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落葉松亭日記(2006年11〜12月)

12月31日(日) 日の丸

 今年は色んな意味で日本というものを意識した。近隣諸国の反日ムードやミサイル発射、核実験等々。
 安倍首相の「美しい国」所信表明では戦後体制からの脱却をうたい、改正教育基本法が成立し、国防を見直す防衛庁『省』昇格関連法が可決し一歩を踏み出したように思う。来年は少しでもよい方向にいってくれればと願う。

 今年一年山歩きであちらこちらと行ったが、日本の田園風景はいいなぁと改めて思った(外国はTVで見るだけだが)。たまにお祭りか何かで神社に日の丸が掲げてあり、その美しさが目にしみた。トリノ五輪でフィギュア荒川静香選手が日の丸を掲げてのウィニング・ランも美しかった。

 恥ずかしながら我が家には日章旗がなく、古い共同住宅で掲揚するところもない。ささやかではあるが、HPタイトルに祝日には小さく日の丸が出るように工夫した。此処2,3年JavaScriptをいじらなかったのですっかり忘れてしまっていたが、昨日から四苦八苦してなんとかテストでは表示できた。本番の元日上手くいくかどうか。

12月30日(土) 海外10大ニュース

 読売新聞の読者が選んだ今年の10大ニュース(海外編) 12月22日読売新聞
順位 海外編
1 北朝鮮が核実験を実施
2 ジャワ島地震で死者約6000人
3 北朝鮮がミサイル発射
4 冥王星、太陽系惑星から除外
5 米中間選挙で民主党勝利
6 フセインに死刑判決
7 ニューヨーク原油が77ドル突破
8 鳥インフルエンザ死者、通算で100人突破
9 元露FSB中佐、英国で殺害
10 インドで列車同時テロ
 北朝鮮の核実験は、我々に日本の国防について考えさせてくれた。また、工作員という存在、在日朝鮮人に対する行政上の過度な恩恵等々メディアが報じないこともネット上のブログなどで知らされた。
 そして今日「フセイン元大統領の死刑執行」というニュースがあった。
フセイン元大統領の死刑執行 (2006/12/30 12:40)産経新聞
 【カイロ=村上大介】イラクのフセイン元大統領(69)に対し、30日午前6時(日本時間同日正午)前、絞首刑による死刑が執行された。AP通信によると、イラク国営テレビは同日、「犯罪者フセインは絞首刑に処された」と伝えた。4半世紀にわたってイラクを強権政治で支配、統治してきたフセイン元大統領は、イラク戦争後の米軍による拘束から3年を経て、“犯罪者”として69年の生涯を終えた。処刑場所などは、いまのところ明らかにされていない。
 イラク国営テレビは、また、フセイン元大統領の義弟2人も処刑されたとするとともに、「サダムの処刑は、イラクの歴史の暗い時代に終止符を打った」と伝えた。同テレビは処刑の模様を撮影したとしており、処刑には米軍関係者や聖職者などが立ち会ったという。・・・
 2003年イラク戦争が勃発したが、フセイン政権崩壊後も内戦状態は止まなかった。それが終息するのか、新たな火種になるのか懸念が広がっているという。

12月29日(金) 10大ニュース

 今朝は昨夜のうちに降った雪がうっすらと路面に残っていた。日中も時折小雪が舞った。当地方の初雪か、ようやく冬らしくなった。昨年の22日の日記では銀世界の写真があった。また同じ12月の15日には真冬並みの寒気の中歩きに出かけていた。今冬はやはり相当な暖冬と実感した。

 読売新聞の読者が選んだ今年の10大ニュース(日本編)が発表になっていた。
順位
1 紀子さまが男子ご出産
2 トリノ五輪、フィギュア荒川静香選手が「金」
3 WBC、王ジャパンが初代王者
4 安倍内閣が発足
5 夏の甲子園決勝、37年ぶり引き分け再試合で早実が初優勝
6 ライブドア事件で堀江貴文社長ら逮捕
7 福岡で中2が遺書残し自殺、「いじめ苦」自殺相次ぐ
8 日本ハム、44年ぶり日本一
9 秋田の小1男児が殺害され発見、子供が犠牲の犯罪相次ぐ
10 福岡市職員の飲酒事故で3児死亡、自治体で飲酒運転への懲戒免職広がる
 自分としては、「改正教育基本法成立」「防衛庁『省』昇格関連法が可決」が重要かつ歴史的で入れたいと思った。

12月23日(土) 【山】三田市 大船山(653m)

 三田市大船山(653m)を訪れた。先日19日に訪れた大野山の南、直線距離で約6kmの地点にある。
 祝日の今日、先日ほどの冷え込みはなく絶好の山歩き日和だった。

 三田から37号線を北上し蓮花寺南の三叉路を東に入る。波豆川の出会い(波豆川口)を左折し1kmほど行くと波豆川バス停があり登山口がある。波豆川の堤防空き地にバイクを駐めた。

 登り:波豆川登山口(10:35)〜大山桜(11:30)〜大舟寺跡(11:40)〜頂上への分岐(11:45)〜(北側巻き道)〜大船山頂上(12:16)昼食・休憩
 下り:大船山頂上(13:15)〜頂上への分岐〜十倉分岐(13:40)〜霊場(13:50)観音様石仏撮影〜三田アスレチック(14:15)ー車道歩きー波豆川登山口(14:35)

 大船山頂上への分岐に至るまでは誰にも会わず登る人はいないのかと思っていたが、頂上に近づくにつれて2,3組みの中高年夫婦が降りてくるのに出会った。
 頂上にたどり着くと70過ぎの二人組が休んでいた。西脇から来られたとのこと。このあと篠山の山に向かうと云っていた。一人は亡父と何となく風貌が似ていて、播州弁ということもあって懐かしく思った。めずらしく地下足袋を履いていて、写真に撮らせてもらうのだったと今思い出している。

 昼食の握り飯を食っていると、40代ぐらいの夫婦が登ってきた。明石から来られたとのこと。これまでに北アルプスなど大きな山にも登られているらしい。夫婦で山歩きなど羨ましいかぎりだ。山情報をインターネットでよく見ているとのことで、我がHPも宣伝させていただいた。

 天気もよく休日でもあり山好きの方々と話ができ楽しいひとときだった。
(写真:羽束川から見た大船山 15時過ぎ) 帰宅:16:45 バイク走行距離:86km

12月19日(火) 【山】篠山市福住・弥十郎ケ嶽(715m)、川辺郡猪名川町・大野山(754m)

 昨夜天気予報は久しぶりの冬日和と云っていた。山好きの方々のサイトを参考に用意していた地図にコースなどを書き込み準備した。

 三田から37号線を羽束川に沿って北上する。快適な道路が緩やかなカーブを描いている。山間部はさすがに冷える。頭をすっぽり覆うヘルメットを新調したが刺すような冷気が入ってくる。軽登山靴に分厚い毛糸の靴下だが足の指がしんしんと冷える。冬用のグローブでハンドルを持っているが指先の感覚もなくなってきた。

 後川で12号線に出会い左折して北上すると弥十郎ヶ嶽登山案内板があった。右折して地道の林道に入る。昨日の雨か水溜まりもある。地道を走るのは久しぶりだ。深い杉林の中をしばらく行くと登山口があった。傍らのスペースに駐車する。見上げると朝の陽に木々の露がきらきらと輝いていた。

 登山口(10:30)〜八上山・篭坊への分岐(11:30)〜頂上(11:40)、昼食〜 来た道を下山 〜登山口(12:45)

 杉林の中、谷川に沿って登る。朽ちかけた丸木橋も濡れているので滑らないように慎重に渡る。谷川も細くなりやがて落ち葉散り敷く明るい雑木林になった。広いところを登山道と間違え引き返したりする。尾根の取り付きあたりから道もはっきりとしてきた。
 40分ばかり歩くと冷え切った足の指も温もり、いつもの調子になった。登山口から約1時間ぐらいで頂上に立った。昨日の雨は此処では雪だったらしく日陰に残っていた。
 北側が開けており、多紀アルプスが屏風のように望めた。その後ろは福知山方面だろうか、雲海が見えた。由良川流域の霧が雲になっているのだろう。

 山々を眺めながら握り飯の昼食をとる。時間もまだ十分にあるので南側の大野山を登ることを思いつく。

 麓近くに帰ってくると同年輩が一人上がってきた。
 「こんにちは、道が分かりにくいですね、ずっとこんなですか」
 「いや、大丈夫です、この辺からもうはっきりしていますよ」と私。
 今日の山歩きで出会ったのはこの唯一人だった。

 篠山街道(12号線)を3kmほど南下すると丹波篠山渓谷の森公園があり登山口がある。

 丹波篠山渓谷の森公園登山口(13:10)〜往路〜大野山頂上〜復路〜登山口(15:00)

 大野山は南側から車道が頂上まで通じているが、往復する時間は十分にあるので北側のその登山口からとりついた。
 北側斜面は日が当たらないので杉林の中は暗い。杉林が切れ雑木の急斜面になった。落ち葉で滑りやすく所々ロープが置かれていた。なぜかカラスが多くしきりに上空で鳴き声がした。
 尾根は熊笹の明るい道になった。1時間ほどで頂上に着いた。山上は広く天文台や電波塔が建っている。見晴らしは素晴らしかった。南側は六甲連山が望まれ、そこに至る山々が押し寄せる波頭のように見えた。


