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千ヶ峰(1005.2m兵庫県多可郡多可町)に登った。先日21日、兵庫県の北の方へ行ったとき、名前と山の姿が美しく印象に残っていた。いろいろインターネットで調べると登りやすそうで、また美しい棚田が麓に広がっているとのことで、ますます行きたくなっていた。
ようやく天気が安定したのでバイクで出かけた。神戸からは70〜80kmでこれなら日帰り登山可能だ。
千ヶ峰は人気ハイキングコースで色々なコースがあるが、私は岩座神から登り、七不思議といわれるポイントを通過しながら降りてくるコースをとった。麓で古老に聞くとあまり通るひとがないと言っていた。
山頂の眺望は期待通りで360度畳々たる播磨の山々をパノラマで鑑賞することが出来た。空気が澄んでいれば瀬戸内海や六甲までも見えるという。
山頂で一服していると二人ほど単独で上がってきた人があった。私よりも年配らしい。一人は加古川から来た人、もう一人は地元の毎日登山だ。どちらも山歩きが大好きといった朗らかないい顔をしていた。山頂には鉄製の目安箱のようなものがあって、中にサイン帳が入っていた。
私の降りるコースについて毎日登山兄さんに聞くと「あっちはな、蛭が出るぞ」という。インターネットにもそのことが書いてあったが、マムシが出るよりはましだと思って、さして気にしなかった。
確かに降りるとき一匹見かけた。靴下2枚に登山靴は履いているし、どうってことないと思っていたのだが、全く気がつかないうちに血を吸われていたのだ。
汗を流して疲れをとろうと神戸に入ってから温泉に立ち寄って、脱衣所で気がついた。ズボンの裾が怪我もしていないのに血がにじんでいる。靴下も同様で脱ぐと、脛のあたりに血がこびりつき中心にひからびた蛭がくっついていた。もう一箇所、血を吸った跡がついてた。せっかくご馳走になりながらうまく退散できなかったらしい。それにしても急な斜面でゴーロが長く続く厳しい道だったが、何時の間に取り付いたのだろうか。
湯に浸かりながら、昔、亡父がボルネオのジャングルで蛭に襲われた話をしていたことを思い出した。彼方ではサイズも大きいらしい。それが知らぬ間に股間にまで入ってきて、褌が真っ赤になっていたそうだ。
産経新聞はまともな新聞としてwebで最初に読ませていただく新聞だが、「えっ」と思うこともある。平成18(2006)年8月27日[日]秦郁彦氏は「従軍慰安婦」問題を検証した先生として評価されていたと思うが、先日の「富田メモ」では信憑性が疑わしいにもかかわらず第一級の歴史資料としてお墨付きを与えた。
■【正論】東京大学名誉教授・衞藤瀋吉 靖国問題に休戦ラッパを鳴らそう
■総合的国益は何かを考えるとき
≪棘としてしこり残すだけ≫
秦郁彦氏は時々よいことを言う(いや「しばしばよいことを」と記さねば失礼か)。秦氏は元日大教授、人も知る昭和軍事史の卓抜した研究者である。
先般、富田朝彦元宮内庁長官が書き残したメモの一部がマスコミに取り上げられた。昭和天皇が晩年、極東国際軍事裁判でA級戦犯とされた人たちの靖国神社への合祀(ごうし)に不快感を示されたという内容の部分である。これは靖国神社問題を論じてきた人たちに大きなショックを与えた。そしてその富田メモの信憑(しんぴょう)性を疑う議論さえ出てきた(例えば『週刊新潮』8月10日号)。
このメモ内容の評価はさておき、このメモの報道に当たって、秦氏は本紙記者からコメントを求められた際、「問題はどんな波及効果を及ぼすかで、どう議論してみても、最終的な判断が靖国神社にある限り観念論になってしまう。この問題はしばらく論議を凍結してはどうか」と結ばれた(本紙7月21日付)。
これは、かねて私が考えていたことと合う。はたしてひとたび起るや論争は激しさを加え、靖国神社に首相が参拝することの可否のみならず、行き着く先は、公式参拝か個人としての参拝かをしつこく問いただして首相に迫ることにさえなってしまった。
そこに中国や韓国からの首相参拝中止を求める強い非難が起って、いっそう論争に拍車をかけた。中には来月の自民党総裁選、つまり事実上の次期総理の選択で靖国問題が最大の争点だとにぎやかに書くメディアも現れた。 私は論争好きで、まれには瞬間湯沸器などとからかう親しい友人もいる(私は絶対そうは思わないが)。その私がこの論戦が激しくなればなるほど、事態観察の冷徹さは失われ、信念の露骨なぶつかり合いにならないかと恐れていた。 それはわが国の対外姿勢にとっても、一部外国の対日観にとっても利益にならず、へたすると永くのどに刺さった棘(とげ)としてしこりを残すことになりかねないからである。
≪「遥拝」でいいではないか≫
中国も韓国も日本の対外政策ののどに棘を刺すことはいとうまい、そして決して譲歩しないであろう。中韓両国政府にとって、この問題で譲歩することは、国内的に有利な情勢をつくり出すとは思えないからである。
そして現在そうなりつつあるのを悲しんでいる。この悲しみをともに分かち、語り合う仲間がいないことを寂しく思っていた折から、この秦氏の短いが的を射た論議凍結の提案、つまり休戦の意見を、頼もしく思ったのである。
首相の靖国神社参拝を信仰の自由だけで論じたり、国家主権にかかわる問題としてのみ筋を通そうとしたりする見方をナショナリズムの評価軸と仮に名づければ、もう一つ対外友好外交の評価軸も一国の宰相として忘れてはならないはずである。これが英知ある将来の解決策を求める縦と横の判断軸であることに、大方の異存はなかろう。
私はこの2本の座標軸、つまりナショナリズムと対外友好と双方を勘案する二元方程式の解、つまりわが国にとって最大の利益点を求めるのは宰相としての責務であると考える。そして、この座標軸の重点の置き方の違いが、今日激しい論争を引き起しているのである。もうよいではないか。双方に休戦ラッパを吹くことを勧めたい。
首相の参拝問題について、この最大利益点を探すとすれば、私は「遥拝」を勧めたい。わざわざ九段まで行かずとも、官邸で靖国神社に遥拝し、心中「参拝せず、ごめんなさい。対外友好政策を打ち建てるために中国や韓国にも配慮します」と宰相としての苦衷を述べて、はるかに伏し拝めばよいではないか。
≪神社側にも求めたい変化≫
けしからん屈辱外交だ、との非難を受けようが、そのときは三国干渉を受け入れた陸奥宗光の懊悩(おうのう)、ポーツマス講和会議でロシアから賠償金も取らずに妥結し、日比谷焼き討ち騒動まで起る中でジッとこらえた小村寿太郎の煩悶(はんもん)を想起し、我慢したらいかがか。次期総理にはどなたがなられようと、ぜひこの2本の座標軸でのご配慮を願いたい。
そして、秦氏の言う通り、靖国神社側もまた、変ってほしいと思う。明治以来、英霊を祀(まつ)る社(やしろ)として国民的評価を得てきた靖国神社は、その評価を継承すべく、柔軟な姿勢を以て歴史の推移、国内外の情況の変化に対応すべきである(どう変るべきかの私見はここでは触れまい)。
あまりに旧態依然として時を過ごすと、いずれも国民の信頼を失うことにもなりかねないと私は思っている。
(えとう しんきち)
東京大学名誉教授・衞藤瀋吉氏のこの論説では、「靖国問題に休戦ラッパを鳴らそう」という。やっと決着がつきかけていると思うのだが、「遙拝」とか「神社側にも求めたい変化」とか仰っている。大学の先生にしてなぜ中共が靖国を外交カードにしたがっているのか本質を見誤っておられるらしい。
先日読んだアンディ・チャン氏「靖国と民主国家」では、『この世の人間が死者の霊に対して、来て下さい、出て行って下さい、と言う【権利】があると思うのは傲慢そのものである。こんな主張をする人に魂があるのか、疑問に思う』『日本外交がうまく行かないのは一部の日本人が自国の尊厳を損なう行為をしている』と述べていたが、≪神社側にも求めたい変化≫などというのはまさにこれではないか。
「正論」の論説記事として掲載する産経も「変わりつつ」あるのだろうか。
アンディ・チャンという方のメルマガがある。「靖国と民主国家」という明快な論説があり感銘を受けた。
(米カリフォルニア在住台湾人・地球物理学博士)
以下に一部書き出しの部分をご紹介させていただく。
是非こちらの詳細(http://www.melma.com/backnumber_53999/)をご参照ください。●国ありてこその民主自由その他「台湾の独立」についての論説もある。
靖国に参拝すれば「正常な日中関係」を結ぶ事が出来ないと言うのは中 国側の言い分で、日本国の首相が自国の英霊に詣でる事さえ中国の思惑 を考慮しなければならないなら、両国間に正常関係はない。外国の勝手 な言い分は許さない、それが首相の責任である。
靖国に祀っているのは「護国の英霊」であって「侵略の悪霊」ではない。 だから靖国に詣でることの是非を論じる必要はなく、外国人の主張を聞 く必要もないのである。
●外交官は国の尖兵
日本は戦争を放棄したという。戦争を放棄しても敵がいないわけではな い。しかし、国の防衛が出来なければ侵略を防ぐことは出来ない。平和 になって戦争がなくなったら、外国の侵略は外交官が防ぐのである。
つまり外交官とは「戦争を放棄した日本国の尖兵」である。外国の無理 な主張を前線で防衛するのが外交官である。
・・・
●政教分離と政経分離
首相が靖国参拝をするのは政教分離に反するというので最高裁が最終判 決を下した。政経分離はどうか。経済界のリーダーが中国要人の警告を 首相に伝えるとか、首相に「参拝したら大変な事になる」と警告して参 拝に反対するのも政経分離の原則に反している。
経済活動とは双方の利益になるから成り立つもので、片方が利得でもう 一方が不利と言うことはない。中国に製造業を移転するのは中国にとっ ても有利だから出来ることで、日本側だけが有利なのではない。
それなら靖国参拝をすれば日本経済が不利になるという中国側の理屈は 通らない。それがわからない経済人は失格である。
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●霊魂に階級はない
生きている人間が自由で平等の権利を持つというのに、死者の霊魂に等 級をつけて差別するのはどういうことか。戦争裁判があり、戦犯は裁か れた。すでに裁きを受けて処刑された霊魂を生きた人間が差別する権利 はない。
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●分祀とは生きている人間の傲慢である
分祀の問題は生きている人間の誤った観念に他ならない。生きた人間が 死者の霊魂を招致して、何年も経ってから、この人たちの霊魂が「合祀 されているのは不都合だ」と勝手に判断して、「出て行ってくれ、他の ところに移ってくれ」と言えると思うのは傲慢無礼、言語道断である。
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●朝日新聞は中国の代弁者?
