落葉松亭・表紙へ 旧・山歩記へ / 過去日記(2006年1月〜2月)  / (2006年5月〜6月)

落葉松亭日記(2006年3月〜4月)

4月28日(金) 石楠花山〜布引

 谷上から石楠花山、徳川道、トェンティ・クロス、布引のコースを歩いた。
 徳川道までは誰にも会わず、サワラの深い森や若葉が萌える雑木林の中、聞こえるのは鶯の声や名も知らぬ小鳥の声、せせらぎの音、落ち葉を踏む音、自分の呼吸の音。天気も最高、もってこいの森林浴を堪能し、こうして歩ける幸せを感じた。
 谷上午前9:30、新神戸には16:30到着した。



4月27日(木) 悲観ばかりはよくなかった

 「靖国問題」で中共にきちんともの申す議員がおられた。親中議員は見習ってもらいたいもの。
「靖国」で中国要人と激論 原田衆院外務委員長 (04/25 01:55)産経
 中国を訪問していた原田義昭衆院外務委員長(自民党)は24日、北京市内で中国の武大偉外務次官、姜恩柱全人代外事委員会主任委員らと相次いで会談、靖国問題などで激論を交わした。
 武次官は小泉純一郎首相の靖国神社参拝について「両国の政治外交関係が頓挫しているのは、日本のごく少数のリーダーがA級戦犯が祭られた靖国に参拝するからだ」と批判した。
 原田氏は「靖国神社は敬愛されており、首相の参拝は当たり前。中国の批判に圧倒的多くの日本国民と議員は怒りを感じている。中国と同様に日本も誇り高い独立国であって、内政干渉に屈するのは断じてできない」と中国側の再考を促した。  原田氏は東シナ海の日中中間線付近での中国のガス田開発の中止を要求したが、武次官は拒否した。また原田氏は中国原子力潜水艦の領海侵犯事件、上海領事館員自殺事件、反日暴動について「中国の謝罪は行われていない」と指摘。中国の軍拡には懸念を示した。  同日夜帰国した原田氏は「意見の違いを認めつつ極めて重要な日中関係を築くのが両国の政治家の役目だ。中国は日本国内の意見を正確に知るべきだ」と話している。
 外務省も姿勢が上向き。
韓国は竹島を「不法占拠」…外務省が表現を徹底 2006年 4月26日 (水) 23:43読売
 外務省は26日、竹島問題について「韓国が竹島を『実効支配』しているとの表現がよく使われているが、韓国側の不法占拠を是認している印象を与えかねない」(幹部)として、今後、「不法占拠」との表現を徹底する方針を決めた。

4月25日(火) 雌岡山・雄岡山

 菊水山から西の方を見ると、低い双子のような山がならんでいる。たおやかな感じで、気になっていた。
 神戸市西区神出地区にあり、バイクで出かけた。




 雌岡山(メッコウサン249.5m)は頂上まで車であがれる。頂上には神出神社がある。ちょうど明石の北に位置し、麓には子午線標識があった。南側の見晴らしはよく、淡路島や明石大橋が望まれる。東側は遠くに須磨連山から菊水山、六甲連山が望まれた。
 同じ山中に姫石神社、裸石神社があるが、バイクで上り下りしたので見落としてしまった。裸石神社には、男根・女陰をかたどった石が安置されているとのこと。どんなもの(?)か見たかった、残念。
 雄岡山(オッコウサン241.2m)は雌岡山の東側にある。こちらは車道はなく歩いてのぼった。頂上には小さな祠があった。南側は木が切り払われ展望がよい。
 農業公園にもまわった。20年ほど前、長男をつれて訪れたことがあるが、随分印象が変わっていた。広い敷地でブドウ栽培が行われ、神戸ワインが醸造されている。北側には梨園がひろがっており、ちょうど花を付けているところで、斜面が遠くまで白い絨毯のようになっていた。
 日が西に傾き、斜光線になり木々の若葉が輝いていた。



4月24日(月) 新老人

 ある銀行からきたパンフレットを読んでいると、日野原重明さんの記事があった。
 戦時中から聖路加国際病院に務められ、現在は名誉医院長をしておられ、著作も多い。
 記事によると・・・
 「老人は社会の改革を訴え次の世代を育むべき」と、4年前から「新老人の会」を結成された。
 新老人とは75歳以上の老人のことでモットーは
 (1)歳をとっても愛は必要(=愛し愛されること)
 (2)新しいことを勇気を持ってやろう(=創ること)
 (3)辛いことは我慢しなさい(=耐えること)
 という。

 会では現在60歳以上の「ジュニア会員」も募集中だそうだ。
 「団塊世代は運動を起こさないといけない。国は本当に困っている人のためにちゃんとお金を出しましょう。そのためにやるべき事があるのではないかと、なぜ訴えないのですか。老人の定義も75歳以上に変えて、それまで元気な人は働いて税金を納める。その代わり税金の使い道には厳しく言う。歳をとった者達がその知恵でリーダーシップを発揮し、社会の改革を訴え世論を作る。そうあるべきです」
 と仰っている。

 我が団地の敬老会は65歳以上で、今年度から70歳以上にしようと提案があった。先生の定義ではそれでも若い。70歳前後の方々が元気溌剌でグランドゴルフに興じておられるが、勿体ないような気がしていた。
 1911年生まれの先生は亡父と同い年ぐらいで、60代の自分などはひよこである。老け込んでいては笑われそうだ。

4月23日(日) 団地管理組合定期総会

 36回目の定期総会で、この回数で団地が1970年代建築であることがわかる。
 1年間広報を担当し、この3,4月は総会議案書作りを行った。
 そして、今日総会の書記を務めたのを最後に平成17年度の役員から解放された。
 公団仕様の分譲住宅で高度成長時代に入居し、現在70歳代が多い。高齢化が顕著であるが、皆さん若くグランドゴルフなどが盛んだ。
 新年度の役員も70代で、すでに2,3回目だという方が多い。和気藹々とやられることだろう。
 建物も古くなり更新をどうするかがこれからの課題で、長期的な修繕を専門に担当する委員会を設立するなどの議案が提出され承認された。

心と態度

 教育基本法に愛国心をどう盛り込むかで自民・公明の妥協案が国会に提出される。
 産経新聞の「主張」より
【主張】教育基本法改正 「愛国心」はもっと素直に 2006/04/14 産経
 教育基本法改正案に盛り込む「愛国心」の表現をめぐり、与党検討会の大島理森座長が示した案を自民党と公明党が了承し、ようやく合意に達した。
 座長案は「伝統と文化を尊重し、それらをはぐくんできた我が国と郷土を愛するとともに、他国を尊重し、国際社会の平和と発展に寄与する態度を養う」という長い文言だ。
 自民党は「国を愛する心」という表現を主張していたが、「国」と「郷土」を併記し、他国の尊重もうたい、「心」を「態度」に変えるなど、公明党への配慮がにじむ妥協の産物といえる。「国を愛する」は明記されたものの、含みが多く、簡明な文案とはいえない。
 「愛国心」の表現で、これだけもめる国は、おそらく日本だけだろう。愛国心は、どの国の国民も当然持っているものだ。そして、愛国者であることは最大の誇りとされる。国の根本法規である教育基本法は、もっと素直な表現であってほしい。
 「愛国心」以外の与党合意についても、多くの問題点が残されている。
 自民党は「宗教的情操の涵養(かんよう)」の盛り込みを求めたが、これに反対する公明党の主張に譲歩し、条文化が見送られた。この文言は、現行の教育基本法が制定される前、日本側の原案にあったが、GHQ(連合国軍総司令部)の指示で削除されたものだ。
 その結果、給食前の合掌や座禅研修などが次々と排除され、修学旅行では伊勢神宮などの神社仏閣が避けられるようになった。宗教的情操の欠如が、オウム真理教などのカルトに若者が入り込む一因になったといわれる。
 また、現行法の「教育は、不当な支配に服することなく」という規定は、残されることになった。だが、この規定は、国旗・国歌などをめぐる国や教育委員会の指導に反対する一部教職員らの運動の根拠に使われ、逆に、過激な教師集団による不当な支配を招いてきた一面を持っている。
 これまでの与党合意には、家庭教育の充実など評価すべき点も多いが、現行法より後退しかねない部分は、なお修正が必要である。戦後教育の歪(ゆが)みを正し、子供たちが日本に生まれたことに誇りを持てるような格調の高い改正案に仕上げてもらいたい。

 心は態度に表れるので「態度」よりは「心」がよいと思うし、「他国を尊重し」は、いつまでも卑屈な外交を見せられているので素直に飲み込めない。
 我々の年代は修学旅行と言えば伊勢神宮や四国金比羅さんだった。それが自分にどう影響したかは不明だが、当時はこれを日本が大切にしているものなんだなと理解したように思う。公明党が「宗教的情操の涵養(かんよう)」の盛り込みに反対しているのはやはり支持宗教団体の影響なのだろうか。残念なことである。

 映画などでみかけるが米国の小学校では教壇の横に星条旗が掲げてある。歴史が浅く様々な人種で成り立つ米国では幼い頃から常に国を意識させるためと聞く。
 歴史が古い国といっても、人は入れ替わっていく。ある時期に学習すべき基本的な事が抜けると、もうその人にとっては学習の機会がないのではないだろうか。そしてそれが次世代を育てるべき教師であったとしたら・・怖ろしいことである。「教育は、不当な支配に服することなく」ということが曲解され、国旗・国家を軽視する教師がでて、板挟みになった校長が自殺した事件があった。

 TVで竹島に関して韓国の市民意識を取材したシーンが流れていた。独島(竹島)の位置を尋ねたらほとんどの人が指摘できていた。しかし、同じ事を日本の街角で尋ねると竹島の位置を正確に指摘できる人は少数であった。かなりの年配の人にも及んでいるので戦後教育の歪みとも言えるのではないだろうか。こう書いている自分でも恥ずかしながら、島根県「竹島の日」のニュースまでは李承晩ラインと竹島の位置関係は知らなかった。

