落葉松亭・表紙へ 旧・山歩記へ / 過去日記(2005年09月〜10月) / (2006年1月〜2月)

落葉松亭日記(2005年11〜12月)


12/31(土)海上権益

 [沖ノ鳥島]「海洋国家として戦略的活用を」2005/12/31読売新聞・社説
日本の国土面積に匹敵する海域をどのように活用するか。海洋国家として、当然取り組むべき課題だ。
 政府は来年度から日本最南端の島、沖ノ鳥島の保全・活用事業に本格的に取り組む。内閣官房が音頭を取り、国土交通、農林水産などの各省が協力する。
 島の近海は、物流や遠洋漁業などで年間400隻以上の船が通航している。過去10年間に4度、島のサンゴ礁に船が乗り上げる座礁事故も起きている。
 政府は、現在の観測施設を改築し、灯台を新設する。安全航行を確保する上で極めて重要だ。
 ・・・(中略)
 政府が沖ノ鳥島の活用に乗り出した最大の狙いは、海洋権益の確保だ。中国が昨年春以来、「沖ノ鳥島は『島』ではなく『岩』だ」と主張していることへの強い危機感がある。
 国連海洋法条約上、居住や経済的生活を維持できない「岩」には、沿岸国が経済的主権を有する排他的経済水域(EEZ)を設定することができない。「島か岩か」の違いで、日本は、国土面積(約38万平方キロ・メートル)に匹敵する約40万平方キロ・メートルのEEZを失うことになる。
 中国の意図は、島の近海で中国海軍の活動を容易にすることにある。仮に台湾有事が起きた時に米軍がグアム島から空母を台湾に急派する際、この海域が最短ルートにあたるためだ。
 中国は昨年1年間に15回にわたって、日本に事前通報せずに島のEEZ内で海洋調査を実施した。潜水艦が潜航して作戦行動する際に不可欠な水温のデータを収集していた、と見られている。

 沖ノ鳥島が島であるとの認識は、歴史的にも国際的にも確立している。日本は1977年に沖ノ鳥島を起点に200カイリの漁業水域を設定した。25年以上にわたり、どこの国からも異論を唱えられていないのが、何よりの証拠だ。

 だが、中国が「岩」と主張するまで、日本は、この重要な海域を有効に活用してきたとは言い難い。政府の取り組みは遅すぎたくらいだ。
 日本の国土面積は世界で60番目の広さだが、EEZの面積は世界第6位だ。
 海洋国家として、沖ノ鳥島を戦略的に活用すべきである。

日本は国土は狭いが、EEZ面積は世界6番目の海洋国家とは心強く感じた。
日本財団の 沖ノ鳥島関連記事。

12/30(金)防衛庁の省昇格

防衛省昇格 早く整えたい国家の基本 2005/12/29 産経新聞・主張
「防衛省」昇格問題に関し、公明党は年内に賛否の結論を出すことを見送った。いまのままの防衛庁で不都合があるのか、などの慎重論が大勢のためという。きわめて残念である。
 自民、公明両党が五日の幹事長会談で、「防衛省」昇格法案を通常国会に提出、成立させるとした合意は一体、何だったのか。
 「省」への昇格の大きな意義は、国民の安全保障への認識が高まることにある。庁から省へ昇格する過程で、国の安全の大事さが議論され、国民が関心を持つ。国防や安全保障の位置づけも明確になり、それがまた安全への理解を深める。在日米軍再編に伴って、これから同盟国との協力がより前面に出てくる。国の守りをどうするかを国民自らが考え、国を守る気概を持つことがなによりも重要である。  そもそも国民の平和と安全を守ることは、主権国家の最大の責務だ。
 ・・・(中略)
 この問題に関し、小泉純一郎首相は「国家の基本」「今までの庁がおかしかった」と述べた。在任中の実現に強い指導力を発揮してほしい。

最大の責務であり、領海侵犯を行った彼の国に対する強力なメッセージでもある。
公明党の弱腰が気になる。

12/29(木)まだいたのか「中核派」

扶桑社教科書の不採択運動 中核派、深く関与 2005/12/27 産経新聞
 新しい歴史教科書をつくる会のメンバーらが執筆した扶桑社の中学歴史・公民教科書の不採択運動で、過激派の中核派が市民運動を偽装して深く関与していたことが、警察庁と公安調査庁がそれぞれ公表した今年の「治安の回顧と展望」「内外情勢の回顧と展望」で分かった。
 警察庁は、扶桑社教科書採択阻止について、中核派が(1)イラク問題(2)「日の丸・君が代」問題(3)東京都議選?の「三大闘争」と同等に重視したと分析。「『つくる会の教科書採択に反対する杉並親の会』と共闘して、市民運動を装いながら、杉並区役所の包囲行動、同区教育委員会への抗議・申し入れ、傍聴等に取り組んだ」と記述した。  公安調査庁も、中核派が杉並区役所前で街頭宣伝や「人間の鎖」を行ったと認定。教員に浸透を図る「教労(教育労働者)決戦」の一環として、教職員組合や市民団体に対し、同派系大衆団体を前面に立てて共同行動を呼びかけたと指摘している。
 また、卒業式・入学式での国旗掲揚・国歌斉唱反対運動についても「都立高校の周囲に活動家を動員して、ビラ配りに取り組んだ」(警察庁)、「東京をはじめ大阪、広島などでビラを配布した」(公安調査庁)などとして、中核派の関与を明らかにしている。

「親の会」というもっともらしい名前の「市民」グループを名乗って活動するとは・・・
歴史教科書問題でよく見かける「子どもと教科書全国ネット21」というグループは中・韓・朝に限定できるものを「東アジアの平和」とこれも社民党のような言い方をして活動している。未来永劫、中韓朝に謝罪し続ける人間を育てるとは怖ろしい。
 中核派、革マル派、全学連など過激左翼グループは60年安保闘争のころから活動し、当時高校生だった私などはよくわからなかった。しかしクラスにはそれらしきアジ演説をする生徒もいた。その後、そのグループも社会人となり学生運動も下火になっていったとばかり思っていた。
 だが「まだいたのか」という見方はとんでもない間違いで、HPを見ると元気?に活動しているようだ。

 残念ながら扶桑社の歴史教科書の採択率は極端に低く、父兄や教育委員会が無関心では教職員組合や「市民団体」には勝てないだろう。扶桑社の教科書を採択した杉並区はよくやったほうだったのだ。

12/28(水)上海日本領事館員の自殺

2005/12/28大紀元日本版 その他2005/12/27読売新聞など
 上海・日本総領事館で昨年5月、男性領事(40代)が自殺していたことが週刊「文春」の報道で明らかになった。遺書には中国側に外交機密などの情報を提供するよう脅迫され、国を裏切りたくないため、自ら命を絶つとの内容が記されていたという。

