は首相補佐官の立場を深く恥じている」と改めて批判した。
 ただ、民主党の小沢一郎元代表が菅直人首相の早期退陣を求める党内勢力に距離を置いていることについて、亀井氏は「小沢氏の良い面での影響力が出て、民主党内が落ち着きを取り戻していると思う」と評価。菅政権を支える立場は崩さなかった。

■【正論】日本大学教授・百地章 震災のかげで「悪法」を通すのか 2011.7.29 03:06
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110729/plc11072903070000-n1.htm

8月1日(月) 菅の政治献金

wikipediaで菅の履歴を見ると、地元岡山では有名な旧家だそうだ。
この男がどこでどうしたら「北朝鮮大好き、万歳?」に染め上げられ「北の同志」とまでなるのか。まったく人生とは不可思議。

「菅首相の資金管理団体「草志会」は、市民の党から派生した政治団体「政権交代をめざす市民の会」に、平成19〜21年の3年間で計6250万円を寄付。民主党からは同時期、草志会へ計1億4980万円が献金されていた。」
「政権交代」の大合唱はこの政治団体だけでなく、大半のメディアもうたっていた。

菅政権は無能呼ばわりされているが「日本崩壊」にはまさしく有能で確信犯であろう。
首相献金問題、市民の党代表「よど号犯と接触」北で10年ほど前 2011.8.1 01:13
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110801/crm11080101150002-n1.htm

 菅直人首相の資金管理団体が、東京都三鷹市議選に立候補した日本人拉致事件容疑者の長男(28)が所属する政治団体「市民の党」(酒井剛代表)から派生した政治団体に計6250万円を政治献金していた問題で、酒井代表が過去に北朝鮮を訪れ、よど号ハイジャック事件の犯人や関係者らと接触していたことが31日、分かった。酒井代表が産経新聞の取材に明らかにした。市民の党と北朝鮮、よど号犯の密接な関係が改めて鮮明になった。

 三鷹市議選に出馬した長男の父親は、よど号犯の故田宮高麿元リーダーで、母親は昭和55年に石岡亨さん=拉致当時(22)=と松木薫さん=同(26)=を欧州から北朝鮮に拉致したとして、結婚目的誘拐容疑で国際手配されている森順子容疑者(58)。森容疑者は北朝鮮にとどまっているとされる。

 酒井代表は産経新聞の取材に、「10年ほど前に北朝鮮に行き、よど号の人間や娘たちと会った」と発言。「その中には(三鷹市議選に出馬した)長男の姉もいた」とした上で、「そうした縁もあって、長男が(日本に)帰国してきてからつながりがあった」と市議選に擁立した背景を明らかにした。

 酒井代表は自身が長男の選挙応援に入ったことも認め、「今の10代、20代が今後、大変な思いをする。若い人に頑張ってほしかった。統一地方選には若い人間をいろいろ出しており、彼はそのうちの一人」と説明。一方、日本人拉致事件については「最低な問題と考えている。解決する一番いい方法は日朝国交正常化だ」と自説を展開した。

 市民の党をめぐっては、菅首相や故田宮元リーダー、カンボジアのポル・ポト派幹部らが、同党の事実上の機関紙にメッセージを寄せたり寄稿したりしていたことが既に判明している。

 菅首相の資金管理団体「草志会」は、市民の党から派生した政治団体「政権交代をめざす市民の会」に、平成19〜21年の3年間で計6250万円を寄付。民主党からは同時期、草志会へ計1億4980万円が献金されていた。

 ■北の“同志”支援軽率

 市民の党の酒井剛代表がよど号ハイジャック事件犯との接触を明らかにしたことで、両者の関係性は決定的となった。菅首相が国会で「献金は連携・支援のため」と述べた政治団体の実態は、“革命の熱狂”に取りつかれた極左勢力そのものといえ、首相の政治姿勢や説明責任が改めて問われるのは必至だ。
 よど号事件は昭和45年3月31日に発生。故田宮高麿元リーダーが率いる共産主義者同盟赤軍派9人が、羽田発福岡行き日本航空のボーイング727(通称・よど号)を乗っ取り、韓国・金浦(きんぽ)空港で乗客を解放後に北朝鮮に渡った。
 日本初のハイジャック事件で、「海外で活動家を軍事訓練させ、日本に上陸させ武装蜂起を決行する」という「国際根拠地建設論」が唱えられた。
 北朝鮮で生活を始めた9人は、現地で日本人女性と結婚。田宮元リーダーは森順子容疑者との間に2男1女をもうけた。
 その後、田宮元リーダーら3人と日本国内に戻った2人が死亡。今も現地に残るのは4人となっている。一方、よど号犯の子供は「計20人」(尾崎道明公安調査庁長官)で、平成13年以降、全員が日本に帰国している。そのうちの1人が、今年4月の東京都三鷹市議選に市民の党から出馬し、落選した田宮元リーダーの長男だ。
 酒井代表はこうした勢力に共感を示しており、平成15年の雑誌の対談記事では「革命一筋。この30年間他に何も考えたことはない」などと話し、自らを「レーニン主義者」と紹介している。

 菅首相は今回の献金問題に絡み、7月21日の参院予算委員会で「そういうこと(拉致実行犯と近い関係)があったとすれば大変申し訳ない」などと陳謝した。だが、献金の目的については「ローカルパーティーと民主党の活動の連携・支援のため」と述べるのみだ。

 拉致被害者支援組織「救う会」会長で東京基督教大学の西岡力教授は、「酒井代表がよど号犯やその子供らと会えたことは、北朝鮮が酒井代表を同志と考えたか、対日工作に利用できると判断して許可を出したことになる。酒井代表や市民の党が北と密接な関係にあったのは明白だ」と強調。その上で、「こうした政治団体と『連携・支援』を図るため巨額献金をした菅首相は極めて軽率といえ、総理の資格が問われる問題だ」と指弾している。

「あずかり知らぬ」と謝罪せず 菅首相、市民の党献金問題で 2011.7.19 17:41
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110719/crm11071917430013-n1.htm


 衆院予算委に臨む菅首相=19日午後

 菅直人首相の資金管理団体が、日本人拉致事件容疑者の長男(28)が所属する政治団体「市民の党」(酒井剛代表)から派生した政治団体に計6250万円を政治献金していた問題で、菅首相は19日の衆院予算委員会で「(長男が地方選に出馬したことは)私のあずかり知らぬこと」と述べ、野党から再三、拉致被害者家族への謝罪を求められたが応じなかった。・・・

「首相は万死に値する」 拉致議連総会で菅首相献金問題批判続出 2011.7.29 11:26
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110729/kor11072911290000-n1.htm

8月3日(水) 竹島不法占拠抗議・よくやった三議員

わたなべ りやうじらうのメイル・マガジン「頂門の一針」 2338号  より
http://melma.com/backnumber_108241_5253032/
古森義久氏ブログ「ステージ風発」
http://komoriy.iza.ne.jp/blog/entry/2384453/
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よくやった、稲田、佐藤、新藤3議員!
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             古森 義久

韓国による竹島の不法占拠に抗議する形の自民党3議員による韓国訪問 の試みは、ソウルの金浦空港での韓国政府の3議員への入国拒否で、一 応、幕を閉じました。

しかしいろいろな意味で日本の竹島への主権や韓国側の不当な竹島占拠 に改めてハイライトをあてる行動をとった佐藤正久、稲田朋美、新藤義 孝の3議員には「ご苦労さま」という声援を送りたいです。

この領土問題では日本側では「韓国も悪いが、日本も慎重に」といった、 「火星人的」論評が多いようです。「韓国を刺激するな」とか「「冷静 に」という言葉でもあります。
このスタンスには自分がありません。自分が日本国の一員として、日本 の権利や利益をあくまで主張しているのか。あるいは日本でもない、韓 国でもない、という火星人のような立場をとって、あっちも悪いけど、 こっちもよくない、といういっているのか。

この点では稲田議員らが日本の議員という黒白を明確にし、韓国に直接、 ぶつかったことは勇気ある行動として賞賛されるべきです。以下は3議 員の活動についてのニュース記事です。
             =======
<<鬱陵島視察入国拒否 自民3議員帰国 松本外相が抗議>>
日本固有の領土であり韓国が不法占拠を続ける竹島(韓国名・独島(ド クト))近くの韓国・鬱陵(ウルルン)島を視察するため、自民党の新 藤義孝、稲田朋美、両衆院議員と佐藤正久参院議員が1日、ソウル・金 浦空港に到着した。
韓国政府は入国管理法の「公共の安全を害する行動を起こす恐れがある」 との規定に基づき入国を拒否したため、3氏は入国を断念し、同日深夜、 帰国した。
日本の国会議員が入国拒否されるのは異例。新藤氏は1日夜、羽田空港 で「テロリストに適用される法律で入国を拒否され、平和的な視察が認 められず残念だ。静かな環境で友好的な視察ができるように外交努力が 必要だ」と語り、今後も鬱陵島視察を目指す考えを示した。
3氏は2、3両日に鬱陵島を視察予定だったが、1日午前11時すぎ、金 浦空港に到着直後、入国不許可を告げられた。在ソウル日本大使館は入 国許可を韓国政府に要請したが認められなかった。
韓国外交通商省当局者は1日、3人の入国拒否について「混乱を招いて 身辺の安全を保証できない。韓日関係を考慮した上での判断だ」と説明。 「日本は韓国を刺激する行動をとり続けている」と批判した。
一方、李明博大統領側近の李在五特任相は1日、竹島入りした。松本剛 明外相は申●秀駐日韓国大使に遺憾の意を表した上で、韓国国会が12 日に竹島で開催予定の特別委員会の中止を求めた。申氏は「独島は韓国 固有の領土だ」との立場を重ねて示した。

古森義久氏ブログ「ステージ風発」 http://komoriy.iza.ne.jp/blog/entry/2384453/

これが見られたくなかった? 鬱陵島の秘密
ソウルからヨボセヨ 鬱陵島の秘密 2011.7.30 03:39
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110730/kor11073003400000-n1.htm

 領土問題に関心の自民党議員たちが、竹島(韓国名・独島)に近い韓国の鬱陵(ウルルン)島を見学する話が韓国では「上陸阻止!」とか「入国拒否!」などと官民挙げて大騒ぎになっている。韓国人は自由に島根県を訪問し、県庁前で堂々と「独島は韓国のモノ!」と反日デモをやっているのに…。

 本土から約200キロの鬱陵島の住民は約1万人。夏場は観光客でにぎわうが、岩山ばかりで海水浴には向かない。
 名物はイカとカボチャあめ。本格的なイカ漁は日本統治時代に日本人によってもたらされた。これだけでは観光にならないので近年は「独島」を売りモノにしている。その観光ポイントが「独島博物館」で、展望台には「独島が見える」と大型望遠鏡も備えてある。

 ところが博物館の入り口には竹島ではなく何と「対馬は元はわが国の地」という石碑が建っている。さる古文献に出ているというのだが、こんなの日本人に見られたらまずい?
 竹島は鬱陵島からは肉眼では見えない。実は鬱陵島の沖には「竹島」という島があって、韓国の古地図に描かれた島はこれなのだ。はるかかなたの「独島」は当時、韓国側の視野にはなかった。それにしても「入国拒否」とは、発展と自信の韓国にしては何とも余裕がなくケチくさい。(黒田勝弘)

■【鬱陵島視察】韓国、竹島研究の大学教授の入国拒否 未明に「追放」 2011.8.1 11:32
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110801/kor11080111330002-n1.htm

■【鬱陵島視察】大騒ぎはまずかった? 韓国マスコミが奇妙な反省 2011.8.2 20:39
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110802/kor11080220400005-n1.htm

8月3日(水) 福島第一原発で過去最高の放射線量

【放射能漏れ】 建屋内最高5シーベルト超 福島第1原発1号機、屋外でも新たに10シーベルト  2011.8.2 23:01
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110802/dst11080223010036-n1.htm

 東京電力は2日、福島第1原発1号機の原子炉建屋2階で、屋内では過去最高となる毎時5シーベルト(5千ミリシーベルト)以上の高い放射線量を測定したと発表した。
 ロボット「パックボット」での測定で判明、遠隔操作していた作業員の被(ひ)曝(ばく)は最大で0・2ミリシーベルトだった。東電は、この場所を立ち入り禁止にした。
 東電によると、計測限界を超える5シーベルト以上が測定されたのは「空調機室」と呼ばれる部屋で、事故時に放射性物質を含む気体を放出する「ベント」作業で使われた、「非常用ガス処理系」と呼ばれる配管が通っている。この配管は毎時10シーベルト以上の高線量が見つかった1、2号機の主排気筒の下部につながっている。

 東電は「ベントの際に大量の放射性物質が通過して配管に付着したとすると、(両地点の)高線量検出は辻(つじ)褄(つま)が合う」としている。

 今回測定された毎時5シーベルトは、事故に伴って設定された作業員の被曝限度の250ミリシーベルトに3分で達する値で、一度に浴びると死亡する恐れもあるという。これまで屋内で測定された最高値は1号機1階の毎時4シーベルトだった。
 また、東電は2日、10シーベルト以上の放射線量が測定された主排気筒下部付近で、別の10シーベルト以上の場所があると発表した。

武田教授のHPより
http://takedanet.com/2011/08/10_1367.html
福島原発の10シーベルトを考える

福島原発の排気口近くの放射線量が10シーベルトもあったということで、大騒ぎになっています。

すでにこのブログで書きましたが、土壌の汚染と空間のシーベルトの簡単な関係は、「1マイクロシーベルトなら3000ベクレル」という感じです。1マイクロシーベルトと1シーベルトでは100万倍違いますから、1シーベルトということは30億ベクレルです。つまり福島原発で10シーベルトが観測されたというのは、その辺の瓦礫や建物、地面などが「300億ベクレル」の放射性物質があるということです。
・・・・・・・・・
この300億ベクレルというのはどういう数字かというと、

