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落葉松亭日記(2006年5月〜6月)

6月29日(木) 靖国参拝を争点にするのは誰か

首相靖国参拝 総裁選に影響も  6月29日 4時30分 NHK
小泉総理大臣が、9月までの在任中に再び靖国神社に参拝する可能性を否定しなかったことを受けて、自民党内では、8月15日の終戦の日に参拝すれば、総裁選挙の情勢に影響を与えることになるという見方が出ており、小泉総理大臣の判断が焦点の一つになることも予想されます。
小泉総理大臣は日本時間の28日、滞在先のカナダのオタワで記者団に対し、「靖国神社に年に何回行こうと個人の自由だ」と述べ、9月までの総理大臣在任中に、再び靖国神社に参拝する可能性を否定せず、自民党内では、小泉総理大臣が、5年前の総裁選挙で掲げた公約どおり、8月15日の終戦の日に参拝するのではないかという見方が出ています。これについて、総裁選挙に立候補したい意向を示唆している安倍官房長官に近い議員からは、小泉総理大臣が靖国神社に参拝したとしても、安倍氏自身が参拝するかどうかを明らかにしない以上、総裁選挙への影響はなく、安倍氏が最も高い支持を得ている世論調査の動向が変わることはないという受け止めが大勢です。

ただ、一部には、安倍氏が小泉総理大臣の靖国神社参拝を支持していることから、影響も出かねないとして、新たな戦略も必要になるという意見も出ています。これに対し、小泉総理大臣の靖国神社参拝に批判的な勢力からは、8月15日に参拝すれば中国や韓国との関係がさらに悪化し、靖国参拝問題が総裁選挙の争点として明確になるという指摘が出ています。そして、総裁選挙への対応について言及を避けている福田元官房長官が立候補に踏み切ることも予想されるとして、総裁選挙の情勢に影響を与えることになるという見方が出ており、小泉総理大臣の判断が焦点の一つになることも予想されます。

一方、丹羽・古賀派の代表を務める丹羽元厚生大臣は28日夜、谷垣財務大臣と会談し、総裁選挙で谷垣氏を支援することも検討したいという意向を伝えました。また、両氏は、党内での存在感を高めるため、旧宮沢派の流れをくむ丹羽・古賀派、谷垣派、それに麻生外務大臣を抱える河野グループの3派の合併を今後検討する必要があるという認識で一致しました。
 自民党総裁選は党員以外は関与できないが、次期総裁が靖国参拝(=対中韓外交姿勢)をどう考えるのか興味を持って見ている。
 首相の靖国参拝について中韓の批判を自民党が内政干渉と考えるならば、靖国参拝は総裁選の争点ではない。行財政改革や教育、改憲、国防など山積する争点があるはずと思う。

 ジャーナリスト桜井よし子氏のブログでは
 私は「朝日」の記事に目を引かれた。そこには、中国政府は小泉純一郎首相の今年夏の靖国参拝は織り込みずみだと書かれていた。あの「朝日」が、中国は小泉首相参拝を受け入れたうえで日中関係を考えている

 中国政府は、明らかにこれまでの強硬策とはひと味違う対日政策を探り始めているかに思える。中国が死活的に必要とする日本の援助を得るには、江沢民政権以来の歴史を材料とした対日強硬策ではうまくいかないことに気づいたのだ。歴史や靖国問題を掲げての恫喝(どうかつ)外交に替わる道を探っている兆候が垣間見える
と書いておられる。

 中共の対日外交の転換兆候が現れている現在だが、NHKは報道にさりげなく「靖国参拝批判」を加え、「争点」にしようとしているように見えるが、考えすぎだろうか。

 ちなみに産経新聞は以下のように首相の談話を淡々と報道しているに過ぎない。
首相、靖国参拝は「総裁選の争点にならず」 (06/28 11:21)産経
 靖国神社参拝問題が自民党総裁選の「争点になると思わない」と断言した。また、総裁選に関し、「派閥が集まって誰かを支援しようとしてもまとまらないのではないか」と述べ、総裁選を通じて派閥再編が進むとの見通しを示した。
 首相は、自らの靖国参拝への批判に対し、「靖国参拝すれば首脳会談に応じないことが、いいかどうかという問題だ。参拝してはいけないという人は、中国の言い分に従いなさいという人たちだ。果たしてそれでいいのか」と反論。任期中の参拝については明言せず、「行く、行かないは個人の自由だ。何回行こうが問題にならない」と述べた。A級戦犯の分祀(ぶんし)問題と自らの参拝は「別の問題だ」と述べた。
 派閥については「(総裁選後に)機能も役割も大きく変わっていく。新総裁ができると今までの派閥と違った人の寄り合いができる。それが既存の派閥を壊し、派閥の新しい再編につながっていくのではないか」と分析。さらに「今の派閥の会長クラスがいくら派閥を作ろうとしても今までのような機能は発揮できない」と述べた。
 また、福田康夫元官房長官の総裁選出馬に関しては「本人が決めることだ。誰でも出たい人が出ればいい」と述べた。首相自身は退任後、無派閥を貫く考えを示し、「でしゃばらずに控えめに新総裁を支援していく」と語った。
 一方、日銀の福井俊彦総裁については「(職責を全うすべきだとの考えに)変わりない」と述べた。

    岡山大空襲

 61年前の今日、岡山大空襲があった。岡山の知人がブログで慰霊祭の模様を記事にしておられた。
 実のところこの日のことはすっかり忘れていた。
 母と兄と私は、母の兄を頼って岡山に疎開し空襲にあった。その模様はホームページの「母の戦争体験」に掲載している。
 母と伯母の機転で難を免れ今日ある。伯母が生前「○○ちゃん、あんたは死ぬとこやったんよ」といっていたが、1歳3ヶ月だった私は自覚がないので「ふーん、そうだったんですか」というしかなかった。その後、古いニュース映画などを目にするようになり、悲惨な状況でよく助かったんだなと思えるようになった。運が悪ければ単なる黒こげの赤ん坊の死体か、肉片となって散らばっていたかもしれない。

 昭和17年から20年8月にかけて全国各地に米軍の空襲があり、30万人が犠牲になった。原爆投下でさらに広島で14万人、長崎で7万人の市民が殺された。
 第二次大戦で日本は列国の野望に否応なく巻き込まれていった。現在も次々と新たな火種が世界各地に起き、日本の近海ですら戦争が起きかねず、近隣諸国のミサイルの射程に日本はすっかり覆われている。日米同盟はあるものの博愛主義で動く国などないことを銘記しておかなければならない。

6月25日(日) 中国の混乱

 一般全国紙では報じないことでもメルマガなどで知ることが出来るようになったのはインターネットの恩恵だ。
 中国通ジャーナリスト宮崎正弘氏のメルマガから。
 2006/06/19
 麻薬ルートの雲南省の奥地にもAIDSが拡がった。少数民族蔑視と地方の幹部の腐敗が麻薬ビジネスを肥らせた。
 河南省のAIDS禍は、貧困農民の売血による。
 しかも売血を社会貢献のキャンペーンのごとくに煽って“われもわれも”と医学知識のない共産党の地区組織が採血センターをつくり、注射針を変えずに採血をしたために起きた。おそらく河南省だけでAIDS患者は60萬人をこえるだろう、と予想されている。

 サハラ以南のアフリカには不潔な性生活によるAIDS感染が、世界全体で4000万人と見積もられるうちの半数以上。
だが「やがて中国のAIDSはもっと膨張する恐れがあり、現在の麻薬患者中心から、いずれ売春婦ルートに感染が拡大する」とWHOが警告している。

 2006/06/20
 賄賂、州愛、不正行為で中共幹部や公務員が海外へ逃亡しその数が4200名という。それと共に蒸発した金が米ドル換算で500億ドル(邦貨6兆円)。
 中国の四大国商業銀行の支店長ら42人が集団で海外に逃亡する前代未聞の大事件が発覚したのは05年10月だった。
 持ち出された被害額は人民元で740億元と米ドルが22億3000萬ドル(邦貨にして合計1兆6000億円強)。

 2006/06/23
 北京オリンピックをめぐる土木建設スキャンダルに連座? デベロッパー大手の幹部数人を拘束の模様。
 オリンピック工事をめぐる黒い噂は絶え間なくあったが、開催を二年後に控えて各スタジアムの建設が遅れに遅れており、おそらく二、三のメイン・スタジアムは開催日までに完成が間に合わない、とまで言われている。
 そういえば北京の銀座=王府井の歩行者天国にでんと構えていたサマランチIOC会長らの銅像が三年ほど前に撤去され、これもまた色々と憶測を呼んだ。

 2006/06/25
 山西省の炭坑地区で地盤沈下、地割れの恐怖とたたかう人々。石炭の掘りすぎは一方で農業を滅ぼし、河川を消滅させてしまった。
 高度成長のひずみは様々なかたちを伴って地域住民に悲劇をもたらす。
 中国最大の炭鉱地帯は山西省(埋蔵は内蒙古省がトップ)、値上げになって石炭景気に湧きあがり、外国製の高級車が目抜き通りを疾駆し、レストランは豪遊する石炭成金で連日盛況。
 ひとたび奥地に踏み込むと炭坑の爆発事故、地盤沈下などの惨劇が繰り返されているが、付近に地割れ、落盤の被害が頻発していることがわかった(6月24日付けNYタイムズ)。
 南北を石炭の山に囲まれたシャンマ・ファントウ村(音訳不明)は十数年前まで河川が澄み切って空気の綺麗な地域、放牧に適し五百の村人が静かに暮らしていた。
 いまや空気は煤煙で汚染され、河川は消滅、ほうぼうに地割れが出来て道路があちこちで陥没し生活に多くの障害がでている。
 石炭企業は地域住民の保証を拒み、移住する当てもない村人らは日夜、落盤の恐怖と闘っている、という。

 人命軽視の国柄、少数民族がAIDSで消滅の危機にあるとは恐ろしい。

 日本でも高度成長期様々な公害が発生し、今でも後遺症に苦しむ人が多い。だが中国のそれはスケールが大きい。

6月23日(金) 靖国訴訟原告敗訴

首相の靖国訴訟、原告の敗訴確定 「法的利益の侵害なし」 (06/23 13:12)産経
 小泉純一郎首相が平成13年8月、靖国神社を参拝したのは憲法の政教分離原則に反し、精神的苦痛を受けたとして、日韓の戦没者遺族ら278人が国や小泉首相、靖国神社を相手取り、違憲確認と1人当たり1万円の損害賠償を求めた訴訟の上告審判決が23日、最高裁第2小法廷であった。
 今井功裁判長は「本件参拝によって上告人らに損害賠償の対象となり得るような法的利益の侵害があったとはいえない」として原告側の上告を棄却、請求をすべて退けた2審・大阪高裁判決が確定した。歴代首相の靖国参拝をめぐる最高裁判決は初めて。
 1審・大阪地裁は公的参拝と認定した上で、憲法判断に踏み込まずに請求を棄却。2審は公私の別や憲法判断に触れず、原告側の控訴を棄却していた。原告側は戦没者を祭祀(さいし)するか否かについての決定権を侵害されたと主張していた。
 判決理由で今井裁判長は「人が神社に参拝する行為自体は他人の信仰生活などに対して圧迫、干渉を加える性質のものではなく、他人が特定の神社に参拝することによって、自己の心情ないし宗教上の感情が害され、不快の念を抱いても、被侵害利益として損害賠償を求めることはできない」と指摘。その上で「内閣総理大臣の地位にある者が靖国神社を参拝した場合も異なるものではない」と判示した。
 さらに、こうした点も踏まえ、「本件参拝が違憲であることの確認を求める訴えに確認の利益がなく、却下すべきことも明らか」とした。  (以下略)
 一般国民には考えられないような訴訟だが、原告団は日本国内の反日分子に入れ知恵されたという。
 また報道メディアには登場しないが、草莽崛起HPに掲載されている「百人斬り裁判」ような事例もある。現在では捏造記事であることが分かっているにもかかわらず、例によって中共、マスコミからの圧力によってか、原告の名誉が回復されずお気の毒なことだ。

