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前回登った須留ヶ峰の北に見えていた但馬妙見山に向かった。
西脇市内の県道427号線は信号も多く朝の時間帯は混むので175号線丹波経由で但馬に入った。しかし、この季節特有の丹波霧が発生していて一長一短だ。遠坂峠からみる朝来市は雲海に覆われていた。
国道9号線の但馬楽座で312号線に入り八鹿手前の「宮越」で左折し、妙見山・名草神社に向かった。
妙見山登山コースは3時間足らずで周回できる。その後バイクツーリングで妙見蘇武林道を北上して蘇武岳に寄ろうと思っていたのだが、とんでもない初歩的な間違いをしでかしフイになった。(続きはスライドに)
安倍首相が降りて一ヶ月半、その外交姿勢の一端を示す記事(MSN産経ニュース)があった。
今年6月に台湾の李登輝元総統が来日したが、その時の対応は今までになく好意的であったのも頷けた。
奧の細道も巡り、靖国神社参拝もされた。中尊寺では冷淡なお出迎えがあったそうだが念願の旅行を果たされた。また支那の警戒する講演も無事行われた。それまでの内閣なら出来なかったろうと思われたがやはり安倍内閣の主張があった。
同じ6月にドイツでサミットが開催されたとき招待国の中国胡錦涛主席との首脳会談を巡って、中国側が李登輝氏の訪日を理由に会談を拒否していた。しかしながら日本側が譲らなかったため、中国側が折れ会談が行われたという。李登輝氏訪日めぐり日中神経戦 (1/2ページ) 2007.10.27 21:34 MSN産経ニュース支那朝鮮は日本を必要としており日本とて同じだが、過去の歴史を捏造しそれを呑まされて付き合う必要があるだろうか。せっかく主張する外交が見え始めていたのに「相手のいやがることはしない」福田首相の親中韓外交姿勢で後退しないか心配だ。
今年6月にドイツで開催された主要国首脳会議(ハイリゲンダム・サミット)での安倍晋三首相(当時)と中国の胡錦濤国家主席との首脳会談をめぐり、中国側がその直前の台湾の李登輝前総統の訪日を理由に会談を拒否していたことが27日、複数の関係者の証言で分かった。しかし、日本側が譲らず、中国側が全面的に折れるかたちで決着、会談は行われた。こうした安倍政権の“遺産”をどう継承できるかが、今後の対中外交の焦点になりそうだ。
関係者によると、サミット開催に合わせた日中首脳会談は、日中間の戦略的互恵関係の促進や北朝鮮問題などを話し合うため、早い段階で日本側が呼びかけ、中国も応じる構えだった。
ところが、中国側は、5月末になって会談中止を通告してきた。理由は、5月30日の李氏来日だ。中国政府は、28日の日中外相会談で楊潔●(=簾の广を厂に、兼を虎に)外相が麻生太郎外相(当時)に李氏訪日への懸念を表明していた。それにもかかわらず、日本側が李氏の入国に何の制限も加えなかったことを問題視したのだ。
これに対し、日本政府は、「サミット正式参加国は日本だ。招待国の中国と無理して会談することはない」(当時の官邸筋)と会談の提案そのものを引っ込めた。
これにあわてたのが中国だった。すぐに「李氏は日本で講演を予定している。これを(マスコミなどに)完全クローズにするなら安倍氏と会談してもいい」とハードルを下げてきた。
それでも日本側が「会談開催に李氏訪日の件を絡めるならば、会う必要はない」という安倍氏の考えを伝えたところ、中国側は6月3日になって「条件はつけない。ぜひ会談を行いたい」と全面的に譲歩。8日の首脳会談が実現した。
(2/2ページ)
李氏は7日に靖国神社参拝と講演を予定通り行い、講演では、「多くの人々が中国経済の高度成長に惑わされ、危機の存在を否定するが的外れだ」などとも語った。
日本側は「首脳会談で胡主席が、李氏に靖国を参拝させた日本を批判すると予想した」(官邸筋)。だが、胡主席は李氏の靖国参拝にさえ触れなかった。
中国側が強硬姿勢をあっさり転換したことについて、外務省幹部は「それが中国の交渉術」とした上で、「これまで日本は中国の機嫌を損ねることばかりを恐れ、相手の思惑通りに動いていた。しかし、このときは日本がぶれず、譲歩を引き出した」と振り返る。
外交筋は「安倍氏は靖国神社に行くとも行かないとも言わない『あいまい戦術』というかたちで靖国カードを保持していたので、中国も強く出られなかった」と解説する。中国としては、あまり日本を刺激すると安倍氏が反中国の姿勢を鮮明にし、結果的に、安倍氏の靖国参拝を招き、中国国内の暴動や反政府活動を誘発しかねない状況になるのを恐れたというわけだ。
政権交代後の今月11日に北京で開かれた東シナ海のガス田開発に関する局長級協議で、中国側は、改めて強硬姿勢をみせている。
こうした状況から、外務省内には「“親中派”の福田康夫首相に花を持たせる考えはない」との見方も広がり始めた。外交筋は、「福田首相は早々に『靖国には参拝しない』と述べ、靖国カードを手放しており、くみしやすいとみている」と指摘している。
このところ室内は23度前後だが、朝夕の冷え込みが目立ち秋らしくなってきた。6時半にバイクで出発。念のため冬用のジャンパーを着て出たが正解だった。西脇市や多可町八千代の加古川水系では川霧が立ちこめていて幻想的な朝の風景になっていた。もっとも地元では秋から冬にかけての当たり前の風物詩なのだろう。
播但街道(国道312号線)を北上し朝来立野で左折し養父に向かう。県道70号線八代トンネル(朝来市養父市境)の温度計標識は10度を表示していた。
須留ヶ峰登山口には9時に到着した。
(写真:藤無山から見た須留ヶ峰 2007/08)
自宅(6:30)=(バイク)=須留ヶ峰餅耕地登山口(9:00)
須留ヶ峰餅耕地登山口(9:25)〜第一登山道入り口(9:50)〜大岩(10:05)〜岩滝・第二登山道(10:30)〜