1) 福島原発全体の放射性物質量  約6亥ベクレル(土偏と思う)
2) 漏れたと推定される量     100京ベクレル
3) 福島原発の近くに100分の1があるとして、 1京ベクレル
4) 今回の量   300億ベクレル

5) 福島原発付近にあると思われる量に対して、今回の量は、300万分の1

ということです。つまり、福島原発の掃除では問題になりますが、社会には影響のない量です。

私は4月からずっと「福島原発はなにも起こらない」と繰り返してきました。その間には1号機の再爆発、3号機の臨界、4号機の倒壊など繰り返しネットなどで警告が出ていたものもありますが、もともと福島原発にはすでにそんな力はありません。

それよりなにより福島近辺の除染が何より必要で、おそらくは「原発がまだ収束していない」といういいわけを使って、除染を遅らせているものを思われます。

(平成23年8月3日 午後2時 執筆) 武田邦彦

8月5日(金) 竹島は日本の領土

先日、竹島不法占拠に抗議し韓国を訪問しようとした議員や学者が入国拒否された。
堂々と反論できない韓国が世界中に知れ渡った。

韓国の古地図には竹島が載っていない。つまり領土の認識がなかった。 ↓

http://www.youtube.com/watch?v=tV_DdH-xmVY&feature=player_embedded


同じく、英語版
http://www.youtube.com/watch?v=E0QoCtTw7FM

8月7日(日) 例の「過ちは繰り返しませんから」

原爆記念日になると思い出すこの碑文「過ちは繰り返しませんから」。
なぜ日本人が、全人類の罪を背負った殉教者のような云い方で反省しなければいけないのか、どうも腑に落ちない。
日本は敗戦が決定的になったころ、日本の主要都市は米軍の大空襲に見舞われた。
数十万の一般市民が多数犠牲になったが、原爆はその総仕上げだった。
戦争を早く終わらるため原爆投下をしたとのことだが、実験的な要素が多分にあると云われている。
原爆を投下したエノラゲイは今もぴかぴかに磨き上げて博物館に保存されているそうだ。
白人のメンタリティの一面をよく現しているのではなかろうか。

□■平河総合戦略研究所メルマガ■□□(2011年8月7日 NO.993号)より
http://melma.com/backnumber_133212_5256225/
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◎西村真悟  「過ちは繰り返しませんから」、とは、誰のことか
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 八月に入れば、やはり六日の広島への原爆投下から、各地のお盆の行事が続くなかで十五日の終戦の日がくる。
 本日朝、テレビで爆心地で行われた「広島平和記念式典」の様子を見た。菅直人が例の目をきょろきょろさせて座っていた。本人は睨んでいるつもりのようだが、目に力がなく軽薄である。

   昨年の六日は、「記念式典」の終わった後の広島の爆心地にいた。そこは、赤旗とマイクのアジ演説と、シーシェパードのようなヒッピーがうろうろする広場だった。
 そして、広島市内には、全国各地から集まった左翼組織が赤旗を立ててデモ行進をしていた。彼らは危険人物の前航空幕僚長田母神俊雄さんの講演が行われるホテルの回りを練り歩き、 「田母神、広島から出て行け」とマイクで叫んでいた。
 本日は、広島にいないので、街の様子は分からない。

 そこで、あの「平和記念式典」を象徴する碑文、 「過ちは繰り返しませんから 安らかにお眠りください」 に関して書き留めておく。

   もうぼつぼつ、この碑文の重大な危険性に気付くときだ。
 日本人が、如何にセンチメンタルな思いをこの碑文に持とうが、日本人以外、特に核保有国は、この碑文を次のように読む。

 A「日本は過ちを犯したから原爆を落とされたのだ」
 さらに、日本を核ミサイルで狙いを定めて実戦配備している国、つまり中国は、こう読む。
 B「過ちを犯した日本を核攻撃することは正義である」
 では、日本が過ちを犯したか否かは、誰が判断するのか。
 「判断するのは中国であり、断じて日本ではない」

 つまり、この碑文は、日本を核攻撃する国に正当性を与える内容なのだ。過去に核攻撃した国(A)に止まらず、将来の核攻撃をも正当化する(B)危険きわまりなき内容がこの碑文に書かれている。
 よって、この碑文を削除しない限り、誰も安らかに眠れない。

 昨年の「平和記念式典」にはアメリカ駐日大使が出席し、本年は大使は公務出張で公使が出席したらしい。  彼らは、碑文をAと読んで出席しているのだ。 つまり、過ちを犯した日本に原爆を投下したことは正当であったとして出席している。決して、原爆を広島に落として申し訳ありません、ごめんなさい、として出席しているのではない。

   更に言うならば、アメリカが広島に来るのは、日本の「反核平和運動」、「原水爆禁止運動」を励まして、日本の核武装を阻止するためである。
 アメリカは、中国や北朝鮮の核は容認している。そして、中国や北朝鮮と手を握り共同してでも、日本の核武装を阻止するのがアメリカである。
 アメリカや中国が進める六カ国協議は、その為の多国間枠組みである。その六カ国協議で、拉致被害者解放の話しが進み、北朝鮮の核放棄が決定されると思ってはならない。
 この協議の中では、日本は北朝鮮に金や物資を出す役割だけを押しつけられ、敵が強力な核保有国になって手も足もでなくなるまで、非武装を強いられることになる。
 この意味で、ブッシュ政権での国務長官コンドリーサ・ライスと彼女にヒルのようにくっついていた次官補のヒルは、我が国にとって最悪の裏切りをした。
 まずライスは、ブッシュ政権末期、北朝鮮に対して効果を発揮していた「制裁路線」を放棄して「協調路線」に転換させた。その結果、拉致被害者救出は背後に押しやられた。大統領のブッシュは、ホワイトハウスで横田めぐみさんの母早紀江さんに会ってめぐみさん救出への協力を約束した男ではなかったか。
 これはアメリカブッシュ政権の日本への裏切りである。

   次に、中川昭一さんが、「日本の核武装」に触れたとき、ライスは日本に飛んできて、「アメリカの核の傘」を約束して我が国の核論議を押さえてその芽を摘んだ。
 しかし、アメリカの核の傘など無いのだ。ライスがそれを一番よく知っている。ライスは、日本の安全を嘘をついて誤魔化した。これが同盟国の国務長官がしたことだ。
 コンドリーサ・ライスは、最悪の国務長官だった。
 二年前の十月三日に、中川昭一さんが亡くなった。
 自国日本の安全を真摯に考える貴重な政治家が死んだ。
 アメリカは、ほっとしたのではないか。
 これほど、アメリカは日本を「蓋をしたビン」の中に閉じこめておきたいのだ。これが日米安保は、「ビンの蓋」というアメリカの論理である。そして、中川昭一君以外の政治家は、蓋をされたビンの中で生きることしかできない。したがって、ライス如きの嘘に喜んで飛びついて自ら核の論議を封殺した。

 次に、中国の読み方Bに移る。
 この中国は、日本を良い国と賞賛しているのか。全く賞賛などしていない。朝から晩まで、日本は悪い国だと繰り返している。
 昨年九月の我が国の巡視船に追突した中国漁船の船長逮捕に際しては、「過ちを犯した日本」を非難し、強力な制裁をほのめかしている。そして、この日本を攻撃することは、広島の碑文によって正当性が与えられている。

   本年一月、中国外務相は、中国の核の先制使用方針を否定して次のように国際社会に表明した。
「中国は如何なる状況下でも核兵器を先制使用しないと厳粛に約束し遵守している」
 これを以て、我が国の政界やマスコミ界を安堵の雰囲気がおおった。しかし、彼らは、何とおめでたい、一体、自分の頭で考えることができないのか、と思われないか。
 核を先制使用するか否かは、核を保有する国同士に通用することであって、核を持たない国に対しては、先制するもしないもないではないか。
 中国は、こういう核を持たない国に対しても核を使用するか否かだけが問題なのだ。
 そこで、中国は何と言っておるか。

 二〇〇五年、朱成虎国防大学防務学院長、曰く、
「台湾、日本、インド、東南アジアは人口密集地帯であり、人口消滅の為の核攻撃の主要目標になる」

 戦慄されたし。
 中国は、核を持たない国に対する懲罰的核使用を公然と認めているのだ。我が国を「人口消滅の為の核攻撃の主要目標」だと!
 しかも、広島の碑文がその核攻撃を自ら招き寄せているのだ!

   このことに思いを致さず、
相変わらず安楽な「蓋をされたビン」の中にいて広島に集まり、
「核廃絶」、「原子力との決別」を訴える政治家は、無責任かつ不勉強を通り越して、 無念の思いをもって殺された多くの物言わぬ被爆者をダシにする国家への裏切者ではないか。

8月9日(火) 韓国人気質

■平河総合戦略研究所メルマガ■□□(2011年8月8日 NO.994号)より http://melma.com/backnumber_133212_5257288/
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◎西村真悟 朝鮮・韓国に関して述べておく
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 先日、新藤義孝、稲田朋美そして佐藤正久の三人の国会議員が韓国の欝陵島に行こうとして韓国内の空港で入国を拒否された。
 韓国の大統領の指示で彼らの入国が拒否されたようだが、空港内の騒動も大変なものだったらしい。
 テレビで見ていると、ええ歳をした男達が、空港で、テレビカメラの前で、韓国に来た三人の議員の顔写真を燃やし、我が国の国旗「日の丸」を引き裂いていた。何とも、準備万端整った受け入れ体勢だったと言わざるを得ない。

 それにしても、共産主義国でもあるまいに、正規の入国手続きに何を大騒ぎをしているのか。これを見ていて、はっきり言って韓国人とは何と馬鹿な者達なんだ、と思った。
 仮に、「どうぞ欝陵島の竹島資料館をご覧ください、大歓迎しますよ。何故なら、百聞は一見に如かず、あの資料館を見ていただければ、竹島は韓国領であることがすぐ分かるからです」、 という対応を韓国がとれば、何のニュースにもならず、韓国が竹島を不法占拠して大騒ぎをしていることなど世界に発信されなかった。
 また、韓国側が、日本の三人の国会議員を、「竹島が韓国領であることを日本国民を代表して確認しに来た者達」であるとして扱えば、かえってこの三人の議員の方が困ったであろう。

 私は、朝鮮・韓国の良識のある素朴な人々を知っている。従って、あの金浦空港での大騒ぎは、韓国の馬鹿がしていることだとは分かる。
 しかし、すぐに我が国の国旗を燃やしたり引き裂いたりする韓国人の様を見るのは、日本人としてやはり腹が立つ。
 しかも、韓国の官憲は、警備が厳重であるべき国際空港内で、韓国人が日本への敵意を表すために騒動を起こし、日の丸を引き裂き議員の写真を燃やすのを取り締まらず放置している。
 彼らは日本と日本人を侮辱しているのだ。
 従って、韓国人が、このようなこれ見よがしの憎たらしい大騒ぎをしなければ言わないことだが、この際、言っておく。
 以下、私の見聞と、それに基づく判断である。

 大阪千日前に戦前から地面を所有していた人が、生前言っていた。
 終戦後には、空襲で建物が焼けた跡地を何時も見回らねばならなかった。
 何故なら、焼け跡にはうっかりしているとすぐに朝鮮人が住み着いて、「ここは私の土地だ」と言い張って立ち退こうとしないからだ。
 戦地に男手をとられた家では、朝鮮人に土地を占拠されても、取り返せず泣き寝入りするしかなかった。

   関東大震災の時、避難先から戻ると、自分の家に朝鮮人がいて、「ここは私の家だ」と言い続けた。

 三月十一日の東日本大震災から二ヶ月間被災地に滞在して見て回ったカメラマンの宮島茂樹さん(不肖宮島さん)が、言っていた。
 津波で家が全て流されたところに、縄張りをして「ここは私の土地だ」と言い張る外国人が各所にいる。避難所から近所の人が戻ってきて、「嘘を言うな」ともめている現場の写真も写した。
 タヒチなど世界各地の災害現場に行ったが、日本以外では被災地での略奪は当たり前だ。略奪がないのが例外だ。
 宮嶋さんは、東日本の被災地を不法に占拠しようとする外国人の国籍を確認していないのではっきり言わなかったが、日本語を話す日本人と同じ顔つきの外国人だという。

 以上が、我が国の災害時もしくは混乱時に、我が国国民が朝鮮人もしくは外国人から土地を奪われてきた状況である。
 共通しているのは、土地を奪う側が、「ここは自分の土地だ」という嘘を執拗に繰り返すことである。
 この状況!
 竹島を不法占拠しながら、「竹島は自分のものだ」とわめき散らし、日本の国旗を引きちぎる韓国人の金浦空港で演じた大騒ぎと同じではないか。
 大阪千日前の空襲の焼け跡の土地に朝鮮人が勝手に住み着いたように、竹島も戦後のどさくさのなかで、千日前の土地と同じように朝鮮人が勝手に入り込んだのだ。