6月19日(月) 摩耶山往復

 有馬街道・鈴蘭台東口〜(鍋蓋北道)〜再度公園〜(南ドントリッジ)〜分水嶺越〜(北ドントリッジ)〜 森林植物園・東門〜(徳川道)〜桜谷出会〜(桜谷道)〜摩耶山(696.7m)〜摩耶山天上寺(717m)〜 杣谷峠〜穂高湖周回〜杣谷峠〜徳川道〜桜谷出会〜森林植物園・東門〜(森林植物園通り抜け)〜五辻

 梅雨の晴れ間、外を見るとの日射しは強そう、だが涼しい森林浴の魅力の方が勝り出かける。
 森林植物園や菊水山から摩耶山天上寺の緑青の本堂屋根が見えていたので、あそこから見た眺望はどんなものだろうと思っていた。


 自宅からコース起点の鈴蘭台東口まで途中バスを利用できるが、いちいち待ったりするのも面倒で、町の中を歩く。鈴蘭台地区は盆地で、周辺の尾根筋にも町並みが広がり、3、40分坂を上り下りするので一汗かく。

 鈴蘭台東口からはしばらく舗装道路が続くがやがて涼しい林道になった。再度公園の修法ケ原池でしばらく休憩、三々五々ウォーキングを楽しむ人が見られる。
 六甲山は明治時代、山が白く見えるほどの禿げ山だったそうだが、その後植林が進み、治山治水対策が行われた。六甲は何処へ行っても緑が深く、よく整備されているように思う。再度公園もそうで、ドライブウェイがあっても傍らに少し離れてハイキングコースがあり深山の雰囲気が味わうことができ、有り難いことである。

 再度公園から分水嶺越を経由し森林植物園東門までは、深い杉や桧の森が続く。東門に近づく頃、下の方から二十?の沢音が聞こえてきた。少し森が開けたところで昼食。

 植物園東門から徳川道に入る。桜谷出会から摩耶山に向けて、いよいよ登りになった。途中、横の谷から流れ落ちる冷たい水で顔を洗う。小一時間も登り続けようやく行く手に空が見え始めた。

 山上のドライブウェイにでた。日射しは強いがさほどの暑さではない。眼下には大阪湾、阪神の町並みが広がっているが、夏のスモッグで見通しはよくない。上空は青空に白い雲が流れ夏山らしい。

 摩耶山天上寺に参詣した。舞台からは西側に素晴らしい眺望がある。六甲山から菊水山、須磨、淡路島に至る山塊が地球のシワであることがわかるような気がする。

 摩耶別山から急なアゴニー坂を下り杣谷峠を経て穂高湖に向かった。穂高堰堤によって出来た池だが、山岳愛好家によって名付けられたのだろうか。近くには新穂高(687.8m)という山もある。

 穂高湖からは徳川道を辿り桜谷出会に戻った。徳川道は六甲山中に少し残っているが、途中、文化庁の説明板に築造当時の石組みだとする箇所があった。

 帰りは森林植物園から北鈴蘭台行きのバスに乗るつもりだった。植物園東門から入ると以前は谷筋に野鳥の森といわれるゾーンがあった。池の畔に観察小屋があり、昔子供を連れてきたときには美しいおしどりを見たりした。いまは小屋はなく残骸の材木が道の傍らに積まれてあった。谷の湿気のため小屋の維持管理が難しいのかも知れない。池には錦鯉が放たれていた。
 そこを過ぎると東門料金所がある。バスの最終便を確認すると「もう出ました」とのこと。毎時45分のはずと思っていたが最終のみ16時10分だった。そろそろ夏至に近くまだまだ日が高いのに思うが、致し方ない。園内はまだ散策を楽しむ人が見られた。紫陽花は時期が早いようだ。  正門でバスの時刻表を見ると確かに最終便は16時10分になっていた。

 いつもは、森林植物園にはバイクで来ていた。そのためか、この時は「バイクで20分程度だから歩いても大したことはないだろう」という考えが支配し、延々1時間余り、惣山町、小部などの町を歩いて帰った。実際は植物園から神鉄北鈴蘭台まで2.8kmで歩いても3、40分で電車が利用できできたのだ。判断が甘くバカになっていた。さすがに家に着いたときは足が棒のようだった。

6月17日(土) 保守?「国立追悼施設を考える会」

無宗教の国立戦没者施設建設を提言 自公民有志議連 (06/15 21:06)産経
 自民、公明、民主3党の国会議員有志でつくる「国立追悼施設を考える会」(追悼施設議連、山崎拓会長)は15日の総会で、戦争による「死没者」を対象にした無宗教の国立追悼・平和祈念施設の建設を政府に求める中間報告をまとめた。
 中間報告で打ち出した国立追悼施設は、平成14年12月に福田康夫官房長官(当時)の私的懇談会「追悼・平和祈念のための記念碑等施設の在り方を考える懇談会」が提言した内容とほぼ同じ。中間報告は「国として戦没者の追悼を行う場合、海外とりわけ近隣諸国からどう受け取られるかも十分配慮する必要がある」と主張。政府に対し「施設の名称、内容、場所等を早急に調査すべきだ」として、19年度予算への調査費計上を求めた。
 また、靖国神社については「太平洋戦争」以前の戦没者遺族にとって「かけがえのない追悼施設」と位置付け、空襲などで亡くなった民間人や戦後、国のために殉じた人を祭っていないことや「限定された戦没者のみが祭られるのが基本なのに、戦死者でないA級戦犯が合祀(ごうし)されている」ことを問題点として列挙。首相らの公式参拝は憲法違反の疑いがあるとした。
 かつて国民はA級戦犯を多大の支持を持って合祀し、中韓も長らく問題にしていなかった。中共は外交カードにして政府の分断を狙っているのが明々白々なのに、中韓に迎合しこのような提言をする議員達。福田、山崎両氏彼らは本当の保守政党なのか。
 16日の産経抄は以下のように述べている。
 (前略)
 ▼サッカーと戦争を比べるのは不謹慎極まりないことぐらい百も承知の上だが、敗戦がどれほどみじめかはサッカーファンならずとも身にしみる。戦後60年以上たっても、首相が靖国に参るだけで他国から悪罵(あくば)を投げつけられている。
 ▼中国や韓国が「軍国主義の復活」と言い続けるのは両国の国内事情もあろう。それより理解できないのは他国に迎合して、無宗教の追悼施設をつくるため首相の靖国公式参拝を「憲法違反の疑義がある」と明記した中間報告をまとめた「国立追悼施設を考える会」の議員たちだ。
 ▼このヒトたちには、「靖国で会おう」と国や家族を守るため心ならずも散華した人々への感謝の念があるのだろうか。会長は下半身スキャンダルで週刊誌をたびたびにぎわしたセンセイである。少なくとも小欄は、こういう人物に靖国問題について指図は受けたくない。
 国会は閉会し、小泉劇場は最終章とマスコミは囃している。総裁選は盆過ぎに動きがあるとのことだが、選ばれて欲しくない人物はまず「福田康夫」と決め注目したい。

6月16日(金) 君影町・イヤガ谷尾根〜鵯越〜烏原貯水池〜平野・湊山温泉

 まとまった雨の後、今日はまずまずの天気になった。
 先日、君影町からイヤガ谷尾根を少し歩いたが、今日は鵯越〜烏原貯水池まで足を延ばした。
 イヤガ谷尾根の妙号岩にも寄ってみた。此処は新しくできた石井ダムの真上にあたる。ダムを挟んで東側向かいには菊水山があり、岩登りの菊水ルンゼが正面に見える。

 烏原貯水池ははじめて訪れた。満々と水をたたえた風景を期待したが、5月から10月までは洪水対策とかで水位を下げていた。石井ダムが本格完成すると復帰するらしい。
 烏原貯水池を下り、平野の湊山温泉で足を休めた。古くは平清盛が入ったと伝えられる。かけ流し天然温泉だが今時のスーパー銭湯のような仕掛けはない。町なかの銭湯の雰囲気で、時刻も早いせいか同年輩以上が多かった。
 もう一軒風格のある天王温泉があったのだが廃業していた。

6月14日(水) 教育基本法改正案・先送り

与党、会期延長なしを最終確認 (06/14 18:41)産経新聞
 自民、公明両党は14日午後、国会内で幹事長・国対委員長会談を開き、18日までの今国会の会期を延長しないことを最終確認した。同時に、政府提出の教育基本法改正案や社会保険庁改革関連法案などを継続審議とする方針を決めた。
 自民党の武部勤幹事長は「教育基本法改正案など難しい案件を国会に提出できた」と総括。公明党の冬柴鉄三幹事長は「共謀罪」創設を柱とする組織犯罪処罰法案や防衛「省」昇格関連法案を早期に成立させるため、臨時国会を早期に召集するよう求めた。
 会談に出席した安倍晋三官房長官は14日午後の記者会見で、小泉純一郎首相が会期延長を拒んだ理由について「外交日程もあるし、歳出・歳入一体改革という大きな仕事もある」と説明した。
 愛国心の表現を巡って、「心」より「態度」を重視した与党案。対する民主党案はすっきりとした表現で首相も評価していたが、結局野党は廃案要求で一致したらしい。
教育基本法改正案などの廃案要求で一致、野党幹事長(2006年6月8日14時17分 読売新聞)
 民主、共産、社民、国民新の野党4党の幹事長と書記局長が8日午前、国会内で会談し、教育基本法改正案、憲法改正の手続きを定める国民投票法案など、継続審議となる見通しの法案すべてを廃案とするよう、与党に求めることで一致した。
 米国産牛肉の輸入再開阻止に向け、協力していくことも確認した。
 会談で、民主党の鳩山幹事長は「教育基本法については時間をかけて議論すべきだ」と述べ、法案審議を前提としない調査会の設置を提案した。しかし、共産、社民両党は「教育基本法は改正すべきではない」(市田共産党書記局長)などと反対した。
 民主党の鳩山幹事長の実弟の邦夫氏(自民)が兄を批判していた。
鳩山邦夫氏、祖父の言葉で兄を批判 (06/05 17:11)産経新聞
 自民党の鳩山邦夫元文相は5日の衆院教育基本法特別委員会で、祖父の鳩山一郎元首相の言葉を引いて、教育基本法改正は憲法改正後に行うべきだと主張する民主党幹事長の実兄・由紀夫氏を批判した。
 由紀夫氏は5月16日の衆院本会議で「教育基本法は憲法の付属法だから、本来、新しい憲法の教育の方針に沿って改正されるのが筋だ」と小泉純一郎首相に迫った。
 邦夫氏は、祖父が昭和31年に「現行教育制度は占領下の特異な情勢の下につくられ、わが国の実情に即さない点もある。できるだけ早く改正したい」と述べた言葉を引用。出席した民主党議員に「憲法改正を待たずに教育基本法を改正しようと鳩山一郎は言ったと、幹事長に言っておいてください」と皮肉った。
 創価・公明党は「愛国心」「宗教的情操の涵養」を否定する。その少数派公明党に鼻面を引き回される自民党は見苦しい。廃案で出直したほうがましかもしれない。