一般コース合流地点(11:00)〜尾根筋(11:40)〜(12:20)大杉山頂上・昼食・休憩(13:10)〜須留ヶ峰頂上(13:40)〜
大杉山頂上(14:15)〜(登った道を引き返す)〜須留ヶ峰餅耕地登山口(16:10)
現地発(16:30)=(バイク)=帰宅(19:00)
県道70号線の餅耕地で左折し、餅耕地川にそって辿る。小さな集落の中を通り抜けると鳥居のある登山口にでた。
鳥居わきの案内板によれば、地元では大杉山、須留ヶ峰を一帯として須留ヶ峰と呼んでいるようだ。また道標には「スリが峰」と書かれたものもあり昔はそう呼ばれていたのかも知れない。
コースは一般道(公団作業道)とベテランコースがある。一般道は林道で標高650mまで上がれる。林道といっても細く凹凸が激しく、私の一般的なバイクで試みたが無理があった。四駆自動車なら可能だろう。この一般道を歩くとなるとかなりの距離になるのでベテランコースを登ることにした。ポストが備えられ登山届けをするノートが入っていて書き込む。
ベテランコースは餅耕地川(谷)沿いを遡る。
林道が終わると「第一登山道」の標識があるところに出て谷に入っていく。杉林の深い谷で湿気が多そうだ。丸木橋もコケに覆われており滑りやすく慎重に渡った。山情報サイトでは蛭が多いとのことであったが、季節的なものか今回は一匹も見なかった。まだ木々も青々としているが、紅葉の季節になれば清流と相まって華やかな風景になるのだろう。
途中、「山の神の森」「地蔵屋敷跡」の古びた標識があったが道も草に覆われており立ち寄らずに先を急ぐことにした。
「岩滝」で谷と離れ細い山道(第二登山道)を登る。一般道との合流地点を過ぎると稜線まで厳しい斜面が続く。
稜線からはブナやクヌギの林で明るくなり、足下も歩きやすくなった。40分ほど登ると大杉山(1048m)に着いた。地形図には山名は書かれていない。名前の由来とおぼしき杉の大木があった。素晴らしい眺めの中、いつものように握り飯をほおばる。
展望案内図があって但馬丹波の山々を同定し、今まで登った山々も思い出しながら眺めた。山頂には「宮本へ」という道標もあり北側からのコースもあるようだ。「宮本」は以前バイクで県道70号線からカカナベ峠を経由して通過したことがある。
須留ヶ峰はこの大杉山からさらに西へ30分の距離にある。ブナやクヌギの稜線歩きだ。木によっては紅葉が始まっているのも見られた。100mほど先を黒い鹿が下から駆け上がり横切っていった。旗のような純白の尻毛が見えたがあっというまに反対側に消えていった。
須留ヶ峰(1054m)の頂上は展望はなく三角点石と古びた山名柱があるだけの静かな空間で、見所は大杉山に任せるといった感じである。
バイク走行距離 230km 帰宅 19:00
いつも県北に向って三木市を通過するときに、道路脇に近畿自然歩道の標識が見えていた。
今日は秋晴れのよい天気になり、地元の史跡を訪ねてみた。
中には飛鳥時代、奈良時代の年号も見える古い史跡もあり、このあたりも古くから開けていたことを知った。
バイク走行 50km 帰宅 15:00
丸坊主なので自分で散髪しているのだが、もう4半世紀ぐらい使っている電気バリカンが調子悪くなった。倅達も小さい頃はこれで散髪をしてやった。スイッチは入るのだが内蔵充電池がへたっているのかすぐに止まってしまう。捨てて買い換えようか、いやその前に、どうせヒマ、分解して点検してからにしようと思った。
2本のビスを外し合わさったプラスチックのケースをこじ開ける。ここでツメが折れれば終わりだがなんとかうまく開いてくれた。中身は意外に単純でACアダプタからの電源が充電池を通してモーターに供給されている。よく見ると、充電池の片一方の半田が外れかかっていた。しっかり半田付けしてスイッチを入れると勢いよく回り出した。ステンレスの刃もまだ錆びていない。中にまで入り込んでいた毛髪をきれいに掃除して元のように閉じた。充電モードにしてみたらバッテリーも大丈夫のようだ。これなら今までと同じぐらい長持ちしそうな気がしてきた。「おいおい、そんなに長生きするつもりかい」と笑われそうだが、直るとぐっと愛着がわいてくる。
じつは、電気掃除機も同じようなことがあった。掃除機のヘッドにモーターが内蔵されていてブラシが回り床や畳をカラ拭きをしながらゴミを吸い取る仕掛けになっている。その回転によって重たいヘッドが自走することも兼ねている。
それがいやに重たくなり、ブラシも回っていないことに気がついた。10年以上も経てばこんなものかな、あまり多機能な掃除機はダメだな、最近話題の○○ソンの掃除機に買い換えようかななどと思ったが、まぁその前に分解して見てみようと点検してみるとビニール線が断線していた。(赤いテープを巻いたところ)
もう30年以上も使っている扇風機もそうだったのだ。壁に掛けても座敷扇としても使え、豊かな風量の割には静かで気に入っている。モーターケースを開けてみると半田が外れていた。
よく粗ゴミの日に小型電化製品が捨てられているが意外に単純な故障でお払い箱になっているのかも知れない。
「南京大虐殺」がフィクションであることが近年の研究で明らかになってきたのは先人達の誇りと名誉を守る上で嬉しいことだ。
支那・朝鮮の反日プロパガンダは飽くことなく続いており、米では「南京事件」に関する映画が沢山制作されているらしい。1年前クリント・イーストウッド監督が制作するというデマもあった。
今年は南京陥落70周年で南京事件の真実を語る事が出来る方も90歳代になる。じかに聞く最後の機会となる催しも開かれるそうだ。
「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」