 戦前満州で、日本人がえばり散らして悪いことをしたとよく言われる。しかしその時の日本人には、朝鮮半島出身者もいたことを忘れてはならない。
 満州でえばり散らし悪いことをしていた日本人の出身地は何処か。点検すれば、汚名が晴れる。
 以前、アメリカバージニア州の大学で、韓国人学生が銃を乱射して多数の学生を殺した事件が起こった。
 その時、アメリカに住む韓国人社会では、アメリカ人の韓国人への反感を逸らすために、「韓国人でないように振る舞おう」という申し合わせが為されたという。つまり、アメリカの韓国人は日本人になりすまそうとしたのだ。
 この報道に接した時、韓国人は今も何かあれば日本人になりすまそうとするのかと思い、戦前の満州にいた朝鮮半島出身の日本人のことを思い起こした次第だ。

 また思い出した。戦前彼らは日本人だった。しかし日本の敗戦と同時に彼らは手のひらを返すように「戦勝国民」になった。
 父が言っていた。終戦後電車に乗っていると、数名の朝鮮人が乗ってきて「敗戦国民は立て」と言って座席から日本人を立たせて、自分たちが座った。

 かつてアジア通貨危機の波の中で韓国も通貨危機に陥った。その時、多額の援助をして韓国経済を救済したのは日本である。
 この度の東日本大震災に際し、各国からの義援金の内、台湾からの義援金額がダントツに多く韓国からの義援金がダントツに少なかった。
 これに対して、韓国内のマスコミには、「台湾は日本から色々な援助を受けてきたが、韓国は日本から何の援助も受けていない」という理由で両国の義援金額の格差を説明するものがある。
 この度の東日本大震災に対する各国の義援金の多寡をとやかく言う気はない。
 ともに、ありがたく感謝すべき諸国民の善意である。
 しかし、その金額に各国国民の我が国に対する思いが表れていることも確かである。
 従って、菅内閣のようにその金額を国民に隠すのではなく、公表すべきである(菅内閣が各国からの義援金額を隠す理由は、台湾の義援金額がダントツに多いので、中国から公表するなと圧力をかけられたからだ)。

 そこで、店舗を各国に展開するコンビニのセブン・イレブンが各国の店舗内に設置した義援金箱に入れられた金額を公表しているので、それをご紹介したい。
 言うまでもなく、コンビニは子供から大人までの普通の庶民が、大金を持たずに日常の買い物をする場所である。従って、一店舗当たりの義援金額は、その国の国民の素朴な対日感情を表していると思われる。
 そして、これは、我が国の友好国は何処なのかという我が国の国家戦略にも影響を与えるべき要因である。
 次が、各国内のセブン・イレブン店舗内の義援金箱に入れられた一店舗当りの金額である。

 第一位、インドネシア   108519円
 第二位、台湾        63892円
 第三位、シンガポール    20491円
 第四位、アメリカ・カナダ   6534円
 第五位、マレーシア      4275円
 第六位、タイ         2684円
       ・
 第○位、韓国          217円

中学生の頃、クラスに韓国人(日本姓でA)がいた。
Aは、一人では何もしないが悪童をたらし込んで仲間で悪さをするが、先頭に立ってはやらない。
私は転校生でかつ虚弱、生意気にみえたのか、標的になったのかもしれない。
そういうこともあって、韓国人にはいい印象は持っていない。
西村氏の評論を読むと、なるほどと思う。大阪駅前にまだ市電が走っていた頃、パチンコ屋の多かったこと。

広告、メディア業界では韓流が幅を利かし、フジTVが乗っ取られたとネットでは話題になっている。
TV局を抗議の列が取り巻いたという。
日本は合法的に儲かればなんでもあり、致し方なし。
視聴率と売上の世界、気に入らなければ、見なければいいし、スポンサーの商品を買わなければいいのだが。

韓国民は子供の頃から反日歴史教育を受けているにもかかわらず、上記のように義援金は0ではなかった。
全ての韓国人がそういうわけでない、というと甘いかな。

8月10日(水) 米の戦争犯罪

広島・長崎原爆忌も終わり、間もなく66年目の終戦記念日を迎える。
当方は赤ん坊で記憶にないが、大空襲体験者や戦争体験者は70代以上になってしまった。
米の大空襲や原爆投下は多数の非戦闘員を虐殺したことを忘れるべきではない。

個人同士の結びつきは、誠意とか思いやりなどが動機だが、
こと国同士のことになると、国際社会は国益で結びついている。
第二次大戦は連合国(日英露仏中)対日独伊であったが、戦後は東西冷戦となって、今もそう変わっていない。
日米は同盟関係にあるが、これも国際情勢によっていつひっくり返るかわからない。
米とシナは似ていることを頭の隅に入れておくべきと思う。

■平河総合戦略研究所メルマガ■□□(2011年8月8日 NO.994号)より
http://melma.com/backnumber_133212_5257288/
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◎西村修平  <米国の戦争犯罪を糾弾できない保守派の痴呆>
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長崎原爆忌日(9日)、愛国保守は米国大使館前に集合を
8月6日、米国が広島に原爆を投下して66年目を迎えた。一瞬にして14万人が殺戮された。その後の原爆後遺症で約6万人が死亡している。
当時の広島市の推定人口が約34万人、人類史上に銘記される米国の犯した戦争犯罪である。
日本軍の軍事的抵抗が無力化した状況下において、米国は日本列島各地に爆撃を繰り返し、非戦闘員の殺戮を目的に無差別な空襲を欲しい
ままに展開した。東京大空襲に続く8月6日の広島と9日の長崎はその集大成として行われた。

『残忍な人たち 〜 なぜ原爆を落としたか』
(週刊新潮●変見自在) 2005年8月11・18日号高山正之(帝京大教授)

映画「パール・ハーバー」の中で、日本の艦載機が病院を銃爆撃し、患者や看護婦がばたばた殺されていく場面があった。日本軍の残虐さを訴えたかったらしいが、これに石原慎太郎知事は「嘘が過ぎる」と怒った。 真珠湾やヒッカム飛行場攻撃ではこの種の言い掛かりが昔からあったと、羽田記者クラブ時代に付き合いのあった日航機長の藤田怡与蔵氏が 言っていた。氏は民間航空パイロットとしては異例の旧海軍出身で、真珠湾攻撃にも参加したが、「米軍のパイロットならいざ知らず、日本軍はそんなことは思いつきもしない」と。

  確かに、米軍パイロットはそういうこことを平気でやったと慎太郎知事が体験談を書いている。「麦畑を走っていると、米軍のP51がきて機銃掃射された。胴体に原色で漫画が描かれていた」。 二子玉川の床屋で聞いた話だが、戦時中、あの橋を東京側に逃げる若い女性を、米軍機が低空で追って撃ち殺した。パイロットの顔が地上から見えたそうだ。

  教育出版の教科書に「夏の葬列」というのがある。疎開した男の子が地元の女の子に庇われて米軍機の機銃掃射から逃れる。でもちょっとした諍(いさか)いがあって女の子が外に飛び出して米軍機に撃ち殺される。作者の意図とは別に「米軍のパイロットは子供まで狙い撃ちしていた」ことを図らずも告発している。

  米国はまた日本の文化財に敬意を表して京都を爆撃しなかったと主張する。これも米軍の公式資料を調べれば大嘘とわかる。即ち原爆の投下候補地は?直径3マイルを超える都市で?かつ有効な損害を与えられる地形をもち?通常爆弾による爆撃をしていないことが条件だった。

  これに適うのが京都、小倉、新潟、広島、長崎などで、中でも盆地状の京都市街は申し分なかったため、本土爆撃が始まってからも一切の通常爆弾による爆撃は行なわれなかった。確かに最終段階で第一候補の京都に“執行猶予”がついたのは事実だが、それをもって「京都を守った」とはよくも言えたものだ。

  広島もまた同じ。原爆を落とし、それがどれほどの人的、物的被害を及ぼすかを測るために、ここも通常爆弾を落とさなかった。それを元長崎市長の本島等は「広島は殺人軍団・第五師団の本拠地。原爆を落とされて当然」と言う。そんなに危険な軍都なら、原爆ができる前にとっくに通常兵器で爆撃しているはずだ。こういう馬鹿を言う人につける薬が欲しい。

  米国はもう一つ、この原爆を落とすに当たって「日本には継戦能力があり、米兵百万が失われるおそれがあった」とも主張する。昭和20年の日本は、原爆用の都市以外の都市はすべて焼かれ、飛行機も船もなかったが、米国は「戦争を継続する能力あり」と判断したのか。 鳥居民氏は「原爆が完成するまで日本に降伏させなかった」と著書で説く。 8月6日に考えてみることは多い。

愛国とはわが祖国の同胞を守り、愛することではないのか。その同胞が非道極まる残虐な殺戮をされた。

保守派は映画『凛として愛』を高く評価し、映像空間のお話に陶酔するが、愛するということは抽象ではなく行動を伴う。同胞を殺戮した相手を憎み、殺戮された同胞の無念を晴らすことが愛なのである。

原爆投下は日本人殺戮の集大成、8月6日はその象徴たる忌日、日本人であるならば忘れてはならない日である。そして8月6日の米国大使館は、戦争犯罪を追及する日本人によって幾重にも包囲され、同胞の恨みを晴らす糾弾の声が飛び交うのである。愛国を語る保守派が一堂に会する忌日ではないのか。

しかしながら今年も米国大使館前は穏やかそのもので、土曜日ということもあって閑古鳥が鳴く静けさであった。その静けさは、日本人が死滅したかのような不気味な静寂であった。

そうした中で、主権回復を目指す会は恒例ともなっている8月6日の原爆忌日、米国大使館下に集合し、「広島原爆投下66周年 米国の戦争犯罪を許すな!」の抗議集会を開いた。

■【動画】広島の恨みを忘れるな!米国の原爆投下に時効はない youtube
http://www.youtube.com/playlist?list=PL05C533FA81756A62

■ニコニコ動画
http://www.nicovideo.jp/watch/sm15231767

■ustream
http://www.ustream.tv/recorded/16471427

人気が途絶えた8月6日の米国大使館一帯、日本人よ!愛国保守よ!何処を彷徨っているのか 米国大使館へ向けて「米国の戦争犯罪に時効はない!」を叫ぶ

小野寺秀一氏(NPO外国人犯罪追放運動理事)が米国の戦争犯罪と共に、「東京裁判史観からの脱却とは日米安保の破棄だ」と保守派の欺瞞を追及 炭化した母子の焼死体から目を背けるな!
焼き殺された同胞の恨みを忘れない!米国の戦争犯罪に時効はない!
史上最大の戦争犯罪国家が米国だ

共同通信社の屋上から抗議街宣を監視する機動隊米国大使館前から排除された槇泰智氏(政経調査会代表)が、日米安保に拝跪する保守派の欺瞞を痛烈に暴いた

広島原爆投下66周年 米国の戦争犯罪をゆるすな!
 決 議 文 「日米同盟の幻想からの脱却を宣言する」

平成23年8月6日
主権回復を目指す会 政経調査会
66年前の今日、昭和20年8月6日、広島に原子爆弾が投下された。
米国は、我が国の組織的な軍事行動が既に瓦解し、戦争終結がもはや時間の問題であった状況下にもかかわらず、ただただ実験目的のために原爆を使用し、無辜の非戦闘員である日本国民を無差別殺戮した。
推定人口35万人のうち、実に14万人を死に至らしめた人類史上最悪の惨禍は、血が通った人間ではない、まさに鬼畜のなせる業(わざ)に他ならず、米国の許されざる戦争犯罪=“人道に対する罪”として歴史に刻み込まれ、未来永劫、消え去ることは無い。
このおぞましい戦争犯罪行為について、米国は未だ一言たりとも我が国に対する謝罪の言葉を述べていない。そればかりか、戦争を早期に終結させるための必要な手段であったと詭弁を弄し、居直りを決め込んでいる。

今さら言うまでもなく、米国とは、現在進行形の帝国主義国家であり、覇権主義国家である。
我が国をはじめとするアジアのみならず、中東や中南米の諸国に対する数え切れないほどの所業が、その戦争犯罪行為に満ち溢れた悪鬼の歴史を証明している。
米国が、それら己の戦争犯罪を隠蔽し、我が国に目を転じさせるために、シナ中共や朝鮮と結託して「南京大虐殺」や「慰安婦強制連行」といった、いわゆる「歴史問題」を捏造させて、プロパガンダとして利用していることは明々白々である。

我が国は現在、シナ中共による侵略の脅威に直面しているが、裏でシナ中共と通じている米国が到底真の同盟相手になり得ないことなど自明の理である。
日米同盟という名の幻想を妄信し、日米安保という名の虚構に支配されている国内の「保守」派と、我々は明確に立場を異にする。我々は、米国による戦争犯罪への追及の手を断じて緩めず、併せて、欺瞞と怠慢に満ち満ちた国内「保守」派を厳しく指弾していく。

我々日本国民は米国に対して宣言する。
日本国民は日米同盟の幻想から脱却し、自主独立の道を突き進む。
日米安保の虚構を打破し、我が国土は我々自身の手で守り抜く。
米国が犯した数々の戦争犯罪を糾弾し、米国とシナ中共、米国と朝鮮が結託した歴史の捏造と徹底的に闘い抜いていく。

8月12日(金) 残暑厳しく

立秋を過ぎて、暑さは益々厳しくなった。
夜は風が止んで、寝苦しい。
朝になり日が射してくると、空気が流れはじめ、また蝉の大合唱が始まる。

ベランダや階段に蝉がころころと横たわるようになった。足で突っつくとあわてて飛び立つものもいるが、もう生を終えたものもいる。

映画「小早川家の秋」 百姓の老夫婦が、火葬場から立ち上る煙を見ながらつぶやく。
「死んでも死んでも あとから せんぐりせんぐり 生まれてくる」
「そうやな」
「よう でけとるわ」