6月12日(月) 胡錦涛の訪日発言

 中共の胡錦涛主席が「条件が整えば」訪日したいといっているそうだ。
 その条件とは何ぞや。
中国・胡錦濤主席「条件が整えば訪日」 (06/10 22:49)産経
 【北京=野口東秀】中国の胡錦濤国家主席は10日、4月に着任した宮本雄二駐中国大使と会見し、「条件が整い、適当な機会に貴国を訪問することを願っている」と語った。靖国神社参拝問題が解決すれば訪問する意思があることを改めて示したといえる。宮本大使から信任状奉呈を受けた際に述べた。
 胡主席は日中関係について「(双方が)共に大切にしていくべきだ。困難な局面が生じているが、われわれとして目にしたくないものだ。中国は一貫して中日関係を重視している」と強調したうえで、「当面の政治面での障害が取り除かれ、早期に健全かつ安定的な発展の軌道に戻ることを願っている」と語った。靖国問題への直接的な言及はなかった。

胡主席の訪日発言 安倍氏「前向きに受け止める」 (06/12 11:52)産経
≪首相任期中に首脳会談実現を≫
 安倍晋三官房長官は12日午前の記者会見で、中国の胡錦濤国家主席が条件が整えば訪日したいとの意向を示したことについて、「日中関係重視の発言として前向きに受け止めている。日本側は常に扉を開いており、胡主席を歓迎したい」と述べた。
 その上で、安倍氏は「日中関係の重要性をかんがみれば、首脳同士が胸襟を開いて議論することが成熟した関係を構築していくうえで重要だ」と述べ、今年9月までの小泉純一郎首相の任期中に、日中首脳会談を実現すべきだとの考えを示した。
 反日デモ日本大使館損壊、東シナ海軍事圧力、上海総領事自殺事件、靖国参拝内政干渉、日本の国連常任理事国入り阻止等々、ド素人が知っているだけでも中共の横暴はこれだけある。にもかかわらず、先日中国への円借款740億円を決定している。
中国への円借款740億円決定、中川農相は異議(2006年6月6日12時46分 読売新聞)
 政府は6日午前、政府開発援助(ODA)の重要案件を協議する海外経済協力会議(議長・小泉首相)を開き、2005年度中の閣議決定を見送って“凍結”していた中国向け円借款の実施を決めた。
 新規供与額は、前年度比約120億円減の740億円程度。中川農相は「なぜ中国に援助を再開するのか分からない」と異論を唱えた。政府は与党の了解を得た上で、9日にも閣議決定する。
 会議では、08年の北京五輪までに対中円借款の新規供与を終了することも再確認した。05年度分の供与額は、「いきなり大幅に減らすと、中国側の反発も大きい。08年度にゼロにするため、徐々に減らすのがいい」(外務省幹部)との判断で決定した。04年度分は859億円だった。  小泉首相は6日昼、対中円借款の決定について「総合的に判断した。いつも対中関係は重視している」と首相官邸で記者団に語った。  中川農相は同日の記者会見で、「中国に対し、また援助するのか。正直言って分からない」と不満を表明した。
 支援事業は、植林、下水道施設の整備、大気汚染防止など環境、エネルギー分野に重点を置く。
 円借款は通常、年度末までに決定しており、対中円借款の決定が翌年度にずれ込んだのは、1979年度分以来。
 中川農相の異議は一般日本国民の声ではないだろうか。お人好し外交はほどほどにしてもらいたいものだ。

6月10日(土) 丹生山系の続き

 先日5月31日丹生山系〜花折山縦走をしたが、最後のところで神鉄大池駅に抜ける道が分からずヤムを得ず谷上駅への車道歩きをしてしまった。
 今日は大池駅から逆に歩き、黒甲越から淡河へ抜ける「黒甲越・野瀬大杣池コース」を歩いた。先日梅雨入り宣言があったばかりだが、早速近畿地方は2、3日梅雨の中休み(?)となった。
 先日より気温が低いせいか羽虫の洗礼はなく、落ち着いて歩くことが出来た。ただ、途中の山道でバイクの轍があり、道や木の根っこが痛めつけられていたところがあった。人一人がやっと通れるような険しい山道だがモトクロスでエンジンを力任せに吹かして上がってくるのだろうか。残念なことだ。

 黒甲越の深い杉林、飛鳥時代につくられたという淡河町中山の大杣池などが見所だった。


 大池駅9時スタート、淡河町中山には16時ごろ到着した。そこから神鉄道場南口駅までは神姫バスがあるが、1時間に1本しかない。農家はみな自家用車を持っているし利用者が少ないから致し方ない。たまたま時刻の回り合わせが良かったのでそれほど待つこともなかった。

6月9日(金) 靖国参拝「自粛」提言蒸しかえし

 5月18日に経済同友会・北城恪太郎代表幹事が靖国提言について「お騒がせした・・」と首相に謝罪した記事があった。
同友会代表幹事が首相に「靖国提言、お騒がせした」(05/18 00:35)産経新聞
 小泉純一郎首相は17日夜、日本経団連の奥田碩会長ら財界関係者と都内で会食した。出席者によると、首相の靖国神社参拝自粛を求める提言をまとめた経済同友会の北城恪太郎代表幹事が席上、「お騒がせしました」と述べ、首相は「気にしていない。誰が言おうと関係ない」と答えたという。 小泉首相は10日、記者団に「日中間の経済関係は今までになく拡大しているし、交流も深まっている。商売と政治は別だ」と自らの靖国神社参拝が経済活動に与える影響を否定していた。
 また、安倍晋三官房長官は17日の参院本会議で、経済同友会の提言について「同じ経済団体でも関西経済同友会は靖国神社参拝など内政に関する問題は相互不干渉にすべきだと提言している」と述べ、経済界全体の意向を反映したものではないとの考えを示した。その上で、中国政府が首脳会談を拒否していることに対し、「誤解があれば、それを解く努力が重要だ。わが国は対話の扉を常に開いている」と述べた。松下新平氏(民主・新緑風会)の質問に答えた。
 しかし、6月8日産経の記事によると、その舌の根も乾かぬうちに、こんどはポスト小泉をも意識した靖国参拝「自粛」提言を採決した。
 一方、経団連会長は「小泉首相の行動は適切」と修正の方向に向かっているとき残念なことだ。
 経済同友会幹事の中には「日中関係は非常に大切だが、中国が教科書や靖国問題を(外交上の)論点として使っているのは事実だ。こんな時に、国家としての基本理念の問題について同友会が判断していいのか。もっと歴史の問題の検証が必要だ。提言には反対だ。」と述べる方もいるという。
 提言採決では不透明な部分があったらしく強引さが匂い、中共の日本経済界に対する圧力が想像される。

 作家クライン・孝子氏が6/7正論で述べているように、中共の内政干渉の原因は「毅然と対さず譲歩と妥協を許す」日本内部にあるという見本ではないか。

6月8日(木) 梅雨入り

 近畿地方も梅雨入りが発表された。

 団地の土手でオオキンケイギクが風に揺れている。しあわせの村でも満開になってるはずだ。まだ降り出さない午前中行ってみた。
 夕方から予報通り雨が降り出した。

6月5日(月) 有馬三山〜高尾山〜逢ヶ山縦走

 裏六甲縦走路にある有馬三山(落葉山、灰形山、湯槽谷山)そしてそこから唐櫃方面に延びる高尾山、逢ヶ山を歩いた。
 落葉山(526m)の頂上には妙見寺があり有馬温泉からはその参道を登る。途中には33体の石仏の祠があり西国33ヵ所霊場のミニチュア版になっている。9時を過ぎると日射しも暑く早速汗が額からしたたり落ちてきた。
 次の灰形山(619m)へは痩せ尾根を伝っていく。眼下にロープウェイ有馬温泉駅などが望まれた。

 湯槽谷山(801m)は今日の中でもっとも高い。長い長い登りが続く。桧やさわらの林がうっそうとし、風も涼しくかすかに芳香がしてくる。
 今日はどの山も眺望はなく、三角点と登山会が書き残した山名のプレートがあるだけだ。

 湯槽谷山を後にし、南に下っていくと分岐があった。一つは六甲山上の極楽茶屋方面、もう一つがこれから向かう高尾山への道と思われる。というのも行く先が書かれていない。そして辿る人が少ないのか道も細い。

 しばらく行くと、コース目印の木に巻き付けたビニールテープに小さく高尾山と書いてあり安心した。急な坂を下り、そしてまた登ると高尾山(739m)頂上に出た。雑木林の中で、粗末なプレートがあるだけ。周りは見えず位置関係を確認できない。おにぎり1個を食べて休憩する。
 次の目的地逢ヶ山は西にあるのだが、北に降りる道と南に降りる道があり判断に迷う。北側はテープに「水無山」と書かれている。地図には水無山はなく、水無川上流の水無滝がある。とりあえず確認のため降りていった。しかし、下っていくばかりで西に曲がっていく気配がない。どうやら谷に降りる道らしい。引き返すことにする。ちょっと降りたつもりが振り返るとえらく急な登りだ。ふうふういいながら戻る。

 南へ降りる道を辿っていくとやがて西に向かい始めた。そして熊笹しげる三叉路にでた。仏谷峠だ。真っ直ぐの道は登りで逢ヶ山、左は仏谷を経て逢山峡に至る。
 逢ヶ山(722m)の山塊は高尾山より大きく、登りが長い。頂上は小さく開けた広場になっており、三角点と登山会が付けたプレートが木にぶら下がっている。周囲は桧林で涼しい風が通り抜け、小鳥の声に混じって遠くにかすかに高速道路の音がする。弁当を広げ休憩する。

 逢ヶ山から逢山峡東山橋までは下りで気楽な一本道だ。背の高い桧林の山道をゆっくりと下っていった。木漏れ日に輝くシダの葉や熊笹、灌木の緑が鮮やかだ。
 山道の傍らに変わった植物が目についた。他にも付近にあるのではと探したがこれ一本だった。

 帰ってから図鑑で調べると「スルガテンナンショウ(サトイモ科)」だという。

 だいぶん下ったところでぽっかりと視界が開けたところに出た。向かいの山々との間に高速道路や唐櫃の街が長々と広がっている。日本は山国だなと感じ入る。
 周囲の木はいつしかサワラの林になった。延々と続くつづら折りの山道を下っていった。いつまで続くのかと前方をみると木々の間からコンクリートの車道が光っているのが見えてきた。どうやら逢山峡東山橋に到着したらしい。

