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落葉松亭日記(2022年7〜8月)

ニュース・評論のスクラップ、凡夫の日々雑感

8月31日(水) ゴルバチョフ元ソ連大統領死去

第二次大戦では米ソは連合国側で、日独伊の枢軸国と対峙した。
大戦後、米ソは敵対するようになり、東西冷戦が長く続いた。
1980年代、「鉄のカーテン」と云われたソ連の社会主義政治体制を改革し、東西冷戦の終りに導いた。
「ゴルビーさん」とも呼ばれた。
ゴルバチョフ元ソ連大統領死去 東西冷戦終結を主導 2022年8月31日(水)10時03分
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2022/08/post-99505.php

東西冷戦の終結をもたらしたゴルバチョフ元ソ連大統領が30日、死去した。2005年5月モスクワで撮影(2022年 ロイター/Sergei Karpukhin/File Photo)

東西冷戦の終結をもたらしたゴルバチョフ元ソ連大統領が30日、死去した。91歳だった。モスクワの病院関係者が明らかにした。

ゴルバチョフ氏は1985年に54歳でソ連共産党書記長に就任。「ペレストロイカ(改革)」や「グラスノスチ(情報公開)」政策でソ連の政治、経済の改革を断行した。

米国と軍縮合意を結んだほか、第2次世界大戦後に欧州を分断していた「鉄のカーテン」を開放し東西ドイツ統合を実現するため、西側とのパートナーシップを構築。1990年にノーベル平和賞を受賞した。

ただ、グラスノスチ政策で以前は考えられなかった党や国家に対する批判が可能になったと同時に、ソ連内の民族主義を刺激。ラトビア、リトアニア、エストニアのバルト3国などが独立を主張し始めるなど、1991年のソ連崩壊につながった。

多くのロシア国民はゴルバチョフ氏の改革で引き起こされた混乱を許すことができず、ソ連崩壊後の生活水準の低下は民主主義の代償としては高すぎると認識。今年6月に入院中のゴルバチョフ氏を見舞った自由主義経済学者のルスラン・グリンベルグ氏は、ロシア国防省系メディア「ズベズダ」に対し「ゴルバチョフ氏はわれわれ全てに自由を与えてくれた。ただ、その自由をどうしたら良いのか、われわれには理解できなかった」と述べた。

インタファクス通信によると、ロシア大統領府のペスコフ報道官は、プーチン大統領がゴルバチョフ氏死去の報に接し「深い哀悼の意」を表したと述べた。 プーチン氏は2005年、ソ連崩壊は20世紀における「最大の地政学的悲劇」と表現していた。

冷戦時代の緊張と対立が続いた後、ゴルバチョフ氏はソ連と西側の距離を第2次大戦後最も縮めた。

だが、死去直前の数カ月にはプーチン大統領のウクライナ侵攻で西側が対ロ制裁を打ち出し、ロシアと西側双方の政治家が「新冷戦」について公然と語り始めた。

カーネギー国際平和財団のアンドレイ・コレスニコフ上級研究員は「ゴルバチョフ氏はライフワークである自由がプーチン氏によって事実上破壊される中、象徴的な形で亡くなった」と述べた。
[ロイター]



8月27日(土) 岸田内閣 "支持率急落"

右も左も停滞気味、当オジンだけの感覚かも知れないが・・・
安倍首相の暗殺事件で、政界が統一教会汚染していたことが露呈したことが大きい。
事件が選挙前だったら、とんでもないことになっていたのではないか。
高度経済成長期には「日本列島改造論(田中内閣)」「所得倍増論(池田内閣)」などあったが、今は目玉がない。
鍛冶俊樹の軍事ジャーナル (2022年8月25日号)
https://www.mag2.com/m/0001690052.html

岸田内閣の致命的失敗
 岸田内閣の支持率が急落した。安倍政権は岩盤保守層に支えられて長期政権を実現したのだが、岸田内閣の対中姿勢に失望した岩盤保守層はとうに岸田内閣を見限っている。岸田内閣の今までの高支持率はリベラル層によるものだが、そのリベラル層に見放されては、岸田内閣に未来はない。