平成19年(2007年) 10月13日(土曜日) 通巻 第1955号
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日本の良識が、中国の悪魔の偽造に鉄槌を降ろす日
12月6日午後五時 九段会館「南京陥落70年 国民の集い」
「参戦有志の語る『南京事件』の真実」
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南京大虐殺という歴史の偽造、歴史の改竄がおこなわれ、中国は心理戦争で日本を永久に貶め、日本の精神、ナショナリズムの復活を阻止するために陰に陽に神経戦争、宣伝戦争をしかけてきた。
「南京大虐殺」なるものはなかった。
中国の代理人に堕して、嘘の上塗りをするために「活躍」してきた日本のジャーナリスト、政治家も、これからは真っ青になる番である。
中国の嘘放送に老獪に便乗してきた米国も、窮地に立たされることになるだろう。
過去十年、日本の南京事件の研究は飛躍的に進んだ。
疑惑は完膚無きまでのレベルに吹き飛んだ。
南京大虐殺なるフィクションの「証拠」だと言い張って、中国が宣伝に使ってきた写真がすべて偽造、合成、でっち上げ、もしくは日本のカメラ雑誌に掲載されたものをキャプションだけ正反対の意味に変えて使用していたことが立証された。
その悪魔のような悪質な宣伝の手口が満天下に曝された。
南京戦に、実際に参加した兵士への聞き取り調査も進んだ。
生存している嘗ての将校ら勇姿の聴取作業が、ほぼ終わった。誰一人として、南京で虐殺を見た者がいなかったばかりか、逆に市民の歓迎ぶりがあった。
いまも生存している証言者は、90歳代が殆ど、それも地方に住んでいる元勇士が多いため、上京する段取りが、ようやく整った。
研究途次に、付随的ながら歴史の偽造が実証されたのは、「強制連行」「従軍慰安婦」の事実も何一つなかったこと。
さらには、「万人坑」「三光作戦」「731」など、殆どは中国が戦後でっちあげて政治宣伝につかってきた架空の話であることも実証された。
来る12月13日は南京陥落から七十周年である。
中国は懲りずに南京の「300000記念館」をリニューアルし、この日に再開するそうな。
日本側の良識人と支援者が立ち上がって、ドキュメンタリー映画「南京の真実」も、そのころ、公開される。米国でも世界のマスコミをあつめて記者会見が行われる予定。
アイリス・チャンが出鱈目な情報に立脚して、凄まじいまでの偽書を書いたことも明らかになる。
これに合わせて、次の催しが正式に決まったので、弊紙で真っ先に紹介したい。
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「南京陥落 70年 国民の集い」
『参戦有志の語る“南京事件”の真実』
と き 12月6日(木曜日) 午後六時(五時半開場)
ところ 九段会館大ホール
会場分担金 1000円
プログラム 映画「南京の真実」予告編。およびスライド上映。
序論解説と概論 加瀬英明
司会と解説 冨澤繁信、藤岡信勝
本論(それぞれ、その現場にいた生存兵士が証言します)
(1)雨花台の激戦(生存兵士が証言します。以下も同じ)
(2)南京入城
(3)兵士達がみた南京城内
(4)難民区の模様
(5)南京事件の個人的意見
(6)その他。
終幕で国会議員来賓の感想(与野党から代表一名を予定)、
主催 「南京事件の真実を検証する会」(加瀬英明会長、藤岡信勝事務局長、杉原誠四郎、冨澤繁信、茂木弘道、高池勝彦、東中野修道、高山正之、宮崎正弘ほか)。
このイベントはおそらく生存者としても、最後の機会になるでしょう。歴史への真実の証言をわれわれは聞いておく必要があり、今後、中国における反日記念館の不当な展示撤去、歴史教科書の不適切な記述削除をもとめる国民運動を、いよいよ日本の外交のトップに据えるキャンペーンが切って落とされる記念すべき催しになるでしょう。
さらに詳しくは近く、本欄に告示します。当日の申込。事前のチケット入手方法など。
(この告示は広く、転送歓迎です)
日本国内ではチャンネル桜の南京攻略戦の真実を伝える映画「南京の真実」制作が進行中だ。
世界中にウソをばらまき日本を貶める支那・朝鮮のプロパガンダを粉砕してもらいたい。
「ふるさと兵庫50山」も残りは遠方ばかりになった。但馬入り口の床ノ尾山系まで神戸からバイクで3時間をかかりそうで早めに起きた。
午前4時に起床、山行きの準備をする。必要なものはあらかた昨夜リュックに詰めていたが、握り飯と水筒を追加する。 5時半に階下におりバイクに積みさて出発となる頃、小雨が降ってきた。昨夜の天気図では兵庫県北部は高気圧の覆われており、予報は晴れだった。どうするか迷ったが県中央部まで行ってなお小雨なら引き返すことにして出発した。
空が明るくなっても社町辺りまで来ても雲に覆われ半信半疑だったが西脇市にはいると北の方が明るく僅かに青空も見えている。「よし、これなら大丈夫」と意を強くして走った。
西脇からいつもの国道427号線を北上する。此処までくると秋晴れで以前登った竜ヶ岳や千ヶ峰、三国岳が旭を浴びている。播州峠(トンネル)を越える頃、車の数は殆どなくなり爽快なツーリングになった。遠坂峠を越え国道9号線に入った。さすが山陰と京阪神を結ぶ大動脈で、もう朝の活動を開始している。
和田山を抜けて宮田で右折し、円山川支流の糸井川をさかのぼる。やがて川は細くなり山間に村々が点在する懐かしい風景になる。
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自宅(5:50)=(バイク)=出石糸井県立自然公園