私はふつう朝日新聞は読まないが、今回の靖国問題で朝日の報道ぶりを 比較するためアサヒ・コムを読んでみた。読んで朝日新聞は日本の敵で あると感じた。
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●政治家の無知と無思慮
同じくアサヒ・コムから8月15日「与党内から賛否両論、首相の靖国参 拝」と題した記事がある。
谷垣財務相は「アジア外交がうまく進まなくなったのは靖国(問題)が ある」と指摘し、「私が首相になったら参拝しない」と従来の考えを繰 り返したと言う。
谷垣財務相の所信かもしれないが、外交がうまく行かなくなった責任は 首相ではない。靖国問題を使って日本から賠償金を強奪する中国側に問 題がある。
・・・
日本外交がうまく行かないのは一部の日本人が自国の尊厳を損なう行為 をしている、恫喝に怯えて売国行為をしているからである。■
結局、冥王星は太陽系の惑星から外されることになった。産経抄 平成18(2006)年8月26日[土]冥王星の公転周期は248年197日5.5時間だそうだ。気の遠くなるような軌道。太陽系は広い。その太陽系は銀河系にあるらしいが、その外にまた別の銀河系があり、それも数知れぬと言う。たしか太陽系から一番近い恒星まで4光年という話だった。
「朝三暮四」という言葉がある。中国・宋の狙公という人が、飼っている猿に「木の実を朝三つ、夜四つやろう」というと、そんな少なくはいやだと反抗する。「じゃあ朝四つ、夜三つだ」と変えると、猿は喜んで従った。言葉で人をだます意味だ。
▼初め、そんな数字の詐術かと思ったほどだ。国際天文学連合が認定する太陽系の惑星の数がたった1週間で、原案の12個から8個に減ってしまったのだ。家族が急に増えたような良い気分にさせられていただけに、ちょっとガッカリという気もしなくはない。
▼問題は冥王星の扱いにあったらしい。この星を惑星と認めると、それより大きい小惑星や似たような星も仲間に入れなければならない。だから原案では12個に増えた。しかし、最終的に冥王星が惑星から除外され、逆に教科書で学んだよりも1個少なくなってしまった。
▼もっとも、学問的には冥王星を惑星に数えることに無理があったという。公転の軌道が他の惑星とは違ううえ、星自体が小さいためだ。それでも1週間前まで、除外の決断はつかなかった。それはこの小さな星が米国でちょっとした「人気者」だったからだ。
▼冥王星が発見されたのは76年前、トンボーという米国人によってだった。その頃、ディズニー映画に登場した犬は「プルート」と名付けられた。冥王星の英語名である。新惑星の発見は当時の米国にとって、科学的躍進の象徴のように思え、愛着を持っていたのだろう。
▼いや世界にとっても、この星が宇宙への関心を高めた功績は大きかった。だが、発見から公転軌道を3分の1近く回った所で、その役目を終えることになる。定年を迎える団塊の世代からは「お互いご苦労さま」という声が聞こえてきそうだ。
先日行った大屋町天滝は30年前にも行っている。
その頃撮った写真もスライドにしようと眺めていた。他人様から見れば、あまり変わり映えがしないなぁと思われるかも知れないが、やはり若い頃の方が熱意があったなと思う。だれかに見てもらうわけでなく、ただ大らかな山々や田園風景とそこに営む人々の姿を求めて彷徨っていた。今もその思いは少しも変わっていないことに気付いている。
1976年11月撮影
午後から少し風が出て雲が吹き払われた。
久しぶりに扇風機を使わない一日。
神戸から兵庫鳥取県境の氷ノ山までバイクで日帰り登山に挑戦したが、やはり無理だった。
朝6時に出発したが、途中ルートを取り違えたこともあって関宮あたりで11時になってしまった。せめて10時ぐらいに着きたかったのだが、これでは山歩きの時間が窮屈なのでまたの機会にした。
代わりに大屋町にある天滝(落差98m)を訪れた。昔一度来たことがある。渓谷沿いの道もしっかりと整備され、訪れる人も多かった。
帰路、生野町の銀山湖を回った。湖の東側を回ったあたりから、雲行きが怪しくなり雷鳴と共に大粒の雨が降り出した。天気予報では山沿いでにわか雨があるといっていたので、まさに大当たり。ズボン下までぐっしょりと濡れ鼠で走った。 青垣町に入り播州峠を越えるころから雨も止み、というよりも元々降っていなかったようだ。気温32度の風が心地よく、シャツも徐々に乾いてきた。久しぶりにワイルドな感覚を味わった。
兵庫県の中部から北にかけて、大きな山々の間に田園地帯が広がる。黄緑になった稲穂も多く、お米の香りが漂ってきていた。幹線道路を避けて走ると、交通量も少なく、今は完全舗装道路が村々をつないでいるので、私のようなオジン・ライダーにはぴったりだ。
(走行距離約360km)
2006/08/19 朝鮮日報より【社説】「私が犯した間違いがあるなら指摘してみてほしい」ここまで批判される大統領もいるのだ。竹島問題や靖国で声高に叫び自国民の矛先をそらそうとしていたのがわかるような気がする。
盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領は最近、ハンギョレ、京郷(キョンヒャン)、ソウル、韓国の日刊新聞4紙の論説委員に会い、「私の支持率がとても低くいが故に、戦時作戦統制権の還元(単独行使)のような正しい政策も攻撃の対象となる。私が憎いから、政策まで憎いという状況になっている」と話した。
ヨルリン・ウリ党は今年5月の統一地方選挙に惨敗したのは、大増税政策、韓米同盟を脅かす外交政策が世論に背を向けられたためだと分析した。大統領が国民の意見とかけ離れた政策を推し進めているが故に、任期満了までまだ1年半を残しているにもかかわらず、大統領の支持率が10%台を低迷しているという話だ。
ところが大統領は、支持率が低すぎるために政策が受け入れられないでいるという正反対の話をしている。
大統領は「私が犯した間違いがあるなら一度指摘してみてほしい。私の任期中に生じた問題といえば成人ゲームセンターの商品券問題くらいしかない」といった。
今年1年の間、大統領が世論の反発を買う人事を行ったため、ヨルリン・ウリ党が問題を提起した例だけでも一度や二度ではない。現政権の初代外交部長官や初代駐米大使、初代大統領府国防補佐官は、大統領の「自主」に対する異常な執着が国際社会で韓国を孤立させ、韓国の安保を脅かしていると話す。
大統領の失政を指摘する声は数多く上がっているのに、大統領側はこうした話には耳をふさぎ、「不祥事といえば成人ゲームセンターの商品券問題だけ」と居直っている。
大統領は「誰が政権についても同じだ。次の政権でもそれは同じだ。次が誰になろうと、やれるものならやってみろといういじけた気持ちもあるが、うまく引き継いでやろうという思いやりも持っている。大統領府の新体制、メディアとの新しい関係などをしっかり構築し、後任者にバトンタッチしたい」と語った。
どうしたら、ここまで国民の意見とかい離した思考ができるのだろうか。
今この国が何をやってもうまくいかない理由が、現政権の機能不全、なかでも大統領府のいびつな体制や批判メディアへの圧迫政策にあるということは、大統領府関係者以外の誰もが知っている事実だ。そのいびつな体制を、まるで次期政権へのすばらしい置きみやげのように話す姿を見ると、もう言葉を失うしかない。
大統領は「任期ももう終わりに近づいた。残りの任期で改革政策を推進するのは難しいので、今後はこれまで行ってきた政策の調整だけに専念したい」と語った。
これまで聞いた話のうち、最も歓迎できる発言だ。この政権が引き起こした国政の混乱に、国民はもう疲れ切っている。残りの1年半は少しおとなしくしてくれると言うなら、不幸中の幸いだと思うしかない。
しかし盧武鉉大統領は言葉とは裏腹に、戦時作戦統制権の単独行使を強引に推し進め、50年以上にわたって大韓民国の存続と繁栄を支えてきた韓米同盟を脅かしている。結局のところ大統領は、自分が何を間違ったのかも、今どんな失敗を犯しているのかも、まったくわかっていないのだ。
まだこれから1年半もこんな大統領に耐えていかなければならないわれわれの境遇が恨めしいかぎりだ。
日本にも他山の石とすべき議員がいるように思う。
【2006/08/16 産経東京朝刊から】より≪台湾は賛否言及避ける≫以上のように産経は、小泉首相の靖国参拝について台湾はやや否定的とする報道を行ったが、実はこの報道は誤訳であると指摘されている。
【台北=長谷川周人】中央通信によると、台湾外交部(外務省)の呂慶竜報道官は15日、小泉純一郎首相の靖国神社参拝について、「日本は過去の歴史を正視すべきだ」と指摘する一方、「台日関係が強化されることを期待する」と述べて参拝の賛否には言及せず、対日関係を重視する従来の姿勢を強調した。呂報道官は「日本は積極的にアジア・太平洋地域の平和に貢献してほしい」とも語り、中国と政治的に対立する台湾として、域内の多様な世論に配慮する姿勢を示した。
メルマガ「台湾の声」より<台湾の声ニュース>2006.8.18台湾HPによれば、今や国民の8割が「台湾」名で国連加盟を望んでいる。日本人もこれを支持し、米とともに台湾と連携して中共の軍事脅威に対処すべきではないだろうか。
小泉神社の靖国神社参拝に中韓が抗議する中、台湾外交部の呂慶龍スポークスマンは15日「台湾と日本の関係強化を期待するとともに、日本がポジティブな視点から過去の歴史を見て、積極的にアジア太平洋の平和に貢献してほしい(日本能以正面的眼光看待過往歴史,並以積極性的方式為亞太和平作出貢献)」とコメントした。
これは日本が歴史において果たしてきた役割を肯定し、その上で、今後の日本の貢献を期待するもの。中韓と180度異なる歴史観からの発言で、陳水扁政権の去年までのコメントと比べても、台湾主体の歴史観を打ち出しており、画期的と言える。
ところが、日本の報道では「直視すべき」(毎日)、甚だしくは「正視すべき」(産経・NNA)と訳し、「日本政府が歴史を直視していない」という批判を込めているように伝えている。これは台湾政府の立場を、あたかも批判的であるかのように、正反対に曲げて伝えているものだ。重みのあるコメントの真意を伝えず、このような歪曲報道を行ったのは、怠慢を通り越して悪質である。台湾報道のプロを自任するのであれば、翻訳にも責任を持つべきではないか。
一方、在台中国人であり中国的歴史観を持つ国民党の馬英九主席は16日「日本はこの問題についてもっと慎むことで、隣国の好感を得ることが出来る(在這議題上應該更為謹慎,才能贏得隣邦的好感)」と、中国寄りの視点でコメントを出した。
17日に台湾から「保釣」運動家5人が靖国神社参拝に抗議するとして遊漁船で尖閣諸島に近づき、海上保安庁の巡視船に投石した件について、台湾の海上保安当局が事前に、遊漁船の航海許可範囲を越え場合、処分を行うと警告していたことを中国のネットニュースが報道した。これに対し1949年に台湾に来た在台中国人である運動家が「お前らは中国人だろう?日本人なのか?」と抗議を行ったという。
在台中国人が台湾人不在の思考を持っていること、台湾政府が中国人と一線を画していることが分かる。
陳水扁総統は今日18日、戦後初となる台湾巡業中の日本相撲協会の北の湖理事長、横綱朝青龍、大関陣らの表敬訪問を受け、自らも相撲を見るのが好きだと笑顔で歓迎した。力士たちに台湾で楽しく過ごして欲しいと語った。
漁船銃撃・拿捕 露検察、拘束の乗組員3人訴追へ (08/17 20:45)産経日本の領海で操業中に領海侵犯として殺害され、拿捕された。
【モスクワ=内藤泰朗】北方領土・貝殻島付近で北海道根室市のカニかご漁船「第31吉進丸」がロシア国境警備廷に銃撃を受けて拿捕(だほ)された事件で、イタル・タス通信は17日、拘束されている乗組員ら3人が密漁と密輸、領海侵犯の罪で訴追されるとの見通しを伝えた。
在ユジノサハリンスク日本総領事館によると、ロシア側は同日までに、警備艇の銃撃で死亡した乗組員、盛田光広さん(35)の遺体をできるだけ早期に日本側に引き渡す意向を示した。
同通信によると、国後(くなしり)島ユジノクリリスク(古釜布)の軍事検察官は17日、坂下登船長ら3人を密漁と領海侵犯の容疑で取り調べていることを明らかにし、同日中にも訴追に向け捜査を開始する正式決定が下されると語った。 別の軍事検察官は、坂下船長を含む3人が「何をしていたかを供述している」と述べ、密漁目的でロシア領海を侵犯した容疑を認めつつあることを示唆した。
また、インタファクス通信によると、ロシア・サハリン州の検察当局者は17日、乗組員3人に対する捜査結果が19日以降に明らかになるとの見通しを語った。法律で定められた3日間の審理期間を最大限に利用するためだという。
3人は、日本政府の支援で古釜布に建設され、北方領土へのビザなし交流事業に使われる「友好の家」の4人部屋に軟禁状態に置かれ、当局の取り調べを受けている。死亡した盛田さんは、同市の病院に安置されているという。
3人が今後ロシアの司法手続きを受ける場合、拘束が長期化する可能性がある。
【主張】露の漁船銃撃 ソ連を彷彿させる蛮行だ 2006/08/17産経より 一部一時、プーチンはこのように言っていた。
プーチン政権は現在、「4島の主権はすべてロシア側にあり、それは国際法で確定されている」と歴史をねじ曲げた一方的な言い分に終始している。歴代ソ連政権同様の高圧的な立場に沿って4島海域の監視・警備態勢もここ数年、強化されたといわれていた。
今回の銃撃がロシア側のこうした雰囲気の中での問答無用的な発砲だった可能性はないのか、ロシア側に厳正な調査を要求すべきだ。
プーチン大統領、領土問題解決に前向き姿勢 2006年03月27日20時24分 asahi.comそして、ロシアも今や歴史をねじ曲げる発言を繰り返すようになった。
ロシアのプーチン大統領は27日、森前首相や奥田碩・日本経団連会長ら日ロ両国の政治家や経済人でつくる「日ロ賢人会議」に出席した。大統領は北方領土問題を念頭に「ロシアは日本との間にあるすべての問題の解決をめざしている」と述べ、解決に向け努力を続ける姿勢を強調した。「両国が二国間関係を構築しようとしている時に(領土問題が未解決のため)平和条約がないことが残念だ」とも述べた。
賢人会議後の大統領は森氏と会談。森氏は東シベリア―太平洋岸間のパイプライン構想のアムール州以東の第2段階の建設について「日本の公的な資金が必要になる。7月の主要国首脳会議(G8サミット)かその前に日ロ両政府が強力にこの構想を進めるという合意書を取り交わすことが望ましい」と語った。
北方領土は、終戦後に火事場泥棒のように独裁者スターリンが日ソ中立条約を一方的に破って四島を不法奪取した。
「四島返還」以外の選択肢はないはず。
ジャーナリスト宮崎正弘氏のメルマガより
「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 平成18年(2006年)8月16日(水曜日) 通巻第1538号産経、朝日、日経、読売などの報道姿勢を以下のように比較している
靖国参拝に25万8000人、媚中派の阻止陰謀と情報操作は見事に粉砕された
北京の日本大使館前の抗議僅か30人、ソウルはプロを動員しても3000人
人人人。参拝の列がぎっしりと境内を埋め尽くし、拝殿までに四十分から、五十分はかかる。
サイレント・マジョリティが行動に出た。
参拝者は25万8000人と史上最高記録を更新した。
考えてみれば、日本の世論操作に「靖国」をカードにしようとしたのは、最初は北京であり、便乗してソウル、台北は国内の親日派に配慮して、曖昧な態度だった。
日本国内の工作員も同調し、世論形成を反対論へ引っ張ろうと躍起だった。読売新聞が転んだ。
北京政府は七つの親中派団体幹部を日本からよびつけ、日本国内での反対論を盛り上げさせようと「命令」した。
ところが、まるでご用聞きの土下座をよほどの恥辱と感じたのか、日中友好屋さえ、帰国後に恥ずかしくて北京の代弁ができなかった。代表格の橋本龍太郎が急逝したとき、中国の新聞が「剣道宰相」と持ち上げた。
日本IBM本社は、連日のように抗議の列ができた。
買弁の先頭にたって加藤紘一は、実家が放火された。
「靖国」を争点として福田某は総裁選に打って出ようと、つぎにアメリカの世論工作に赴くが、斡旋の中心にいたハワード・ベーカー(レーガン政権後期の首席補佐官、その後日本大使)など過去の人だった。ホワイトハウスは「靖国は日本の国内問題」とした。
民主党は選挙対策で靖国参拝への懐疑を語り、じつは国民の失笑を買った。
日本の政治家に傲慢にほえて「ゲンメイ」する唐家旋も李肇星も、なぜああいう風に反日態度を示そうと虚勢をはるときに、顔がゆがむのか。
醜悪な風貌で反日を語る様は、焦燥の表現であり、得点をうしなったリアリティを表徴し、ますます反日外交が追いつめられている実態を物語るようである。
土壇場で日本国民の「国民感情」を知った中国は、「次期政権に期待する」と逃げの姿勢に入った。
媚中派の某新聞は、それなら「この奥の手はどうだ」と“富田メモ”を発表したが、まさに逆効果に終わった。改竄の疑惑さえ囁かれた。
かくて終戦記念日。
靖国神社へ参拝した国民は25万8000人(靖国神社調べ。産経、8月16日朝刊)。
抗議にあらわれた中国人は30人(北京の大使館前、日経8月15日夕刊四版)
便乗して反日活動家がソウルでは3000人(ヘラルドトリビューン、8月16日一面カラー写真)
この圧倒的な数字の落差が物語るのは、いったい何であるのか?