 もちろん、2025年までは国政選挙はないだろうから、それまでは政権を維持できる。しかし、「モリ・カケ・桜」で3年以上、安倍政権を叩き続けた野党は、今後、「旧統一教会」で岸田内閣を3年叩き続けるだろう。岩盤保守層の支持なき岸田内閣が支持率を回復できる見込みはない。
 この状況は1990年代前半の宮沢内閣を彷彿させる。当時の宮沢喜一首相は宏池会であり、岸田総理の先輩に当たる。宮沢政権は対韓姿勢で岩盤保守層の支持を失い、政治改革の失敗でリベラル層の支持を失い崩壊した。
30年以上続いた自民党単独政権はここで終わった。
代わって成立したのは野党であった8党が連立した細川政権である。だが1994年、第1次北朝鮮危機に対応できず8ヶ月で政権は崩壊した。当時の米クリントン政権は核開発を開始した北朝鮮を空爆しようとして日本に協力を求めたのだが、細川首相つづく羽田首相は怖気づいて二人とも敵前逃亡したのである。

 おかげで米国は空爆を諦め、事実上、北朝鮮の核開発を容認せざるを得なくなった。これが第1次米朝合意だが、もし、このとき日本が米国に協力して空爆が実現していれば、東アジアの情勢は現在とは、まったく違っていただろう。
 岸田内閣は2025年の参議院選挙つづく衆議院選挙で大敗する公算が高く、そうなれば野党が連立して政権を担うことになろう。だが2026年に中国は台湾に武力侵攻するだろうと私を含めて軍事専門家は分析している。

 1994年当時と同様に米国は日本に協力を求めるだろうが、やはり当時と同様に連立政権は崩壊してしまう公算が極めて高い。そうなれば米国は中国の武力侵攻を容認せざるを得なくなり、最終的には在日・在韓米軍の撤退に追い込まれるだろう。東アジアは日本を含めて動乱の巷(ちまた)となろう。

 27日土曜日21時から、「鍛冶俊樹の軍事トークライヴ」を伽藍みーTUBEでライヴ配信する。本号のテーマを含めて昨今の国際・国内情勢について気楽な形で質問にお答えする。下記をクリック
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軍事ジャーナリスト鍛冶俊樹(かじとしき)
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8月25日(木) 「万策尽きた」プーチン

2月ロシアがウクライに軍事侵攻して早6ヶ月。
ロシアは巨額の損失を出し、モノにならず万策尽きたと米フォーブス社は計算した。
ウクライナの損害も莫大なものになるだろうが、はっきりとは分からないという。
北方でロシアと接する日本としては、「アジをしめて」来られてはたまらない。
ウクライナ侵攻から半年、巨額損失で「万策尽きた」プーチン
Putin's 5 Biggest Military Losses in Ukraine Cost Him Over $1 Billion
2022年8月25日(木)15時25分 ゾーエ・ストロズースキ
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2022/08/post-99457.php

軍事侵攻から半年、プーチンにとっては想定外の連続だった 
Maxim Shemetov-REUTERS

<ミサイル巡洋艦「モスクワ」沈没をはじめとする5大損失が大きな痛手に>

ロシアのウラジーミル・プーチン大統領が、これまでにウクライナでの戦争で被った最も大きな5つの損失が、合わせて10億ドル以上にのぼることが分かった。

米フォーブス誌の計算によれば、ロシア軍にとって最大の痛手となったのは、ロシア黒海艦隊の旗艦であるミサイル巡洋艦「モスクワ」の沈没だ。4月に沈没した「モスクワ」の価値は、7億5000万ドル相当とされている。ウクライナ側は自分たちが対艦ミサイルを命中させて沈没させたと主張したが、ロシア側は艦上での火災が原因だったと主張している。