 「主張」の言うように「子や孫たちが日本に生まれたことに誇りを持てるよう」党派を超えて国会で十分に審議を尽くしてもらいたいと思う。

4月22日(土) 辟易外交

産経新聞【2006/04/22 東京朝刊】
谷内次官訪韓で官邸VS外務省.
≪なぜ頭下げる/外交努力アピール≫
 竹島周辺海域の海洋調査をめぐって、外務省の谷内正太郎次官が訪韓したが、同次官の訪韓をめぐって政府内で「原則派」と「交渉派」の間で意見が対立していたことが明らかになった。
 「自国のEEZを調査するのになぜ韓国にヘコヘコ頭を下げる必要があるのか。外務省は何も理解していない」
 ある首相周辺は不満をぶちまけた。谷内氏が交渉中、海上保安庁の測量船は境港沖にくぎ付けのままで、盧武鉉政権による反日キャンペーンに利用されるだけだからだ。
 加えて、官邸内には、外務省への不信感が渦巻いている。韓国は過去四年間、四回にわたり日本のEEZ内で海洋調査を続けてきたが、外務省が「狙いは海底地形の名称変更にある」と気づいたのは今年一月だったという。海上保安庁幹部も「いよいよ調査に入る段階で何を今さら」と外務省への不信感を漏らす。
 外務省にも言い分がある。ある幹部は「最終的に調査に踏み切ることに異論はないが、韓国が強制措置に出る最悪の事態に備え、国際社会に『日本は外交努力を続けた』という姿勢を示す必要がある」と打ち明ける。
 谷内氏は親しい安倍晋三官房長官から内々に了解を取り付け、訪韓したとみられるが、官邸内の一部には「外務省は官邸に相談もなく、谷内氏の訪韓を決めた」との批判もくすぶる。
 官邸内には、会談結果にかかわらず「調査海域まで測量船を出し日本の姿勢を示すべきだ」との意見が根強く、「原則派」と「交渉派」の綱引きはさらに激化しそうだ。

 国際法上問題なければ粛々と進めればいいものを・・・
 政府部内の分断がさらけ出され、測量船は釘付け、盧武鉉の嗤いは止まらない。

 夜になり、以下のニュースがあった。
南北閣僚級会談が本格討議入り 韓国、拉致協議を提案.
 平壌で始まった韓国と北朝鮮の第18回南北閣僚級会談は22日午前、全体会議を開き、本格討議入りした。韓国同行記者団によると韓国側は、韓国人拉致被害者の送還に向けた協議を提案、核問題をめぐる6カ国協議への復帰を要求した。韓国側は経済支援をてこに拉致被害者の送還を進めたい意向で、北朝鮮側の反応が注目される。
 北朝鮮側は会談で、日本が竹島(韓国名・独島)周辺海域で海洋調査を計画していることなどに関連し、南北が共同で対処しようと提案した。
(共同)(04/22 19:47)産経

日韓会談が妥結 日本は海洋調査中止
.≪韓国、地形名称提案せず≫
 外務省の谷内正太郎事務次官は22日、韓国の柳明桓・外交通商第一次官とソウル市内のホテルで会談し、竹島(韓国名・独島)周辺海域の海洋調査計画をめぐり、日本が海洋調査を中止する一方、韓国が海底地形に関する6月の国際会議に竹島周辺の独自名称を提案しないことで合意した。  また、2000年から中断している、日韓の排他的経済水域(EEZ)の境界線画定に向けた協議について、5月にも局長級で再開することでも一致した。
 しかし、今後の同種対立を防止するための枠組みづくりとして日本が提案した、このような海域で科学的調査を行う際の事前通報制度創設について韓国側は「受け入れられない」と拒否した。
(共同)(04/22 21:14)産経
 とりあえずは妥結したようだ。
 引き続き、先祖からの固有の領土竹島を取り戻し、安心して漁業ができるようにしてもらいたいもの。

 平壌の南北閣僚級会談で北朝鮮は「日本が竹島(韓国名・独島)周辺海域で海洋調査を計画していることなどに関連し、南北が共同で対処しようと提案した。」という。韓国は反日をやっている場合ではなく、北朝鮮と背後の中共に押され、これでは日清日露戦争前後の不安定さのような気がしてくる。

4月19日(水) 名残の桜

 昼頃晴れ間が広がった。
 昼食もそこそこに「しあわせの村」へ行ってみた。葉桜になった木も所々ある。


 プラタナスの若葉もだいぶん大きくなった。
 先日雨の日に歩いたコースを辿った。山々がうすい黄緑の衣をまとってきている。

 夕方、一転して雲が垂れてき、風もでてきた。階下の桜は花吹雪となって舞いあがってきた。
 天気予報は明朝雷雨といっている。

4月18日(火) そろそろ見納め

 先日雨の日に撮りそこなった「しあわせの村」のしだれ桜を見に行った。
 ライトアップの用具等がスッキリと片付けられていた。
 花曇りだが、気温がぐんと上昇し、三々五々散歩する人やお弁当を広げる人がみられた。

 写真の題材に花吹雪を期待したが、風も穏やかではらりはらりと花びらが舞っていた。
 老夫婦に「シャッター押し」を頼まれたりする。
 明日から天気は下り坂で、今年の桜も見納めかも知れない。

4月17日(月) 六甲の少し遅い春

 ながらくぐずついていた天気が久しぶりに晴れた。
 昨年時期を外して見損なった高山植物園の水芭蕉を撮りに出かけた。普通のジャンバーでは六甲のドライブウェイは非常に寒かった。バイクのハンドルを握る袖口から冷たい風が容赦なく入り込み、現場に着く頃にはふるえが止まらなかった。
 尾瀬の水芭蕉のように広々としたスケールはないが、ちょうど見頃を迎えていた。もうすでに何人かのアマチュアカメラマンが撮影に余念がない。



 その後、森林植物園にまわった。
 山桜やソメイヨシノがちょうどよいぐあいであった。
 森林植物園のソメイヨシノは貫禄がでてきたように思う。
 園内の山道をあちらこちら歩き、気がつくと4時をまわっていた。
 先日は露光オーバーが多くがっかりしたが、マニュアル操作の後はきっちり元の自動に戻っているか気を付けるようにした。



4月15日(土) 春雨の散歩

 しとしと降る雨。今週は晴れ間が少ない。近辺の桜は満開で長持ちしている。
 しあわせの村周辺を歩く。雨の桜もしっとりとしていい。プラタナスも若葉をのぞかせてきていた。
 白川の里の田んぼでは蛙と鶯の声が聞こえた。
 3〜4時間歩いて帰宅。傘をさし、帰る頃にはカメラバッグがずっしりと応えた。
 少し横になったあと、画像を点検。残念なことに、なぜか露光オーバーが多かった。
 曇天のためか、取り扱いの誤りか、カメラの癖か・・・研究の余地あり。

4月13日(木) 「北朝鮮」という暴力団

産経抄 2006/04/13 より
 極悪非道のマフィアといえば麻薬、偽札、誘拐の三点セットと決まっている。シチリアのマフィアは、イタリアの独裁者ムソリーニに追い立てられて米国に渡った。以来、米司法当局はこの増殖したマフィアとの戦いに明け暮れる。
 ▼北朝鮮の主力産業も麻薬、偽札、拉致だから、こちらは「マフィア国家」と命名して何の不都合もない。米政府は昨年秋、ついに偽札づくりの証拠をつかみ、マカオの銀行に制裁を発動した。そのマフィア国家の幹部が、東京で開催の国際会議に参加した。
 ▼ここで北の幹部が、「制裁を解除しなければ六カ国協議に参加しない」などとうそぶいた。米国のヒル国務次官補は「ヘッ」と無視した。当然だ。マフィアが組織犯罪の取り締まり側に公然と取引を持ちかけたのだ。「逮捕しないだけありがたく思え」と、米国に代わって小欄がいう。
 ▼ヒル次官補はもっと品よく、凍結された北朝鮮口座は二十三億七千万円だと暴露した。北の財布は政府、軍、金正日一族の三つに分かれ、一族の財布が一番大きいらしい。マカオの口座はこの一族の分だった。ここから盆暮れの“もち代”が高官に配られる。カネの切れ目が縁の切れ目だから金総書記は焦った。
 ▼凶悪犯罪の「拉致」でも、日本政府は北に観念しろと迫った。横田めぐみさんの結婚相手が、DNA鑑定で韓国の拉致被害者、金英男さんだったことを突き止めたのだ。北朝鮮生まれの工作員だとウソをついた北も困ったが、彼らに甘い韓国はもっと困った。
 ▼韓国には四百八十六人の被害者がいる。融和路線の盧武鉉政権は北に配慮はしても自国の拉致被害者には目をつむってきた。日韓の国民が共闘すれば、盧政権も対北包囲に引き込まれよう。
 「聯合」によると、北朝鮮の金桂寛(キム・ゲグァン)外務次官は13日、出国前に宿泊先のホテルで記者会見を開き、6カ国協議の再開問題について「遅延しても悪くない。その間にわれわれは多くの抑制力を持つことになる」と言ったそうだ。核兵器増強を進めるとの恫喝だ。
 虎(中共)の威を借りているつもりなのかも知れない。

4月12日(水) 太閤の湯

 近所にパソコンの相談にのったり、さつきの鉢植えをいただいたりしている先輩から、乗車券付き株主優待券があるので「太閤の湯」へ行かないかと誘われていた。
 以前の有馬温泉ヘルスセンターが太閤さんをテーマに模様替えしたところだ。料金は2400円、往復の電車賃を入れると3000円を超す出費になるし、飲食代を入れると小1万円になってしまうだろう。貧乏タレとしては気安く行けるところではない。
 雨も上がり、昼頃薄日が射してきた。昼前電話し、すぐに行くことになった。

 ちょうど桜が見頃になっていた。それが目当てでもある。
 ××坊とか○○閣という大手旅館に観光バスが到着し、団体さんが降りてきたりしている。

 ヘルスセンターはすっかり模様替えされ、なるほど「太閤の湯」になっていた。ロッカーの鍵とタオルを渡され、館内着(作務衣スタイル)に着替える。
 風呂場も改装され、屋上によしず張りの露天風呂も出来ていた。まずはゆったりと「天下の湯」で温まった。ウィークデーでもあるので10人程度の客だった。よく温もったので屋上の露天風呂にも行ってみた。金泉、ハーブ湯や五右衛門風呂がある。五右衛門風呂は懐かしい。子供の頃は体重が軽いので下水板を沈めるには慣れが必要だった。もちろん現代の五右衛門風呂は、形だけを真似たものだった。