「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」平成18年(2006年)8月17日(木曜日)通巻第1539号(8月16日発行)昨日夕方NHKニュースでは、中共、韓国の参拝批難ニュースを力(?)を入れて報道していた様に思う。
靖国参拝を自虐的に論評した全国紙の比較研究
爽やかな産経、負け惜しみの朝日と日経、すり替えに躍起の読売
<< 日経は負け惜しみ一色 >>
靖国参拝に財界人の多数の意見だと取り繕って、巧妙な反対世論を展開してきた日本経済新聞は、悔し涙の敗北感からか、紙面は「負け惜しみ」一色。
16日付け社説は「独りよがり」が首相の参拝であり、「どうだ、中国の言いなりにならないぞ」と大見得を切る政治ショー」とばっさり。最後に「靖国問題が障害となって日中、日韓の首脳対話が途切れているのは異常である」と結論している。
(首脳会談を回避しているのはどちらに責任があるのか、誰が考えてもわかることではないのか)。
同日付け日経は一面にも論説主幹の岡部直明が「首相の靖国参拝には思慮深さが欠けている」。
つまり「東アジア共同体構想を掲げながら、なぜ靖国参拝であえて中国、韓国を怒らせるのか」と批判しながら、「未来向く戦略を」などと空疎な遠吠え。
アジア外交を再構築するためには「ポスト靖国のアジア包括戦略を打ち出す段階である」などと意味不明の負け惜しみを述べている。
(小泉参拝は、北京主導の怪しげな東アジア共同体を同時に粉砕した効果をあげたばかりか、軍事大国が日本ではなく北京であるという実態を鮮やかに訴える効果があったのに)。
同紙のコラム「春秋」には丸山真男という正真正銘の馬鹿を引用し、たこつぼ社会を戦後日本の特色としたカリスマ的政治学者などと賞賛している。日経は「日中友好屋」だった新井明社長時代から中国路線を重視してきたため、いつのまにか、左翼政治主義の陥穽に陥っているのに、その自己矛盾に気が付いていないようである。
最近の日経社員の志気弛緩、株スキャンダル。日経こそ、再構築の要あり。
<< 自己矛盾に気が付かない読売 >>
同日付けの読売の紙面作りは、「次期政権」にはやくも圧力をかけることで自己撞着の論理破綻をつくろうことに躍起、という印象を受ける。
一面には一種の敗北感からか、大きな靖国報道はなく、片隅に「政府、極秘に世論調査」をしていたが、どう繰り返しても過半の国民が小泉首相を支持していたと淡々とつたえ、さらにコラム「編集手帳」では日中双方の船酔いぶりを比喩している。
こういう一節が読売にある。
「その国の首相が自国の領土内に外国政府の意向で立ち入りを禁じられた場所がある」が、そのことをもし、日本が是認すれば、「国家というものの背景は岸壁に激突して砕ける」のである、と部分的には正論。
しかし小泉参拝を批判したかと思えば、「対日外交を靖国一色に塗り込めた中韓両国の過ち」と北京とソウルもやんわりと批判している。
(この辺は二枚舌の中曽根路線を踏襲しているのかな)
ところが読売は二面以降、じつに3,4,6,7、9,13面と八ページを費やして靖国記事を配置、基底にあるのは「次期政権」への圧力を巧妙にくわえて、やっぱり北京の代理論調なのである。
とくに読売社説は「こころの問題だけではすまない」と徹底的に小泉参拝を非難しつつ、「国立追悼施設の建立、あるいは千鳥が淵戦没者募苑の拡充など、国としての新たな戦没者追悼の方法」を考えようなどと欺瞞の論理を展開している。
(靖国神社以外の追悼施設など、中国の対日工作への敗北宣言に等しいのに)
<< 朝日は安倍次期政権のアキレス腱を狙い撃ち >>
朝日新聞はいまさら指摘する必要もなく、北京放送の買弁派だから、要するに朝日新聞を精密に読めば読むほどに次の北京が打ちだしてくる手段がすけて見える。
朝日には、自らが北京外交に示唆を与えているのだという潜在的な傲慢さも行間にあらわれており、なにしろほぼ全面が靖国問題の大特集という異常な紙面つくりでのぞんだ。
一面トップは「ポスト小泉安倍氏」にとって「外交改善、歴史観語る責任」があるなどとしている上、加藤紘一実家放火事件も一面で大きく扱っている。
趣旨はこうだ。
安倍氏は「(小泉)首相がA級戦犯を戦争犯罪人と断じるのに対し」、異なる立場をとるのは微妙ではないか、と言ってみれば安倍のアキレス腱を正確についている。
(日本にA級戦犯は存在せず、国会決議は「昭和殉難者」と全会一致で決めており、いままた「A級戦犯」などという占領軍の洗脳用語を濫用するのは、国会決議違反なのである。ところが、それを棚に上げて、安倍にA級戦犯史観をみとめよと北京の替わりに強要するのだ)
さらに社説だけでは物足りないのか、朝日は論説主幹の若宮啓文が「追悼の在り方、吟味の時」などという不思議な論説を掲げ、そのなかで小泉外交はやけくそ気味、「退陣をひかえて華々しく散ろう」という特攻隊精神を感じた、などと素っ頓狂なことを言う。
(小泉首相はA級戦犯を犯罪者と認識していて、その歴史認識は日本の漫画世代と同じか、それ以下の度し難いほどだが)
<< 爽やかな産経、安倍氏に苦情も >>
産経は「六年越し、国益守る」とサッパリ。
靖国への言いがかりは政治工作におけるカードに過ぎず、事態を意図的にこじらせるのは、北京が半永久的に日本人のヤマト精神を凍結させ、冷蔵庫の中にでも閉じこめておくという孫子の末裔らしい戦略から発したものだ。
『産経抄』で産経新聞は長谷川三千子論文を援用し、「他国が自国の好戦的な戦没者慰霊施設のことは棚に上げて、日本の靖国神社にケチをつけることは、『別の手段をもってする戦争』の一つなのだ」と本質をずばり抉っている。
また産経は朝日や読売、日経などの媚中派とは異なって、安倍氏が靖国参拝をしなかった苦悩、「歯切れ悪く」「総裁選、争点化回避狙う」と基底によこたわって本質を衝いている。
参拝を避けた安倍は選挙が終わるまでの戦術行使、そのあとは参拝を強行すればいいのである。が、その決断をもてるか?
(保守陣営の中には安倍政権への期待が大きいが、はやくもその期待は裏切られており、くわえてカリスマ性に乏しい安倍氏の優柔不断ぶりが露呈、率直に言って安倍氏への過度の期待は禁物ではないのか)
―― というわけで、久しぶりに各紙を特急で比較検討してみた。
精神衛生にわるい朝日新聞なんて本当に久しぶりに読みましたね。毎日? 朝日の亜流でしょうから、比較検討の対象とはならざりし。
朝のNHKニュースでは「靖国神社へ参拝した国民は25万8000人」という報道はなかった。
国民皆様の視聴取料でなりたつというNHK、なんだかおかしくはないか。
小泉首相が公約通り、最もふさわしい終戦の日に靖国参拝を挙行した。
「お疲れ様でした」と申し上げたいと思う。
首相「戦争犠牲者に敬意の念」 靖国参拝理由を説明 (08/15 11:42)産経明快でわかりやすい。何故これまで、このようにできなかったのか。
15日午前、靖国神社参拝を終えた小泉純一郎首相は記者団のインタビューに答え、8月15日に参拝を行った理由を説明した。首相インタビューの一問一答(全文)は次の通り。
――どのような気持ちで参拝したのか
過去の戦争を反省しつつ、2度と戦争を起こしてはならないと。今日の日本の平和と繁栄は現在生きている人だけで成り立っているのではない。戦争で尊い命を犠牲にされた方々の上に今の日本がある。戦争で祖国、家族のため命を投げ出さなければならなかった犠牲者に、心から敬意の念をもって参拝している。その気持ちは変わらない。 過去5年間の私の靖国神社参拝に対する批判は3点に要約される。
1つは中国・韓国が不愉快で反発しているからやめろという意見。私は日中・日韓友好論者だ。就任以来、中国や韓国との友好交流の拡大を続けている。どの国とも1つや2つの意見の違い、対立はある。不愉快なことがあると、首脳会談を行わないことがいいのか。私は「いつでも首脳会談を行う用意がある」と言っている。靖国神社を参拝をしなければ首脳会談を行う、するならば首脳会談を行わないというのが、はたしていいのか。よくない。日本の首相は民主的な手続きによって選ばれている。私は今までの日中首脳会談、日韓首脳会談においても「未来志向で友好を図っていこう」「互恵、相互依存関係を深めていこう」「中国の発展、韓国の発展は日本に脅威というより、むしろ日本にとってチャンスなんだ」ということを表明してきた。
私を批判する方は「中国の嫌がっていることはやるな」という。「中、韓が不快に思うことはやるな」ということだろう。中韓が日本の国連安保理常任理事国入りに反対していることは日本にとっては不愉快だとして、私が「中国、韓国と首脳会談を行わない」と言ったら、どちらを批判するだろう。私は中、韓が反対しても「首脳会談をすぐに行おう」と言っている。私が拒否しているのではない。「中国の嫌がることはやめなさい」というのが靖国参拝への批判の1つだ。
「中国に不快な思いをさせてはいけない。中国、韓国の言うことを聞きなさい。そうすればアジア外交はうまくいく」。必ずしもそうではない。どの国も意見の違いを乗り越え、未来志向で友好関係を進展させていくのが日本としても、他国としても大事ではないか。中には「ブッシュ大統領が靖国参拝するなといえば、しないだろう」と。そんなことはない。ブッシュ大統領が「靖国参拝するな」と私に言ったとしても、私は行く。大統領はそんな大人げないことは言わない。
もうひとつはA戦戦犯が合祀(ごうし)されているから行ってはいけないという議論。私は特定の人に対し参拝しているのではない。この戦争で苦しい思いをされ、できれば避けたかった、戦争に行きたくなかった、多くの兵士がいる。そういう犠牲者に対し、心から哀悼の念を表すべきだ。これは日本の文化ではないか。A級戦犯のために行っているのではない。2度とこのような苦しい戦争をさせないという気持ちで参拝している。
3点目は「憲法違反だから靖国神社参拝しちゃいかん」という人がいる。憲法第19条、20条をよく読んでもらいたい。私は神道を奨励するために靖国神社に行っているのではない。過去の戦争を美化、正当化したりするために行っているのではない。また軍国主義を称揚するような気持ちで行っているのではない。第19条の思想および良心の自由はこれを侵してはならないとある。まさに心の問題だ。日本の首脳が、日本の施設にお参りすることを「外国の政府がもっともだ」「小泉がいかん」と批判する。これが本当にいいことなのか。