 同領事は総領事館と外務省の間に交わされる公電の電信技術の担当者であり、自殺前に数通の手紙を書き残し、総領事に宛てる遺書の中に、ある中国人男性から自分の異性関係に問題があると指摘され、この弱みを握られ、日本の外交機密などの情報を提供するよう強要されたが、国を裏切ることができないと記していたという。同領事は国家機密を漏洩しなかったと日本政府は判断した。

 強要された情報内容に、総領事館の館員全員のリストや、外交機密などの書類を上海から日本に郵送する飛行機の便名などが含まれているという。脅迫した中国人男性は中国情報機関の関係者である可能性が高い。

 安倍官房長官は27日午前中の記者会見で、男性館員の死亡が事実であるとコメントし、脅迫などの不正事実が確認された場合には、中国への抗議を含め、適切な対応を講じると述べた。

北京側は同日、外交部の定例記者会見でスポークマンの秦剛氏が報道陣の質問に、日本の報道は「でたらめ」であると答えた。

冷戦時代のスパイ活動を思わせる中国のあくどい情報活動が垣間見えた。

12/26(月)上海ホームステイ

 夜、次男から電話がかかってきた。春休みに学校主催で上海の家庭にホームステイにいくとのこと。
普段一緒に暮らしていないので、事後承諾するしかない。
学校のHPをのぞいてみると、文科省の「国際理解教育」プログラムの一環らしい事が分かった。次男の高校は上海に提携校があり交流を行っているらしい。提携高校からも過去に何度か来日し、その交流の様子が掲載されていた。日常生活やお互いの文化についての話題が主らしい。

 中国は共産主義独裁国家として近年軍事脅威になってなっていてもこういう事が行われていたのかと、驚きと多少の衝撃があった。反日教育を受けているはずの中国の高校生達がこうやって日本に交流に訪れている現状は、どう理解すればいいのだろうか。上海は教育に関しても特区なのだろうか。

 親としては、こちら側の高校は近年の中国をどのように教えているのだろうか、台湾やオーストラリア、インドなど他にも国は色々あるだろうに何故中国、という感想がまずわき、教育関係者は能天気なのではないかと思う反面、日中間が難しいからこそ意義を見いだすべきなのかも、と葛藤するところである。

12/25(日)お犬様のおせち

 来年は戌年だから特別にということか。お犬様用5万円のおせちが販売されるそうだ。

2005/12/25産経新聞より
人間顔負けのペットサービスが次々と現れる中、“お犬さま”用に五万円の超高級おせちが登場した。三段の重箱には、だて巻きやくりきんとんのほか、ラム肉ピザ風ステーキ、豚肉と大根の年輪巻きなど、グルメもうなる手作りの料理が二十四品。・・・

 販売会社曰く
・・・犬の専門家らにアドバイスを受け、開発に四年。当初、料理人らから「なぜ犬のために」と反発の声が上がったが、社員の愛犬にも協力してもらい販売にこぎつけた。・・・

 貧富の差が大きくなり食うや食わずの人々も世界中に増えているなか、 世の中が殺伐として信じられるのはペットのみとのめり込む方々が多いのだろうか。
それとも私の単なる羨望かも・・・

12/24(土)代替追悼施設調査費見送り

2005/12/21読売新聞
小泉首相は、新たな国立戦没者追悼施設の調査費について、2006年度当初予算案に盛り込まない意向を固めた。  予算案の復活折衝が終了する22日に正式に決定する。首相は「国内世論が十分に盛り上がっていない」とし、見送ることにしたとみられる。
 首相は20日、調査費の計上について、首相官邸で記者団に「いろんな状況を判断しながら考える」と述べるにとどめた。だが、政府筋は同日、「調査費を来年度予算案に計上する環境は整っていない」と述べた。同日内示された財務省原案には、調査費は含まれていない。・・・

2005/12/24産経新聞・主張 「国立追悼施設 調査費の見送りは適切だ」
・・・ 靖国問題で中国の主張を受け入れれば日中関係は好転する、という考えが間違いであることが明らかになったといえる。今後も、靖国問題で中韓両国に譲歩しないことが大切だ。
 靖国神社に代わる無宗教の国立追悼施設建設構想は、福田康夫元官房長官の私的懇談会が三年前に打ち出したものだ。しかし、日本人の戦没者慰霊の中心である靖国神社を形骸(けいがい)化するとして反対論が強く、事実上、建設が断念された。小泉内閣に限らず、誰が次期首相になっても、屋上屋を架すような愚を犯してはならない。

中韓は首相の靖国参拝で猛反発をしたが、先頃民主党の前原代表が安全保障問題で中国脅威論を主張し、胡錦涛主席との会談が実現しなかった。前原代表は靖国参拝反対派であったにもかかわらずである。
中国は靖国問題を単なる外交カードにしているだけであることが判明したようなものだ。

ひとまずはよかった。

12/23(金)台湾の危うさ

台湾の独立を志向する民進党が後退しているという。
中国の飴と鞭を使った台湾懐柔策が着々と進んでいる。

ジャーナリスト櫻井よし子さんのブログ(2005/12/17)より
・・・12月3日に行なわれた二三の県と市の首長選挙で、台湾独立を志向する民進党は、改選前の10県でのポストを6県に減らして、惨敗した。野党第一党の国民党は、首長ポストを改選前の8県から14県に拡大した。国民党は、外省人と呼ばれる中国大陸出身者とその子孫が中核を成す政党で、主席は台北市長の馬英九氏である。彼らの主張は台湾独立を否定し、中国との統合に台湾の未来を見出そうとするものだ。

残りの3県は、同じく外省人の政党である親民党や新党が取った。まさに外省人政党の大勝利である。中国の巧みな台湾工作が、見事に功を奏したのだ。

中国は今年3月、反国家分裂法という国内法を制定して、台湾独立の動きには、“法に基づいて”軍事力を行使するとした。軍事力行使に至らずとも、中国に反対し独立を志向する者を中国は容赦しない。そのすさまじい国家意思は、陳政権の後ろ楯で根っからの独立派の財界重鎮、許文龍氏に、“台湾独立に反対”との立場を強制的に発表させたことにも表れている。

強硬策とは対照的に、台湾懐柔の作法も、中国政府は見事にこなしてきた。国民党前主席の連戰氏や親民党主席の宋楚瑜氏を中国に招き、レッドカーペット上を歩ませ、テレビカメラの前にもかかわらず、彼らがつい、感激の涙を流してしまうような“心のこもった”もてなしをした。台湾の果物をゼロ関税で輸入する政策も、チャーター便の就航も、陳政権が苦々しく思うのとは対照的に、台湾国民、特に財界は大歓迎した。そのぶん、彼らは中国への警戒心を解かれ、取り込まれていった。・・・