 風呂から上がり、肴3種と生ビールを調達する。注文はIT化されている。ロッカーの鍵についているバーコードをかざすと積算され、帰りの出口で精算されるようになっている。館内は財布を持ち歩く必要はなく、下手をすると飲み過ぎるきらいがある。
 ちょうど日が射してきて、絢爛豪華な桜を見ながら四方山話をした。生ビールを追加、まさにけっこうなお花見。
 先輩もしきりに「春はええのう」と繰り返し満足そうだった。
 帰りまぎわ、酔い覚ましに、もう一度温泉に入った。半日ゆっくりと遊ばせていただいた。

4月11日(火) 北朝鮮への圧力は、いつ

 ニヤニヤと日本をナメきった北朝鮮外務次官の態度。中共の外相と酒を酌み交わすシーンも放映されていた。
 拉致家族の方々は、はらわたの煮えくりかえる思いとお察しする。
 彼らに誠意などはない。経済制裁を発動すべきでないか。
 そんな中、めぐみさんの夫が、韓国人であることがDNA鑑定で判明した。韓国では拉北者と呼んでいる。

4月10日(月) 管理組合理事引継ぎ終わる

 広報を担当しているので土曜日、団地管理組合の決算書を作った。
 会計担当さんがどこまでやってくれているか心配だったが、帳簿や合計残高試算表がきちんと作成されていて貸借対照表や収支決算書、修繕積立金明細など難なく完成した。仕事を持ちながら大変だったろうと思う。
 23日に行われる総会用の議案書はすでに作成済みなので、会計報告の頁に貼り付けた。
 議案書の最終版を理事長に渡す。

 日曜日、新旧理事が集まり引継ぎ作業を行った。新しい広報担当者は若い人で、パソコンにも明るい人だった。表計算ソフトで作成した決算書や、一年間の議事録、組合員向けニュースなどをPDF化したファイルを説明し渡す。
 決算書作りも表計算ソフトで行ったので、引継ぎの説明も具体的にでき、短時間で終わった。
 印刷原稿も今回から電子ファイルで入稿するので若干コストも下がった。

 今朝一番、議案書PDFをメールで入稿する。一年間の広報の仕事は終わり、印刷物の出来上がりと、総会を待つばかりとなった。

 仕事柄パソコンを使えたおかげで、広報の仕事に役立った。(自画自賛)

4月6日(木) この一年

 昨年の今頃、中共の反日デモが起きました。連鎖的に韓国の反日デモも起きました。
 以来、当ノンポリおじさんも「どういうこと?」と、色々興味を持ち始めました。

 先の第二次大戦前後の中共、韓国の歴史、日本との歴史観との違い。
 国内某大手新聞が左翼系メディアであること。地方紙の多くが左翼系メディアであること。
 市民団体に左翼系が多いこと。

 国会議員に、中共や朝鮮半島のために働く議員が多くいること。
 保守だと思っていた政党が実は、真性ではなかったこと。
 あろうことか中共に洗脳されている大臣がいること。
 中韓の傲慢な外交方針と、日本の外交方針のふがいなさ。
 日本がスパイ天国であること。

 靖国神社とは、東京裁判とは・・・日本がなぜ戦争に巻き込まれていったか。
 自分が習ってきた歴史が実は自虐史観に基づくものであったこと。
 皇室典範、女系天皇、男系天皇とは。日本の伝統の断絶を目論む一派がいること。

 金儲けのためには、魂も売り、国防を危うくする企業があること。
 戦後の米占領政策が、未だに政界・教育界などに陰を落としていること。

 中共の内部矛盾がますます進行していること。
 日本のTV放送が堕落してきていること。
 ネット上で確かな見識を発信する賢人、ジャーナリストが多いこと。

 中韓の反日デモとインターネットのおかげで、以上のような様々なことを知るきっかけになりました。
 いろいろあるけど、やはり日本は素晴らしい。日本人でよかった。

4月5日(水) NHK「ドキュメント北朝鮮」

 NHKスペシャル「ドキュメント北朝鮮1〜3」を見た。
 建国から現在まで、なかなか分かりにくい北朝鮮の現代史が少し理解できた。
 第二次大戦で駆け込み参戦したソ連が半島北部に侵攻した。
 ソビエト軍の1部隊の部隊長にすぎなかった金日成が見いだされ、やがてソ連の傀儡政権のような「建国の父」となっていく。
 ソビエトの崩壊と共に、本来共産主義では世襲できない主席という地位が、「党中央」という抽象名で権力の継承が金正日へ巧妙に行われていった。
 体制維持のために日本人を拉致し工作員を養成する。昨年核兵器の保有を宣言し、着々と核兵器開発を行ってき、瀬戸際外交でカードに使い軽水炉を手に入れる。

 ソ連崩壊後様々な機密文書が表面に出てきたことなど、興味深かった。
 シェルター代わりの立派な地下鉄の様子、建国祭、兵学校、個人崇拝銅像など国威発揚場面、は立派だったが、一般人民の生活ぶりなどの場面はほとんどなかった。代償として悲惨な生活があるはずで、続編を期待しよう。

 このような視点で、韓国、中共なども史実に沿ったドキュメントを紹介してもらいたいと思う。

4月2日(日) 新味ない「重要講話」

【主張】胡主席発言 日本国民の反感招くだけ 2006/04/02産経
 期待外れの「重要講話」だった。中国の胡錦濤国家主席が日中友好七団体幹部に語ったことは、日本の指導者の靖国神社参拝を理由に、首脳会談を拒否する方針を再確認したもので、何ひとつ新味はなかった。日本の内政への干渉を続ける限り、関係改善はできないことを胡主席は知るべきだ。・・・

 今回の七団体への働きかけは国交正常化前の対日民間工作を想起させる。中国は今後、日本の政治家や民間団体への招待外交を強化する方針といわれるが、中国の内政干渉に協力するような交流にならないよう求めたい。
 三十一日、中共と日中友好七団体幹部との会談にあたり、事前の接触で、日本側の一部が、靖国参拝など微妙な問題などは避け、未来に向けた会談にしたいと要望、中国側も検討を約束したという。胡錦涛主席は「重要講話」なるものを準備し会談を行ったが、「日本の指導者の靖国神社参拝を理由に、首脳会談を拒否する方針を再確認した」にすぎなかった。さらに、ポスト小泉にまで影響を及ぼそうとするニュアンスもあるという。
 中共内部で、「日米安保に対抗意識を持つ軍部からの胡錦涛にたいする圧力もあって、譲れない一線になってしまった」という見方もある。
 かといって、日本がこのような内政干渉を認めることはないはずで、中共の対日外交政策は、破綻していることは確かなようだ。今後、中共の対日民間工作や政界・世論の分断工作がいろいろ激しくなるのではないだろうか。

4月1日(土) 人間の尊厳はどこに

 【大紀元日本3月31日】世界各地で開かれている「人体標本展覧会」では、プラスティネーション技術で加工された本物の死体が展示されている。これらの人体標本は、ドイツ人のハーゲンス氏が所有する中国の「死体加工工場」からのもので、その死体の入手方法が疑問視されている。展覧会の主催側は、標本にされる死体が身元不明者であることしか知らず、その背後にある人体収集のシステムには関知していないと答えている。中国大連にあるハーゲンス氏の工場近辺には、大勢の法輪功学習者を監禁する収容所が点在しており、彼らの死体が標本にされているという証言が浮上している。

 米国では、ニューヨーク、アトランタ、フロリダなど各大都市で、「人体標本展覧会」が相継いで開かれている。主催側の関係者は、大紀元の取材に対し、「死体は中国大連で入手した」と明かし、中共政権から許可をもらっていると述べた。

 ニューヨークでの展覧場所はマニア劇場であり、22体の実物の人体と260の臓器が展示されている。主催社の米「Premier Exhibitions」アトランタ本社の複数の関係者は、大紀元記者の取材に対し、遺体は中国大連医科大学から入手し、中共政権の協力を得ており、すべての手続きと操作は全部中共に許可されたと説明、同社のビジネスは合法であると強調した。しかし、遺体とその遺族の名前や、中共政権のどの部署が直接参与したかなどの具体的な質問に対して、死体は身元不明者である以外、会社側はなにも知らないと答えた。・・・つづき
 日本でも「人体の不思議展」が開かれているが同じものと思われる。
 遺体を樹脂化、標本にし、専門家でなく一般に公開されている。しかも触れるという。壊れたら予備があるということなのだろう。
 世界同時期開催だから相当な数の標本である。なんだか、いやな世の中だ。

3月31日(金) 中共の対日外交の変化

 何かに付け「靖国」を持ち出して外交カードにしてきた中共が最近変化してきているという。
 このことについて、「正論3月号」で評論家石平氏の評論「前原発言の衝撃と中国政府の靖国外交の破綻」が解りやすかった。
 今、ライブドア・メール事件で民主党は混乱しているが、この頃の前原代表は中共に対して大きなインパクトを与えていたことになる。
 以下評論より抜粋
前原代表の発言

2005年12月8日
 ワシントンで「中国の軍事力増強は現実的脅威」。日中国交回復以来、日本の党首クラスの政治家が公的にこのような趣旨の発言はおそらくはじめてだろう。
2005年12月11日
 北京で唐家セン前外相との会談で「何を目的としているのか。現実の脅威と見なされても仕方がない状況だ」
12日
 北京外交学院での講演で「空軍力、海軍力、そしてミサイル能力を中心として(中国軍の)能力が飛躍的に向上していることに、私は率直に脅威を感じている」
13日 中国訪問最終日 記者会見
 「自分たちに都合の悪い事を言う国会議員に会わないという姿勢なら、仮に靖国の問題が解決したとしても、日中間の問題は永遠に解決されない」

