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落葉松亭日記(2010年5〜6月)

6月30日(水) 貧困ビジネス

「生活保護を受けるくらいなら死んだ方がマシ」という方も存在した。
自助努力スレスレで頑張っておられる方もいるに違いない。
どうしようもなくなって「いやぁ、命あっての物種、受けて再起をはかりなはれ」これが本来の主旨だろう。

ところが、生活保護申請を「商売」にし、手数料としてピンハネする業者がいるらしい。
中国人帰化人が本国から一族郎党を呼んで申請する不届きものまであらわれている。
入国直後の中国人46人が生活保護申請 貧困ビジネスか 2010年6月29日20時56分 朝日
http://www.asahi.com/national/update/0629/OSK201006290114.html?ref=goo

 大阪市は29日、日本に入国した直後の16世帯46人の中国人が5〜6月、市に生活保護を申請し、うち13世帯32人に受給開始決定をしていたと発表した。46人はいずれも市内在住の高齢女性2人の介護名目で入国し、市内の同じ不動産会社が同行したり、住居を紹介したりしていた。生活保護費を狙うため、外国人を利用した新たな貧困ビジネスの可能性があるという。

 市は「明らかに不自然であり、受給打ち切りも含めて厳正に対処する」としている。市によると、国内在留の外国人に対しても生活保護制度を準用するように、旧厚生省が通達を出している。46人は5月2日〜6月11日に中国・福建省から入国。大阪入国管理局で在留資格を得た後、西、港、浪速、東淀川の4区で生活保護を申請。在留資格を得てから生活保護窓口に相談に来るまで平均8日で、最短で3日のケースもあった。

 西区では10世帯26人全員が、同区在住の78歳と76歳の日本国籍を持つ元中国人の高齢女性の親族であるとして、「親族女性の介護目的」を理由に生活保護を申請し、受給決定された。その後、区の職員が不審に思い、市が市内全域で調べたところ、16世帯46人が保護申請したほか、大正区で1世帯2人が窓口に相談に来ていたことが判明した。

 市担当者は「入国段階から生活保護を目当てにしていた可能性が高い。国や警察と連携して実態を把握したい」と話している。(島脇健史)
手口も巧妙洗練?されてきているのがビジネスと云われるゆえんか。

6月29日(火) ≪3つの質問≫

菅内閣には、菅総理、千葉景子氏、仙石氏など全共闘世代がいる。
女だてらに(今これを云うと非国民?)火炎瓶闘争で殺人容疑がかかった人もいる。
学園紛争で命かけて騒いでいた連中だ。
当方は、大学へ行くアタマも甲斐性もなかったので、連中の目的はよくわからなかった。

『【正論】初代内閣安全保障室長・佐々淳行 菅首相の「変成」を見定めたい』にある3つの質問に菅氏はどう答えるのだろうか。
【正論】初代内閣安全保障室長・佐々淳行 菅首相の「変成」を見定めたい 2010.6.28 03:21 産経
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/100628/plc1006280323002-n1.htm

・・・(前略)・・・

≪3つの質問にどう答えるか≫

 「11年前、国旗国歌法に本会議で反対した菅氏には総理の資格がない」という攻撃に対しては「私は日の丸は大好きです。君が代ももう少し元気な曲がいいが嫌いではない。私は国旗に敬礼し、国歌斉唱しています」と答えた。これには二の句がつげない。しかしこれも「不可知の誤謬=論証不能(本人しかわからない)」の詭弁術なのである。

 菅総理に訊きたいことは山ほどあるが、果たして、カメレオンなのか、正常な総理へ変成なのかを確かめるため、三つの質問をさせていただく。

 1、4月、当時の菅副総理はワシントンのアーリントン墓地に日の丸をかたどった花輪を捧げ、米側の好感を得た。日本にも靖国神社がある。国のために命を捧げた兵士たちを祀る神社を総理在任中は参拝しないとはダブルスタンダード(二重基準)ではないか。秋の殉職自衛官慰霊祭には、代理ではなく本人出席するか。

 2、第二次安保闘争では十有余名の警察官が殉職し、1万2千人が負傷した。後遺症で悲惨な後半生を送る人たちもいる。全共闘世代の代表として「総括」の一言がほしい。秋の殉職警察官慰霊祭に参列するか。

 3、外交での焦眉の急は中国問題だ。中国は尖閣諸島の領有を宣言、実効支配しようとしている。「中国と協議」「アメリカにきいてみる」の鳩山外交を踏襲するのか。中国の主権侵害を放置するのか。

(さっさ あつゆき)

評論家などで「転向」を表明される方も多いが、「三つ子の魂百まで」とも云われる。無理すると精神に変調を来すのではないか・・・ そんなヤワでは政治屋などやってられないのかも。

6月27日(日) 「公約」だまされる方が悪い

参院選も公示となり、選挙戦が始まった。
新聞などを見ると、消費税10%アップが争点であるかのような印象を持つ。
国政選挙ではやはり国の将来や外交安保が争点であるべきではないだろうか。

いろんなバラマキ政策で「現金」を貰っても、原資は税金であり国債、その利払いは次世代につけ回されるだけだ。

こういう奴は落とせ!
■平河総合戦略研究所メルマガ■□□(2010年6月26日 NO.626号)より
http://www.melma.com/backnumber_133212_4892574/
〜選挙に当たっての売国奴・工作員候補テスト こういう人たちが当選して過半数の勢力となると日本が日本で無くなります。そして選挙次第で取り返しのつかない言論弾圧の社会主義の道を歩むことになります。というよりは某国傀儡自治共和国というほうが相応しいでしょう。〜

1.国旗・国歌に反対する者かって法案に反対した者。
2.靖国神社の代替施設を建てようとする者。
3.日教組のゆとり教育、ジェンダーフリー教育を推進する者。
4.東アジア共同体を主張する者。まさにシナ朝貢、シナ属国への道である。
5.外国人参政権に賛成する者。
6・人権擁護(=弾圧)法案に賛成する者。
7.夫婦別姓法案に賛成する者。

やがて日本はこのようになります。http://blogs.yahoo.co.jp/give_me_your_opinion/7918816.html

チャンネル桜「【鍛冶俊樹】検証〜各党公約に見る外交・安全保障政策[桜H22/6/25]」より
http://www.youtube.com/user/SakuraSoTV?gl=JP&hl=ja
軍事ジャーナリスト鍛冶俊樹氏の評価基準となる項目は下記の5つ。
(○印は、公約に明記している党)
1.外交は日中よりも日米を重視すべき
  ○:たちあがれ日本、みんなの党、自民党、国民新党、新党改革、公明党
2.防衛予算は増額すべき
  ○:国民新党、自民党
3.サイバー戦争対処(インテリジェンス)
  ○:たちあがれ日本、自民党
4.憲法9条削除
  ○:たちあがれ日本、国民新党
5.外国人参政権反対
  ○:たちあがれ日本、国民新党、みんなの党、自民党

評価結果は・・・
満点:なし
4点:たちあがれ日本、国民新党、自民党
2点:みんなの党
1点:公明党、新党改革
0点:民主党、共産党、社民党

選挙はだまされる方が悪い 政治部長・乾正人 2010.6.25 03:54 産経
http://sankei.jp.msn.com/politics/election/100625/elc1006250354003-n1.htm
だまされないポイント
 1つは、政策を厳しく比較することだ。朝鮮半島が依然、冷戦下のような緊張状態にあり、しかも国家財政が逼迫(ひっぱく)した中で、何の痛みもなしに、みんなが幸せになれるような政策はあり得ない。にもかかわらず、非現実的な夢物語を吹聴する政党や政治家はまゆにつばをつけた方がいい。

 もう1つは、各党の候補者がどんな国家観を持っているかを見極めることだ。弁舌さわやかで人気者であったとしても、しっかりとした国家観のない人物を選んではいけない。市会議員でも県会議員でもなく、国会議員を選ぶのだから当たり前の話である。
・・・(記事詳細)

6月21日(月) NHK「プロジェクトJAPAN」がまた非道かったらしいな

当方、NHKTVは「龍馬伝」と相撲しか見ていない。その「相撲」も賭博汚染でなんだかなぁ。楽しみがだんだんと少なくなるようだ。
昨日放送の「「プロジェクトJAPAN 日本と朝鮮半島第3回 戦争に動員された人々〜皇民化政策の時代〜」がまた例によって非道かったらしい。
昨年10月NHKスペ番組「JAPANデビュー アジアの“一等国」の偏向・歪曲に批判を受け、現在訴訟問題にまで発展している。国民の受信料で成り立つという事実上国営放送が、どういう目的で、なぜ制作するのか、誰の指示か、はやく解明して貰いたい。

平河総研メルマガ
◎井上政典 【NHKよ こんな番組を作って放送していいのか】より
http://www.melma.com/backnumber_133212_4887340/
「プロジェクトJAPAN 日本と朝鮮半島第3回 戦争に動員された人々〜皇民化政策の時代〜」が6月20日に放送されました。
 見ていて本当に腹が立ちました。NHKよ こんな番組を日本国民からのお金で作っていいのかと。
 どういう人が作ったのでしょう。日本という国が憎くて憎くて仕方の無い人が作ったのでしょうか。それとも本当に実際の歴史を知らない人が作ったのでしょうか。あきれて物が言えません。

たとえば朝鮮人特攻隊員や志願兵のお話が出ていました。
 無理やり行かされた、貧しくて食えないから仕方無しに志願したなど番組の中で本人や遺族の方が証言されていました。聞けばもっともと思うでしょう。特に本人の証言なのですから。 
しかし、当時の状況や戦後の状況を説明せずにこの証言を使うことは、NHKに悪意のあるとしか思えません。
 なぜなら、志願兵の方も特攻隊の遺族の方も戦後大韓民国が行った政策の「対日協力者」という汚名を着せられて同胞から差別されてきた人たちだからです。公共の電波で、自分が喜んで志願したといえば自分たちの首を絞めることになる人たちです。その状況も伝えずに一方的にその証言を使うというのは卑怯としか言いようがありません。