外交評論家の岡崎久彦氏も以下のように危惧している
産経新聞(2005/12/19)
・・・ 現在の台湾の情況、とくに、次の総統選で国民党が勝った場合、中国がそれを千載一遇のチャンスと考え、武力の行使または脅迫によって<中国の台湾解放、統一を>一挙に解決しようという可能性が出てきた。

 しかし台湾の民意の少なくとも半数は大陸による支配を望んでいないし、せっかくかち得た民主主義が香港の程度まででも束縛されることも望んでいない。それを中国が強行すれば相当な反発、抵抗、混乱が起こり、それが国際的緊張を生むことは予想しなければならない。

 理想的な解決は、中国が後ろに下がって、台湾の民主主義が問題を解決するに委ねることである。その方向に向けての国際的コンセンサスと国際的な圧力を形成することが今望みうるベストである。

中国の台湾併呑が実現すると、次は尖閣諸島、沖縄と列島線が侵されるだろう。
日本外交の為すべき事はないのだろうか。

12/22(木)こんな日は音楽でも

朝8時頃は小雪が舞う程度であったが、1時間ほどで横殴りの雪になり積もってきた。

Appleの「iTunes」というソフトがある。
インターネット・ラジオでいろんな分野の音楽を聴くことが出来る。最近その中のクラシック・ストリームにソロ・ピアノ・ラジオが加わった。単純作業をやっているときや一服するときのBGMには最適。無料で良質の音楽を提供してもらい有り難いことである。

ご存じない方のために:
「iTunes」はWindows版もありAppleのサイトから無料でダウンロードできる。
パソコンのスピーカジャックに、市販の外部スピーカ(私はBOSEを使っている)をつなぐとステレオBGMシステムができる。

12/21(水)ハードディスクの増設

1ヶ月ほど前からハードディスク(HD)から妙な音がしていた。以前PowerBook(ノート)を使っていたときもそのようなことがあってやがてHDがクラッシュしてしまった。それが怖いので日曜日にネットで注文した。今日午後到着した。

PowerMacG5でのHDの取り付けは簡単になった。フォーマットしたあと、新設したHD(160G)にOSをインストールした。
再起動すると、これまで使用してきたアプリケーションやデータを旧HDから転送するかどうかをたずねてきたのでOKした。しばらく時間を要したがうまく転送され、以前とおなじ環境になった。

以前のOS9の時は、増設したHDに丸ごとコピーして、それを起動ディスクと指定すれば簡単に移行できたが、OSXではベースがUNIXということのためか、そうはいかずDVDから正規にインストールが必要のようであった。

異音は止み、気のせいか起動時間が早くなったように思う。

HDの注文は間違うと元も子もないので慎重に調べた。おかげで最近の規格などが勉強になった。注文から、銀行振込、配達状況の確認などすべてWEBで出来、一歩も外に出ることなく入手でき便利になった。

12/20(火)軍艦購入を巡る国際疑獄事件

台湾の声」というメルマガがある。台湾独立と中国の民主化を進める志士たちが発行している。 その中に「ラファイエット事件」というのがあった。

ラファイエットとは最新型の3000トン級巡洋艦の名前である。
台湾が国防のために軍備をフランスから購入した。ところが国民党幹部と軍部高官は購入費を水増しした上で巨額のリベートを組み入れ、敵の高官と金を分け合ったという。

発端は、
1976年に毛沢東が死ぬとアメリカの中国接近が始まり、台湾に武器を売らなくなった。これに目をつけたフランスの「死の商人」たちは争って武器の売り込みを始めた。当時の台湾は好景気で資金は潤沢だったので「禿鷹商人」にとって台湾はまさに「宝島」、取り放題だったのである。もう一つ付け加えると、台湾の中国軍人は賄賂さえ出せばどんなプロジェクトでも通ったのである。・・・・

という。
フランスが中国に対して武器を輸出しているのは、最近の中国の軍拡がめざましい事とあわせメディアで報じられていたが、このような疑獄事件が発生していることは知らなかった。捜査段階で何人かの人々が不可解な死を遂げているそうで ある。

フランスは自由と民主を誇る国と思いがちだが、その武器商人達は中国本土と台湾の確執を手玉にとり実は汚職まみれで、中国人とあまり違わないと報じている。
かつて列強国の世界進出でアジアが蹂躙され第二次世界大戦になったが、いまなお弱小国はその餌食になっているような感がある。

12/18(日)私の散髪

よくコメントいただいているしょうた様が今日は散髪の話題を書いておられたが、偶然私も今日は散髪をした。
但し私は自分でする派なのだ。

子供の頃は父親がバリカンでやってくれた。仕上げの顔や襟足の毛剃りは母がやってくれた。
中学生の頃になると床屋さんに行くようになったと思う。

高校後半になって頭頂部がどういう加減か薄くなってきた。禿げているのではなく毛の密度が明らかに違っているのだ。 それを禿げというのだといわれればそうかもしれない。兄弟げんかをしようものなら一番気にしているそれを真っ先に指摘されるのだ。

スポーツ刈りにすればなんとか目立たなくなるのだが、あるとき床屋の親父さんに「なにか大病でもしたの」と聞かれたことがある。それ以来床屋さんにいきにくくなった。
20代後半ぐらいから自分でするようになった。そして電気バリカンが売り出されるようになり、以来今日まで床屋さんにいったことがない。

今は、髪が薄かろうが恥ずかしいことはないが、やはり待たされたり香料のきつい整髪料がいやなこともあったりで、なによりタダでできるのが大きい。
子供二人も中学生ぐらいまで私がしてやり、家計に寄与した。

今日はとても寒い日だが、日当たりの良い午前中にした。なぜなら、刈った毛がシャツに付くので半裸でしなければならないからだ。新聞紙を敷き、合わせ鏡を両側に立て、寒くないように電気ストーブをつけてする。
夏は丸刈りだが、正月も近いので刈り上げ型にした。所要時間は20分程度である。

床屋さんは話し上手や、世話好きの方が多い。映画やオペラのシーンにもよくあるように、のんびりと蒸しタオルなどを顔にのせてもらいながら世間話をしながらきれいにしてもらうのもいいだろうなと思う。
手が上がらなくなったら御世話になろう、それまでのお楽しみ。

12/17(土)ジェンダーとは何ぞ

ジェンダーへの誤解解消、恣意的運用排除…男女共同参画案(2005/12/16 読売新聞)
政府が今年度に改定する第2次男女共同参画基本計画(2006〜2010年度)案が16日、明らかになった。  自民党内から、削除を求める声が出ていた「ジェンダー(社会的性差)」について、「社会的・文化的性別(ジェンダー)の視点を定着させる広報・啓発活動を展開する」としていた原案を、「社会的性別(ジェンダー)の視点の定義について誤解の解消に努め、恣意(しい)的運用・解釈が行われないよう、広報・啓発活動を進める」に修正した。  その上で、「男女の区別をすべてなくしたり、ひな祭りなどの伝統文化の否定は男女共同参画行政の目指すところと異なる」と明記した。