――なぜ8月15日を選んだのか
最初、多くの方々が「8月15日だけはやめてくれ」と言っていた。そういう方々の意見も聞き、あえて15日を避けて参拝してきた。しかし8月15日を避けても、いつも批判や反発が起きる。何とかこの問題を取り上げようとする勢力(がいる)。いつ行っても同じだ。今日が適切な日だと判断した。
――総裁選への影響は
総裁候補の考え方とマスコミが争点にしたがっている面が強いから、いかがなものだろうか。
現職の総理大臣が終戦の日に靖国神社に参拝するのは、21年前に当時の中曽根総理大臣が参拝して以来のことという。
来年からはいちいちマスコミに参拝理由を説明することなく、当たり前のごとく、これを範として行われるよう願いたいもの。
先日10日船坂谷を歩いた際、老ヶ石が見つからなくて気になっていた。今日再度見つけるべく訪れた。
お盆休みで、河原には家族連れが多く訪れ、バーベキューを楽しんだりしていた。
地図上では船坂谷入り口から「川上の滝」の中間点にある。確かに山道の傍らに大きな岩が2つある。手前の岩はより大きい。この岩なら通ったことは覚えている。しかし、ガイドブックにあるような大きなものではない。そこでもう少し子細に見てみることにした。
岩の手前に夏草に覆われた谷側に降りる小さな踏み跡が見つかった。そこをかき分け降りていくと、その岩の反対側に出た。あたりの草やツタを払いのけると、岩の根元に祠が作られ、30センチほどの朽ちかけた木の鳥居も飾ってあり、錆びた硬貨がパラパラと乗っかっている。伝説ではこの岩に触ると「老ける」らしい。
(あっ、やっぱりこの石がそうだったのか)
その位置から見上げると、やはり巨石だった。カメラを向けたが近すぎて入りきらない。しかし、後ろはブッシュが蔓延って下がることが出来なかった。ガイドブックの写真は、かなり前の写真らしいことがわかった。
諦めて、なんとか斜めからでも全体を写したいと引き返し、アングルを決めていると、川遊びの少年3人が上がってきた。聞いてみると、このあたりは以前はもっと開けていたという。
石の大きさを表現するために彼らに対照物になってもらうべく頼むと、巨ゾウの背中のような岩の上に快く上がってくれた。
岩の向こう側が山道、右下の根元に祠がある。
次期総裁選は波乱もなく小泉路線を引く継ぐ安倍氏に決まりそうだ。
いい方向だがそれにしても、親中派の古賀氏(分祀論者)や二階氏(江沢民心酔者)が、小泉氏の靖国参拝を待たずに安倍氏支持表明をしている。いったんは主流に沿っておいてまたぞろ対中外交批判をするつもりなのか。武士道精神もヘッタクレもなくなっている。
産経抄 平成18(2006)年8月12日[土]
「鳴り後かせぐは丹波太郎」という言葉がある。丹波太郎とは兵庫県や京都府の丹波地方に発生する入道雲の異名だ。雷が鳴った後に雨を降らせ大暴れする。その雲にたとえ「まだまだ稼ぐぞ」という、博打(ばくち)場で生まれたことわざだそうだ。
▼それだけではない。この季節に雷が鳴ると後が怖いぞ、という警鐘も含まれているのだろう。ところがこちら、自民党総裁選という入道雲を見ると、ほんの少しゴロゴロと鳴っただけで、雷雨など降りそうもない。文字通り「雲散霧消」してしまいそうな雲行きである。
▼8月15日に小泉首相が靖国神社を参拝すれば「非安倍」勢力が安倍晋三政権阻止で結束し大政争となる。ほんの1カ月前までそんな見通しだった。しかし参拝するかどうかもわからないうちから、実力者が相次いで安倍支持を表明したり、立候補を断念したりしているのだ。
▼このままでは、大した波乱も起きないまま初の戦後生まれの首相が誕生しそうである。この雪崩現象の理由は言うまでもない。「安倍政権」の中でしかるべき処遇を受けたい。発言権を保ちたいということにつきるだろう。「永田太郎」の正体見たりといったところだ。
▼解せないのは、親中派で小泉首相の対中政策に批判的だった古賀誠氏や二階俊博氏らまで安倍支持に回ったことだ。安倍氏はどうみても外交面では小泉路線の継承者だ。それなら首相に批判的な谷垣禎一氏を支持するか、自ら立候補すべきではなかったのか。
▼むろん、対中姿勢や靖国問題を政争の具にすることは中国を喜ばすだけで好ましくはない。しかしそれなら、普段から中国側の代弁者となることだけはやめるべきだろう。打算だけで乗り込まれたのでは、バスが迷走しかねないからだ。
今日は船坂谷(西宮市山口町)を歩いた。
有馬街道・船坂橋〜川上の滝〜六甲山上ドライブウェイ〜船坂峠〜有馬街道・船坂
今日はいろいろ失敗があった。この谷の目玉は「老ケ石」という巨岩と「川上の滝」である。
ガイドブックでは相当大きな石と紹介されていて写真に撮りたいと思っていた。船坂橋と川上の滝の中間ぐらいにあるはずだが、見落としてしまった。たいがい名物には標識や案内板がありそうなものだが気がつかず通り過ぎたらしい。
アプローチの河原は車が入れるので不法投棄やキャンプ後のゴミなどが散乱しており残念。
川上の滝からいよいよ上流に入っていくが、2度ほど迷った。ガイドブックには踏み跡もはっきりしない所があり迷わないように注意せよとあるが、今がその場面なんだというのが初めて歩くものにとってはなかなか分かりにくい。
1回目は、知らぬ間に元の地点に帰ってきてしまった。なんだか見たような景色だな、錯覚かなと思っているとなんと元の位置だ。
2回目は、途中からテープ標識が見つからなくなった。こうなれば、主を失った犬同然。引き返して再度地図とガイドブックを読み直した。沢を渡るとき向こう岸のテープ標識が見つからなかったためだった。
谷で一休みし立ち上がるとき、ツルリとやってしまった。尻餅をつき、左の小指を突いてしまった。幸い今日は手袋をしていたので岩で切ったりすることはなかった。
「分け入れば水音」「すべつてころんで山がひつそり」など山頭火の句が思い出された。
それやこれやで、コースタイム2時間が4時間(昼食休憩含む)かかってしまった。
船坂谷は神鉄沿線の谷よりは荒れた感じがする。ロープ伝いの崖もありやはり経験者向きかもしれない。
帰路は東六甲縦走路の一部で低い熊笹の快適静かなな尾根道。なぜか蝉の声が少ない。しかし船坂峠から船坂にいたる道は、だんだんと荒れてくる。歩く人が少ないためだろうか。
林道の終わりで、ふんだんに清水が湧き出るところがあり、車でポリタンクに汲みに来ていた人があった。
昨日に引き続き、朝から真っ青な空が広がり、ちぎれ雲が西へ次々に流れてゆく。
朝食もさっさと片付け、菊水山に上がった。頂上に近い記帳所では早朝登山の人たちがもう談笑していた。
私自身はこの時間帯(8時半頃)に来ることは滅多にないが、いつもこんな調子なんだろう。
強い風で木々の葉が裏返り山肌の緑が白っぽく見える。汗もさっとひいて心地よかった。
今朝の菊水山
お盆の上の鈴蘭台地区、後ろは丹生山系
台風7号は紀伊半島の南の海上を北上し、9日の朝にかけて紀伊半島から東海にかけての沿岸に接近し、上陸するおそれがあるとのこと、ひどくなければいいが。
梅雨が明けてから、暑さも厳しくなった。だが、いつも靄がかかりスカッとした青空がのぞめなかった。
午後、風が出てくるとともに、それがウソのように吹き払われ、天高く筋雲も見えた。南の海には台風が3個発生し、その影響かも知れない。
そういえばもう立秋なのだ。狭いベランダだが日射しが敷居にまで届くようになった。
夕方菊水山の上空に月が出た。調べてみると明後日9日が満月らしい。
裏の高台から
日が落ちると月が煌々と輝きだした。食卓からちょうど見える高さ、一杯やりながら眺めた。
広島に原子爆弾が炸裂してから61年目になる。14万人が、3日後長崎では7万人が焼き殺された。大戦の雌雄がおおかた決し、英米中のポツダム会談で日本に降伏勧告がだされているときである。まったく余計な2発だった。一説には終戦後のソ連との冷戦に備える実験の意味もあったという。
先日女子大生二人がインタビューを受けているようすをTVで見た。
「61年前日本がアメリカと戦争していたのをご存じですか?」
「えーっ、うっそー」「ほんとうですか」
茶髪、猫顔の今時のファッションの二人だったが、こんな手合いが多くなっているそうだ。
核保有国からの慰霊祭への参列はロシアだけだったらしい。隣国中共は200発の核弾頭を保有する。
次期総裁候補の靖国参拝見解もはっきりしてきた。谷垣、麻生、額賀の三氏は参拝自粛だそうだ。蚊帳の外の民主小沢氏は、自民党総裁選で「歴史認識争点に」とほざいている。中共のシナリオ通りに国論を分断させる工作に余念がない。自民党内には媚中派、親中派が多くピンク色に染まっている。「アジア外交は行き詰まっている」という彼らの催眠術に国民はだまされ、参拝批判世論は50%を超えたとか。
紺碧の空に沸き立つ入道雲。そんな写真が撮りたいと思うのだが、なかなかそのような天気にならない。
山に上がれば、光化学スモッグの上にあがれるかも知れないと、わずかな希望を抱いて出発。
午前中用事があって11時に出た。バイクで洞川まで行きそこからトェンティクロス〜黒岩尾根〜摩耶山を歩くことにした。
黒岩尾根は健脚向きとのこと。なるほどコースタイム2時間のところ昼食を含め3時間ぐらいかかった。エッチラオッチラ登るしかない。赤松が多くいい香りがする。残念ながら見晴らしは悪く我が町、海もスモッグの彼方。
さすがに汗が噴き出る。汗滴るカッターシャツは脱いで縮のシャツ一枚で行くことにする。
途中であったのは若者一人、白髪頭3人組だけだった。
帰りは前回歩いた桜谷を降りた。西日が遮られほの暗くなった山道ではカナカナゼミの声にせき立てられるような気がした。
大きくまわって元の洞川に戻ったのは17時をまわっていた。持って歩いた1.5Lの麦茶はちょうどなくなった。
バイクが誰かに持って行かれてないか心配したが、ちゃんと待っていてくれた。
黒岩尾根終点の摩耶山にて
黒岩尾根 夕方、分水嶺越えから
何が何でも日本を跪かせ、属国にしたいという中共の工作は並々ならない。後継首相が靖国自粛なら首脳会談 中国大使が示唆 (07/28 21:13)産経
中国の王毅駐日大使は28日夕、名古屋市内で講演し、小泉純一郎首相の後継首相が靖国神社参拝を自粛すれば、日中首脳会談に応じる考えを示唆した。・・・・古賀氏、靖国神社の無宗教化に意欲 (07/30 17:58)産経遺族会も軟化?