残る4つの重大損失は、8600万ドル相当のイリューシンIL76輸送機、7500万ドル相当の大型揚陸艦「サラトフ」、5000万ドル相当のスホーイSu30SM戦闘機、4000万ドル相当のスホーイSu34戦闘機で、これらを合計すると10億ドルを上回る計算になる。

フォーブスの計算によれば、軍事侵攻を開始した2月24日から8月24日までの6カ月間で、ロシア軍は1万2142点の軍事装備品を失い、その価値は合計で165億6000万ドル相当にのぼる。ミサイルは、この合計額には含まれていないという。

【動画】ロシア巡洋艦「モスクワ」の「最期」
「迅速な勝利」の目論見が崩れた

ロシアによるウクライナへの軍事侵攻は、ウクライナの独立記念日でもあった8月24日に、開始から半年の節目を迎えた。ロシアが迅速に勝利を収めるだろうという一部の予想は、西側諸国の支援を受けたウクライナ側の粘り強い抵抗によって打ち砕かれた。この数週間は、ウクライナがアメリカの高機動ロケット砲システム(HIMARS=ハイマース)など、西側諸国から供与された兵器を駆使して、ロシア側の標的への攻撃を成功させている。

ウクライナ側が次々と攻撃を成功させるなか、ロシア政府は兵員を補充するために強制徴用を行い、今いる兵士にも、士気を上げるために現金支給のインセンティブを与えているとみられる。

元米陸軍大将のバリー・マッカフリーは8月22日、ツイッターへの投稿で、プーチンは「万策尽きて」おり、彼にとっての状況は今後、急速に悪化していくだろうと述べた。マッカフリーはまた、ロシア軍は「作戦面で困難な状況にあり」、ロシア全体に「軍事的な損失と経済的な孤立のの深刻なひずみが生じ始めている」とも指摘した。

だがマッカフリーの評価とは対照的に、ロシアはこの「特別軍事作戦」を成功させる自信があると主張し続けている。ロシア外務省情報出版局のイワン・ネチャーエフ副長は、18日の記者会見の中で、ウクライナにおけるロシアの目標は達成されるだろうと語った。

「ロシアの目標が達成されて初めて、地域の平和、安定と安全を保障することが可能になる」とネチャーエフは述べた。

ロシア軍と比較して、ウクライナ軍が今回の戦闘でどれだけの損失を被ったのかは、はっきり分かっていない。米議会調査局は6月後半に発表した報告書の中で、ウクライナ軍が装備の半分を失ったという、地上部隊後方支援司令官ウォロディミル・カルペンコ准将の推定を紹介した例があるぐらいだ。



8月21日(日) 晩夏-2

今朝は霧で明けた。

10時頃、弱い雨になった。
雲が流れて薄日が射すと木々に付いた雨露がキラキラと光っている。

昼にはまたどんよりした蒸し暑さが戻ってきた。
「ジージージャンジャン」という蝉の鳴き声は「ツクツクボーシ」に代わってきた。
鳴き声は結構強く、パタっと鳴きやむと耳鳴りのように頭のなかに残る。
共用階段(といっても、3階から上は自分だけだが)に蝉の死骸がころがるようになる。時々手ぼうきで掃いている。

団地も空き室が目立つ。どこかに蜂の巣ができたのだろうか、
ベランダ側のドアを開けていると、よく蜂が飛び込んでくる。
ひとしきり室内を飛び回り、窓の網戸の内側にはりついた。
子供の頃、後頭部を刺されたことがある、あの痛さは今でも覚えている。
「しょうがない奴だ・・・」、隙間を空けて逃がしてやった。

夏休みのはずだが子供を余り見かけなくなった。
今でも宿題に追われる夢を見ることがある。
 水鉄砲あそび(昭和30年頃)
(亡父のアルバムにあった3兄弟。手前から兄、弟、私)