なぜこういう事になるのか、かねがね不思議であった児童に対する過激な性教育。
郵政選挙後、ジェンダー思想急先鋒の猪口氏が登用され、小泉チルドレンにもこの思想の議員が多くいるらしい。小泉氏をいまいち信用できないゆえんだ。
児童は教室でその教育を拒むことは出来ないし、授業のやり直しを受けることもできず成長していく怖さ。 親御さんも不安だったのではないだろうか。

日本語で「社会的性差」と言えるのに「ジェンダー」という外来語であいまいにし浸透をはかる胡散臭さがある。
安部晋三氏や逢沢一郎幹事長代理、山口泰明副大臣、山谷えり子政務官の奔走で一定の歯止めをかけたというが・・・・ 削除を求める声が正しいのではないか。
(写真:今朝の雪)

12/16(金) 故郷が消える

NHKクローズアップ現代 2005/12/15放送
故郷が消えていく 〜相次ぐ集落崩壊〜
今、日本全国で急速に「ムラ」が姿を消そうとしている。農水省の統計によれば、前回の調査に比べ、わかっているだけで、全国で5千もの集落が消えた。山間部の集落を抱える地方の自治体は、行財政基盤の強化を狙い「平成の大合併」を推し進めたが過疎化は一層進み、今年ついに全国の過疎地比率は50%を越えた。多くの集落では行政サービスの低下とコミュニティとしての機能が崩壊する中で、高齢者だけが取り残され、消滅の危機に晒されている。集落の消滅は、山林や田畑を荒廃させ、土砂崩れや地滑りを多発させるため、人口が集中する下流域への影響も深刻だ。・・・

すでに5000もの集落が消え、全国の過疎化比率が50%を越えたとはショッキングであった。独り暮らしのおばあさんが持病の薬もなくなり痛みを我慢している姿はなんとも切なかった。
都会ではフリータや失業者が溢れているというのに。
団塊の世代が定年を迎えたが故郷で帰農する人は少ないようだ。
鎮守のお宮さんも雪で崩壊する前に焼かれたり、放置田畑が増え、里山が荒れていく様子はいたたまれない。

TVでは田舎の元気な高齢者が多く紹介されるので、町の人間で故郷のない私は憧れをもって眺めていたが、現実は悪化の一方であったということ。 経済評論家の内橋克人さんは「日本が2つに分かれていく」と表現されていた。

12/15(木) 日だまりハイク・鍋蓋山

全国的に真冬並みの日が続いている。
日射しは明るく、風も弱いので思い切って歩きに出かけた。いつも行く菊水山の東にある鍋蓋山に挑戦することにした。 大昔に一度登ったことがある。その時は夏でへとへとになった記憶がある。菊水山から鍋蓋山コースは、六甲全山縦走路でももっともアップダウンがきつく最大の難所と言われている。いつものズック靴はやめて足首や甲をしっかりサポートしてくれる皮の登山靴にした。コンクリートの平地は歩きにくいが山道になれば威力を発揮してくれるだろう。

山道は木々の葉っぱがすっかり落ちて明るく見通しが良くなりコガラやヤマガラのかわいい姿が見られるようになった。

菊水山の頂上で80歳前後のおじさんが「ええ天気じゃのう」と声をかけてきた。
「いやぁほんとに・・・毎日登山ですか」と聞くと
「もう毎日とはいかん、今月は5回目じゃ」とのこと。
「5回目ですか、たいしたもんですね」というと、ニコニコとうなずいている。
あのくらいの歳まで元気に歩けるようあやかりたいものである。

天王の吊り橋に向けて下っていった。思っていたよりも急であった。途中、登ってくる学生らしき3人組に出会った。道をよけてくれたので「ありがとう」といってすれ違う。「・・・気をつけてな」とお別れをいうと「ありがとうございまーす」と元気に登っていった。

有馬街道をまたぐ天王吊り橋を渡るといよいよ胸突き八丁の登りになった。たちまち熱くなりジャンパーを脱ぎリュックに片付けた。何度も休みやすみのぼった。マップには20分とあったが30分はかかったようだ。

鍋蓋山の頂上は人影もなくパノラマを独り占め。遠く紀伊水道の友が島まで見ることが出来た。
左から正面そして右と水平線はかすかに弧を描いている。地球のカーブかも知れない。
松の梢をゆく風の音だけの静かなベンチで弁当をひろげた。眼下に広がる大阪湾を眺めてのなんとも贅沢な昼食だった。

今日もいつものように午後2時を過ぎると雲がでてき、風もつめたくなってきた。

12/13(火) 信じられないNHKの感覚

2005/12/13NHK「女性天皇に賛成が82%」より
NHKが行った世論調査によりますと、今は認められていない女性が皇位を継承することに「賛成」と答えた人が82%に上りました。賛成と答えた人に皇位を継ぐ順位について尋ねたところ「男女にかかわらず最初に生まれた子どもを優先する」が38%でした。 NHKは、今月9日からの3日間、全国の20歳以上の男女を対象に、コンピューターで無作為に発生させた番号に電話をかけるRDDという方法で世論調査を行い、56%にあたる960人から回答を得ました。・・・・

日本の精神的なバックボーンとも言える皇室の伝統についてのアンケートを景気の動向と一緒にアンケートを行うのはどうだろう。
しかも皇室典範について国民はまだ知悉しているとはとても思えない今の状況である。また、アンケートは核心を突いているとは思えない。
質問するならば「2600年の長きにわたって男系で継がれてきた皇室の伝統を覆し、今後女系天皇を容認するか」というべきではないだろうか。皇室は世界に誇る特別な存在だからこそ象徴たり得る。女系天皇ではやがてエンターテイメントのごとくなり崩壊する。

まだまだ国民は女性天皇と女系天皇との違いに気づいていない。NHK内部の女系容認を待望する左翼が世論形成を目論んでいるのではないか。

12/12(月) 思いがけないメール

以前11月17日に「お祭り好き」という記事を書いた。その後、地元の方から他に写真がありましたら是非ご紹介くださいというメールをいただき、12月5日に「妻鹿けんか祭り2」を掲載させていただいた。
先週の土曜日からたくさんの方が見てくださっているようで有り難く思っている。