日本遺族会会長を務める自民党の古賀誠元幹事長は30日、テレビ朝日の番組に出演し、靖国神社について「国民全体が尊崇の念を持てる施設として残すためには無宗教化があっていい」と述べ、「A級戦犯」の分祀(ぶんし)は教義上できないとする靖国神社から宗教法人格を外すことも念頭に、遺族会内で分祀論を活発化させる考えを改めて示した。
古賀氏は「東京裁判を認めていないので、戦犯という言葉は使うべきではない」と述べた上で、「裁判以前に一国の指導者として(先の大戦に対する)結果責任は明らかにすべきだ」と指摘。靖国神社に兵役で召集された戦没者と当時の指導者が一緒に祭られていることに不快感を示した。
また、自民党総裁選出馬を表明した谷垣禎一財務相も同日、都内で記者団に「靖国の方で宗教法人であることをやめたいとなれば選択肢だ」と述べ、古賀氏の考えに理解を示した。靖国のA級戦犯、分祀検討は総裁選後に判断 遺族会 (08/02 18:35)産経遺族会のホームページでは以下のように表明されているが、古賀氏は明らかに矛盾してきている。中共に政治利用され媚中派と呼ばれる所以だ。
日本遺族会は2日の正副会長会議で、会長の古賀誠元自民党幹事長が5月に提案した靖国神社に合祀(ごうし)されたA級戦犯の分祀(ぶんし)問題について、その検討の是非も含め9月の自民党総裁選後に協議することを決めた。小泉純一郎首相の靖国参拝による中国、韓国との関係悪化を受け、総裁選では靖国問題が争点に浮上しており、この時期の議論は好ましくないと判断した。・・・
日本遺族会、国立追悼施設建設に反対声明 (ホームページより)まもなく終戦の日、小泉首相には毅然として参拝を挙行していただきたい。
靖国神社に変わる国立追悼施設建設に向けた超党派の議員連盟「国立追悼施設を考える会」による国立追悼施設建設の動きに反対する日本遺族会は、総理、官房長官、外相、自民党三役に声明文を送り反対を表明した。
声明「国立の戦没者追悼施設」の建設反対について
日本遺族会は、靖国神社が今日の日本において全戦没者を追悼する唯一の施設であり、国民の多数もそう認識していると信じており、将来もそうあるべきだと考える。戦没者遺族の大多数は肉親の死を看取ることなく、遺骨すらも受領していないが、遺族はその御霊が靖国神社にあることを信じて今日まで慰霊追悼を行ってきた。
仮に「無宗教の戦没者を追悼する施設」が新たに出来たとしても、こうした戦没者遺族の心情が変わるものではない。
国民が国のために戦没された人々を慰霊追悼することは当然のことであり、また、人間として自然な行為であるが、新たに建設しようとする施設が「内外の人々がわだかまりなく追悼の誠を捧げることのできる施設」を目指すのであれば、少なくとも全国の戦没者遺族はこの建設に反対しており、わだかまりのある施設となり、日本の将来に大きな禍根を残すことは間違いない。
よって、日本遺族会は戦没者遺族の心情を逆撫でするとともに、靖国神社の存在を形骸化する「無宗教の国立の戦没者を追悼する施設」の建設を絶対に認めることは出来ない。
財団法人 日本遺族会
会長 古賀 誠
夏休みに入って間もないというのに、排水溝に少女が吸い込まれるという悲惨なプール事故が起きた。
S社エレベータ、ビルの回転扉、列車事故、砂浜陥没等々、何か事故が起き犠牲者が出ないと対策が出来ないというパターンがもう定着してしまったかのようだ。
以前勤めていた事業所では、労災事故を防止するため頻繁に危険予知訓練というものを行っていた。職場の周りに安全を脅かすものがないか、危険な行動はないかなどをチェックする。そのようにしていても何年に一回かは事故が発生する。
排水溝の蓋が外れていたとかボルトが緩んでいたとかいうのは初歩的なチェックで防止できるものなのに、これも平和ボケの一種だろうか。
ようやく近畿も梅雨明けの発表があったが、当地は今日は曇りがちで、夕方からは窓を少し閉めねば涼しいくらいになった。
夏バテにはウナギなどが今は食べ時だ。値段のこともあって今日はタンドリーチキンを作った。以前倅達が来たとき作ったが、わりと好評だった。
本物はオーブンや色々な香辛料がいるらしい。おっさんの作るものは、至って簡単。もっとガスコンロのグリルを活用せいというTV番組を参考にした。味噌を使うので味は和風。
用意するもの。
鶏肉:胸肉あるいは唐揚げ用肉でパックにされたもの。400g(二人前)
たれ:プレーン・ヨーグルト、味噌、スライスにんにく少々
(1)鶏肉は一口大に切る
(2)たれ:ヨーグルト、味噌を大さじ各1杯半、スライスにんにくは粉々にしてとき合わせる。
(3)1,2をビニール袋に入れよく混ぜて、20分程度置く。その間付け合わせのレタスなどを用意しておく
(4)グリルにアルミホイルを敷いて、3から取り出した肉を並べて焼く。表5分、ひっくり返して5分、火を止め蒸らし3分
たれには、ほかに色々ふさわしい香辛料があるのかも知れないが、おっさんにはその知識はない。
(なぜ写真がないの)食品の撮影は難しい、美味そうに撮れなかった。想像してくだされ。
北朝鮮のミサイル乱射に対する安保理決議で日本外交を高く評価している記事が目立つ。
桜井よし子氏のブログを見ると、以前のテポドンミサイルの対応との比較を書いておられ、今回の対応を評価している。 2006年07月27日「 外交の勝利は堂々たる主張から 」より一部分・・・平成18(2006)年7月29日[土] 産経
日中の空中戦が続くなか、日本の外務省が揺れた。12日の中露両国による非難決議案提示以来、外務省の一部で「落とし所」を探る動きが始まったと報じられた。従来の日本外交なら、このあたりから流れは変わり、中国への卑屈ともいえる妥協が成立していったはずだ。
しかし、麻生太郎外相は、中露の非難決議案受け入れに傾こうとする外務官僚を、「あんたらはけんかの仕方を知らない」と叱責したという(7月17日付産経新聞)。議長声明から非難決議に中露が譲歩したのは日本の「突っ張り」があったからであり、日本が日本の主張を展開することではじめて道は開けていくとして、官僚たちの“落とし所”説を蹴ったという。安倍官房長官も、日本も中国案にのった方がよいと説得する北岡伸一国連次席大使に「不快感を示し」、そのような取り組みを否定した旨報じられた。
小泉首相も「最後まで突っ張れ」と述べ、強い姿勢を崩さなかった。政治家が官僚群の用意する妥協案にのらず、自ら外交を主導した結果、国連での中国有利の状況が反転したのは明白だ。こうして流れを再逆転させようと主張する日本に、米国も手を貸した。
イラク、イラン問題に手をとられ、東アジアでの新たな問題は極力回避したいとして、中国案に傾きかけたかに見えた米国に、北朝鮮に断固たる意思を示したいとする日本との協調路線を歩ませたのは、まさに、政治家たちが今回の国連外交を官僚に任せず、自ら主導した結果である。
日本が進むべき道とは
この状況を98年と較べると、絵に描いたように対照的だ。人間が違えば事情は全く違ってくることを痛感せざるを得ない。98年、北朝鮮が発射したテポドンが日本列島をとびこえて三陸沖に着弾した。日本の上空を他国のミサイルが切り裂いて飛んだのは大きな衝撃であり、脅威だった。にもかかわらず、当時の日本は非難することも出来ず、何の力もない報道向け声明を出したのみだ。
ときの首相は小渕恵三氏、官房長官は野中広務氏、外相は高村正彦氏、外務省アジア局長は阿南惟茂氏、中国大使は福田康夫氏と幼なじみである谷野作太郎氏だった。野中氏以下、阿南、谷野氏ら見事に親中国派が揃っていたのだ。これでは小渕首相が何を考えようとも、中国にも北朝鮮にも厳しい政策を打ち出せるはずがない。政策はまさに人間が変われば確実に変わるのだ。
【正論】大阪大学大学院教授 坂元一哉 「国際社会動かす決意示した日本外交 中韓の対北柔軟論にも変化促す」より一部分・・・日本は「普通の国」になりつつある。次期総裁、内閣も是非これを踏襲してもらいたいもの。
≪安保理決議は明白な勝利≫
妥協の結果は日本にとって悪いものではなかった。国連憲章第7章の表現が削られているので、制裁に法的な強制力がないといわれる。だが、安保理が中国も含めて全会一致で採択した決議である。「政治的な」強制力はある。何より、最初は議長声明でお茶を濁そうとしていた中国が、北朝鮮非難と制裁の文言が含まれる決議案に賛成した事実は大きい。それは中国が「甘い」柔軟論から「厳しい」柔軟論に転換するきっかけになるかもしれない。
さらに本紙(7月17日付)で岡崎久彦氏が指摘したように、決議が北朝鮮への制裁を主導する日米に「お墨付き」を与えた意義も大きい。
この安保理決議は日本外交の明白な勝利である。だがそれは長い外交戦における一つの勝利に過ぎない。事態が今後どう展開するか誰にも分からないし、楽観はまったく許されない。国家の生存にかかわることでもあり、ときには天に祈りたい気持ちにもなる。だがそれはやるべきことをやった後のことだろう。
この危機に日本は、国際社会を自ら動かしていく決意を示し、行動し続けるべきである。「天は自ら助くる者を助く」という明治の気概がいま再び求められている。(さかもと かずや)
安倍氏「意図的なら恐ろしい」 TBS報道問題で (07/26 20:33)産経TBSは「意図的なものではなかったが、安倍官房長官にご迷惑をおかけし、視聴者に誤解を与えかねない映像となったことをおわびします」と謝罪したそうだ。
安倍晋三官房長官は26日の記者会見で、旧日本軍731部隊に関するTBSの報道番組で、内容と関係ないにもかかわらず自身の写真パネルが映し出されたことについて、「ビデオを見て驚いた。意図的になされたものであるとすると、ちょっと恐ろしい。私の政治生命を傷つけようということであれば大きな問題だ。意図的なものではないと信じたい」と述べた。
総務省は同日までに、意図的な編集が行われたかどうかなど事実関係の調査を開始しており、安倍氏は「調査結果を待ちたい」と語った。自民党総裁選を控え、安倍氏周辺は「映像の使われ方があまりにも不自然だ」と強い不快感を示している。
民放はスポーツ以外はほとんど見ていないので何とも言えないが、主題とどういう関係があったのだろうか。意図的に、よくあるサブリミナル効果を狙ったのではないか。こういうのは放送したもん勝ちと思っていると見られてもしかたないだろう。
制作現場がどんなものかわからないが、写ってしまいましたでは済まない。朝鮮系Tキャスターがやっているとかいう番組もTBS系ではなかったか。オピニオン誌などからこき下ろされているにもかかわらず存続しているのは、資金があるのか、まだまだ新聞TVしか見ない読者視聴者が大半だと言うことなんだろう。
次期総裁選が近づくと、いろいろ出てくるものだな。
5月24日に歩いた地獄谷の南側にある石楠花谷を歩いた。ダイアモンドポイントからは前回と同じでシュラインロードを経て唐櫃台にいたるコースをとった。
地獄谷とはまた違った趣がある。沢に降りて写真を撮っていると、上流から「ヤッホー」と声がする。けっこうな年配の夫婦で、沢歩き専用のウェアでざぶざぶと降りてくる。アウトドア用品が色々開発されているのは知っていたが、当方より年配とおぼしき夫婦が若々しく沢歩きを楽しんでいるのを見て、なんだか負けた気がした。
谷を離れダイアモンドポイントにいたる道はなかなか急でこたえた。足慣らしをしていたつもりだが1ヶ月ぶりとなるともう衰えを感じる。しかも夏山は何年ぶりだろうか。
九州と四国やっと梅雨明け 平年より13―8日遅く (07/26 11:40)産経豪雨に見舞われた九州地方や長野では、後片付けや、再起が大変なことと思う。
気象庁は26日、九州と四国が梅雨明けしたとみられると発表した。九州南部は平年より13日、九州北部(山口県含む)は8日、四国は9日それぞれ遅い梅雨明け。
平年だと、東北北部を除き梅雨明けしている時期。記録的豪雨に見舞われた九州南部(鹿児島、宮崎)の梅雨期間は60日を超え、梅雨明けを特定できなかった1993年を除き過去30年で最長という。
気象庁によると、梅雨前線は朝鮮半島付近まで北上して活動も弱まり、九州、四国地域は高気圧に覆われ晴天が広がっている。向こう一週間、にわか雨の降る日があるが、晴れて暑い日が続く見込み。
梅雨期間中の雨量は、鹿児島県の阿久根で1485.5ミリ、熊本市で1426.5ミリ、山口県の下関で1025.0ミリなど、平年の2倍以上に達した所もあった。
26日は、梅雨明けした九州と四国のほか、中国地方、東海などの広い範囲で午前中から気温が30度を超え、真夏日となった。
当地も昼頃から日射しが強くなってきた。菊水山の上空も青空が広がり、山の端に小さな入道雲が顔を出した。
近畿も一両日中に梅雨明け宣言があるだろう。
梅雨の間は、昭和史に関する本を読んではHPの年表に書き込んだりして自習(?)したが、それもこの蒸し暑さで長続きせず、はかどらなかった。