つづき・・・
http://www.melma.com/backnumber_133212_4887340/

そのNHK会長の福地茂雄氏が辞意を申し出たそうな。
ブログ「NHKを正す会」
http://nhk-tadasukai.iza.ne.jp/blog/entry/1519188/

6月19日(土) 政権公約になぜ書かぬ

仙石官房長官は「外国人参政権」「選択的夫婦別姓制度」などの法案の早期成立を期しているという。
これらの法案は日本解体を目論むと言われており、憲法上でも根拠がないことが明確なものだ。
各党の政権公約の概要が明らかになってきたが、衆院選に於いても民主党は公約には明記せず法案上程を目論んだが、国民新党の拒否でかろうじて上がらなかった。
民団などの指示を受けこれらの法案成立を目指すのならはっきりと公約に明記し有権者に問うべきではないか。
数の論理で闇々に通過させるような軽々しい法案ではない。
官房長官、夫婦別姓と外国人参政権に前向き 2010.6.17 17:25 産経
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/100617/plc1006171725010-n1.htm
 仙谷由人官房長官は17日の記者会見で、選択的夫婦別姓制度を導入するための民法改正と、永住外国人への地方参政権(選挙権)付与法案について「民主党としてはなるべく早く実現させたいという立場だ。菅内閣も基本的にはそういう考え方だ」と述べ、早期成立を目指す考えを示した。
 ただ、仙谷氏は「改めて政策調査会と所管のところで、国民新党との調整を含めて探りつつやっていく」とも指摘し、両法案に反対している国民新党側への一定の配慮も示した。

6月17日(木) 『逃げ菅』

20%を切った鳩山内閣の支持率は、菅内閣で41%に上昇したそうだ。
政治とカネ問題に一応キリをつけた(?と)菅内閣のクリーンさを強調し、今後に期待するマスコミ報道もあった。
支持率41%をそのまま鵜呑みにしてよいのか。
ネットでは菅氏のこれまでの行状や発言録が見られる。

曰く
・国旗国歌法に反対した
・拉致工作員シンガンスの助命嘆願に土井たか子氏、江田五月氏らとともに署名した
・菅氏自身も政治資金規正法違反の疑いがある
・「沖縄基地問題はどうにもならない、沖縄は独立したほうがいい」非公式発言
・南京大虐殺記念館(抗日記念館)を参観し献花署名、小沢氏以上の親中派

等々、こんな男が日本の首相になっているのだ。
新聞TVでは一部を除いてとりあげられることはなく相変わらずの偏向ぶりだ。

産経の朝刊は「国民を愚弄し続ける民主」とあった。支持率アップは、愚弄されていると気付かない国民が増えていることを表しているのではないか。
【主張】予算委なき閉会 これが「民主」政権なのか 2010.6.17 03:49 産経
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/100617/stt1006170330000-n1.htm
 ■恥ずべき「政治とカネ」隠し
 「逃げの一手」で臭いものにふたをする最高指導者に、日本丸の針路を委ねることが適切な選択なのだろうか。
 菅直人首相が予算委員会を開くことなく、通常国会を閉会させたことへの率直な疑問である。
 内政外交の懸案にどう取り組むかとの首相の所信表明演説を受けて、代表質問が衆参両院で1日ずつ行われたが、具体的な処方箋(せん)に乏しく、きわめて不十分な内容だった。

 一問一答形式の予算委審議が必要不可欠なのに、民主党政権は政治とカネの問題で追及されたくないことなどを理由に、野党との本格論戦を回避した。高い支持率を背景に、なりふり構わず参院選に駆け込もうという思惑を最優先したといわれても仕方あるまい。・・・・・
「逃げる」民主 「追えぬ」野党 首相54議席以上を視野 2010.6.15 23:55 産経
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/100615/stt1006152356010-n1.htm
(1/2ページ)
 第174通常国会の16日閉会を控え、与野党は6月24日公示、7月11日投開票予定の参院選に向け、一斉に動き出した。 民主党は菅直人首相をあしらったポスターを早々と発表、内閣支持率「V字回復」の勢いを選挙戦まで持続させる構えだ。野党は「逃げるな! 民主党」と声を上げるが、足並みはそろわず、焦燥感だけが広がる。(佐々木美恵、今堀守通)

 「菅内閣をぜひ信任していただき、もう一度民主党にチャンスを与えていただきたい!」
 15日午後、民主党本部でポスターを発表した安住淳選挙対策委員長はこう胸を張った。スローガンは「元気な日本を復活させる。」。ワイシャツにネクタイ姿の菅氏をあしらい、“庶民派”を強調した。
 民主党は「勢い」を持続させるため、野党が求めた衆参予算委員会審議などを一切拒否。論戦を極力避け、「刷新」のイメージ戦術で逃げ切る構えだ。・・・・

>「菅内閣をぜひ信任していただき、もう一度民主党にチャンスを与えていただきたい!」

つまり、有権者からは疑いを持って見られていることを承知しているのだ。鳩山氏の「トラスト ミー」と同じ。菅氏は「国旗も国歌も好き」といって現実路線に大きく舵を切った。自民党は今のままでは存在意義もなくなった。
このままゆけば、衆院選と同じように大方の反日マスコミの支援を受け参院選も民主が制するかも知れない。
愚弄され続ける有権者であってはならない。

6月14日(月) 60億キロの旅

宇宙航空研究開発機構の小惑星探査機「はやぶさ」が13日夜、7年に及ぶ旅を終え、地球に帰還した。

>離陸後に燃料漏れで制御不能になり、通信も完全に途絶した。奇跡的に復旧し、07年に地球への帰路についたが、帰還は3年遅れとなり、劣化の激しい電池やエンジンでぎりぎりの運用が続いてきた。

この奇跡的に復旧したというところがすごい。地上からの遠隔操作は、あまりに遠距離のため出来ない(30億キロ彼方としても電波の早さで2.8時間以上ですよね)。あとは、探査機に積み込んだコンピュータが自動で判断していることになる。科学技術に疎い当方としては想像を絶するハードとソフトのかたまりだ。
よくよく準備して旅に出した子供が、なんとか苦労して成人して帰ってきてくれた。技術者たちは、そんな気持ちで迎えたにちがいない。
「はやぶさ」大気圏突入、60億キロの旅帰還 2010年6月14日(月)02:26 (読売新聞)
http://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/life/science/20100613-567-OYT1T00818.html
【グレンダンボ(オーストラリア南部)=本間雅江】宇宙航空研究開発機構の小惑星探査機「はやぶさ」が13日夜、7年に及ぶ旅を終え、地球に帰還した。
 飛行した距離は、地球―太陽間の40倍にあたる60億キロ・メートルで、満身 創痍の奇跡の帰還だった。機体は大気圏突入で燃え尽きたが、突入前に分離した耐熱カプセルは、ウーメラ(南オーストラリア州)付近に着地した。宇宙機構は今後、カプセルを日本に運び、内部の確認を行う。はやぶさは月以外の天体に着陸して帰還した人類初の探査機となった。

 カプセル内には、小惑星の砂が入っている可能性がある。小惑星の砂や石は、ぎゅっと固まる過程を経た惑星の岩石と違い、太陽系の初期の状態をとどめているとみられる。米アポロ計画で採取した月の石などに続く、貴重な試料として、世界の研究者の期待を集めている。

 はやぶさは、2003年5月に地球を出発。05年11月に地球から3億キロ・メートル離れた小惑星「イトカワ」に着陸し、砂などの採取を試みた。小惑星に軟着陸したのは、史上初だった。

 しかし、離陸後に燃料漏れで制御不能になり、通信も完全に途絶した。奇跡的に復旧し、07年に地球への帰路についたが、帰還は3年遅れとなり、劣化の激しい電池やエンジンでぎりぎりの運用が続いてきた。

 はやぶさは13日午後8時21分(日本時間午後7時51分)、インドの上空7万4000キロ・メートルでカプセルを分離した。同11時21分(同10時51分)ごろ、まずカプセル、続いて本体がオーストラリア上空で大気圏に突入し、夜空に光跡を描いて落下した。・・・

「スパコン、どうして2位じゃだめなんですか」といった議員さんがいたが、やはり必要じゃないんでしょうか。

6月2日(水) 小鳩退陣

華々しく船出した小鳩政権、だがその船長は資質がなかった。
間もなく操船ぶりがおかしいとわかったが、仲間のクルーも黙ってみているだけ。
8ヶ月漂流し、どうにも辻褄があわなくなってついに退陣の日を迎えた。
たった数%の得票で大臣の座についたミズホやキヨミの顔、焦点の定まらぬガラス玉のような目の顔を見なくてすむのは精神衛生にもよい。
どういう手続きになるのか知らないが、総辞職ではなく、船長の交代だけらしい。
堕ちるところまで堕ちたのだから、総辞職〜衆参同日選挙に行くべきではないか。
得票数と議席数の乖離が大きい小選挙区制は、党利党略まるで利権オセロゲームのようだ。
なんとかガールズ・ボーイズ議員も多すぎるのではないか。本当の民主主義を実現する選挙制度の改革も望む。
前政権を漢字の読み間違いであげつらい、ホテルのバーでの一服を場末のバー通いのごとく貶めて引きずり降ろしたあげく、民主に「一度やらせてみよう」と煽りに煽ったメディアも恥を知れと云いたい。
「職を引かせていただく」首相が辞意表明
 鳩山首相は2日午前、国会内で開いた民主党両院議員総会で、「職を引かせていただく」と辞任の意向を表明した。
(2010年6月2日10時13分 読売新聞)