今日、ある方から、若い頃の父が載っているので写真を送ってくださいとのメールをいただいた。70歳になり少し気力が衰えてきているので見せて元気づけてあげたいとのことであった。
おやすいご用なので早速メールに添付してさしあげた。若い頃を思い出して元気になっていただきたいと思う。

私自身も登場人物の息子さんからメールをいただき大感激、と同時にインターネットのありがたみを大いに感じた。

12/08(木) 開戦記念日

勤め人の頃、上司に「おい、今日は何の日か知っとるか」とたずねられた。
「ええ、今日は開戦記念日でしょ」と答えると、「おお、知っとったか」と褒めてもらった。亡父が復員兵であり誕生日が12月8日でもあったので覚えていた。昭和40年代後半のことだったが、周りの人の中にはもう既に知らない人もいたのである。当時は軍隊経験のある人が職場にもまだまだおられた。上司もインパール作戦の生き残りだとあとで知らされた。

今年は終戦60周年に当たり、TV番組や雑誌でも特集が組まれ新たな史実に触れることが出来た。
戦後教育では先の大戦で日本が大陸に侵略し悪の限りを尽くしたかのような自虐史観に覆われているが、中韓の反日騒動で勉強し直す機会を与えられノンポリの私でもおおいに目覚めたことであった。

最近驚いたことは、正論1月号の記事で、自由主義国のメディアに東京裁判の結果そのものの反日論調が今も健在である記事を読んだことだ。米のニューヨーク・タイムスやワシントン・ポスト、フランスのル・モンドなど、日本の軍国主義化や皇室を侮辱する記事を堂々と載せているそうだ。何のため?と驚くばかりである。
日本の外務省は反論しているのかどうか・・・

我々庶民はもっと広く関心を持たなければと思う。

12/07(水) 耐震偽装問題の公的支援◆歯の治療

2005/12/06産経新聞「耐震偽装対策 安易に国民へツケ回すな」
 耐震偽装問題で、国土交通省は被害を受けた居住者に対する公的支援策を決定した。構造計算書を偽造した姉歯秀次一級建築士に対しても建築基準法違反で告発した。

 国交省が建築確認について重大な瑕疵(かし)があったことを認めたかたちの処置といえる。だが、この問題は建築主や施工業者、民間の確認検査機関の瑕疵の方が大きい。刑事・民事両面での早急な責任追及を怠るべきではない。・・・

中で述べられているように、これは自然災害ではない。組織的な詐欺事件だ。業者にきっちり弁償させ、住民への支援で税金を投入するのは必要最小限であるべきものと思う。聞いた話では、この建築グループは中国にもマンションやビルを建てているそうだ。中国の建築基準はどうなのか分からないが、同じようなことをやっていれば国際問題にもなりかねない。

歯の治療

8月に歯の治療をしてもらったが、その後毎週小さな補修を行ってきた。ブラッシングが悪かったため歯の根本が凹みそこに詰め物をしていたのだが、それが歳とともに隙間が出来たりひび割れたりしていた。それをこつこつと毎週修復してきたのだ。ようやく今日全てが終わって解放された。
最後の2回は、昔治療済みの左上奥歯の歯茎が痛んできたので診てもらうと歯の根元が割れているとのことであった。被せてある金属をはがし中の土台を取り、割れた部分を取り除いた。歯の根っこはまだ使えるとのことで抜歯は免れほっとした。新たに型をとり、今日元のようになった。
しかしこの2週間、左側をかばって噛むため右側に負担がかかり、歯茎が腫れ気味であった。もう30年前だろうか、右側下の奥歯2本を抜いてブリッジにしていたのである。先生曰く「これはかなり昔の治療法ですね、神経は抜いてあるのですが空洞になっています」とのこと。よく保ってくれたのだが、加齢とともにいずれは、歯医者さんの御世話になるだろう。

働いている間はついつい歯のケアがおろそか、というより無知であった。磨いたつもりが歯磨きの香りや泡にだまされ、それにブラシの当て方が悪かったため汚れが落ちていなかったのだ。いまそのしっぺ返しがきている。
ブラッシングはどんなに丁寧にしても歯間まではとれないので定期的に専門家によるクリーニングが必要だそうだ。これからは歳とともに歯や歯茎が衰えるばかりである。この先何年あるか分からないが大事にしなければとつくづく思った。3ヶ月に1回なら初診料も節約できるとのことなので予約をお願いした。

12/03(土) 机上のコスト削減

建築構造計算はパソコンでやるらしい。
簡単に言えば、建物の重量に応じてどれだけの耐震力があるかという計算で、鉄筋の本数で耐震力が増減するという。
入力パラメータをいかようにも変えられるのがソフトの強みだろう。しかしながら建築士はこの構造計算をほとんどの人が外注に出すらしい。難しいことと、ソフトの価格が高いためとのこと。そこに捏造計算書の生まれる素地があったよう。
キャリアのある人なら見抜けるといわれるものが、なぜ建ってしまうのか我々素人には不思議だ。
安価に買いたい、高く売りたい、安く建てたいという建築業界のもろもろの欲望、法律の不備、行政の怠慢等々が原因と思われるが、責任を明確にするには相当な作業が必要だろう。
この事件の発端で、専門家が「これは氷山の一角だ」ともらしていたが、それだけがいよいよはっきりしてきた。

何も知らず長期ローンでマンションを購入した方々、ホテル営業の休業を余儀なくされた業者の嘆きが報じられている。

11/28(月) 西村議員油断か

NHK2005/11/28より
民主党の西村真悟衆議院議員が、自分の法律事務所の元事務員に弁護士としての名義を使わせ、違法な法律業務を手助けしていた疑いが強まりました。大阪府警察本部と大阪地検は、西村議員と政策秘書ら3人を弁護士法違反の疑いで逮捕しました。

ある意味自民党議員よりも保守的な西村議員。拉致問題解決に活動したり、憲法改正論者でもあったので注目していたが、これはどういうことなのか。弁護士が違法行為では辻本清美と変わらないのではないか。 ××のスパイどもを喜ばせることになってしまった。

先の選挙で気骨ある自民党議員が追い出され、そしてこの事件。憂国議員がまた減った。

11/26(土) 相撲大記録

朝青龍優勝。
7連覇、通年全場所優勝、年間最多83勝ち星更新という大記録を打ち立てた瞬間を見せてもらった。
勝ち名乗りを受けるとき涙していた。頂点に立つものは相手は自分自身だ。常に満足することなく精進した結果なのだろうと思う。
しかもモンゴルから未知の日本にやってきてのこの記録は相撲の歴史に残る。25歳だからまだ伸びる可能性がある。