 帰宅 17:30 バイク走行距離:115km

12月17日(日) 2100年前の計算機

2100年前のスーパー計算機
 【大紀元日本12月12日】ギリシャ南部アンティキチラ島沖で見つかった2100年前のものとみられる青銅製の装置が、足し算や掛け算などの複雑な計算のほか、太陽や月の数十年間の運動を予測出来るほどの精巧な計算機だったことが1日までに分かった。このスーパー計算機はローマ時代、船の海難事故により海底に沈んだが、100年前にダイバーに発見された。ギリシャと英米両国の科学者らは、発見された装置の研究に取り組み、その機能の素晴らしさを明らかにした。
 科学者らによると、ギリシャ人によって製造されたこの計算機を上回るほどの装置は1000年以上発明されていないという。
 イギリスの天文学者マイク・エドムンズ氏は、「この計算機の設計は、とても素晴らしい。古代人の創造力、及び解明されたこの計算機の機能には、みな驚嘆している。この計算機の存在は、古代ギリシャ人がすでに最先端の科学技術を持っていたということを意味している」と述べた。
 ローマ時代から既に機械式計算機があったとは驚いた。

 昭和38年就職した工場には手回し計算機があった。実際に使ったのは黒塗りのもう少し古い型だった。先輩の女性が素晴らしい早さで操作していた。(写真は山口県立博物館のHPより引用)
 昭和49年某鉄道車両工場に転職した。原価計算の職場だった。算盤は3級程度だったので桁の多い掛け算や割り算はこの手回し計算機の御世話になった。もう使い方は忘れたがあの騒々しいギヤの音は覚えている。しばらくして光電管の数字表示の付いた電卓が出てきたが一人一台とはいかなかった。

 昭和50年代マイクロコンピュータが登場した。ボードむき出しのCPUに簡単なコンソールがついた日立製のH68/TRというマイコンを小遣いをはたいて購入して遊び始めた。これがパソコンとのなれそめだ。
 昭和55年頃ディスク装置のついたパソコンやプリンタが出始めた。導入を提言し、BASICやModula2で業務用プログラムづくりにのめり込み本職になってしまったのだった。

12月16日(土) 「遺棄」化学兵器処理に3000億円

日中共同で遺棄兵器処理機構…吉林で回収着手へ (2006年12月15日3時0分 読売新聞)
 日中両政府は、旧日本軍が中国に残した化学兵器の回収・処理を円滑に進めるため、2007年1月にも「日中遺棄化学兵器処理連合機構」を設置する方針を固めた。
 21日に東京で開く日中実務者協議で正式合意する。
 両政府は連合機構の設置後、中国国内で最多の約40万発の化学兵器が埋蔵されている吉林省ハルバ嶺での回収事業に本格的に着手する。
 日中の連合機構は、ハルバ嶺に大規模な発掘・回収施設と処理施設を建設し、回収した化学兵器を無害化する事業の主体となる。中国政府が機構設立に関与することで、事業に必要な道路や電気、水道の基盤整備、環境アセスメント(影響評価)などの許認可作業を円滑に進める狙いがある。
 日中の代表2人が連合機構の共同のトップとなる。日本側は遠藤善久・内閣府遺棄化学兵器処理担当室長、中国側は劉毅仁・外務省日本遺棄化学兵器問題処理弁公室主任を充てる方針だ。
 日中両国は05年末、連合機構の設置で基本合意したが、その後、日中関係の悪化で調整が難航していた。
 連合機構による兵器処理などの経費は日本側が負担する。発掘・回収施設建設に約973億円、さらに処理施設建設には2000億円以上の費用が必要とされている。
 「正論」2006年6月号で遺棄化学兵器は中国に引き渡されていた。〜残っていた兵器引継書〜(記事:ジャーナリスト水間正憲氏) というスクープ記事があった。その後10月号まで詳細が連載された。

* * *

  山形県にある全国抑留者協議会のシベリア資料館で「旧日本軍兵器引継書」の発見した。斉藤六郎・元全国抑留者協議会会長が1990年代にロシア各地の公文書館などから合法的に日本へ持ち帰ったもの。
 内容は、全終戦直後に中国全土で整然と武装解除に応じ何の例外もなく中国側へと引き渡したことが記されている。この中には「化学弾」も含まれている。
 引継ぎ書は約600冊あり、受者(中国人)には身分、署名、捺印があり、通常兵器、化学弾のほか発煙弾発煙筒のほか日用品まである。これによって所有権は中国に移転しており遺棄ではないことがはっきりしている。

 平成11年 日中間で「中国に於ける日本の遺棄化学兵器の廃棄に関する覚書」が締結される。日本の中国に対する戦争賠償は「日中共同声明」ですべて解決済みであるにもかかわらず、この覚書が「日中共同声明」の無力化につながった。この条約には「旧日本軍が遺棄したと認められる場合」との最低限入れるべき条件が何処ないも入っていない。外務省が原理原則を主張しなかった結果である。

* * *

 これらの記事を通読すると、外務省はろくな調査もせず中共のいいなりになったという感が強い。外務省チャイナスクールの連中、そしてまたしても朝日新聞の中国代弁世論醸成記事の結果だ。

 中共での遺棄化学兵器処理事業のプラント建設の受注目的であるゼネコンが中国人に賄賂を拠出した疑いを持たれているそうである。彼らには日本の名誉など眼中にないに違いないとも指摘している。

 処理事業費は1兆円とも云われる。外務省の不作為で尊い血税がむしり取られるのはなんとも悔しい。

12月15日(金) 歴史的法案可決

 1947年(昭和22年)に制定されて以来、はじめて教育基本法が改正された。
改正教育基本法が成立 NHK 12月15日 19時33分
今の国会の焦点となっていた改正教育基本法は、15日、参議院本会議で採決が行われ、与党の賛成多数で成立しました。教育基本法が改正されるのは、59年前の昭和22年に制定されて以来、初めてのことです。
投票総数:230 賛成:131 反対:99
国会は15日に会期末を迎え、午後開かれた衆議院本会議では、野党4党が共同で提出した安倍内閣に対する不信任決議案が上程されました。
この中で、民主党の菅代表代行は「安倍総理大臣は官房長官だった当時、タウンミーティングで、いわゆる『やらせ質問』による世論誘導を行った。また、麻生外務大臣の核保有をめぐる発言を放置しており、信任できない」と述べました。
これに対し、自民党の石原幹事長代理は「教育基本法の改正案は野党側の主張を十分に踏まえて、広く深い議論を行った。内閣は、安倍総理大臣の強いリーダーシップの下、一致団結して、活力とチャンスに満ちた国作りに取り組んでいる」と反論しました。
そして、不信任決議案は、採決が行われた結果、与党の反対多数で否決されました。これを受けて、参議院では、夕方から本会議が始まり、野党4党が提出した伊吹文部科学大臣に対する問責決議案が、与党の反対多数で否決されました。このあと、本会議では、教育基本法の改正案の採決が行われた結果、改正案は与党の賛成多数で可決・成立しました。
「教育の憲法」とも言われる教育基本法は、59年前の昭和22年に制定されて以来、初めての改正となります。国会は、15日、与党側の申し入れによって、会期を4日間延長しましたが、法案の実質的な審議は終わっており、来週19日に閉会の手続きがとられることになっています。
教育基本法改正案を可決 参院特別委 国会会期は延長 (2006/12/14 21:03)産経
 安倍内閣が今国会の最重要法案と位置付けている教育基本法改正案が14日午後の参院教育基本法特別委員会で、自民、公明両党の賛成多数で可決された。今国会での成立は確実で、与党は会期末となる15日の参院本会議で成立させる構えだが、民主党など野党4党が内閣不信任決議案提出を決めたことから、与党は15日に会期延長を行う方針を決めた。
 同改正案をめぐって民主党など野党は慎重審議を求めてきたが、与党が押し切った。野党は政府の教育改革タウンミーティングでの教基法改正に賛成する「やらせ」質問を批判、安倍内閣の不信任決議案などの提出を検討している。
 教育基本法の改正は昭和22年の制定以来、初めて。改正案は18条からなり、前文で「公共の精神を尊び」と明記。教育の目標として「我が国と郷土を愛する態度を養う」ことなどを掲げ「愛国心」重視の姿勢をにじませた。また「生涯学習の理念」「家庭教育」などの条項も新たに盛り込んだ。
 参院特別委は14日午前から安倍晋三首相が出席して審議を行っていたが、採決をめぐる与野党対立が解けず休憩となり、理事レベルで折衝を続けた。与党が野党の主張する追加審議に応じたため、同日夕に審議が再開された。
 改正案は小泉前内閣が先の通常国会に提出したが、継続審議になっていた。民主党が提出した対案の日本国教育基本法案は廃案になる見通し。
    ◇
 教育基本法改正案の骨子は次の通り。
・公共の精神を尊び、伝統を継承し、新しい文化の創造を目指す教育を推進。憲法の精神にのっとり、我が国の未来を切り拓く教育の基本を確立し、振興を図るため、この法律を制定する
・伝統と文化を尊重し、我が国と郷土を愛するとともに、他国を尊重し、国際社会の平和と発展に寄与する態度を養う ・教育は、不当な支配に服することなく、この法律及び他の法律の定めにより行われる
・政府は、教育振興の施策を総合的に推進するため、基本的な計画を定め、公表しなければならない
 「宗教的情操の涵養」は見送られた。
文科相、宗教教育は慎重であるべき (2006/12/05 12:49)産経
 伊吹文明文部科学相は5日午前、参院教育基本法特別委員会で、宗教教育のあり方について「日本の国民は宗教心が希薄だ。かなり慎重でないと司法の場で争うようなことになるのを恐れている」と述べた。政府案の対案として審議中の民主党案16条で「宗教的感性の涵養(かんよう)」が明記されていることへの懸念を表明したもの。
 さらに伊吹文科相は「教える人の態度として布教的な態度で教えるとなると公教育の中立性に問題が起きる。(教員に)布教的な意識があるかどうかは(周囲からは)わからないので慎重であるべきだと思う」と指摘し、自民党など超党派の保守系議員が求めていた「宗教的情操の涵養」の盛り込みを見送ったことについても理解を求めた。