舗装林道終点(9:10)〜不動滝(9:25)〜(羅漢谷)〜鉱山精錬所跡(9:50)〜羅漢谷終点(10:50)〜(11:35)西床ノ尾山(843m)昼食(12:10)
〜床嶺の家(13:00)〜(13:25)東床ノ尾山(13:40)〜分岐(14:15)〜鉱山跡(14:35)〜糸井の大カツラ(14:50)〜舗装林道終点(15:10)
出石糸井県立自然公園=(16:30)与布土温泉(17:00)=自宅(19:20)
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周回コースをとるためバイクは不動滝よりさらに上の舗装林道終点に駐めた。糸井の大カツラまで600mの地点である。
林道は地道でさらに奧に続くようだが通行止めがしてあり、「ここからは出石には行けません」の注意書きもあった。
不動滝(羅漢谷入り口)には「この先、台風被害により登山道が欠落するなど危険な箇所があります。登山される場合は充分お気をつけください」の看板があり、入り口も見るからに荒れた感じで怯んだが、ここまできて引き返すわけにも行かず入っていった。台風は平成16年23号だろうか、豊岡地方に大水害をもたらし、乗客がバスに取り残され決死の救助が行われたのも記憶に新しい。
羅漢谷はやはり荒れた感じで、途中の「ダイゼンの滝」への道も未整備、またその先の「甌穴」も場所がはっきりせず見ることが出来なかった。水量が少ないため見落としたのかも知れない。あるいは土砂崩れで埋まってしまったのだろうか。
谷沿いには草むして標識がなければ気がつかないぐらいだが昔の金鉱山精錬所跡や坑道跡があった。
谷の終わりからいよいよ西床ノ尾山へ杉林の急斜面の登りになった。一月ぶりの登山で少し登っては息を継がなければならなかった。3、40分だがしんどいところは長く感じる。何度も高度計を見たりしてはかどらない。
西床ノ尾山の頂上はまばらな松林で木々の間から次の向かう東床ノ尾山や遠く出石の町や但馬ドームが望まれた。静かで落ち着いた空間で持参の握り飯を食べた。
西床ノ尾山から東床ノ尾山まではクヌギや松の尾根歩きで、風が無いわけでもなく、静寂さが際立っていた。初夏のように賑やかな小鳥たちの声がないからだろうか。日頃騒がしい所に住んでいるためかも知れない。前を行く自分の影を踏みながら、聞こえるのは自分の息と足音、時折吹き抜ける風だけであった。木々の紅葉はまだ先のようだが、空気は紛れもなく秋を感じた。
途中「床嶺の家」という避難小屋があったが、これも台風のためか大きく倒壊し屋根だけが残っていた。稜線歩きが終わる頃、前方に東床ノ尾山の頂が見えてきた。
東床ノ尾山の頂上は丸坊主で展望は360度だ。北側の眼下に豊岡市内、遠くに但馬ドームや空港が見える。その先は日本海だが残念ながら霞んでいた。東には大江山など京都の山々、西側から南にかけ氷ノ山、須留ヶ峰、段ヶ峰などが連なっている。南側には前回登った粟鹿山、青倉山が望まれた。
周回コースの終盤は、山頂から急斜面を下り、糸井の大カツラに至る。いったん「床嶺の家」にもどるコースもあるがこちらのほうが時間も短そうだ。急斜面下りでは時々膝に痛みが走ったが、以前のことを思えばずっと楽で恢復しているのを感じありがたく思った。
「糸井の大カツラ」は今回のコースの見所の一つで楽しみにしていた。桧や杉の大木がご神木になって尊ばれるが、このカツラの大木もしめ縄が張られ説明書きにあるように伝説もあるらしい。セルフタイマーで記念撮影したものを眺めると大木に比し我が身の存在はいかにも小さい。
バイク走行 256km 帰宅 19:20
ベランダは真夏より今の時期の方が日当たりがよく、暖かいせいもあってだろうか鉢植えのハイビスカスが大きな花をつけた。花の命は短く翌朝にはパラソルを閉じてぽたりと音を立てて落ちる。
もう2,3個蕾がついており、葉も青々として元気なのでしばらく楽しめそうだ。
だいぶん日が短くなり夕方の影は長くなった。
残暑の厳しい間はうまいぐあいに臨時の仕事でかまけた。プログラミングは暫くやっていないのと暑さで中々集中できなかった。
ようやく一段落したので来週あたりから山歩きに出かけよう。
今場所は所用であまり観戦できなかった。大相撲サイトからの記録。
優勝 白鵬(13-2)4度目の優勝。
初日安馬に首投げ、11日目豊ノ島に押し出しで敗れる。
新小関 琴光喜(10-5)
朝青龍全休場、魁皇は6日目から休場
千代大海、琴欧州ともに二桁勝利ならず。
関脇安美錦(10-5)、小結安馬(10-5)
前頭12旭天鵬(12-3)千秋楽まで優勝戦に絡み、好調だった。
前頭14豪栄道(11-4)14日目に横綱白鵬に挑戦、とったりで敗れる。
三賞
殊勲賞 安馬(白鵬、琴光喜、千代大海を倒す)、豊ノ島(琴欧州、琴光喜、白鵬を倒す)
敢闘賞 旭天鵬、豪栄道
技能賞 なし
政治に対する世論はインターネット上と、インターネットとは無縁な一般世間に分けられるだろう。これは先の参院選で実感したことだ。
今回の総裁選も同じような感じがする。何らかの意図が働いているのだろう。世論調査などとして福田氏有利を醸し出すTV新聞の威力は恐るべきものがある。
新聞で報じられる福田麻生両氏の主張は大した違いがないような書き方で肝心の所がぼかされている。
もう一度これまでの福田氏の言動、活動を振り返ってみる必要がある。
産経正論9/21、ブログ「草莽崛起」などより。■「追悼・平和祈念のための記念碑等施設の在り方を考える懇談会(略称・追悼懇)」の設置
■靖国神社不参拝の明言。「相手が嫌がることをあえてする必要はない」と言い切る。
■「皇室典範に関する有識者懇談会」の設置。女系でも構わないと政府答弁で初めて述べた。
■北朝鮮拉致問題で帰国した5人に対し「一時帰国だから北に帰らなければならない」と主張した。