琴欧州が大関千代大海をも下し11勝目をあげた。ヨーロッパ出身の大関誕生が確実になってきた。こちらも相撲の歴史に名を刻む大事業だ。

11/25(金) 西国第26番霊場法華山一乗寺

今日もバイクで出かけた。2時間余り東播磨を走った。
法華山一乗寺は兵庫県加西市にある。お参りしていると20人ぐらいの巡礼グループがきていた。ご詠歌や、般若心経など皆さんで賑やかに読経する。私も便乗させてもらった。
境内の三重の塔は国宝である。金堂は現在修復中であった。
パンフレットによると剣豪宮本武蔵が観音様に刀を奉納したとある。武蔵は法華山と関係の深い米堕村の生まれといわれている。

  西国第27番霊場書寫山圓教寺

ひなびた感じの法華山一乗寺を後にして、姫路に向かった。
書寫山圓教寺はロープウェーで上がる。乗り場は夢前川と山陽自動車道が交差するあたりにある。
ウィークデーにもかかわらず賑わっており、駐車場にもたくさんの車がある。当方はバイクなので乗り場横に停めておいた。
ロープウェーはぐんぐん高度を上げて山上に着いた。穏やかな小春日和の今日は靄がかかって瀬戸内海までは見えなかった。眼下の紅葉した山々が美しい。
ロープウェー山上駅から摩尼殿までは20分ほど歩いた。摩尼殿は京都清水寺を思わせる舞台になっている。裾には見頃のあざやかな紅葉をまとっていた。納経し朱印をいただいてから奥の院にむかった。
西の比叡山ともいわれており、深い杉木立のなかに壮大な大講堂、食堂(じきどう)、常行堂があった。

再びロープウェーにのり麓に降り立った時は3時を回っていた。秋の日はつるべ落とし、急がないと日が暮れてしまう。
案の定、三木のあたりで黄昏れてきた。町中に迷い込んでしまい、神戸電鉄線沿いの街道から外れてしまった。派出所で道を尋ねて再び街道に戻ったときはとっぷりと暗くなってしまい、前を行く車のテールランプをたよりにひた走った。

  やったね琴欧州

我が家にたどり着き、さっそくTVを点けた。琴欧州がインタビューを受けていたところであった。
ビデオで朝青龍を寄り切ったところを映していた。さぞかし座布団が舞ったことだろう。
一度負けた相手には二度と負けないという朝青龍、来場所が楽しみ。

11/24(木) 取り直し

見ごたえあった琴欧州-白鵬。1戦目は同体となった。白鵬は土俵から落ちるとき右脇腹を強打していたようだった。2戦目はそのためか白鵬は力が出ず琴欧州に軍配が上がった。9勝目となり目標の2桁勝利を横綱戦であげられるか明日もまた楽しみになった。

朝青龍は年間最多勝利記録北の湖の82勝に並んだ。新記録樹立は間違いない。

  女系に皇位容認 最終報告提出

NHK2005/11/24 TVより
皇室典範の見直しを話し合う政府の有識者会議は、今は認められていない女性とその子どもの女系にも皇位の継承を認めることや、皇位の継承順位は男女を区別せず、直系の第1子を優先させることなどを盛り込んだ最終報告を、24日夜、小泉総理大臣に提出しました。皇位の継承は男性皇族の男の子ども、男系男子に限っている皇室の歴史を大きく転換させる内容となっています

皇室は一般国民とは異なる存在だからこそ象徴たり得るとおもう。2000年以上にわたる皇室の歴史や伝統をそんなに簡単に転換してもいいのだろうか。また皇室のご意見も参考にされていない。政府の「皇室典範に関する有識者会議」が出した女系天皇容認方針に寛仁親王殿下が異論を唱える見解を示されたと聞く。
小泉首相はなぜこうも結論を急ぐのだろうか。

  中国の軍事的脅威

NHK2005/11/25 クローズアップ現代「東シナ海 水面下の攻防」
中国の原潜が領海侵犯するなど軍事的脅威が増している。
「無防備地域」の宣言をするよう地方自治体に求める運動が全国に広がりをみせているらしいが、運動家達はこの事実をどう見ているのか。

11/23(水)勤労感謝の日  九州場所終盤戦

千代大海、突きだけでなくイナシを織り交ぜ、身体が良く動いているのが目立った。尻上がりに好調で千秋楽が楽しみ。
明日、琴欧州は白鵬との三敗同士の対決。勝てば大関へおおきく前進する重要な一戦。白鵬も調子を上げているので手強い。
幕内に3年ぶりに返り咲いた栃乃花、かつて若の里とライバルをはっていた記憶がある。東北人の粘り強さで是非もう一花咲かせて欲しい。

11/22(火) 縁からあかくなる

いつも元気でワッサワッサと伸びてくる「はからめ(セイロンベンケイソウ)」。
秋が深まると葉っぱが紅く縁取られてきた。







11/21(月) 平和呆け

「無防備地域」宣言 国防協力を拒否? 21自治体、条例化へ署名運動 2005/11/21 産経
ジュネーブ条約で有事の際に攻撃が禁じられている「無防備地域」の宣言をするよう地方自治体に求める運動が全国に広がりをみせている。これまでに宣言条例が成立した例はないが、確認されただけで二十一区市町で署名活動などが進められている。国の責任で行う防衛行動を自治体が制約することには疑問があるほか、国民や自治体に協力を定めた国民保護法、武力事態対処法に正面から反する問題点も指摘されている。

   運動が展開されているのは、札幌市、苫小牧市、東京都国立市、神奈川県藤沢市など二十一区市町(判明分)。「宣言すれば平和を確保できる」「武力攻撃を免れることが可能」などの合言葉で戦争不参加や反戦を呼びかけ、自治体に「無防備地域」宣言の条例制定を請求するため署名運動などが進められている。

 すでに全国規模の連絡組織もできており、署名が法定数に達した大阪市、大阪府枚方(ひらかた)市、兵庫県西宮市などでは市議会に条例が提出されている。・・・

 ジュネーブ条約はこれまでも守られないケースが多々あり、「条約に依拠して宣言したところで地域住民の安全は守れない」といった声も出ている。

有事に、敵国はいちいち「無防備地域」であるかどうか調べてミサイルを発射するだろうか?
条約過信のおめでたい人たちが増えているようだ。

11/19(土) 良くなってきた中韓露に対する姿勢

2005/11/19産経新聞より  麻生節
 麻生太郎外相は19日午後、大分県別府市で記者会見し、韓国釜山で18日に行われた日韓首脳会談で盧武鉉大統領の年内訪日が確定できなかったことに関連して、小泉純一郎首相の靖国神社参拝問題で譲歩してまで実現を図る必要はないとの考えを示した。
 麻生氏は「来てもらうために日本は何を譲るかという話になり、それが靖国の話になるのは果たして正しいか」と強調した。ただ「日本は通常通り声はかける」と述べ、今後も大統領来日の要請は続ける意向を表明。