中国の反応

2005年12月13日
 中国外務省秦剛幅報道局長のコメント「中国は永遠に平和を擁護する。中国の一体どこが脅威なのか」「日本の政治家は日中友好関係に役立つ言動をすべきだ」
2005年12月20日
 中国政府の対外広報担当「中国は平和発展の道を堅持するとの意見を、よりいっそう強烈な声で世界に向かって発信しなければならない」」
2005年12月22日
 今の中国はもっとも警戒しているのは周辺国における「中国脅威論」である。そのため胡錦涛政権は「中国平和発展の道」という初の白書を発表する。つまり中国脅威論の打ち消しに躍起になっている。

一方、靖国問題に関しての前原代表の見解は以下のようなものだ。
A級戦犯が合祀されている靖国へは日本の首相・外相・官房長官が参拝すべきでない」「A級戦犯が合祀されている限り自分も参拝に行かない」。これは中共の主張とぴったりしており、前原代表と中国政府との間に「ハードル」はない。

ところが、12月11日から中国に訪問中に要望していた胡錦涛主席には会えず、12月13日会談で最後に出てきた人物は中国外務省の1外務次官にすぎなかった。冷遇より最低限の外交儀礼すら無視するような態度であった。

その理由は言うまでもなく、前原代表の「中国脅威論」が中国指導部の逆鱗に触れ、もはや対話の相手として取り扱われなかったことを意味する。

このことは逆に、「靖国問題」は決して日中間の最大の「争点」でもなければ、日中関係を「阻害」する唯一の原因ではないことを何よりも証明している。
従来、「靖国問題さえ解決すれば日中関係が改善できる」と言ってきたことが、全くのウソだと分かった。

前原「中国脅威」発言の副産物

このとき、クアラルンプールでASEAN+3(日中韓)サミットが開かれており、「靖国参拝問題」を焦点に日中間の攻防が激しく展開していた。要するに、小泉首相のアキレス腱である「靖国参拝問題」を国際問題かすることによって、かつて日本からの侵略を受けたという共通体験を持つ東南アジア諸国から一定の理解と支持を得られた上で、日本を最大限に孤立化させようというする戦術であろう。
しかし、このような企みは小泉首相からの激しい反撃に遭遇した。
2005年12月13日
 小泉首相「戦争を美化するのではなく、二度と戦争を起こさないことを誓うもので、戦没者に哀悼の誠を示すものだ」「(靖国参拝という)一つの問題で中国は会わないと言っているが、(これを理由に)首脳会談ができないのは理解できない」と述べ、激しく中国を批判した。
14日
 サミット会議後、記者会見で小泉首相はさらに、自らの靖国参拝に中国が反発していることについて「一人の国民である内閣総理大臣が自分の国の一施設に、平和の祈りと哀悼の念を表すこと、これを批判する気持ちが分からない」と改めて中国の姿勢を批判した。

共有する一つの会議場で日中両国の首脳が正面衝突したのは、おそらく今回が初めてではないかと思う。
しかし、その後の中国政府の対応に注目すべき重要な変化が起きた。

現地に居合わせたはずの中国首相としての温家宝からは、再反論や反撃の声がいっさい上がらなかった。
会議前半に見られたような日本集中攻撃の凄まじい勢いはなく、13日以降の外務省報道官の反応の仕方の低調さと温首相自身の沈黙は尋常であるとはいえない。

・・・・

 前述の前原代表の「中国脅威」発言、特に13日の「仮に靖国の問題が解決したとしても、日中間の問題は永遠に解決されない」という記者会見での批判が、小泉首相の「(靖国参拝という)一つの問題で中国は会わないと言っているが、(これを理由に)首脳会談ができないのは理解できない」という発言にたいする援護射撃となったはずである。
 中国政府のとってきた「靖国参拝問題」一点張りの硬直した対日外交方針は破綻した。
現在、中共の「親日世論形成」工作に乗るようにして日中友好7団体が訪中している。
どんな講話を聞かされ帰国するのだろうか。

3月30日(木) 尖閣に見る中共の勝手

東シナ海のガス田紛争で中共は、日本領の尖閣を中国領と言い張っている。
メルマガ「台湾の声」で尖閣の歴史を端的に示す記事がある。
尖閣は日本領

 さて、ここで尖閣諸島について一言申し上げるべきだと思う。尖閣は明治17年、福岡の古賀辰四郎氏が漁業を営んだことが始まりだ。この古賀氏の足跡を辿ることで尖閣の正体と位置づけが明確になる。

 1884年3月、尖閣島周辺の魚釣島は巨馬が群生する野放しの島であったが、古賀氏は探検調査の結果漁場として将来有望と判断した。古賀氏は鰹節工場や缶詰製造工場、フカヒレなど魚群の宝庫を開発し、隆盛を極めた。

突然自国領と主張

 1871年、「牡丹社事件」が起こる。暴風雨で台湾南部に漂着した69名の琉球人乗員のうち、54名が惨殺された事件である。

  当時の外務大臣・副島種臣は中国(当時の清)に対して謝罪と賠償を要求した。しかし中国は「台湾は化外の地」で「教化の及ばぬ地」であると賠償を拒否した。つまり、当時の中国政府は台湾(と尖閣諸島)は「中国の領土ではない」と公式に宣言している。

  ところが100年後の1971年12月、中国は根拠も示さず突然尖閣諸島の領有権を主張している。1972年2月、中国は台湾・尖閣諸島を行政府へ組み入れた。1992年2月、中国は領海法を勝手に発布し尖閣諸島、南沙諸島、西 沙諸島に到るまで自国領とする旨宣言したのである。

 昭和43年(1968年)、国連アジア極東経済委員会が尖閣周辺海域に大量の石油が埋蔵されているとの調査結果を発表した直後、中国は突如として「尖閣は中国固有の領土」と主張した。これは火事場ドロボウ以外何と言えば良いのか。

・・・

  二階経産相が就任して以来、中国側の対応は日本の期待を裏切るものとなった。ましてや杉山経産省次官は“交渉をしっかり進めていく”と言っている。これは東シナ海ガス田開発の放棄宣言ではなかろうか。
  中国の東シナ海権益の既成事実化は「春暁」の操業で決定的となる。日中政府間協議でいくら会談しても平行線で進展することはない。国益とは先手必勝、現場実力主義の産物にほかならない。
 「白樺」の共同開発は平行線をたどり、尖閣は中共のものと言い出している。
 一方韓国も竹島に電話線まで引き漁民を住まわせ既成事実化に余念がない。
 弱腰外交で主権が侵されつつある。

3月29日(水) いただきます

草莽崛起のブログから
 ある小学校で母親が申し入れをしました。「給食の時間にはうちの子には『いただきます』といわせないでほしい。給食費を払っているのだから、いわなくてもいいのではないか」(女性セブン)

びっくりするような手紙ですと、永六輔は、出演するTBSラジオ『永六輔その新世界』に届いた一通の先の手紙を読みました。その放送直後に十数通の手紙やはがきが寄せられ、その7割ほどは、「母親の申し出は絶対おかしい」「お金の問題ではない」と否定的でした。

しかし、一方で残りの3割は「ちゃんとお金を払っているのだから別に『いただきます』をいわなくてもいいと思う」「いわなくて当然だ」というものでした。

中には、「食堂で”いただきます””ごちそうさま”をいったら隣のおばさんに”お金を払っているのだから店がお客に感謝すべき”といわれた」などとの体験談も語られた。

 ・・・・
 「給食費を払っているのだから、いわなくてもいいのではないか」
 「『お金を払っているのだから店がお客に感謝すべき』といわれた」
 「言わせないで欲しい」とか「言う必要がない」という母親が3割いることに驚いたが、そのような番組に手紙を出すということは多少なりとも内心「これでいいのかしら」と思っているふうにもみえる。そうであれば、まだ救いがあるというべきか。

 当方は、小学校の給食の時間、みんなと声を合わせて「いただきます」といった確かな記憶がない。多分言っていたのだと思う。あまりに当然のことだから記憶にないのだと思う。

3月28日(火) 「形なき侵略戦」

 正論3、4月号で中西輝政・京大教授の「形なき侵略戦」と言う記事を読んだ。戦後の日本が各国の諜報活動に赤子のように無防備であることを警告している。そして今こそ政治家も国民も、日本を「自分の足で立てる」国家にするのだという問題意識を強く持つことが望まれるという。
 長い論文から印象に残った文を引用する。
 インテリジェンス・リテラシー(諜報活動を含む情報活動に対する認識や対処)の貧困がいかんともしがたい。

 卑近な例として、上海領事館員自殺事件があり国家の存立にもかかわる重大事件であったにもかかわらず、国会での議論が日本側の対応を俎上にあげるばかりで、卑劣な工作で日本外交官を死に追いやった中共に対して具体的にどう対処していくかという本質的な議論がなされていない。

 産業界ではヤマハ発動機が軍事転用可能な無人ヘリを不正輸出した例もある。

 中国側の根拠のない尖閣諸島領有権の主張や、潜水艦の領海侵犯で高まった東シナ海の緊張、いわゆる「媚中派」がはびこる日本の政界官界など、米国防情報局N・エフティミアデス分析官が10年前に予測していたことが、今予言通りに展開していることに驚かされる。

 1970年代のソ連の諜報活動について・・・
 ソ連共産党政治局が当時の日本社会党に10万ルーブル(3500万円)を提供することを決定し、以降毎年同じぐらいの額を与えていたということがKGB公文書で明らかにされている。社会党の勝間田清一氏がKGBのエージェントで1974年に400万円が彼個人に支払われた。
 自民党の石田博英元労働大臣もエージェントだった。驚くことにこの二人は勲一等旭日大綬章を受章している。
 ・・・
 スパイ防止法、機密保護法制、防諜体制を整備するという国家意志の発動が待ったなしに迫られている。
 これらの論文を読んで現在の日本がいかにインテリジェンス・リテラシーのない国であるかを思い知らされた。
 その方法も手の込んだものや単純なものまで様々、昔「スパイ大作戦」というTV映画があったが、荒唐無稽でも何でもなく、「形なき侵略」が政界経済界、大学、報道など広く深く浸透している。
 おりしも、この3月末、日中友好7団体が中日友好協会の招きに応じて訪中し、胡錦涛国家主席の「重要講話」を聴くそうだ。
 訪中する7団体と会長は、社団法人日中友好協会の平山郁夫会長、日本国際貿易促進協会の橋本竜太郎会長(元首相)、日中文化交流協会の辻井喬会長、日中友好議員連盟の高村正彦会長(元外相)、財団法人日中経済協会の千速晃会長(新日鉄会長)、社団法人日中協会の野田毅会長(元自治相)、財団法人日中友好会館の林義郎会長である。
 麻生外相がいうように「国益と友好」の優先順位を間違えないようにしてもらいたいものだ。