 防衛庁「省」昇格関連法が可決。
「防衛省」来月9日始動へ 海外派遣など本来任務に (2006/12/15 19:53)産経
 自衛隊の海外派遣を本来任務化する防衛庁「省」昇格関連法が15日の参院本会議で、自民、公明、民主党などの賛成多数で可決、成立した。共産、社民両党は反対。関連法の成立により、昭和29年に発足した防衛庁は来年1月9日から防衛省に格上げされる。
 「専守防衛」を基本方針としてきた自衛隊が、海外派遣の本来任務化に伴い国際的な活動を増やしていくのは確実で、随時派遣を容易にする恒久法の制定や、憲法解釈で禁じられている集団的自衛権行使をめぐる議論が加速しそうだ。日本の防衛政策は一つの転機を迎えることになる。
 関連法は、内閣府の外局である防衛庁を防衛省、防衛庁長官を防衛相とし、自衛隊法で「付随的任務」とされてきた
(1)国連平和維持活動(PKO)
(2)周辺事態法に基づく後方地域支援
−などを本来任務に位置付ける。
 防衛相にほかの閣僚と同様の権限を持たせ、重要案件や法案に関する閣議開催や財務相への予算要求を直接できるようにする。防衛施設庁を平成19年度に廃止し、防衛省に統合することも付則で盛り込んだ。
 省昇格構想は防衛庁発足直後から関係者の間で持ち上がっていたが、軍事に警戒心を抱く世論もあって長く実現しなかった。冷戦終結後、テロや災害に対応するために自衛隊の海外派遣が積み重ねられ、今年の通常国会で政府が法案を提出、継続審議となっていた。
 「美しい国」への一歩と願わずにはいられない。

12月14日(木) 悲惨なシルクロード

 シルクロードといえば、古代中国の交易の道としてNHKの番組や展覧会で、また平山画伯の絵などを通じてロマンチックな憧れをもっていた。しかし10月に中共のチベット人弾圧映像が世界中に飛び交い自分の甘い幻想が消し飛んでしまった。そして東トルキスタンでもさらに過酷な人権弾圧、ウイグル民族を消し去ろうとする中共の侵略があることを知った。
 シルクロード要衝の地ロプノールでは46回に及ぶ核実験で新疆ウイグル自治区のウイグル人はもちろん中国漢族の人々もその後遺症や赤ん坊の奇形が多発しているという。

 NHKはただただ美しい古代中国ロマンを見せてくれたが、このような現実を放送しただろうか。親中派の政治家はこの現実を知っているのだろうか。日本政府はこのことに関して見解はないのだろうか。
【産経抄】(2006/11/09 05:01)
 とかく戦前は真っ暗史観でかたづけられる。戦前といえども民主選挙があり、社会主義政党が躍進したこともある。なにより、アジアで独立を目指す政治指導者たちの亡命の地であったことは誇っていい。「三民主義」を唱えた中国国民党の創設者、孫文がそう。インド独立連盟を率いたビハリ・ボースもいた。
 ▼それから80年、いまの中国がもっとも嫌う3人の亡命者が同時期に東京にいた。チベットの精神的指導者ダライ・ラマ、民主化指導者の魏京生さん、それに世界ウイグル会議事務局長のドルクン・エイサさんだ。それぞれ亡命先のインド、米国、ドイツからの訪日だった。
 ▼ 中国西域の独立を目指すエイサさんに会った。台湾での会議出席のため、自由な日本を経由したという。エイサさんは中国共産党支配下の新疆大学で学籍を剥奪(はくだつ)されている。新疆ウイグル自治区で行われた核実験に反対し、漢語を無視したウイグル語教育のボランティアでにらまれた。
 ▼北京でウイグル史を地下出版すると、公安に追われてドイツに亡命したという。彼の日本人支援者たちは、日中友好協会の日本人画伯がウイグルの砂漠の絵を描き、美化していることが許せない。核実験の悪影響で手や目のない子供がいる現実から目をそらしていると。
 ▼ウイグルと北朝鮮は無関係とはいえないらしい。北が崩壊し、国連や米国の影響下に入ると、中国内にある体制内の矛盾に引火するとの説だ。チベット、ウイグルなども、この矛盾に入る。
 ▼エイサさんは魏京生さんと都内で会い、中国の民主化に努力することで意気投合したという。民主化された中国なら話し合いも可能になるとの期待だ。かつて、ボースたちが描いた夢を今また彼らが追っている。
 東トルキスタンから決死の亡命をして独立運動を推進しているドルクン・エイサ氏と、日本でそれをサポートし啓蒙を図っている水谷尚子氏の映像を桜チャンネルで見ることが出来る。
 本来、独自の歴史と文化を持つイスラム国家であるはずが、中国の侵略に遭い、「新疆ウイグル自治区」という呼び名の下で、過酷な弾圧に苦しんでいる東トルキスタン。 亡命先のミュンヘンを拠点に東トルキスタンの独立運動に携わっておられる ドルクン・エイサ氏と、氏をサポートしておられる水谷尚子氏をお迎えし、 漢族移住による圧迫、貧困、頻発する逮捕や冤罪、拷問、宗教弾圧、数十回を数える核実験など、その実態についてお聞きする。
 他のメディアでは触れることの出来ない貴重な証言の数々。
 まさに今現在、東トルキスタンの人々が強いられている苦難と存亡の危機、そして、それをもたらす侵略国家が日本の隣国であるという現実が、明らかになる!
※東トルキスタンの現状を より多くの人々に知っていただくため、当ページへのリンクは大歓迎です! 皆様のご協力をどうぞ宜しくお願いいたします。
出演 (平成18年10月31日 収録)
 ドルクン・エイサ(世界ウイグル会議秘書長)
 水谷尚子(中央大学非常勤講師)
※「報道ワイド日本」11月14日号 より
  キャスター : 水島総・鈴木邦子
 番組映像(無料)はこちら

12月11日(月) 【山】篠山市今田町 虚空蔵山(592m)

 明日から天気は下り坂となる、貴重な晴れの一日、篠山市今田町の虚空蔵山(こくぞうさん)に出かけた。

 陶の郷登山口(10:00)〜登山道〜虚空蔵山(11:30)昼食〜遊歩道〜藍本方面分岐(12:30)〜陶の郷登山口(13:00)

 風はないものの空気は冷たく、頂上の気温は8度だった。
 頂上までの登りでは誰にも会わなかったが、頂上で一服していると藍本方面から夫婦(多分)が登ってきていた。下山道では中年男性とすれ違ったのみで静かな山歩きだった。

 麓にコメディアン大村崑さん経営の「崑の村」という大きな農家を改造した施設があった。残念ながら日曜だけの営業で喫茶店があり演劇も上演されるらしい。

 時間もたっぷりあったので「ぬくもりの郷」へまわり温泉に入った。例の露天風呂で岩を枕に流れる雲を眺めて温もった。ささやかな贅沢、いやとんでもない贅沢と将来歩けなくなったら思い出すことになるやも知れない。

 帰宅:16:35 バイク走行距離:100km

12月8日(金) 開戦記念日

 1941年(昭和16年)の今日、太平洋戦争が始まった。

 NHK「その時歴史が動いた」より
シリーズ真珠湾への道 <前編> 〜山本五十六 苦渋の作戦立案〜
その時: 昭和16 (1941) 年1月7日
出来事: 連合艦隊司令長官・山本五十六 (やまもと・いそろく) が真珠湾攻撃の作戦書を海軍大臣に提出

太平洋戦争の火蓋を切った真珠湾攻撃。この作戦を指揮した連合艦隊司令長官・山本五十六の生涯を描く2回シリーズ。前編は、山本が作戦を立案するまでを描く。
日本海海戦に参戦した山本は、その後“大艦巨砲主義”を掲げる海軍で、着実に出世を重ねる。しかし、アメリカの現地視察でその強大な国力を目のあたりにし、対米戦は日本を壊滅させる暴挙と確信。一転して非戦を主張、軍事強硬派に抵抗をつづける。
しかし日本は日米戦争に突入。皮肉にも、その作戦を担うことになったのが、連合艦隊率いる山本だった。
長官を辞するか、それとも軍人として職務を全うするか。葛藤の末、山本は軍人として日本を守る決意を固める。しかし、大国アメリカを相手にどのように戦えば、日本を最小限の犠牲で守れるか。模索を繰り返すなか、山本はひとつの作戦を生み出す。それは、航空隊でアメリカの軍事拠点・真珠湾を撃破するというものだった。
巨大戦艦の戦いが主流だった当時、航空機による敵地攻撃など前代未聞。それでも山本は、緒戦で敵に大打撃を与え、戦争を短期終結させることしか日本が生き残る道はないと考え、真珠湾作戦にすべてを賭ける。
(※視聴者の皆さまの反響にお応えし、アンコール放送。初回放送は、平成17年11月30日)
 開戦論が大勢の中、非戦論で孤軍奮闘した山本五十六が皮肉にも連合艦隊を率いて真珠湾攻撃作戦を担う事になっていく経緯が描かれていた。
 支那事変以降常に政府部内に不拡大論があるにもかかわらずズルズルと戦争への道を歩み、戦争反対を唱えれば非国民とされる状況にまでなった。覇権を争う世界情勢や、軍部の台頭、戦争を煽るマスコミの世論操作、しだいに感化される国民の意識などが背景にあったらしいが全貌を知るのはなかなか難しい。
 ひるがえって現在はどうだろうか。中共は核保有する北朝鮮をなかば呑み込み、なにやら日清戦争前を想起させる。沖縄(琉球)も元は中国領だったと云っているらしい。米はブッシュ政権にかげりが出て日本に対する核の傘が小さくなりつつある。火の粉は自分で払わなければならなくなっているにもかかわらず相変わらず「改憲」「核論議」すらタブー視する政党やマスコミがある。戦前とは正反対だがこれもまた極端な気がする。
 歴史は繰り返すと云われる。そのまま繰り返すことのないよう為政者、マスコミにはよく分析してもらいたい。