今日の一期一会
 車道に出るところで老ハイカーに出会った。葉擦れの音とともに降りてくる私がどんな奴かと待っていたらしい。
老「どこから来たの」
私「有馬から山伝いに来ました」
老「へー、すごいなぁ」
私「いつもこの辺を散歩されているのですか、山が近くていいですね」
老「うん、退職してからこちらに越してきた、でも冬は寒くてね」
老「10年前ぐらいまでイノシシがでたよ、マムシもいるからなぁ」
私「へぇ、そうですか、このあいだ丹生を歩いたときはタヌキをみましたよ」
老「そうだね、タヌキはいるね。よく車に轢かれるんだよ」
私「そう、逃げる要領がヘタそうです」
・・・
老「ところで名前はなんというの? 姓名判断してあげる」
(えっ、こんなところで姓名判断か、いまさら凶と出ても修正しようがないけどな・・)
私「○○××です、漢字ではこれこれしかじかです」
老「いや、漢字はいい、音つまり言霊だけでやるんだよ」
私「へぇ、そうですか」
 老ハイカーはしばらく視線を中空において、ぶつぶつ言っている。ややあって
老「うん、人柄はよさそうだ」
(やれやれ、よかった)
 話では日本人の姓は13万あるとのこと。そして年齢の話になった。老ハイカーは1922年生まれだそうだ。西暦で仰るところがなにか拘っているのかな。私は姓名判断のお礼も込めて、大正に変換して言った。
私「大正11年生まれですか、とても80代には見えません、姿勢も真っ直ぐでてっきり70代だとばかり思ってました」
老「そうかい、姿勢はいつも気をつけているんだよ」と嬉しそうにいう。  実際、背筋がしゃんとして、歩き方も私などよりも若々しいぐらいだ。
 このあいだは、70代のハイカーと出会ったが、上に上がいるもの。しばらく四方山話をして別れた。

 車道に出るとクラクラするような夏の日射しが照りつけてきた。仕上げの唐櫃の湯めざして歩いた。
   

6月3日(土) 定期演奏会


 倅(高3)が所属する吹奏楽部の定期演奏会を聴きに行った。
 いつものように盛りだくさんで、楽しませて貰った。あいだに挟まれた3曲の合唱もなかなかよかった。
 チケットを持ってきてくれたときには、何も言わなかったがソロ(トランペット)を担当している部分もあった。うまくこなしていたように思う。中学から6年、ここまでやれるのかと感心した。中学に入ったとき入部を勧めると、女子ばかりで厭だと言っていたが、今はやってよかったと思っているだろう。
 そろそろ受験勉強に精を出してもらいたいのだが、コンクールもあり続けたいらしい。どうなることやら・・・

   日本経団連の御手洗新会長の見識

 靖国参拝問題で経団連新会長の御手洗冨士夫氏が正論を述べている。
靖国参拝で経団連会長「小泉首相の行動は適切」 (06/02 02:33)産経新聞
 日本経団連の御手洗冨士夫会長(キヤノン会長)は1日、大阪市内のホテルで記者会見し、経済同友会が小泉純一郎首相の靖国神社参拝に再考を求めたことについて「小泉首相は適切に判断して行動している。経団連は過去に(靖国神社に関する見解を)とりまとめたこともないし、これからも予定はない。それは政治の仕事だ」と述べて距離を置く姿勢を示した。その上で、「靖国参拝が中国との経済関係で障害になっていることはない」と断言した。

 先日、経済同友会北城会長が首相に靖国自粛提言したが(後に撤回)、経済人全てが親中媚中ではない。まともな方もおられる。

5月31日(水) 丹生山〜花折山縦走

 週間予報では期間の後半でいよいよ梅雨入りかといっている。天気が安定している間にと思って、丹生山系を歩くことにした。
(4月28日石楠花山から撮影)

 神鉄蓑谷駅〜(バス)〜衝原〜(義経道)〜丹生山〜帝釈山〜岩谷峠〜双坂池〜稚児墓山〜花折山〜ゴルフ場〜(車道歩き)〜神鉄谷上駅
 花折山からは金剛童子山〜神鉄大池駅に至るコースをとりたかったのだが、ゴルフ場から山道に入るところが判らなかった。2ヵ所それらしきところがあったのだが、案内板文字がはっきりしなかったこと、もう一ヵ所は工事中で「入山禁止」となっていた。午後4時をまわっていたので曖昧さは許されない。諦めてゴルフ場から谷上駅まで延々1時間車道歩きをした。といってもゴルフ場への専用車道なので交通量は少なかった。
 この時期、樹木も茂ってくるので展望は良くなかった。日射しは遮ってくれるので平坦路は涼しい。針葉樹林ではそうでもないが、雑木林になると羽虫に悩まされた。何処までもまとわりつき放っておくと目や耳に入ってくる。そういう時期なのだろうか。タオルを振り回しながら歩かなければならず楽しみが半減する。
 最後の車道歩きがやや不完全燃焼、見通しのよい冬にでもあらためて来たいと思った。

 先日地獄谷へ行ったとき、手頃な小枝を杖代わりにしたが、上り下りに膝の負担が減り安定感もよいことが分かったのでトレッキング・ポール(杖)を注文した。杖をついての歩きは何となく年寄りになったみたいで抵抗があったが、今日はそれが大いに役に立った。

5月30日(火) 「君が代」の替え歌流布

 「君が代」の替え歌がインターネット上に流布されているそうだ。英文で語感が「君が代」に似せてあり、従軍慰安婦をモチーフにしているというから、ふざけてやっているのではなさそうだ。反日工作員の所業だろう、まともな日本人が作ったものでないと信じたい。

 平成11年に国旗国歌法施行されてからも、相変わらず教職員の国旗国歌サボタージュがあるという。
国旗・国歌 サボタージュ横行【2006/05/29産経新聞】
 式典での国旗掲揚、国歌斉唱に反対する教職員らのサボタージュは、国旗国歌法の制定や処分の徹底とともに形を変えながら変遷してきた。
 かつては、職員会議で校長を長時間つるし上げたり、式典会場に「Tシャツやゼッケンを着けて臨む」「暴れる」「やじる」などの妨害活動が相次いだ。
 平成11年の国旗国歌法施行によって、式典の静粛な運営を妨害したり、個人的な政治信条に基づき校長の職務命令に反する行為が処分対象となると、国歌斉唱時に起立しない無言の抵抗が横行。
 起立しない行為も処分対象となるが、式典前に起立の義務がないことの確認を裁判所に求める訴訟を起こし、不起立で処分されると再び処分取り消しを求める訴訟を多数起こすほか、弁護士会に人権救済を申し立てるケースもある。
 最近では、生徒に起立しないよう促したり、生徒の絵画作品などを国旗が掲示される壇上に展示し、わざと国旗が見えないように画策することも。生徒や保護者に壇上展示を校長へ願い出るように仕向けるなど、巧妙に処分を逃れながら国旗掲揚を阻止した例もある。
 国旗国歌を貶め、デモで国旗を燃やし激昂する彼の国の人々と精神が同じと思うと情けない。
 なんでそのような教職員不適格者が追放できないのか不思議でならない。

5月28日(日) ジャワ島地震

ジャワ島地震、死者3068人に…20万人が家失う(2006年5月28日1時52分 読売新聞)
 【ジャカルタ=黒瀬悦成】インドネシア・ジャワ島中部で27日午前5時54分(日本時間同7時54分)発生したマグニチュード(M)6・3の大地震で、同国政府の災害対策本部は同夜、ジョクジャカルタ特別州を中心に3068人の死亡が確認されたことを明らかにした。
 負傷者は数千人に上るとみられるほか、インドネシア赤十字によると、20万人以上が家を失ったとされ、インドネシアとしては2005年3月28日に1700人以上が死亡したスマトラ島沖地震を上回る大惨事となった。
 現地からの情報によると、ジョクジャカルタ特別州では民家などが倒壊し、多くの住民が逃げる間もなく壊れた建物の下敷きになった。震源地に比較的近い同州南部のバントゥル市では、大半の建物が全半壊したとの情報もある。

 自宅で地震に遭遇したジョクジャカルタ在住の日本人女性(40)によれば、激しい揺れで室内のガラス製品や陶器が一斉に落ちて割れ、一帯が停電状態となった。地震直後には「津波が起きる」とのデマが流れ、多くの住民がパニック状態となって北方の丘陵地帯に逃げ去ったという。
 地元の救急隊員は、倒壊した建物を素手などで掘り起こして生存者の捜索と救出を急いでいるが、なお多数が下敷きになっているとみられ、死傷者数はさらに増加する可能性が高い。

 州内は一部の地域で停電が続いているほか、電話もつながりにくい状態となっている。被害を受けたジョクジャカルタ国際空港は27日深夜現在、復旧のめどが立っておらず、定期飛行便を近隣のソロやスマランに振り分けている。
 ユドヨノ大統領は同日、被災者救助のため国軍に出動命令を下すとともに、自らも被災地を訪れ、避難民らを見舞った。

 ジョクジャカルタ特別州は人口約300万。世界遺産の仏教遺跡ボロブドゥール寺院や、プランバナン寺院群などがあるジャワ島最大の観光地。インドネシアは25日から28日まで大型連休に当たり、在留外国人を含む多数の観光客がジョクジャカルタを訪れていた。
 オーストラリアプレートがユーラシアプレートの下に潜り込む地震多発地帯。地震が活動期に入ったといわれる。地震予知が出来ず、耐震性の弱い民家が多く、地震規模以上の犠牲者が出て、なお増える見込みだという。

   真のリーダー出でよ

 いつも拝読している「つづれ草子」というHPがある。簡潔な短い文章、核心をついた気迫のある内容で頭が下がる。
売国奴(5?28)
 昔は、「売国奴」と言われることは最も恥ずべきことであった。一国の首相をはじめ、財界の頭領が「売国的」行動、言辞を弄してこんにちほどの国情になろうとは想像もできなかった。それも当人には、その自覚さえないらしいのである。
 直接会ったわけではないが、テレビでその顔をつくづく見てしまう。当然、向こうには分かるまいが、じつは多数の顔が見ているのである。それに気付かぬのは無知としか言いようがない。

 どうしてこんなことになったのか。やはり戦争は負けてはいけなかったのである。
 全くその通りで頷くばかり。
 どうしてこんなことになったのか・・・ 占領政策による戦後の自虐史観による教育を受けた世代が今は社会の中枢にあるからだろうか。一庶民の私などもその部類で、昨年の中韓反日騒動でやっと気付かされたといえるだろう。それも新聞TVではなくインターネットの恩恵が大きい。
 教育基本法が審議され、改憲のための国民投票法が取りざたされている。この結果如何で益々亡国の一途をたどるかもしれない。
 真のリーダーが現れて欲しい。

