落葉松亭日記(2007年7月〜8月)
8月26日(日) 雷族
うちの近所(神戸市北区)の幹線道路に毎週土曜日深夜から日曜日の未明にかけてしばしば雷族が現れる。
例のバイクでバリバリ爆音を轟かせて走る連中だ。暴走族ほどの組織力はないようで3〜4台らしい。
暑いのと騒音で目を覚まされ「クソッ」と思うがどうしようもない。石でもぶつけてやりたいがこちとら年寄りだから泣き寝入りだ。
パトカーのサイレンも混じって聞こえるときもあるから誰かが連絡したのだろう。しかし、イタチごっこだ。
真冬の凍てつくような真夜中でもやるから、彼らの発散するエネルギーは凄いものがある。
真っ昼間に彼らに会ったことがある(夜の連中と同じかどうかはわからない)。まだあどけない顔をして姿もこぎれいだった。バイクも立派なやつで、ただマフラーを改造し耳をつんざくほどの音を立てている。親が買い与えているとしか思えない。それがどれほど周りに迷惑をかけているかとんと考えが及ばない。あるいはわかっていてやるのか。「なんでそんなことするんや」と訊きたかったが信号が変わり先に行かれてしまった。
免許を取るぐらいだから字が読める程度の脳ミソはあるのだろう。だが、なにかが欠けている。
8月24日(金) 【山】西光寺山の鷺草
今年5月8日に西光寺山(篠山市)に登った。その時、登山口から少し入ったところに鷺草自生地があった。
花期を迎えているはずで、今日再訪してみた。木道下に満開状態を想像していたが、その時地元のおじさんが仰っていたように数が減っているのだろう、写真のような状態だった。一角には養生区域があってそこには育成中のものもあった。それでもまさにサギが舞い踊っているような可憐な花があちらこちらに見られた。
今日の西光寺山(713m)、今田薬師温泉から
撮り終わるとちょうど昼で今田薬師温泉に立ち寄って食事をした。敷地内にある豆腐工場で弁当と出来たての豆腐を賞味した。
太陽が真上にある露天風呂も大変な贅沢気分だった。
8月23日(木) 処暑
雷雨とともに夜が明け、北側の窓をあわてて閉める。
朝食の頃、室温も26度になった。外気はもう少し低いだろう。
立秋から猛暑が続いていたが峠をこえたかな、いや、まだまだ「暑さ寒さも彼岸まで」というから。
(写真:昨夜10時過ぎの稲光)
8月22日(水) スパイ天国
いるのだなぁ、こんな売国社長(日本人ではないのかも)が、元防衛庁技官が!
特別防衛秘密、中国が入手指示か 警察当局が文書押収 (2007/08/22 07:55)産経
旧防衛庁元技官が潜水艦関係の内部資料を持ち出した事件に絡み、警視庁の家宅捜索を受けた元貿易会社社長の関係先から、中国政府関係者が日本の特別防衛秘密の入手を指示したとみられる文書が押収されていたことが21日、分かった。元社長は在日中国大使館の関係者らと親交があり、元技官に日米秘密保護法の「特別防衛秘密」に該当する防衛装備品の情報提供を働きかけていた疑いがある。警察当局は同法違反(探知・収集、漏洩(ろうえい)の教唆)の疑いがあるとみて捜査している。
元技官は、旧防衛庁技術研究本部第1研究所に在籍中の平成12年3月、元社長に頼まれ、潜水艦の船体に使われる特殊鋼材の研究論文を無断で複写し持ち出したとして、17年3月に関係先の捜索を受けた。警視庁は今年2月、元技官を窃盗容疑で書類送検したが、嫌疑不十分で不起訴となった。資料の受け取りを否定した元社長も立件は見送られた。
関係者によると、中国側が作成したとみられる指示文書は、元社長の関係先の捜索で押収された。中国語で書かれ、情報を入手すべき防衛装備品のリストが記されていた。リストにある装備品は、元技官がコピーを持ち出した潜水艦の特殊鋼材とは別で、機密性が高い特別防衛秘密に該当するものも含まれている疑いがあるという。
元社長が指示文書の内容を日本語で書き直したメモも押収された。元技官は事情聴取に、リストとメモに記載された防衛装備品について、「(元社長から内容などを)聞かれた覚えがある」と述べ、資料提供などの働きかけがあったことを示唆している。
・・・・
つづき
中国武官が防衛幹部と頻繁接触 諜報活動か (2007/07/08 07:38)産経
中国大使館の武官2人が、防衛庁の現職幹部らと接触を繰り返していたことが7日、分かった。警察当局は、2人が防衛庁関係者と接触する現場をそれぞれ約20回確認しており、自衛隊の「機密」など軍事情報の漏洩がないか内偵捜査を進めたが、いずれも武官が帰国したため捜査は打ち切られた。日本の在上海総領事館員が中国で情報当局者から外交機密の提供を強要され自殺した事実が昨年12月に明らかになったが、国内でも中国による諜報活動が行われていた疑いが浮上した。
関係者によると、平成9年ごろ、中国大使館の駐日武官が防衛庁中堅幹部OBと都内の飲食店などで接触を繰り返していた。
警察当局で監視や尾行など捜査を進めた結果、1年間で約20回の秘密接触を現認したが、武官は突如中国に帰国。14年には、別の武官が防衛庁の研究機関に所属する現職幹部と飲食店などで接触を繰り返し、警察当局で1年近くの間に十数回の接触現場を確認したが、やはり途中で帰国した。
接触が定期的だったことから、警察当局は防衛秘密漏洩の疑いがあるとみて長期の行動監視を行ったが、いずれも帰国により捜査が打ち切られたため、情報漏れの有無は解明に至らなかった。
防衛庁の秘密情報は機密性が高い順に「機密」「極秘」「秘」に3区分されており、「秘」以上を漏洩した自衛官や職員は自衛隊法(守秘義務)違反の罪に問われる。
防衛庁では12年9月、幹部が「秘」文書をロシア大使館の駐日武官に渡したとして、同法違反の容疑で警視庁に逮捕された例がある。
一方、中国大使館では昨年3月、防衛庁の元幹部が在任中に職場から潜水艦の論文を盗みだしたとして窃盗容疑で警視庁の強制捜査を受けた事件で、論文が中国大使館に出入りしていた貿易業者を通じて中国側に渡った疑いが指摘されている。
都内のコンサルタント会社社長の入管難民法違反事件で今年3月、警視庁が押収した社長の手帳に、中国大使館の参事官から中国と台湾の統一運動推進を指示された旨の記述があったため、警視庁は4月、参考人として参事官らに異例の出頭要請を行い、国内での工作活動の一端が明るみに出た。
だが、中国大使館員と防衛庁関係者の不明朗な接点が、捜査で明らかになったのは初めてだ。
これでは同盟国に疑われても致し方ない。
日本の情報保全体制に懸念…米、MDソフト供給を一時停止していた (2007/08/11 10:42)産経
ミサイル防衛(MD)システムの中核である海上配備型迎撃ミサイル(SM3)搭載に向けた改修工事中の海上自衛隊のイージス艦「こんごう」について、米側が機密性の高いソフトウエアや文書の供給を一時停止していたことが11日明らかになった。年内配備の計画に影響はないが、日本の情報保全体制に対する米側の懸念が原因とみられている。
防衛省筋によると、弾道ミサイル迎撃のためのソフトなどが7月中に米側から供給される予定だったが、一時的にストップ。日本側が、海自イージス艦中枢情報流出事件を踏まえた情報保全体制への取り組みを説明したのを受け、今月3日に再開された。海自関係者は「供給停止には日本側に情報保全への取り組みを促す狙いがあった」とみている。
警察の捜査がなければ防衛秘密漏洩が発覚しなかったというのも頼りない。防衛省とはそんなものかと思ってしまう。これまた氷山の一角ではないことを願いたい。
元社長は現在生活拠点を中国にしていると云うから工作員だったのではないか。それにしても、国防にかかわるこのような犯罪の刑罰が10年程度とは軽いものだ。
8月20日(月) 中共、本音を吐露
中共は「太平洋の西半分を管理したい」と云っているらしい。
中国、太平洋の東西分割提案か 米軍は拒否 産経(2007/08/20 01:05)
17日付の米紙ワシントン・タイムズは、キーティング米太平洋軍司令官が最近訪中して中国軍事当局者と会談した際、中国側が、太平洋を東西に分割し東側を米国、西側を中国が管理することを提案したと報じた。米側は拒否したという。提案の詳細には触れていない。
米太平洋空軍のへスター司令官は「空間を誰にも譲らないのが、われわれの方針だ」と記者団に述べ、西太平洋地域を米軍の影響下に置く必要性を強調した。
米政府内の親中派の間では提案に前向きな受け止めもあったが、国防当局は西太平洋の覇権を中国に譲り渡す「大きな過ち」だと主張。日本などアジアの同盟国との関係を台無しにしかねないとして断ったという。(共同)
中共は以前から第一列島線、第二列島線などと台湾、フィリピン、沖縄、日本を呑み込んでしまうような軍事境界線を引くなど荒唐無稽な考え方を持っていたが本気なのだろう。チベット、ウイグル侵略、スーダン・ダルフール虐殺支援など目に余る戦略を実施し、軍備増強も着々と行っている。
参院選では民主党が優位に立ち、自民党内にも能天気な「北京オリンピックを支援する議員の会」のような親中派が沢山いる。防衛省も人事で内紛などしている場合ではない。
米国とて国益中心で動く国である。日本として国防をどうするのか我々国民が真剣に考えなければならないような時代に入ったのではないか。
スポーツ五輪は政治と切り離すべきと云うが中共は「抗日記念館」などで世界に反日をアピールすることは忘れていない。米の従軍慰安婦決議も中共の工作があった。北京五輪はボイコットすべきと思う。
8月17日(金) 盆すぎの墓参