12月4日(月) 段ヶ峰に巨大風車が・・

 10月17日に訪れた「段ヶ峰」、あのたおやかで美しい尾根に高さ130mの風力発電の巨大風車が12基建設されるという。
 私が歩いたときは、上空は真っ青、風もなく穏やかな素晴らしい天気だった。段ヶ峰の自然というHPで貴重な自然と建設計画のいきさつが報告されている。
 これから人口減に向かうとき、また数々の省エネ製品が開発されているとき果たして電力需要は伸びるのか、またあの場所が本当に適切なのか、他の発電装置、場所はないのか。想像するだに残念で、真剣に検討していただき思いとどまって欲しいと願うばかりだ。
(スライド写真もご参照ください)

12月3日(日) 【山】杣谷から摩耶山へ

 朝起きると快晴。朝飯も早々にして思いつきのコースで摩耶山を歩くことにする。

 阪急六甲〜灘丸山公園杣谷登山口(10:30)〜杣谷〜杣谷峠(12:00)〜穂高湖(昼食)〜摩耶山天上寺〜(13:00)桜谷〜徳川道〜又ヶ谷(山田道)〜森林植物園(14:30)=(無料バス)=北鈴蘭台

 山上はさすがに風が冷たくなった。日陰には霜柱が残っているところがあった。
 今までの反省もあってステッキは使わずにさっさと歩くことを心がけた。
山上から見た杣谷、灘方面杣谷徳川道
杣谷峠摩耶山から菊水山を望む
葉が落ちて明るくなった桜谷徳川道
又ケ谷(山田道)

12月2日(土) 品性もなく厚顔無恥な連中

 このメルマガを読み絶句した。彼らは本当に日本人なのかと。
 以下メルマガ【桜ニュースダイジェスト】7号より引用
『週刊金曜日』主催・緊急市民集会の実態!                        −本間尚代氏に聞く

 去る11月19日、日比谷公会堂にて開かれた『週刊金曜日』主催 「ちょっと待った!教育基本法改悪 共謀罪 憲法改悪 緊急市民 集会」の壇上で繰り広げられた皇室風刺パフォーマンスや登壇者の 発言について、その品性・知性を欠いた有様を目にされた本間尚代 氏に、「報道ワイド日本(11月30日号)」にてお話を伺いました。

本間)
さる、11月19日、日比谷公会堂でした。 私は「週刊金曜日」主催の"憲法改正反対" 講師は、筑紫・本多・佐高ということで、私は行ってみました。 私と反対のことを言うのではないかと思って行ってみました。

……(略)……

最初、私もなんだかわからなかったのですが、舞台の上手から、 女装して顔を真っ白に塗った本当に皇后様の御髪のようなカツラを かぶって黒いスカートをはいて白いカーディガンを着て男が出てきま した。
まず、その前に、「今日は特別な日なので、千代田区一丁目一番 地から高貴なお方の奥さんが出席される」という紹介があったのです。
どなたのことかなぁ、と嫌な思いもしていたのですが、そうしたら、その 女装の男が出てきました。

三輪)
これが大事なポイントで佐高氏がこの日の司会だったようですが、 あとで、それは皇室の事なんていっていない、と。ということを週刊新潮 で弁明しているのです。
ところが、一丁目一番地なんていうのは、なおかつ高貴な方なんていう のは、もうその方しかいないわけですから、弁明にもなってないわけです。

本間)
そうです。そして、皇后様の口調が憎らしい程よく似ているのです。
「本日は雨の中多くの国民が集まっている中、何の集会か知りません が…」と言ったら、会場は爆笑でした。そして、その後に、 「先日、主人がソフトバンクの王監督と会ったとき、日の丸の後押し があったから優勝できました、といったけど、この方が日の丸を言うのは おかしいのじゃないか」とか、 「昨年は、世間が騒がしかった。だけど、次男のところに男の子が生ま れた。そうしたら、静かになった。今日はその子を連れてきた。ちょっと 連れてきて」と下手に声をかけました。
そしたら、ベビーケープをかけた人形のようなものを男の人が無造作に 抱いて出てきました。そして、その皇后様の真似をしている者へポンっ という感じで渡しました。

三輪)
それは人間の人形ですか?

本間)
いいえ。猿の人形でした。

……(略)……

その人形をみんなのほうに見せながら、わざと手を動かして、腹話術の 人形のように動かして「ヒサヒト、ヒサヒト」と言ってるんです。
そして、「本家に男の子が生まれればお前なんかいらない!」といって、 今度は下手の方へポーンっと高く上に放り投げました。
そうしたときには、さすがに、私の周りの中年の人たちは声もなくなりま した。それまでは笑っておりましたが、笑っているのは若い人とか、意味 がわかっていない人だと思います。
もう、確実に皇室に対しての芝居をやったのです。

……(略)……

「民間に戻りたい。戻りたい。」ですとか、「選挙権を与えてやれば よい」ですとか、そういった言葉で侮辱をしている。

……(略)……

矢崎泰久という人と、中山千夏という人が出てきました。そして、 「あなたのご主人は病気ですよね?」と言って、天皇様のことを言わせ ようと、仕向けていました。
新潮のほうには、演じた石倉直樹というのが「のせられた」と言って ますが、わたしも、その場では、そうだったのかな、と思いました。 間がありましたから。
それで、「何の病気ですか?」とか、その皇后様の真似をしている 役者が、「マエタテ・マエタテ・前立腺」とかそういうことまで言ってました。 それから先は、私の口からは憚られるような言葉が続いたのですが、 新潮の方はそこのところもきちっと取材して書いて下さってます。

……(略)……

そして、私は、自分の家の孫を、もし人形にたとえて名前を呼び捨て されたり、放り投げられたりしたら、私たちは訴えたり、どうすることも できるのです。
ところが、皇室の方たちはそういう反論すらもおできにならないのに、 そういう人たちを話題にすること自体が卑怯だと思って、 私は許せないと思って、帰ってきました。

三輪)
佐高信氏が「一丁目一番地、高貴な方…」これを自分で言ってる わけですね。もし、この人が自分の孫がいたとして、それを猿に仕立て られてそんなことされたら、絶対訴えるでしょう。

……(略)……

美智子皇后様を演じたのは石倉直樹(49歳)と。

本間)
はい。私は最初、永六輔だと思ったんですよ。永六輔がいつもやってる マネとおなじようでしたから。はじめから、私の周囲の人も「永六輔だ」と いってましたから。
私も始めから信じていたのですが、後で調べていきますと、石倉直樹、 「他言無用」というグループのメンバーで、今までもあちらこちらで、 皇后様をネタにしてやっていた、と。
これはインターネットでもすぐ出てくるそうでして、永六輔の相棒として 有名だそうです。
今回、取材した新潮の記者の方がおっしゃるには「この石倉が一番 正直だった」と、他の人は皆逃げてしまって、この記事を書くのに何度も 取材したそうです。

三輪)
私が許せないのは、司会を務めた佐高氏の反応です。新潮の記事 によると、佐高氏は「"皇室"なんて一言も言ってない」と。

……(略)……

この人は、自分に自信があるなら、なんでちゃんと取材を受けないん だろう??? 佐高さん、この番組来てください!!!

本間)
週刊金曜日の出席者が対談をしているのですが、みな、何か自信の なさげにボソボソと…本多勝一 ・城山三郎はじめ… 私は、筑紫さんの生を聴きたくて行ったのですが来てませんでした。 あとで、そこの会の方に聞いたところ、「今日は都合で来られなくなり ました」と言われました。

三輪)
筑紫氏も一応曲りなりにも地上波でニュースキャスターやってますから、 皇室の慶事のときには、一応最低限の敬語は使ったりしなければなら ない立場ですから、それがここにきたら敬語どころの騒ぎじゃないわけ ですから、まぁ逃げちゃったんでしょうねぇ。

本間)
それから、特別ゲストして、上原公子、これは国立の市長ですね。 この人は、イラク派兵に反対したことなどを得々と話すのです。 そして、そのときに、岸恵子さんと吉永小百合さんが支援者だったと。

三輪)
吉永小百合なんてのは札付きのサヨクですからね。

本間)
私は、吉永さんのことは、「通販生活」で読んでましたから、そう思って 読んでました。
この市長は他にも、「安倍一族は恐ろしい」ですとか、「このままいくと、 軍靴が町中に響く…」ですとか、ここで、中山千夏は「"象徴"なんて いらない」とまで言っているのです。
そして、それまでの話も全部、支離滅裂です。 この人は国会議員になって、我々の税金で生活したこともあるわけで すよね。ですから、なお許せません。
それから、男だろうと女だろうと直系が天皇になればいいんで、でも、 それも20歳くらいになったら、天皇になりたいかなりたくないか聞いて それで、嫌だといったらやめさせる、そのうちに、そこがなくなる、と言った のです。ですから、皇室をなくすためにやってるわけです。
そこまで言って、そして、皇后様に扮している石倉も、「私は民間人に なりたい!」といって体を揺すりながら、言ってましたけど、そういう言い 方もしてました。
それに対して、中山千夏は、「民間人になりたければ、選挙権を与え て民間人にしてあげればいい」と、そこまで言ったので

……(略)……

三輪)
これは、やってる人間もちょっと・・・ これは、明らかに天皇の問題というよりも人権の問題でもあるんですよ。 これは逆差別にもなるんですよ。

桜林)
そのあと、永六輔さんは、君が代をアメリカ国家のメロディーで

……(略)……

桜林)
ただ、私が非常に残念なのは、 私は、演芸も好きですし、こういった小劇場なんかも実際にゆきます が、このような演芸をやっている人たちが、みな、永六輔さんと同じよう な市民活動的なことをやっていると思ってほしくない、といいますか… こうやって、永六輔さんが暴走することによって、周囲にある文化まで 否定されちゃうような気がしまして

……(略)……

桜林)
本間さんは、他に活動されていることがあるわけですよね。

本間)
私は教育勅語をもっと取り上げて頂きたいものですから、そういう運動 で色々な所へ行かせて頂きます。そういう所は元気を頂いて帰ってこ れるのですが、この間のあの集会は疲れました…。家に帰っても頭は 割れそうですし。
(日本)文化チャンネル桜さんでしか放送して頂けないと思って、帰って きました。これからも、皆で色んなところで情報を集めて行きたいと思い ます。これも日本中で大きな動きにして行かなければいけないと思って おります。
(番組からのピックアップ紹介のおわり・・・)
 「週刊金曜日」読んだことはないが、編集者に以下の連中が名を連ねている。
 石坂啓 落合恵子 佐高信 椎名誠 筑紫哲也 本多勝一

 言論自由の日本だが、これをなんと見たらいいのだろうか。
 六輔、小百合、恵子、千夏、石倉 見損なった!