5月26日(金) 分祀すれば日中関係がよくなるという人々

追悼施設 来月中旬に中間集約 2006/05/26NHK
 戦没者に対する新たな追悼施設の建設を検討する超党派の議員連盟は25日、来月中旬までに中間的な意見集約を行うことを確認し、9月の総裁選挙に向けた靖国神社参拝をめぐる論戦に一定の影響力を発揮しようというねらいもあるものとみられます。
この議員連盟は、小泉総理大臣の靖国神社参拝に中国や韓国が反発するなか、国の内外の人がわだかまりなく追悼できる施設のあり方を検討しようと自民・民主・公明各党の有力議員らが去年11月に発足させたものです。25日の会合では、議員連盟の会長を務める自民党の山崎前副総裁が公明党の冬柴幹事長、民主党の鳩山幹事長とともに、これまでの議論を踏まえて意見をとりまとめ、来月18日の今の国会の会期末までに、議員連盟として中間的な意見集約を行うことを確認しました。自民党内では、9月の総裁選挙に向けて、日本遺族会の会長である古賀元幹事長が靖国神社にまつられているA級戦犯を分けてまつる「分祀」を検討するよう求める独自の政策提言をまとめるなど靖国神社参拝をめぐる議論が活発化しており、議員連盟には、総裁選挙の論戦に一定の影響力を発揮しようというねらいもあるものとみられます。

追悼施設議連、6月に中間報告公表 (05/25 19:27)産経
 超党派の国会議員でつくる「国立追悼施設を考える会」(会長・山崎拓元自民党副総裁)は25日の会合で、国会会期末の6月18日までに中間報告を公表することを決めた。山崎氏と代表世話人を務める鳩山由紀夫民主党幹事長、冬柴鉄三公明党幹事長の3人が原案を作成する。一方、高村正彦元外相は同日の高村派総会で、「靖国神社からのA級戦犯分祀(ぶんし)を政治が命令できない。しかし、戦争指導者が祭られていない状態にできれば大変うれしい」と述べた。

 中共の分断工作で媚中派議員の活動が活発化している。
 おまけに次期首相を決めるのに中共のお伺いを立てなければならないような事態だ。

 靖国問題で核心をついた意見を作家の上坂冬子さんが述べている。
【正論】ノンフィクション作家・上坂冬子 靖国問題を解決するのは国際条約
 “A級戦犯”に発言資格なき中韓 (04/21 10:44)産経

 ・・・この問題を一刀両断に解決するのは国際条約である。そのことに気づいているのか、いないのか。
 戦争犯罪人と名指しされた日本人の命と引き換えに、サンフランシスコ平和条約が締結されて世界は平和を取り戻した。もちろん、条約には戦犯に関する取り決めが盛り込んである。
 何と書いてあるか。
 おおざっぱに言うと、この条約に署名、批准していない国々は戦犯について発言する権利はなく、日本の立場を損ねたり害したりするような行動に出る資格はないと記してある(第二五条)。
 しかも、日本と四十八カ国との間で交わしたこの肝心な条約に、中華人民共和国、韓国、中華民国(台湾)は署名も批准もしていない。
 つまり現在、日本との間でトラブルを抱えている中・韓いずれもが、国際条約の上でA級戦犯に関して発言資格なしとされた国々なのである。今のところ資格ありとされる国から日本は一度もクレームを受けていない。

 ≪なぜ出さぬ毅然たる声明≫
 靖国をめぐるトラブルを解決するのは、心の問題や侵略の問題ではない。核心はサンフランシスコ平和条約にかかわる問題、の一点につきる。  いまこそ日本政府は、この条文を根拠に国家として毅然(きぜん)たる声明書を発表すべきだ。  ・・・・

 頼りにしたい麻生外相の靖国問題の捉え方
 靖国問題が保守分断「中国利する」と麻生外相 (2006年05月20日 11時34分)東京新聞
 麻生太郎外相は20日午前、読売テレビの番組で、小泉純一郎首相の靖国神社参拝問題に関し「日本の保守の中を割ることに成功したと中国側は思っているだろう」と述べ、靖国問題や対中外交をめぐり、自民党内の意見が割れていることが中国側を利しているとの認識を示した。
 新たな追悼施設の建設や、靖国神社の宗教法人格見直し案については「新しい施設ができても、亡くなった方は『靖国で会おう』と言って亡くなったから靖国問題はなくならない。憲法上、宗教法人に対して(宗教法人格をはずすように)政治介入はできない。靖国神社という宗教法人側からの話でない限りは(できない)」と述べた。(共同)

 中共の狙いは、日本政府を骨抜きにし軍事的優位に立つことではないのか。外交カードにならない靖国問題でうろたえる議員、経済人、中共代弁マスコミが日本を貶め中共を利する結果になりつつある。
 中共の本質を見据えた政治外交をお願いしたい。

 今朝のweb産経の「主張」は以下のように報じていた。
【主張】中国の軍事力 バランス崩す拡大を危惧 2006/05/26 産経
 米国防総省が議会に提出した二〇〇六年版の「中国の軍事力に関する年次報告」は、昨年にも増して中国の軍事力拡大とその狙いに対して警戒を示す内容となった。中国の急速な軍拡はすでに台湾海峡をはじめとする地域の軍事バランスを崩しつつあり、日本を含む「地域で活動する各国軍への確かな脅威となる可能性がある」として、これまで以上に中国への脅威認識を強めた。・・・

5月25日(木) 教育基本法審議

教基法改正案が実質審議入り 首相出席で衆院特別委(05/24 12:39)産経
 終盤国会の最大の焦点である教育基本法改正案は24日、衆院教育基本法特別委員会で小泉純一郎首相や関係閣僚らが出席して総括質疑を行い、実質審議に入った。
 首相は、改正案の「わが国を愛する態度」との表現と、民主党の対案の「日本を愛する心」との表現の違いについて「人の心をどうやって形に表すか。これは態度だ。(両案に)それほど大きな違いがあるとは思わない。この点は十分審議してもらえば、共通点は見いだせる。心も態度も両方大事だ」と述べた。
 さらに、民主党案の前文を読み上げ、「なかなかよくできているなと思う」と評価してみせた。
 政府の改正案について教職員組合などが「戦争に駆り立てるための改正」と批判していることに対しては「誤解というより曲解。大方の国民は、新たな時代に教育の理念を再認識し、立派な人材を育てることが、日本国の発展につながるという趣旨の法案だと理解している」と反論した。
 また、安倍晋三官房長官は、公明党の反対で改正案から「宗教的情操の涵養」が削除されたことに関連し「宗教の持つ地位、意義をしっかりと子供たちに教えることで、宗教的な情操の大切などへの理解を深めていく」と述べ、改正案の条文でも宗教的情操教育は可能だと強調した。
愛国心について
 自公:我が国と郷土を愛する態度を養う
 民主:日本を愛する心の涵養(かんよう)

態度か心か・・・ 態度は心を反映するが、偽りの態度もある。 公明党の反対で「心」と明記できないとはおかしな話。

宗教的情操の涵養
 自公:文言なし
 民主:宗教的感性の涵養

教育は不当な支配に服することなく・・・
 自公:現行どおり
 民主:削除

日教組を抱える民主党がこの文言を削除した意義は大きい(2006/05/16産経 主張)

教育は国家100年の大計といわれる。
どう見ても民主党案の方がすっきりしているのではないか。

5月24日(水) 裏六甲 地獄谷〜シュライン・ロード〜逢山峡

 多少蒸し暑さは残るが晴れてきた。
 神鉄大池〜地獄谷〜シュライン・ロード〜逢山峡〜唐櫃温泉 を歩いた。
 地獄谷は谷筋を歩くつもりだった。30分ほどで堰堤に当たった。ところが巻き道を越えて向こう側に降りようとすると昨日の雨で道が水没してしまっていた。青々とした木々も水中に透けて見える。これではどうしようもないので引き返した。途中登って来る人に出会った。「ダムから向こうはダメですよ」と教えてあげると、「ああ、やっぱりそうですか。今日は水量が多いですからね」。地獄谷西尾根分岐まで引き返し、尾根を登ることにした。道は細いが忠実に辿ればよいとガイドブックにある。その人も降りてくる時に使ったことがあるが登りは初めてだそうだ。一緒に行くことになった。急な山道だが四方山話をしながら登った。私よりも10歳も上だった。近辺の山はほとんど登ったという。四国八十八ヵ所も済ませたという。茶屋の親父さんが蜂に刺されてショック死したとか、マムシには足よりも登るときについた手を噛まれる場合が多いから気を付けてね等々、いろいろ教えてもらった。70代でもこんなに山歩きを楽しめるとは素晴らしい。見習わなくてはいけないと思った。

 ベテラン氏は山上の自然保護センターの友人に会いに行くとのことで、シュライン・ロードの分岐で別れた。山歩きしているとしばしば一期一会に遭遇する楽しみがある。


 シュライン・ロードは山上の前が辻から唐櫃に下る古道だ。魚屋道と同じように、御影から旧唐櫃村への商い道だった。静かな山道で途中に石仏や行者堂があることから神戸の外国人がシュライン・ロードと呼ぶようになった。涼しい道を石仏の写真を撮ったりしながら、なんの心配もなく歩ける道だ。

 シュライン・ロードが終わると道は逢山峡にそった広い林道になる。神戸市の水源でもあり、いくつもの谷筋から集まった水は勢いよく音をたてて流れ、有野川になる。

 唐櫃の街を抜けて駅近くの唐櫃温泉に入った。有馬街道と神鉄線路沿いの川にに挟まれた細長い敷地だが、入ってみると思ったよりゆったりしていた。露天風呂もあり、山の緑や流れる雲を眺めながら身体を沈めた。露天風呂にも洗い場が備わっていて、明るい日射しの下、開放感が一杯だった。

5月22日(月) 西国霊場第22番総持寺 第23番勝尾寺

 明日から天気はまた下り坂とのこと。晴れ間を大事にして大阪近辺の西国霊場巡りをした。
 補陀洛山総持寺は大阪茨木市にある。総持寺駅近くの市街地にある。日射しは夏で、たちまち汗が噴き出してきた。ここの観音様は亀に乗った観音様として知られているそうだ。境内の池には暑い日射しの中、沢山の亀が甲羅干しをしていた。

 引き続き十三駅にとって返し、箕面に向かった。箕面駅で午後3時半ぐらいだった。勝尾寺の拝観時間は17時までだ。間に合うだろうか。またにしようかとも思ったが、此処まで来て引き返すのはくやしい。駅前のコンビニでお茶のペットボトルを買い歩き始めた。
 滝まで2km余りは、箕面川に沿って歩く。登る人は少なく、降りてくる人ばかりだ。新緑の楓の下、川音を聞きながらひたすら歩いた。
 滝の手前で勝尾寺方面の登り道があり、勝尾寺まで3.5kmとあった。時刻は4時前だ。滝を眺めている暇はない。上から見ると新緑の向こうに水煙を上げてごうごうと落下している。滝上から勝尾寺まではカーブの多い自動車道をてくてく歩いた。汗が額からしたたり落ちタオルハンカチがすっかり重くなった。

 應頂山勝尾寺には16時35分に到着、なんとか間に合った。昔来たことがあるが、すっかりリニューアルされ山門も本堂も改装され鮮やかな朱に塗られていた。昔なかった「勝ダルマ」がお守りとして考え出されたのか、境内のあちこちに奉納されているのが目立った。
 お参りし納経帳に印をいただいて外に出ると、涼しい風が吹き渡っていた。太陽は山の端に沈みつつあった。