蝉も人間も、生きとし生けるもの、みな同じ・・・

8月14日(日) 領土教育

日本の国境について問われれば、いい歳をした当方も怪しい。
当方の勉強嫌いは棚上げするが、戦後教育特に現代史については、国民としての基本を習っていないのではないかという気がする。
【安藤慶太が斬る】なぜ日本の高校生はわが国の国境を書けなかったのか 領土教育を阻むもの 2011.8.14 07:00
http://sankei.jp.msn.com/life/news/110814/edc11081407000000-n1.htm

 7月31日の産経新聞で青年経済人や若手経営者が加盟する「日本青年会議所(日本JC)」が全国の高校生約400人に日本の国境を描かせる調査を行ったところ、正解できた生徒は全体の2%にも満たなかったという話をニュースを報じている。
 ご記憶の方もおられるかもしれない。調査は7月上旬から行われ、高校生に千島、樺太と北方四島、日本海、東シナ海(南方)の3つの地図を示して日本の国境を実際に書かせるというものだ。

 その結果、南方の国境の正答率は26・3%の105人。北方の国境は正解者59人(14・8%)で、日本海の国境を正解したのは37人(9・3%)。全問正解者はわずか7人(1・8%)だった。自信満々に答えた生徒は少なく、択捉島や与那国島がわからない生徒や竹島と鬱陵島を取り違える生徒や対馬すら識別できない生徒が続出。「習っていません」と答えた生徒も目立った-というものだ。

すぐに横やりが入る領土教育

 報道後、「これは超難問ですよ」という反応を聞いた。「結果自体はそう意外な気がしない。そんなもんでしょ」という声も聞いた。なかには「国会議員にやってくれ」「『習ってません』と答えた生徒の声を報じるのは産経新聞らしい恣意(しい)的な報道だ」というものもあったらしい。
 どうだろう。本来、まともな国民教育が行われている国家ならば、この手の領土教育は程度の差はあれ、学校でも行われ、国民の常識として定着しているだろうと考える。学校が教える必要がないくらいに親が教えているという場合だってあるのかもしれないが。

 ところで日本の場合はどうだろう。ちなみに私は小学校から高校を卒業するまで一度として教師から国境を確かめるような授業を受けた記憶がない。竹島に関する指導を学習指導要領に入れようとするだけで、韓国が反発して日本にさまざま働きかけてくる。日韓議員連盟の国会議員らが彼らの意を忖度(そんたく)してか、あれこれ動いていつのまにか学習指導要領に入れるはずの話が、解説書に盛り込むかどうか、といった話になっていたりする。それがごく最近まで何度も何度も繰り返されてきたのである。

領土に関する教科書記述

 教科書だってそうである。領土問題について日本の立場をきちんと明記した教科書はどれだけあるのだろう。
 例えば教育出版の記述を見ると、《日本海に位置する竹島(島根県)については、日本と韓国の間にその領有をめぐって主張に相違があり、未解決の問題になっています。また、東シナ海に位置する尖閣諸島(沖縄県)については、中国もその領有を主張しています》とある。

 うーん。日本の領土と書いていないわけじゃないが「日本と韓国の間にその領有をめぐって主張に相違があり、未解決の問題になっています」というひとごとのような書きぶりで済ますのでいいのか、と感じる。いわゆる両論併記を装ってはいるが、わが国の立場である「わが国固有の領土であり、不法占拠されている」とは書かないのである。

 帝国書院はどうか。《歯舞諸島・色丹島・国後島・択捉島は、明治時代から、日本の領土として国際的に認められてきました。しかし、第二次世界大戦後にソ連が占領してから60年以上、これらの島々ではソ連、そしてロシアの支配が続いています》

 これも間違いとはいわない。それまで住んでいた家や土地を奪われ、今も返還運動に取り組む同胞の心の叫びや痛みはわれわれが語り継がねばならない問題のはずだ。この両社の記述に共通するのは、どちらも冷淡でひとごとのような書きぶりであるということである。

自国の立場を教えるのは「自己中心的」か

 一方、自由社を見ると、《わが国には、領土に関して、北方領土問題、竹島問題、尖閣諸島問題という三つの重大な領土問題があります。いずれも、歴史的にも国際法的にもわが国固有の領土ですが、近隣諸国が不法に占拠したり、不当に領有を主張したりして紛争となっています》

 育鵬社はどうか。《日本も近隣諸国との間で領土問題をかかえています。歯舞群島、色丹島、国後島、択捉島の北方領土、日本海上の竹島は、それぞれロシア、韓国がその領有を主張し、支配しています。また、東シナ海上の尖閣諸島については、台湾と中国がその領有を主張しています。しかし、これらの領土は歴史的にも国際法上も、日本の固有の領土です》とある。比べてみると違いは一目瞭然だろう。

 こういう記述が最近、ようやくできるようになってきたのだ。この2社の教科書について左翼の方々は「自己中心的な見方に終始している」などと盛んに批判を浴びせる。そういう主張をうのみにしているメディアもあれば、採択に携わる教育委員も真に受けていることすらある。

 だが、それってとてもヘンな話だ。わが国が自国の考えや見解、立場を将来の担い手である児童生徒たちに教えるのは至極当然の話で、周囲にはばかる必要など何もないはずだ。自国の立場を教科書に書くときは周辺国や他国の立場も必ず添える。なぜこんな“セット販売”が義務づけられなければならないのか。

自国の立場を教えなくていいか

 要するに左翼の口車にのって、あるいは韓国との軋轢(あつれき)に腰砕けになって「自己中心的だから」といいながら「自己」をきちんと教えなくなっている。それが実態であって、その方がよっぽど非教育的な状況だということだ。

 国旗や国歌もそうである。来春から中学校で使われる帝国書院はこう記述している。

 《国民の自覚を高めるために用いられるものに世界各国の国旗と国歌があります。ほかの国々の国旗と国歌を尊重することは現代世界の礼儀となっています》

 東京書籍はどうか。

 《主権国家は、国家を示すシンボルとして、国旗と国歌を持っています。日本では、1999年に法律で『日章旗』が国旗、『君が代』が国歌と定められました。国どうしが尊重し合うために、たがいに国旗・国歌を大切にしていかなければなりません

 国旗や国歌を尊重することが大切だ、とは書いてあるが、児童生徒が「わが国」の国旗や国歌を尊重して大切にしていかなければならないとは明記しないのである。こうした記述に書き手の意図が潜んでいる。全国の教育委員は読み解けているのだろうか、甚だ怪しいもんである。

朝日のいう自制って何だ

 日本の国会議員が竹島をめぐり、鬱陵島に視察に行こうとして韓国に入国拒否された事件があった。

 朝日新聞は社説で「領土問題は、簡単に解決できるものではない。短兵急にことを構えず、事態をこじらせぬよう、自制した大人の対応が双方に求められる」と書いていた。

 国会議員の行動を「(議員は)領土や歴史認識の問題で、韓国や中国に厳しい態度をとる人たちである。(中略)これでは、領土問題の解決に資するような展望も戦略も持たないまま、騒ぎを巻き起こすだけのパフォーマンスとみられても仕方あるまい」として「ここはまず、刺激しあうことを避け、悪循環にこれ以上はまらぬよう自制すべきだ」「解決への効果も期待できない行動を強行することが『毅然(きぜん)とした外交』ではないし、自制は『弱腰』ではない」といった具合で論じている。

 ざっとこんな調子である。朝日新聞のいう、弱腰ではない自制の方針って何だろう。結局、何もしない、何も主張しないということではないのだろうか。一体、領土問題の解決にどんな展望と戦略を朝日新聞は持っているのだろうか。まさか竹島を韓国に譲ってあげる秘策が領土問題の解決策ということなのか。

朝日の社説は大人だったか

 視察に向かった国会議員について「領土や歴史認識の問題で韓国や中国に厳しい態度をとる人たちである」と断じている。これもおかしな表記である。

 日本の政治家が(のみならず国民も)国益を踏まえて日本の立場を示すために中国や韓国のみならず外国に厳しい態度を取ることは当然あるだろう。まさか朝日は厳しい態度を取ってはいけないとでもいうつもりなのだろうか。

 また「騒ぎを巻き起こすだけのパフォーマンスとみられても仕方あるまい」と付しているのだが、騒いでいるのは韓国であって、日本の国会議員ではない。自制すべきは韓国であって双方ではない。事態をこじらせない自制した大人の社説が求められるのは朝日新聞だと考える。

 厳しい態度を取ることは当然あると書いたついでにいえば、むしろ、今の日本の外交問題は外国の首脳クラスとの会談時に、いうべきことを言わない政治家が多すぎるということだ。それがもたらす外交上の害悪の方がよっぽど問題である。竹島もそう。韓国や民主党政権の動向を見ていると、民主党政権はなめられているし、相手にされていないように思えてならない。

わが国を尊重させまいとする態度

 教科書も新聞もこういう書きぶりがまだ散見するくらいだから、教育委員の認識にだけそう多くは期待できないのかもしれない。

 ただ、自分の住む国に領土問題があれば、国民として自国の主張や論点をきちんと知っておく。そんなことは自然になされるべきことであろう。間髪入れずに「自分の国ばかりでなくて他国の立場も尊重すべきだ」とすぐに難癖をつけてくる空気の方が要注意だということだ。

 新聞にせよ教科書記述にせよ、結局はいつも相対化してしまって自国を尊重させまいとしているからである。

時間の経過とともに国民意識がむしばまれていく

 暴投冒頭、日本JCの調査について述べた。日本の高校生がほとんど国境を描けない。なぜ、そうなるのかについて考えてきた。国境についてわが国の子供たちが日本の公教育の現場で教わろうにも、学校にはさまざまな仕掛けがあり、教育の機会が摘み取られてしまっているのである。

 記事では、高校生だけでなく、大人も満足に描けないとあった。もはやそういう教育を受けてきた子供たちがすでに大人になっているのである。20年、30年と続けば、徐々に社会は麻痺(まひ)してくる。

 まず、領土について、自分の立場を毅然と主張することをはばかるのが当たり前になってくる。例えば民主党の岡田克也幹事長。外相時代、国会答弁で何度促されても断固として竹島について「韓国に不法占拠されている」とは言わなかった。彼は、そういうことを口にするのは対立をあおることだ、だから口にすべきでないと堅く信じているのだろう。

 ロシアの閣僚が民主党政権の足元を見て北方領土に行っても、国民的な怒りが沸騰することすらない。どちらも時間とともに関心そのものが薄れているのだ。それが社会がむしばまれていくひとつの兆しだ。

 日本JCの調査結果も同じである。決して好ましいことではない。そういう異常が続けば、犠牲になるのは子供たちである。領土を正しく認識できなければ、考えることも、まして主張することすらできないからである。 (安藤慶太社会部編集委員)

8月15日(月) 議員の靖国参拝

与野党の国会議員50人以上が靖国参拝 2011.8.15 11:58
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110815/plc11081511530004-n1.htm

 66回目の「終戦の日」を迎えた15日、超党派の「みんなで靖国神社に参拝する国会議員の会」(会長・古賀誠衆院議員)のメンバーら50人以上の国会議員が東京・九段北の靖国神社を参拝した。

 一方、菅直人首相は在任中に参拝しない考えを表明しており、12日に記者会見した菅内閣の閣僚で参拝の意向を示した人もいないため、昨年に続き閣僚の参拝はない見通しだ。

 「国会議員の会」によると、同会で参拝したのは衆参の国会議員52人。政党別では民主党13人、国民新党1人、自民党31人、たちあがれ日本4人など。

 衛藤征士郎衆院副議長や尾辻秀久参院副議長のほか、政府側からは国民新党の森田高総務政務官が参拝した。民主党では羽田雄一郎参院国対委員長ら、たちあがれ日本は平沼赳夫代表らが参拝した。
 また、「国会議員の会」とは別に、自民党の谷垣禎一総裁や安倍晋三元首相、国民新党の亀井静香代表も参拝した。

■平河総合戦略研究所メルマガ■□□(2011年8月13日 NO.998号)より
http://melma.com/backnumber_133212_5261927/
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◎西村真悟 靖国神社を無視する者に未来はない
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 昨日の本時事通信で、安倍内閣の命脈は、安倍総理が「開戦の詔書」に副書した岸信介国務大臣の行為を間違ったことをしたと答弁したときに尽きたと書いた。

 しかし、安倍内閣のことだけで止めていてはいけないので更に書いておく。
 その安倍総理の答弁をペテン師よろしく詐術で引きだした菅直人こそ、我が国に有害な人物であり、決して総理にしてはならない反日的な人物であったのだ。菅は、その時既に、日本の統治機構の中に入り込んで日本を卑しめる実績を積み重ねていた。
 従って、この菅の内閣の閣僚と菅を総理にした民主党の命脈も尽きているのだ。


 また、この命脈尽きた者達が未だ内閣に群がり、八月十五日の靖国神社参拝をしないと申し合わせたという。  もともと靖国神社は、このような者達の参るところではない。 彼らは、靖国神社の狛犬にペンキを塗った中国人や、拝殿に乱入した台湾人の女よりまだタチが悪いからである。
 菅と閣僚は、我が国の統治機構に入り込んだうえで、彼ら中国人や台湾人以上に反日的だからである。

 そして、菅の後釜も、靖国に参拝できない彼らの中から選ばれるという。毒の木になる実も毒である。従って、誰がなっても菅と五十歩百歩であると昨日書いたのだ。

 靖国神社を軽くみていてはならない。
 英霊を無視する者に、未来はない。

 ところで、話が違うようで、実は同じなのであるが、原子力安全庁が、環境省の外局とは何事か。
 菅直人は、経済産業省から原子力保安院を分離したことを以て自らの業績としたいようであるが、馬鹿も休み休み言え。
 この決定は、菅内閣は、原子力を国家戦略の問題として位置付けることができないということを暴露しているのである。
 原子力を煙草の煙と同じ環境問題に矮小化してしまった菅内閣の頭の程度は、驚くべきレベルである。
 この菅内閣の措置によって、諸外国は、日本を中国よりも不可解な未熟児の出世する国で頼りにできないとみなすであろう。
 これは、菅直人の業績どころか、日本の恥である。