8月19日(金)  晩夏

8月も後半に入った。
どこか野山歩きにと思うのだが、ついノンベンダラリと過ごすことが多い。

青空文庫にあった種田山頭火(1882-1940)の「行乞記」をプリントしてあったのを思い出して読んでみた。58歳で亡くなった行乞俳人。
木賃宿に泊まりながら行乞し自由律俳句をつくり、同宿の世間師との会話や観察が興味深い。
行乞しなければ、酒にも食事にも、大好きな風呂にも入れないという厳しさだが、その俳句は明るい。




8月18日(木) 夕焼けトンビ

夕方5時半頃の晩酌タイム。
給水塔の上にトンビがよくとまって、いい声を聞かせてくれる。
写真は7月23日のもの。
三橋美智也さんの曲「夕焼けトンビ」は、1958年(昭和33年)当方中学生頃に大ヒットした。
歌詞には「そこから東京が見えるかい」とある。
ここは神戸の裏山なので、「そこから大阪湾が見えるかい」に変えるとぴったりなのだ。
子供の頃、尼崎の北部に居た。あの頃はまだ近所の福知山線に蒸気機関車も残っていて、
「登りの汽車がピーポッポ」と走っていた。
ついこの間のようでもあり、遠いとおい昔のようでもある。

YouTube↓(音量注意)
https://www.youtube.com/watch?v=O25ta9lFxO8
矢野 亮作詞:吉田矢健治作曲 (1958 S33) 220万枚(ミリオンセラー18曲中第5位)


8月17日(水) 「2022年夏の敗戦」

高齢化して呆けるのは致し方ないにしても、国政や外交が平和呆けするのは亡国の兆しだろう。
先日の米のペロシ下院議長が訪台したとき、チャイナは台湾周辺にミサイルを撃ち込んだ。此の海域には日本のEEZも含まれており、与那国島漁民にも損害が発生した。日本は抗議したが、チャイナは日本のEEZを認めない事を表明したという。
鍛冶俊樹の軍事ジャーナル (2022年8月17日号)
https://www.mag2.com/m/0001690052.html

2022年、夏の敗戦
 2日、米国のペロシ下院議長が台湾に到着するや、中国は台湾周辺に軍事演習区域を設定した。その一部に日本の排他的経済水域(EEZ)が含まれていたので、日本が懸念を表明したのだが、それに対する中国の返答は驚愕すべき内容である。

 中国外務省の華春瑩(かしゅんえい)報道局長は3日「関連海域は未画定で、日本の見解は受け入れられない」つまり日本のEEZを認めない姿勢をあらわにしたのである。そして4日、中国軍は与那国島の海域に5発の弾道ミサイルを撃ち込んだのである。

 与那国島の漁民は漁業活動を中止せざるを得なかった。EEZとは自国民の経済活動が最優先される海域を指す。つまり日本国民の正当な経済活動に中国軍により損害が生じたのである。

 しかも中国は、日本のEEZを認めないとして、そこにミサイルを撃ち込んだわけだから、事故でも過失でもなく確信犯による明白な侵略である。普通の国であれば、その海域に軍艦を派遣し、中国のEEZにミサイルを5発撃ち込んで報復したであろう。

 また同時に尖閣諸島の接続水域に居すわる中国海警の艦艇も軍艦により強制排除されたはずである。だが、それは普通の軍事力を持つ普通の国の話であって、日本は憲法に縛られて普通の軍事力を持っていない。従って普通の国の普通の話は通用しない。

 だが、普通の国ではなくとも安倍政権においては、北朝鮮が日本のEEZにミサイルを撃ち込めば、ただちに国家安全保障会議(NSC)を開催した。ところが今般、岸田内閣は、外務省が電話で抗議をしただけで、NSCすら開催しなかった。  そして浜田防衛相がオースチン米国防長官と電話会談して、中国のミサイル発射を非難したのは、発射から12日後の昨日である。中国の軍事恫喝の前に、日米同盟はもはや風前の灯火(ともしび)だと言っていいだろう。