◆男女共同参画社会基本法をまとめた。今もこのジェンダーフリー行政を推進すると公約している。
◆上海総領事館の自殺問題を握り潰した。
◆靖国神社に参拝していない。これからもしない。靖国に代わる国立追悼施設建設を推進した。
◆小泉さんの初参拝のとき8/15の公約を破棄させ、8/13参拝ならシナは怒らないとアドバイスした。それがうそだった。
◆海上保安庁が撃沈した北朝鮮不審船事件の引き上げに反対した。北朝鮮の工作活動の詳細を伏せるために。
◆安倍さんが副官房長官のとき拉致問題プロジェクトを立ち上げたが、福田官房長官は「止めてくれ」と言った。
◆北朝鮮経済制裁を止める意向です。また万景峰号が新潟に入ってくるのでしょう。経済支援を再開するでしょう。
◆拉致被害者の奪還なしに国交正常化への道を進めるでしょう。なにしろ今でも日朝平壌宣言を基礎にするとしている。
◆皇室典範を改変し、女系天皇を容認するでしょう。皇室の解体がもたらされるでしょう。
◆ダッカで日航機をハイジャックした日本赤軍に収監中の殺人犯と六百万ドルの現金を提供した福田赳夫首相の秘書官が福田康夫だった。この事件の直前、久米裕さんの拉致事件が起こった。これに引き続いて横田めぐみさんらの拉致事件が連続した。
◆北京オリンピックを支援する議員の会に、河野洋平、野田毅、古賀誠、二階俊博、北側一雄、そして福田康夫が並ぶ。
◆東アジア共同体を推進している。日本の経済をシナに献上するためにだ。
ざっと見ただけで社民党か共産党のような言動だが、自民党派閥多数派が推挙する総裁候補だ。
ネット上では麻生候補に期待する声が多いが、果たして自民党議員はこの空気が読めているのかどうか。麻生氏のリーダーシップに期待する者の一人として心配している。
NHKのTVニュースを見ていると福田氏優勢というニュアンスだが、実態は違うらしい。
安倍首相辞任後は社民党、民主党の事務所費不正をパラパラと報道しバランスを保っているかのようだが、麻生、福田両氏の街頭演説会では麻生氏が圧倒的な支持を得ていたにもかかわらず映像ではそうではなかった。
ジャーナリスト水間政憲氏が現場を取材していた様子が戸井田とおる(衆院議員)「丸坊主日記」に報告されていた。「メディアが如何に異常かは、会場を取材していたNHKテレビクルーと会話を再現することで理解できる。 筆者「すごいよね、今撮っているの今日報道するの」カメラマン「わからないです、上がどう判断するか」筆者「麻生さんを隠そう隠そうとしているのおかしいよね」カメラマン「そうですよね」と、メディアの現場もこの異常な状況を実感している。」真実を報道しないならNHKほか偏向メディアは存在価値がない。受信料を強制徴収するなどもってのほかだ。
・・・詳細はこちら
安倍首相の辞任は衝撃だった。参院選の民主党とマスコミ(一部を除く)の反安倍キャンペーンも凄かった。
目で見えない裏の方ではもっとひどいことがあったのではなかろうか。大東亜戦争当時の新聞も戦争を煽りに煽ったという。大半の国民は洗面器の水のようなものでそれに翻弄された。ネット上の評論は、洗面器の縁少し高いところから見ているようで凡夫の私などはそれを参考にさせていただいている。
安倍首相の「美しい国」「戦後レジームからの脱却」という志、理念は素晴らしいと思ったが、前述の「生活優先」キャンペーンでかき消された。「レジーム(体制)」などと横文字で云うから分かりにくい面もあった。
政治の空白は許されず次期総裁選に入った。福田氏が自民党各派閥の多数から指示を得て優勢らしい。対する麻生氏は地方議員連などの支持を仰ぐよう頑張るとのことだ。それにしてもあの小泉チルドレン(85名)はどうしたのだろうか。それぞれ既存の派閥に吸収され流れに棹さしているだけとしたら情けない。
立ち会い演説会の要旨が発表されていたが、麻生氏の方が党の問題を把握し、内政面、テロ特措法など外交面に力強さを感じた。
一方福田氏の演説要旨では、小泉安倍路線の否定が目立つ。親中派で別の会見では靖国参拝はしませんと明言し、中共の日本に対する内政干渉に屈する姿勢だ。北朝鮮拉致問題には冷淡弱腰であった。
街頭演説緒戦では若者達にも人気で麻生氏が圧勝(?)したという。拉致被害者の家族会や支援組織「救う会」などが開いた緊急集会にも飛び入り参加したが、福田氏は顔を見せなかったという。
憂国老人としては、小泉ー安倍路線を引き継ぐ麻生氏を応援している。
安倍首相が突然の辞任。所信表明を出して、これから質問に答えていこうという矢先だったが。
ただお山の大将になりたいだけ、理念も何もない小沢氏も、こう簡単に相手がこけたので戸惑っている表情であった。
野党は「あまりにも無責任」と怒っているらしいが、それでは小沢氏はなぜ党首会談を拒んだのか。
首相就任後、「戦後レジームからの脱却」を掲げ、憲法改正のための国民投票法成立、改正教育基本法が成立、防衛省発足、北朝鮮拉致問題には経済制裁などを行い、外交面でも成果をあげいよいよこれからと期待していた。
安倍首相は53歳普通なら気力体力充実した男盛りだが、やはりどこか健康を害されているとしか思えない。5年10年先にはまた機会がおありになるだろう。
後任の日本丸船長は誰になるのか、国内、外交とも「戦後レジームからの脱却」を踏襲し、漂流しないようお願いしたいものだ。
北京五輪に向けて国際大会の入賞者が出場権を得たというニュースが目立つようになった。
スポーツと政治は別というが、五輪招致は国威発揚、経済効果という政治目的も基本にある。中共もそれに大いに期待しているのだと思う。中共が自国内や国際的に展開している人権侵害に対する五輪ボイコット論は、日本ではネット上では見られるがNHKをはじめTVや一般マスコミでは見られず、むしろ期待感を持ってそんな問題などなきがごとく嬉々として報道されている。