 さらにあの京都。これも菅と同様、けったいな街である。
またまた、被災地の松を五山の送り火にすることを断ったという。
 恩着せがましく被災地に松を送らせておいて、二度も断るとは何事ぞ。
 京都では、「はやく帰れ」と言うことを「お茶づけ食べていきなはれ」と言う。
 お茶席で、座敷の掛け軸を褒めちぎっておきながら、その家の玄関を出る前には、必ず「もひとつでんなー」と悪口を言う。

   東日本の被災地は汚れていて、京都だけは綺麗なのか。
 京都で燃やせないほど危険な松ならば、被災地でも危険ではないか。何故、その危険な松を被災地に送り返したのか。
 そして、被災地で迎え火として燃やされるのを、危険だから辞めなさいと言わなかったのか。京都では燃やせないが、被災地は汚れているので燃やせるのか。
 京都市長よ。被災地の松を再度断るに際して、安易に「断腸の思い」と言うな。偽善者か君は。
 肉親を失った被災者に、断腸の思いをさせたのは京都ではないか。そういえば、外国人から献金を受けていて辞任した菅内閣の閣僚も、この京都の選出だった。うんざりする。

   この京都と比べて、被災地の悲しみもてる人々は、何と辛抱強く奥ゆかしいのか。
 人々は、京都から送り返された松を迎え火として燃やしていた。その炎を見つめる人々の頬に、涙が流れきらきらと光っていた。

「戦後体制からの脱却」を掲げた安倍内閣は、野党やマスゴミの袋だたき合った。
アノ男の詐術によって絡め取られたとは、悔しい。
しかし、その民主党政権も死に体だ。閣僚のどの男が総理になろうが大して違いはない。
解散総選挙こそが、震災復興の第一歩ではないだろうか。
フジTV番組が韓流に乗っ取られ、局の周りを抗議デモが取り囲んだそうである。
放射能汚染の報道も大事なことが漏れたりした。世論調査の政権支持率もアテにならない。
マスコミ対する疑念が国民に浸透しつつある。
次回も騙されることはあってはならない。

8月17日(水) 抗日記念館で慰安婦パネル展

北京の抗日記念館で慰安婦被害パネル展 2011.8.14 21:20 産経
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110814/chn11081421210009-n1.htm

 北京市郊外の盧溝橋にある「中国人民抗日戦争記念館」で14日、第2次大戦中に中国などで日本軍により性的暴力を受けた慰安婦被害に関するパネル展が始まった。同記念館と日本の市民団体の共催で、期間は3カ月間。
 北京で慰安婦問題に関する展示が行われるのは初めて。同日の開幕式で李宗遠副館長は「約500枚の資料写真などは日本の良識ある学者や市民団体が提供した。展示が中日の相互理解や友好に貢献すると期待する」とあいさつした。
 パネル展は日本側の市民団体の働き掛けで実現。中国政府は慰安婦問題について「日本軍国主義が犯した深刻な重罪の一つ」と位置付けているが、政府主導での実態調査や展示会などは行ったことがない。(共同)

なにが中日相互理解友好であろうか。捏造歴史で未来永劫日本に謝罪させ続けるという中共反日教育戦略の一環だ。
パネルを提供した日本側市民団体とは、あのバウネット・ジャパンだそうである。
この団体の主宰者は、もと朝日新聞の松井やより、今は池田恵理子といわれる。
池田恵理子は、NHKエンタープライズ21のプロデューサーで、2001年1月30日に、NHK教育テレビの「戦争をどう裁くか」の第2夜「問われる戦時性暴力」を制作した。
国民の受信料で給料・退職金を貰い、いまや悠々と年金で反日活動とは・・・

詳細 ↓
■坂真氏ブログ「依存症の独り言」
今度は中国で従軍慰安婦 懲りないVAWW-NETジャパン
http://banmakoto.air-nifty.com/blues/2011/08/post-1c76.html

8月19日(金) 「小選挙区制に利点なし」

先の選挙では党利党略、野合で希望する政党には投票できなかった。
××チルドレン、刺客など人気取り選挙がまかり通った結果、政治の劣化をまねいた一因と思う。
利権に執着、国家観のない政治家ばかりになり、一年も満たず首相が交代し、国際的にも信用を落としている。
民意が正しく反映される選挙制度になってほしい。
【金曜討論】選挙制度改革 成田憲彦氏、鳥居泰彦氏 2011.8.19 07:39
< ahref="http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110819/plc11081907440003-n1.htm">http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110819/plc11081907440003-n1.htm

 「一票の格差」を是正するため、衆参両院の選挙制度改革が急務となっている。特に衆院では、格差が最大2・30倍だった平成21年衆院選は違憲状態という今年3月の最高裁判決を受け、与野党各党が改革案作りに乗り出しているが、一部では現行の小選挙区制に対する見直し論も浮上している。政治の劣化が指摘される中、どのような制度改革が望ましいのか。現状の問題点などを含め、元慶応義塾塾長の鳥居泰彦氏と、前駿河台大学学長の成田憲彦氏に意見を聞いた。(原川貴郎)

 ≪鳥居泰彦氏≫
中選挙区制が望ましい

 --政治の現状をどう見るか

 「最近も岩手県陸前高田市など東日本大震災の被災地を訪れたが、復旧は一向に進んでいない。本当に日本の政治は無策だ。領土・領海も侵犯されっぱなし。国民は自民党に絶望して民主党を選んだが、選んでみると、こんな最悪の政権はないと言わざるを得ない惨憺(さんたん)たる状況が生まれた。しかし、政治家を代えようと思っても、今のままでは現状と似たようなことになるとしか思えない」

 ○小選挙区制に利点なし

 --政治の劣化の原因は

 「小選挙区制と比例代表の並立制の結果だ。小選挙区制の導入後、良かったことは何一つない。まず、1人区に各党が1人の候補者を立てる小選挙区制では、何とか当選させたいばかりに、○○チルドレンやタレントで勝負しがちだ。選挙民は、選択の余地の無い『おしきせ候補』に投票せざるを得ない。デモクラシーの崩壊だ」

 --ほかに問題点は

 「選挙区で落選しても、比例代表で復活できる。いったん有権者から否定された人が平気で国会の議席を占めるわけで、それが保障される制度は間違いだ。また、小選挙区制では、A党がB党に僅差で勝つと、ほぼ半数が死に票になる。死に票を救う策として、比例代表との並立が導入されたが、これはごまかしでしかない」

 --どのように改めるべきか

 「国家の問題、世界の変化、国民の悩みや苦しみを理解する能力と優れた政見を持つ人物を、複数の候補者の中から選ばせてほしい。比例代表は廃止し、1人区はやめ、各党が3人程度の候補者を擁立する中選挙区制が望ましい。同じ党内で競うことで、候補者は国内外に抱える諸問題について勉強し、国民の民意を反映できるよう努力する。政治家として本来必要な学習のプロセスが生まれる」

 --抜本的な選挙制度改革は、現実にはなかなか難しそうだ

 「その通りだ。民・自どちらが与党になっても、改革はしないだろう。そこでまず、次の選挙で各候補者は必ず政治改革と選挙制度のあり方について公約を示す。そして、その次に3人区制を実現し、お仕着せではない選挙で国会議員を選び、民意をくみ上げられる制度に改革していく」

 ○多党並立で民意をくめ

 --二大政党にはならないのではないか

 「極めて幼稚な主張やマニフェストを国民が見抜けないなら、二大政党は必ずしも国を正しい方向に持っていくとは思えない。安易にポピュリズムに走ってしまうだけなら、政治の成熟のためのプロセスとして、多党並立状態の中から次第に民意が収斂(しゅうれん)し、それをくみ上げる政党が育つことが必要なのではないか」


 ≪成田憲彦氏≫

比例代表の要素強化を

   ●政権交代を実現
 --衆院は小選挙区比例代表並立制の下で5回選挙を実施した
 「細川護煕(もりひろ)首相は政治改革の審議の際に国会で『政治改革をして3回総選挙をするか、または10年たてば政治は変わる』という答弁をした。実際はそれより時間がかかったが、基本的には『政界再編、二大政党化、政権交代』という想定通りの方向に進んだ」

 --細川内閣の政治改革が目指したものは

 「政権交代可能な政治、そのための中選挙区制の廃止だ。中選挙区制は分配の政治の時代の選挙制度で、背景に冷戦構造を基盤とした保革対立があった。補助金や公共事業、予算などが与党議員の地盤型選挙によって再配分されるなど、政治に求められるものと選挙制度がマッチしていたときもあった。しかし、冷戦と高度成長が終焉(しゅうえん)し、政策中心でない利益誘導型政治の弊害が強くなっていた」

 --小選挙区制はチルドレン政治家が生まれるなど批判も多い

 「今あるいろんな批判は、『民主党を選んでみたが、何だかうまくいかない』という小選挙区制がもたらした政権交代に対する批判だ。頭だけ代えても、官・行政などの胴体が代わっていないため、ちぐはぐな部分はある。しかし、それは長い間政権交代をしていなかったつけで、政権交代のコストとして、長い目でみなければならない」

 --中選挙区に戻すべきだとの意見もある

 「個人単位の中選挙区制、つまり分配の政治の時代の選挙制度に戻すのは時代錯誤で歴史の歯車を逆転させることであり、日本の政治の改革には役に立たない」

 --民主党は比例定数を削減する考えだが

 「比例定数を減らすことによって小選挙区制を強化するのは、日本の現状にはマッチしない。それによって政治が強くなると考えるのは、私は『小選挙区制のわな』だと言っている。参院が非常に強い力を持つ既存の政治システムの中では、二大政党での衆参の『ねじれ』が政治の停滞の大きな原因になる。小選挙区制を強化すると、抜き差しならぬねじれ問題に行き着いてしまう」

 ●小選挙区制は維持

 --現行制度に問題は

 「これからは国内の結束力で世界と渡り合っていかねばならない時代だ。サッカー女子日本代表に学んだ『なでしこ型』の政治が必要で、ある程度、多党化させたコンセンサス型の政治を形成していくべきだ。それには小選挙区制を維持しつつも、多様な民意を反映できるよう、比例代表の要素を少し強化した方がよい。むろん、参院の選挙制度改革と一体に進めなければならないが」

【プロフィル】鳥居泰彦
 とりい・やすひこ 元慶応義塾塾長、交詢社理事長。昭和11年、東京生まれ。74歳。慶応義塾大学経済学部長、慶応義塾塾長(2期8年)を歴任。旧日銀法改正のための橋本龍太郎元首相の私的諮問機関・中央銀行研究会座長、中央教育審議会会長などを務めた。主な著書に「経済発展理論」。

【プロフィル】成田憲彦
 なりた・のりひこ 前駿河台大学学長。現在、駿河台大法学部教授。昭和21年、札幌市生まれ。65歳。東大法学部卒業後、国立国会図書館に入館し、調査局政治議会課長などを歴任。衆院の中選挙区制を廃止し、小選挙区制を導入した細川護煕内閣で、首相首席秘書官を務めた。主な著書に「官邸」。

8月23日(火) 石破氏「中国空母脅威と見なすべきでない」

自民党政調会長石破氏が「北京・東京フォーラム」に招かれた講演で、「日本は中国の空母発展を日本の安全にたいする脅威と見なすべきではない」と発言したという。
空母一隻でも東シナ海に浮かべたとき、日本は中共海軍演習、尖閣諸島や海底油田についてものが言えるだろうか。
中共も朝鮮半島も日本を仮想敵と見なしながら友好国の振りをし、日本の政治家を取り込む術を心得ている。

石平氏メルマガより
http://archive.mag2.com/0000267856/20110722130000000.html
【緊急寄稿】中国の海洋制覇戦略に「貢献」する石破氏、バカに付ける薬無し

中国が総力を挙げて進める「対外宣伝工作」の実態を暴き、それに引っかからないようにと警告したものだ。
しかし残念なことに、それからちょうど一月が経った8月21日、 日本人がまんまと中国の「外宣工作」に引っかかったような場面が、 中国の首都の北京で実演されていたのである。

2011年の8月21日、22日の両日、 日中間で年に一度開催の「北京・東京ファーラム」が開かれた。
中国側の出席者として開会式での基調講演を行ったのは、 国務院報道弁公室の王晨主任という人物である。

私の上述のメルマガでも記述しているように、 王晨主任は実は中国共産党宣伝部の副部長で党中央対外宣伝弁公室の主任でもある。
要するにこの王晨氏こそは、中国共産党政権の進める 「対外宣伝工作」の総責任者なのである。

国際政治の専門家でなければ対日外交の関係者でもないこの王晨主任が 「北京・東京フォーラム」に出て基調講演を行ったのはいかにも変な話だが、 考えてみれば、そのことの持つ意味は実に明確である。

要するに中国側からすれば、北京で開かれた「北京・東京フォーラム」たるものは、 まさに党と政府の進める「対外宣伝工作」にとっての絶好の場であり、 それ以上でもそれ以下でもないのである。

そして、まさにこの中国にとっての「外宣工作」の場を盛り上げるために、 日本側からは石破自民党政調会長や藤井裕久首相補佐官などの 「錚々たる」メンバーが北京へ赴いてフォーラムに参列したが、 彼らを対象とする中国の「外宣工作」は直ちに成果を上げたようである。