3月26日(日) 大阪場所千秋楽

 解説北の富士氏の予測で一番可能性の低い結果になった。そして結果的には負けて欲しくない二人が勝った。
 魁皇のカド番脱出の執念で白鵬を破り、栃東は朝青龍を破り横綱への望みを来場所にかろうじてつないだ。
 白鵬は優勝を逃したが大関を手中にした。朝青龍は優勝決定戦で白鵬には勝ったが、来場所以降、一人横綱はいよいよ脅かされる時代になってきた。
 優勝争いはモンゴル力士、そして三賞もすべてモンゴル力士、幕内1/4を占めるモンゴル勢が大相撲界を席捲している。稀勢の里、琴奨菊など若手の奮起を期待しよう。
 エストニア出身の把瑠都が42年ぶりに十両全勝優勝をしたのが話題になった。続々と外国人力士が誕生してくる気配がある。
 大関昇進直後の今場所、琴欧州は怪我をおして出場し、勝ち越した。武士道精神を感じる。
 元大関雅山が3大関を倒し、2桁勝利した。是非大関復帰を狙ってもらいたい。
 来場所は、琴欧州、白鵬、栃東、魁皇、千代大海と5大関になり、横綱への先陣争いが楽しみだ。

3月25日(土) 吹奏楽演奏会

 次男が所属する高校吹奏楽部創部50周年記念演奏会を聴きに行った。高校は2008年に創立100周年を迎える。
 第1部はOB吹奏楽団、2部は現役吹奏楽部、3部はOB、現役総勢150名の大編成。
 OB吹奏楽団は、結成30周年だそうだ。音楽界で活躍する人や高校の音楽指導者になっている人が多くいる。厚みのあるプロフェッショナルなサウンドだった。
 3部の合同演奏は大編成で、素晴らしい演奏だった。親子ほども違う世代を超えて一緒に練習し、次男もこのような機会に恵まれ得るところがあったろうと思う。幸せなやつだ。
 会場は三宮神戸国際会館ホールで、私はうっかり開演時刻を間違え、着いたときは1曲目が始まっていた。
 ほぼ満員で、三階席からすり鉢の底を見下ろすようにして聴いた。

3月23日(木) 心・技・体の心

大阪場所12日目
焦り
 白鵬
 11日目まで全勝、朝青龍まで破り、風格まで漂う完璧な相撲だった。なのに、立ち会い栃東を相手に2度も突っかけてしまった。横綱相手では全力を出し切る相撲で迷いはなかった。しかし、技・体が拮抗してきた場合、心がどうなるかが今日だった。
 「今場所は全勝でここまで来ているし、相手はすでに3敗している。技・体は負けていない絶対勝つはずだ、栃東には先場所負けている、勝たねばならない」といった心の葛藤が見えるようだった。

安定
 栃東
 白鵬と立ち会いが合わなかったことで白鵬の「焦り」を感じたことだろう。「俺の相撲に迷いはない」勝つより、冷静に負けない相撲を心がけているように見えた。

志し
 琴欧州ー安美錦
 琴欧州は場所前の練習で膝を痛め、周囲から将来のため大事をとれと欠場を勧められたが、大関昇進直後の場所の欠場はファンに申し訳ないという気持ちだろうか、頑張っている。しかも今日は同体で物言いがつき取り直しとなった。1戦目も琴欧州が優勢であったが、2戦目も縺れながらも琴欧州が勝った。両者とも膝を傷めておりハラハラする。
 故障の膝で9勝3敗と既に勝ち越した。今場所は横綱への1ステップという高い志しがうかがえた。

3月22日(水) 中共の対日工作

 国民新聞に「中国共産党『日本解放第二期工作要綱』(全文)」という記事がある。
 中央学院大学の西内雅教授(故人)が昭和47年にアジア諸国を歴訪した際、偶然、入手した秘密文書とある。
 内容は「中国共産党が革命工作員に指示した陰謀で、当時から現在に至る迄、中国の対日謀略は秘密文書の通りに続いているとみられる。」という。

 中共の対日工作戦略が記されており興味深い。冒頭部分は以下のようなものだ。
A.基本戦略・任務・手段
 A−1.基本戦略
 A−2.解放工作組の任務
 A−3.任務達成の手段

A−1.基本戦略
 我が党は日本解放の当面の基本戦略は、日本が現在保有している国力の全てを、我が党の支配下に置き、我が党の世界解放戦に奉仕せしめることにある。

A−2.解放工作組の任務
 日本の平和解放は、下の3段階を経て達成する。
 イ.我が国との国交正常化(第一期工作の目標)
 口.民主連合政府の形成(第二期工作の目標)
 ハ.日本人民民主共和国の樹立・・天皇を戦犯の首魁として処刑

(第三期工作の目標)
 田中内閣の成立以降の日本解放第二期工作組の任務は、上の第口項、即ち「民主連合政府の形成」の準備工作を完成することにある。

A−3.任務達成の手段
 本工作組の任務は、工作員が個別に対象者に接触して、所定の言動を、その対象者に行わしめることによって達成される。即ち、工作者は最終行動者ではなく、隠れた使喉者、見えざる指揮者であらねばならない。以下に示す要領は、全て対象者になさしめる言動の原則を示すものである。
本工作の成否は、終始、秘密を保持しうるかどうかに懸かっている。よって、工作員全員の日本入国身分の偽装、並びに工作上の秘密保持方法については、別途に細則を以て指示する。

B.工作主点の行動要領
 第1.群衆掌握の心理戦
 第2.マスコミ工作
 第3.政党工作
 第4.極右極左団体工作
 第5.在日華僑工作
 以下詳細はこちら
 これらを読んで感じるのは、あの時のあれがそうかというような結果が生じていると思われることだ。
 昨年反日デモ以降は中共に対する日本国民の感情は悪化した。しかし経済界はそうではない。
 マスコミにおいても対応は2つに割れている。まるで中共の代弁をするような全国紙が歴然と存在し発行部数が減っているということも聞かない。
 政党工作の結果そうなったのかどうかわからないが、平成6年村山自社さ連立内閣ができ、戦後50周年記念式典で日本が戦前、戦中に行ったとされる「侵略」や「植民地支配」について公式に謝罪するという通称「村山談話」が行われ、以後の歴代政権に引き継がれ、日本国政府の公式歴史見解として扱われている。
 政党工作として招待旅行工作というのもある。
 A.各党別の旅行団。団体の人数は固定せず、実情に応じて定める。但し、団体構成の基準を、「党内派閥」「序列」「年齢」「地域別」「その他」そのいずれかにおくかは慎重に検討を加え、工作員の主導の元に、我が方に有利になる方法を採らしむるよう、工作せねばならない。
 B.党派を超えた議員旅行団。議員の職業、当選回数、選挙区、選挙基盤団体、出身校を子細に考慮し、多種多様の旅行団を組織せしめる。
 C.駐日大使館開設後1年以内に、全議員を最低1回、我が国へ旅行せしめねばならない。自民党議員中の反動極右分子で招待旅行への参加を拒む者に対しては、費用自弁の個人旅行、議員旅行団以外の各種団体旅行への参加等、形式の如何を問わず、我が国へ一度旅行せしめるよう工作せねばならない。
 D.旅行で入国した議員、秘書の内、必要なる者に対して、国内で「C・H・工作」を秘密裏に行う。
 親中、媚中派と目される議員がこれまで度々中国を訪問しているがこのような工作によるものだろうか。

 この3月30日から日中友好7団体の会長が中日友好協会の招きに応じて、3月30日から4月1日まで北京を訪問することがこのほど正式に決まった。一行は中国の指導者と会い、日中関係の進め方について協議するとのことである。

3月22日(水) 日教組と愛国心

日教組 愛国心の法制化に反対 NHK2006/03/21
日教組は、東京都内で臨時大会を開き、与党が詰めの協議を進めている教育基本法の改正で、「愛国心」を盛り込むことについて、「心」の問題を法律で規定することは、憲法が保障する思想の自由に触れ、容認できないなどとして、反対する特別決議を採択しました。
教育基本法の改正問題をめぐっては、今の国会への改正案の提出を目指して、自民・公明両党の実務者が「愛国心」をめぐる表現など具体的な条文について詰めの協議を進めています。これに関連して、日教組の森越委員長は、21日の臨時大会で教育基本法を改正して「教育の目標」に「愛国心」を盛り込むことについて、「国旗・国歌法が制定された時、政府は強制するものではないと答弁していたが、法制化されると統制を断行するところが出てきた。『愛国心』が一方的に義務化され、断定的に強制力を伴ったときには恐怖になる」と述べ、反対する考えを強調しました。そして大会では、愛国心や郷土愛といった「心」の問題を法律で規定することは、憲法が保障する思想や良心の自由に触れるもので容認できないなどとして、教育基本法の改正に反対する特別決議を採択しました。
 愛国心、郷土愛、家族愛、隣人愛などは、「思想の自由」うんぬん以前の人間として基本的に持たねばならない心ではないだろうか。法制化されずとも本来家庭や学校で教えなければならないことだろう。
 日教組や一部の教育委員はある「思想」を持って国旗国歌を否定し「愛国心」を教えない。そして国内に反日思想を生み出す土壌をつくった。わざわざ教育基本法に盛り込んで法制化せざるを得ない状況を作ってしまったのではないか。
 戦争の愚かしさを教えることと、愛国心は矛盾しないはずと凡夫は思うのだが。
 なんでも平等で個人の得意をのばせないのでは各界を引っ張るエリートは生まれない。ゆとり教育も見直さなければいけないのではないか。