日本政府の見解北京五輪ボイコットせず 首相、中国の人権侵害支援にも 産経(2007/05/22 19:48)ブッシュ氏の呼びかけ
安倍晋三首相は22日夜、スーダンのダルフールで虐殺を続ける勢力に対し中国が間接的支援をしているとして、欧米諸国内で来年の北京五輪へのボイコット論が噴出している問題で、「スーダンで人権が侵害されているのは事実だ。バランスを考慮に入れながら、援助の仕方を考えていかなければならない」と述べた。ただ、「スポーツと政治は切り離して考えなければならない」とも述べ、ボイコット論にはくみしない考えを強調した。
ダルフールでは、スーダン政府に支援された民兵組織によって数10万人が虐殺されたとされる。スーダン政府への巨額の援助を続ける中国は、欧米諸国から「虐殺勢力への間接的支援だ」と非難されている。米下院議員108人は今月9日、胡錦濤主席に対し、中国側が十分な対応をしない場合には北京五輪のボイコットにもつながると警告する書簡を送っている。「北京五輪機に政治的開放を」 米大統領呼び掛け 東京新聞2007年9月7日 夕刊欧州議会のボイコット論
【シドニー=久留信一】アジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議のためシドニーを訪れているブッシュ米大統領は七日朝、APECビジネスサミットで演説し、来年中国で開催される北京五輪にふれて「世界の目が北京に注がれる。中国の指導者には、この機会を利用して開放と寛容さを示すよう求めたい」と、同国に対して政治的開放と人権抑圧政策を改めるよう呼び掛けた。
大統領はこの中で、ミャンマーで自宅監禁中の民主化運動指導者アウン・サン・スー・チーさんの解放を求めたほか、北朝鮮については「国民が近隣諸国と同様の自由を享受できるように」と指摘。ロシアに対しては「民主主義にとって大切な『均衡と抑制』を尊重するよう、指導者たちに求めたい」など名指しの形でAPEC域内諸国の民主化進展を促した。 一方、テロとの戦いでは、東南アジアを拠点とするテロ組織ジェマ・イスラミア(JI)とフィリピンのイスラム原理組織アブサヤが国際テロ組織アルカイダとつながりがあると指摘。「彼らを打ち破るために、ともに明確な戦略で立ち向かわなければならない」と連帯を訴えた。
欧州議会副議長、北京五輪は「虐殺オリンピック」=香港 【大紀元日本9月12日】いずれにしろ、競技者も観客も心から楽しめる北京五輪ではなさそうだ。
欧州議会のマクミラン-スコット副議長は9月9日、香港での記者会見で、中国当局の法輪功学習者に対する弾圧がジェノサイドに当たるとし、2008年の北京五輪が「虐殺のオリンピック」になりかねないと懸念し、北京五輪に反対する意向を示した。また、スコット副議長はブッシュ大統領に対し、北京五輪開幕式に出席しないよう呼びかけ、欧州連合に対し、北京五輪への不参加を議論するよう提案した。
スコット副議長は、昨年5月に中国の人権問題を調査する目的で北京を訪問した際、かつて監禁されていた2人の法輪功学習者と面会した。面会後、2人は再び逮捕・監禁されたという。同副議長は、「2人は甘粛省第3監獄で残酷な拷問を受け、独房で強制洗脳を受けている。毎日、4、5人の犯人が彼らを見張り、虐待している。我々は救援ルートを探っている」と説明した。
同副議長は、中国国内で行われている法輪功学習者に対する弾圧はジェノサイドに当たると指摘し、「いまの中国では、中国人を対象とするジェノサイドが行われている。被害者は法輪功学習者である。国連人権委の特別調査官は拷問に関する報告書で、中国で監禁・拷問されている人のうち、3分の2は法輪功学習者であると指摘している…法輪功学習者の弁護を引き受けた国内の人権派弁護士・高智晟氏と電話会談する際に、彼は、約25万人の法輪功学習者が監禁されていると話した」と指摘した。
ブッシュ大統領が北京オリンピックの開幕式への出席を表明したことについて、同副議長は、「レーガン元米大統領が在任中の1987年、米議会は韓国政府に対し、民主化を進めなければ、ソウルオリンピックをボイコットするとの決議を採択した。米議会の圧力で韓国の民主化は一気に進んだ。ブッシュ大統領は中共に監禁されている中国人に対し、同様の責任と義務を果たすため、行動を起こすべきだ。欧州連合に対しても、各人権団体と個人の人権報告書を議論することを提案している」と発言、中国国内で生きた法輪功学習者の臓器を強制摘出する蛮行が起きている今、北京五輪がジェノサイド五輪と称されるのは当然であると語気を強めた。
同副議長は、「1936年、ナチスドイツがオリンピックを主催した際に、収容所というものはあったが、監禁中の人は隔離されただけで、処刑されていなかった。しかし、いまの中国では、少なくとも7千万人が虐殺された。しかも、法輪功学習者は法輪功修煉の放棄を強要され、拷問と臓器強制摘出の対象となっている。中共政権は殺人とジェノサイドを継続する以上、北京でのオリンピック開催をさせてはならない」と強調した。
続き・・・
領土問題提起をけん制 洞爺湖サミットでロシア 産経(2007/09/11 09:18)
日本が議長国となる来年7月の主要国首脳会議(北海道洞爺湖サミット)は北方領土問題の解決を働き掛ける良い機会との意見が日本で出ていることについて、ロシア外務省情報局は10日、2国間の領土問題をサミットで提起するのは「不作法だ」として、牽制(けんせい)する声明を出した。
声明は「この2国間問題を、国際的な場に持ち出す試みは非生産的だと何度も警告している。問題解決を模索する協議で、正常で実務的な雰囲気をつくりだせなくなるだろう」と主張。
また、ロシアは「相互に受け入れ可能な解決」に向けた日露間の協議継続に前向きだとした上で、こうした日本側の意見表明は将来の望みを遠ざけてしまうとしている。