Uターンラッシュのニュースが飛び交ったお盆もあっという間に過ぎた。相変わらず猛暑は居座り部屋の気温は朝から31度を指している。交通量も落ち着いていることだろうと能勢の妙見山北側にある本瀧寺に向かった。
バイクの有り難いところで停滞もあまりなく風の中を涼しく走れた。田園の稲田はもう穂を垂れているもの見られた。
お寺はセミの声だけで閑散としている。お花の売店も閉まっており、持参したお茶をお供えして近況報告した。
納骨堂の脇にある坂を登ると鬱蒼とした杉木立の中に慶長年間建立といわれる本堂がある。ハリのある読経の声とお百度を踏む2,3人の姿が見られた。本堂奧に水行場がある。一度暑いときにやってみたいものとかねてから思っていたので実践することにした。寺務所に声をかけると「あ、どうぞ」と返事があった。滝の手前に更衣室がある。冬場用に石油ストーブも備えてあった。
高さ20mぐらいあるだろうか竜の口から水が落下している。首筋に受けるとさすがに山の水、冷たい。しばらく受けると雑念が何処かへ行ってしまった。ビシビシと身体を打つ水を感じるのみの世界になった。般若心経を読み終える(情けないことに未だに覚えきらない)2,3分で冷えてくる。
他にはだれもおらず、ド素人行者の自分は作法もわからなかったが2,3度繰り返しとにかく終わった。非常にスッキリしたいい気分だった。この余韻は忘れられないだろう。
それにしても酷寒のなかおやりになる行者さんの強固な意志、信仰心は篤いものだとあらためて感心した。
帰路、野間の大ケヤキに立ち寄った。4月に見たときはまだ葉がなかったが、今日は豊かに葉をつけ大きな緑陰を作っていた。(右:今年4月6日の写真)
8月15日(水) 終戦記念日
先日まではわりにカラッとしていたが、今日は蒸し暑く33度まで上がり、風が弱く日が暮れても部屋の温度は下がらない。
各地で追悼行事が行われた。先日は安倍内閣全閣僚が靖国神社へ参拝しないと表明し「参院選ショック」が此処まで来たと驚いたが、高市少子化担当相や小泉前首相、超党派の「みんなで靖国神社に参拝する国会議員の会」の議員などが参拝したとの報道があった。
小泉前首相が靖国参拝 報道陣の問いかけには応じず 産経(2007/08/15 09:39)
小泉純一郎前首相は15日午前、東京・九段北の靖国神社を参拝した。小泉氏は首相在任中、計6回靖国神社を参拝しており、昨年も終戦記念日に参拝した。
モーニング姿の小泉氏は午前8時20分ごろ、靖国神社に車で到着。警護官に囲まれながら、到着殿から入り、昇殿参拝した。参拝後、「どんな気持ちで参拝したのか」との報道陣の問いかけには応じず、無言で車に乗り込んだ。
一方、超党派の「みんなで靖国神社に参拝する国会議員の会」(会長・島村宜伸元農水相)に所属する国会議員も15日午前、集団で参拝した。
超党派・国会議員46人も集団参拝 靖国神社 産経(2007/08/15 12:12)
超党派の「みんなで靖国神社に参拝する国会議員の会」(会長・島村宜伸元農水相)に所属する国会議員46人(ほか代理が100人)も15日午前、集団で参拝した。参拝した議員の内訳は自民党41人、民主党4人、無所属1人で、平沢勝栄内閣府副大臣、山谷えり子首相補佐官も含まれている。
参拝後、会見した島村氏は、安倍晋三首相が15日の参拝を見送る考えであることについて「安倍首相らしくない。参るべきだ」と批判。他の閣僚も参拝を見送ることについては「何か頼りない。堂々と参拝されたらいい」と述べた。
戦後世代の自分は高度成長期に就職しそれなりに一生懸命働いたつもりだ。やがてバブルになり会社も衰退した。定年を迎え早期退職を選択しいろいろとやってみた7,8年だったが、なんとか年金生活にこぎつけた。中の下といったレベルだが食べていける生活はありがたいことだ。
日本は世界第二の経済大国だが、昨今は陰惨な事件、詐欺、公務員や政治家の不祥事が目立つようになった。豊かさの代わりに心が貧しくなった。先日あるブロガーが紹介されていた新渡戸稲造著「武士道」と李登輝(前台湾総統)著「武士道解題ノーブレス・オブリージュとは」を読ませていただいた。古くからあった日本の道徳規範が戦後教育で軽んじられているというのがテーマであった。
世に賢人偉人が沢山おられるのに、なぜ政治や教育に反映されないのだろうか残念に思う。
8月14日(火) 今日の菊水山
今日も全国的に猛暑が続いている。
午後部屋から見る菊水山の後ろに入道雲が覗いた。上がってみると大阪湾の向こう葛城山系、紀伊山地上空のものだった。
山上ではミンミンゼミの声に混じってツクツクボウシの声も聞かれた。
奧は多可町笠形山、千ヶ峰 手前は丹生山系 摩耶山と鍋蓋山(手前)
新港突堤、入港中のサンフラワー、ポートアイランド(8/11撮影) (いずれもクッリクで拡大)
8月11日(土) 猛暑
全国で猛暑 兵庫・豊岡38.6度 東京・練馬37.6度 (2007/08/11 19:09)産経
日本列島は11日、北海道と沖縄を除き、今年1番の厳しい暑さに見舞われ、各地で35度以上の「猛暑日」となった。
兵庫県豊岡市は8月としては過去最高の38.6度に達した。群馬県館林市も38.3度、埼玉県熊谷市37.8度、東京都練馬区37.6度と軒並み今年の最高気温を記録した。静岡県の御殿場で34.2度を記録するなど全国4カ所で観測史上最高気温を更新した。
東京都心の大手町でも36.4度を記録、最低気温も28.1度と今年1番暑い朝となった。
この日は本州の広い範囲で高気圧に覆われ、夏空が広がった。各地で朝早くから強い日差しが照りつけ、気温が急上昇した。
気象庁は今後約1週間は太平洋高気圧の衰える気配がなく、厳しい残暑になるとして、熱中症に注意するよう呼びかけている。
神戸市北区にある高度300mの当地はおかげさまで31度ぐらい。雲一つない青空が広がり、わりにカラッとした天気であった。
夕方、菊水山(459m)に上がってみた。予想通り眺望は素晴らしく、南は淡路島、紀伊水道友が島、関西空港が見渡せた。西は家島群島、小豆島、四国も確認できた。
(写真:正面奧が紀伊水道、友が島)
不可解な靖国不参拝
全閣僚が終戦記念日に靖国参拝せず、首相も行わない方向 (2007年8月10日13時42分 読売新聞)
安倍内閣の全閣僚が8月15日の終戦記念日に靖国神社を参拝しないことが、10日の閣議後の記者会見などで明らかになった。
安倍首相は参拝について「するともしないとも言わない」として明言を避けているが、終戦記念日の参拝は行わない方向だ。
終戦記念日に閣僚が一人も靖国神社を参拝しなかった年は少なくとも過去20年間例がなく、極めて異例だ。
塩崎官房長官は10日午前の閣議後の記者会見で、参拝しない理由について「私の信条だ」と述べた。小泉前首相の靖国神社参拝を積極的に支持してきた高市沖縄相は「安倍首相が参拝をこらえていると思うので、閣僚として(参拝を)控えようと思う」と説明した。
他の閣僚も閣議後の記者会見などで、参拝しない意向を表明。昨年の自民党総裁選の際に靖国神社問題に関する私案をまとめた麻生外相は、終戦記念日は外国出張中のため参拝しない。
「参院選ショック」なのか、なんと全閣僚が揃っていかないという。
「戦後レジームからの脱却」は何処へいった。中共や、慰安婦決議をした米議会に慮っているのか。参拝はあくまでお祈りだから自宅でもできるといえばそれまでかもしれないが、終戦記念日に日本の首相が国民を代表し戦没者慰霊の参拝をし、国のために亡くなった人々を追悼することは、当然の行為だ。
内政干渉を認め悪しき前例を作ってしまった。河野談話と同様これを覆すのは並大抵ではないだろう。
小泉さんが「適切に判断する」と云いながらも参拝したあの頑固さが懐かしい。
8月8日(水) 【山】宍粟市養父市境界 藤無山(1139m)
早くも立秋を迎えた。まだ日が長い内にと遠方の藤無山を目指した。
氷ノ山の南、養父市大屋町と宍粟市の境界にある。神戸からは中国自動車道に乗り山崎から北上するルートがある。先日も利用したが、風防のない我がバイクでの高速道路は少々しんどかった。その反省からやはり北側から回り込むルートを行くことにした。あてにしていたR70養父朝来線から大屋町に至るR279(カカナベ峠)が土砂崩れのため工事中で通行不能、走行距離は往復311kmになり、登山時間(3.5時間)よりバイク上の時間(7時間)がはるかに長くなってしまった。
バイク走行:311km 帰宅:18:30
8月4日(土) ファクト(事実)こそ武器 III
米下院で日本政府に対し従軍慰安婦問題で謝罪を要求する決議案が採択されたことに対して、「史実を世界に発信する会」(代表加瀬英明氏)が抗議を行った。
外務省は相変わらずこの件に関し動きがない。
2007/08/02宮崎正弘の国際ニュースより
米国下院議会へ陸続と抗議文
日本の保守系文化人が立ち上がる
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「史実を世界に発信する会」(加瀬英明会長)はマイク・ホンダへの公開質問状をはじめ、外交委員会メンバー、ぺロシー議長等議会指導者へ何度も手紙と資料を送って121決議案の不当性を訴えてきた。
決議案が採択されたため、ペロシー議長と435人の下院議員に対して、抗議と再調査、そして謝罪を要求する手紙を出すことに決定した。
1.ペロシー議長への手紙:
2.下院議員435名への手紙:
全文は添付の通り。また外国人特派員クラブ会員へもプレスリリースする予定。