    老いる

 先日実家の老母(90)を訪ねた。骨粗鬆症で腰の骨を折ってからもう2年近くなり、ようやく痛みもとれたようだ。  見る度に小さくなっているようだが、まずまず元気そうだった。
 「そろそろ寒くなってきたなぁ、去年買った電気あんか出してる?」と聞くと
 「電気あんか? そんなもん知らんで」という。余りにもはっきりと否定するので買ってやったことが自分の勘違いかなと思うほどだが、母の片付けそうな所を色々探し回ったところ出てきた。ちゃんと袋の中に包まれていた。身の回りのことはまだこなしているので、暖かくなってきた頃片付けたのだ。
 「ほら、あったあった。これ見覚えない?」
 「あ、それかいな・・・」とまだ怪訝そうな表情。「もうなぁ、だんだん物忘れがひどくてな」と笑っている。
 「そりゃな、しょうがないわ」と私。

 ついでに同じ頃買ってやった袢纏もまだ出していないようなのであちこちと一緒に探す。もう母のものだけになり空いた箪笥の隅に風呂敷で包んだものがあった。開けてみると「お父さんのところへ行くときに着るもの」と半紙に書かれた白経帷子と観音巡りの朱印袢纏があった。
 「私が死んだら、それを着せてな」という。「よっしゃ、わかったよ」と私。

 一息ついて、持参したパソコンで山の風景などを見せてやりながら世間話をして帰った。
 母は目や耳もそう悪くないので、果たして自分もあのように長生きできるかと思うとはなはだ心許ない。先日も保存容器に入れて置いたご飯が冷蔵庫ではなく食器棚あったし、電子レンジで温めたおかずを翌朝発見するということもあり他人の事は云えない。

11月30日(木) 面白かった「ひらがな革命」

 29日放送のNHK「その時歴史が動いた」より
「ひらがな革命」〜国風文化を生んだ古今和歌集〜
その時: 延喜5 (905) 年4月18日
出来事: 日本最初のひらがなで書かれた公文書・古今和歌集完成
私たちが学校で最初に学ぶ文字「ひらがな」。しかし、「ひらがな」が公式に使われるようになったのは漢字よりずっと後のことだった。そして、その背景にはある政治的意図があった。
平安時代中期、日本では中国に学んだ律令制度が崩壊の危機を迎え、抜本的な政治改革が求められた。この時、朝廷で政治を担ったのが、中国文化の教養で出世の階段を登った菅原道真と、エリート貴族で和歌の名手だった藤原時平の二人のライバル。
道真は衰退しつつあった唐に解決策を求めることをあきらめ、遣唐使を廃止。律令制度から脱皮した政治体制を作ろうと改革に乗り出す。しかし貴族たちの反発にあい志半ばで失脚。後を継いだ時平は、改革を進めるには律令制度導入以来、中国の思想や制度を絶対視してきた官僚達の意識変革が重要と考える。そして、新時代を告げるシンボルとして、和歌に使われ漢字より低く見られていた日本独自の文字「ひらがな」に注目、「ひらがな」で書かれた勅撰和歌集の編纂を命じる。
この完成を契機に改革は軌道にのり、『源氏物語』などの「ひらがな文学」が誕生、「国風文化」が花開く。
「ひらがな」が正式な日本語として認められるまでの知られざるドラマを描く。
 歴史が大の苦手だったが、この番組は時々拝見して勉強させていただいてる。
 道真が遣唐使の廃止を建議し、その後興福寺の僧達から「日本 (ひのもと) の倭 (やまと) の国は言玉 (ことだま) の幸 (さきわ) う国ぞ。此の国の本 (もと) つ詞 (ことば) に逐 (お) い依 (よ) りて、唐 (から) の詞 (ことば) を仮らず」と日本独自の言語表現を持つ機運が生まれたのも素晴らしい。
 古今和歌集を編纂し、その道を開いた時平が歌舞伎の世界では悪役に描かれているというのはちょっとお気の毒。

 一文字で意味が判る漢字とひらがなの融合は、考えてみれば素晴らしく有り難いことだ。20数年前までは、英数字カナしか扱えなかったコンピュータも今ではパソコンで自由に日本語入力ができ、こうして落書きを愉しむことが出来るようになった。この仕組みを考えた人も偉い。これも後世の人から見れば歴史的革命だろう。

11月29日(水) ひどい市職員の滞納

 市民の税金で働く職員が家賃や保育料を滞納しているのが次々に発覚している。氷山の一角ではないかと心配する。
 以前、電化製品や車を買い込んで給食費を払えないという親がいたが、なにか経済観念が狂っている。
 市職員だから本当の生活苦とは思えない。これも社会規範の崩れだろうか。
神戸市職員も保育料滞納、14世帯5年間で800万円 (2006年11月28日 読売新聞)
 神戸市内の市立と民間の認可保育所に子どもを預けている市職員14世帯が、保育料を2001年度以降の5年間で計800万円滞納していることがわかった。市は給与の差し押さえなど強制徴収を検討。市は今年4月、市職員が公的な債務などを滞納し、差し押さえを受けた場合、減給などの懲戒処分にする指針を出しており、処分も検討する。

 市によると、この5年間の認可保育の滞納額は4億900万円あり、市は各世帯に文書で督促し、嘱託員が戸別訪問している。しかし、市職員は借金や住宅ローンなどを滞納の理由に挙げているという。市では昨年2月、震災の被災者に貸し付けた災害援護資金で、市職員2人が返済を滞納していることがわかり、強制徴収に踏み切っている。保育料を巡っては、京都市職員の計3620万円の滞納が明らかになっている。

最高452万円、京都市職員37世帯が保育料滞納 (2006年11月25日 読売新聞)
 ◆計3620万円、給与差し押さえも
 職員の不祥事が相次いでいる京都市役所で、市立や民間の認可保育所に子どもを預けている職員37世帯が保育料計3620万円を滞納していることが、わかった。最高で、9年間にわたって子ども3人分の保育料計452万円を滞納している職員もいた。同市では、今年8月、市営住宅の家賃総額約1630万円を滞納している職員35人が発覚したばかり。同市は来年度、保育料を滞納している市民から強制徴収を検討しており、「まず身内から襟を正す」と、滞納職員に対して12月8日までに全額納付を請求。期限までに完納されなければ、給与を差し押さえる。
 同市は、保育料の未収率が2・96%で、大阪市(4・47%)に次いで政令市ワースト2(2004年度)。保育所計255か所の滞納総額は10月末現在で、計5億8200万円に上る。
 このため、同市は強制徴収に向けて滞納者リストを洗い出したところ、職員の滞納者が続々と判明、滞納額も全体の6%を占めた。
 同市は、一般市民と同じように、滞納職員に督促状や催告書を送付してきたが、多くの滞納職員が借金や住宅ローンを抱えていることを理由に、保育料を工面できなかったという。
 しかし、市保健福祉局は「職員に滞納者がいては、強制徴収への住民の理解が得られない」と危機感を抱き、個別に滞納職員に全額納付を求めており、従わない場合は異例の給与差し押さえも視野に入れている。
 同局は「福祉事務所の職員が徴収に取り組んでいるなかで、職員が滞納を続けるのは許せない。早急に滞納ゼロにするため厳しく対応していく」としている。
 同市では、今年度、覚せい剤使用や詐欺などで逮捕された職員がすでに13人。
 市営住宅の家賃を滞納していた職員35人のうち、最も悪質なケースは、滞納額125か月分で約150万円に上った。  今年8月に市政再生に向けて「信頼回復と再生のための抜本改革大綱」をまとめた後も、逮捕や懲戒処分が続いている。  オンブズマン・グループ「市民ウォッチャー・京都」の寺園敦史幹事は、「滞納額がこんなに高額になるまでほったらかしになっていたのは驚きだ。市民の理解は到底得られない。市民の税金で働いているのだから、すぐにでも徴収すべきだ」と話している。

11月28日(火) また出てきた「南京事件」映画

 今年1月ハリウッドで南京大虐殺を扱った映画が制作されるという噂が流れたが、結局はデマであることがわかった。しかし、今度は本当らしい。国営中国中央テレビ(CCTV)が作品放映権を獲得しているという。アイリス・チャン著の「レイプ・オブ・南京」が下敷きという。この著書は数十箇所の史実の誤りが指摘されているにもかかわらず、米ではベストセラーらしい。
 著者は中国系アメリカ人女性で、2004年鬱病にかかりピストル自殺した。自署の誤りを指摘され自責の念に駆られたか、中国本土で起きているチベット虐殺や臓器売買に見るような人権蹂躙事件で幻滅をしたのかそれはわからないが、とんでもない本を残したものだ。
 映画製作者がAOL副社長という。洗脳されたか、中共のプロパガンダにのって一儲けしようというのだろうか。ドキュメンタリータッチであたかも史実を語るような作りというから始末が悪い。
 中共の反日工作は世界規模で脈々と続いている。
「レイプ・オブ・南京」下敷き 米で反日史観映画 年明け発表 (11/26 10:30)産経
 ■AOL副会長制作
 【ワシントン=山本秀也】米国の大手インターネット企業「アメリカ・オンライン」(AOL)のテッド・レオンシス副会長(50)が、南京事件(1937年)に取材した映画「南京」(仮題)を制作し、年明け以降、発表する。ドキュメンタリー作品の体裁だが、史実の認定は反日的な歴史観で知られる中国系米国人作家、故アイリス・チャン氏の「レイプ・オブ・南京」を踏まえているとされる。公開されれば来年70周年を迎える同事件や歴史問題をめぐり、日本の国際的立場に深刻な影響を与える可能性もある。