5月31日(月) 武田教授『爺さんの役割』

平河総研メルマガより
 http://www.melma.com/backnumber_133212_4866943/
第9章日本の若者はどこに行くのか? 【爺さんの役割】
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 「月刊日本」の2010年5月号に、渡部恒三さんに中村慶一郎さんがインタビューしている。渡部さんは言うまでもなく政界の重鎮であり、中村さんは長く記者をやられたジャーナリストだ。

 そこに、このような発言がある。

「今こそ、我々老人が、若者が希望を持てる社会を作るために、本当の意味で最後のひと汗をかかなければならない。」  まことにその通りだ。筆者も老人の一人だが、もし日本に一人の子どもも無く、筆者の世代でこの日本が地球上から消滅するなら、筆者はこの文章を書く気力もなく、ただ毎日、酒を飲んで滅亡を待つだろう。

 「命は続いている」とある書籍で書いたことがある。生物はその体を作っている材料が劣化するので、生殖細胞に託して魂を子どもに受け継ぐ。それは「自分の子ども」がいるいないだけではない。「日本人の子ども」がいれば、自分は年老いても頑張ることができる。その意味で、あまりにも当然だが次世代の価値は計り知れず、生物としてはそれだけが命をつなぐモチベーションなのだ。

 だから渡部さんの言われる「若者のために」というのは当然だが、それを政治の重鎮が口にしなければならないことが現代の日本のもっとも大きな病根と筆者は思う。

 爺さんがやるもっとも重要なことは、「若者を励ます」ということだろう。

 少しぐらいやんちゃなことをしても叱らない、常に夢を語る、少しぐらい収益が悪くても「明るい」という、どんな地方に育っても「日本をしょって立て」と言う、あまり才能が無いように見えても「偉人になれ」と励ます・・・みんな必要なことなのだ。

 高知県に安芸市という市がある。太平洋に面し、黒潮が海岸を洗い、海、田畑、山と揃っている素晴らしいところだ。

 この地に明治時代、後の三菱を作った岩崎弥太郎がいた。彼は「やんちゃ」だった。家は将来が暗かったが「そんなことは気にしなかった」。高知市からさらに室戸岬の方に車ですら1時間かかるところだから明治時代などでは安芸市から東京にでるのはそれこそ大変だったが「日本をしょって立とう」と思っていた、そして若い頃に岩崎弥太郎はそれほど「優れていた」わけでもなかった。

 では、彼がなぜ偉業を成し遂げたのだろうか? それは安芸市にみなぎる「やるぞ!」という気配だ。安芸市の山、海、そしてその地に住む人の表情、すべては「やるぞ」という気概に満ちている。

 人間は集団性の動物である。だから、一人の気迫では大きなことは出来ない。岩崎弥太郎は確かに個人として立派だったと言われるが、筆者はそうは思わない。やはり彼を作り出したのは安芸市であり、安芸の人と自然だったと思う。  爺さんがやるもう一つのことは、「誇りを持てる教育をする」ということだ。

 勉学も良いけれど、何をおいても、人間としての誇り、日本国の誇りを持てなければ、いくら勉学してもなにもならない。その点で、教育基本法の第一条(改訂前)は批判はあるけれど素晴らしい。

「教育は,人格の完成をめざし,平和的な国家及び社会の形成者として,真理と正義を愛し,個人の価値をたつとび,勤労と責任を重んじ,自主的精神に満ちた心身ともに健康な国民の育成を期して行わなければならない」

 戦後に作られたものなので、「国家」が抜けているのが気になる。そこで安倍首相の時に改正された。

「教育は、人格の完成を目指し、平和で民主的な国家及び社会の形成者として必要な資質を備えた心身ともに健康な国民の育成を期して行われなければならない。」

 少し簡略化されすぎてわかりにくい気がする。それなら教育勅語の方がずっと優れている。

「朕惟フニ我カ皇祖皇宗國ヲ肇ムルコト宏遠ニ!)ヲ樹ツルコト深厚ナリ我カ臣民克ク忠ニ克ク孝ニ億兆心ヲ一ニシテ世世厥ノ美ヲ濟セルハ此レ我カ國體ノ精華ニシテ教育ノ淵源亦實ニ此ニ存ス爾臣民父母ニ孝ニ兄弟ニ友ニ夫婦相和シ朋友相信シ恭儉己レヲ持シ博愛衆ニ及ホシ學ヲ修メ業ヲ習ヒ以テ智能ヲ啓發シ!)器ヲ成就シ進テ公益ヲ廣メ世務ヲ開キ常ニ國憲ヲ重シ國法ニ遵ヒ一旦緩急アレハ義勇公ニ奉シ以テ天壤無窮ノ皇運ヲ扶翼スヘシ是ノ如キハ獨リ朕カ忠良ノ臣民タルノミナラス又以テ爾祖先ノ遺風ヲ顯彰スルニ足ラン斯ノ道ハ實ニ我カ皇祖皇宗ノ遺訓ニシテ子孫臣民ノ倶ニ遵守スヘキ所之ヲ古今ニ通シテ謬ラス之ヲ中外ニ施シテ悖ラス朕爾臣民ト倶ニ拳々服膺シテ咸其!)ヲ一ニセンコトヲ庶幾フ」

 2010年になっても、この教育勅語に誤りを見いだすことは出来ない。むしろ現代日本の病根がこの教育勅語を読むと良く理解できる。

(中部大学教授 工学博士)

教育勅語・現代語訳(ネットより)
教育に関する勅語

 【天皇の歴史観】

 私、天皇が振り返って考えてみるに、神武天皇の建国は大変な偉業であり、歴代の天皇は道徳の確立に励まれていた。また国民も公的には忠義であり、私的には孝行であった。そんな皆が、心を合わせて美しい日本の姿をつくってきたのは、我が国の最も素晴らしい所である。教育というものも、この部分に由来しているのだ。

 【国民への命令】
 国民達よ。父母を大切にし、兄弟や夫婦と仲良くせよ。友人とは信頼を持って付き合え。自分を謙虚にして、人々とは博愛の心で付き合え。

 学問を習い、技術を身に付けよ。知識を深め、そして道徳を高めるだけでなく、一歩進んで、世の中の役に立ち、世界で活躍するのだ。

 道徳や法律を尊重し、大事が起これば迷う事なく公の為に働け。

 そのようにして、天地の続く限り、永遠に繁栄する日本国をつくってゆくのだ。以上の事を実行する者は、立派な国民となるだけではなく、御先祖様が立派であったことをも証明できるのだ。

   【結びの言葉】

 以上の言葉は、歴代天皇が教え伝えてきた命令である。

 私やその子孫である天皇も国民も、区別なくこれを守らなければならない。この教えは、どんな時代に当てはめても間違っておらず、どんな国に見られても恥ずかしくなく、立派な教えである。私も国民も常に心掛けて、同じように立派になるよう、切に希望する。

教育勅語・12の徳目(Wikipedia)
1.孝行 2.友愛 3.夫婦の和 4.朋友の信
5.謙遜 6.博愛 7.修業習学 8.知能啓発
9.徳器成就 10.公益世務 11.遵法 12.義勇

5月29日(土) 石原知事「怒り心頭」会見

鳩山首相が「(尖閣諸島の)帰属問題は、日中当事者同士で議論して結論を出す」と発言し、現政権の売国ぶりに呆れた。
帰属も何も、あそこは日本の領土だろうに・・・いつのまにそういうことになってきたのか。
とんでもない男が日本の首相をやっている。
安保の不備はじわりじわりと周辺国の野心をかき立て、領海侵犯につながり、やがて戦争へと進む。

【石原知事会見詳報(1)】在日米軍「本当に抑止力があるのかね?」 2010.5.29 01:45 産経
http://sankei.jp.msn.com/politics/local/100529/lcl1005290146000-n1.htm
(1/5ページ)
 東京都の石原慎太郎知事は28日の定例会見で、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾(ぎのわん)市)移設問題で、政府が沖縄の負担軽減策の柱とした訓練の全国分散移転をめぐって27日に開かれた全国知事会議について、鳩山由紀夫首相が「(尖閣諸島の)帰属問題は、日中当事者同士で議論して結論を出す」と発言したことに「こんなたわけたことをいう総理が世の中にいるのか!?」と怒りをあらわにした。会見の詳報は以下の通り。      ◇
 --昨日の全国知事会について、沖縄でなければ抑止力は機能しないのか? 大阪府の橋下知事が訓練の負担に前向きな発言をしたが、どう評価するか
 「東京だって負担しているし、日本中の地方自治体は色んな負担をしているわけです。(橋下大阪府知事は)『それに比べ、大阪、関西の大都市圏は全く負担をしてないというのは大変心苦しい』と。『日米安保によって享受している平和というものをただ乗りしているような気がするから協力します』という。それは殊勝な言い方で、結構なんじゃないかな」
 「ただね、抑止力というのは陸海空、海兵隊も含む4軍ですか。例えば、かつて三沢には日本とアメリカの空軍の主要な基地が今でもあります。ロシア(旧ソ連)と冷戦構造を構えているときに領空侵犯してきてね、たびたびスクランブルをかけて追っ払っていました。これはロシアという北の国境の近い隣国の危険な行動に対する牽制(けんせい)を果たしていたわけだけども」

(2/5ページ)

 「アメリカが同時に持ってる沖縄の基地は、東南アジアも含めてかなり広範囲のアジア、日本も含めての(抑止力を持つ)はずなんでしょう? 私が昨日、基本的な質問をしたけど、あなた方、どこまでご理解いただいたかどうか分からんが、『抑止力、抑止力』というけど、ほんとに抑止力はあるんですかね? これは機能だけの問題だけじゃなしに、これを保有している軍事力を持ってる当事者の意志の問題がある」
 「14、15年前ね、クリントンが2度目の選挙終わったばかり、橋本(龍太郎)君の内閣が総選挙終わったばかりの時に、(ウォルター・)モンデールという大統領の候補にもなった大物駐日大使がとんでもないこと言ったんです。これは諸君だけじゃない、都民、国民の皆さんに聞いてもらいたいんだ。みんな知らないんだ。あるいは忘れちゃってる」