8月21日、日本国の元防衛大臣であり、自民党政調会長でもある石破茂氏は、 同フォーラムの外交・安全保障分会で中国の航空母艦建造を取り上げて、 「日本は中国の空母発展を日本の安全にたいする脅威と見なすべきではない」 と発言したという。

正直、中国側の報道でこの発言を読んだとき、 筆者の私はわが目を疑ってみたかった気持ちである。
もしかして、中国側のメディアが意図的に「石破発言」を捏造したのではないか とさえ思っていた。が、しばらくすると日本のメディアでも同じ報道が出たし、 石破氏本人もそれを否定したわけてもないから、 どうやらこの発言が本当だったのである。

しかし日本の国益の視点からすれば、それはあまりにも馬鹿げた、 とんでもない発言というしかないのである。

石破氏はその場で、 「空母を有効運用するために大量の艦船からなる編隊を組むのは非常に難しい」 とも指摘して、要するに 「中国は空母を有効に運用できないから脅威にならない」 とのニュアンスを匂わせている。

戦術的な視点からすればこのような見解には一理もあると思われるが、 しかし戦略的に考えればそれは完全に間違っている。
戦略的に見れば、日本の近隣国であり、アジア有数の軍事大国である中国が 航空母艦の発展に力を入れていること自体は、 まさに海洋国家としての日本にとっての脅威であり、脅威以外の何ものでもない。

第一、日本との海洋上の領土・領海紛争を抱える隣りの軍事大国が、 まさにその海洋戦略の一環として空母を発展させようとしていることは、 日本にとっての潜在的脅威であるのはむしろ自明のことであろう。

たとえば現段階で中国の空母運用能力が不十分であるとしても、 この能力は今後において高められることによって 中国の空母戦略は日本にとっての現実の脅威となる可能性が十分にあろう。

つまり、現時点で中国に「運用能力」があるかどうかが問題ではない。 中国は空母を中心とする海上軍事戦略を今後において進めて行くことこそが、 日本にとっての大問題である。

そういう意味では、日本の防衛政策の中心人物の一人であり 最大野党の政調会長を務める石破氏は北京において行った 「中国の空母は脅威ではない」との発言は、 まったく戦略的視点を欠如したものであり、 未来を見据える目を完全に欠いたものである。

しかし、戦略的視点と未来を見据える目を持つことこそが国防の要諦であり、 政治家・政策立案者たるものの必須条件でもある。

こうして見ると、石破氏という人間はいわば「軍事オタク」の一人であっても、 日本の政治と国防を背負おうとする政治家としてはまったく不適任というしかない。
「軍事オタク」としては一流であるかもしれないが、戦略家としては三流以下であろう。

この程度の人物は日本の国防政策のスペシャリストとして国政を担い、 総理大臣候補の一人となっていることもまた、 戦後日本の惨めな姿の象徴でもあると思う。

彼と比べれば、かつては中国の指導者を相手にして 「中国の軍事力増強は日本にとっての脅威だ」 と堂々と主張した民主党の前原誠司氏の方がよほどましであろう。

しかし問題はこの程度に止まるものではない。 「中国の空母は日本にとっての脅威ではない」という石破氏の発言は、 日本の視点からすればとんでもない愚論であるが、反対の中国側からすれば、 むしろ両手を上げて歓迎すべき有り難い発言なのである。

近年以来、軍事力の増強を計りながらも、 いわば「平和的台頭論」を対外的に大いに吹聴することによって 周辺国の中国に対する警戒心を和らげようとするのは中国の国策の一つとなっている。
周辺国が警戒心を持たずに反発しないままで自国だけが軍事大国となれば、 それは中国の国益にとっての万々歳の結果なのである。

とくに、ベトナムやフィリピンなどのアジア国が中国の海洋進出に反発して 南シナ海での中国の風当たりが強くなっている現在、 いかにして「中国脅威論」を払拭するのかはまさに中国にとっての急務であり、 その「対外宣伝工作」の重点の中の重点であろう。

こうした中で、まさに中国側が「外宣工作」の場として考えている 「北京・東京フォーラム」で、日本の大物政治家であり、 日本の「代表的な国防政策立案者」の一人である石破氏の口から、 「中国の空母発展は脅威と見なすべきではない」との発言が飛び出たことは、 中国にとってどれほど有り難い発言であることはよく理解できるのであろう。 中国の政府と軍にとって、この発言はまさに旱天の慈雨であり、 雪中に炭を送ることである。

「中国の空母は脅威ではない」というのであれば、 中国政府はその一言を持って中国の空母建設に疑問を呈した 周辺国の口を塞ぐことも出来るのだし、中国軍はこれから誰にも遠慮せずにして ばんばんと空母戦略を進めて行くことも出来るわけである。

つまり、中国政府がもっと言いたいことは 日本の石破議員がその代わりに言ってあげたのであり、 中国軍のもっとも喜ぶよう発言を日本の国防関係者が代弁したわけである。

が、自分たちの言いたいことを、相手の外国人に言わせてみせると言うのも実は、 いわば「対外宣伝工作」の狙い所であり、工作の極意たるものである。

こうしてもみると、日本政治家の石破氏は北京に入った早々、 もはや完全にその「外宣工作」の罠にはめられたのではないかと思う。
その結果、彼はあたかも、中国政府のために、 あるいは中国軍のために北京に出張して、 そして中国の海洋制覇戦略の推進に「貢献」してきたかのようなものとなっている。

このような光景を見ている私自身の感想を申し上げると、 バカに付ける薬がない、との一言に尽きるのである。
( 石 平 )

8月25日(木) 温家宝のレアアース戦略

温家宝、シナでは「温爺爺」「男優」のニックネームがあるそうだ。
にこやかな顔の裏にはしたたかな資源外交戦略がある。
「私は原子力には詳しいんです」とか宣った某首相とは比ぶべくもない。

何かにつけ資源の少ない日本だが、シナに依存するのは最悪手、労せずして命運を握られる。
政界・産業経済界の知恵の出しどころとなっている。

「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 平成23年(2011)8月25日(木曜日)弐 通巻第3406号 より
http://melma.com/backnumber_45206_5270775/
 レアアース輸出削減戦術と価格暴騰はすべて温家宝の策略だった
 ハイテク企業はレアアース確保のため、中国に工場進出せざるをえない


 温家宝首相、じつは鉱山学、地質学を修め、宝石の鑑定ができるという異能がある。ブレジネフが冶金工学の専門家出身だったように、温家宝は地質学者でもある。かれの率いる国務院は直属企業をいくつか持っている。日本に強いてあてはめると首相官邸直営企業、それもコングロマリット。

 とうとう昭和電工は中国にレアアースの加工工場を移転することを決めた。多くの特許と製造ノウハウをもって。
 同様に日米のハイテク企業数社がつづく。

 中国がレアアースの輸出を事実上中断し、供給をタイトにしてから日本は騒ぎ出した。米国は中国のレアアース輸出制限はWTO違反として提訴した。
いうまでもなくレアアースはハイブリッドカー、LED、液晶パネルに欠かせない原材料。中国が世界供給の90%を寡占し、かつ輸出にあたっては税金をかけ(輸出税もしくは付加価値税)、数量を制限(クォータ)し、とどのつまりは日米の製造工場が生産を続行できなくなった。

 内蒙古省のレアアース生産現場は「団派」の利権とされる。価格高騰と当該企業の株式取引で、かれらは大儲けをしたと推定された。
 現実にレアアースは屯あたり3000ドル台だったものが、8月現在、屯あたり11万ドルに跳ね上がっている。
 つぎの国務院総理に最短距離にいるのは李克強(副首相)。団派のライジングスターである。

 こうみてくると、レアアースにまつわる産業陰謀を企んだのは温家宝首相である、とヘラルドトリビューンが「断定」している(同紙、8月25日付け)。

最終的狙いは何だったか?
「それはハイテク特許とノウハウを持つ西側企業が中国に工場を移転させることにある」。

レアアース(希土類元素)(WikiPediaより抜粋)
http://ja.wikipedia.org/wiki/希土類元素
具体的用途

超強力磁石の磁性体(モーター、バイブレータ): ネオジム、サマリウム、ジスプロシウム(Sm-Co磁石・Nd-Fe-B磁石)
液晶ガラス基板研磨剤: セリウム
蛍光体(テレビ、蛍光灯、LED): イットリウム
光ディスク (書き換え可能タイプ) の記録層 (DVD、CD、Blu-ray Disc)
光磁気ディスクの磁性層 (MO、MD)
石油精製触媒、自動車用排気ガス浄化触媒

世界の埋蔵量

アメリカ地質調査所によれば、レアアースの世界の埋蔵量はおよそ9,900万トンであり、全世界の年間消費量約15万トンから比較すれば、資源の枯渇はあまり危惧されていない。レアアースは日本の工業生産品として、蓄電池や発光ダイオード、磁石などのエレクトロニクス製品の性能向上に必要不可欠な材料である。
しかしながら下記産地にも示すように、近年の産出量の95%以上を中国のバヤンオボー鉱床とイオン吸着鉱鉱床により産出されており、生産国一国に大きく依存している政治的リスクのため、2010年頃から調達環境の悪化が顕在化した。このため日本では下記産地にもあるように、インドの漂砂、ベトナム北部のカーボナタイト、カザフスタンのウラン鉱床残渣、オーストラリアのカーボナタイトなどからの生産プロジェクトを開始した。これらの代替地から供給は早くても2012年以降であることから、2011年の必要量の確保が問題となっている。日本では「元素戦略」と銘打ち、この問題への対応が図られている。

産地

中国(内モンゴル)が世界の産出量(12.4万t、2009年推定)の97%以上を占めており[2][3]、その他の産地もインド、オーストラリア、ブラジルなどに偏在している。日本は世界需要の約半分を占めるが、大部分を中国からの輸入品である風化花崗岩に頼っている。しかし、中国からの輸出が減少しており、世界的な需給バランスのひっぱくが懸念されている(詳細後述)。
ただし中国は埋蔵量の3割であるため、新しい供給先を開発中である。
カザフスタン(住友商事)2011年生産開始予定
ベトナム Dong Pao(豊田通商、双日)2012年生産開始予定
オーストラリア Duddo 2012年生産開始予定
オーストラリア Mount Weld 2012年生産開始予定
南アフリカ共和国 Steenkampskraal 2012年生産開始予定
アメリカ合衆国 Mountain Pass 2012年生産開始予定
カナダ Thor Lake 2014年生産開始予定
カナダ Hoidas Lake 2014年生産開始予定
グリーンランド Kvanefjeld 2014年生産開始予定
オーストラリア Nolan's Bore 2014年生産開始予定

最近の研究で日本国内のマンガン鉱床に花崗岩を上回る割合で希土類元素が含有されていることが判明し、現状打破の新たな資源として注目されている。また、火力発電所等の集塵機で回収される石炭や石油の灰にも含まれているため、今後の利用促進が期待される。また、海底のマンガン団塊やコバルトクラスト、熱水鉱床等の海洋資源も供給源として期待される。
米国ではカリフォルニアの鉱床で希土類元素採掘が再開される見込みがある[2]。
ジスプロシウム (Dy) やテルビウム (Tb) の重希土類は、中国南部のイオン吸着型鉱床と呼ばれる特殊な風化鉱床でしか生産されていない[4][5]。今後、需要が増加すると見られるハイブリッドカーや電気自動車用の高出力モーターの磁石にジスプロシウム (Dy) とテルビウム (Tb) の添加で保磁力が高まるため、不足が懸念される。重希土類の産生が期待されるカナダのThor Lake鉱山の稼動開始が2010–2011年であり、少なくともそれまでは、中国に依存する体制が続く[1]。

中国依存問題

中国では1980年代から、貴重な外貨獲得源として希土類鉱山の採掘に力を注いできた。しかし、これにより希土類市場は供給過剰となり、価格が急落した。価格低下によりコスト面で採算が釣り合わなくなった中国以外の希土類鉱山は次々と閉山し、中国依存の状態が起こった。特に、テルビウムやジスプロシウムなどの重希土類の生産は、中国一国に限られている。
しかし中国政府は、2006年に国土資源部から、希土類を対象とした資源保護計画を発表し、2010年7月には、商務部が輸出枠大幅削減方針を発表するなど、資源保護政策に転換しつつある。[6]それにともない、希土類の価格が上昇している。例えば、ジスプロシウムの価格は2005年には1kgあたり50ドル(米国ドル)程度であったが、2010年初頭には1kgあたり160ドル、2010年6月末時点で400ドルに高騰している[7]。
さらに2010年9月から11月、通関上の手続きを表向きの理由に、日本への希土類輸出が全て止まるという異常な状態が突如発生した。これは、同時期に起こった尖閣諸島における漁船船長拿捕の報復が主な理由だとみられている[8]。これにより、希土類生産を中国に過度に依存することは、市場の安定性にとって危険であることが、世界的に認識された。
これに対し、以下の4点が主な対応策である。

他鉱山の開発
前述の通り、以前に閉山した希土類鉱山や、新たな鉱山を開発することにより、中国依存を脱却する取組みが、2010年以降世界各地で顕在化している。

資源備蓄への取組み
価格が安い時に国家が計画的に金属資源を国家が備蓄する手段があるが、それを希土類にも適用する対策がある。既に実施している国もあり、日本でも希土類以外の金属資源は国家備蓄は行われていた[9]。また、2010年7月経済産業省令の改正が行われ、希土類を含めたレアメタルの備蓄も制度上可能となっている。