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Society for the Dissemination of Historical Fact
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July 31, 2007
The Honorable Nancy Pelosi
Speaker, U.S. House of Representatives
235 Cannon House Office Building
Washington, DC 20515 0508
USA
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Dear Madam Speaker:
昨日7月30日、貴殿が議長を勤めるアメリカ下院は、日本政府に慰安婦を性奴隷にしたことを正式に謝罪することを求める決議案を可決した。これは、将来のアメリカの歴史において類まれなる恥ずべき愚行として記録されること必定の愚かで不当極まりない決議である。なぜならば、この決議案は歴史事実を極度に歪曲し、存在しないものを捏造した前提の上で成り立っているものであるからである。
われわれは、貴殿に対してこの決議案が事実に基づいていないので、改めて事実調査を行なったうえで審議にかけるよう要望した手紙に参考資料(秦郁彦教授のレポート他)を添付して5月7日に送付した。また7月3日にはさらに性奴隷制度など存在していなかったことを示す資料を添付して事実調査を要求する手紙を送付した。
これ等の手紙の中で特に強調したのは、アメリカの公式記録United States Office of War Information, Psychological Warfare Team, attached to the U.S. Army Forces India–Burma Theater, APO 689 において、「"慰安婦”(comfort girls)は売春婦または職業的なキャンプフォロワー(professional camp follower)に他ならない」明確に述べていることである。そして、彼女達に月平均の稼ぎ高は1500円で、うち750円は雇い主へ返済される、と記録されていることである。
当時日本軍の軍曹の月給は30円であったから、彼女達はその25倍稼いでいたことになる。これを性奴隷といえるのか。米軍の公式記録によって真っ向から否定されている、強制された慰安婦制度であるとか、性奴隷であるとか言うことを主張する決議案が果たして正当化できるものか否か、事実調査を行なって検討してほしいと要望したのである。しかるにわれわれの理を尽くした要望は全く無視されてしまったのである。
人権の尊重ということについてはわれわれは貴殿と根本的に信条を同じくしている。問題なのは人権の名の下に本決議案は事実を無視して一方的な日本断罪を行っていることである。これは日本と日本人の名誉と人権を侵害する不当な行為であるということである。途方もない冤罪といわねばならない。
われわれは、戦地において慰安婦が苦難を受けたことに心から同情するものである。日本政府は世界で唯一こうした方々への慰謝をおこなっている。その日本政府を一体アメリカは一方的に断罪する権利があるのか、よくよく考えていただきたい。聖書に「汝らの中、罪なき者まづ石をうて」ということばがある。
アメリカ軍がベトナムで現地売春施設を利用したことはご存知であろう。多くの部隊ではキャンプ内にこうした施設を入れていたことはSusan Brownmiller のAgainst Our Willにも書かれている。韓国でも国連軍用の慰安所が作られ米軍が主に使用していた。(Don-a Ilbo, Sep. 14, 1961)さらに言えば、米軍が日本に進駐してきたときに、日本政府に慰安所の設置を指示し、それを利用している。こうした中で辛酸をなめた女性も数多くいる。貴殿に是非理解していただきたいのは、日本軍の慰安所と米軍がベトナム、韓国或いは日本で使っていた慰安所とは基本的に同じものであったということである。
あたかも日本軍の慰安婦だけが「強制」の「性奴隷」であるかのような全く事実に反する主張しているのが決議案121である。これほど不当なものがfairnessを重んずるアメリカの議会に提出されること自体、信じられないことであるか、それが可決されたということはまさに歴史的な愚行である。
もし貴殿に一片の良心があるならば、直ちに決議案見直しの「歴史検証作業」に取り掛かっていただきたい。そしてその不当性が明らかになった際には、明確な謝罪をアメリカ国民と日本に対して行なっていただきたい。決議案121の廃止決議とともに。
敬具
平成19年7月31日
「史実を世界に発信する会」
代表 加瀬 英明
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Society for the Dissemination of Historical Fact
Shin Sakuma Bldg. 3F, 2-13-14, Nishi-Shimbashi, Minato-ku, Tokyo 105-0003, JAPAN
July 31, 2007
Dear Congressperson:
7月30日、アメリカ下院は日本政府に慰安婦を性奴隷としたことを公式に謝罪することを求める決議案を可決した。これは歴史事実を全く無視した不当極まりない決議であり、われわれは強く抗議するものである。
決議案が本会議にかけられるまでに、われわれはペロシー議長に対して、様々な資料を示して決議案が事実に基づかないものであることを訴えた。2度にわたる手紙で、採択の前に事実調査を十分に行い、その上で審議を行なうことを要求した。
ところがわれわれの理を尽くした要望は全く無視され、事実を確かめることなく、一方的な決議が採択されてしまったのである。議員諸兄は、添付ペロシー議長宛の手紙に述べたような自国の公式文書についてその内容を知った上で、投票したのであろうか?決議案の内容は真っ向からこれと矛盾するものなのである。もし、これを知らずに、一方的に他国、それも友好国を断罪するような決議案を通してしまったのだとすると、諸兄の責任もまた重大なものである。
是非とも、ペロシー議長にこの問題についての再調査と、決議見直しを行なうよう働きかけていただきたい。
敬具
平成19年7月31日
「史実を世界に発信する会」
代表 加瀬英明
Attachment:Letter to the Honorable Nancy Pelosi, Speaker of the U.S. House of Representatives
8月2日(木) 処分
その1
赤城農水相、事実上の更迭 辞表を提出、首相が受理 2007/08/01 産経
安倍晋三首相は1日、赤城徳彦農水相の事実上の更迭に踏み切った。首相は赤城氏を首相官邸に呼び、この席で赤城氏が辞表を提出、首相もこれを受理した。赤城氏は農水相就任以来、「政治とカネ」をめぐる問題が次々と発覚、参院選での与党大敗の一因と指摘されていた。首相は近く、大幅な内閣改造を行う方針を示しているが、赤城氏を早急に交代させることで、態勢の建て直しを急ぐ必要があると判断したとみられる。後任は、若林正俊環境相を兼務させる方針だ。
赤城氏は辞表提出後、記者団に「私に関するさまざまな報道があり、参院選で与党敗北の一因となったのは紛れもない事実だ。大変申し訳なく、この際、けじめをつけたいと思った」と辞任理由を説明した。
首相は31日、「赤城氏も含めて人心を一新する」と述べ、名指しする形で赤城氏の交代を明言していた。首相周辺は1日、「首相が(赤城氏を)呼んだのだから、推して図るべきだ」と述べ、今回の閣僚交代は自発的な辞任というよりも事実上の更迭との見方を示した。
・・・・
東京大学法学部卒業。1983年農林水産省へ入省。林野庁林政部、大臣官房企画官等を経て退官。祖父赤城宗徳の引退後、その地盤を受け継ぎ、1990年2月の総選挙で旧茨城3区から立候補して初当選、以来六回連続当選。(Wikipedia)
法学を学んでいながら、法に沿った経理処理が出来ていなかった。
その2
お騒がせ朝青龍に「厳罰」 協会やっと処分 2007/08/01 産経
日本相撲協会の緊急理事会後、伊勢ノ海総合企画部長(元関脇藤ノ川)が横綱朝青龍への処分を発表した。「4カ月間30%の減俸。9、11月場所の出場停止。11月場所千秋楽までの自宅謹慎で、原則として部屋と病院以外への外出禁止」。横綱に対する前代未聞の処分内容ながら、伊勢ノ海部長は当然とばかりに淡々とした口調だった。
「巡業を休むという診断書を提出しながら、モンゴルでサッカーをしたのは横綱として軽率な行為。力士の模範であるべき横綱の処分に値する」。これまでは騒動を繰り返す朝青龍を面と向かってとがめることがなかった協会だが、この日ばかりは違った。
緊急理事会は処分対象者の高砂親方(元大関朝潮)が席を外し、午後0時50分に始まった。1時25分に高砂親方が呼び込まれ、5分後に終了。10分程度で終わることも珍しくない理事会が約40分にわたったことからも、事の重大さがうかがえる。
伊勢ノ海部長は処分決定の経緯を「いろいろな意見が出たが、最終的には北の湖理事長(元横綱北の湖)が大勢を占めた意見でまとめた」と説明。大関への番付降格や引退勧告といった処分を求める意見は出なかったという。
続き