 「あたかもその時は、尖閣諸島に香港の活動家と称する中国人…これ、明らかに軍人です。DIA(米国国防情報局)の情報で間違いない。それが尖閣諸島に上陸して旗を立て、『ここは日本の領土じゃない。われわれの領土だ』と言ってわめいた。保安庁が行って追っ払ったが、かなり色んな摩擦がありまして。それで強引に退去させた相手側の1人が船にすがっているうちに死にました。自業自得としか言いようがないですな」

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 「同時に沖縄本島では、黒人の海兵隊員3人が小学校5年生の女の子を輪姦して。その後、この家はどうなりましたか? 彼女の一生はむちゃくちゃになったでしょう。あまりに無残な事件なんで、みんな本当に怒った。同時に尖閣ではそういうホット・フラッシュが起こった」

 「確かワシントン・ポストだと思ったけども、そのモンデールという大使に、『もしこれ以上、尖閣での摩擦が激しくなったときには日米安保は発動するんですか?』と言ったら、モンデールは言下に『ノー』といったんですよ。みんな、選挙終わってボッーとしてるから気がつかなかった。私は国会に愛想を尽かして辞めた後だったし、暇でそれを眺めていた」
 「その前に、もう1つ言いますと、ケント・カルダーという男が日本通として(米国駐日大使を)の特別補佐官という公式の肩書で日本に来た。私は日本の政治家の中でたった1人だけ有楽町の外国人記者クラブのメンバーで、ケント・カルダーの話を聞いた」
 「外国人の記者が『あなたはどれぐらいの任期で日本におられるのか』と聞いたら、カルダーが『モンデールさんがいますから、たぶん2、3年はいるでしょう』と言ったんだ」

(4/5ページ)

 「ところがその後、私がモンデールの言動にかみついて。『尖閣に火が着いたときに守らない安保だったらいらないじゃない。一体何のために米軍は日本に基地を構えているんだ』と非難したら、当時、野党だった共和党議員やそのスタッフ、学者たちが『石原のいうとおりじゃないか。こんなばかな発言をした大使がまかり通るなら、日米安保は大変なことになるぞ』といって、カルダーが来て、1週間後にモンデールは更迭されましたな」

 「その後、1年半、(トーマス・)フォーリーが来るまで日本にいるアメリカ大使は不在だったんだ。これだけ大事な友好国に、友人の国に。そのころは私、政治家じゃないけど、1人の批判が大きな火を着けて大使が更迭され、1年半も人選にてこずったかどうか知らんけども、日本に大使を置かないという。…アメリカの外交の姿勢もずいぶん日本を見くびったもんだと思いますな」

 「私は普天間の問題を大騒ぎしてるが、昨日、鳩山君がだらだらした長ったらしい訳の分からんあいさつの中で『北朝鮮、北朝鮮』と。幸か不幸か知らんが、北朝鮮にいま緊張が生まれてね。(韓国の)哨戒鑑を北朝鮮が小型潜水艦で撃沈した。『全くぬれぎぬだ』と向こう(北朝鮮)は反発してるようだけども、アメリカの専門家まで分析して、間違いなく北朝鮮が撃沈したという結果が出たわけでしょう。まあ100%とは言いませんよ」

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 「とにかく結論が出て、緊張が高まっているときに(鳩山首相が)『北朝鮮に対する抑止力が、沖縄に大変に必要でございます』って。そんなことの前に、肝心の日本の領土、沖縄県下の目と鼻の先、石垣島のわずか先にある尖閣諸島を、モンデールが言ったようにアメリカが同じ民主党の政権になり、かつてと同じように守る意志がないというのならば、普天間の問題を議論したってしようがないじゃないか! 何のためにアメリカ軍は日本に駐在してるんですか?」

 「皆さんに知ってもらいたいのは、アメリカは沖縄を返還しましたが、占領中に尖閣諸島を爆撃(訓練)のターゲットにして、爆弾を落として射撃していた。その間、あれ(尖閣諸島)は日本の領土だから持ち主である女性がいて、沖縄の人と結婚して那覇に住んでた。その人にずっと慰謝料というか、使用料を払っていた」

 「私たちは、尖閣は非常に微妙な問題になってきたから、青嵐会としてあの島を買おうじゃないかということで、あそこに小さな灯台を建てた。その後、青年社という右翼が金持ちで、後を次いで立派な灯台を建ててくれた。灯台としても立派だけど、足りないところもあって、私がいた運輸省の水路部に行って調べさせて『足りない所があったら完璧(かんぺき)な灯台にさせますから。その後に(海図に)記載し下さい』と言って直した」

 「ところが、自民党政権下の外務省は腰抜けでね。中国が尖閣問題でぐちゃぐちゃ言ってるもんだから、日本の領土に、日本人が立派な灯台を建ててもね『灯台としてチャートに記載するのを時期尚早』と。何が時期尚早だ! ずっとほったらかしにしていたんですよ」

【石原知事会見詳報(2)】上海万博日本館「誰だ!? あそこの責任者は!? 堺屋太一か!?」 2010.5.29 01:48 産経
http://sankei.jp.msn.com/politics/local/100529/lcl1005290149001-n1.htm
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 「僕らヨット乗りは、今みたいに航海機器が完備する前は、自分が嵐の中でどこにいるか分かりにくかった。その時、灯台は非常に有効だった。灯台は色んな発光信号があって(それぞれ)発光の仕方が違う。たまたま尖閣に私たちが作った灯台の発光と、その近くにある灯台の発光の形が似ていたら、嵐の時に大した航行機器持ってない船だったら、自分がどこにいるかということを勘違いしかねない」

 「この話を日本の政治家にしても分からないけど、横田基地の問題で(アメリカに)行ったときに、国防副長官とペンタゴンの長官と会いその話をしたら、両方とも同じことを言った。『それじゃ非常に危険じゃないか。立派な灯台がチャートに記載されてない』。…知ってるんだよ、向こうの方が」

 「どういう風に機が熟したのか、時期尚早だったのか知らんけど。やっと、この2、3年前に尖閣の灯台が正式にチャートに記載された。この話の連脈で、モンデールの事例もあるし、同じ(民主党)政権がアメリカが支配している。この時期に普天間(基地)が戻ってきて」
 「しかも尖閣を最近、中国が『あれは本当はおれたちのものだ』と領有権を正式に主張したんでしょう? そして日本の海上保安庁の船を、向こうの船が『お前たち領海から出ていけ。侵犯だ』と。どういう訳か知らんが、相手も軍艦じゃなかったが『そうですか』ということで(自らの)領海を離れたんです。変な国だね」

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 「非常にやっかいな民主党政権がアメリカにでき、かつてモンデールが来て、そういう(尖閣諸島への中国侵攻では日米安保を発動しないという)発表したんで、(石原知事が、鳩山首相に)『もう1回、政府としてアメリカ政府に、尖閣でホット・フラッシュが起こったときに安保発動して守るんですか? そのために沖縄の基地もあるんでしょうって言ったらどうですか?』と言いましたら、驚くこと言ったね、総理は。諸君、聞いたろ? どこが問題だと思った?」

 --「これから中国と領土問題について話し合う」と…

 「そうだ! まさにそう言ったんだよ! こんなたわけたことをいう総理大臣が世の中にいますか? もともと正式に(アメリカから)返還されて、日本人が住み着いて。あそこにはかつて人も住んでて、カツオの工場まであった。いま非常に不便になったから誰もいない。それを中国は海底資源ということで、かこつけて領土を主張してきた。その問題に触れたら、(鳩山首相が)『抑止力の問題とは別に、尖閣の主権についてはこれから日中で協議します』と。私はこういう総理大臣、認められないね!」

 「(この発言は)自分の国土を売るんだよ。中国の言いなりになって。協議するということは、一歩も二歩も譲歩したということじゃないですか? どういうことなんだ、これ?」

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 「…まぁ知事会議だから問題にしなかったけどね。君らメディアがこの問題をちゃんとフォーカスしてくれ。日本の領土なんだぞ。われわれの先祖が手をかけて育て、整備もし水路も作った。その島が拡張主義の中国からチベット、モンゴルと同じように、『あそこもおれのもんだ』と言ってきて。結局、スプラトリーというフィリピンの間近なほんとに難しい位置にある(諸島)を中国がどうしました? アメリカがマニラの基地を取っ払った後、たちまちやってきて実質的に占拠してものを作ったじゃないか」

 「これは怖いこと。私はこういういわれのない領土拡張主義を認めるわけにはいかない。それを防ぐために防衛力があり、それだけで事足りないからアメリカとの安保条約があって、色んな犠牲も払ってるけれども。その相手のアメリカが北朝鮮での紛争や中国での紛争なら、日本の領土から出かけて実力行使をするか分からんけど、肝心の日本の一番、目と鼻の先にある尖閣諸島に対して、(安保を発動しないと)前の大使が言った」

 「それについて『確かめるのか?』って言ったら、(鳩山首相は)『尖閣諸島の所属、主権はこれから日中で協議する』って、こんなばかなことをいう総理大臣どこにあるか! ほんとに! 怒るのは当たり前でしょう。怒らない国民の方がどうかしてるね」


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 「上海でやっている(万博で)日本館だけ国旗が揚がってないんだってね? 日本はたくさん出資をして作った。日中友好のためだろ、これも。日本の国威発揚もあるかも知らないけどこの大きな大きな設備投資に日本の国旗がない。日本の国旗が揚げることができない、揚げることをはばかっている」