「富田メモ」はその信憑性が疑わしいにもかかわらず、NHKなどマスコミは訂正する様子もなく、媚中派議員の利用するところとなっている。
梅雨前線が関西上空に張り付き、今日も大変蒸し暑い。午後うっすらと青空が見えてきた。週間予報では週末には晴れ間が広がるだろうとのこと。梅雨明けも近いらしい。
いつも、麦焼酎の麦茶割りでは能がないので、ジャムの空き瓶を利用してスモモの焼酎漬けを作った。3〜4日すると色が抜けて、梅酒ほどではないがほのかに香りが酒にしみ出してくる。
この前は夏みかんで作った。皮ごとぶつ切りにして漬けた。漬けた皮は取り出して刻みラーメンや汁物に入れるとけっこう美味かった。
日経新聞が20日付紙面で、昭和天皇がA級戦犯の靖国神社への合祀(ごうし)を契機に参拝を見送ったとするメモについての報道が様々な波紋を広げネットを賑わしている。
これは明らかに捏造じゃないか、どこを見てるんだというweb記事があった。
報道された記事は、部分的なもので、その文の前に発言者を示す文言があるのにそれはカットし、藤尾氏の発言をあたかも昭和天皇のご発言のように作ったのだ。
前にもあったが どうしたのだろう(太字がカットされたところ)
中曽根の靖国参拝もあったが
藤尾(文相)の発言。
=奥野は藤尾と違うと思うがバランス感覚の事と思う、単純な復古ではないとも。
私は或る時に、A級が合祀され、その上、松岡、白取までもが、
筑波は慎重に対処してくれたと聞いたが松平の子の今の宮司がどう考えたのか
易々と松平は平和に強い考えがあったと思うのに、親の心子知らずと思っている
だから 私あれ以来参拝していない。それが私の心だ。
明らかにある意図を持って故意にやったと思われる。
実際写真を見るとインクの色も新しく、字体も微妙に異なっている。
この報道を基にして媚中派加藤紘一氏は得々としてTVで分祀論を説いたとか、恥ずかしい限り。
日経新聞社には火炎瓶まで放り込まれたという。(幸い不発だったそうだが)
なにやらこの間の永田メールのようなお粗末さだ。企図した人物(あるいは組織)はほくそ笑んでいるのではないか。
昇進がかかる2番が気になり出先から飛んで帰った。TVを点けると白鵬・朝青龍戦の仕切りが始まっていた。
白鵬(寄り倒し)朝青龍
力相撲を堪能した。白鵬、朝青龍の左上手投げをかわした後、がっぷり四つになった。一度は朝青龍が白鵬をつり上げるシーンもあったが、徐々に白鵬のペースになっていき土俵際に追い詰めた。白鵬の引きつけも素晴らしく、左右に振れることなく重ね餅のごとくどうどうと寄り倒した。両者ともに力を出し切り千秋楽にふさわしい一番、白鵬の横綱昇進を願う座布団が舞った。白鵬遂に13勝を堅持した。朝青龍は全勝優勝ならず。
雅山(送り出し)玉乃島
リプレイを見た。突き押しの攻防の後玉乃島を送り出した。雅山10勝達成。
全とり組みが終わった段階で放駒親方の談話があったというニュース。
白鵬、雅山共に昇進判定理事会は見送り、判定は来場所に持ち越すとのこと。
当ド素人は以下のように推測している。
雅山は10勝とはいえ不戦勝が1つあるし、現在は大関が5人いる。
白鵬は初日朝赤龍に敗れていること、また「・・らしくない」勝ち方もあり、心技体の「心」に一抹の不安がある。
来場所は本物の大関取り、横綱取りにファンを楽しませてくれるだろう。
出島(叩き込み)玉乃島
出島立ち会い変化し玉乃島を叩き込んだ。玉乃島憮然とした表情で出島を睨みつけたが後の祭り。
好調玉乃島3敗目、出島この一番で勝ち越し。
安馬(送り出し)土佐ノ海
右上手から土佐ノ海の左腰に取り付き、重い土佐ノ海を持ち上げて送り出す。いつもながら精一杯の相撲で沸かせる。
把瑠都(小股掬い)玉春日
把瑠都大きな体だが、右上手で今日は頭を付けていく作戦。左手で玉春日の左足を掬う。レスリング的な一番で勝ち越す。
琴奨菊(寄り切り)白露山
右上手で2度まで土俵際まで追い詰めるが押しきれず、3度目に寄り切る。
旭鷲山(叩き込み)北勝力
旭鷲山立ち会いで左へ変化、北勝力あっけなく落ちる。
稀勢の里(寄り切り)露鵬
右がっぷり4つになる。力強く露鵬を寄り切る。二十歳の新三役で勝ち越す。将来が限りなく楽しみ。
雅山(叩き込み)琴光喜
激しい突っ張り合いのあと雅山が叩き込む。9勝目をあげ明日好調玉乃島を破れば念願の10勝目に達する。
白鵬(上手投げ)魁皇
激しい突っ張りの攻防があり、白鵬左上手をとり、まわりながら魁皇の頭を押さえつけ投げをうつと魁皇の巨体が落ちた。白鵬の集中心は素晴らしく、21歳の若者とは思えない。2敗を堅持。明日朝青龍にどこまで食い下がれるか楽しみ。
黒海(突き落とし)栃東
黒海の突っ張りがさえた。膝に故障のある栃東には無理。黒海10勝目。
琴欧州(叩き込み)普天王
突っ張り合いのあと、琴欧州膝が悪いながらも長身を活かし普天王を叩き込む。琴欧州、明日に勝ち越しを賭ける。
朝青龍(寄り切り)千代大海
左四つで千代大海を捕まえたあとはもう朝青龍のもの。千秋楽を待たず優勝を決めた。
休場明けの名古屋場所、右肘が万全ではなかったが、今日まで全勝し17回目の優勝を決めた。
後半大関陣が次々と脱落する中、スピードと技術、集中力は並外れている。
昭和史を読んでみると、当時の勢いのあった軍事政権に対し昭和天皇が言いたいことも言えない状況が出てくる。側近に対して批判的な意見を述べておられるシーンも多くあるので「靖国のA級戦犯合祀に不快感」というメモが出てきても不思議ではない。昭和天皇、靖国のA級戦犯合祀に不快感 (07/20 12:18)産経新聞先日訪中した自民党古賀議員や民主党小沢代表が声高に靖国神社のA級戦犯分祀を唱え、自民党山崎派(山崎拓会長)が靖国神社とは別の国立戦没者追悼・平和祈念施設の新設などを求める政策提言を発表したりしている。
富田元宮内庁長官が残した手帳。昭和天皇の靖国神社のA級戦犯合祀についての発言が書き残されていた=20日午前、東京・大手町
≪元宮内庁長官、発言メモ書き残す≫
昭和天皇が昭和63年、靖国神社のA級戦犯合祀(ごうし)に不快感を示す発言をされていたとする当時の宮内庁長官、富田朝彦氏(故人)が書き残したメモがあることが関係者の話で20日、分かった。昭和天皇は昭和54年にA級戦犯が合祀されて以降、同神社に参拝されていない。
関係者によると、富田氏は同庁次長時代を含め、昭和天皇との会話を手帳などに書き留めていた。靖国発言のメモは63年4月28日付。昭和天皇は「私は或(あ)る時に、A級が合祀され、その上、松岡、白取までもが」「だから私あれ以来参拝していない。それが私の心だ」などと語ったと記されている。
「松岡」「白取」はA級戦犯としてまつられている松岡洋右元外相、白鳥敏夫元駐イタリア大使を指すとみられる。 またメモには「松平の子の今の宮司がどう考えたのか、易々(やすやす)と。松平は平和に強い考(え)があったと思うのに、親の心子知らずと思っている」などの記述もあった。
「松平」は最後の宮内大臣の松平慶民氏(故人)、その「子」は長男でA級戦犯合祀をした当時の松平永芳宮司(同)とみられる。
次期総裁選も控えているこの時期にこのようなメモが発表されるとやはり胡散臭さを感じる。
産経新聞の主張では以下のように論説していた。【主張】富田長官メモ 首相参拝は影響されない 2006/07/21 産経一方、媚中派議員や中共の画策に惑わされることなく毅然とした議員も多くいることは心強い。
昭和天皇がいわゆる“A級戦犯”の松岡洋右元外相らが靖国神社に合祀(ごうし)されたことに不快感を示したとされる富田朝彦元宮内庁長官のメモが見つかった。昭和天皇の思いが記された貴重な記録だ。
昭和天皇が松岡元外相を評価していなかったことは、文芸春秋発行の『昭和天皇独白録』にも記されている。富田氏のメモは、それを改めて裏付ける資料だ。メモでは、昭和天皇は松岡氏と白鳥敏夫元駐伊大使の2人の名前を挙げ、それ以外のA級戦犯の名前は書かれていない。
靖国神社には、巣鴨で刑死した東条英機元首相ら7人、未決拘禁中や受刑中に死亡した東郷茂徳元外相ら7人の計14人のA級戦犯がまつられている。メモだけでは、昭和天皇が14人全員のA級戦犯合祀に不快感を示していたとまでは読み取れない。
政界の一部で、9月の自民党総裁選に向け、A級戦犯を分祀(ぶんし)しようという動きがあるが、富田氏のメモはその分祀論の根拠にはなり得ない。
天皇の靖国参拝は、昭和50年11月を最後に途絶えている。その理由について、当時の三木武夫首相が公人でなく私人としての靖国参拝を強調したことから、天皇の靖国参拝も政治問題化したという見方と、その3年後の昭和53年10月にA級戦犯が合祀されたからだとする考え方の2説があった。
富田氏のメモは後者の説を補強する一つの資料といえるが、それは学問的な評価にとどめるべきであり、A級戦犯分祀の是非論に利用すべきではない。まして、首相の靖国参拝をめぐる是非論と安易に結びつけるようなことがあってはなるまい。
昭和28年8月の国会で、「戦争犯罪による受刑者の赦免に関する決議」が全会一致で採択された。これを受け、政府は関係各国の同意を得て、死刑を免れたA級戦犯やアジア各地の裁判で裁かれたBC級戦犯を釈放した。また、刑死・獄死した戦犯の遺族に年金が支給されるようになった。
戦犯は旧厚生省から靖国神社へ送られる祭神名票に加えられ、これに基づき「昭和殉難者」として同神社に合祀された。この事実は重い。
小泉純一郎首相は富田氏のメモに左右されず、国民を代表して堂々と靖国神社に参拝してほしい。自民有志、国立追悼施設に反対表明 (07/20 18:27)産経
小泉純一郎首相の靖国神社参拝を支持する自民党議員でつくる「平和を願い真の国益を考え靖国参拝を支持する若手議員の会」(会長・今津寛衆院議員)は20日、靖国神社とは別の新たな国立追悼施設建設に反対する見解を取りまとめた。21日に安倍晋三官房長官に申し入れる。
見解は「国内的にも対外的にも、国立追悼施設建設の意義を見いだすことは困難」と強調。9月の党総裁選に関し「他国の介入、干渉を招いてはならず、この時期に追悼施設を声高に論じるべきではない」と指摘した。今津氏は会合で「靖国問題は総裁選の争点の1つであり、これだけが大きく取り上げられることは不本意だ。総裁選とは別に粛々と議論されるべきだ」と述べた。
豊真将(突き落とし)玉春日
豊真将念願の勝ち越し、好調玉春日自己タイの10勝越えを明日以降に延ばし、3敗。
栃乃花(押し出し)安美錦
途中安美錦の右足が土俵を割っていたがそのまま続行し、栃乃花が押し出し勝ち越し。
物言いがついたが、判定箇所の説明だけで結果は変わらない珍しいケース。
玉乃島(押し倒し)把瑠都
把瑠都に今日も注目していたが、両手付きの後引いてしまった。好調玉乃島は大歓迎のかたちで把瑠都を押し倒した。
玉乃島平幕で2敗を守り、朝青龍の優勝は持ち越し。
稀勢の里(引き落し)垣添
9日目から5連勝、勝ち越しまであと1勝。
黒海(引き落とし)琴光喜
久しぶりに見たような黒海の突き押しに琴光喜は翻弄される。地味だけれども黒海は9勝もあげたのだ。
白鵬(寄り切り)千代大海
もう一敗も出来ない白鵬の集中力はすごい。2敗を堅持。
勝った後、息を細く出しながら整える。胸元は大海の突きで紅潮。
雅山(叩き込み)栃東
露鵬(上手投げ)琴欧州
栃東、琴欧州共に膝の故障では無理、消化試合のようだが致し方ない。
朝青龍(寄り切り)魁皇
朝青龍は魁皇得意の右上手にはさせずスピードで圧勝。魁皇の表情(もう俺は限界かな)というに見えたが。
メルマガ「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」通巻第1513号に以下の記事があった。日本の五つの大学で、外国人留学生が1000人を越した由々しき状況、しかし逆にチャンスでもある。
中国人留学生が日本の少子化の隙をついて大量に増殖中
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文部科学省って日本の学生のために存在するのではないらしい。
現在、在学中の留学生が千名を越えた大学が五つある。
立命館アジア大学が1917名!
ついで早稲田大学が1869名。
大阪産業大学、1386名、国士舘大学1201名、日本大学が1201名。
現在、日本の大学に学ぶ外国からの留学生は121812名、開闢以来の新記録を更新している。言うまでもなく最大は中国からの留学生である。
原因は小子化によって大学経営が貧窮化し、補助金をねらって留学生受け入れに私学が血道をあげた結果である。
だが、もうひとつ重要な側面は、大学のカリキュラムへ中国人留学生の政治的介入、とくに歴史講座への露骨な容喙である。
靖国問題、歴史教科書、南京、東シナ海のガス田等々。日本人講師に声高に挑戦してくる留学生のために、まともな歴史教育もできない状況に陥った。
そのうち日本の大学の教科書も北京の認証が必要になる?