記事の後半にあるこれまでの騒動を見ると、入門以来の教育の不行き届きという感がある。
品格や礼儀、社会規範など損なわれつつある現代、相撲はスポーツを通じてその手本を示すという大きな役割を担っていると思うが、外人さんにそれを望むのは無理なのだろうか。
7月31日(火) 【山】神崎郡神河町 白岩山(973m)
快晴。朝の気温は低めで、現地に行くまでのバイク走行は涼しすぎた。
白岩山の北側は朝来市生野町になりほぼ境界にある。ふるさと兵庫50山には入っていないが、番外として紹介されていた。頂上には低い熊笹に転々と岩が配置され、まるで日本庭園のようだとある。しかし登山コースがイマイチ粗っぽく、webで調べてみても大差ない。とにかく現地に行ってみることにした。
千ヶ峰の西側にある越知から林道で峠を越えて登山口のある猪篠集落に入った。登山口前の道路の傍らにバイクを駐めようとしていると、付近で作業しているご主人(70過ぎにお見受け)が「山へ登るのか・・、この納屋の裏に駐めるといい」と云ってくださった。「それは有り難うございます」と云って好意に甘えることにした。ちょうどその位置から頂上が望め、尾根が西に延びている。それを指しながら、ご主人は「ここから林道を東に行き終点から頂上にいく標識がある。下山はあの尾根を西に行って、途中の分岐から此処に降りてこれるよ」と説明してくれた。地形図の波線と一致しておりそのコースを行くことにした。
約40分歩くと林道も終わり堰堤があった。そこで水を飲んだのだろうか鹿の母子が懸命に向こうの崖を登っていくのが見えた。山道の入り口の標識は薄に覆われ見えにくくなっている。丸木橋を渡りいよいよ山道に入った。鶯の声にときおりカッコウの声も聞かれた。桧林の植林地帯は日陰で汗はかくものの歩が進む。30分ぐらいで尾根に出た。青空に燦々と夏の陽光が照りつけ、むっと草いきれがしてきた。しかし風はからっとしていて心地よい。そこから約40分尾根伝いで頂上に着いた。
頂上の北側は桧林で木陰がある。南から西にかけては展望良く開け、低い熊笹のなかに大小の黒い露岩が顔を出し、なるほど枯山水のようでもある。南側は此方と同じくらいの山並みの向こうに笠ヶ岳が顔を出している。眼下には猪篠集落、西側には播但道路が山間を姫路方面に延びている。道路の向こう側は段ヶ峰から峰山高原の山並みが続いていた。
ヒグラシのコーラスの中、弁当を食べ、貸し切りの眺望を1時間ほども堪能した。
下山はご主人の云う周回コースで西に尾根伝いに行き、途中の分岐から元の登山口に降りるべく桧林の尾根を進んだ。しかし残念なことにその分岐が見つからず、なおも進むと送電線鉄塔が見えてきた。地形図を見ると明らかに行きすぎだ。
樹間からは播但道路が見えている。「ありゃー、えらいことになった。分岐を見逃さないよう慎重に歩いたのになぁ」
送電線から向こうは自然林のようで歩けるようには見えなかった。地形図とコンパスを頼りに桧林の急斜面をトラバースしながら戻る方向に降りていった。
なんとか正規のコースらしき所に出て元の登山口に着いたのは14:30、1時間以上も回り道をしてしまった。
わき水の流れる溝で汗を拭き下着を取り替えさっぱりする。バイクのある納屋へ帰ると、相変わらずご主人が作業していた。
「どうだった・・」
「いやぁ、分岐点が分からず西の鉄塔の辺りまで行ってしまいました、いい運動になりました」と笑って云うと
ご主人は(えっ、ほんまかいな)という表情で笑いながらなかば呆れているようだった。
「そうか、じゃぁ、こんど調べとく」と云っていたが、登山コースの見回りもしておられるようだ。
時間が早ければ生野の行者岳にも行きたかったのだが、頂上でゆっくりしすぎたのと、回り道で時間を食いすぎた。ご主人にお礼を言って帰路についた。
写真:林道(越知猪篠線)から望む白岩山
7月29日(日) 参院選自民惨敗
こんな事が起きるんだなぁ。
年金騒動、閣僚の失言、事務所経費等々で揚げ足を取られた自民党。政権担当能力があるとは思えない民主党が圧勝とは。
ネット上では保守系ブログが圧倒し正論を読ませてもらっているが、世の中全体から見るとやはり新聞TVの影響が如何に大きいかがわかる。タイミング良く次々に事務所経費の不備を突く情報がリークされるのは不思議だったが、天下り談合防止の公務員制度改革が官僚にとっていかに脅威になっているかを証明していると分析する意見もありなるほどと思う。
残念ではあるが、そういった揚げ足取り情報をうまくマスコミと連携し宣伝する民主党の手法が勝った。小沢氏自身の巨額の不動産や朝鮮総連献金疑惑の角田氏の問題はいっこうに取り上げる様子がないところをみると、マスコミは平衡感覚を失い工作員に牛耳られているのだろう。汚いと云えば汚いが、突っ込まれる方も甘い。
安倍内閣は重要法案で既に実績を上げている。内憂外患大変だが引き続き腐らずに続投してもらいたいと願う。
7月28日(土) 風評被害
新潟地震はお気の毒だが、周辺の観光地は営業できるにもかかわらずキャンセルが相次ぎ大変らしい。原発のトラブルでは、海外では日本全体が放射能に覆われたように報道され、イタリアサッカーチームの来日が中止になったという。NHKの全国ニュースでは連日報道しているが少しは配慮してローカルに落とすなどすればよいのにと思う。
中国産のウナギに抗菌剤が入っていたとかで国産のウナギまで敬遠され、土用の丑の日を前に業者は肩を落としている。中国食品は以前から問題だったが、アメリカで問題になってからようやく日本でも報道が始まった。
古くはトイレットペーパー騒ぎなどが記憶にある。納豆ダイエット騒ぎもあった。不二家食品も内部告発に偽りがあったそうだ。
参院選挙戦も今日を残すのみとなった。当地区は候補者4人でときおり最後のお願いアナウンスが回ってきた。けたたましく名前を連呼するばかりでそれもコンクリートの団地に反響し聞き苦しい。結局の所、選挙公報を見て確認するばかりだ。
安倍政権の選挙争点は国の将来を見据えた憲法改正や教育改革、国防、戦後レジームからの脱却だったが、訴えることなく野党の年金や暮らしに引きずられた感がある。それに加えて閣僚のスキャンダル、失言が相次ぎ安倍叩きをする一部メディア(ネットブロガー達はマスゴミと呼んでいる)の格好の餌食になった。その効果(?)があってか、参院での与党過半数割れは必至らしい。そういうことになれば国政、経済、生活が停滞しそうな感じがする。
「世論なんてお盆の上の豆みたいなものよ。お盆を右へ傾ければ右へ、左へ傾ければ左へ、ザザーッと一斉に転がっていく。新聞報道もおんなじね」と曽野綾子さんが仰ったそうだ。悲しいかな当たっている。
7月26日(木) 横綱の資質
大相撲名古屋場所で優勝した朝青龍が、腰の疲労骨折をしていて全治6週間という。ところが帰国中のモンゴルでサッカーのイベントに参加しプレーしていたという。8月の夏巡業も参加せず、養生もしていなかった横綱の資質が問われている。強ければいいってものではない。せっかく二人横綱になりこれからと思っていたが、相撲界がバカにされているようで一相撲ファンとしては「なんだかなぁ」という感じだ。
「全治6週間」朝青龍がサッカー 地に落ちた横綱の資質 産経(2007/07/26 19:24)
大相撲名古屋場所で優勝後、腰の疲労骨折が発覚した横綱朝青龍(26)=本名ドルゴルスレン・ダグワドルジ、モンゴル出身、高砂部屋=が、帰国中のモンゴルでサッカーのイベントに参加し、プレーしていたことが26日、明らかになった。「全治6週間」とされる朝青龍は診断書を日本相撲協会に提出し、8月3日から始まる夏巡業を休場することにしているが、日本の外務省やモンゴル政府筋などからの要請によりウランバートルで25日に行われた交流イベントに参加。サッカー元日本代表の中田英寿氏らとプレーしたという。協会の公式行事への欠場を表明しながら、サッカーに興じたのは横綱としてあるまじき行為。無断帰国、土俵上での暴挙など度重なる愚行は改まる気配がみえず、横綱としての資質が再び問われることになる。
シュート決める
「腰の骨を疲労骨折した」横綱が、ウランバートルでの交流サッカーで中田氏のパスを受け、シュートを決めていた。
強靭(きょうじん)な体の横綱とはいえ、骨折した体で走り回るとは何とも無謀。果たして、疲労骨折という診断が本当なのかと、疑いたくもなる。
問題となるのは、8月の巡業を休場して帰国した先での出来事だったことだ。本来なら治療なり、静養なりに時間をあてるべきだが、そんな考えはなかった。巡業は力士にとって本場所同様に重要な仕事であるものの、横綱は巡業を軽んじているとみられても仕方ない。
名古屋場所を3場所ぶりの優勝で飾り、「ファンのおかげです」と話した。しかし、巡業で朝青龍が相撲を取るのを楽しみにしているファンの存在も頭にない。
6月のハワイ巡業では、勧進元主催のレセプションパーティーを途中退席した。海外興行には相撲という日本固有の文化を世界に発信し、国際的な親交を深める意味合いもあるが、朝青龍はお構いなし。下がりで相手力士をたたいたり、協会に無断で帰国もする。
北の湖理事長「おかしい」
北の湖理事長(元横綱北の湖)は「診断書が出ているのに、サッカーをしているのはおかしい」と、苦り切る。師匠の高砂親方(元大関朝潮)は「本人には本当に疲労骨折なら入院しなさい、巡業に出られるのなら出なさいと伝えた」という。
地に落ちた横綱の資質。十分に行き渡らない監視の目にも問題ありだが、横綱に責任の自覚が芽生えてこないとなれば、厳しい処分を下して、痛みを感じさせることも必要だ。(奥山次郎)