 AOLの米国広報では、レオンシス氏による「南京」の制作を確認する一方、同社は制作に関与していないとしている。レオンシス氏は「アガペ」という映像プロダクションを設立し、映画参入の第1作として制作に取り組んでいる。

 制作情報をまとめると、「南京」は事件に関連した記録や事件関係者への取材映像に俳優のナレーションを織り交ぜる構成で、「欧米人が語る南京事件」に重点が置かれる。音楽はグラミー賞を受賞したロック界の大御所ルー・リードが担当するという。

 作品は来年、米国内で開かれる映画祭で発表の予定だ。米紙ワシントン・ポストによれば、中国市場に向けてDVDの販売が計画されるほか、国営中国中央テレビ(CCTV)が作品放映権を獲得しているという。南京事件に関心を抱いた理由について、レオンシス氏は、保養中に読んだアイリス・チャン氏の自殺(2004年)をめぐる古新聞の記事がきっかけだったと同紙に説明。これまでの報道では、作品がチャン氏の「レイプ・オブ・南京」をベースにした内容となることが強く示唆されていた。

 華僑消息筋によると、レオンシス氏は10月末、東部メリーランド州で開催されたアイリス・チャン氏を記念する論文コンテストに来賓として出席し、「南京」の制作状況を報告した。論文コンテストは、米国を舞台に反日宣伝を繰り返してきた中国系組織「世界抗日戦争史実維護連合会」が主催し、論文約430点が寄せられた。

 南京事件を扱った映画は、中国、香港でこれまで多数制作された。今年初めに上海紙「文匯報」が、米国のクリント・イーストウッド監督が「南京・クリスマス・1937」を制作すると伝えた話は事実無根だったが、事件70周年を控え、中国内外で新たな作品の制作が伝えられている。

 レオンシス氏は、AOLの事業モデルを有料インターネット接続事業から広告収入主体に転換した米国の有力企業人。北米プロアイスホッケー(NHL)の人気チーム「ワシントン・キャピトルズ」のオーナーを務めるなど、娯楽スポーツ分野でも知られる。

【用語解説】レイプ・オブ・南京
 中国系米国人の女性著述家、アイリス・チャン(中国名・張純如)氏が1997年に発表した南京事件に関する著作。同事件で旧日本軍が市民約30万人を虐殺、女性2万人から8万人を乱暴したなどと論じたが事実誤認や写真の誤りなどが多数指摘された。日本語版の出版は見送られたものの、米国内では現在もロングセラーとなっている。
 自分のことだが、パソコンネットの頃からAOLを利用させてもらった。ADSLで先行するYahooに乗り換えたが、そのYahooも北朝鮮に献金したというので、せめてもの抵抗でAOLに復帰した。その矢先にこの話題、困るなぁ。

11月27日(月) 自民党復党問題

平沼氏除く11人 復党へ NHK 11月27日 19時28分
 郵政民営化に反対して自民党を離れた無所属議員12人全員が27日、自民党に復党願いを提出しましたが、郵政民営化に反対し続けた平沼元経済産業大臣だけは誓約書の提出には応じませんでした。これを受けて、安倍総理大臣は自民党の役員会で平沼氏を除く11人の復党を認めると明言しました。
 中川幹事長の復党条件を呑んで11人が復党した。残り平沼氏だけが政治信条を貫いて復党しなかった。氏の支持者も理解を示したという。
 中川氏の厳しい復党条件を批判した人々もいたが、野放図に受け入れればあの郵政選挙は何だったのかということになる。復党した11人はそれぞれに苦渋の判断をしたことだろうが、国民はどうみるだろうか。踏み絵を踏まされ、刺客だった党員からも冷たい目で見られ、あたたかく迎えられるということはないのではないか。
 それにしても自民党は何でもありでもっとたちの悪い親中韓派議員がいる。中国のガス田開発には無為、靖国参拝は反対、皇室典範改悪等々、彼らにこそ別の誓約書が必要のように思うが。

11月26日(日) 核心は何処に

 いじめ
 学校で起きる虐め、先生までもが荷担するという。虐められる子は弱い自分を認めたくないので親にも先生にも相談できず自殺にまで追い込まれるのではないか。子供ながら切々としたためられた遺書が痛々しい。陰湿な言葉による集団暴力事件であるのに加害者が糾弾され、罰せられたという話を聞いたことがない。虐めは子供同士の喧嘩とは訳が違う、れっきとした犯罪だろう。

 日教組
 教育基本法改正を阻止すべく「非常事態宣言」を出し、組合費3億円を投入したという。(11/25産経)
 法には「教育は、不当な支配に服することなく」と定めてあるが、国旗掲揚時の起立や国歌斉唱を求める国の教育方針を「不当な支配」として反対している。組合は本来待遇改善などを求めて活動するものと思っていたが、「不当な支配」阻止を御旗にして偏向教育で無国籍人間を作り出し共産主義化を目論んでいるのではないかと疑う。
 日教組の組織率が30%前後らしいので、大多数は穏健でまじめに職務に励む先生だと思うが、職場を放棄し国会前のデモに参加するというのは確かに「非常事態」だ。

 虐待
 犬のように首輪を付けられ食事も与えられず死んでいく。親に虐め殺される子供の何と多いことか。

 自分たちが受けた戦後教育が間違っていたのではないかという意見が多い。かつてなかったような事件が後を絶たないのは、道徳観念が薄れ社会規範が崩れていっているのが原因ではないかと無学な自分でも思う。

 今週配信されたメルマガに「救国の唯一の方法」という一文があった。

11月22日(水) 【山】姫路市 明神山

 雪彦山の南側の眺望でひときわ高く見えていた山。前回訪れた七種山とコースが似ている。七種山の岩尾根はゴツゴツした感じであったが、明神山のそれは少し優しい感じだった。頂上から尾根が何筋か下っているが、所々岩が露出しているのが遠望できる。
 低気圧が近づいており生憎の曇り空だった。山頂の気温は12度、山肌の紅葉は大分進んでいたが、ベールがかかったような色合いだった。

 夢の里農業公園(9:20) ー 大明神コース神元神社登山口(9:30) ー 三角点山(10:50) ー 小明神(12:50) ー 明神山(13:10) ー 西の丸425m(14:20) ー マンモスの背(14:40) ー 夢の里農業公園(15:00)

 下山してまだ時間もあったので駐車場南側にある夢やかたで温かいそばを食べた。
 帰る準備をする頃、出会った登山グループが降りてきていた。男女混合の中高年グループだったが、ロープ伝いの崖でも登るし、いつもながら元気な人が多い。

 帰宅 17:45 バイク走行距離:142km

11月16日(木) 秋色さまざま

藍那・徳川道にて















   責任野党とは呼べない民主党

 教育基本法が60年ぶりに改正されるというとき、民主党など野党は採決に反対し欠席した。
 与党案は宗教団体創価学会をバックにした公明党の案を受け入れたためか、「宗教的感性の涵養」はなく、「我が国と郷土を愛する態度を養う」として愛国心をぼかしてしまった。
 民主党案は「日本を愛する心を涵養(かんよう)する」とし、与党案にない「宗教的感性の涵養」も盛り込んでいた。この与党案を修正してくれるものと期待していたが残念な結果となった。
 この時期、社会規範が崩れ教育現場が荒んでいると云われる。将来を見通した国家百年の計を図るべくとき関係のないタウンミーティングでのヤラセ質問問題を持ち出し、何でも反対党に堕落してしまった。
■【主張】教育基本法改正 やむをえぬ与党単独可決 平成18(2006)年11月16日[木]
 自民、公明両党は今国会の焦点である教育基本法改正案を野党欠席のまま、衆院教育基本法特別委員会で可決した。16日に衆院を通過させ、参院に送付する予定だ。
 民主党など野党は「採決が前提にある限り、委員会の質疑には応じられない」と欠席した。与党の採決を受け、野党はすべての審議を拒否することにした。
 この改正案は戦後教育の歪(ゆが)みを正し、教育の主導権を国民の手に取り戻す意味合いがある。与党単独の採決になったが、やむを得ない。
 民主党は政府の改正案に対抗して独自の「日本国教育基本法案」を提出していた。愛国心について政府案は「我が国と郷土を愛する態度を養う」とし、民主党案は「日本を愛する心を涵養(かんよう)する」としていた。民主党案はまた、政府案にない「宗教的感性の涵養」を盛り込んでいた。
 与党と民主党が協議し、より良き案にすべきだったが、民主党の小沢一郎代表は来夏の参院選に向け、社民党などとの共闘を優先した。教育基本法改正そのものに反対してきた社民党などと違い、対案を示していただけに民主党の対応はきわめて残念である。
 現行の教育基本法は昭和22年3月、GHQ(連合国軍総司令部)の圧力や干渉を受けながら成立した。とくに現行法の「教育は、不当な支配に服することなく」の規定は、文部科学省や教育委員会の教育内容への関与を排除する根拠とされ、問題となっていた。
 これに対し、政府案は「不当な支配に服することなく」との文言を残しているが、「この法律及び他の法律の定めるところにより行われるべきもの」とするくだりが加わった。このため、国旗国歌法や学習指導要領などを無視した一部の過激な教師らによる“不当な支配”は許されなくなる。
 また、政府案は家庭教育について「父母その他の保護者は、子の教育について第一義的責任を有する」と規定している。いじめや学級崩壊、不登校などの問題で、家庭の責任を問う内容になっている。
 伊吹文明文科相は「ある程度の変更」に言及している。参院での与野党共同修正を模索する動きも出ている。民主党は抵抗政党ではなく、責任野党としての存在感を示すべきだ。