脱希土類技術の開発
希土類の利用を減らす、あるいは必要としない代替技術の開発を推進し、希土類の供給リスクを低減する対策がある。日本では、文部科学省[10]や経済産業省[11]が政府として取組み、企業でも電気自動車用高性能磁石、二次電池などで脱希土類技術の開発が推進されている[12]。

リサイクル技術の開発
生産過程や、商品として捨てられる廃棄物から、希土類を抽出し再利用する対策がある。日本では希土類を含め、レアメタルの新たな国内資源、都市鉱山として認識されている。しかし、都市鉱山からのリサイクルにかかるコストは、鉱山から生産される価格を大幅に上回るため、現在のところ経済性は乏しい。また、日本国内でリサイクルする場合、廃液などの環境コストが大きいため、実施は容易ではない。[9][12]

8月26日(金) 北京で暴露した蓮舫の歴史観

日本の議員に中共の代弁をさせ、日本を貶める。いったい北京-東京フォーラムとはなに・・・
記者協定とやらで、中共に都合の悪いところは報道できない縛りがある中で、「この対話は基本的に公開され、議論の内容は両国のメ ディアを通じて両国民に幅広く伝わることになっています。」とはあまりにもお目出たい。
HPによれば「日本側も、日本を代表する学識経験者、企業経営者・政府関係者、主要メディアの編集幹部ら100名近くが個人の資格で実行委員会に参加しています。」という。
公人が個人の資格で参加など出来るのだろうか。
中共の対日精神侵略にいいように利用されているのではないか。というよりも確信犯だろう。
一刻も早く民主党政権を終わらせないととんでもないことに・・・(もうなっている)

メルマガ「石平(せきへい)のチャイナウォッチ」より
緊急寄稿第二弾:北京で露呈した「反日媚中」蓮舫議員の本性
http://www.seki-hei.com
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■ 北京で露呈した「反日媚中」蓮舫議員の本性
=★==========================================================★=
媚びるべき「ご主人様」の好みをよく知っているものである。
先日のメルマガで取り上げた8月21日・22日開催の 「東京・北京フォーラム」では、 またもやの「トンデモ発言」は日本の政治家の口から飛び出た。

今回の発言者は民主党の蓮舫議員である。
中国国内メデイアの鳳凰網が8月25日に報じたところによると、 蓮舫議員はフォーラムの席上で日中間のいわゆる歴史問題に言及して、 「日本はかつて中国を侵略した歴史がある。これは非常に痛ましい事実だ」 と述べた上で、 「学校にしても家庭にしても、日本の若者への歴史に関する教育が足りないと思う」 との見解を示したという。

要するに日本国の蓮舫国会議員は「日本は中国を侵略した」と 日本国家への断罪を行った上で、 「(侵略)の歴史にかんする教育は日本の若者に欠けている」として、 日本の歴史教育を批判しているのである。
とにかく歴史的にも現在においても、何もかもすべては日本が悪い、 ということである。

「日本は中国を侵略した」という蓮舫議員の歴史観は まったくの間違いであることはここで論ずるまでもないが、 現在の日本の歴史教育にたいする彼女の批判はまた、 完全に黒白を顛倒させたようなデタラメであろう。
世界中では唯一、教科書の中で自国の歴史を自虐的に記載したり 子供たちに「戦前の日本はすべて悪かった」と教えたりしているのは 紛れもなくこの日本という国である。

つまり日本の抱える問題はけっして「歴史教育の欠如」云々ではなく、 むしろ自虐史観による偏向教育の行き過ぎこそが 日本の歴史教育の実態ではないと思う。

現に、「日本は中国を侵略した」との間違った歴史観をもつ 蓮舫議員が存在していることはまさに偏向的歴史教育の行き過ぎの証拠であり、 彼女自身はまた、このような行き過ぎた偏向教育の育てた歪んだ人間であろう。

そういう意味では、「日本の歴史教育が不十分だ」という彼女の発言は まったくの本末転倒であることがよく分かるのだろうが、 さらに大きな問題となっているのは、 このような発言が行われたのは中国の北京であることである。

日本の国会議員は北京へ行って「歴史教育」の問題をわざわざ提起するのであれば、 本来なら、それこそ歴史の歪曲を大変盛り込んで日本を不当に断罪している 中国の歴史教育や教科書を取り上げて反論して日本のための弁明を行うべきであろう。

それは、日本国民の税金で活動している国会議員たるものの当然の責務でもある。
しかし当の蓮舫議員は日本の国会議員としての責務を果たしたところが、 むしろその矛先を自国の日本に向けてきて、中国の幹部や学者の前での 堂々たる日本批判を展開したのである。

それはもはや失言や歴史認識の差異として片付けられるような問題ではない。 それは間違いなく、日本の国会議員の議員職そのものにたいする背任であり、 日本国家そのものにたいする冒涜と犯罪なのである。

さらに奇妙なことに、蓮舫議員という政治家は 日本の国内では歴史認識問題について あまり際どい発言を行っていないようだが、 どうして中国の北京へ行けば直ちに筋金入りの日本批判を展開しているのか、 である。

それにたいする一つの合理的な解釈はすなわち、 日本の国内でこういうテーマで発言しても別に選挙に必要な票にはならないのだが、 北京へ行って日本の歴史教育を批判するような発言をすると、 北京の政府や関係者たちは皆喜んでくれるからであろう。

要するに蓮舫議員の反日はまさに「媚中」のための反日なのだ。 利口な彼女は当然、北京の権力者たちはどういう発言を喜んでいるのか をよく知っているから、 まさに北京に媚びるために自国の日本を貶めたわけである。

それはすなわち、蓮舫議員のような 「反日媚中派」の政治家の懲りない本性なのであろう。

こういう人間に対する筆者の私の感想を申し上げると、 要するに媚び上手のワンちゃんは、 媚びるべきご主人様の好みをよく知っているものだ、 との一言に尽きるのである。
( 石 平 )

8月27日(土) 「腐りかけの饅頭」首相に適任40%

例の朝日新聞の世論調査が出ている。
世論調査なるもの、いかに無作為に電話で調査したと云っても、その後どう編集しようが・・・
結局調査をした新聞社が信頼に値するかどうかだが。
次期首相、適任者は「前原氏」40% 朝日新聞世論調査
http://www.asahi.com/politics/update/0826/TKY201108260547.html

首相にふさわしいのは…
 民主党代表選を前に朝日新聞社は25、26の両日、全国緊急世論調査(電話)を実施した。代表選で候補に挙がった8人の中で次期首相にだれがふさわしいか、名前を読み上げて聞くと、前外相の前原誠司氏が40%でトップだった。

世論調査―質問と回答〈8月25、26日実施〉
 前原氏以外は全員1割に届かなかった。一方で、8人以外という選択肢を選んだ人が19%、選択肢を選ばない「その他・答えない」という人も19%いた。

 民主党と自民党が期間限定の大連立を組むことには、39%が賛成と答え、反対36%と意見が割れた。

 民主党のマニフェスト見直しは賛成73%、反対13%と支持が圧倒的。小沢一郎元代表の党員資格停止処分の解除には、反対が74%で、賛成14%を大きく上回った。

 前原氏が外相を辞任する原因となった在日外国人からの違法献金問題は、「大きな問題ではない」と答えた人が49%で、「大きな問題だ」は39%。自民支持層でも「大きな問題ではない」の方が多い。

 政党支持率は民主18%、自民15%で、前回(8月6、7日)調査の民主14%、自民19%から逆転した。

以下は正反対の評価
前原は“腐りかけの饅頭”だ! 野田にも劣る適性「30点」 2011.08.25
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20110825/plt1108251603002-n1.htm

 民主党代表選で、前原誠司前外相(49)が、世論調査などの支持を背景に有力候補として浮上している。だが、京大卒、松下政経塾出身という経歴は有名だが、その素顔や政治的実力はあまり知られていない。こうしたなか、パナソニック創業者、松下幸之助氏の秘書を務め、同塾創立の立役者でもある、みんなの党の江口克彦参院議員(71)が、前原氏の実像を語り、民主党や国民に警鐘を鳴らした。(聞き手・ジャーナリスト、安積明子)

 前原誠司君は今回の代表選で最年少候補の49歳。勇気も思いもあるだろう。だが、私は彼を野田佳彦君(54)ほど評価はしない。
 野田君は松下政経塾1期生で前原君は8期生という差もあるが、松下幸之助氏のものさしで比較すれば、野田君の方が数段上だ。
 本当のところ、私は前原君に「松下政経塾出身」と名乗ってもらいたくない。松下政経塾の名前を使う以上は、松下幸之助氏の国家観や理念などを、しっかりとその血肉としなければならないからだ。

 ところが、彼が国家ビジョンを語っているのを私は聞いたことがない。
 松下幸之助氏の教えに「衆知を得る」というのがある。人の意見に耳を傾け、謙虚に教えを請うという意味だ。だが彼は傲慢だ。人の話に耳を貸さない。こんなエピソードがある。

 10年ほど前だが、京セラの創業者である稲盛和夫氏が前原君の東京後援会会長を突然辞任した。
 実は、この時、稲盛氏は私に電話をかけてこられ、こう激怒されている。

 「あいつは人の話を聞かない。何を言っても反論ばかり。礼儀も何も知らないやつだ!」

 前原君が民主党代表時代に起こった偽メール事件も、しかるべきところに問い合わせればイカサマだとわかったはずだ。だが、彼はそれを怠り、勝手に自分で判断して、結果的に永田寿康氏を自殺に追い込んでしまった。
 八ッ場ダム問題もそうだ。民主党のマニフェストに従って中止を宣言したが、それだけで判断してよかったのか。その前に現場や識者の意見を聞くべきではなかったのか。民主党の中で出世することしか頭にないから、視野が狭くなる。こういう政治家を首相にするのは、日本国民の幸せにつながるのか。
 彼は保守派を標榜しているが、本当にそうなのか。国旗国歌法には反対だったし、外国人参政権に賛成している。

 また、前原君は北方領土奪還をライフワークとして取り組んでいるというが、それなら、どうして竹島問題にも同じ熱意で取り組まないのか。彼の頭の中に、日本という国や国民が不在である証拠ではないか。前原君はロシアや中国には強硬な姿勢を示すが、韓国・北朝鮮には弱腰だ。
 前原君は北朝鮮と独自の外交をしたいようだが、彼が首相になったら、北朝鮮による拉致被害家族の人たちは救われないだろう。

 松下幸之助氏の基準で点数を付ければ、前原君は30点。合格点どころか、前回に野田君に付けた44点にも遠く及ばない。同じく出馬を噂される樽床伸二君(52)=松下政経塾3期生=に至っては18点になるので、彼よりマシかもしれないが…。

 前原君は綺麗な包装紙でくるまれた「腐りかけの饅頭」だ。国民はうわべにだまされてはいけない。

【江口克彦氏の代表候補採点】
前原誠司前外相 30点
野田佳彦財務相 44点
馬淵澄夫前国交相 35点
樽床伸二元国対委員長 18点
※馬淵氏は松下政経塾OBではないが、江口氏主宰の「壺中の会」で学んでいる。

■平河総合戦略研究所メルマガ■□□(2011年8月27日 NO.1006号)
コイツだけは首相にしたくない
http://melma.com/backnumber_133212_5272702/

8月28日(日) 民主党代表選

所詮コップの中の争いと雖も選ばれた党首は、例え短期間でも日本国首相になるので無関心ではいられない。
鳩山・菅に誰かもう一人まだ続くのだ。
世論調査で高い人気をとる前原氏については、昨日の記事にあるように、メルマガ等で実体を知ることが出来た。
「腐りかけの饅頭」を食わされる国民の身にもなってほしい。

民主党幹部そのものがどれもスネに傷持つ者ばかり、綱領もなく右派から左派までの寄せ集まり、それが日本没落では一致している。
小沢氏がかつて云ったそうだ「神輿は軽くてパーがいい」。小沢グループが押す海江田氏はそうなのか。
解散総選挙まで余計なことをしない方がまだましか。
【主張】 民主党代表選告示 政治とカネはどうした 2011.8.28 02:42
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110828/stt11082802440004-n1.htm

「小沢問題」にもっと向き合え

 告示された民主党代表選に5人が立候補し、本格的な論戦が始まったが、「政治とカネ」の問題にけじめをつけようとする姿勢はほとんどうかがえない。
 政治資金規正法違反罪で強制起訴され、党員資格停止中の小沢一郎元代表への配慮が見え隠れしているためだろう。
 小沢氏が支持を表明した海江田万里経済産業相に至っては、資格停止処分の解除に加え、要職で処遇することなどを示唆した。党がけじめをつけたことをどう考えているのか。

 ≪異様といえる小鳩裁定≫

 海江田氏の出馬に至る経緯も、昨年6月に日米関係を壊して首相を辞め、政界引退まで表明した鳩山由紀夫前首相と小沢氏とが、密室で裁定したと伝えられる。
 日本の最高指導者選びがこうした談合により行われていることに強い疑問を呈したい。
 代表選は海江田氏と各種世論調査で高い人気を示す前原誠司前外相の対決を軸とした構図となっている。小沢氏の処遇をめぐり前原氏が受け入れなかったことから、小沢氏や鳩山氏は不支持として、海江田氏支持を決めた。
 小沢氏は資格停止処分によって代表選の投票権さえ持たない。だが、実際には党内最大のグループを率いて数の力を見せつけている。各候補が小沢氏の支援を求め、「小沢詣で」を繰り広げているのもそのためだ。異様な光景と指摘されてもしかたがない。
 27日の共同記者会見で、海江田氏は小沢氏に触れ、「一票を投じることはできないが、党員であることには違いない。小沢さんを慕うたくさんの人の力を借りるのは当然だ」と語った。