日本では、8月末に札幌で開かれた「北方領土返還要求北海道・東北国民大会」で、元島民らがサミット開催を機に領土問題を前進させるべきだと演説。政界からも、プーチン大統領が北海道に来て領土問題の重要さを認識してもらうことが重要だ、との意見が出ている。(共同)
終戦時、火事場泥棒的に占拠したことが国際的には後ろめたいのかなとも思ったが、次の記事を読むと既成事実を益々積み上げ返還する気はさらさらなさそうだ。
露、北方領土の実効支配強める 「北」労働者も投入し開発促進 産経(2007/09/09 07:00)
【モスクワ=遠藤良介】ロシアが大規模なインフラ整備に乗り出している日本の北方領土で、労賃の安い北朝鮮人労働者が雇用されていることが確認された。北方領土にはこのところ外国人労働者の流入が活発化しており、プーチン政権が労働力不足の穴を外国人労働者によって埋め、北方領土の実効支配を強める姿勢が鮮明になりつつある。
北方領土の消息筋によると、国後島と択捉島の建設現場や水産加工場などで外国人労働者が雇用されており、国後島の建設現場では北朝鮮出身の労働者十数人が確認された。ほかにキルギスやタジキスタンといった中央アジア諸国など旧ソ連圏や中国からの労働者が目立つという。
続き・・・
いつまでも蒸し暑い日が続く今日この頃(だれかのブログみたい)、暮れなずむ夕空を見ながら一杯やっているときふとこの言葉がよぎった。
先日喜寿になる先輩が2冊の本を持ってこられ、それを読んだからかも知れない。波多野完治著「吾れ老ゆ 故に吾れ在り」(老いと性と人生と)、宮内博一著「六十歳からを輝いて生きる」だ。前者は明治三十八年生まれの著者が米寿のときに書かれた。後者は昭和六年(1931)生まれで平成二年(1990)六十九歳にそれまでの随筆をまとめられた。宮内氏は四十五歳から老人ホーム経営一筋の方だから、老人の生態は隅から隅までご存じで、この世界に踏み込みつつある私には大変参考になった。
両方の本に共通しているのは「老いと性」についてかなりのスペースが割かれていたことだ。先輩は独り暮らしの私に此処をしっかり読めと云いたかったのかも知れない。若い頃はそんなものは定年を過ぎる頃には枯れ果てると信じていたが、私の場合はそうでもなく殆ど変わらず煩悩に取りつかれることしきりだ。しかし性欲は人間のあらゆる活動の源となっており「性=生」といわれるのでなくなったらお仕舞いだ。煩悩に取りつかれないようにする対処法は二通りある。一つは逃げずにヒヒ親父と呼ばれようががプレイボーイに徹する。もう一つは「昇華」型だ。長寿社会になったので前者をとる方は老人ホームでも多いらしい。そしてそういう人はおしゃれで若々しいとのことだ。在職中に職場の先輩女史が「プレイボーイはねマメでないと出来ないわよ」などと云っていた。確かにそのようだが面倒くさがりやの私には不向きだから、後者の「昇華」型しかない。
「お迎え」という言葉についても書かれていた。童謡に「蛇の目でお迎え嬉しいな ぴちぴちちゃぷちゃぷらんらんらん」というのがあった。学校帰りや友達の家で遊んでいて、いくら楽しくとも時が来たら有無を云わさず連れ帰られる。死とはそんな感じでやってくる。もちろん難病のあげく迎える死もあるだろう。
趣味といえるかどうか分からないが、山歩きや楽器、本を読んだりで昇華し、願わくば楽しい日々の内に「お迎え」いただければと思ったのだった。
どうにもこうにも中韓には頭が上がらないとばかり思っていたが、なんと日本政府が台湾国連加盟への援護を行った。「台湾の地位、国連解釈は不適切」日本政府が異議申し入れ NIKKEI-NET(2007/09/08)北京五輪後の中共の動きは不気味なものが予想されているが[注]、これはそれを牽制する明るいニュースではないだろうか。
【台北=山田周平】国連の潘基文(バン・キムン)事務総長が8月、国連加盟申請の審議入りを求めた台湾の陳水扁総統の書簡を「台湾は中華人民共和国の一部である」と過去の国連決議を解釈して受理しなかったことに対し、日本政府が国連代表部を通じて「台湾の地位についての解釈が不適切である」と申し入れていたことが分かった。日台交流の日本側窓口団体である交流協会台北事務所の池田維代表が6日明らかにした。(10:53)
安倍内閣が「戦後レジームからの脱却」の一環として行っているのなら、なおのこと嬉しい。
詳しい情報はこちら「台湾は日本の生命線」
[注]
台湾侵攻の能力誇示か 中国3軍が合同演習 産経(2007/09/05 19:36)
中国軍は3日から6日までの予定で、山東省膠州湾付近で、渡海、上陸作戦などを含む陸海空三軍合同の大規模な軍事演習を始めた。台湾の国防部(国防省)は「台湾侵攻能力」を誇示する狙いもあるとみて注視している。
中国は、陳水扁総統が進める台湾名での国連加盟運動について「独立への動き」と反発しており、演習は「台湾向け警告」との見方が台湾では優勢だ。台湾牽制(けんせい)が狙いとみられる軍事演習は2005年8月の中露合同演習以来2年ぶり。
中国の華僑向け通信社、中国新聞社などによると「聯合12007」と名付けられた演習は、済南軍区管内の合同訓練区で集団軍長の総指揮で実施。電磁妨害を受ける中、大規模兵力を遠距離移動させ、渡海、輸送や島への上陸攻撃を行う想定だ。
5日付の台湾紙、中国時報によると、中国中央テレビは、大量の兵員が軍用車や鉄道で進軍する様子や、ロシア製戦闘機スホイ27や輸送機、ヘリ、各種の艦船が出動した映像を放送した。
台北駐在の外国軍事筋は中国官製メディアの積極的な報道ぶりから「台湾向けの政治的な意味があるに違いない。中国の三軍統合演習の練度や装備水準は年々向上してきている」と分析した。