抗日教育で凝り固まった学生にきっちり日本の歴史教育を施して帰国させればいいのではないか。
手強い学生は工作員と見なし退学処分、大学の諸先生にその覚悟がおありになればの話。
朝青龍負けなし。白鵬、平幕の玉春日、玉乃島が2敗を守った。
春日王(寄り倒し)豊真将
長い長い力相撲。春日王は負け越しになる一戦で、必死に頑張った。豊真将は大健闘だが決め手に欠け、勝ち越しお預けとなった。
時天空(裾払い)普天王
時天空出足よく強烈な付き押し、普天王捕まえようとするが最後は時天空の足が飛び掬われてしまった。
高見盛(寄り切り)安馬
一回目の仕切り安馬が出足よくそのまま成立と思われたが待った。
二回目も安馬の方が立ち会いよかったように思う。しかし好事魔多し土俵際でくるりと体を入れ替えられてしまった。安馬はまわしをもう少し浅く取っていればよかったかも。
露鵬(押し出し)旭鷲山
完璧な立ち会い、旭鷲山為す術なし。露鵬は仕切りもちゃんと手をつくようになったと解説間垣さんに褒められていた。
稀勢の里(寄り切り)白露山
稀勢の里よく集中し寄りきりで完勝。6-6の五分になる。
雅山(叩き込み)把瑠都
把瑠都は組みにかかったが、雅山わずかに変化し叩き込んだ。さすがに元大関いろいろやるもんだなと感心する。
魁皇(寄り切り)旭天鵬
力強い相撲、勝ち越しを決める。
白鵬(寄り倒し)栃東
琴光喜(寄り切り)千代大海
朝青龍(すくい投げ)琴欧州
敗者はいずれも足に故障があり相撲にならなかった。
白鵬、明日は足が故障の千代大海で有利、朝青龍は魁皇戦で負けたりすれば白鵬に運が向いてくるかも知れない。
布引ハーブ園方面(布引谷から雲が次々にわき上がる)
梅雨の末期、全国各地から災害のニュースが報じられていた。
当地では昨日から降り続いた雨が小休止。菊水山に上がってみた。
雨に洗われ樹木の香りも新鮮だった。
いつもの谷川は勢いを増して岩間を走り、深山幽谷の雰囲気。
いよいよ終盤に入った。
露鵬(上手投げ)琴奨菊
露鵬3日間の出場停止があけた。謹慎中は故郷ロシアのお父さんに叱られたり、家族や友人に励まされたりしたそうだ。 大嶽親方とともに神妙にカメラマン達に謝罪するシーンも放映されていた。反省し真摯に相撲に取り組みますとの言葉通り、豪快に上手投げで完勝した。大相撲ファンは優しく、また励ましの拍手で讃えた。
雅山(押し出し)白露山
立ち会い頭で当たり、2回ほどぐいぐいと突き押しで押し出した。気分良く右手を高々と上げて勝ち名乗りを受ける。
琴光喜(上手出し投げ)魁皇
魁皇昨日の力強さはなかった、というよりも琴光喜の巧さが光った。インタビューでは、2桁を目指し大関取りの足がかりにしたいとのお言葉。
把瑠都(送り出し)千代大海
千代大海の速射砲を把瑠都はどう受けるのか・・注目の一番。
しかし、把瑠都はまともには受けず左へ変わった。千代大海は変わられることは念頭になかったのだろうか、バランスを崩しそのまま送り出されてしまった。左足を痛め引きずりながら退場。
把瑠都はインタビューで藤井アナに「どうしてその大きな体で(まともに)受けなかったの?」と質問され、まだ日本語がおぼつかない把瑠都は「ムニャムニャ・・・」。勝負の世界、把瑠都だって作戦はあるわな。
白鵬(寄り倒し)琴欧州
もう一敗もできない白鵬。両まわしをとるや土俵際までもっていき寄り倒した。拮抗する相手では故障を持っている方はどうしても分が悪い。
朝青龍(寄り切り)栃東
過去の対戦は五分五分。激しい攻防があったが、朝青龍が栃東を寄り切り、全勝を守った。
左足の故障がなければまた違った結果になったろう。土俵から落ちるときにその悪い膝を打ち付けびっこをひきながら退場。明日以降が心配。栃東3敗に後退。
梅雨明けは平年より1週間ほど遅れると言っていた。
昨夜の気温は30度をわり、寝苦しさから解放された。
千代大海(寄り切り)琴欧州
千代大海は絶好調、小さい突っ張りだが前に出ているので非常に効果的。このまま優勝戦線へ突っ走ってほしい。
白鵬(寄り倒し)把瑠都
今日一番の楽しみ。立ち会いよく把瑠都は突いていった。白鵬のけぞり2、3歩後退したが下半身は安定、かわして四つになった。ここからは技術の差が顕著になる。把瑠都健闘したが寄り倒された。白鵬2敗を守り横綱昇進に望みをつなぐ。
魁皇(上手投げ)栃東
伝家の宝刀、右上手になればもうワシのもんと言わんばかり、魁皇完勝。
朝青龍(寄り倒し)雅山
ずしんずしんと雅山突き押しで前へ出たが、朝青龍すばやくたぐり寄せ雅山を横から捕まえてしまった。こうなってはどうしようもなかい、雅山5-5になってしまった。
(池乃めだか調で)
もういい!
親が子を殺すなんて、子供が家に火を付けるなんて
いい加減にしろ、もういいっ!
いつからこんな世の中になっちまったんだ
いつからだ、言ってみろ!
昔はこんなじゃなかったぞ
子供は夕日がほっぺを染めるまで外で遊んでいたなぁ
「○○ちゃぁーん、ごはんよー」と呼ばれるまでなぁ
今はどうだ
塾だ習い事だとスケジュールで一杯らしいじゃないか
昔は良かった、狭い我が家でもちゃぶ台をみんなで囲んで飯食った
おとんのおかずは一品多かったけれど、みんな文句は言わなかった
おとんはよう働いてたからなぁ
おかんはおかんで誰よりも早起きで宿題や忘れもんの心配までしてくれとったで
それがどうや、子供が疎ましいゆうて川へ突き落とす
閉じこめて飢え死にさせる
子供も怒られたからゆうて家に火を付けて家族を焼き殺したわ
金儲け金儲け・・子育てより金儲けらしいな
自分の時間がなくなるから子はいらんいうてるやないか
世の中オジン、オバンばかりになってきたなぁ
いつからこんな世の中になっちまったんだ
いつからだ、言ってみろ!
誰がこんな世の中にしたんだ、言ってくれ!
(まぁまぁ そんなに興奮せんとき、血管切れるで)
すまん悪かった、年甲斐もなく興奮しちまった
もう帰るわ
モンスター、すまんが車回してくれ・・・
雅山(叩き込み)白鵬
今日の白鵬は出足が悪かったように思う。いつもの左下手がとれず低すぎたためか雅山に上から叩き込まれた。雅山勝ちが先行し大関復帰に望みをつなぐ。
千代大海(叩き込み)栃東
千代大海小刻みな突っ張りで栃東を寄せ付けなかった。動きもいい。
把瑠都(寄り切り)琴欧州
2m前後の大男の対戦。今日楽しみにしていた一番。
把瑠都は琴欧州戦を非常に楽しみにしていたという。一枚二枚と回しを引きつけ腹の上に吊り気味で寄り切った。土俵際で琴欧州こらえたが組んだまま一回転し土俵下に落ちた。把瑠都の怪力を見た。この怪力に技術が備われば大関横綱も夢ではない。明日の白鵬戦が楽しみ。琴欧州は膝の故障がなければ心おきなく戦えただろう。
礼に始まって礼に終わる。日本武道のいいところ。だが今場所相撲道にもとる仕草が目立つ。
7日目の千代大海-露鵬は勝負の後、口論になった。千代大海が押し出した後「何だコラ」といったのが原因とか。露鵬は切れてしまいそのあとカメラマンに暴力をふるったり窓ガラスを割ったりした。
同じく白鵬-垣添 白鵬、ちょっと張り手が多くないか。禁じ手ではないものの、余り多用すると品位に欠ける。下位に対しては堂々とまっ向勝負で下して欲しい。
4日目白露山-把瑠都 白露山の変わりぎみ上手出し投げで把瑠都はばったり落ちた。起き上がって定位置に戻るときの把瑠都は(まともに勝負せい)といった風情で白露山を睨めつけていた。
何処の世界も指導者さえも世代交代が進んでいる。ルールになければやっていいということではない。良い伝統は守って欲しい。
栃東-露鵬
休場明け栃東に不戦勝のプレゼント。左足膝のケガにもかかわらず全勝で迎えた中日、対戦相手の露鵬は昨日の事件で出場停止になった。後半星のつぶし合いが始まるが引き続き健闘してほしい。
琴欧州-魁皇
寄り切って2敗を守った。こちらも膝の故障にもかかわらず頑張っている。魁皇は昨日稀勢の里に敗れ、糸が切れたのか元気がなかった。
雅山-琴奨菊
雅山5歩に星を戻す。久しぶりに高々と右手を挙げて勝ち名乗りを受けた。諦めず大関復帰を。
琴光喜-把瑠都
琴光喜は昨日把瑠都に勝った普天王の一戦を参考にしたそうだ。しかし、把瑠都は立ち会い負けしたのか足が滑ってあっけなく前に落ちた。把瑠都の悪びれず(俺もまだまだだなぁ)という表情がよかった。
白鵬-稀勢の里
新鋭稀勢の里に期待して見ているが、後半きっちり自分の体勢にして寄り切る白鵬はさすがだ。しかし稀勢の里いつかは並び立つものと思う。
昨日に続き暑い一日だった。夕方急に暗くなり夕立がくるかと思われたが、黒い雲が遠ざかった後、虹が現れた。
全国的に猛暑の一日となった。静岡では38度を記録したとか。日射しは明日まででまた梅雨空に戻るらしい。
炎天の 日傘まぶしい 歩道橋
3週間ぶりに近所の山にあがった。汗だくになったが頂上には涼しい風が吹いていた。
元気のいい入道雲はまだのようだ。
今日の眺望。特大のタンカーが明石海峡を行く。
パレスチナ・イスラエル紛争は小泉首相の提案も全然役に立たずエスカレートをしてきている。
その上、イスラエルはレバノンにも侵攻するというニュースがあった。背景にあるキリスト教・イスラム教の歴史的な宗教戦争がいまも続き国民を苦しめる。平和(?)日本では想像を絶し、なかなか理解できない。
9日インドが長距離弾道ミサイル「アグニ3」の発射実験を初めて実施した。中国中部を射程に入れるミサイルだが、目標地点まで到達せず、実験は事実上失敗した。(7月11日産経)
その2日後インドのムンバイで列車テロがあり死者183人、負傷者700人以上という。ミサイル実験と関連があるのかないのかわからないが、これまた不穏な動きだ。
北ミサイル発射に対する国連非難決議案は中露が反対し、時間が経つにつれ軟化し、理事国が拒否権を発動できる国連の限界がはっきりしてきた。かつて条約破棄を平気でしたロシア、朝鮮半島を併呑にしたい中共、日本は何処まで強硬論を主張できるだろうか。
盧武鉉韓国大統領の対応にクビをかしげている意見が多い。
安倍氏、韓国大統領見解に「いちいちコメントしない」 (07/11 12:16)産経
安倍晋三官房長官は11日午前の記者会見で、安倍氏ら日本の閣僚が、現在は日本が持っていない敵基地攻撃能力の保有検討に言及したことに対し、韓国大統領府が「日本の侵略主義的傾向が出ていることに深く警戒しなければならない」との見解を示したことについて、「そうしたコメントについて、いちいちコメントはしない」と述べた。
大統領府見解が北朝鮮によるミサイル発射問題に影響を与えるかに関しては、「あまり関係ない」と語った。■【主張】韓国の日本非難 反発の相手が違うのでは 平成18(2006)年7月12日[水]産経新聞韓国内でも盧武鉉政府に対する不信が顕著。
北朝鮮のミサイル問題に対する韓国政府の態度がおかしい。ミサイル大量発射で国際社会を威嚇している北朝鮮ではなく、その北朝鮮を厳しく批判し、隣接国として対応策に頭を悩ませている日本を非難しているのだ。
韓国の大統領府は先に、北朝鮮のミサイル発射は「訓練」であり「政治的事件に過ぎず安保次元のものではない」として静かな対応を主張し、「日本のように騒ぐ理由はない」と批判した。11日には日本で、北朝鮮のミサイル脅威に対し「敵基地攻撃能力の保有」が議論になっていることをとらえ「日本の侵略主義的傾向が出た」と日本批判を強めている。
韓国は北朝鮮ではなく逆に日本の動きを「深刻で重大」という。しかし現在、国際社会で深刻かつ重大な問題になっているのは、軍事独裁体制下での核開発やミサイル開発、偽ドル、麻薬密売、そして国民に対し極度の自由の抑圧をしている北朝鮮だ。その北朝鮮によって軍事的脅威にさらされている日本ではない。それが国際常識だ。
その常識にはずれた韓国政府の場違いな日本非難は、北朝鮮の立場を有利にするだけである。あえていえば、韓国政府はそのあまりに融和的な対北姿勢に批判を強めている国内世論を、またまた“反日”でそらそうとしているとしか思えない。繰り返し確認するが、問題を起こしているのは北朝鮮であって日本ではない。そのため日本や韓国を含む国際社会は、協力して北朝鮮の態度を変えさせようと努力を続けているのではなかったか。
したがって韓国政府の日本非難は、国際社会における“分裂行動”といわれても仕方ない。大統領府の発表は「(日本には)強力に対応する」としているが、韓国が強力に対応すべきは日本に対してではなく北朝鮮に対してだろう。それが北朝鮮と同族である韓国の国際社会に対する責任であり義務というものだ。
そもそも国際社会を騒がせている核問題といいミサイル問題といい、北朝鮮をここまでやり放題にさせてきたのには韓国の責任が大きい。その責任を棚上げにして日本非難とは理解に苦しむ。自由民主主義世界の友邦として早く常識に立ち返り、国際社会の期待に応えてほしい。
【社説】危機対処ろくにできない政府なんて信じられるか 2006.07.08 08:37:51中央日報
北朝鮮がミサイルを発射する20分前にアシアナ航空旅客機がミサイルが落ちた東海(トンヘ、日本海)上空を通り過ぎたことがわかった。