7月24日(火) 【山】宍粟市 三室山(1358m)
23日九州、四国地方の梅雨明けの発表があった。24日の天気予報は晴れで山行きの準備をした。
夜が明けてみると雲一つなく、秋を思わすからっとした陽気だ。
三室山は、以前、平成之大馬鹿門を訪れたがあの空山の北側にある。現地も真っ青な空が広がり雲一つなかった。
登山口から頂上までは2時間程度だが、とんでもない間違いをして1時間以上もロスし体力を無駄に消耗した。
沢を渡って西に行かなければならないところを真っ直ぐ桧植林地帯に入ってしまった。テープ標識が見つからずおかしいな、戻ろうかと思いながらかなり上(高度1000m付近)まで行ってしまった。桧林がなくなり熊笹まじりのヤブになり、こりゃ駄目だと引き返す。踏み跡もあり、脱ぎ捨てたジャージが埋もれているのも見たので少し楽観的にそのうち標識が現れるだろうと思ったのが間違いだった。地形図をよくよく見ると隣の尾根筋であった。
元の地点に戻ると昼前だ。本来ならもう弁当を広げている頃なのになぁと足取り重く休み々々登っていった。
頂上の眺望は素晴らしく、そして早くも無数の赤とんぼが乱舞していた。
帰宅してニュースを見ると、近畿地方も梅雨明けが発表されており、平年より5日遅いということであった。
(写真:麓の三室の滝)
7月22日(日) 大相撲名古屋場所千秋楽
終わってみれば、朝青龍。14勝1敗で3場所ぶり21度目の優勝。
終盤に来ての朝青龍の集中力はすごいものがある。
稀勢の里11-4(突き落とし)琴光喜13-2
琴光喜やはりかたくなったのだろうか、稀勢の里のほうの踏み込みが良く、琴光喜は後手後手にまわった。
引き上げてくる琴光喜は悔しそう、目頭を押さえていた。稀勢の里11勝あげた。
来場所大関琴光喜が楽しみ。
朝青龍14-1(寄り切り)白鵬11-4
立ち会いすぐがっちりと両まわしを取りそのまま寄り切った。集中力とスピード、白鵬は何も出来なかった。
三賞
殊勲賞:安美錦 敢闘賞:琴光喜、豊響 技能賞:琴光喜
前頭の10勝以上: 稀勢の里11-4 栃乃洋10-5 北勝力10-5 豊響11-4 海鵬10-5
十両の10勝以上: 岩木山12-3優勝 旭天鵬12-3 豪栄道12-3 若麒麟10-5
7月21日(土) 大相撲名古屋場所14日目
白鵬三敗、新横綱優勝はなくなる。
琴光喜13-1(送り倒し)栃乃洋9-5
二年ぶりの対戦という。相撲巧者の栃乃洋に対し、琴光喜立ち会いで迷いがあったらしくやや受け身の立ち会いとなった。しかし左に回り込みながら送り倒し。大関は確かになり、こんどは優勝を目標にしての重圧に勝てるか明日稀勢の里戦が楽しみ。
朝青龍13-1(小手投げ)豊真将9-5
終盤、優勝を狙う朝青龍は動きが良くなってきた。右上手から左に回り小手投げ。力をつけてきている豊真将ではあるが横綱の壁は厚く差は歴然としていた。千秋楽はいよいよ対新横綱白鵬戦。
千代大海8-6(叩き込み)白鵬11-3
千代大海厳しい突き押しで白鵬を土俵際に追い詰めた。しかし白鵬反撃、千代大海退きながら苦し紛れに叩くが、わずかに余裕があり左足がかろうじて俵の上に残っていた。白鵬三敗となり悔しい表情、優勝はなくなる。千代大海勝ち越し。
一敗:朝青龍、琴光喜
参院選の争点
先日選挙管理員会から「みんなそろって投票しましょう」と印刷された参院選挙の案内が来ていた。
安倍政権の戦後レジームからの脱却・憲法改正のテーマが、大臣の不適切発言や杜撰な年金処理で霞んでしまった。
年金問題の原因は、自治労に支えられた社保庁の親方日の丸的体質にあると解明された。安倍内閣は社保庁を解体し民営化すると解決を目指している。しかし、民主党には自治労元幹部がいて反対に及んでいるらしい。いずれにしろ年金問題解決には時間がかかるだろうけれど道筋は見えている。ここらで本来のテーマに戻るべきではないだろうか。
産経新聞「正論」で百地章教授が以下のように整理されていた。(2007/07/20 06:19)
・・・・
≪隣国の軍事的脅威思え≫
参院選の最大の争点とは何か。それは参議院にふさわしい国家の根幹にかかわる長期的課題、例えば憲法改正、外交、防衛、教育などといったテーマである。
憲法改正国民投票法の成立によって、憲法改正問題は全く新しい局面に突入した。3年後には国会によって憲法改正の発議がなされる可能性が出てきたからである。参議院議員の任期は6年あり、今回選出される議員の任期中に憲法改正の発議がなされる可能性はかなり高い。その際、参議院に憲法改正問題を託すに足る人材を確保できているかどうかは、文字通り国の命運を決する。
各党のマニフェストを見ると、自民党は155の約束のトップに「新憲法制定の推進」をあげているが、7つの重点課題の中では、最後尾に置かれてしまった。これに対して、年金と共に、憲法9条改正反対を前面に打ち出しているのが、共産党と社民党である。安倍晋三総理の主張する「戦後レジームからの脱却」の中心課題は憲法改正のはずである。なぜこの問題をもっと積極的に取り上げないのか。
現在、憲法改正を支持する国民は、各種世論調査でほぼ過半数を占めているが、ここ数年で改憲支持の国民は約1割(『日経新聞』)から2割(『読売新聞』)も減少してしまった。これは護憲派の巻き返しによるものであろう。もし今回の参院選で護憲派が3分の1以上の議席を占めることになれば、当分、改憲の発議は行えなくなる。
実は、昭和27年の講和独立前後から、憲法9条改正の機運が一挙に高まったことがあった。この時、護憲派はいち早く学者・文化人を中心に「平和憲法擁護の会」を立ち上げ、さらに組合やマスメディアまで巻き込んで「憲法擁護国民連合」を結成している。そして憲法改正反対の国民運動を展開し、昭和30年2月の衆院選と翌31年7月の参院選において、3分の1以上の護憲勢力を確保することに成功した。そのため、自主憲法制定を掲げて行われた昭和30年11月の保守合同(自民党の結成)も結果的には遅きに失し、結局、憲法改正は実現できなかった。
それ故、もし同じ轍(てつ)を踏み、今回の参院選で改憲勢力が後退すれば、憲法改正の機会は大きく遠のく。増大する中国や北朝鮮の軍事的脅威を前にして、果たしてそれで良いのか。
≪外国人参政権問題争点に≫
加えて、国の根幹にかかわる憲法問題として各党に聞きたいのは、外国人参政権問題である。近年永住外国人に対して地方参政権を付与すべきだとする意見もある。しかし参政権問題の本質は、運命共同体としての国家のかじ取りを外国人に委ねてしまっても良いのかということにある。国政と地方政治が切り離せない以上、これは地方参政権についてもいえる。
この問題について、民主党は結党時の「基本政策」に「定住外国人の地方参政権の早期実現」を掲げ、小沢一郎代表や鳩山由紀夫幹事長らも外国人参政権に賛成している。一方、これに強く反対してきたのは自民党の安倍総裁や、彼が復党させた衛藤晟一氏らであった。
政権選択選挙などといった声も聞かれる以上、この問題についてもきちんとした論議を行うべきではなかろうか。
同じ産経新聞に【コラム断 ジローラモ】投票率80%の理由」というエッセイがあった。
イタリアでは投票が法律で義務づけられており、総選挙の投票率は80%をキープしているという。日本では権利のみで「余程政策に興味をそそられるか、差し迫った危機がない限り、権利を行使する国民は多くないだろう。」と結んでいた。
隣国の軍事的脅威、外国人参政権は国の根幹を揺るがす差し迫った危機だと思うが、大方のメディアは安倍政権の支持率低下を強調し、野党は護憲、年金や生活優先、格差解消などと云っている。
7月20日(金) 大相撲名古屋場所13日目
白鵬二敗目、一歩後退
琴光喜12-1(寄り切り)豊真将9-4
琴光喜、とり組み後のコメント「2回の待ったは苦しかった」。力をつけている豊真将に対し、万全を期したいがためのプレッシャーがあったのだろう。しかし相撲そのもは力強く寄り切り、大関昇進をより確かなものにした。
琴欧州8-5(寄り切り)白鵬11-2
白鵬の右は一枚まわし。上背のある琴欧州が上手を取り引きつけ寄り切った。
琴欧州勝ち越し、琴光喜への援護射撃にもなった。
朝青龍12-1(寄り切り)千代大海7-6
千代大海は待ったを思わせる最悪の中途半端な立ち会い。しかし行司は止めることはなかった。朝青龍も成立しているのかどうか疑いながら寄り切った。後味の悪い一番。
一敗:朝青龍、琴光喜
二敗:白鵬
7月19日(木) 大相撲名古屋場所12日目
琴光喜、連敗せず。大関昇進をほぼ手中にした。
栃乃洋9-3(寄り切り)豊真将9-3
栃乃洋最後はがぶり寄り、ベテランのあじを見せる。豊真将は3敗、優勝戦線から脱落するも今場所の相撲内容は良い。
琴光喜11-1(上手出し投げ)千代大海7-5
昨日朝青龍に敗れた琴光喜は、かえって思い切っていこうと心に誓ったという。その気迫が現れた。
朝青龍11-1(叩き込み)琴欧州7-5
優勝に向けてエンジンがかかってきた。攻めが早い。
白鵬11-1(寄り切り)魁皇8-4
白鵬取り直しでかろうじて1敗を守る。一戦目は魁皇お得意の土俵際で回り込みながらの突き落とし、スロービデオでは白鵬の手が早く着いているように見えたが、同体判定。魁皇はすでに左足を痛め2戦目は勝負にならなかった。
一敗:朝青龍、白鵬、琴光喜
二敗:なし
【山】篠山市 筱見四十八滝
ほぼ一ヶ月ぶりの山歩き。多紀アルプスの東の端にある筱見(ささみ)四十八滝を訪れた。
青々とした稲田が広がる丹波地方、走っていても稲の香りが漂ってきて心地よい。