 新たな国立戦没者追悼施設の建設関連費を来年度予算案に計上すべきだとの意見については「世論が割れている話に税金を使うのは慎重に考えないといけない」と、消極的な姿勢を示した。

 また、日韓間では経済、人的交流がかつてなく高まっていると指摘した上で「両首脳の波長が合わないからといって、すべて具合が悪いわけではない。話を(悪い方向に)広げない方がいい」と述べ、靖国問題が存在しても関係改善は可能との認識を表明した。(共同)

2005/11/17産経新聞より  安倍節 ひさびさ
ロシアのプリホチコ大統領補佐官が、日露首脳会談での政治文書の調印見送りを示唆したことに、安倍氏は「日露両国が準備作業を一生懸命行っている中、大統領府の高官が報道にあるような発言を行ったことは極めて遺憾だ」と批判した。

中国の李肇星外相が15日、小泉純一郎首相の靖国神社参拝を「ドイツの指導者がヒトラーやナチス(の追悼施設)を参拝したら欧州の人々はどう思うだろうか」と批判したことについて、安倍氏は「その例示について違和感を覚える」と強い不快感を表明。「総理は国のために殉じた方々のご冥福をお祈りするためにお参りしており、特定の人物に対して参拝しているのではない」と反論した。

 午後の会見では「『国のために殉じた方々』に東条英機元首相ら当時の指導者も含まれるのか」と質問され、「祀られている方々をここで一人一人論じるべきではない」ときっぱり。「そういう名前を挙げるのならば、(祀られている)240万人の方々の名前を挙げてほしい
と記者に反撃する場面もあった。」

明快でいいと思った。

11/18(金) 西国巡礼第25番札所播州清水寺

余り信仰心がないがさりとて無神論者ではない。60歳を過ぎてなにかけじめをつける意味で霊場巡りを思い立った。
西国には33カ所の観音霊場がある。若いころ、それと知らずに写真を撮りに訪れたところも何カ所かある。
以前、母に話すと「それはええことや、私もお父ちゃんとまわったよ」と勧めてくれた。「子供は親のいうことは聞かないが、親のしてきたようにする」といわれるらしいが、私はそれにはまっているようだ。
HPのリンクにある「ひろ爺さん」は板東、秩父の霊場を全て巡り写真を掲載されている。撮影年代からみると、自分は若いつもりでいたが年齢的にも始めてもちっともおかしくないことがわかった。

巡礼と言えば白衣に菅笠、手甲脚絆が定番だが、今はこだわらずに気軽にまわってもよいらしい。
そこで第一番目に今日は、西国25番札所御嶽山清水寺(加東郡社町)にお参りにでかけた。
久しぶりのバイクツーリングで2時間、走り出して気がついたが空気が冷たい。もう一枚着込んでくればよかったと思ったがそのまま走った。いくつか峠を越えたがふるえが止まらなかった。

清水寺は山の上にある。見晴らしがよく遙か南に明石海峡が望まれる。
初めての私は講堂にある寺務所で作法を教えてもらい納経帳を作ってもらった。
先日プリントしておいた般若心経を読んだ(まだ声には出せない)。
お参りした後、食堂でうどん定食をたべた。温さと、いよいよスタートしたぞという安堵感でほっとした。

ここに書いた以上は全部巡ることがこの2,3年の課題になった。
反省:お経は横書きでは感じが出ない。毛筆で清書しなおす。

11/17(木) お祭り好き

ホームページにあるスライド写真で、急にアクセス数が伸びたものがある。
「姫路・妻鹿けんか祭り(1972年)」では11月半月だけで700回以上あった。直接この頁に入って来られているのでアクセスカウンターには反映されていない。どなたが見てくださったのか逆に辿ることは難しいのだが、姫路の灘けんか祭りサイトのBBSでこのスライド写真を見つけた方が宣伝してくださったようだ。
33年前の写真で、画面の肩車されている坊やも今や40歳になるかという昔の写真だが、ついでに他の写真も見てくださっているようで大変うれしい。
ちなみに2番目に多いのは「大阪万国博」である。ホームページを作ってよかったと思った。

11/16(水) 日記の整理

ジオログの日記は過去の日記を最大15件までしか表示してくれない。
ホームページの立ち上げ時点は、自前の形式で書いていたので過去記事一覧がいつでも見ることが出来て便利だった。
日記はなにより自分のためでもあるので、9〜10月も同じ形式で作ることにした。出来上がってみると、今年前半のことは、もう忘却の彼方にいきつつあり、愕然とする。
パソコンでものを書くということは、頭の中に残らないような気がする。万年筆かなにかで筋書きや言葉を選び、考えてから筆記することによって脳みそに跡がつくのだろう。そういえば漢字も書けなくなった。

  ストーブを出す

寒くなった。神戸の最低気温は9.7度だったという。但馬地方に初雪の便り。
我が部屋はお天道様さえ出てくれば暖かいが、曇りがちで室温15、6度。寒いのを我慢していると肩がこってくるのでストーブを出した。
去年は12月になってから出したと思うが歳のせいだろうか。

11/15(火) 久しぶりの慶事

紀宮様、黒田さんの結婚式が行われた。
皇室を離れる紀宮様と黒田さんの新生活への抱負は思いやりと堅実さにあふれていた。ご衣装もお二人にふさわしく華美に走らず清楚で美しかった。
末永くお幸せに。

  拉致から28年

横田めぐみさんが北朝鮮に拉致されてから今日で28年経ったという。ご両親の焦りはいかばかりかと思う。
6ヶ国協議も膠着状態となっている。核保有国の中国と北朝鮮は本質的には同じではないのか。
何のための時間稼ぎをやっているのだろうか。日本は経済制裁を発動する時期にきているのではないか。

11/14(月) 大紀元時報という新聞

中国系の新聞に「大紀元時報」というのがあるのをはじめて知った。6月に日本語版を創刊したという。日本国民に中国問題の一端を知らしめ、中国国民にとっては中国の民主化を大いに助けるだろう。
知る人は知っていただろうが、インターネットの恩恵はすごいと改めて思った。

11/13(日) まっとうな主張

NHK2005/11/13ニュースより
・・・麻生外務大臣は、小泉総理大臣の靖国神社参拝で中国や韓国との関係がギクシャクしていることに関連し、「祖国のために尊い命を投げ出した人たちに敬意を示すのは当然のことで、そこが問題であるとするならば、国の根幹にかかわるものだ。小泉総理大臣としても簡単に譲ることはできない」と述べました。そのうえで、麻生外務大臣は、今後の日韓関係について「一部の話だけですべてが悪いというのではなく、きちんと対話を続けていかなければならない。意を尽くして、ていねいに対応しなければならない」・・・