 ※このニュースはNHKのみ、他のweb主要4新聞では取り上げていなかった。

3月21日(火) 嬉しいWBC初代優勝

王監督、歓喜の胴上げ イチロー、松坂ら活躍(03/21 16:25)産経
 1回、2回、3回、王監督の体が、軽やかに宙を舞った。世界ナンバーワンを勝ち取った「王ジャパン」の、歓喜の胴上げだ。イチロー、松坂、上原…、死闘を戦い抜いた日の丸戦士たちが、ダイヤモンドで熱い抱擁を繰り返した。

 五輪金メダル3度で、アマチュア世界最強と称されるキューバ。「カリブの赤い稲妻」が誇る圧倒的なパワーを制したのは、日本らしいスピードと“小技”だった。
 一回、一死から2番西岡が内野安打で出塁すると、すかさず2盗。立ち上がり制球の定まらないキューバの先発ロメロに足でプレッシャーをかけ、続くイチローの四球をサポートした。流れを引き寄せると、8番今江のタイムリーなどで一挙に4点を先制した。

 1点差に迫られた九回には、一死一塁から西岡が絶妙のプッシュバントを成功。続く3番イチローの右前打で、2走の川崎が、クロスプレーで強引なブロックを仕掛けた相手捕手の両足のわずかなすき間に右手を差し込み、間一髪ホームイン。“力技”を、緻密(ちみつ)な技でいなし、日本ベンチに漂っていた沈滞ムードを吹き飛ばした。触発されたのか、7番小笠原の浅い右飛を放つと、3走の松中が巨体をゆすって果敢にもタッチアップを決め、キューバを突き放した。

 日本は2次リーグで米国と韓国に敗れ、一時は敗退濃厚に追い込まれた。しかし、優勝候補筆頭の米国の敗戦で、辛くも準決勝進出。準決勝では「三度目の正直」で韓国に圧勝し、一度はあきらめかけた夢を、勢いでつかみ取った。(奥山次郎)

日本、WBC初代王者に…決勝でキューバ破る(2006年3月21日16時0分 読売新聞)
【サンディエゴ(米カリフォルニア州)=小石川弘幸】野球の国・地域別対抗戦「ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)」は20日(日本時間21日)、決勝が行われ、日本は10―6でキューバを破り、初代王者に輝いた。
 日本は一回に押し出しと今江(ロッテ)の適時打で4点先制。八回に1点差とされたが、大塚(レンジャーズ)が好救援。九回に追加点を挙げて、世界の頂点に立った。

途中経過
 【一回表】日本は一死満塁から多村(横浜)の押し出し死球で1点を先制すると、二死後、小笠原(日本ハム)の押し出し四球で2点目。さらに今江(ロッテ)が中前へ2点適時打を放ち、一挙4点を先行した。
 【一回裏】キューバは、日本先発の松坂(西武)から、先頭のパレが本塁打を放って1点を返した。
 【五回表】日本は先頭イチロー(マリナーズ)の左翼線への二塁打を皮切りに、松中(ソフトバンク)、多村の3連打で1点。さらに一死二、三塁から小笠原の犠飛で加点した。
 【五回裏】日本は松坂から2番手の渡辺俊(ロッテ)へ。松坂は四回まで毎回安打を許しながらも、初回の1点に抑えた。
 【六回裏】キューバは一死一塁から3連続短長打で2得点。一死一、三塁と日本の渡辺俊を攻めたが併殺で加点ならず。
 【八回裏】キューバは一死一塁からセペダが左越えへ2ランを放ち、1点差に迫った。
 【九回表】日本はイチローの適時打、代打・福留(中日)の2点適時打などで4点を挙げた。
 【九回裏】日本は八回途中から救援した大塚(レンジャーズ)の力投で逃げ切った。

 【日本の決勝までの足どり】
 ▽1次リーグ
 ○18−2中国(8回コールド)
 ○14−3台湾(7回コールド)
 ●2−3韓国
 ▽2次リーグ
 ●3−4X米国(9回サヨナラ)
 ○6−1メキシコ
 ●1−2韓国
 ▽準決勝
 ○6−0韓国
 8回裏キューバに1点差まで追い上げられたが、9回イチローのタイムリーなどで4点追加逃げ切った。
 キューバはこれまでオリンピックなど常勝する強豪チームで、そのキューバを破り初代WBC優勝の栄冠を勝ち取った。始めから終わりまで息の抜けない野球の醍醐味、緊張感溢れる見事な試合だった。

 そんな歴史的な試合を衛星生中継で観戦でき幸せな日だった。




3月19日(日) やはり勝たねば

 WBCで韓国に6-0で快勝、20日にキューバと決勝を争うことになった。
 上原の好投と、福留のHRなどの打線がかみ合い、2連敗していた韓国に雪辱を果たした。
 韓国の監督さんは紳士的で日本の実力と讃えてくれた。盧武鉉に聞かせたいようなコメントだった。サッカーでは無礼な場面があったが野球はいい。
 優勝してトリノの不完全燃焼を吹き飛ばして欲しい。

 大相撲、栃東-琴光喜戦、苦手の琴光喜を粘って粘って上手投げで破った。苦手相手の勝ちはおおきい。

  介護保険

 今年度4月から実施される制度の一部改正の説明会を聞くため、老母が訪問介護で世話になっているA市のK苑に出向いた。
 普段は一緒に暮らしていないのでシステムの内容がよく解らないまま聞いたが、概ね以下のようなことらしい。
 ・地域密着型サービス。K苑がその地域の統括センターになり市から委託をうけて活動する。市から専門の職員が3名常駐する。
 ・予防介護にも重点を置く。
 ・財政難によりサービスによっては利用者負担が増えるものがある。
 ・制度の見直しは5年毎、サービスや負担の見直しは2年毎

 老母の住む地域では65歳以上が7千人いるそうだ。数年後には団塊の世代がこれに加わってくる。
 赤ん坊から老人まで一人あたり600万円の借金国でどうやってまかなうのか。一方、聞いた話ではコンビニでの廃棄される賞味期限切れの弁当が700万トン金額で11兆円にのぼるという。勿体ない話だ。知らないところでいろんな無駄があるのだろう。
 自分に出来ることは世話にならないよう、呆けないよう努めることぐらいだ。

3月17日(金) 春浅い洞川

 午後、日が射してきた。
 気になっていた洞川の梅林をのぞいてみた。
 「今年はおそいなぁ」と来ていたオジさん。
 彼岸を前にまだ蕾堅し。山の春は遅い。









3月16日(木) ウィニー

ウィニー不使用を呼び掛け 情報流出問題で安倍官房長官 2006/03/15 産経
 安倍晋三官房長官は15日午前の記者会見で、ファイル交換ソフト「ウィニー」を通じた情報流出が相次いでいることを受け「国民一人一人が対策を取らないと情報漏えいは防げない。最も確実な対策はパソコンでウィニーを使わないことだ」と国民に注意を呼び掛けた。

 政府が特定ソフトの不使用を呼び掛けるのは異例。内閣官房セキュリティセンターは「特定の組織ではなく広く国民に重要性を理解してもらう必要がある」としている。・・・
 ウィニーをインストールしたPCでインターネットに接続すれば、そのPCは簡単にファイルサーバーになるらしい。
 インストールしただけでは違法ではないが、その目的は不特定多数との音楽や画像の共有である。ウィニーのサイトでは、「著作物とわからずにダウンロードしたのでは著作権の侵害ではありません」という。著作物でない音楽や画像というものがあるのだろうか。違法行為を生み出すソフトといえるのではないか。

 今やコンピューターがなければ仕事にならない時代になった。残した仕事を自分のパソコンに入れて持ち帰り自宅で仕上げることは日常茶飯事なのだろう。ウィニーの共有フォルダと、職場のLANに接続するための共有フォルダとだんだん使い分けがいいかげんになってしまったのだろうか。

 官公庁や学校で、私物のパソコンを仕事に使っていること自体情報の流出する土壌がある。

3月13日(月) ガス田協議中共の狡猾な交渉術

 ガス田開発 日韓大陸棚も日本側 中国提案 「尖閣」は領海ぎわ 2006/03/11 産経
 東シナ海の石油ガス田開発をめぐり、中国が共同開発を提案した日韓大陸棚の対象海域も日中中間線より日本側だったことが十日、分かった。中国は日中中間線より中国側の海域については一切、共同開発する意思がないことを示したものといえる。

 複数の政府・外交筋によると、北京で六、七両日に開かれた第四回日中政府間協議では、中国側が協議の終盤、二カ所の共同開発対象海域を記した海図を配布した。対象海域はエリアではなく、小さな黒い丸で記されており、日中中間線は記されていなかったという。

 中国側は、黒い丸のつけられた海域の緯度や経度の詳細情報を知らせず、「わが国の案に関心があれば詳細を説明する用意がある」と説明したという。

 このため、協議後に日本側交渉団が精査したところ、一つは「翌檜(あすなろ)」(中国名・龍井)の北に位置し、日中中間線の日本側で、日韓大陸棚協定に基づく日韓共同開発区域内だった。もう一つは尖閣諸島の北で領海(同島から十二カイリ・約二二・二キロ)すれすれの日本の排他的経済水域(EEZ)内だったことが分かった。ところが、外務省の佐々江賢一郎アジア大洋州局長ら日本側交渉団は、すぐには首相官邸に詳細を報告せず、中国側が提示した対象海域についても公表しないように求めたとされる。

 佐々江氏は帰国後の八日、小泉純一郎首相と安倍晋三官房長官それぞれに、交渉内容を説明したが、安倍氏は「尖閣諸島も日韓共同大陸棚も全く問題外の提案だ。なぜその場で中国側に突き返さなかったのか」と強く叱責(しっせき)したという。・・・
 中共はいよいよ本性を現した。ガス田協議をネタに領土拡大を狙っているのではないか。
 日本側の強力な交渉チームが望まれる。