筱見四十八滝は48本あるわけではなく始終水が涸れないというところから、この名前が付いたといわれる。コースは短いものの麓から山上まで小さな滝がいくつも連続し、山道も鎖場などがあり変化に富み深山の趣がある。多紀アルプスがそうであったように此処も中世は修験道の道場であった。兵庫県森林浴50選に入っている。
滝が終わると穏やかな尾根に出る。以前登った小金ヶ嶽に至るが、バイクまで戻らなければならないので途中の峠山(631m)で引き返し下山した。
バイク走行:140km 帰宅:14:30
(写真:一番上の大滝)
7月18日(水) 大相撲名古屋場所11日目
魁皇8-3(突き落とし)豊真将9-2
豊真将は魁皇を土俵際まで追い詰めたが、魁皇回り込み突き落とし。豊真将、足が付いていかなかったと悔やむ。しかし優勝戦線に絡み立派。
朝青龍10-1(上手投げ)琴光喜10-1
がっぷり4つになり攻防はあったが、琴光喜の攻めが途切れ、横綱朝青龍が意地を見せた。ため息・・・
大関昇進の夢が絶たれたわけではない。残り4日切れずに頑張ってもらいたい。
全勝:なし
一敗:朝青龍、白鵬、琴光喜
二敗:豊真将
(写真:TV中継画面より)
7月17日(火) 大相撲名古屋場所10日目
琴光喜(上手出し投げ)白鵬
琴光喜、迷いのない完璧な相撲で白鵬を退ける。座布団乱舞、横綱戦の一山を越えた。
明日朝青龍戦、これまでの26連敗をはね返せるか楽しみ。
全勝:琴光喜
一敗:白鵬、朝青龍、豊真将
(NHKTV画面から)
7月15日(日) 台風一過
台風4号は7月としては記録的な大型台風だったという。台風の生まれ故郷の海水温が30度に達しているそうだ。これも温暖化の影響だろうか。沖縄、九州地方には大きな被害をもたらし、太平洋岸には記録的な豪雨をもたらした。
幸い当地には被害がなく、午後には、ながらく鬱陶しかった雲が吹き払われた。
(写真:倅がくれた明珍火箸の風鈴と久しぶりの青空)
中日を迎えた大相撲名古屋場所も青空がのぞき力士幟がはためいていた。
琴光喜(寄り倒し)魁皇
魁皇の待ったがあって琴光喜の動揺が心配されたが、今場所は動ずる事なく万全の寄りで魁皇を下した。8戦連勝。まずは勝ち越し一番乗りを果たす。いよいよ後半戦に入っていくが一番一番積み上げると云ったコメントが聞かれ大関取りの期待がふくらむ。
白鵬(叩き込み)豊ノ島
豊ノ島すばやくもぐり込み、白鵬危ない場面があった。しかし落ち着いて挽回する。
朝青龍(吊り落とし)高見盛
高見盛のすごい気合いに、朝青龍も負けじと気合いを入れて、吊り落としで高見盛を沈めた。
全勝:白鵬、琴光喜
一敗:朝青龍、豊真将
二敗:魁皇、稀勢の里
7月14日(土) ファクト(事実)こそ武器 II
中共の工作と見られる米下院慰安婦非難決議は世界中に知れ渡り、オランダ、オーストラリア、カナダでも「性奴隷」などと日本を非難する報道をしているらしい。親日的だといわれる台湾でも国民党がメディアの8割を支配し、厳しく日本非難報道がなされているとのことだ。
そんな中、日本から抗議する動きがあった。
莫迦らしいからと黙って放っておくとウソが真実になり、このさきどんな要求が出てくるかも知れない。
動かない外務省に代わり、対日非難決議案に対する抗議が行われたのは頼もしい。
地方議員ら、米下院慰安婦非難決議に抗議 産経(2007/07/13 20:09)
地方議員、学識経験者らでつくる「慰安婦問題の歴史的真実を求める会」(代表・水島総日本文化チャンネル桜社長)は13日、駐日米国大使館を訪れ、米下院外交委員会が先月可決した慰安婦問題をめぐる対日非難決議案に対する抗議書を大使館員に手渡した。14日に米下院議員全員にこの抗議書を送付する。
抗議書は「決議案は、歴史的事実とは全く異なる誤った情報に基づき可決された。性奴隷などという存在は全くなかった」と指摘。国会議員13人、自治体首長2人、地方議員128人、学識経験者ら80人の計223人が賛同者となった。
これに関連し、同会賛同者のノンフィクション作家、クライン孝子氏、日本財団特別顧問の日下公人氏、上智大名誉教授の渡部昇一氏らは13日、都内で記者会見した。渡部氏は「(対日非難決議案にあるように)朝鮮半島で20万人もの女性をかき集め、トラックで運べば暴動が起きる」と述べ、決議案の荒唐無稽(むけい)ぶりを指摘した。
参考
【米下院慰安婦決議案要旨】
一、慰安婦制度は日本政府による軍用の強制的な売春で、20世紀最大の人身売買の一つ。
一、現在の日本にはこの問題を軽視しようとする教科書もある。慰安婦問題で謝罪した1993年の河野洋平官房長官談話を否定する世論もある。
一、日米同盟はアジア太平洋地域の平和と安定の要。政治的、経済的自由の促進、人権、民主主義の尊重という価値観の共有に基づいた同盟であり続ける。
一、第二次大戦中に日本軍がアジア太平洋地域を支配した時代に行った従軍慰安婦問題について、公式声明で首相が謝罪すれば今後、この問題が再燃するのを防げるだろう。
一、日本政府は、日本軍が女性を性的奴隷にしたり人身売買に加担したことはないという主張の誤りをただすべきだ。
一、日本政府は現在および将来の世代にこの恐ろしい犯罪を伝え、元慰安婦に対する国際社会の声に配慮すべきだ。
7月12日(木) 中国食品
危険な中国食品のニュースが目立つ。近年自分も生鮮野菜は地場産を購入するようにしている。納豆などよく見ると中国産大豆使用と書いたものもあり油断できない。また、明記されていないものある。水煮筍やゴボウなどは中国産が幅をきかしている。スープ類など中国素材を使ったものが多いのだろうな。頭髪で作った醤油の記事も見かけたがこれなどスープなどに使用されていても末端では判らない。
安い安いといって買っているととんでもないことになる。特に将来ある子供達には食べさせないよう大人が注意しなければならない。
「人のいいところを探し信じようとするのは日本人の性質です。日本人は自分のメンタリティで考えますから、相手も同じように思っていると考え勝ちです。しかし、こと中国人との折衝では命取りになることもあります」金美麗さん
「中国人との交渉は、まず中国人のメンタリティを理解しなければならない。その点、台湾人は中国人を知っているから、台湾人に意見を聞くのが一番です」李登輝氏
「江の傭兵」と揶揄される衆議院議長河野洋平氏が16日から訪中するとのこと。中国の環境汚染はひどいらしいがとくと視察し、日本国民の食の安全を優先していただきたい。
食品の安全性問題 中国政府、41社を輸出禁止に 産経(2007/07/12 00:14)
【北京=野口東秀】中国の食品の安全を管理する中国国家品質監督検査検疫総局は11日までに、食品の安全性に問題があるとして食品会社など41社に輸出禁止などの措置を取った。なかには日本向けのウナギのかば焼きを製造していた企業も含まれている。
同総局はウェブサイト上で社名、食品名や輸出相手国を公表した。41社のうち33社が輸出禁止とされ、米国向けの17社に次いで日本向けは11社で、ほか欧州連合(EU)や韓国向けなど。
日本向け食品にはウナギのかば焼きのほか、煮ホタテのくし焼き、カニの冷凍食品、水煮キノコ、乾燥ナシなどが含まれている。かば焼きからは発がん性が指摘されるマラカイトグリーン、水煮キノコと乾燥ナシからは二酸化硫黄の残留物が、イカの串焼きからは大腸菌が検出されたとしている。
同総局は、これらの食品がすでに日本に輸出されたものかどうかについては明らかにしていない。ただ関係者は「リストに載った企業が製造した食品には輸出された物もある」と話した。
米国で中国産魚介類から有毒物質が検出されるなど中国の食品への不安が高まるなか、中国は食の安全性を高める必要性に迫られている。とりわけ北京五輪を1年後に控え、対外イメージの回復は急務だ。
中国政府5部門の食品安全担当者は10日の記者会見で「中国の食品・薬品の安全問題は楽観できない」と認め、政府を挙げて対応する姿勢を強調した。ウェブ上で「ブラックリスト」を公表するという今回の措置は、中国政府の取り組みを国際社会にアピールする狙いがあると見られる。
欺瞞!!中国の食品 肉まんの中身は「段ボール」 産経(2007/07/12 08:09)
【北京=福島香織】11日の北京テレビによると、北京市朝陽区のヤミ食品工場が、豚肉ミンチに古い段ボールを溶かしたものを加えてつくったあんで肉まんを製造していた。インターネット上では北京市民らから「もう街角で肉まんは食べられない!」との悲鳴が上がっている。日本ではミートホープの食肉偽装事件が大問題になったが、中国のニセ食品はより大胆だ。
北京テレビ記者が、ヤミ食品工場に潜入取材、生々しい映像とともに報道した。
ヤミ工場関係者の説明によると、古い段ボールを水酸化ナトリウムに浸し、溶かしたあと40%の豚肉、葱(ねぎ)をまぜ、豚肉味の香料など調味料で味付け、肉まんにして毎朝街角で売っていたという。色といい、食感といい、本物との見分けはつかず、このヤミ工場では毎日1000元(約1万6000円)分前後の肉まんを売りさばいていたという。関係者によれば、全国の肉まんヤミ工場がみなこのニセ肉まんの作り方を知っているとされる。
中国では昨今、豚の感染症流行の上、世界的なトウモロコシの値上げで豚の飼料も高騰したため、養豚をやめる農家が激増、豚肉不足に陥り豚肉価格が高騰。このため、病死した豚の肉や水を注入した「水増し豚肉」が市場に普段より多く出回っていることに注意が喚起されていた。
中国うなぎ禁輸で厚労省「検疫体制強化済み」 産経(2007/07/12 01:22)