 「誰だ!? あそこの責任者は!? 堺屋太一か!? 本当にこれはおかしな話ですよ! 君ら若い人は『何で石原さん、あんなに怒るんだ。血相変えて』って(思うんだろうけども)。僕らは戦争体験があるからね。残念だ、本当に。残念というか、恐ろしいよ!」

5月27日(木) ようやく出てきた「自主憲法創設」

国民新、「自主憲法創設」を参院選を公約に 2010.5.27 18:46 産経
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/100527/stt1005271848007-n1.htm
 国民新党は27日、夏の参院選マニフェスト(政権公約)に、「平成の自主憲法創設」を目指した憲法論議の促進を盛り込む方針を固めた。「夫婦別姓制度」と「永住外国人への地方参政権付与」への反対、自主防衛力の強化とともに、マニフェストの柱に掲げる。保守色を強めることで旧来の自民党支持層を取り込む狙い。今後3年間で100兆円規模の経済対策を実施することも盛り込む。
「主権回復のため自主憲法制定を」 たちあがれ日本・平沼代表 2010.4.28 22:49 産経
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/100428/stt1004282250010-n1.htm
 サンフランシスコ講和条約の発効日である4月28日の祝日化を呼びかける主権回復記念日国民集会(世話人・小堀桂一郎東大名誉教授ら)が28日夜、都内で開かれ、保守系の衆参両院議員6人が出席した。
 たちあがれ日本の平沼赳夫代表は「本当の意味の主権回復には、日本人が原点に返り、独立国にふさわしい新しい憲法を自主的に作ることが必要だ」と述べた。
憲法議論は必要ない・・・民主党
憲法改正「議論する必要はない」 枝野行政刷新担当相 2010.4.1 19:46 産経
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/100401/plc1004011947015-n1.htm
 枝野幸男行政刷新担当相は1日の記者会見で、憲法改正について、「憲法が障害になっているために(物事が)前に進まない段階で初めてやればよい。現時点で公式の議論をする必要はない」と述べた。枝野氏は野党時代の民主党憲法調査会長を務め、鳩山政権では法令解釈を担当している。
抑止力は「憲法9条」・・・社民党
抑止力は米の「核の傘」ではなく「憲法9条」 福島氏が持論展開 2010.3.23 20:48 産経
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/100323/plc1003232050017-n1.htm
 社民党党首の福島瑞穂消費者・少子化担当相が23日の参院予算委員会で、日本の安全保障について、「最大の抑止力は憲法9条だ」と述べ、米国の核抑止力の有益性を認めない場面があった。
 福島氏は「戦争をしないと定めた憲法9条があって、先輩の政治家は戦争をしなかった。それこそが日本に対して(核を)撃ち込ませてこなかった」と独自の主張を展開した。佐藤正久氏(自民)が「米の核抑止力は日本に必要だ」と答えた鳩山由紀夫首相との違いを追及すると、福島氏は国会審議にもかかわらず、「閣僚としての発言は差し控える」と答弁を拒否。これには野党側が反発し、審議が一時中断した。
 福島氏は結局、「社民党の見解とは違うし、党の見解は変えないが、閣僚の一員としては従う」と説明。社民党党首と閣僚の2つの立場から、苦しい答弁に追い込まれていた。

「沖縄の海兵隊が抑止力とは知らなかった」のは鳩だけではなかった。
海自だけで尖閣や日本のEEZは守れるのだろうか。日本国のために「勉強」していただきたい。

フィリピンから米軍撤退後、シナに乗っ取られたミスチーフ礁(Wikipedia)
1995年に中国は、フィリピン海軍がモンスーン期でパトロールをしていない時に、ここに建築物を建造した。この海域はパラワン州よりおよそ209 km(130マイル)と、フィリピンのEEZ内であった。この時期、ソ連崩壊後の米比相互防衛条約解消の流れから、1995年の共同軍事演習を最後に、在フィリピン米軍は撤退を完了していた[1] 。フィリピンはすぐさま中国に対して抗議を行うが、中国はこれに応じず、建造物は「自国の漁師を守るためのもの」であると主張した。
1998年末から99年にかけて中国が鉄筋コンクリート製施設を建設していることが報道され[2]、フィリピンのマニラで反対運動がおこる。
このリーフはベトナムも自国の領土であると主張している。

5月26日(水) てんでバラバラ

自民に取りついた公明癌、民主に取りついた社民癌。
本体が弱いと命取りということか。

普天間問題せっかく落ち着きかけたが、壊しにかかる。
福島瑞穂消費者・少子化担当相が沖縄入り、仲井真知事に共闘呼びかけ。
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/100526/stt1005260009000-n1.htm

口蹄疫で赤松農水相は結果責任を認め陳謝。しかし初動遅れについては反省無し?。
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/100525/plc1005251254012-n1.htm

5月25日(火) 雨上がり、今日もどんより

昨日近所の神戸電鉄で崖崩れがあり一次運転を見合わせたという。
今朝はようやく雨が上がり、風も収まった。
午後、尾根に出てみた。木々は新緑から濃い緑に変わった。
小鳥の鳴き声は鶯からホトトギスに主役が変わった。
山道には激しく水の流れた跡が見られた。
風が強かったのだろう、青葉のついた小枝が散乱しているところもある。
ダムの水位は微増。やや濁りが見られる程度でこともなしだったようだ。






松に取りついたキノコ、上を見ると既に青い葉はなかった


石井ダム(妙号岩から)。神戸市街は靄で望めなかった


今日の菊水山

5月24日(月) いつまでも『平和ボケ』では・・・

「日本はいい国だ」といった田母神航空幕僚長が辞めさせられたのは2008年11月、氏は退職して講演活動やメディアに登場して国防についての啓蒙をされている。
ひとつぐらい憲法改正や防衛について正面から取り上げる政党が出てきてよさそうに思うが、まるでタブー視されているかのようだ。
【from Editor】本気で防衛論議を 2010.5.24 07:05 産経
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/100524/stt1005240708001-n1.htm
 普天間基地移設問題は約束の5月末決着が先送りされ、問題の本質がますますぼやけてしまった。
 本来は、普天間基地周辺住民の安全と騒音問題を解決することが目的だったのが、鳩山内閣のおかげで、安全問題も騒音問題も解決されないまま、「公約違反の責任論」ばかりがかしましい。周辺住民の方々にはお気の毒というしかない。

 しかし、こうなってよかった面もある。それはこの国をどうやって守るのか、という国家防衛の根本問題について、いくばくかの議論が起こっていることである。自民党政権のまま、すんなりと辺野古に移転していたら、鳩山首相も「海兵隊は抑止力のために必要」という認識を持ちえないまま国会議員を続けていただろう。
 多くの国会議員をふくむ、平和ボケ、防衛音痴といわれる人々が、少しでも防衛問題に関心をもつようになるのは大歓迎だ。ことのついでにもう一歩踏み込んではどうだろうか。例えば、以下のような問いを設定してみるとよい。

(1)在日米軍は日本の防衛と極東の安定にどれだけ貢献しているのか(抑止力についての勉強です)
(2)国を守るためには軍隊が必要だが、軍隊の保持を禁止している憲法はこのままでいいのか(国民投票法も施行されました)
(3)軍隊があれば基地がある。となれば基地は必要だが、自分の周辺に基地があるのはごめんだ、でいいのか(全体の幸福と地域エゴの矛盾ですね)
 まだある。
(4)自分の国を守るのに、いつまでも他国の軍隊に頼っていていいのか。仮に頼るにしても、国家防衛の中心は自国の軍隊ではないのか(誰が何のために国を守るのかということです)
(5)北朝鮮が核の保有を声高にいっているのに、これまで通りの非核三原則でいいのか(国を守るというのは現実論なのです)


 かつては非武装中立を叫んだ党も、いまや与党であるし、その昔、ソ連軍を世界の平和を維持する軍と言った政党もあったと記憶する。そうした戦後の残滓(ざんし)を何ら清算せずに、「県外」「国外」と叫んでみても、防衛問題の根本は解決しない。
 われわれの住むこのかけがえのない日本をどうやって守るのか、それにはどの程度の武器と人員と予算が必要であるのか、また、国民の防衛意識はどうあるべきなのか、国会はそういうことを、一度ぐらい真剣に、そしてとことん論じあってみたらどうだろう。(編集委員 大野敏明)


【正論】平松茂雄 (中国の軍事演習は)西太平洋を影響下に置く行動だ 2010.5.21 03:34
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/100521/plc1005210335000-n1.htm

【正論】森本敏 南西防衛戦略を確立し国益守れ 2010.5.20 03:03
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/100520/plc1005200304003-n1.htm

【正論】田久保忠衛 有事の備え強める同盟構築せよ 2010.5.19 03:22
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/100519/plc1005190323001-n1.htm

5月23日(日) 大相撲夏場所千秋楽メモ

優勝:横綱白鵬(15-0) 2場所連続全勝、14回目の優勝。初場所から32連勝。
 25歳。ますます充実。13日目で優勝を決め、14日目から金色のまわしで見せる余裕もあった。

魁皇 通算1000勝の大台にのせる。歴代では千代の富士の1045勝に次ぐ大記録。場内が多いに沸いた。

幕内10勝以上
 霜鳳(10-5) 阿覧(12-3)準優勝 若荒雄(10-5) 白馬(10-5) 把瑠都(10-5) 白鵬(15-0)優勝
 新大関把瑠都は先場所のような覇気がなく、守りに入った相撲が目立った。
三賞
 殊勲賞:該当無し
 敢闘賞:栃ノ心(西前2)(8-7) 2回目 4大関を倒す
     阿覧(東前10)(12-3)1回目 体重も増え相撲も本格的になった
 技能賞:該当無し
注目
 白馬(西前5)10-5 日馬富士、琴欧州の2大関を倒す
 北大樹(東前4)7-8 負け越したが、闘争心あふれる相撲