考えただけでもぞっとする。国民の生命と財産を保護するのが国家のいちばんの使命なのにこの政府はこれを忘れている。北朝鮮が国際商船公用周波数を通じて「ミサイル着弾地点の船舶航海を避けよ」と警告したことを政府は3日午前、把握していた。しかし政府はこのように明白な発射情報を入手してからも何も対応措置を取らなかったのだ。当然ミサイル着弾点を通り過ぎる我々航空機や船舶に対しては航路変更など安全策を下さなければならなかった。
何を言っても責任を免れることができないだろう。「安保にかかわる情報事案」であるだけにお粗末な言い訳はこれ以上しなさるな。こんなあきれたことがどうして起こるのか、真相を徹底的に調査して関連者たちを厳しく咎めよ。
北朝鮮のミサイル発射前にもろくな対応をしなかったこの政府は発射後も同じだ。国防部長官は国会でのろまの対応という指摘に「すべて分かっていたが、余裕ある行動を取った」と言った。合同参謀議長は北朝鮮の今回のミサイル発射は武力デモとした。こんなときに国防部長官という人が「何もなかった」といった発言こそ、この国の安保態勢であるということだ。
政府は「7日の南北将官級軍事会談実務接触をしよう」と北朝鮮が3日に申し入れてきたことを拒否した。対話を提議しておいてミサイル発射をかました後、では話し合いをしようなどという北朝鮮の意図には巻きこまれないというのだ。こんな論理なら閣僚級会談も同じだ。それでもこの会談は予定通り開催するというから、一体何が何だか分からない。北朝鮮の重複プレーにこれ以上巻き込まれずに閣僚級会談も取りやめにせよ。
政府の無能も問題だが、もっと大きな問題はゆがんだ傲慢さだ。青瓦台(チョンワデ、大統領府)統一外交安保首席はのろまな対応を批判したマスコミに向けて「国籍も国益もない報道」と責めた。また「状況が発生したと大統領が早朝に会議を召集して耳目を集中させるのが望ましいか」と言っている。大統領の責任も何も知らぬといった言葉だ。耳目されるのが恐ろしければ黙って静かにでも召集すればいいじゃないか。与党議員たちさえ政府ののろまな対応を叱咤しているというのに反省どころかマスコミに責任を回しているのだから子供みたいだ。
今回ミサイル危機で当然先頭に立つべき大統領は黙っているし、政府の対応も情けない。ブッシュ米国大統領は「外交的な解決方法以外にほかの選択も持っている」と警告する。大統領は安保に無限の責任を負っている。一歩遅れて後悔しても後の祭りだ。本当にしっかりしてほしい。国民は黙りこんだ政府にますます不安を感じている。
我々政府は本当にいろいろやってくれているなあという姿でも見せてほしい。盧大統領・ウリ党、最低の支持率に 2006.07.10 14:42:28 韓国中央日報北のミサイル発射に対する韓国民の反応はまともなようだ。
世論調査機関の現代(ヒョンデ)リサーチ研究所が7、8日の2日間、全国の成人男女1000人を対象に行った世論調査によると、盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領と与党開かれたウリ党(ウリ党)への支持率がいずれも10%以下に墜落した。
同調査で、盧大統領の国政遂行への評価は「よくやっている」が7.2%にとどまった。半面「誤っている」は59.4%で、「普通」が32.6%だった(95%信頼水準に±3.1%)。
政党支持率では、野党ハンナラ党が42.3%でトップ。その次は、ウリ党9.9%、民主労働党6.5%、新千年民主党4.5%の順。
また、デイリーアンが10日報じたところによると、7月3日に行われた金秉準(キム・ビョンジュン)教育副総理と権五奎(クォン・オギュ)経済副総理の内定などを骨子にする内閣改造について国民の過半数が否定的な見方を示した。内閣改造について「世論に逆行する人事。誤っている」という回答が54%にのぼり、「大統領固有の権限で、問題視できない」という回答は32%だった。
また、北朝鮮のミサイル発射にもかかわらず北朝鮮への支援を継続することについては「人道レベルの支援だけ行うべき」という意見が42.9%で最も多く「全ての支援を中断すべき」が35.2%「現在の支援規模を維持すべき」という回答は14.1%だった。デジタルニュース
中国通ジャーナリスト宮崎正弘氏メルマガ(2006/07/07)より
北朝鮮のミサイル発射は武器輸出のデモンストレーションだ!日本などが提出した北朝鮮への制裁措置を含む安保理決議案について、理事国15か国のうち、拒否権をもつ中国とロシアだけが早速反対している。
中国の「経済植民地」としての代理第一撃(日本向け)の可能性も考えられる
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頓珍漢なコメントが日本のマスコミに散見されるので、すこしコメントを。
テポドンを含む北のミサイル発射の目的は、
第一に輸出商品の性能を潜在バイヤーに誇示する「武器展覧会」の性格がつよい。
潜在バイヤー? これまで北のミサイルを買った国々はイラン、イラク、パキスタン、リビアなど。
金融制裁と麻薬を締め上げられて、北は現金に窮しているからだ。
第二は中国の戦争代行。
拙著にも述べたように中国は北の核ミサイルを代理使用して日本に先制攻撃をかけるというシナリオも用意している。
「超限戦」というのは戦術、手段は何でもあり、孫子の兵法の基本は徹底的な騙し、謀略である。そもそも中国人は伝統的に自分では闘わない。共産党は国民党に抗日戦をやらせて、自らは逃避行、勢力を温存していた。
誇り高き北が北京のパシリをやるかって? 元寇を思い出してください。
第三に北朝鮮はすでにかなりの程度に、「中国の経済植民地」と化しており、北岸の港湾は中国資本で工事を急いでいる。
輸出基地は中国の製品のほか、もし羅津などを中国海軍が借用すると日本海は「中国海」とばける。ウラン鉱区などがすでに中国企業に抑えられ平壌のデパートは温州商人が買収している。
第四にアメリカと交渉するための目的が含まれるかも知れない。だが、巷間いわれるようにこれが優先順位のトップとは言えまい。
国連の非難決議にさえ、中国が渋々として簡単に乗ってこない事実を見ても、背後にある「かれらの」陰謀は手に取るようにわかるというものだろう。
午後どんどんと雲がとれて晴れてきた。また山歩きに出かけたくなる。
早朝に目が覚めてしまい、Wサッカー独伊戦を見ていたら「北朝鮮がミサイル発射」のテロップが流れてきた。
(えーっ)(とうとうやったか)
目がショボショボしてきたのでラジオに切替もう一度寝ながら聞く。独は延長戦で2ゴールを奪われ開催国にもかかわらず敗退してしまった。残念なことに今まで伊には勝ったことがないそうだ。悔しいだろうな。それにしても準決勝ぐらいになるとさすがよく走る。昔倅達がやっていたファミコンのゲームのようだ。2,3秒で陣が移動する。パスの正確さ、体力も違う。中田英が引退を表明したらしいが、壁を痛感したのだろう。
その後のニュースでミサイルは6発まで増えた。着弾地は日本海のロシアよりだった。前回の頭越しではなく少しく配慮(?)があるのだろうか。こんな事で米の金融制裁が解かれるわけもなく、日本はやっと半年間の万景峰号の入港を禁止する制裁を発動した。しかし、外為法による送金停止などの発動は、国際社会に訴え、北朝鮮の今後の対応を総合的に勘案する(麻生氏)とのこと。
ミサイル作りに偽札麻薬、まともな産業もなくますます国を維持するのが難しくなる。日本は中共が「たいがいにしとけよ」と言うのを期待しているが、中共もいろいろ思惑があるだろう。
それと呼応するつもりではないだろうが韓国が竹島近辺日本領海内で調査を開始した。日本は拡声器で警告したという。日本も調査を開始するらしい。調査合戦そのとき韓国はどうするのかな。
いままで北への宥和策をとってきた盧武鉉韓国の赤化はひどいらしい。日本にも国内に左傾反日分子がいるがとてもそんなものではないという記事があった。大統領自らが反韓を行うようなものだからだ。「日本政策センター冊子より『内戦』韓国・保守派はかく戦う ホン・ヒュン」
へたをすれば朝鮮半島はまた20世紀初頭のように乱世になる可能性もあるのではないか。
正論8月に「ポスト小泉媚中派政権なら中国は尖閣を占領する」という記事があった。ソ連崩壊後日米安保の時代は終わっていることに日本人は気付いていないと警告している。尖閣占領ぐらいの「紛争」では米は動かないだろうという見方である。
今回のミサイルが一般国民レベルで日本の安全保障を考えるきっかけになるかどうか。
シチダンカ
バイクで六甲山に上がってみた。ドライブウェイに出るとワイシャツにチョッキでは結構涼しい。
高山植物園を巡っているとどんどんお客さんが増えてきた。コースに組まれているのか観光バスも入ってきていた。
森林植物園はウィークデイにもかかわらず梅雨の晴れ間を待っていたかのように大変な賑わい。
あじさい祭りのイベント中で中高年グループが多かった。
そのほとんどがカメラを持ち思いおもにレンズを向けていた。自分もその一人。
民主党小沢代表 3日から訪中 2006/07/02NHK小沢氏は以前「訪中にはためらい」とのニュースがあった。
民主党の小沢代表は、3日から中国を訪問し、胡錦濤国家主席ら中国首脳らと会談して、小泉総理大臣の靖国神社参拝などで冷え込んでいる日中関係の改善のため、民主党が積極的な役割を果たす考えを伝えることにしています。
小沢代表は、菅代表代行や鳩山幹事長とともに、3日から6日間の日程で中国を訪れ、滞在中、胡錦濤国家主席や呉邦国全人代・全国人民代表大会委員長ら、中国の最高指導者と会談することにしています。一連の会談で小沢代表は、小泉総理大臣の靖国神社参拝などで日中関係が冷え込んでいる中、中国共産党との政党間の交流を進めることで、両国の関係改善に民主党が積極的な役割を果たす考えを伝えることにしています。また、会談では、北朝鮮の核開発問題やイラクへの復興支援のあり方、それに国連改革など、両国が直面している外交・安全保障上の課題についても、幅広く意見が交わされる見通しです。
小沢氏訪中にためらい 秋波に警戒感「利用されるだけ」(06/08 00:51)産経どういう思惑か、結局は訪中することになったらしい。
民主党の小沢一郎代表が9月の自民党総裁選前の訪中にためらいを見せている。同総裁選で争点になりそうな靖国問題などで中国側の宣伝に利用される懸念があるためだ。一方、党内には小沢氏の対中パイプを生かし、訪中してアジア重視の姿勢をアピールすべきだとの意見もくすぶっている。
小沢氏の訪中計画が浮上したのは同党最高顧問の羽田孜元首相が訪中した5月以降。羽田氏が唐家せん国務委員と会談した同月11日、唐氏が小沢氏について「古い友人」と評し、訪中を招請した。唐氏は羽田、小沢両氏が日中友好の「井戸を掘った」自民党旧田中派に所属していたことにも触れ、日中関係に果たした役割を高く評価した。
中国側の招請に小沢氏サイドも国会閉会後の7月訪中をいったんは検討。靖国神社参拝をめぐる問題などについて意見交換する考えだった。
だが、反小泉政権、反自民党の対立軸路線を鮮明にする小沢氏が中国要人と会談すれば、「小泉政権下、対日強硬姿勢を崩さない中国側に間違いなく利用される」(民主党関係者)と判断。9月の自民党総裁選前の訪中は見送り、来夏の参院選の候補者選定に全力を注ぐべきだとの考えに傾いたようだ。
自由党党首時代の平成14年4月、中国の軍拡を牽制(けんせい)して、「日本は一朝にして何千発の核弾頭を保有できる」と発言。中国側から表向き「無責任で挑発的」(外交部)との批判を浴びたが、実際のやりとりでは相手方から「その通り」との言質を引き出した。今春には、来日した中国共産党対外連絡部の幹部らに「あまり調子に乗ってはいけない」とクギを刺した。
対中強硬派に見える小沢氏に中国側が秋波を送るのは、靖国問題に関する最近の小沢発言を歓迎している面もある。小沢氏はA級戦犯問題について「中国や韓国に言われるまでもなく日本国民に対し戦争を主導した責任がある」(4月9日のNHK番組)と発言した。これを国営新華社通信が詳しく引用して報道した。今月6日も「天皇陛下が堂々と参拝できるよう本来、あるべき姿に戻すべきだ」と述べ、A級戦犯の合祀(ごうし)の取りやめを主張した。
「北京に行こうが東京にいようが、(靖国問題では)同じことしか言わないんだから、訪中してもしなくても自分の考えは変わらない」というのが小沢氏の持論だ。
自民党総裁選で争点になりそうな靖国参拝問題に関し、中国側が首脳会談を取引材料に揺さぶりをかけてくる恐れもある。中国側のラブコールに小沢氏が気乗り薄なのも、同総裁選の行方と中国側の出方をうかがう、したたか戦略があるようだ。
前原前代表は「中国脅威論」をぶって胡錦涛主席に相手にしてもらえなかった。中共の対日外交方針は徹底していて媚中派議員なら相手になろうということなのだろうか。
対中貿易は好調で伸びており経団連会長も首相の靖国参拝は経済活動に影響していないと明言していた。大局的な見方ならば「日中関係改善」という文言で十分と思うが、媚中派は日中関係をなにかにつけ「小泉総理大臣の靖国神社参拝などで冷え込んでいる」という。もっともこのフレーズはNHKが付け加えているのではないかと私などは疑心暗鬼になっている。
靖国参拝問題を外交カードにする中共に対して政党もマスコミも一枚岩で対処するのはそんなに難しいことなのかと思う。