      春一時後退


今朝6時45分

      教育基本法の改正

教育基本法 今の国会で改正を 2006/03/12 NHK
 安倍官房長官は石川県能美市で演説し、「子どもたちに家族のきずなの大切さや国に貢献することの尊さをしっかり教える必要がある」として、できれば今の国会で教育基本法の改正を実現させたいという考えを示しました。
 この中で安倍官房長官は、「金もうけがすべてという昨今の風潮は変えていかなければならない。これは戦後60年間、損得ばかりに価値の基準を置いてきた結果ではないか。損得を超える価値があることや、家族のきずなを大事にすること、それに国に貢献することの尊さを学校で子どもたちにしっかり教えて行く必要がある」と述べました。そのうえで安倍官房長官は、「そのためには教育基本法も改正しなければならない。今の国会はまだ会期が残っている。この会期を生かして、そうしたこともなしえていきたい」と述べ、できれば今の国会で教育基本法の改正を実現させたいという考えを示しました。
 子殺し、親殺し、横領背信、粉飾決算、耐震偽造などの事件が連日報道されている。戦後の教育の不備がもたらした結果ではないかという意見が目立っている。
 12日の「報道2001」では、戦前の修身の教えは良かった(中曽根氏)、旧制高等学校で学んだエリートが引退してからだんだん世の中がおかしくなってきた(竹村健一氏)、ベストセラー「国家の品格」の著者藤原正彦氏は、小学校では何よりも国語教育をしっかりやってもらいたい、また自国の文化や歴史をしっかり学んでこそ真の国際人と言っていた。

 「愛国心」を巡る表現では、野党や公明党が戦時中の軍国主義を想起するとして決まって反対し十年一日のごとしだ。戦時下の国の状態にいつまでもとらわれ、あるいは故意にそうしているのだろうか。二千年以上にわたる歴史と文化を受け継ぎ、次世代に渡していく国だという考えにはならないものか。

 気になるのは、「男女共同参画社会への寄与」を教育基本法に盛り込むという意見があるらしい。例のジェンダーフリー思想で、こんなものが盛り込まれたら最悪で、改正などやらない方がましというぐらいである。よくよく注意してもらいたい。

3月12日(日) いかなごシーズン

 近所のスーパーでイカナゴが並ぶ季節になった。昨日1Kg780円だった。自家製の釘煮をつくる家庭も多く、砂糖醤油にショウガの匂いが漂ってくる。離れて暮らす子供や知人に送るためのイカナゴ・パックが郵便局でもこの時期用意される。
 当地は神戸垂水や明石海岸から一山越えた内陸になるが、輸送方法も工夫されているのか、先日はまだエラをぱくぱくしているカレイが並んでいた。
 イカナゴの釘煮、今は「新物」というラベルが貼ってあるので心して味わってみたいと思う。
 調べてみるとイカナゴは「玉筋魚」と書くそうだ。スズキ目イカナゴ科とある。長年鰯の稚魚ぐらいに思っていたが大間違いだった。

3月11日(土) 苛烈を極める中国の暗黒

 法輪功学習者から臓器摘出、中共の臓器売買の実態【大紀元日本3月11日】
 中国は今、世界最大の臓器売買の闇市場と化している。これまで国際メディアの報道や医療関係者、被害者遺族の証言などにより、刑務所で囚人や法輪功学習者を殺害し、臓器を摘出する真相の一部が暴露されている。米国に逃亡した中国人ジャーナリストR氏の証言によりこのほど、臓器摘出のために法輪功学習者を殺害する大型秘密刑務所の存在が明かされ、ナチスよりも残酷な迫害実態が暴露された。一方、台湾の「明慧ネット」も複数の法輪功学習者が殺された後、臓器摘出された疑いがあると報じた。米国や欧州連合(EU)、国際人権団体なども中共の組織的犯罪行為を厳しく非難している。・・・ 続きはこちら
 悲しいことに、この臓器を買わねばならぬ人間もいるということ。

3月10日(金) 国連分担金

日本、国連分担金の下限設定「3%か5%」を提案 (03/10 19:38)産経
 外務省は10日、国連分担金について安全保障理事会常任理事国には分担率で最低3%または5%の下限設定を求める改革案を国連総会第5委員会(行政・予算)に提案したと発表した。
 常任理事国5カ国のうち分担率が現在2.1%の中国、1.1%のロシアに増額を迫った形。同時に、米国に次いで2番目に多い負担をしている日本として「地位と責任に応じた分担率」を求めることで、悲願の安保理常任理事国入りへ向けて事態打開を図る狙いだ。
 ただ中露両国の反発は必至で、日本が後押しを期待する米国も国連事務局改革を優先する立場から、安保理拡大には「米政府が支持した案は1つもない」(ボルトン国連大使)と消極的で、日本の思惑通り進むかは見通せないのが現状だ。
 ・・・・
 現在分担率19.5%の日本は、下限設定により中国、ロシアの分担率が3%となった場合、15.7%に低減。両国が5%になった場合には14.8%に引き下げになる。
 このほか日本提案は、分担率について3年間固定の現行方式から、1年ごとに変動する年次再計算方式への転換も求めている。
 常任理事国拡大など国連改革は遅々として進んでいない。相変わらず「連合国組合」で、未だに死文化されているとはいえ日本ドイツは「敵国条項」らしい。国連憲章を変更するには常任理事国5ヶ国と加盟国2/3以上の賛成が必要とのこと。
 日本は分担金総額の19.5%(371億円)を負担し、米国(22%)に次いでいる。その米国は数億ドルを滞納しているとのこと。日本は国連至上主義でまじめに取り組んでいる。

3月8日(水) 次は尖閣諸島

 東シナ海ガス田日中政府間協議で中共は白樺ガス田の共同開発は拒否する一方、なんと尖閣諸島付近の共同開発を提案してきた。
尖閣は日本領土 共同開発ない 2006/03/08 NHK
麻生外務大臣は8日夜、日本記者クラブで講演し、中国が、東シナ海の日本の排他的経済水域近くで、天然ガスの開発を進めている問題で、中国側が示した尖閣諸島付近などで、共同開発を行うという提案について、「尖閣諸島は日本の領土であり、共同開発をするつもりはない」と述べました。
この中で、麻生外務大臣は、東シナ海の天然ガス開発をめぐって、7日まで、北京で行われていた日中の局長級協議で、中国側が、尖閣諸島付近などで共同開発を行うという、新たな提案を行ったことについて「尖閣諸島が、歴史的にも国際法上も日本の領土というのははっきりしており、領土問題は存在しない。尖閣諸島付近で共同開発をするつもりはない」と述べました。・・・

「及び腰外交」大きなツケ 境界画定棚上げ論も 2006/03/08 産経
 日本政府内には未確定の日中中間線の境界画定を棚上げし、共同開発論議を前進させるという秘策も浮上している。
だが、東シナ海の海洋権益確保に猛進する中国にどう対処するかという根本問題の解決にはほど遠い。試掘実施が最も効果的な対抗策のはずだが、“及び腰外交”を繰り返す政府の対応が今日の事態を招いたといえる。・・・

 先日の塚本三郎氏言う「事勿れ主義」のツケが如実に表れてきている。
 中共の主張する日中の境界線は沖縄トラフであり尖閣諸島は我がものと迷いはない。
 帝国石油にたいする試掘権を取り消した二階氏の責任は重いのではないか。

3月7日(火) 西国第24番霊場中山寺(兵庫県宝塚市)

 久しぶりに暖かい陽気の天気になった。今日は22番〜24番を巡る意気込みで出かけた。
 中山寺には梅林があった。納経の後、早速境内にある梅林をのぞいた。紅梅は咲き始めていたが白梅はつぼみの方が多かった。カメラに納めていると、ふと奥の院、中山山頂への道標が目についた。勝尾寺への予定を変更しハイキングに切り替えた。往復6kmぐらいになる。お茶も弁当も用意していないが、たいしたことはないだろうと歩き始めた。
 ショルダーバッグをリュック・モードにして谷川沿いの道を歩くこと1時間ぐらい、暖かいので汗がしたたる。喉が乾き、清流がうらめしかった。おまけに最後の詰めがきびしくロープが張ってある急斜面になった。先日の雨でぬかるんでもいる。
 山頂付近で40人の大パーティに会った。中高年ばかりで、話を聞くと私と同じ道を上ってきたという。年配の女性も混じっているのに、よくあの急斜面を登れたなと感心した。
 奥の院からの帰りは奥の院参道を降りた。中山寺にかえって早速食堂にはいり、鰻丼定食を注文した。腹ぺこと喉の渇きでそろそろ限界に近かったので、その美味しかったこと。
 食事を終えると4時をまわっていた。もう箕面の勝尾寺にお参りする元気はなくなり、後日出直すことにした。

3月6日(月) 事なかれ主義

 かつての民社党論客塚本三郎さんが、平河総合戦略研究所メルマガに「事勿れ主義が紛争を招く」として戦後から現代までの経済や外交政策を総括した記事を書かれている。その中から中共に関する記事・・・
 ・・・
 中国は経済成長を遂げ、平成の時代に入って露骨に内政干渉を繰り返して来た。

 平成七年、当時中国の首相・李鵬氏は、「日本は国家じゃない。二十年後には消えてなくなるだろう」と、ハワード・オーストラリア首相に語っている。余りにも侮辱した発言だ。

 昨年(平成十七年)四月、反日暴動で国旗を焼き、上海の日本総領事館に投石を重ね、建物を破壊した。而も中国の警察は傍観して止めようともしなかった。暴動が中国政府の容認の下で繰り返しても、謝罪さえ行っていない。理由は、日本が国連の常任理事国への運動を行ったことだと云う。日本が普通の国ならば、既に戦争状態となったであろう。

 日本政府が、まともな独立国の主権者ならば、中国が謝罪を表明するまで、大声で暴力政府を非難し続け、それでも聞き容れなければ、堂々と対抗措置を執るべきであった。

 一昨年(二〇〇四年)、日本外務省在上海総領事館で、暗号通信を扱う電信官が、中国情報機関の仕掛けた「ハニー・トラップ」(女性によるセックス・スキャンダルを仕立てて脅し、国家機密の漏洩を迫る諜報工作)の犠牲となり、悩み抜いた末、自殺した事件。

 これは国家として、最も卑しい行為であり、従来から共産主義国の常套手段でもある。日本政府は、これを隠し続け、首相も、「俺も知らなかった」と言明している。

 中国の余りにも攻撃的な冷戦を仕掛けて来た事態にも、堂々と抗議し、全世界になぜ公表しないのだ。口惜しさは、日本国民にも知らされなかった。昨年暮れ、某週刊誌が報道して、漸く政府は形式的に、中国に抗議らしき言動をしたにすぎない。