 前号で「空母レーガンは一触即発の事態を避けるために、台湾から遠ざかった。96年台湾危機で米国は中国に勝ったというのなら、今般は敗けたとしか言いようがない。」と書いた。敗けたのは米国だけではない。日本も敗けたのである。
 軍事ジャーナリスト鍛冶俊樹(かじとしき)
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■中国、台湾周辺に弾道ミサイル発射 米下院議長の訪台受け 2022年8月5日
https://www.bbc.com/japanese/62431271


8月15日(月) 終戦記念日

77回目の終戦記念日。
終戦の直前、勝敗が見えているのに、アメリカは広島・長崎に原爆を投下し数十万人虐殺した。その罪ほろぼしか、食糧その他の援助物資を敗戦日本に届けた。
当方は1944年生まれだが、物心つくころには平和になっていた。
しかし街角で白衣姿の傷痍軍人が募金に立つ姿がみられ、ラジオでは尋ね人の放送があり、海外からの引き揚げ者のニュースが続いていた。

父親(1912-1999)は二回目の応召でボルネオに行った。
昭和20年1月から終戦にかけて、所属の大隊がタワオ〜サンダカン〜ブルネイまで数百キロのジャングルを行軍した。多くの将兵が飢餓や熱病で斃れ、「サンダカン死の行軍」とも云われている。所属の大隊1007名、戦死者653名。
記録を読むと、その作戦の目的、命令下達の状況が今日でも不明という(松本国雄著「回想のキナバル」)。
幸い父は帰還したが、数年はマラリアが再発して寝込んでいたこともあった。

今年2月、ロシアがウクライナに侵攻した。
3日で終わるとプーチンは豪語していたが、既に半年が経過して、終わる気配がない。民族問題やウクライナのNATO加盟などがからみ解決の目処が立たないのだろう。ウクライナの多くの都市が瓦礫になり、ロシアが侵攻して占領したとしても人心には恨みが残り、何の意味があるだろうかと思われる。


8月13日(土) 統一教会・金集めの実態

今やメディアは「マスゴミ」と揶揄される事が多いが、
某ブログに紹介されていた此の動画はどちらかと言えば硬派。
よい内容で参考になった。

https://www.youtube.com/watch?v=IPl37pUZRy4

統一教会は単純ではなく、布教、経営と組織的に活動しているらしい。
宗教は「信ずるものは救われる」とよく云われる。
人生不幸な時期は誰にもあるが、そういうときが危ない。
誰かに相談したり、宗教施設を訪ねてみたりしてはまる。
現在の不幸は、ご先祖様への供養が足りない、などとご託宣を受けると、
そうかしらと気が弱くなり考え込んでしまうのではなかろうか。
そこが、新興宗教の付け目なのだ。


8月11日(木)  ボルネオ慰霊祭

「山の日」の祭日、午前11時から、高砂市の荒井神社で恒例の白鷺ボルネオ会慰霊祭が行われた。
今年は終戦77年、当時の兵隊さんの2世ですら70〜80代である。
帰還者がお元気な頃は全国から境内に集まったそうである。
参加者は斎主荒井神社宮司さんの他、自分を入れて4名で年々少なくなっている。
大きな楠の木陰に忠魂碑がある。
宮司さんの慰霊の詞が奏上され、聞き入った。



8月10日(水) 岸田内閣発足

安倍元首相の暗殺で、自民党の統一教会汚染が一気に露呈した。
此の暗殺事件がなければ、国民は自民党の体質を知ることはなかっただろう。
僅か10万の信者にも議員の多くが票集めに奔走するのかと呆れた。
自民党の自浄作用はおそらく無いのであろう。

10日、首相が内閣改造を発表した。
林外相のハニートラップ事件が露呈しているのに、岸田首相は臆面もなく再度外相に起用した。
岸田氏も林氏も親中派を自認していたが。チャイナの指令通りに動いているのかと思うほどだ。先が思いやられる。
岸田首相が内閣改造 浜田防衛相、加藤厚労相 8/10(水) 13:21配信 共同通信
https://news.yahoo.co.jp/articles/d9e9009ed10587300f4437dea4b37959fa37c37c