台湾国防部のスポークスマンは「演習の動きを密接に注視している」と語った。(共同)
晩飯で一杯やっていると、菊水山の上空に東から(写真左から)西へ雲が流れていました。
夕日を浴びて輝くばかりです。ふと見ると虹がかかっていました。
虹を越えるように天高く飛行機が横切っていきました。
若い頃「Over the rainbow」という歌が流行っていたのを思い出しました。
社保庁の杜撰な年金処理は呆れたが、職員の横領・着服もゾロゾロ。半数近くが刑事告発せず 社保庁職員の年金横領 産経(2007/09/06 00:50)刑事告発も半分以下、時効も7年でそれも限定的とは情けない。年金不信も極まってきている。いまさら調査に手間取ろうが徹底的にやってから解体すればいい。桝添さんの荒療治に期待したい。
社会保険庁や自治体職員が3億4300万円もの年金を横領・着服していた問題で、社保庁職員による事件50件のうち15件は、警察に相談もせず社保庁の“自主判断”で刑事告発を見送っていたことが分かった。横領した職員を依願退職扱いにするなど身内に甘い処分をしようとしたケースもあった。舛添要一厚生労働相は6日、増田寛也総務相らに全容解明への協力を要請するが、横領が年金記録紛失の一因になっているとの指摘もあり、調査が手間取れば新たな年金不信を招きかねない。
悪質な手口
今回明らかになった99件の横領・着服には、悪質な手口が少なくない。社保庁職員による横領で最も額が大きかった愛知県の半田社会保険事務所(約4444万円)では、年金給付係長がオンライン端末を不正操作し、自分の親などを架空の年金受給者に仕立て上げ、厚生年金を不正に受け取っていた。
さらに複雑な手口だったのは蒲田社会保険事務所(東京都)のケース。年金専門官が平成6年8月から4年1カ月にわたり、加入者から預かった国民年金保険料約1266万円を着服。さらに、未払い期間が長く年金受給資格を満たしていない複数のオンライン記録を書き換えて計約2645万円を不正受給させ、これらの“受給者”から謝礼金の形で「分け前」を受け取っていた。年金専門官は事件発覚後に自殺し、被害額は弁済されていない。
自治体職員の横領で最も大きかった昭和56年の岡山県寄島町(現浅口市)のケースでは町民課主事が、地元の婦人会が徴収した国民年金保険料の一部約6245万円を着服。主事は領収書の控えを破棄し、上司には手書きのメモで徴収金額を報告する隠蔽(いんぺい)工作をしていた。
積極的に公表せず
社保庁はこうした横領・着服事件を長年、積極的に公表してこなかった。今回明らかになった社保庁職員の横領50件のうち18件は未公表。「公表」扱いとされた32件のうち8件も報道によって明らかになったケースで、社保庁が自主的に公表したものではない。
社保庁が原則公表するようになったのは平成10年度から。同年に城東社会保険事務所(大阪府)が国民年金保険料の横領などをした職員を依願退職させるなど、内々に処理していたことが発覚したためだ。甘い対応に批判が集まり、平成11年2月に宮下創平厚相(当時)が「今後は懲戒処分にしたものはきちんと公表し、刑事告発や会計検査院への報告も適切に対応したい」と表明したことがきっかけだった。
刑事告発も消極的
さらに、社保庁職員による横領50件のうち23件は刑事告発しておらず、15件は警察当局に相談もせずに社保庁の判断で見送っていた。社保庁は15件について「当時『社保庁内部で処分したから』『損害を弁済している』といった判断があった」と説明している。
自治体でも、栃木県藤原町(現日光市)の住民課年金係主査が昭和59〜62年度に約5736万円を着服していたケースでは、保険料の免除申請書を偽造し、加入者に督促状が届かないよう工作する悪質な手口にもかかわらず、「懲戒免職処分を受け、全額返済されている」との判断で、刑事告発が見送られた。
舛添厚労相は、刑事告発がされていないケースについて「横領をした連中は、きちんと牢屋に入ってもらいますよというのは当たり前だ」として、総務相に首長が率先して刑事告発するよう申し入れる考えだ。ただ、業務上横領罪の時効は7年で、「新たに刑事告発できるケースは限定的」(総務省幹部)という。
我が家は最上5階で屋根裏と同じ、夜はまだ30度近辺をキープしている。それでも一頃よりは涼しくなり、蝉の声も弱々しくなった。夜は地上から虫の音が聞こえるようになった。
今月の保守系オピニオン誌では7月末参院選挙の総括記事で賑わっている。メルマガやブログでもさんざん茶番ぶりが論じられて暑い夏が余計暑かった。
民主党当選者には社保庁の杜撰な事務の原因となった自治労幹部が多かったし、元キャディ横峯某や姫の虎退治などとキャッチフレーズで売り出した姫井某女などが当選した。横峯某は選挙中「年金は納めていなくても申請したら貰える」などど虚偽申請を勧めていた。今になって横峯某は賭けゴルフ、破廉恥行為の常習者で、姫井某女は不倫で週刊誌を賑わしているらしい。こんな手合いに血税から6年間議員給与(年額約2500万円)が支払われるのかと思うと情けない。平和ボケの国民は小沢氏の作戦と安倍叩きマスコミにすっかり騙されたとの自覚もない。自民党も何とか内閣を立て直したと思いきや、遠藤農林水産大臣が組合長を務めていた山形県米沢市の農業共済組合が、農業共済の加入者を水増しして、農林水産省から115万円の補助金を不正に受給していたことが明らかになった。反面、選挙前からくすぶっていた小沢氏の不動産問題、朝鮮総連傘下団体から献金を受けしかもそれを裏帳簿で処理していたと証拠物件まで突きつけられた角田前参院副議長などの問題はいっこうにTVに取り上げられない。
高邁な目標を掲げた安倍氏に普通の国日本にしてほしいと期待したが遠のいてしまったように思う。