5月23日(日) 結局『名護市辺野古付近にお願いせざるを得ない』

半年以上も混迷を続けた普天間基地問題は結局現行案の『名護市辺野古付近にお願いせざるを得ない』になりそうだ。
先日、鳩山氏は「海兵隊が抑止力と思わなかった」と吐露し、今回は「厳しいことは十分理解している。県民の思いをしっかり勉強させていただき、理解が深まるよう最善を尽くしたい」と述べた。
今から勉強されるのだ。野党時代影の内閣などと称して何をやっていたのだろうか。
宮崎県口蹄疫発生でも適切な対応が遅れた。阪神大震災で「なにぶん初めてなもので・・・」と云った村山内閣を思い出す。
弱体化したと見るや、シナの海洋調査船が奄美大島沖の東シナ海で海上保安庁の測量船を追い回す事件が起きた。
民主党女性議員が議場で自分で転倒しまるで「当たり屋」のような所業を演じたのもなにか狂っている。

現政権の支持率は20%を切った。機能不全をいくら糾弾、蔑視したところで、波風が立つわけでもないところが悲しい。
再び不起訴となった小沢氏の含み笑いが聞こえてくるようだ。
【首相訪沖速報】鳩山首相「辺野古付近にお願いせざるを得ない」 2010.5.23 11:04 産経
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/100523/plc1005231106006-n1.htm
 鳩山由紀夫首相は23日午前、沖縄県の仲井真弘多知事と会談し、米軍普天間飛行場(同県宜野湾市)移設問題について「国内および日米の間で協議を重ねた結果、普天間飛行場の代替地そのものは沖縄県内に、より具体的に申し上げれば、名護市辺野古付近にお願いせざるを得ないという結論に至った」と述べた。

【首相訪沖速報】首相は「県民の思いを勉強する」と理解を求めた 2010.5.23 11:27 産経
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/100523/plc1005231129009-n1.htm
 鳩山由紀夫首相は23日午前、米軍普天間飛行場(同県宜野湾市)を名護市辺野古付近に移設する政府案に仲井真弘多(なかいま・ひろかず)沖縄県知事が遺憾の意を表明したことに対し、「厳しいことは十分理解している。県民の思いをしっかり勉強させていただき、理解が深まるよう最善を尽くしたい」と述べた。

5月16日(日) 【山】加西市・鎌倉山(453m)

久しぶりにバイクで出かけました。
現場まで1時間半ほど、早朝はまだ涼しく、ウインドブレーカー(といっても、ジャンバーと雨カッパズボン)が欠かせません。
公民館にバイクを駐めさせていただき、登山口へ。近くの民家の庭先で奥さんにお尋ねすると、わざわざ100mほど案内してくださいました(感激)。
日曜日にもかかわらず、ハイカーも少なく出会ったのは数人でした。
ハイキングコースは古の行者道だったとのこと、石仏や行者像がところどころ残っています。
麓の普光寺を囲むような山々を周回するLコースを歩きました。また元の位置に戻ってこれるコースは、車で訪れる者には有り難いです。
鎌倉山の頂上には大倍率の双眼鏡が据え付けてありました。肉眼では霞んで見えない菊水山や団地、明石海峡大橋がゆらゆらと陽炎の中に確認できました。
麓の田んぼでは、田起こしが始まっていました。山々を映す水田となるのも間もなくでしょう。

ー「東の覗き」にてー 自作自演証拠写真
Lコース:昼食休憩など含め6時間

5月14日(金) 口蹄疫

宮崎県で口蹄疫が流行し牛や豚に大変な被害が出ている。
風評被害を防ぐためか、人間への感染が少ないためかマスコミが大々的に取り上げていなかった。
すでに7万頭の被害が出ているとのこと。畜産農家にとっては大変な事態だ。
以前の経験を活かせなかったとはお気の毒だ。
【産経抄】5月14日 2010.5.14 03:00
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/100514/crm1005140301005-n1.htm
 「ドナドナドナドナ 荷馬車が揺れる…」。童謡『ドナドナ』のメロディーは、たまらなく悲しい気分にさせられる。安井かずみの訳詞で、売られた子牛が市場に向かう情景を歌っていると知り、なるほどと思ったものだ。
 ▼まして丹精込めて育てあげた、牛や豚の殺処分に立ち会う、酪農家のやりきれなさは、察するに余りある。宮崎県で先月発生した、家畜伝染病「口蹄疫(こうていえき)」が、すさまじい勢いで広がっている。
 ▼蹄(ひづめ)のある動物の口のなかに水ぶくれができたり、発熱したりする伝染病だという。人体に影響はないが感染力が強く、処分はやむを得ない。その数はすでに7万匹を超え、10年前に宮崎県と北海道で発生したときに比べて、被害は100倍以上だ。2001年の英国での大流行では、処分された豚や羊は340万匹にも達した。
 ▼原因となるウイルスは、韓国か中国から流入したと考えられている。4月20日に最初の感染が確認されたとき、封じ込めに失敗したことは悔やまれる。口蹄疫防疫対策本部長を務める赤松広隆農水相が、ゴールデンウイーク中に外遊に出かけるなど、関係者の危機感があまりにも薄かった。
 ▼「ドナドナ」は、牛を追うかけ声ととるのが一般的な解釈だが、この歌は、長い受難の歴史をもつユダヤ人の心の叫び、との説もある(『童謡の謎3』合田道人著)。「ドナ」は実はヘブライ語で、「主よ」「神よ」を意味する「アドナイ」だと、いうのだ。
 ▼生活の拠(よりどころ)である家畜を失い、処分などの費用の負担がのしかかる農家は、まさに神か仏に助けを求めたい思いだろう。ネット上では、農家支援の募金受け付けが始まっているそうだ。被害の拡大阻止と農家の救済に、政府は全力を尽くしてほしい。
口蹄疫問題、ネットで“炎上” 赤松農水相に批判 「報道統制」のデマも 2010.5.12 22:44 産経
http://sankei.jp.msn.com/affairs/disaster/100512/dst1005122246004-n1.htm

過去最悪の6万匹殺処分、広がる口蹄疫の影響 宮崎 2010.5.8 20:43 産経
http://sankei.jp.msn.com/economy/business/100508/biz1005082045006-n1.htm

余談:
牛や豚を数えるのに、いつから「匹」になったのだろうか。
バッファロー、シマウマ、キリン、ライオン、トラ、ゾウも「匹」だろうか。
人間よりデカそうなものは「頭」と思っていた。

5月12日(水) 国民を舐めたらいかんちゃ

やわらちゃん、柔道よおやった
やけど3つも(主婦、五輪、参院出馬)できゆうか
落語家や歌い手さんよ、経済や国防に詳しいのか
議員は3400万円以上の歳費を国民の税金から支払われる
議員を片手間でやってはいかんちやよ


各党の選挙対策は参院選で気もそぞろに違いない。
現政権は景気対策、安保で漂流中だ。
タレント候補で人気取りをやる場合ではない。有能な人材の発掘をお願い申しあげたい。
【産経抄】柔ちゃん、五輪はあきらめなさい 2010.5.12 03:52 産経
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/100512/plc1005120353000-n1.htm
 昇る朝日もいつかは沈む。平家物語を学校で習わなくても盛者は必衰すると、大方の日本人は肌で感じている。ただし、ずば抜けた才能を持ち、努力を怠らず長くトップの座を維持している人ほど自分は例外と信じたがるようだ。
 ▼もう34歳になった「ヤワラちゃん」こと、女子柔道の谷亮子選手の参院選への立候補表明は、漫画そのものだった。子育てしながら平日は国会に通い、オリンピックで金メダルをとろうなんて常人では考えもつかない。
 ▼先例はある。当選翌年、アトランタ五輪に自転車競技で出場した橋本聖子参院議員は、「国会は仕事をしなくていいところなのか」と袋だたきにあった。「二足のわらじは両方の力になると信じていたのに、どちらの世界も傷つけた」と反省した橋本氏は、選手生活にピリオドを打ち、議員活動と子育てを見事に両立させている。
 ▼家族は言いづらいだろうから小欄が代わりに言ってさしあげるが、ヤワラちゃん、国会を目指すならロンドン五輪はあきらめなさい。そもそも柔道選手としてのピークはとっくに過ぎている。
 ▼2年前の4月、全日本柔道連盟が、北京五輪代表を決めると銘打った大会の決勝で、彼女は山岸絵美選手に完敗した。にもかかわらず、全柔連は谷選手を代表に指名した。実より名を取ったわけだが、案の定、本番では銅メダルが関の山だった。
 ▼何より情けないのは、「百万千万の味方を得た」と谷選手の横で破顔していた民主党の小沢一郎幹事長をはじめとする政党人の面々だ。参院選では自民党など野党も元野球選手や歌手らを大量に立候補させる予定だが、有権者をなめきっているのではないか。参議院は落ち目のタレントや元スポーツ選手を再雇用する場ではないはずだ。