 帰りは最終の千里中央行きのバスに乗った。

5月21日(日) 大相撲千秋楽

 横綱朝青龍、大関栃東が途中欠場した場所にもかかわらず、終盤盛り上がった。白鵬、雅山がそれぞれ一敗を守って千秋楽を迎えた。

 雅山(押し出し)朝赤龍 雅山の突き押しは、好調朝赤龍につけいる隙を与えず、完璧な相撲だった。

 白鵬(上手出し投げ)把瑠都 新入幕の把瑠都が好成績ゆえに魁皇戦を変更して組まれた。把瑠都は三役そろい踏みに新入幕で登場した。白鵬がその把瑠都をどのように取り組むか興味あるところだったが、あっけなく上手出し投げで把瑠都を下した。相撲を取ったことのない私には手品のようでもある。雅山の勝ちを目前に見、白鵬の精神的プレッシャーがどんなものか想像に余りあるが、じつに落ち着いた取り口だった。

 そして、白鵬、雅山の決定戦を迎えた。
 白鵬(寄り切り)雅山 雅山はいつもの突き押しだが、白鵬が雅山を捕まえた後は、あわてなかった。5日目の轍を踏まずじっくりと攻め勝った。

 決定戦までの控え室の様子が放映されていたが、先達旭鷲山が白鵬の緊張をほぐし戦いへの意欲を高めるべくいろいろアドバイスをしているようだった。モンゴルからひっぱてきてた後輩の優勝はうれしいことだろう。

 今場所は稀勢の里、琴奨菊、把瑠都、豊真将などの新鋭が印象に残った。豊真将はかつての魁傑に似ているように思った。
 来場所は白鵬は綱取り、雅山は大関復活をかける。朝青龍、栃東、琴欧州、魁皇、千代大海それぞれケガを治して名古屋場所にそろってほしい。

5月20日(土) 久しぶりの晴れ間・菊水山

 午後になって雲間から青空がのぞいてきた。風も少しある。雨上がり、空気も澄んでいるので遠くまで見通しが期待できそうだ。近くの菊水山往復に出かけた。

 山道には水がしみ出して樹木の保水力がいまさらながら感じられる。谷筋は集まった水で滝らしくなったところもある。緑も瑞々しく空気もうまい。登るにつれ澄んだ5月の青空が広がってきた。
 頂上に上がると思った通り、淡路島はもちろん、小豆島、四国、紀伊水道、大阪まで素晴らしい眺めだった。

小豆島、香川県竜王山(?)


淡路島、後ろは四国山地


紀伊水道、友が島

   大相撲14日目

 雅山(押し倒し)把瑠都 雅山は優勝を意識していると吐露していたように緊張した面持ちだった。一方把瑠都は勝てば儲けもので精神的にはラクだろう。さすが元大関雅山はいつもの相撲に徹した。雅山は把瑠都ー岩木山戦を参考にして余り低くならないようにするという作戦。把瑠都は思わず引いてしまい、土俵の下に沈んでいった。雅山のガッツポーズは一段と音が高かったように思う。

 白鵬(叩き込み)千代大海 白鵬は「緊張しています、いっぱいいっぱいです・・・」と言っていたそうだが、そのようには見えないゆったりとした仕切りを繰り返す。千代大海はいつものように力一杯突いていったが、白鵬の足はぴたっと土俵に吸い付いている。千代大海の足はつま先立ちだ。どうしても突きは軽くなってしまうようだ。攻防はあったが、千代大海はぱたっと叩かれてしまった。白鵬ふっと小さく息を吐く。

 千秋楽は、雅山ー朝赤龍 白鵬は魁皇戦が把瑠都戦に変更になった。これまた見もの。さぁ、決定戦にもつれこむのか。今晩よく眠れた方が勝つだろう。 

5月19日(金) 大相撲13日目

 雅山(押し出し)旭鷲山 これまでの対戦成績も勝っているのでそう心配はないと思って見ているが、色んな手練手管を持っている相手にいつもの突き押し一つで押し出した。試合後のインタビューも「正直、緊張しているし、(優勝を)意識している」と吐露していた。こういうふうに言ってしまえるところ、よく自分を見ていると思うし、精神的に強いものを感じる。明日は、把瑠都戦、どうなるだろうか。

 把瑠都(吊り出し)朝赤龍 好調朝赤龍に一歩も引けをとらず吊りだした。なんという強さ。大関、横綱に駆け上がるのは時間の問題というのは大げさだろうか。

5月18日(木) 地図で遊ぶ

 幼い頃、我が家は転々としたことを以前の記事で書いた。それぞれの地図をインターネットで検索して印刷し老母に送ってやった。
 母は大変喜んでくれ、あれこれ当時のことを思い出しては地図を眺め、一日見ていて飽きないと言っている。

 インターネットの地図は、以前より格段に進歩しており、ほぼ連続的にどこでも画面の中心に持ってこれるようになっている。
 Mapionの地図も素晴らしいが、Yahoo!地図情報もいい。
 スクロール地図(ベータ版)機能があって、マウスで自由自在にドラッグできる。さらに表示形式として航空写真もある。クリックすると同じ範囲、同じ縮尺で航空写真に切り替わる。自分用のハイキング地図を作ったりして遊べるし、しかもURLも動的に対応し他の人に知らせるのにたいへん便利だ。

 しかし、怖い想像もある。この地図情報を基にして敵国がピンポイントでミサイルを発射したら・・・

 当方居住地域

5月17日(水) 相撲終盤戦に入る

 朝青龍、栃東が抜けどうなるかと思われたが、それなりに面白くなってきた。
 雅山ー千代大海 の一敗どうし。どちらも気合いが入っていたが、千代大海は雅山の重い突きに敗れた。雅山は快調そのもので楽しくて仕方がないといった感じ。試合後のインタビューでそれが窺えた。魁皇、白鵬との一番は済んでいるので、明日の琴欧州の結果いかんで、ひょっとするかも知れない。
 新入幕の把瑠都が玉乃島を堂々と寄り切っていた。いかにも怪力。解説は雅山と当たるかも知れないと言っていた。

5月16日(火) 十年一昔

 以前住んでいた君影町(鈴蘭台盆地の南側に位置する)から神鉄鵯越にかけてイヤガ谷ハイキングコースがある。菊水山から谷を挟んで西に見える。
 久しぶりに訪れて驚いたのは、すっかり森が深くなっていたことだ。そして名もない岩山に誰が名付けたか「君影ロックガーデン」なる標識が付いていた。その岩山から下を見ると新しくできた石井ダムがある。石井ダムができるまでは、その谷に神鉄が走っていた。今は菊水山のトンネル内を走っている。
 石井ダムの周辺には遊歩道らしきものが見える。やがてはハイキングコースに組み込まれるかも知れない。
 幼い子供達を連れて、よくこの尾根を散歩した。木々の間から遠くの街や山が見えたが、今は木が茂りほの暗い森に変わっていた。

5月12日(金) 裏六甲紅葉谷再び、そして・・

 しばらく降雨が続いたが、昨日後半から天気が良くなってきた。今朝はきれいに晴れた。長期予報では今日一日だけだそうだ。
 一週間前訪れた紅葉谷百間滝がもう少し水量が増えているのではないかと思い、出かけることにした。
 有馬8時半に着き、歩き始めた。山々の緑が一層濃くなった。山道には雨が激しく流れた跡ができ落ち葉が筋状に残っている。
 百間滝、似位滝は先日よりも水量が増え滝らしくなっていた。早速カメラに納めた。
 時間もまだ10時だ。紅葉谷北側にある白石谷の滝を訪ねることにし、いったん、紅葉谷出会いまで引き返す。

 白石谷には白石滝、白竜滝がある。コースは熟練者向きとなっている。危なければ引き返すまでと、白石谷に入っていった。
 まもなく道がはっきりしなくなった。沢を上流に向かって詰めていくのだから当然のことかも知れない。
 新しい靴は快調で、少々水をかぶっても入ってくることはない。急峻なところもあったが、とにかく安全を心がけ慎重に登った。こんなところでコケては誰も助けに来てくれない。
 白石滝、白竜滝はさすがに深山の趣が深い。両側は崖になり、ゴロゴロする岩の間を足下を選びながら進む。
 白竜滝で谷は2つに分かれた。ガイドブックは熟練者向けのためか、しごくあっさりと書いてあるだけだ。
 もう引き返す距離、高さは過ぎてしまっている。腹をくくって昼飯にする。滝の音で鶯の声も聞こえない。

 左の白竜滝は袋小路に見え、とてもド素人が登れそうにない。右の谷の入り口にペンキで矢印が書いてある。相当なガレ場だが、自分にはこれしかないだろう。意を決してとりついていった。水量は少なくなっていくが、やたらに砂防堤が行く手を阻むようになってきた。急なガレ場や土の斜面を熊笹や木の根っこを掴みながら必死に登った。砂防堤の向こう側の急な斜面を降りるとしばらく穏やかな河原があるが、やがてまた次の砂防堤が現れる、最初は何度越えたか数えていたが、それもだんだん余裕がなくなり、判らなくなった。

 水量が少なくなると、茨や背の低い木々が行く手を遮る。手頃な木の枝を杖代わりにし、押さえつけたり払ったり、もぐったりしながら進む。谷の切れ込みは大分あさくなったが、代わりに日射しが強くなり汗だくだ。行く手を見上げると、高さもそれほどなくなってきた。尾根が近そうだ。
 最後の2,3本の砂防堤は有り難いことに取っ手状の梯子が付いていた。それを越えるとやがて土止めを施した斜面にになり、熊笹の尾根にでた。
 林の中の細い踏み跡をたどっていくと山頂のハイキングコースに飛び出した。「やったぁ、ついに終わった」と思わず声を出してしまった。

 時刻を見れば午後3時過ぎ。随分長く感じたが2時間あまりの格闘だった。
 ガイドブックでは本来なら六甲最高峰の北側の吉高神社にでるはずだが、尾根にでたところは山頂から南側に大分ずれていた。
 よじ登ったり、身体を引き上げたり、砂防堤から木を伝って降りたり、藪コギをしたりと久しぶりに身体全体を使い、ちょっとしたサバイバル体験だった。

 帰りは六甲山頂から魚屋道をゆっくりと有馬までおりた。そして「銀の湯」で疲れを癒した。
 帰宅18時30分

5月11日(木) 栃東3敗

 安馬(寄り切り)栃東  横綱審議委員が見ている前だったからか、栃東は守りに入ってしまったのか、終始安馬に攻められた。普通に攻めていけば栃東が楽勝と思っていたが、精神的な弱さが見えた。残念なり。

 雅山(突き落とし)白鵬  ゆったりとしきりを繰り返す白鵬。今日も勝って波に乗るかと思われたが若さ故の油断だろうか、詰めが甘かったように思う。好調の元大関雅山は動きが良く、土俵際の粘りがあった。雅山ひょっとしてひょっとするかも。