 小沢氏の資金管理団体「陸山会」をめぐる政治資金規正法違反事件では、土地購入資金の虚偽記載をめぐり元秘書ら3人が逮捕・起訴され、虚偽記載は20億円を超えた。小沢氏自身も強制起訴により刑事被告人となり、10月に東京地裁で初公判が開かれる。
 小沢氏は衆院政治倫理審査会出席なども拒み、国会での説明責任を果たしてこなかった。そうした対応が民主党政権に対する国民の信頼を大きく損なったことを忘れたのだろうか。
 強制起訴を経て党の処分が行われたのは当然だったが、離党勧告や除籍などのより厳しい処分にしなかったことから、小沢氏が党にとどまって活動するのを許した側面もある。

 前原氏は「現執行部の考えを尊重すると明確に言っているのは私だけだ」と処分は見直さないとの考えを強調したが、野田佳彦財務相は「怨念を超えた政治」を唱えて直接言及を避けた。

 鹿野道彦農林水産相も小沢氏を訪ねた経緯を説明しただけで、評価はしなかった。馬淵澄夫前国土交通相は「私は派閥に属さない」と語るにとどめた。

 ≪前原氏説明は不十分だ≫

 東日本大震災からの復旧・復興や日本の再生がかかり、この国をどうするかが問われている時に、小沢氏復権が代表選の最大の焦点になっているのは極めて残念としかいいようがない。
 一方、これまで政治とカネの問題で小沢氏の姿勢を厳しく批判してきた前原氏も、外相辞任の原因となった外国人献金問題を抱え、その対応を問われている。
 前原氏は27日、3月に判明した在日韓国人女性からの献金25万円を含め、平成17年から22年にかけて在日外国人の個人4人、在日外国人が代表取締役である法人1社から計59万円の献金があったことを明らかにした。すでに全額を返金したという。
 個人については在日外国人だと認識していたが、献金は「知らなかった」とし、法人献金では代表取締役が在日外国人だと知らなかったと説明した。

 政治資金規正法は、日本の政治が外国の影響を受けるのを防ぐために、外国人からの寄付を禁じている。
 新たな献金事実を自ら認めた形ではあるが、前原氏は外相辞任の際に説明を行うとしながら、半年近くも放置していた。
 代表選告示後に、あわただしく発表した点にも不透明感が残る。「知らなかった」を押し通しているが、違法と認識していたのではないか。
 最高指導者を目指す以上、引き続き説明責任を果たしていくことが求められる。

前原氏、在日外国人から献金59万円 2011.8.27 13:33
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110827/stt11082713370010-n1.htm

 民主党代表選に立候補している前原誠司外相が27日、都内のホテルで記者会見し、平成17年から22年にかけて、在日外国人4人と在日外国人が代表取締役を務める法人1社から計59万円の献金があったことを明らかにした。
 前原氏は、在日外国人4人からの個人献金について、在日外国人と認識していたことを明らかにしたが、「献金を受け取っているとは事務所も知らなかった」と釈明した。法人1社については、代表取締役が在日外国人とは知らなかったという。すでに献金は返金されている。

「前原氏、韓国人女性に出馬の決心伝えていた」 韓国紙が報道 2011.8.26 16:31
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110826/stt11082616330018-n1.htm

 民主党の前原誠司前外相が、3月に発覚した外国人献金問題で、献金を受けていた在日韓国人女性に代表選出馬の意向を伝えていたと韓国紙、中央日報(電子版)が26日に報じた。
 報道によると、前原氏は25日、この女性に電話し、「党代表選出馬を決心した。人々の関心が集中し、お母さんにまた迷惑をかけることになりそうで申し訳ない」と了解を求めた。これに対し女性は「大丈夫。首相になったら在日同胞問題もよろしく頼みたい」と応じたという。
 女性は京都市内で焼き肉店を経営し、客だった前原氏は女性を「お母さん」と呼び、30年来懇意にしている。
 前原氏は、平成17年からの5年間で計25万円の献金を女性から受けていた責任を取って、外相を辞任した。代表選出場に当たり、過去5年分の政治資金収支報告書を調べ、外国人献金問題について、記者会見を開き説明する方針だ。

8月29日(月) 民主党新代表に野田氏

新代表に野田氏 第95代首相に選出へ 決選で海江田氏破る 2011.8.29 14:34
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110829/stt11082914350027-n1.htm

 菅直人首相(民主党代表)の後継を選ぶ民主党代表選は29日、東京・紀尾井町の「ホテルニューオータニ」で投開票が行われ、決選投票で、野田佳彦財務相(54)が、海江田万里経済産業相(62)を破り、新代表に就任した。
 野田氏は30日にも行われる衆参両院での首相指名選挙で第95代、62人目の首相に指名される。民主党では3人目の首相となる。東日本大震災からの復旧・復興、東京電力福島第1原発事故の収束にあたる。
 震災復興の平成23年度第3次補正予算案成立に向け、参院で多数を占める野党と協力関係を築けるかが焦点。野田氏は自民、公明両党との大連立を視野に両党に協力を呼びかける。民主党との対決姿勢を強める自民党の理解が得られるかは不透明だ。野田氏の代表任期は24年9月末まで。

 投票は、党員資格停止の小沢一郎元代表らを除く党所属国会議員で実施した。

 1回目はどの候補も過半数に達せず、1位の海江田、2位の野田両氏が決選投票を行った。鹿野道彦農林水産相陣営が野田氏支援に傾いたことなどから、野田氏が過半数の197票を上回る215票を獲得し、177票の海江田氏を逆転した。
 1回目は海江田氏143票、野田氏102票、前原誠司前外相74票、鹿野氏52票、馬淵澄夫前国土交通相24票だった。
 野田氏は「反小沢票」を集めており、小沢氏の処遇を含め、内閣・党役員人事で挙党態勢が構築できるか注目される。
 野田佳彦氏(のだ・よしひこ)早大卒。松下政経塾、千葉県議2期を経て平成5年に衆院初当選。民主党国対委員長、財務相。54歳。千葉4区、衆院当選5回(野田G)

メディアの願望(煽り?)には多少外れた感がある。党員の良識か。
野田氏は、東北大震災復興には国債ではなく増税論者。
L・鳩山、アキ菅に続き3番手、「腐りかけの饅頭」「泣き上戸」よりはましかも知れない、如何なりますか。

8月30日(火) サギソウ


久しぶりに西光寺山麓のサギソウを見に行きました。
花期は7〜9月と暑いときに咲く花で、白鷺が軽やかに舞うような涼しげな様子を思い出して行ったのですが、 今日は残暑が厳しく、現場では立っているだけでも汗が額から流れ落ちました。
写真も前回のように楽しくは撮れませんでした。

撮影もそこそこにして、例によって今田温泉に入って帰りました。

前回(2007年8月)の写真↓
http://karamatsutei.web.fc2.com/h19/0824saikouji.htm

8月31日(水) 吃驚仰天

野田新首相に期待しているわけではないが、幹事長にあの輿石氏が内定とは驚いた。
どうせ解散総選挙まで、思う存分若手でも起用しておやりになればと思っていたが。
「日教組は永遠なり」「教育の政治的中立はありえない」などと宣った旧社会党の亡霊を起用。
空き菅以上に悪いことが起こらなければいいが。
幹事長に輿石氏内定 2011.8.30 16:36
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110830/stt11083016400020-n1.htm

 野田佳彦新首相は30日午後、党本部で民主党の輿石東参院議員会長と会談し、幹事長就任を打診。輿石氏はこれを受け入れ、就任が内定した。

■平河総合戦略研究所メルマガ(2011年8月30日 NO.1010号)より
http://melma.com/backnumber_133212_5275336/
☆片山虎之助の国会便り☆

野田新政権の課題

 8月29日、民主党の新代表に就任した野田氏は、30日午後、衆参本会議で 第95代、62人目の首相に指名されました。直ちに党役員、閣僚人事に着手 しましたが、国政には課題山積、待ったなしの厳しい状況が待ち受けています。

 それらを列挙すると、まず、大震災のスピーディな復旧、復興とその 財源確保です。財源として、歳出削減、公務員人件費見直し、国有財産 売却等は行うとしても、それでは足りませんので、反対はあっても臨時増税を 何時、どういう形で進めるかです。
原発事故への対応、とくに避難住民の 早期帰宅の実現が図られなければならず、また、住宅や土壌等の除染も 徹底される必要があります。

 そして、中長期的な財政再建を進めつつ、税と社会保障の一体改革に 取組むことです。それにはご本人も言うように、一国財政主義に陥らず 日本経済の復活を図ることが前提です。円高対策も喫緊の課題です。
タイムリーな為替介入や金融緩和と併せて、雇用の下支えや中小企業の 資金繰り支援も忘れてはなりません。

 さらに、衆参両院の選挙制度改革です。次期衆院選前に、最大2.30倍と なった格差是正のため、選挙区や定数などを見直すとともに、衆院80人、 参院40人の定数削減をめざすことです。
外交・安全保障については、 対米関係の立て直し、中国、韓国との関係改善とともに、国連総会、G20の 首脳会談、APEC、EAS等の外交日程をこなしつつ、TPPへの参加問題にも 結論を出す必要があります。

 政策課題以上に重要なことがあります。それは、与党の挙党体制を確立 した上で、与野党の濃密な連携を図るとともに、誤れる政治主導から脱却し、 政・官を通じる新しい合意形成と協力のシステムを構築して行くことです。
平成23年8月30日

西村真悟氏の時事通信 平成23年 8月30日(火)
欠落の代表選、野田佳彦君を、悲しむ
http://www.n-shingo.com/cgibin/msgboard/msgboard.cgi?mode=Printview&page=668

8月31日(水) またぞろ朝鮮学校無償化

【主張】 朝鮮学校無償化 どさくさ紛れを撤回せよ 2011.8.31 02:52
http://sankei.jp.msn.com/life/news/110831/edc11083102530001-n1.htm

 菅直人首相が29日に、朝鮮学校への高校無償化適用手続きを再開するよう指示した。
 退陣間際に党内議論も経ず重要案件を決めるのは、無責任の一語に尽きる。新政権の手を縛りかねず非常識極まりない。北朝鮮や朝鮮総連の強い影響下にある朝鮮学校の無償化を強行することは認められない。野田佳彦新政権は直ちに手続きを止めるべきだ。

 無償化手続きは昨年11月、北朝鮮による韓国・延坪(ヨンピョン)島への砲撃を受け停止された。再開は、菅氏が「事態が昨年11月以前の状態に戻った」と判断したからだという。その判断自体、北に対する認識が甘く、間違っている。

 北朝鮮は南北対話のほか、ロシアとの首脳会談で金正日総書記が6カ国協議への復帰に言及するなどの動きを見せてはいる。だが、延坪島砲撃について韓国への謝罪すら行っていない。対話の動きといっても、国際的な批判を浴びた北が友好を演出するのは過去、繰り返されてきた。

 北の暴挙は、韓国砲撃に限らない。過去には日本人拉致事件や大韓航空機爆破事件などテロを引き起こした。最近も核実験を強行し韓国哨戒艦を撃沈した。

 朝鮮学校の教科書では故金日成主席、金総書記父子をたたえる記述のほか、日本人拉致事件を認めず、大韓航空機事件を「韓国当局のでっちあげ」とするなど、反日的で国際常識とかけ離れた記述が国会でも明らかにされてきた。学校運営に関しても、教員人事などに朝鮮総連の強い影響が及んでいることが証言されている。

 にもかかわらず、菅政権では、無償化適用ありきで検討が進められ、「教育内容を不問」とする文部科学省の基準がつくられた。

 無償化手続きは再開されれば適用まで2〜3カ月かかるというが、学校施設などについて形式的な審査にとどまる。文科省は経理の透明化を求めるなどとしてきたが、具体策は示されていない。
 中野寛成・拉致問題担当相も審査再開には強く反対している。菅首相は、北や拉致事件容疑者と関係の深い政治団体への巨額献金問題を抱えながら、それに関し説明責任を全く果たしていない。拉致被害者の家族会が再開に抗議する声明を出したのは当然だろう。
 今回の指示は、拉致問題などで北に誤ったメッセージを発することを意味し、禍根を残す。

反日教育などの教育内容を問わず朝鮮学校を特別扱いし無償化する、やっていることは北の代理人だ。
退陣と決まり、また持ち出してくるとは、結局これをやりたかったらしい。

シンガンス政治犯釈放要望書にサインした菅直人(WikiPediaより)
http://ja.wikipedia.org/wiki/辛光洙
在日韓国人政治犯釈放の要望書について

1989年(平成元年)7月、韓国当局に対して、韓国の民主化運動で逮捕された在日韓国人政治犯29名の釈放を求めるという趣旨の要望書が、当時の日本社会党、公明党、社会民主連合、無所属の議員有志133名の署名とともに韓国政府へ提出された。このとき釈放要望対象となった政治犯29名の中に辛光洙や拉致共犯者とされるKなど北朝鮮スパイの名が複数含まれていたため、金正日が北朝鮮による日本人拉致実行を認めた2002年(平成14年)9月以降、同年10月19日に当時官房副長官であった安倍晋三が土井たか子・菅直人を名指しで「極めてマヌケな議員」と評するなど、署名した国会議員は保守派政治家や日本共産党から非難された。

8月31日(水) 8月最終日


台風12号の影響でしょうか。風の強い一日でした。
いろいろあった8月も終わりです。

夕立のとき虹が現れました。
明日から9月、残暑はまだまだ続きそうですが何かいいことがあればなぁ・・・