中国が公表した企業41社の中には、日本向けの加工食品を扱っていた生産業者11社が含まれていた。いずれも過去に日本への輸入時に違反が見つかった企業ばかりで、厚生労働省は「新たな違反事例はみられなかった。既に検疫体制を強化済みで、これまでの検査を徹底したい」としている。
厚労省輸入食品安全対策室は11日、中国政府のホームページで公表された企業名について、違反を把握していない企業が含まれていないか輸入実績と照合。11社とも5、6月に日本の検疫で違反が見つかり、水際で食品の廃棄や積み戻しなどの措置がとられた企業だった。
また、11社中5社はかば焼きなどウナギの加工食品で、「日本の基準を超えた抗菌剤マラカイトグリーンの検出」などが違反内容として挙げられていた。これらは、既に出された検査命令に基づき、輸入時にすべて検査されている項目だった。
今回の中国政府の措置について、日本鰻輸入組合の稲垣信起副理事長は「中国政府の対応を歓迎している。米国よりも日本の基準は厳しく、中国政府による検査、日本での検査をパスした現在の中国産の鰻は安全だ。今回、一度でも違反が見つかれば輸入停止になるとの姿勢を中国政府が示したことで、一層安全性が高まる」と話している。
北京市民に衝撃…ブランド水の半数がタダの水 産経(2007/07/11 09:36)
【北京=福島香織】水道水が飲用に適さないため、北京市民が買って飲んでいる大型容器(約19リットル)入りの飲料水の半分が、水道水などタダの水だったと報道され、市民に衝撃を与えている。
この騒動は10日までに、某ブランド飲料水の北京での販売責任者という人物が匿名で、北京の夕刊紙・京華時報に告発したのがきっかけ。
2006年の業界統計によると、北京市内で売られた大型容器入りの飲料水は、年間約1億個。200以上あるブランドのうち娃哈哈、楽百氏、ネスレ、燕京の4大ブランドがこのうち2500万〜3000万個を占める。
しかし、同紙によると、実際に北京市内で売られている4大ブランド名の飲料水は毎月1000万個、年間1億2000万個以上に上り、他のブランドを含めると2億個を超える。つまり、ニセブランド飲料水が1億個分近くある計算だ。
ある容器工場では、年間10万個のニセ容器が生産され、1個0.5元でニセのブランド付き容器が手に入ったという。これに水道水や低品質の水を詰めて、ブランド水として高値で売られていた。
北京で10日、記者会見した国家質量監督検査検疫総局の●建平・食品生産監督管理局長は「5月10日に北京市141社の飲用水生産企業の162種製品について検査したところ157種が合格した」と説明したが、これに対し、ネット上では「市の登録業者の合格率が高いのは当たり前。ニセ水はヤミ工場で作られ、検査を逃れている」といった消費者の反論が寄せられている。 ●=烏におおざと
今度は調味料からサルモネラ菌…米、深まる中国不信 産経(2007/07/05 01:48)
【ワシントン=渡辺浩生】米国のスナック菓子がサルモネラ菌に汚染され、中国製の原材料が原因である可能性が高いことが3日、分かった。ペットフード、練り歯磨き、養殖魚、タイヤなど、安全性に問題のある中国製品が米国で次々と発覚。米中貿易関係を一段と緊張させる要因となってきた。
サルモネラ菌に汚染されたのは、菓子メーカー、ロバーツ・アメリカン・グルメ社(ニューヨーク州)が販売する「べジー・ブーティ」などのスナック菓子。すでに自主回収に乗り出したが、中国から原材料を輸入している調味料が原因とみられる。感染者は17州で54人に上る。大半が3歳以下の幼児という。
3月に中国産原料を使ったペットフードを食べた犬や猫が相次ぎ中毒死したのを皮切りに、連鎖的に問題が発覚している背景には、「中国製品に対する輸入依存度の急上昇」(米メディア)がある。米農務省によると、中国の米国向け農業輸出は昨年22億6200万ドルで2002年の約10億ドルから倍増。米国は養殖魚介類の8割を輸入しているが、その22%は中国産に頼っている。
ただし、製品はグローバル化しても、業者の法意識は世界標準に追いついていないのが実情。禁止された化学物質を混ぜるのも、低コストを維持したいためだ。
一方で米食品医薬品局(FDA)の検査能力も全食料輸入の1%にすぎないなど、米側のチェック体制も追いついていない。対中強硬派で知られる民主党のシューマン議員は1日の声明で、中国製品の安全問題は「氷山の一角にすぎない」と指摘。強力な水際検査機関の創設を主張した。
米国内で中国製品への不信が高まる中、人民元問題や知的財産権侵害で緊張する米中貿易摩擦は「さらにエスカレートする」(米紙ウォールストリート・ジャーナル)との指摘も出ている。
中国産キクラゲから農薬 基準値の2倍検出 産経(2007/07/04 02:02)
横浜市教育委員会は3日、市立小学校など356校の給食の食材に使用する予定だった中国産のキクラゲから、基準値の約2倍の残留農薬が検出されたと発表した。市教委は、安全性が確認できるまで当面、キクラゲの使用を中止することを決めた。
市教委は、冷凍ホウレンソウを中心に中国産の冷凍野菜に残留農薬が確認される報告が相次いだことなどから、学校給食食材の発注などを委託している横浜市学校給食会が発注したキクラゲを6月に自主的に検査。その結果、基準値(1キロ当たり0・01ミリグラム以下)の約2倍の殺虫用農薬の一種であるフェンプロパトリンが検出された。中国産のキクラゲは6月から使っており、他に中華スープにも使用していた。健康被害は今のところ、報告されていないという。
市教委は、今月4日から4回に分けて、キクラゲ入りの塩焼きそばを献立として予定していたが、キクラゲ抜きとすることを決めた。また、「黄桃カン」も原料、加工ともに中国産であるため、残留農薬の検査を検討している。
中国製有害歯磨き粉 100円ショップでも販売 130万本出荷 産経(2007/06/28 01:47)
中国製練り歯磨き粉から、成分表示されていないジエチレングリコールが相次いで見つかっている問題で、100円ショップ「ザ・ダイソー」で販売していた使い捨て歯磨きセットの歯磨き粉にも、ジエチレングリコールが含まれていたことが27日、広島県への報告で分かった。一般消費者向けは初めて。東京都内の業者の輸入歯磨き粉からも混入製品が新たに見つかり、自主回収を始めた業者は9社に広がった。
ザ・ダイソー(大創産業、本社・広島県東広島市)で販売されていた使い捨て歯磨きは、広島県廿日市市の化粧品製造販売業者のコーライが輸入販売した製品で、中国江蘇省揚州市の工場で製造されていた。厚生労働省の通知を受け、コーライが日本国内で歯磨きを自主検査した結果、原材料表示されていないジエチレングリコールが8・5%検出された。
製品は歯ブラシと歯磨き粉のセットを7組1パックにして100円で販売し、昨年8月21日から今月15日までに計130万1328本(18万5904パック)が出荷された。ダイソー店頭からはすでに撤去されている。
また、東京都新宿区の輸入販売業者「創信」が中国から輸入した旅館向け使い捨て歯磨きからも、成分未表示のジエチレングリコールが6.2〜1.2%混入していることが分かり、製品61万8600本について自主回収を始めた。
7月10日(火) ファクト(事実)こそ武器
作曲家のすぎやまこういちさんが「従軍慰安婦」問題でワシントン・ポストに意見広告を出したという記事がWill2007年8月号にあった。
氏は当初「南京大虐殺」に対しての意見広告を載せたかったのだが、ワシントン・ポストは事実よりも今までのオピニオンや通説、中共のプロパガンダを信じ、それと広告とが合わないという理由で掲載を拒否したそうだ。
そんなとき下院で「従軍慰安婦」問題がでてきて急遽的を「従軍慰安婦」に絞り今回の広告掲載に至ったという。
従軍慰安婦に関する米下院の対日非難決議はマイク・ホンダと在米華僑と背後の中共の工作から出てきたことは産経新聞が明らかにしているが、個人的に意見広告を出された行為は偉い。
広告では5つの事実を掲げた。(以下Will記事より要約)
(1)日本軍部は女衒にたいして「本人の意志を無視して慰安婦にしてはならない。誘拐などとんでもない。違反したら処罰する」という通達を出した。
この資料は国立公文書館の東アジア歴史センターに所蔵されている。誰でも確認できるはずなのに政府関係者が見ていないとは考えにくい。河野談話が出されたときに表に出てこなければ行けない資料なのに、なぜ誰もこの件を主張しないのか不思議だ。
(2)実際に違反した業者を取り締まる記事が当時の新聞に掲載されている。1939年8月31日朝鮮「東亜日報」
(3)インドネシア・サマラン島でオランダ人を慰安婦本人の意志に反して働かせていたが、慰安所は閉鎖された。(軍の強制連行なら閉鎖されるはずもない)
(4)元慰安婦の証言がどんどん変遷する。初めて証言した頃は連行したのは「業者」だったのに、対日非難決議キャンペーン後には連行したのは「官憲らしき服装のもの」に変わっている。
(5)慰安婦は決して性奴隷ではなかった。佐官級の収入を得ていた例や、慰安婦に暴行を働いた兵士が処罰された記録もある。
広告の結びとして
これらの事実を覆す具体的な証拠があれば直ちにお知らせください。事実に基づいた批判であれば、私たちは検挙に受け止めますが、一方事実でないことに謝罪することは、社会全体の判断を狂わせ、日米二国間に悪影響を与えます。正しい判断の出発点はあくまで『事実』『事実』『事実』です!