 また、小泉首相の靖国神社への参拝に対しても、度重ねての抗議に対し、内政干渉は日中友好条約第一条違反で、「見苦しい、言動は控えなさい」と叩きつけて置くべきである。
 東シナ海のガス田開発をめぐる紛争に、国境線の双方に繋がる油田があるとして、日本から、共同開発の提案を出していても、何の返答もなく、勝手に採掘に着手している。のみならず海軍艦船をも付近に派遣しているとの報道である。

 余りにも残念なことは、対抗して中川経産相が、日本側での採掘の許可を帝国石油に出しながら、担当大臣が二階氏に変わったとたん、許可を取り消した。その上、のこのこと北京に参上して御機嫌を伺い、北京の代弁者として行動するのでは、国を売ることになると忠告する。国会開会中に、三十名余りの議員がなぜ北京詣でをするのか、少なくとも、ここ百年のまともな日本の立場に立つ歴史を勉強してから行って欲しい。

 東京裁判という占領軍の復讐劇の、おさらいに参上されたのでは、日本の納税者に相済まない。国の主権を損なうが如き事態には、その都度反論し、抗議を続けて、相手国の侵略への傲慢を封じておく必要がある。万事を平和と云う言い逃れによって、何もしない怠惰は許さない。紛争はボヤのうちに消さなければ大火となる。

 相手国は、一歩侵入しても見過ごされると悟れば、更に侵すことを強いられる国柄である。相手国を誤まらせない為にも、その一歩が極めて重要である。・・・
 中川前経産相が採掘許可を帝国石油に出したことは知っていたが、二階氏に変わってから許可が取り消されていたとは情けない。小泉氏は何故こういう人を経産相にもってくるのだろうか。

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3月5日(日) 団地管理組合理事交代

 新年度にあたり団地管理組合の理事交代の時期を迎えた。200所帯で理事20人、階段両側10軒に一人が1年ごとに順番が回ってくる。
 午前中、新理事が集会し20人の役割分担を決めた。理事長や会計のなり手が少なく困ったが、なんとか引き受けていただいた。会計は昼間仕事を持った方では難しいが副理事がサポートすると言うことで了承していただいた。
 理事長、副理事長はいずれも70代である。というよりも40歳代以下の若い方が1/4程度だ。高齢化が顕著である。いずれは専門の管理業者に委託しなければならなくなるかもしれない。

 1年間理事の一人として広報の仕事をさせていただいた。月1回開かれる理事会の議事録と理事会ニュースの作成が仕事であった。初めての経験だったが、やっとなれてきた頃に終わりを迎えた。来月にかけて1年間の活動報告、決算書、予算書を編集した新年度総会の議案書作りや引き継ぎの作業が残っている。

3月4日(土) 朝鮮総連の固資税はタダ

産経抄 2006/03/03
サラリーマンは情け容赦なく源泉徴収で所得税や地方税をとられる。一生に一度、清水の舞台から飛び降りるようにマンションか一戸建てを買えば「こんな狭い土地に…」と後悔するほどの固定資産税もついてくる。公益性の高いJRだって本州三社は固定資産税をしっかり払っている。
 ▼うっかり払忘れでもしようものなら、鬼の首でもとったように督促状がすぐやってくるが、在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)の関連施設にかかるはずの固定資産税をタダかまけている太っ腹な自治体が三十二もあるという。
 ▼全部タダにしている札幌、千葉、奈良といった十九市は、よほど景気がいいとみえる。もっとおかしいのは、名古屋、神戸、広島など十二市が総務省の問い合わせに回答を“拒否”していることだ。
 ・・・
 ▼これだから地方はだめだ、と断じるつもりはない。情報公開に熱心でオープンな行政をめざす首長も増えてきた。だが、面倒なことにはかかわりをもたず、都合の悪い情報は隠そうとするお役人が国、地方を問わずなんと多いことか。この役人根性をそのままにして、地方分権をすすめても住民にとって迷惑なだけだ。
 ▼福岡高裁判決では、熊本市の朝鮮総連施設について「公益のために利用された形跡は全く認められず、税減免には理由がない」と明快に判断した。政治の根本である課税の公平性が問われる問題である。過ちては改むるに憚(はばか)ることなかれ。税金は国民の血液であり、役人のさじ加減がきく私物でないことを肝に銘じて事にあたってほしい。
 知らないことがたくさんある。地元神戸も「総務省の問い合わせに回答を“拒否”している」とは残念。
 古い公団分譲の我が部屋も収入があろうがなかろうがしっかり納付書がくるが・・・

3月2日(木) 突かれるNHK

 「NHKで荒川選手金メダルのウィンニング・ランのシーンが放送されなかった」と、ネット上で物議を醸している。
 ウィニング・ランでは、観客席から日章旗が手渡され、それをもって滑ったそうだ。2月24日放送の時は、確かにそのシーンはなかったように思う。
 国旗、国歌嫌いのNHKの偏向報道と言われているようだ。NHKにはそのような言いがかりをつけられるような体質が存在するのはたしかではないか。
 朝日新聞との確執で話題となった「従軍慰安婦法廷劇」があったし、韓国国民が辛酸をなめていた李王朝時代の女官物語を延々と続けている。皇室典範改正に関するアンケートでも偏向を感じた。
 1日の盧武鉉大統領演説報道では相変わらずの歴史認識によるもので演説要旨までテロップで入っていたが、その後の安部官房長官の政府見解を述べるシーンはそれよりも短いと感じたのはひがみだろうか。
 以前は放送終了時に国歌をバックに日章旗がはためくシーンが放送されていたが、いまはどうなのだろう。24時間放送でもうないのかも知れない。
 おりから、日本の情報発信に力を入れよという小泉首相の指示が出ている。
 首相の「チャンネル数縮小」指示、NHK会長が反論 2006年3月2日(木)読売
 NHKの国際放送への広告導入論議が高まっていることについて、橋本元一会長は2日の定例記者会見で「受信料で運営するのがベスト」と述べ、早急な導入論に慎重な姿勢を示した。
 また、小泉首相がNHKチャンネル数の縮小を竹中総務相に指示したことに対しては、「国際放送の財源が厳しいからといって、国内放送を切るというのはどうか。それぞれ役割が違う」と反論した。
 NHKは海外向けに「ワールドTV」を放送しており、180か国、7200万世帯で視聴可能だが、欧米などの都市部では大型アンテナが設置できず伸び悩んでいる。
 このため、現地のケーブルテレビなどにチャンネルを確保し、再送信してもらう方式が検討されている。この費用を巡っては、「そこまで受信料をつぎ込むのは国民の納得が得にくい。広告料にするか基金を設けるかNHKだけでは決められず、国民的合意が必要」と語った。
 視聴料については「法的処置も辞さず」といって、不払いが多少止まっているらしい。私などはNHKを見る機会が少なくなっている(NHKにかぎらず)基本部分は税金で、あとはペイ・パー・ビューでもいいかなぁと思い始めている。

3月1日(水) デマだったイーストウッドの「南京大虐殺」映画

 今年1月23日 産経抄で、
ハリウッドが一九三七年の南京事件をテーマにした映画「南京・クリスマス・1937」の製作を決定したと、最近の一部中国紙が報じた。監督はクリント・イーストウッド、主演はメリル・ストリープが有力候補らしい。
 ・・・
 歴史的検証に耐えうる証拠や資料が少なく、犠牲者三十万人というとんでもない説から、まぼろし説まであるこの事件がどんなふうに脚色されるのか正直、不安はぬぐえない。製作はすでに決定済みというなら、せめて最新の議論をよく取材した上で作ってほしい ・・・
とあった。
 映画人としては真摯なクリント・イーストウッドが中国のプロパガンダにのってそのような映画を制作するだろうかと心配されていたが、2月26日産経新聞によるとデマであったという。
【ワシントン=古森義久】日本軍の南京攻略を題材とする映画が米国のハリウッドで著名な俳優のクリント・イーストウッド氏の監督で制作されるという情報が中国の新聞などで流されていたが、イーストウッド氏のエージェント(代理人)は二十四日、「全く事実に反する」と述べ、同監督の関与を完全に否定した。

  一九三七年の「南京事件を主題とするハリウッド映画」という話は一月十八日付の上海の新聞「文匯報」などによって伝えられた。同紙は、この映画が江蘇省文化産業グループなどの制作協力を受けてイーストウッド氏が監督、同氏と映画「マディソン郡の橋」で共演した人気女優メリル・ストリープさんが出演し、ハリウッド映画として作られ、二〇〇七年十二月の南京事件七十周年を記念して全世界で同時公開される予定となったとの記事を掲載していた。

「南京・クリスマス・1937」と題され、南京に当時いた米国人宣教師の目を通して日本軍の中国人大量殺害を描く内容になる見通しだったという。

  しかし、イーストウッド氏の代理人を務めるウィリアム・モリス・エージェンシー社(カリフォルニア州ビバリーヒルズ)のレオナード・ハーシャン氏は二十四日、産経新聞の電話インタビューに応じ、「南京事件に関する映画にイーストウッドが出演するとか監督をするという話はまったく事実に反する」と述べた。

さらに同氏は「イーストウッドがこの話にはまったくかかわっていないことを日本や中国の人たちに幅広く伝えてほしい」と強調するとともに、「私自身は数カ月前にこの話を中国の新聞で読んだという中国人から聞いたが、だれかが広め始めたデマだといえる」と説明した。

  さらに関係者によると、イーストウッド氏は現在、太平洋戦争の硫黄島の戦闘を題材とした映画を日米両国の視点から制作しようとしているため、ここ一、二年のスケジュールは詰まっており、女優のストリープさんも多くの企画を抱えて南京事件の映画に出演する余裕はないはずだという。

  ハーシャン氏ら当事者のこうした否定表明から判断すると、「クリント・イーストウッド氏が南京虐殺の映画を監督する」という話はそもそも根拠がなく、中国側の政治プロパガンダ、あるいは政治謀略的なディスインフォメーション(故意の虚報)として広められた可能性も高くなってきた。
(産経新聞) - 2月26日2時48分更新
 デマの源ははっきりしないが中共の政治プロパガンダとすれば悪質だ。