5月10日(水) 経済同友会の政治口出し

 経済同友会の北城代表幹事が小泉首相の靖国参拝を批判している。
「靖国参拝、首相は再考を」経済同友会が提言 (05/09 18:01)産経
≪11人が反対、異例の多数決に≫
 経済同友会は9日、首相の靖国神社参拝について、日中関係改善のために「再考が求められる」として参拝の自粛を求める提言を採択した。ただ、一部幹事から「この時期に発表すべきではない」などと異論が相次ぎ同友会では異例の多数決での採択となった。
 提言は日中関係を改善するため、相互理解や相互交流の促進など4つの提言を盛り込んだ。
 この中で首相の靖国参拝について「首脳レベルの交流を実現するうえでの大きな障害」と位置づけ、この問題を「主体的、積極的に解決すべきだ」と指摘。小泉純一郎首相の参拝目的である不戦の誓いは「日本国民に広く支持される」とする一方、「適切か否か、国民の間にもコンセンサスは得られていないと思われる」として、「総理の靖国参拝の再考が求められる」と明記した。
 同時に「総理の思いを分かちあうべく、不戦の誓いを行う追悼碑を国として建立することを要請したい」と加えた。
 この提言をめぐっては提言を採択した幹事会で「この時期に公表すべきではない」「靖国参拝の再考など促すべきではない」などと異論が続出。全会一致をあきらめ、多数決を実施した。賛成多数で可決したが、出席した約70人の幹事のうち11人が反対した。
 北城恪太郎代表幹事は、小泉首相が昨年10月17日に平服で靖国神社に参拝した際には「適切な対応」と評価したが、今回は「平服で参拝した努力が、中国側の十分な理解を得られていない」として提言に賛同した。記者会見では「中長期にわたっても参拝は好ましくない」と語り、小泉首相の後任首相も状況が変わらない限り参拝すべきでないとの立場を示した。
 それに対し小泉首相は以下のように反論している。
「政治とは別」首相が経済同友会提言に不快感 (05/09 19:46)産経
 小泉純一郎首相は9日夜、経済同友会が「今後の日中関係への提言」として、首相の靖国神社参拝の自粛や不戦の誓いを行う追悼碑の建立を求めたことについて「ひとつの意見でしょう。靖国は外交カードにはならない。財界の人から商売のことを考えて『参拝してくれるな』という声もたくさんあったが、『それと政治は別だ』とはっきりお断りしている」と述べ、強い不快感を示した。官邸で記者団の質問に答えた。
 経済界の重鎮(?)がこのような発言では、東シナ海、竹島など領土問題外交を弱め、日本に対する内政干渉を認めてしまうことにならないか。
 北城氏(日本IBM会長)は中国PCメーカー「レノボ」の日本法人レノボ・ジャパンを自社内に置いている。国益より金儲けを優先する経営者の一人だ。小泉首相の靖国参拝が外交カードにならないことが中共内部でさえ少しずつ浸透しつつあるなかで残念なこと。

5月9日(火) 朝青龍・休み

 昨日若の里戦で危ない落ち方だなと思ったが、やはり肘を痛め今日から欠場となった。
 それだけ他の力士にチャンスが広がるわけだが、栃東があえなく朝赤龍に敗れた。横綱取りを意識しているのか下半身にどっしりした感じがなかった。もうこれ以上は負けず明日から頑張って欲しい。
 白鵬は旭天鵬を堂々寄り切った。まだ3日目だが一歩も二歩も先行している感じがする。
 雅山が琴光喜を寄せ付けず突きで押し出した。大関復帰を狙ってほしい。

   新しい登山靴

 昨年後半ぐらいから山歩きをするようになったが、帰宅する頃には足が痛く、靴擦れができたりした。長いブランクのあとひっぱりだして履きだしたものだが、考えてみればその靴は30年近くも前の靴であった。当時は細身で体重は60kgに満たなかったが、今は65,6kgになった。足も大きくなったらしい。まだまだ履ける靴だが、思い切って1サイズ大きいものを注文した。
 ネットは便利、今朝その靴が配達されてきた。早速試しに例の山を往復した。結果は評判通りの靴で、足指ものびのび、これなら心配なく歩けそうだ。

 今日の菊水山
 歩き始めると雲が途切れてき、日射しが強くなった。4日前とは大違いであった。山の中は緑が一層強くなり、樹木や土の香りがより濃厚になった。先日の雨で小川の水量も増え小さな滝ができていた。山頂近くの湿地も池になっていた。登ってみると見晴らしは、このところで一番良く、望遠レンズを置いてきたことが悔やまれた。


山頂付近の池 オタマジャクシが孵っていた


菊水山から西の眺望 姫路沖の家島(正面小さな鉄塔の上)、その向こうにうっすらと小豆島が見えた


菊水山から東の眺望 生駒連山、大阪、右端は大阪南港


 夕方から雲行きが悪くなり雨が降り出した。向こう一週間の天気予報は雨や曇りが続き、新しい靴で出かけられるのはもう少し先になりそうだ。

   いよいよインターネット放送

 先頃「日本文化チャンネル桜」のインターネット放送が開始された。
Webトップ・ページより
「日本文化チャンネル桜」が 日本初の「24時間インターネット・オンデマンド放送」配信開始!!
 日本文化チャンネル桜(スカイパーフェクTV! 767Ch.)は、五月一日より、衛星放送で24時間放映中の番組と全く同じ番組内容を毎日配信する日本初の24時間番組「インターネット・オンデマンド放送」をスタートさせました。
 これは、現在二千万世帯以上と言われている我が国の高速回線(1Mb/s以上)ユーザー向けに動画番組配信するもので、インターネットによる全日番組放送の我が国における最初の幕開けとなります。
 この配信システムの技術開発は、同じスカパー!で在日フィリピン人向け放送をしている株式会社WINSインターナショナル(スカイパーフェクTV! 787Ch.)と提携して開発に成功したもので、現在広く流通しているWindows Media Player方式ではなく、Flash Video方式を採用した独自プレーヤーを搭載し、Windows、Mac両ユーザーに対応できます。 サーバーはLinuxをベースにしており、1ギガビットの回線で約二千名がストレス無く同時受信出来ます。
 このシステムにより、同じ回線で比較した場合、従来のストリーミング方式に比べ、二倍以上の同時アクセスを実現するだけでなく、より高画質・高音質(mp3)のコンテンツ配信が可能となりました。 コンテンツの不正ダウンロード対策や番組ごとに料金設定が自由にできる課金機能も完備しています。
 弊社では、「桜システム」と命名されたこの方式により、番組配信コストを大幅に削減するだけでなく、放送インフラコストをかなり抑えられることにより、新たな民間インターネット動画放送局を作り出すことが出来るだろうと考えています。 また、従来の放送局にも、「桜システム」動画配信インターネット放送局への参入を呼びかけ、将来的に無数のインターネット放送局群が集まる動画配信プラットホーム構築を計画しております。
 視聴方法は、WEB画面から定額料金を事前に支払い(当面はクレジット決済のみ)、視聴したい番組を選択、各番組に設定されている料金(50円〜200円 /1番組)が視聴毎に引かれます。 なお、選択した番組は3日間何度でも視聴可能。 番組毎にプレビュー画面も用意されているため、チャンネル桜を観たことがない人も安心して選ぶことができます。 また、過去の番組も今後アーカイブのコーナーを充実する予定です。
 説明にあるように、Macユーザーの当方としては確かにストレスなく受信できた。

一方NHKも50万本の保有番組をネット配信することが検討されている。
50万本のNHK番組、ネット配信全面解禁を検討 (05/05 21:18)産経
 竹中平蔵総務相は5日夕、訪問先の香港で同行記者団と懇談し、過去に放送されたNHK番組のインターネット配信を全面解禁する方向で検討すべきだとの考えを表明した。
 NHKが保有する過去の番組は約50万本あるが、竹中氏は「NHKが持っているコンテンツ(情報の内容)をもっと活用するのがNHKのため、国民のため、関連する産業のためだと思う」と強調した。
 さらに、総務省の指針で年間上限10億円程度としているNHK番組のネット配信の規模についても「足かせになっている。どのような形でクリアしたらいいか議論しないといけない」と述べ、改正に前向きな意向を示した。
 総務相の私的懇談会「通信・放送の在り方に関する懇談会」(座長・松原聡東洋大教授)でも、NHKのコンテンツの活用を求める意見が大勢を占めており、総務相が解禁検討の意向を明らかにしたことで、懇談会の最終報告にも盛り込まれる見通しが強まった。
 NHKの過去の番組は、保管している埼玉県川口市のNHKアーカイブスで5000本余りが公開されている。(共同)
 これは大いに楽しみだ。音楽、ドラマ、歴史、紀行、演芸など無尽蔵と言っていいぐらいだ。
 見たいものにだけ対価を払うことで、視聴料問題も解決していくと思う。低俗番組に明け暮れている民間放送は安閑としていられない。

5月8日(月) 室温26度を超える

 我が家は最上階の5階。これから夏に向かって屋上が熱せられ、夜でも気温が下がらなくなる。
 23時をまわったが今年はじめて室内は熱帯夜となった。6日が立夏だった。暦通りに進行している。
 外気は22度で、まだ窓を開け放って寝るほどではない。

5月7日(日) 鈴蘭台のこと


神戸電鉄鈴蘭台駅 画面上が北、三田・有馬方面(2006/05/05 撮影)

 明治時代は八部郡山田村であった。終戦後の昭和の大合併で神戸市に編入されたという(昭和22年)。(神戸市文書館より)

 鈴蘭台の歴史について詳しいサイトがあり、それによると・・・
もともと鈴蘭台は、神戸電鉄(神有電鉄)の草創期に、経営安定のための乗客増加策の一環として、「関西の軽井沢」のキャッチフレーズで昭和3年から分譲が開始された住宅地の開拓にその端を発している。
 ・・・
 昭和5年には、小部駅前に商店や住宅23軒が並ぶようになったが、その頃になって小部駅の名称変更の話が持ち上がった。公募により健康の花言葉を持ち、避暑地「関西の軽井沢」のイメージに合う「スズラン」の名前を取って鈴蘭台駅に変更された。戦後、各地の鉄道沿線に次々と開発された「○○台」の草分けとも言うべきものかも知れない。その後、昭和10年頃には旅館や店も増え、昭和13年に三木線が開通する頃にはダンスホールやビアホールの繁盛する避暑歓楽街となった。

 戦前避暑地として発展した鈴蘭台は、神戸電鉄(昭和22年に神有電鉄と三木電気鉄道が合併して神有三木電鉄となり更に昭和24年に現在の神戸電鉄に改名)の延伸とともに戦後阪神地域のベッドタウンとしての発展をとげる。昭和36年、神戸市が住宅公団の委託を受けて「鈴蘭台ニュータウン」を開発、昭和43年に、それまで湊川始発だった神戸電鉄が新開地に乗り入れ、阪急・阪神と接続、昭和44年から47年にかけて駅周辺の街並みが鈴蘭台南・西・北・東町に変わり、北五葉・南五葉、君影町、星和台が誕生、昭和45年には北鈴蘭台駅、西鈴蘭台駅が開業した。鈴蘭台と北鈴蘭台の中間にある小部小学校は児童数が昭和40年に1000名、昭和45年に2000名を突破し、その後小部小学校から分離する形で北五葉小、南五葉小、小部東小、君影小、鈴蘭台小などが次々に誕生した。

