保健衛生・安全管理
目標(健康な心と体を育てる)
保育園で1日の大半を過ごす子供たちが、集団生活の場でも、心も体も健康であるためには家庭と保育園がしっかりと手をつなぎあい連携することが必要です。あたたかな家庭の中で、楽しみながら健康づくりが工夫され子供たちの力が集団保育の中で充分発揮されるよう、共に力を合わせていきます。
(1)睡眠のリズムを大切にする
睡眠のメカニズムは月齢により異なります。保育園で子供たちがあそびを充分に楽しみ、ぐっすり眠ることは体の発育上、とても大切ですので、生活リズムを整えます。
(2)食生活を豊かにする
楽しい食卓は食欲を促進し心を豊かにします。1日3回の食事を充分に摂取できると病気を短期間に克服できる体力がつきます。給食はこのような考えに基づき、安全な食材を選び、手作りを基本にしています。季節ごとの食材との触れ合いや、食事する前の諸準備の経験を通して、子供たちの食習慣の定着を図り、食に対する安全意識を芽生えさせ、さらに楽しく食べられることによって、大人との信頼関係を育んでいます。
(3)事故を防止する
事故を防止するため、建物、遊具、備品などへの点検を怠らず、日々の保育の中では子供から目を離さない保育を実践しています。限りない可能性を秘める子供を信じ、危険に挑戦する子供の意欲をほめつつ、未然に事故を防止する観点から大人たちの目配り、気配り、心配りを大切にしています。
(4)衛生に気を付け、病気を予防する
手洗い、うがい、歯磨きなどについては子供とともに、園でも指導します。年齢により理解の仕方や、実践における技術の違いはあっても、経験を積み重ね、就学前までには習慣づけるようにします。
(5)体づくりにとりくむ
鍛錬は個人の体質や体調を見ながら進めますが、幼児は年間を通して薄着で過ごします。薄着は外気温を感じることができるので、暑さや寒さに対する肌の適応能力が高まり、自律神経の働きが活発になります。そのことで風邪に対する抵抗力がつきます。又、薄着は動きやすくなります。