5月8日(土) 日本館に国旗無し

華やかに開幕した?上海万博は、出足低調らしい。
しかし、日本館は人気が高いそうで結構なことだ。だがその日本館は国旗の掲揚を見送っている。
日の丸が軍国主義の象徴として受け取られるのを恐れたとのこと。いつまで抗日戦争なんだろう。
古い話だが、大阪万博では、各国の旗が競うように翻って壮観だった。もちろん中国館も。
万国博というぐらいだから、各国ご自慢のパビリオンにそれぞれの国の旗がはためくのは当たり前と思うが・・・なんとも意気地のない話だ。
日本館3000人が列、「ハイテク見たい」
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20100501-OYT1T00433.htm
 【上海=加藤隆則、比嘉清太】多くの国のパビリオンが国旗を掲げる中、上海万博・日本館は1日、日の丸の掲揚を見送った。
 担当者は「過去の万博でも掲げなかったことはある」と説明するが、反日感情に配慮した措置と見られる。日本産業館スタッフも「政治にかかわることがないよう展示内容には気を使った」と話している。
 中国では抗日戦争を題材にしたテレビ番組が頻繁に放映されており、日の丸が軍国主義の象徴と受け止められる傾向が強い。
 日本館は開館時には中国人観客ら約3000人が列をつくる大盛況ぶり。浙江省温州市の高校2年生、呉昭毅さん(17)は、前日夜に長距離バスで上海入り。「とにかくハイテクを見たい」と興奮気味。地元の会社員曹美さん(34)も「事前リハーサルでは人気が高くて見ることができなかった。今回は絶対に見る」と意気込んでいた。
 一方、北朝鮮館では、金永南(キムヨンナム)・最高人民会議常任委員長が1日午前のオープンに先立ち、警備員に先導されて同館を視察した。報道陣が近づこうとすると、治安担当の「ボランティア」要員が制止し、写真撮影も妨害した。  北朝鮮館の隣はイラン館で、核問題で揺れる両国のパビリオンの門前では武装警察も立つなど、物々しい警戒態勢が敷かれている。
 ◆日本館=バイオリンを弾くロボットなどのハイテク技術や、遣唐使以来の日中交流の歴史を紹介。館内の照明や空調には太陽エネルギーと雨水を使う最新の環境技術を採用している。外観は蚕の繭をイメージした紫色のドーム形。敷地面積約6450平方メートルと外国パビリオンで最大級。
(2010年5月1日13時02分 読売新聞)

ブログ「台湾は日本の生命線!」 http://mamoretaiwan.blog100.fc2.com/ より
上海万博で国旗掲げぬ日本館―「反日」恐れるなら閉館せよ
本稿は5月2日記。ブログでは関連写真も↓
http://mamoretaiwan.blog100.fc2.com/blog-entry-1151.html

上海万博開幕初日の五月一日、日本の官民が共同出展した日本館には長蛇の列ができる人気ぶりだったそうだが、いったい同館はいかなるメッセージを中国に発しようとしているのか。
この日の開館式で仙谷由人国家戦略担当相は、「多くの人に『こころの和、わざの和』をキーコンセプトとする日本館を訪れてもらい、先進的な技術と、自然と共生する文化、さまざまな問題を国境を越えて解決しようと言う日本人の心に触れてほしい」と挨拶しているが、これなどは中国人への懇願のメッセージに見える。
つまり「日中間が抱える様々な摩擦問題の解決に向け、日本側は『和の精神』で臨んでいる。中国に皆さん、どうか日本に悪意なきことをご理解下さい」と言ったように受け取れる。
しかし他国不信の戦国思考から脱しない中国側に軽々しく「和の精神」を強調しても誤解を招くだけだろう。弱者、敗者が強者、勝者に対して行う恭順の意思表示と受け取られる恐れが充分にある(あるいは相手に油断を与えるため策略とも)。
ところでこの日、多くの外国館が自国旗を掲揚する中、日本館がそれを見送っている。読売、産経などは、中国の「反日感情への配慮」ではないかと報じているが、これも所謂「和の精神」の発露のつもりか。
読売によれば、「中国では抗日戦争を題材にしたテレビ番組が頻繁に放映されており、日の丸が軍国主義の象徴と受け止められる傾向が強い」(読売)と言う。

しかしそう言うものなのだろうか。たしかに日本人が日章旗を「軍国主義の象徴」と批判しているため、そうした認識が中国に伝わるようになっているとの状況も見られるが、ただある中国ウォッチャーに聞くと、日章旗をそのようにと捉えるのはあくまで日本人であって、中国人にとってそれは「ただの日本の旗」。
そして「日本アレルギー」はあっても、「日の丸」だけにアレルギーを持っているわけではないと言う。と言うことは日本館は、日章旗のみならず、「日本館」の看板も外さなければならなくなる。

いや反日感情を煽ることだけは避けたいと思うなら、いっそ閉館にして万博から撤退するべきである。
しかしそれができないと言うのなら、堂々と国旗は掲揚するべきだ。もし国旗が汚される恐れなしと言えないのなら、警備員を動員して厳重な警護を行う以外にない。

このように見ると、日本館が言うところの「和の精神」など、ひたすら摩擦だけを恐れる弱者、敗者の「怯懦な性格」を自ら美化したものではないかと本当に思えてくる。
だが日本館関係者は、反日感情への配慮ではないと否定している。「これまでもハノーバー万博(ドイツ)など、外国開催でのパビリオンには国旗を掲げないケースがあった」と話しているそうだ(産経)。

私は昭和六十年の筑波万博会期中、日本政府が出展したテーマ館で警備員のアルバイトをやったことがある。当時そこでは毎朝、二人の警備員が白手袋をはめ、厳粛に国旗掲揚を行っていたものだが、近年の万博ではそれを取り止めていると言うのか。
万博と言う国際舞台において国旗は国家の尊厳を表すものである。その尊厳を解さぬ政府であるなら、国際社会に顔など出してはならない。
そしてここで浮上する一つの疑惑が、国旗の不掲揚はもしや自国民の反日を恐れる中国側からの要請を受けてのものではないかと言うことだ。
仮に要請が出たならば、国家の尊厳を忘れた日本館がそれに応じたとしても何の不思議もない。しかしそれでは中国に対し、「日本が貴国の属国である」と言ったに等しくなる。

日本館は国旗を掲げよ。もし「軍国主義」の旗だとの批判が出たら、「この美しい旗こそが『和の精神』を尊ぶ国家の象徴である」と説明し、納得させよ。それが国の代表者としての、国際舞台における使命と言うものである。
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上海万博の日本館は国旗を掲揚して国家の尊厳を守れ
要求先 日本館広報管理センター
Eメール:info@expo2010japanpavilion.com

5月7日(金) 鳩「海兵隊が抑止力と思わなかった」

「海兵隊が抑止力と思わなかった」、日米安保などいままで機能していなかったかのような発言だ。
普天間基地問題で、ようやく宇宙人鳩山氏に日本の現実がわかってきたのだろうか。
しかし、どうころぶか判らないのがこの方だ。

【首相訪沖】首相「海兵隊が抑止力と思わなかった」 2010.5.4 18:44 産経
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/100504/plc1005041845021-n1.htm
 鳩山由紀夫首相は4日、米軍普天間飛行場の移設問題に関し「昨年の衆院選当時は、海兵隊が抑止力として沖縄に存在しなければならないとは思っていなかった。学べば学ぶほど(海兵隊の各部隊が)連携し抑止力を維持していることが分かった」と記者団に述べた。また、昨年の衆院選で沖縄県外、国外移設を主張したことについて「自身の発言に重みを感じている」とも語った。

 ■在沖縄米海兵隊 米軍の第3海兵遠征軍の中核。沖縄県によると、在沖米軍の6割近くを占め、兵員約1万2千人が駐留。司令部はキャンプ瑞慶覧(沖縄市など)に置かれている。砲兵部隊を含む第3海兵師団、第1海兵航空団、第3海兵役務支援群などで構成。キャンプ・ハンセン(金武町など)には地上部隊が駐留し訓練場も備える。沖縄県によると、普天間飛行場(宜野湾市)には固定翼機16機、ヘリコプター36機の計52機を配備。朝鮮半島や台湾海峡での有事をにらみ、中東にも出動する。

漂流する日本政治を見透かしたように、したたかなシナ、朝鮮半島
【風を読む】論説委員長・中静敬一郎 力の空白につけこむ国々 2010.5.4 08:17 産経
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/100504/plc1005040820006-n1.htm
 日本周辺にきな臭い風が吹き始めている。日本に「力の空白」が生じていると周辺国がみて、探りを入れているためでもある。

 目に見える動きを最初にみせたのは李明博韓国大統領といえる。先月2日、日本固有の領土でありながら不法占拠している竹島(韓国は独島と呼ぶ)の支配強化を積極的に検討すると表明した。それからまもなく政府系機関の韓国海洋研究院が竹島周辺海域の海底地質を調査しだした。ボーリングで調べた岩盤の上に海洋科学基地を建設するためだという。竹島のヘリポートも改修される。これまでの2倍以上の重量25トンの軍用輸送ヘリが離着陸できる。今年9月に完成の予定だそうだ。
 この海底地質調査に対し、外務副大臣が電話で抗議はした。だが、岡田克也外相は「不必要な摩擦を招かないため、その言葉(不法占拠)を使わないと心に決めて交渉している」(衆院外務委員会)と語るのみだ。李大統領は昨年来、鳩山由紀夫首相や小沢一郎民主党幹事長と会っている。鳩山政権指導部の竹島への関心の低さと毅然(きぜん)とした対処をとりそうもないことを見据えた行動と読めなくはない。

 日本の反応を露骨に探ったのは先月半ば、ミサイル駆逐艦など10隻を南西諸島から沖ノ鳥島近海にまで進出させた中国海軍だ。中国艦載ヘリの海上自衛隊護衛艦への異常接近に対し、鳩山首相は胡錦濤主席に警告する機会を自ら放り出した。こうした軍事威嚇に「慣れるべきだ」との中国紙の論評は、日中の力関係の変化と本音を如実に示している。  ロシア軍機も1月、与那国島周辺に初めて進出し、空自機が緊急発進(スクランブル)している。日米同盟を揺るがしている鳩山政権の無定見、非力さ、そして愛国心のなさが、いかに危機を呼び込むかをおわかりいただけたであろうか。