 昭和48年に北区が兵庫区から分離独立し、鈴蘭台に区役所が置かれ、北区の行政の中心地となった。その後、道路網も整備され、長田箕谷線が昭和49年(1974)にひよどり台で西神戸有料道路に接続、平成2年(1990)に阪神高速北神戸線の藍那ICが開業し、現在では中国道、山陽道、瀬戸大橋方面へのアクセスも非常に良くなるとともに、住宅地も更に広がっている。・・・


 昭和40年前後家業(食品関係)に従事していた頃、鈴蘭台に父と配達に来たことがある。その頃は有馬街道は未舗装だったように思う。平野から小型トラックで登ってきたのだが、エライ山奥だなぁと思った。

 早いものでここに来て20年以上経った。冬はめっぽう寒く、夏は神戸市街より3〜5度低い。
 鈴蘭台に当初住んでいたところは昭和45年(1970年)ごろ建てられた公団で昭和59年(1984年)に入居した。当時は京阪神で一番家賃が安かった。長男が3歳ぐらいになり、小さなアパートでは狭くなり、薄給の身でヤムを得なかった。その代わり通勤時間が大幅に伸びたがそれは体力で補い、おかげで乗り物酔いは解消し足も丈夫になった。勤め人になって通勤交通費は会社持ちだったので大いに助かった。

 住めば都だが、難点は神鉄の電車賃が高いことである。三宮まで往復1000円以上かかり、電車に乗ることは少ないものの、勤め人を止めた今では結構負担である。

   夏場所始まる

 今日は朝から本格的な雨で、部屋にこもったままの一日だった。
 大相撲「夏場所」が始まった。「夏・・」と聞いただけで、なんとなく若返る気分になる。
 初日から大入り満員で盛り上がっていたようだ。後半でいい取り組みが2つあった。
 稀勢の里ー琴欧州 19歳の若武者が完璧な相撲で琴欧州を破り、今場所が楽しみ。とり組み後のインタビューも気合いが入っていた。
 栃東ー旭天鵬 懐の深い旭天鵬を落ち着いて破った。危なげがなく、内に静かに横綱昇進への闘志を燃やしている感じ。

 新大関白鵬は、実力者若の里を退けた。昇進後最初のとり組みは緊張するとのことだが落ち着きがあり、大物ぶりをみせた。

5月5日(金) 菊水山 北西の眺望

 GWは好天に恵まれている。午後菊水山に登った。おとといと違い少し風がある。大阪湾対岸の関西空港や淡路島まで見えた。


5月4日(木) 裏六甲 紅葉谷滝めぐり

 有馬から紅葉谷を訪れた。道は中々険しい。
 有馬48滝と言われるぐらい小さな滝がある。今日は七曲がり滝、百間滝、似位滝を見た。
 百間滝は冬季見事な氷瀑になるというが、私などの素人では近づけない。残念ながら今日はガイドブックにあるほどの水量はなかった。

 連休で有馬温泉街は大変な賑わいだった。入湯は遠慮して早々に退散した。

5月3日(水) 菊水山

五月晴れにつられ午後散歩


5月2日(火) 韓国が海流調査

韓国、7月に竹島近海の日本のEEZ内で海流調査 (04/29 02:26)産経
 日本固有の領土・竹島(島根県)の近海を含む海洋調査問題で、韓国が今年7月に竹島の西部海域で海流調査を予定していることが28日、明らかになった。政府関係者は「調査予定海域は日本の排他的経済水域(EEZ)が含まれている」と指摘している。竹島を不法占拠している韓国側は、これまでも日本の抗議を無視して日本のEEZ内で海洋調査を実施しており、今回も調査を強行する可能性が高い。
 複数の政府・与党幹部によると、韓国の海洋調査院は7月3日から17日まで韓国南東部の蔚山沖合から竹島までの海域で、水温、塩分、海水の流れなど海流の変化を調べる予定になっている。
 韓国が主張するEEZは竹島を組み込む形になっており、竹島を基点とした日本のEEZと重複している。このため、韓国は過去4年間、竹島近海を含む日本のEEZ内で日本の抗議を無視し海洋調査を強行している。
 韓国が7月に実施する海流調査について、政府関係者は「EEZに関する日本と韓国の主張が重複するこの海域でも実施される」と指摘している。外務省幹部は「海底の調査ではなくあくまでも海流の調査で海底地形の名称とは関係ない」と説明。しかし、政府の一部からは韓国の海流調査について「海流調査となっているが、海底地形名称問題とも微妙に絡んでくる」(国土交通省幹部)と警戒する声が上がっている。
 竹島近海の海底地形名称をめぐる問題で、日韓両政府は22日の外務次官会談で、韓国がドイツで6月に開かれる国際機関「国際水路機関」(IHO)の「海底地形名称に関する小委員会」に海底地形に関する韓国名提案を行わず、日本も海上保安庁の測量船による海洋調査を中止することで合意した。
 ただ、韓国の柳明桓外交通商省第1次官は海底地形の名称提案を適切な時期に推進するとの考えを示しており、「今後、韓国が海洋調査を繰り返して実施し、データを収集を重ねるのは確実だ」(外務省筋)との指摘が根強く出ている。
 日本は竹島近海を含む海域で昭和50年以降、海洋調査を実施しておらず、「データの精度や新しさの面から、韓国に分があると判断される可能性もある」(海上保安庁関係者)との懸念も出ている。
 日本は、領土・国防意識が他国に比べ薄いと見られている。

中国、竹島問題で韓国と“連携” 対日強硬策たたえる発言 (05/01 22:18)産経
【北京=野口東秀】竹島(韓国名・独島)の領有権問題をめぐり、中国の政府系研究機関や日本研究者などから韓国との“連携”とも受け取れる発言や論調が出始めた。
 中国系香港紙「文匯報」(電子版)は4月29日、中国国家海洋局の孫志輝局長の海洋戦略報告で韓国の強硬対応をたたえた上で、「中国が管轄可能な300万平方キロメートルのうち52%で隣国と争いがある」と指摘し、日本への対応を注視しているとの認識を示した。また、孫局長は「中国が強硬姿勢を取るのは、日本に中国の主権に対する決意をみせ困難さを知らしめて、この問題を妥当に処理するためだ」とし、「そうしなければ日本がガス田採掘に踏み切り、中国は海上だけでなく国際的にも守勢に回る」と強調した。
 4月30日付の中国紙「新京報」も複数の専門家の見解を紹介。中国社会科学院日本研究所の金煕徳研究員は「日本が主権を主張する目的は、植民地時代の占領を合法化することが狙い」と指摘したほか、中国人民大学国際関係学院東アジア研究センターの黄大慧主任は「日本の目的は独島問題の国際化にある。歴史問題を解決できなければ他の問題も解決は難しい」と述べた。
 竹島問題では、中国紙のほとんどが韓国側の呼び名「独島」と表記している。
 朝鮮半島、東シナ海、台湾・・中共の勢力拡大が見えてくるような発言。 「日本が主権を主張する目的は、植民地時代の占領を合法化することが狙い」と何かにつけて歴史問題に結びつける。いまさら「植民地時代の占領を合法化」してなんの得があるというのだろうか。

   記憶

 1ヶ月ぶりに実家の母(90)を訪ねた。1年前に背骨を骨折してすっかり背中が丸くなり小さくなっている。それなりに元気そうであった。そろそろ野菜の種まきをしようと思っているという。週2回ヘルパーさんが来て母の部屋の掃除と洗濯をやってくれている。家族との会話があまりなく愉快な日々とはいえないのだろう、「お前もあんまり長生きせんときや」などという。

 両親が結婚したころは大東亜戦争で風雲急をつげたころで家も転々としている。父は復員後仕事を次々変わった。私の兄弟もそれぞれ生まれた場所が異なる。母はノートに自分の歴史を書き付けている。私が生まれたところは神戸の垂水であるが、どのあたりかは判らないので聞いてみたところ、おもむろにノートをみて言うには、「垂水区の××通り」とのこと。Kさんという家主の8軒長屋に住んでいたという。
 帰宅してからネットで調べてみたが、その町名はなかった。略図も書いてくれたので一度訪ねてみようと思う。疎開先の岡山市で空襲にあったが、その町名も今はなく判然としない。

 60年前のことを調べて何になるものでもないが、これも歳のせいかもしれない。

5月1日(月) じゃんけん選挙

「最初はグー」で敗れた 補選戦術に批判相次ぐ (04/27 23:56)産経
 衆院千葉7区補選で自民党候補が民主党候補に敗れたことについて、自民党各派の総会で27日、武部勤幹事長ら執行部の選挙戦術を批判する声が相次いだ。
 伊吹派の島村宜伸元農水相は、自民党候補として元埼玉県副知事を公募で擁立したことについて「地元からの情報では『初めに候補者ありき』で決まっていた。そこに大変な不満があった」と批判したほか、新人議員が大挙してビラ配りをしたことや、武部氏が候補者名を周知させるため「最初はグー、サイトウケン」というキャッチフレーズを連呼したこともヤリ玉に挙げた。
 また、谷垣派では谷垣禎一財務相が「選挙のあり方にどういう変化が起こっているのか、足元をよく踏まえなければならない」と述べ、津島派の津島雄二元厚相も「真剣な政策議論がどうも十分に行われなかったのではないか」と指摘した。
 丹羽・古賀派では「落下傘候補への批判が敗因だった」などとする声に対し、自民党千葉県連で選挙対策委員長を務める実川幸夫氏は「党本部、県連、地元が最後まで一体となっていなかった」と総括した。

 ワープロで作ったような偽メール事件で民主党は瓦解するかと思われたが、なんと僅差で自民党を破った。自民党には、あの郵政選挙の勢いはなくなっていた。
 真剣な政策論議もなかったそうで、自民のキャッチフレーズも子供っぽい。
 いろんな格差が顕著だが、政治家の質にも表れているよう。

   知事・市長の退職金

首相「私も不要。知事と市長は退職金あきらめて」 (04/28 00:33)産経
 小泉純一郎首相は27日の経済財政諮問会議で、「知事や市長の退職金が高すぎる」と指摘。「私もいらないから、あきらめてもらったらどうか」と異例の注文を出した。
 諮問会議は歳出・歳入一体改革のため、地方にも交付税減額や公務員純減など歳出削減の協力を強く求めており、住民の批判も多いトップの高額な退職金に、首相が自分から切り込む姿勢をみせた。
 会議では「(退職金が)3期12年で1億円を超える知事もいる」などの発言も続出した。首長の退職金は、退任直前の給与月額に在任月数をかけ、その7?8割を支給する自治体が多い。ただ、最近は廃止を決める自治体も徐々に増えており、宮城県知事は約5200万円、大阪市長は約2400万円を受け取れないことになった。
 首相や大臣も退職金制度はあるが、首長より低く、任期が5年を超えた小泉首相も、今年秋に退陣すれば、1000万円に満たないとみられる。

大変な仕事とは思うけれど、首相の異例の注文に、退職金を返上する首長がいたら偉い。