この広告に1,500万円の費用がかかった。民間の有志でやるには結構大変だ。
本来ならこれは外務省がやるべき宣伝活動だ。ところが工作員の手にかかっているのか、はたまた戦後教育の影響か、役人特有の事勿れ主義で動こうとしない。
「大騒ぎしないほうがいい」という意見もあるが、それは大きな間違いだ。相手に何か言われたとき、それが間違いだとすぐに指摘しなければ、事実だと認識されても仕方がない。
日本の最大の武器は「ファクト(事実)」だ。「南京大虐殺」にしろ「従軍慰安婦」にしろ、なかったというファクトだ。この武器を手放してはいけない。
YouTubeにすぎやまこういち氏が語る動画(1~3)が掲載されている。
7月7日(土) 選挙協力
自公選挙協力に影響も 改憲争点化で公明・太田代表 (2007/05/27 15:10)産経
公明党の太田昭宏代表は27日のテレビ朝日の番組で、7月の参院選をめぐり安倍晋三首相が掲げる憲法改正の争点化に関し「根本的に(公明党の主張と)違うことを言えば(選挙の)支援については当然ちゅうちょせざるを得ない」と述べ、主張の内容によっては自民党への選挙協力に影響する恐れもあるとけん制した。
首相が憲法改正を訴えることについては容認する姿勢を示した上で、公明党は集団的自衛権行使を認めることはできないとの立場を重ねて指摘。「大事なのは中身だ。憲法改正も中身を問わなければ意味がない。富国強兵、憲法改正、政権交代など四文字熟語に日本は気を付けなければいけない」と強調した。
自公 九州での選挙協力強化 7月7日 6時46分NHKニュース
自民党は、今度の参議院選挙で、選挙区の候補への公明党からの支援を確実に受ける態勢を作りたいとして、大分県連など九州の一部の県連で公明党の比例代表の候補を推薦する異例の対応を取り、選挙協力の強化を目指す動きが出ています。
今回の参議院選挙で、自民党は、比例代表に大分市出身の衛藤晟一前衆議院議員の擁立を決めています。これに対し、公明党は、選挙区では自民党の候補を支援し比例代表では自民党からの支援を受ける選挙協力が成立しなくなると反発して、九州では一部を除き、自民党候補への推薦を見送ってきました。自民党は、このままでは公明党との選挙協力がうまくいかず苦戦を強いられるとして、これまでに大分、熊本、鹿児島の各県連が、比例代表の公明党候補の推薦や支持を決めるという異例の対応を打ち出しました。これを受けて、公明党も6日、大分、熊本、鹿児島の3つの選挙区で自民党候補の推薦を決め、選挙協力の強化を目指す動きが出ています。
北側幹事長 消費税論議に注文 7月7日 0時5分 NHK
公明党の北側幹事長は、大分市で記者団に対し、消費税率の引き上げ問題について参議院選挙で論議するのはよいが、引き上げ率や時期は論議の対象にはならないという考えを示しました。この中で北側幹事長は、安倍総理大臣が、秋以降の税制改正論議の中で、消費税率の引き上げ問題も焦点になるという認識を示したことに関連して、「公明党としても消費税問題から逃げるつもりはまったくない。日本の税制をどういう形にしていくのかという論議をする非常にいいタイミングであり、その中で消費税の論議もしっかりさせてもらう」と述べました。そのうえで、北側氏は「参議院選挙で論議すればいいのではないか。ただ、何パーセント引き上げるかや、その時期の問題を今、論じられる状況ではない」と述べ、消費税の問題を参議院選挙で論議するのはよいが、引き上げ率や時期は論議の対象にはならないという考えを示しました。これに先立って、北側氏は党の会合であいさつし、参議院選挙での自民党との選挙協力について「形も大事だが、実質が大事だ。これから選挙が終わるまで3週間あるが、実りあることを確信している」と述べ、選挙区で、定員1人の1人区を中心に自民党候補を支援する代わりに、自民党は比例代表で公明党候補に実質的な協力をすべきだという考えを示しました。
参院選を前に選挙戦略が目立っている。自公の選挙協力も与党の共倒れを防ごうとする戦略なのだろうが、選挙民からすると分かりにくく、国民の意思がストレートに国政に反映しないという面がある。これは政党の責任だけではなく国民の側にも責任がある。選挙に行かない人が多く、投票率が50%を切る場合も多い。こんな中で自民党は、創価学会をバックにし投票動員力のある公明党をアテにする現象が起きる。
さきの小泉内閣の郵政選挙では当地は自民党は立候補者を立てなかった。やむを得ず公明党候補者に投票せざるを得なかった。安倍内閣は「美しい国」を標榜するならもっと自民党の公約をストレートに国民にアピールし選挙に無関心な層を引きつける努力をしてほしい。
自民党と公明党では与党といっても政策は大きく違っている。創価学会には「中国を父、朝鮮を兄」とする教義があるという。公明党は最終的にはそれを国政に反映させようとするためか政府首脳の靖国参拝に反対し歴史認識は中国・朝鮮半島と同じである。教育基本法で素直な愛国心表現をせず「態度」という言葉を入れさせたのは記憶に新しい。改憲には否定的で国防問題でも集団的自衛権は頭から認めないと云っている。
彼方此方のブログを眺めていたらはてな匿名ダイアリーにいい記事があったので引用させて頂く。
■有権者はとにかく選挙に行け
選挙では、組織票が重要だ。
その中でも、公明党の支持母体である「創価学会」は、最大の組織票であり、ものすごい力を持っている。
選挙の近くになると、近所の学会員の人から電話がかかってくるでしょ? 彼らは選挙活動に熱心だ。
彼らはよほどのことがないかぎり、必ず選挙に行く。自民党との選挙協力もちゃんと出来ていて、
その地域に公明党の候補が出ず、自民党の候補が出るときは、彼らはちゃんと自民党の候補に票を入れる。
そんな彼らの力は、選挙においては絶大なのだ。
マスコミでは、安倍政権の支持率低下で与党不利・野党優勢の論調が増えているが、
そういうマスコミの安易な報道を信用してはいけない。
支持率が低下し、現政権に対する政治不信が進めば進むほど、組織票が強くなる。
そうなると、「創価学会」という最大の組織票を抱える公明党・自民党が有利になる。
だから、とにかく選挙に行け。
自民党を支持しているなら、自民に票を入れろ。
民主党を支持しているなら、民主に票を入れろ。
池田大作が大好きなら、公明に票を入れろ。
与党に票を入れるのはいやだけど、かといって野党も・・・という人も、
どこでもいいから、とりあえず票を入れろ。
票を入れないということは、大量の組織票を持つ公明党に票を入れるのと、ある意味同じことだ。
どんな党でも、どんな候補者でもいいから、とりあえず票を入れるんだ。
全てはそれからだ。
党利党略よりも自党の政策を精一杯国民に訴え、国民はもれなく投票に行くことが大事ではないだろうか。
7月4日(水) 大丈夫かいな、海洋相
初代海洋相に冬柴国交相 (2007/07/03 12:07)産経
政府は3日、国の海洋政策を一元化するための海洋基本法を20日から施行する政令を閣議決定した。これを受けて、安倍晋三首相は新たに海洋政策担当相を設置し、冬柴鉄三国土交通相に兼任させることを決めた。
海洋基本法は、これまでの海洋政策は権限が関係各省庁にまたがり、中国の東シナ海でのガス田開発などで対応が後手に回ることもあったことから、海洋の資源開発、環境保全などの政策を総合的に実施することを目指して制定された。
海洋政策を一元化し中共のガス田開発に対応するという意義は結構なことで期待したいが、冬柴氏(公明党=創価学会)はズブズブの親中派、前の経産相二階氏もそうだった。自民党の参院選挙対策か。
人材がいないんだなぁ。
7月1日(日) 懐かしの映画
梅雨空が続きだんだん憂鬱になる。何をするにも根気がなく、こうも気候に影響される自分がなさけない。
久しぶりにDVDの懐かしの映画を観て過ごした。
「誰がために鐘は鳴る」
原作:アーネスト・ヘミングウェイ
主演:ゲーリー・クーパー イングリッド・バーグマン
監督:サム・ウッド 音楽:ヴィクター・ヤング
制作:1943年 カラー米映画
スペイン動乱中の悲恋物語で、ロシア・コミンテルンやドイツ、イタリア、米国が動乱の背景に介在している。
昭和18年大東亜戦争中に米映画界はこんな作品を作っていたのだ。しかも3年を費やして制作したとある。
若い頃リバイバル上映を劇場で観たが、ストーリーも殆ど忘れていた。今回じっくりと観てサスペンス場面や戦闘場面、ゲリラ・メンバーの人物描写など面白かった。可憐なマリアが一途にロベルト(クーパー)を慕うバーグマンの演技が魅力的。クーパーもいつもながらかっこいいのだ。