 閣僚の意見として久しぶりに聞いたような気がする。あたふたと取り繕うような必要などないと思う。じっくりと関係改善に努力していただきたいと願っている。

  振り込め詐欺

振り込め詐欺5000万円という金額に驚き、呆れ、ため息が出た。あれだけ振り込め詐欺の被害が報道されているにもかかわらず、息子さんの仕事先を調べ、声色を使い、被害者の資産を事前調査し、信じさせるストーリーを考える犯人グループの悪質巧妙さに恐れ入る。
確かに携帯電話を通した声は、似ているようでもあり他人のようでもありで、しばらく話さないと判らないときがある。

11/12(土) 肌寒い一日

「東京で木枯らし1号」とのニュース。当地も寒くなった。
 今朝は、4時前に目が覚める。トイレに行きもう一度寝ようと思ったが目がさえてしまった。少し早いがいつもの軽い体操をして朝食をとる。TVを点けた。NNN24というニュース番組があった。もうこの時間から放送しているのかとはじめて知る。
 朝食を終わってもまだ夜が明けない。昨夜問い合わせのあったプログラムを修正する。
 下半身が冷えるのでステテコをパッチに履き替える。
 修正が終わる頃、ようやく東の空が白んできた。若い頃やった徹夜明けのような気分だ。
 11時頃眠くなり昼寝する。やはりリズムが狂っているようだ。一日中、頭のどこかに霞がかかっているようだ。午後雲が晴れた。明日の朝はこの秋一番の冷え込みになるだろう。

11/11(金) 皇室典範会議

我々庶民の常識と思っていることがどんどん変化しつつあるような気がしてならない。
2005/10/27 産経新聞主張
・・・ 政府の「皇室典範に関する有識者会議」が女性天皇、女系天皇を容認する方向で最終報告を取りまとめる。 政府もこれを受けた皇室典範改正案を国会に提出する方針とみられる。しかし皇位継承資格者がいないわけではない今、なぜ一年足らずの論議で、皇室のあり方や日本の将来を変えかねない結論を出そうとするのか、理解に苦しむ。 皇室典範会議の吉川弘之座長は「男系男子では必ず将来、継承問題で行き詰まる」としている。これに対し男系を維持すべきだとの立場から、旧皇族(宮家)を皇室に復帰させるなどして皇族を増やす提案がなされている。この点についても吉川座長は「現代において受け入れられる可能性はほとんどない」と、言い切っている。・・・

この会議は内閣のホームページによると2004年12月27日に総理決裁で発足している。吉川座長は精密工学系の学者だそうだ。

関係ないかも知れないが、大相撲の土俵に上がりたがる女性知事と思想が底流でつながっているような、いないような腑に落ちない気分である。
命にかかわる問題ではないが、靖国問題同様、日本文化の伝統や心が損なわれていく気がする。

11/10(木) 公園 午後4時

1/4
2/4
3/4
4/4

11/09(水) 新追悼施設で超党派議連設立

2005/11/09 NHKTVより
議員連盟には、自民・民主・公明3党のおよそ130人が参加しており、9日の設立総会で、会長に自民党の山崎前副総裁、副会長に民主党の鳩山幹事長と公明党の冬柴幹事長を選びました。・・・新しい施設は、無宗教で、靖国神社を含めた既存の施設と両立できるものであることが前提・・・

130名の議員という数の多さに驚いた。心の問題を他国から言われて新たに追悼施設を建設するというふがいなさ。
中韓朝の抗議は、それぞれの国の内政問題を反日で国民の目をそらしているという政治的な行為であるということが明らかになっている。
また、議員連に公明党が入っていることについてはどうだろうか。信者が国民の5%にも及ぶという宗教団体「創価学会」を基盤とする公明党が主張すると言うことは、明らかに支持者創価学会にたいする見返りを意識しており、布教に寄与するし、政教分離原則に反すると思われる(何人かの創価学会の友人には申し訳ないが)。まして施設建設に税金を投入するということで国民納税者は不利益を被ることになる。

靖国神社は、かつては国家神道として信仰および軍国化に利用されたかも知れないが、現在は遺族や国民は祭神の信仰というよりも246万6千余柱の「墓地」としてお参りしている要素が強いのではないだろうか。神道の施設でも首相の参拝が靖国神社信仰の布教や他の宗教の排斥に寄与しているとはとても思えないし、政教分離原則に反していないと思う。 遺族の方々や国民の意見をよく聞いてもらいたい。

  UnicodeとShiftJIS

思いついて般若心経を使い慣れたワープロ(AppleWorks)で打とうとしたが、どうしても拾えない字がある。
いつしかAppleWorksも旧世代のワープロになってしまったのだな。Unicode対応のPagesワープロに変えたらなんとか入力できた。
それにしても難しい漢字が多い。短い文章だがカナを振ったり整形に半日を費やしてしまった。

11/06(日) Mさんの菊 --> スライド写真

11月5日Mさんの菊をホームページのスライドにさせていただきました。

11/05(土) Mさんの菊

1/3
2/3
3/3


11/03(木) 秋色のスライド写真

昨日の山歩きの写真をホームページに掲載した。


11/02(水) 秋色を訪ねて

9月下旬から続いていた仕事がやっと一段落した。バイクで森林植物園を訪ねた。売店でおにぎり弁当とお茶を買って散策した。全山紅葉には少し早かった。



11/01(火) 靖国参拝も継承

韓国の潘基文外交通商相が靖国神社とは別の追悼施設建設の関連予算を計上することまで要求したことを受けての発言か、新官房長官は「新追悼施設 世論見極めて検討」と述べた。
福田前官房長官は国立の無宗教の追悼施設の建立提唱者だったが、今回入閣はならなかった。よい方向へ行っていると思いたい。

10/31産経
小泉内閣改造について、中国、韓国のメディアは「アジア各国の顔色を見ることなく強硬外交の基調を維持するとの立場を示唆した」(韓国・聯合ニュース)などと一斉に警戒感を示した。
 北朝鮮メディアはこれまで安倍、麻生両氏が拉致問題や歴史教科書問題で示してきた政治的立場を名指しで繰り返し非難してきた。特に北朝鮮への経済制裁発動の必要性を主張している安倍氏を「右翼反動勢力の頭目」と位置付け、嫌悪感すらにじませている。10/31(共同)
中韓は反日非難ばかりではすまなくなってきている。

  プログラムミス

システム・ダウンで株取引が全面停止。ハードやソフトのシステムを増強したり変更すると必ずついて回る障害。
事前にいくらテストしても本番とは異なるので完璧なテストはあり得ないぐらいなものだ。

JRのATS装置の設定ミスは、初歩的なもののような気がする。大事故から半年経つが企業風土はそう簡単に変わるものではないのかも。乗客はそれでも利用しなければならない。