メルマガ版「台湾は日本の生命線!」から
中国艦隊の動きに尖閣侵略を予測する外務省―英BBCが報道
本稿は4月30日記。ブログでは関連写真も↓
http://mamoretaiwan.blog100.fc2.com/blog-entry-1149.html
■中国は沖縄基地巡る不安定情勢に照準
英BBCの中国語ニュースサイトは四月二十二日、「日本は中国軍艦が尖閣諸島を奪おうとしていると見ている」(日本懷疑中國軍艦欲奪釣魚島)と題する記事を配信した。
http://www.bbc.co.uk/zhongwen/simp/world/2010/04/100422_japan_china.shtml
もちろん海自護衛艦への威嚇を含む、中国東海艦隊の大規模演習を受けてのものだ。十三日の胡錦濤主席とのワシントンでの会談で、中国の艦隊が日本に接近した問題を持ち出さなかった鳩山由紀夫首相に言及しつつ、「日本の主流メディアと世論は、左派、中道、右派を問わずほとんどが、鳩山政権の低トーンかつ無力な反応に相反し、艦隊の動向に強い関心を寄せている」と指摘。さらにBBCの取材に応じた外務省の匿名職員の次の談話を掲載している。
それによるとその職員は、「米軍が黄岩島から九二年に撤退するや、中国がそれをすばやく奪取したことに照らせば、中国は現在、米軍の沖縄基地を巡る不安定な情勢に照準を合わせているようだ」とした上で、「日中間が主権問題で争う尖閣諸島を、軍事力で奪取する可能性を探り出した可能性がある」との見方を示した。

■尖閣は「第二のミスチーフ礁」となるか
「黄岩島」とは南支那海のスカボロ礁のことだ。九二年に米軍がフィリピンから撤退するまで、同軍の管理下に置かれていた。現在フィリピンの支配下だが、中国は「一二七九年に元のフビライが派遣した天文学者が発見した」「一九三五年に中華民国の水陸地図審査委員会が中国の版図に入れた」「四七年に中華民国内政部が『南海諸島位置図』に正式記載した」などと言った程度の理由で、強引に領有権を主張している。
ただ、いまだに中国には「奪取」されてはいない。
中国がフィリピンから奪ったのは、やはり南支那海に浮かぶミスチーフ礁だ。この環礁もまた、「南海諸島位置図」に記載されたと言うだけで中国領と主張されている。九五年、中国軍はここに密かに上陸して建造物を設け、それ以来、フィリピン政府の度重なる抗議も無視し、実効支配を続けている。
そして今やここに海軍の大型艦艇が停泊できる港湾、戦闘機が発着できる滑走路を構築し、南支那海の支配権を強化しようとしているところだ。
BBCはこの「ミスチーフ礁」を「スカボロ礁」と勘違いしたのかも知れないが、いずれにせよ中国軍はこのように、米軍の撤退で南支那海に生じた軍事力の空白を迅速に埋めに出、成功を収めているのである。
その中国にとり東支那海もまた南支那海と同様、支配権を確立しなければならない海域である。従ってここでも米軍の動向を測りながら、勢力伸張のチャンスをうかがっていると見るのは当然だろう。その際、第二のミスチーフ礁となるとすれば尖閣諸島以外にない。

■岡田外相も在沖米軍の抑止力を強調
外務省の職員はそうした予測を述べたのだ。そしてさらにこう続けている。
「米軍沖縄基地の一つ重要な役割は中国の南支那海における軍事力を抑止していることだ」
「中国が最近東支那海で見せた覇権の野心から見れば、もし米軍が沖縄から撤退すれば、台湾と東支那海は簡単に中国の手中に落ちるだろう。それは日本にとっても危険である」
これはその後の二十七日、岡田克也外相が会見で示した見方とも符合するものだ。それは次のようなものだった。
「中国などの軍事力強化を考えたとき、現在の自衛隊だけで適正に対応できるかと言うと限界がある」(産経新聞、二十八日)。

■いよいよ顕在化する「内なる敵」の姿
もはや中国との関係に配慮し、「低トーンかつ無力な反応」を続ける場合ではないとの判断からだろう。外相が沖縄駐留の米軍(海兵隊)が、中国への抑止力であることをはっきり指摘したのは異例である。
この外相発言に対する中国の反応はどうか。香港テレビは「沖縄の米軍普天間基地移設問題に注目しているが、米軍の再編は中国を標的にしたものであってはならない」との程永華駐日大使のコメントを報じている。
それはそうだろう。あの国は「台湾と東支那海」を奪取したいのだ。そのためには沖縄の米軍の抑止力は弱くなればなるほど好ましい。

だから思うのである。そのような「日本にとっても危険」な状況、「尖閣諸島を軍事力で奪取」されかねない状況の現出をも恐れることなく、基地移設先を「県外」「国外」に求めて事態を紛糾させてきた鳩山政権など政治勢力は、やはりすでに中国の影響下に置かれているのだと。
中国の軍事脅威の高まりに連れ、それに呼応する「内なる敵」の姿もいよいよ顕在化している。

5月1日(土) 国民投票法

内閣がころころと替わり、構造改革、郵政改革をぶち上げ、数年続いた小泉内閣が懐かしくさえ思われる。
平成19年、安倍内閣が制定公布した国民投票法が3年経過した。「国会が発議し、手続きをすれば国民の意思で憲法改正ができ、そのことにより『普通の国』として国際的地位を占め、国内政治においても時代に即応した合理的な改革も可能になる。」とのことだ。

圧倒的な支持で発足した民主党政権で憲法改正もどこかに吹っ飛んだ。その民主党政権は政治とカネの問題で見るも無惨な凋落ぶり、しかも沖縄基地問題の迷走で日米同盟がきしみ、郵政改革も先祖返りしようとしている。
マスコミも一部を除き、肝心なことを報道せず、国民は××手当や高速道路無料化に目がくらんだ。
せめて自民党政権並みの国家観があればまだしも、同盟国からは「ちょっとおかしいのではないか」と云われる始末だ。
世論調査では内閣の支持率もどんどん下がり、国民が過ちに気付いたことを表した。
いくら国際的に信用を落とそうが、選ぶのは国民だ。来る選挙で正し、日本の政治がマトモであることを示せばよい。

敗戦後、先人の努力で経済大国になった。米国に国防を依存することも大きかった。
が、国際情勢も変化し、米も衰えが見えはじめた。シナの台頭も著しい。
日本がこのままだらだらとその日暮らしをつづけていいわけがない。

塩川正十郎氏が指摘するように、「普通の国」として国際的地位を占めることができるよう、国民の意思統一が必要ではないだろうか。堂々と「憲法改正」を掲げる政治家の登場を期待する。
【塩爺のもう一度よく聞いてください】元財務相・塩川正十郎・国民投票法機に憲法論議を 2010.5.1 03:11 産経
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/100501/plc1005010312007-n1.htm
 ■国民投票法機に憲法論議を
 5月3日の憲法記念日に「憲法改正」に関する論評が新聞紙上をにぎわすのが毎年の恒例行事のようになっている。しかし、今年はかなり趣が変わるだろう。憲法改正を国民投票にかける手順を定めた国民投票法が間もなく施行されるからだ。民主、自民両党の動きは鈍いようだが、せっかくの機会が訪れるのだから、堂々と「憲法と国のあり方」について論戦を交わしてもらいたい。

 国民投票法は平成19年5月、安倍晋三内閣の努力で制定された。公布から3年を経過した日、すなわち今年5月18日に施行される。国会が発議し、手続きをすれば国民の意思で憲法改正ができ、そのことにより「普通の国」として国際的地位を占め、国内政治においても時代に即応した合理的な改革も可能になる。

 憲法論議の中核となすべきは、国の安全の確保だ。憲法の精神を尊重するのはもちろん必要だが、一面で気がかりなところがある。現行憲法の下で、本当にわが国が国際的に名誉ある地位を占め続けられるのか、繁栄を維持することができるのかということである。

 現行憲法は、先の大戦が終わり、国民が平和を希求する中、占領軍の草案を基に制定された。施行から間もなく63年。その間、世界情勢には東西冷戦の終結、経済のグローバル化といった想像を絶する変化があった。発展途上国も著しく興隆し、経済成長を上回るペースで軍事力を増強している。わが国が現行憲法の通り「諸国民の公正と信義」を信頼して国を経営していてもよいのであろうか。

 憲法前文には「日本国民は…、平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した」とあるが、このような空疎な言葉で、安全と生存が現実に保持されるとは思えない。国際社会に目を向けると、「平和を愛する諸国民」とは正反対の現実に突き当たる。

 例えば中国は尖閣諸島を含む海域での海軍活動を活発化させ、韓国は竹島の実効支配を強化するため周辺海域の調査や開発活動に余念がない。わが国が黙って見過ごせば、近海での漁業操業など多くの権益を失うことになる。関係国との円満な話し合いで解決できればいいが、威圧的な手段を伴わなければ交渉が成功しないケースは少なくない。笑顔で握手をしながら、テーブルの下ではけり合うというのが外交の本質なのだから。

 今、国民は平和が天与のもので、自己努力がなくても保証されるという安心感を持っているため、憲法と国のあり方を真剣に検討することが少なくなった。ある与党党首が自衛隊について「党として合憲か違憲か結論を出していない」と答えたのは論外だが、国会での憲法論議は低調で、わずかに超党派国会議員らによる新憲法制定議員同盟(会長・中曽根康弘元首相)の活動が光るのみだ。

 憲法改正は短兵急に発議すべきものではなく、慎重にして十分な議論が必要だ。だが、わが国の国際的な地位低下をみるとき、国民の自信を回復するためにも、現行憲法の平和精神を尊重しつつも国家の威信を担保するような憲法に書き直す必要があると痛感している。民主、自民両党も参院選でやみくもにバラマキを競うのではなく、堂々と「憲法改正」を掲げるくらいの気概を見せたらどうか。(しおかわ まさじゅうろう)