11月13日(月) 姫路市福崎町 七種山、七種槍縦走

 13日姫路市福崎町七種山に登った。明日からまたしばらく雨や曇りが続くらしい。
 インターネットの天気長期予報はなかなか便利だ。動画の天気図も付いているので好天が続く日を大体予測できるので、つぎの山行きを計画し地図や行程を準備することが出来る。

 朝6:30バイクで出発した。社町から北条町にかけて濃い朝霧が発生していた。昨夜の放射冷却のためだろうか。加古川を渡るところは特にひどかった。灌漑用のため池も多くそこからも湯気がたっていた。ヘルメットの外側が曇り、ジャンバーの袖にも水滴が流れるようになった。北条町を抜ける頃から上空に青空が見えるようになった。福崎町に入るとすっかり晴れてきた。福崎も同じように川が流れているが霧はなく、代わりに風があるように思う。

 神崎橋を渡り、406号線を七種川に沿って北上する。青少年野外活動センターに9時頃到着した。さらに舗装林道が奧に続いていたのでそのまま通過し山門脇の駐車場に駐めた。コースの最終は野外活動センターの池の畔に下山してくるので一瞬ここに駐めた方がいいかと迷ったが、林道は暗くなっても歩ける、なるべく早く取り付いた方がいいだろうと思った。

 山門(9:20) ー 七種神社(10:00) ー 展望岩 ー 七種山、つなぎ岩(11:00) ー 小滝林道分岐(12:20) ー 七種槍(577m) ー 小槍 ー 金取り岩(393m)(15:00) ー 最後のピーク(353m)(15:30) ー 野外活動センター田口池(16:00) ー 林道歩き ー 山門(16:20)

 七種山については予めインターネットの情報を参考にして、通過点の風景やや所要時間ばかりを気にしていた。しかし実際歩いてみると、自分の読み方がいかに浅いかを思い知った。
 前回の雪彦山(大天井岳884)もそうだったが、七種山(683)も岩山で急峻なところが多い。

 七種槍から最後のピークに至る岩尾根(約3km)は痩せていて岩が露出しているところが多く、道の両側はすぐに崖という箇所が多かった。ストックを付きながら眺望をゆっくり楽しみながら歩けると勝手に思っていたがあては大いに外れた。小さなピークがいくつも続き、カメラはブラブラしないようにリュックにしまい込み両手はフリーにしてよじ登ったり、斜面にうつむいてロープを頼りに降りなければならないとこともあり、緊張の連続だった。「おいおい、これを登れってか」「えーっ、ここを降りるのか」と自分自身にカツを入れながらの山歩き。自分の浅い山行き経験では初めての体験だった。

 最後のピークから野外活動センター田口池は、高度差200mの岩と小石混じりの急斜面で、足裏をフラットに地面に付けスリップしないよう気を使いながら降りた。池の畔に降り立ったのは16時だった。

 ここから山門まで林道を歩いて帰る。日がかげっているが東側には歩いてきた尾根筋が夕日の中にあった。所々岩壁が見える。下から見れば大した高さには見えないがなぁと感慨にふけりながら歩いた。

 帰宅 18:45 バイク走行距離:135km

11月12日(日) 菊水山、今日の眺望

 朝の最低気温も10度を割るようになってきた。午前中は時雨れたりしたが、午後から雲が吹き払われた。
 先日雪彦山で足の衰えを感じ、鍛える意味で午後菊水山に登った。頂上の気温は10度で温もった身体は直ぐに冷えてくる。見晴らしは思った通りよく、東側に生駒連山、北西には9月に登った多可郡の笠形山を望むことが出来た。

 笠形山(939)、手前は西鈴蘭台、丹生山系、


 西宮ヨットハーバー、大阪市内、生駒連山


 石井ダム、大阪湾、葛城山系

 鍋蓋山(手前)、摩耶山

 暖かい日が多かったこの秋、山肌の紅葉はそれほど進んでいなかった。今日から今年最後の大相撲九州場所が始まった。これが終わる頃には紅葉も本格化するだろう。

11月8日(水) 姫路市夢前町 雪彦山

 姫路市夢前町の雪彦山を歩いた。雪彦山と通常云われているのは大天井岳(884m)で4等三角点雪彦山(915.2m)が奧にある。大天井岳の東側に不行岳、地蔵岳の岩壁がありロッククライミング場になっている。それらの山を総称して雪彦山と云っているらしい。

 登山口(9:30) ー 展望岩 ー 出雲岩 ー 大天井岳(11:00昼食) ー 天狗岩 ー 雪彦山(三角点) ー 鉾立山(12:30) ー 峰山分岐 ー 虹滝 ー ユースホステル道標 ー ガレ場 ー 出会 ー 登山口(14:30)

 例によってバイクで出かけた。今朝の気温は9度ぐらいだったろうか。冬の装備で乗ったが、山間部にはいると手袋の中の指がしんしんと冷えてくる。登山口には8:30頃到着した。無人の管理棟があって、登山届けを出すようになっている。  先客が一人いた。届けを記入するのに筆記用具をお借りし、一緒に登りましょうということになった。Nさん(70)という方で同じく神戸から来られていた。

 大天井岳までは岩場の多い急斜面が続く。鎖場や胎内くぐりのような細い岩場もあった。ハイキングではなく本格登山で写真を撮っている余裕はあまりなかった。この辺で、岡山から来た中高年男5人グループが追いついてきて、賑やかになった。
 出雲岩付近、行くのはNさん

 大天井岳の眺望は素晴らしかった。884mの標高だが、岩峰するどく高度感がある。
 大天井岳から雪彦山〜鉾立山〜峰山分岐は尾根歩きになる。鉾立山の眺望も素晴らしく、先週登った峰山高原の暁晴山や夜鷹山、遠くに氷ノ山、後山、大山が望まれた。
 峰山分岐からは下りになる。ユースホステル道標からの下りはゴーロ急斜面になった。
 私は沢の風景を撮りたいこともあり、Nさんは帰りのバスの便もあるので先に行くことになったが、それ以上にNさんの脚力が素晴らしく、追いつけないのが本音だった。

 帰宅 17:15 バイク走行距離:160km

11月7日(火) 解せない二階氏の核論議批判

 中川昭一政調会長や麻生太郎外相が核論議を提起した事について、与党内の二階氏が批判している。
 与党内部で論議があるのはいいとしても、国対委員長という与党幹部が表立って批判し、首相の「任命権者の責任を問われる事態になりかねない」とまで恫喝するのは解せない。やはりこの人物はどこまでも媚中派なのだろう。
核論議、二階国対委員長が首相の責任論に言及 (11/05 23:08)産経
 中川昭一政調会長や麻生太郎外相が核論議を提起した問題で、自民党の二階俊博国対委員長は5日、NHKの討論番組で、「誤解を招きかねない発言であり、重要な立場の人は慎むべきだ」と批判、「任命権者の責任を問われる事態になりかねない」と述べた。安倍晋三首相の任命責任に言及することで、中川氏らを強く牽制したものだが、臨時国会への影響を考慮し、核論議を押さえ込もうとする与党内の動きは週明けからさらに加速しそうだ。
 「非核三原則は国是だ。日本は好戦的な国ではないとようやく理解されるようになったのに、国会中に急にこういう議論を持ち込むことについて少し考えてほしい」
 二階氏が番組でこう切り出すと、公明党の漆原良夫国対委員長も「首相の指導力が問われることになりかねない」と同調。これに意を強くした野党側も「日本が核保有すべきだという誤ったメッセージを国際社会に大きく広げる」(高木義明・民主党国対委員長)、「安倍内閣は核武装検討内閣だ」(穀田恵二・共産党国対委員長)などと中川バッシングを繰り広げた。さらに野党側はこの問題に関して衆院予算委員会での集中審議を求めた。二階氏は集中審議の開催は拒否したが、「自民党は『自浄作用』を必ず発揮する」と述べ、核論議そのものが、「不浄なもの」との考えを抱いていることをうかがわせた。
 核論議をめぐって、安倍首相は政府・与党内で正式に議論することはないとしながらも「議論を封殺することはできない」と述べ、自民党の中川秀直幹事長も「中長期の意見を封殺してはいけない」と同調している。
 二階氏の発言は、佳境を迎えている教育基本法改正案の審議などへの影響を最小限に抑えようとの意図があるものとみられるが、逆に野党側に格好の攻撃材料を提供した形になった。
 二階氏と安倍首相は、かつては対中外交や人権擁護法案への対応をめぐり対立したこともあり、「二階氏は存在感を示すために計算ずくで発言した」(自民中堅)との見方も出ている。
 二階氏は5日、記者団に「国会議員に言論の自由が保障されるのは当然だが、何を言ってもいいわけではない。まあ賢明なリーダーたちなので心配ないでしょう」と語ったが、核論議で自民党幹部が野党と同調したことは、与党内の新たな波乱要因となりそうだ。
■【主張】「核」論議 理解に苦しむ二階氏発言 平成18(2006)年11月7日[火]
 自民党の中川昭一政調会長が核論議を提起していることが、野党だけでなく、与党内からも非難されている。
 自民党の二階俊博国対委員長は5日、「誤解を招きかねない発言であり、重要な立場の人は慎むべきだ」と批判したうえで、「やがて任命権者の責任を問われる事態になりかねない」と述べた。これは理解に苦しむ発言といわなければならない。
 中川氏は先月15日以来、「日本が核をもたずに北朝鮮にどういう対抗措置ができるのか真剣に議論しなければならない」「この時期にしなければいつするのか」と語っている。
 北朝鮮の核・ミサイルの脅威に対する日本の抑止力を論じようという中川氏の発言は当然そのものである。
 二階氏はなぜ問題視するのか。国会対策上の問題ではない。日本の平和と安全をどう確保するか、それを考慮するのが責任ある政治家として問われていることを忘れてはなるまい。
 ライス米国務長官が即座に「あらゆる抑止力で日本に対する安全保障を約束する」と表明し、中国も北朝鮮の核保有阻止のために強く圧力をかけたことは、中川氏の問題提起と無縁ではないだろう。
 民主党の鳩山由紀夫幹事長は3日、核保有論議を容認した麻生太郎外相に対し、「世界中から核をなくす運動のトップリーダーとして動かなければならない日本の外相発言に心から怒りをもつ」と述べ、罷免を要求した。
 だが、鳩山氏は党代表だった平成11年、西村真悟元防衛政務次官の核武装発言に関連、「議論すらいけないという発想もいかがか。非核三原則と対比しながら、日本はどういう防衛をすべきなのか、本質論をえぐる議論をしていきたい」と語ったのを、まさか忘れたのだろうか。
 5日放映されたフジテレビ系の報道2001世論調査は「核保有について議論すべきだ」が51%で、「議論すべきでない」43%を上回った。国民の意見が奈辺にあるかを示している。
 国会は核保有のメリット、デメリットを議論すべきだ。米国の核の傘が機能しているのか、日本の抑止力をどう考えるべきか、などを国政調査権を発動して検証することこそ、国権の最高機関の責務ではあるまいか。
 北朝鮮は崩壊の兆しがあるにしても、中共の属国になった場合、朝鮮半島に新たな脅威になる可能性がある。テポドンや核ミサイルが消えてなくなるわけでない。核論議、国防論議が抑止にもなると思うのだが。
 二階氏は民主党の小沢氏対策に自民党国会対策委員長に就任したとのことだが、これでは自民党を内部から切り崩しているように見える。
 民主党の鳩山氏も7年前の発言と180度変わってきており、党利党略に終始するようになってしまったのではないか。

11月4日(土) 北朝鮮、新たな協議復帰条件?

 北朝鮮は6ヶ国協議復帰に新たな条件を付けている。日本の「お家の事情」まで心配してくれているのもおかしい。
6カ国協議、日本参加の必要ない 北朝鮮が表明 (11/04 11:27)産経
 北朝鮮の外務省報道官は4日、北朝鮮の核問題に関する六カ国協議の再開に関し「われわれはこれまで日本に6カ国協議に参加してくれと要請したことはない」と述べ、日本の協議参加は必要ないとの立場を、朝鮮中央通信を通じ表明した。
 北朝鮮は、これまでも6カ国協議で拉致問題を取り上げようとする日本の出方を批判。「日本は協議への参加資格はない」などと主張してきたことがあるが、日朝の関係正常化も目標の一つとして盛り込まれた昨年9月の共同声明以降、日本の参加を強く牽制(けんせい)したのは初めて。
 報道官は「日本では(新)政府が発足したばかりで国内的に忙しいだろうから、無理して6カ国協議に首を突っ込まず、家の事情(国内政治)に神経を使う方がよいだろう」と指摘した。また「日本が6カ国協議に参加しないとするならこの上なく良く、参加国が減ることは協議の効率性を高める上でも悪くはない」と述べた。(共同)
 タイミングよく曽我ひとみさん拉致犯人に逮捕状が出た。
■【主張】曽我さん拉致 時宜に適った実行犯手配 平成18(2006)年11月4日[土] 産経
 曽我ひとみさん拉致事件で、新潟県警は北朝鮮の女性工作員の逮捕状を取った。警察庁は国際刑事警察機構(ICPO)を通じて国際手配した。安倍内閣の拉致事件解決に向けた強い姿勢の表れといえよう。
 曽我さんは昭和53年8月、母親とともに北に拉致され、曽我さんは帰国したが、母親の行方は不明だ。曽我さんはこれまで参加した集会で、「後ろからついてきた3人組の男に拉致された。船に乗せられた際、日本語を話す女の声を聞いた」と証言していた。
 4年前の日朝首脳会談で、金正日総書記が初めて拉致事件を認めて謝罪し、曽我さん拉致について「現地請負業者に依頼し、引き渡しを受けて連れてきた」と説明した。現地請負業者は、曽我さんの故郷、佐渡の日本人か在日朝鮮人とみられている。
 警察当局は、これらの拉致ネットワークも徹底解明する必要がある。
 北は先月9日、世界を敵に回すような核実験を行った。日本は独自に追加制裁を行い、国連安全保障理事会も国連憲章7章に基づく対北制裁決議を全会一致で採択した。米国と中国、北朝鮮の非公式協議で、6カ国協議再開が急遽(きゅうきょ)、決まった。
 このような時期に、曽我さん母子を拉致した実行犯が国際手配された意味は、極めて大きい。警察庁の漆間巌長官は記者会見で「北朝鮮が6カ国協議に復帰する以上、拉致問題を忘れてもらっては困るという日本のシグナルである」と述べた。北は今度こそ、この日本からのメッセージを真剣に受け止めるべきだ。
 日本が国際手配する拉致実行犯は、今回の女性工作員が5人目だ。これまでに、原敕晁(ただあき)さんと地村さん夫妻を拉致した辛光洙(シングアンス)容疑者、蓮池さん夫妻拉致でチェ・スンチョル容疑者、久米裕さん拉致で金世鎬(キムセホ)容疑者、有本恵子さん拉致で魚本(旧姓・安部)公博容疑者が手配された。「よど号」犯の魚本容疑者を除き、すべて北の工作員で、辛容疑者は英雄視されてもいる。
 近く再開される6カ国協議では、北の核問題が最重要課題になろうが、日本は日本人の生命と人権が危険にさらされ、日本の国家主権が侵害された拉致事件も忘れず、繰り返し実行犯の引き渡しを求めていくべきである。
 警察庁の漆間巌長官の仰るように真摯に受け止め、拉致被害者を全員帰し、自国民のための国家体制を築いてもらいたいもの。
 周辺国に新たな脅威になる自爆や中共の植民地化は避けてもらいたい。いよいよ金首領の瀬戸際外交は先が見えてきているように思うが・・・

11月3日(金) 命令されて放送するNHK

 NHKへの放送命令を「支持」 拉致問題で自民小委 (11/02 11:34)産経
 自民党の通信・放送産業高度化小委員会(片山虎之助委員長)は2日午前、菅義偉総務相がNHKに対し短波ラジオ国際放送で拉致問題を重点的に取り扱うように命令する方針を示している問題を検討した。
 小委員会で、菅総務相は、命令の際に「表現の自由」に配慮することなどを説明。一部議員からは「NHKへの要請という形でよいのでは」など慎重な対応を求める意見も出たが、「拉致問題は安倍政権の最重要課題だ」との意見が大勢を占め、最終的には菅総務相の命令を支持する方針で一致した。合わせて来年以降も同様の命令を出す方針も了承した。
 命令されないと拉致問題を放送できないNHK。当然放送されてしかるべき内容と思っていたがなんとも不思議。
 自分などよほどの理由がないと普通、短波放送や国際放送は視聴しないから気がつかない。

 偏向報道や不祥事も相変わらずのようだ。
 日本政策研究センター機関誌「明日への選択」10月号で「NHKを何とかしなくては」より
 ドイツ在住ノンフィクション作家・クライン孝子氏の記事の要約
 日本に帰国していて偶然「クローズアップ現代」7月24日「検証・陸上自衛隊イラク派遣の900日」の放送を見た。
 本来なら公共放送でもあり、イラクに於ける人道支援で、一体自衛隊はどれだけに貢献をし、イラクの人たちから感謝されているか、国民の貴重な税金が使われているだけに、そのレポートを報道するのが最大の使命にもかかわらず、何と自衛隊の生命の危険のみを強調する報道に終始し、まるで自衛隊の生命を守るためにのみ莫大な費用を使って派遣されてかのような印象を受ける内容になっていたことだ。
 ドイツの公共テレビでは、このようなある種国益無視と誤解されないかねない報道は私が記憶する限りお目にかかったことがない。
 ドイツも湾岸戦争、アフガニスタンなどに派遣されている。こうしたドイツ軍の派遣につて、ドイツのTVは現地に於けるドイツ軍の活躍ぶりをきちんと伝え、それによって国民の信頼を得ている。
 (以下略)  
 幸い、「イラク人道復興支援活動に関する内閣府の世論調査で、7割を超える人が陸上自衛隊の活動を評価していることが2日、分かった。(11/02産経)」の記事があり救われはしたが・・・

 正論12月号の中村あきら氏「NHKウォッチング」でも驚き呆れる記事があった。(要約)
 万引き放送局長に受信料から退職金?
 放送局長というご身分で万引きを働き、免職もされず依願退職扱いで退職金をもらいNHKを辞めたそうだ。何千万円かの退職金は視聴者の受信料で支払われる。

 国会議員は受信料無料!!
 国会議員に対して受信料無料にせねばならない格別な理由はない。受信料免除について放送法に明文規定があるわけでもなく、同法第三二条第二項を援用した特別な取り決めなのかも知れない。
 このような特別扱いが毎年6000億円を越えるNHK予算が事実上フリーパスするという悪しき慣行を生む結果になる。

 北の核実験に理解示す「週刊こどもニュース」10月14日放送 今週のハテナ?「北朝鮮の核実験」
 ところがその解説が頗る危うい。まずお父さん役が「北朝鮮の核実験は世界の強い大国に対抗して同等に張り合えるようになるためだった」と北の核実験に対して大いに理解を示す。続いて「日本は直ぐに北朝鮮に制裁を加え、北の船や貨物だけでなく、北朝鮮の人が日本に来ることも禁止しました」と云った途端、長女役が「ええっ、ひどいよねえ、そんなことするの」と大声を出す。<お父さん役>は米英はじめインド、パキスタンに至るまでの核保有国を紹介し、イスラエルも核保有の疑いがあると説明、北朝鮮が核を持って何が悪いのだと言わんばかり。共産党独裁、軍事優先、拉致等々、北のならず者的国家体質には一言も触れない。子供が北に対する制裁を「ひどい」と感ずるのは当たり前。慄然とさせられる子供番組だ。
 毎号NHK偏向報道を紹介されているが、今号は特に呆れる内容だった。NHK内部に巣くうサヨクかなにか知らないが、もう解体し出直した方がいい。