左上から右へ岸田文雄首相、寺田稔総務相、葉梨康弘法相、林芳正外相、 鈴木俊一財務相。
2段目左から永岡桂子文科相、加藤勝信厚労相、野村哲郎農相、西村康稔経産相、斉藤鉄夫国交相。
3段目左から西村明宏環境相、浜田靖一防衛相、松野博一官房長官、河野太郎デジタル相、秋葉賢也復興相。
4段目左から谷公一国家公安委員長兼防災相、岡田直樹地方創生兼沖縄北方相、山際大志郎経済再生相、高市早苗経済安保相、小倉将信少子化相。

岸田文雄首相(65)は10日、第2次岸田改造内閣の顔触れを決め、松野博一官房長官(59)が閣僚名簿を発表した。19閣僚のうち初入閣は9人、留任は5人。再入閣5人のうち厚生労働相の加藤勝信前官房長官(66)、防衛相の浜田靖一・自民党元国対委員長(66)は再び同じポストに就いた。経済産業相には西村康稔前経済再生担当相(59)。物価高や新型コロナウイルスへの対応が急務。防衛力強化にどのように取り組むかも課題だ。

萩生田氏、旧統一教会へ慎重対応 自民党の新執行部が就任会見
 女性閣僚は改造前と同じ2人。皇居での認証式を経て、10日夕に正式発足する。



8月5日(金) 忍者ミサイル

「どんなに時間がかかっても、どこに隠れていても必ず見つけ出す」
偵察衛星と様々な画像や位置情報などを駆使して標的を見つけ出す、恐ろしいハイテク兵器。
国際テロ組織アルカイダのザワヒリ容疑者がこの精密ミサイルによって切り刻まれて殺害された。しかも巻き添えをくう人もなく。
国際テロ組織に対する米の執念を感じさせる。
  ネット画像より

朝日を浴びにバルコニーへ出たザワヒリは「忍者爆弾」の6つの刃に切り裂かれた 2022年08月04日(木)18時31分
https://www.newsweekjapan.jp/kimura/2022/08/6-1_1.php

<アフガンからの米軍撤退で「弱さ」をさらけ出したと見られたバイデン政権だが、綿密な計画と高性能な兵器によって大きな成果を得た>

[ロンドン発]アメリカのジョー・バイデン大統領は8月1日に演説し、2001年の米中枢同時テロを副官として指揮した国際テロ組織アルカイダ最高指導者アイマン・ザワヒリ容疑者(71)を潜伏先のアフガニスタンの首都カブールで現地時間の7月31日早朝に米無人航空機(ドローン)から発射されたヘルファイア空対地ミサイル2発で殺害したと発表した。

バイデン氏の演説、国家安全保障会議(NSC)の背景説明、英大衆紙デーリー・メールの報道などからザワヒリ容疑者殺害の詳細を振り返ってみた。巨大ゴルフボールのようなアンテナ「レドーム」がずらりと並ぶメンウィズヒル英空軍基(英北東部ノース・ヨークシャー州)のスタッフを含む米英情報機関が数カ月にわたり、ザワヒリ容疑者の動向を監視していた。

「日曜日の午前6時18分。夜明けの祈りから1時間以上経ったころ、ザワヒリは太陽と新鮮な空気を楽しむため隠れ家のバルコニーに姿を現した。安全なはずの高台からカブールの朝を眺めることは潜伏生活の数少ない楽しみになっていた。しかしザワヒリは米英に雇われたイスラム原理主義勢力タリバンのスパイが何カ月も監視していたことを知らなかった」(デーリー・メール紙)

ドローン攻撃による巻き添え被害がイスラム過激派を激増させた反省から米英情報機関はドローン攻撃の際、一段と慎重になった。偵察衛星や航空機によって得られる画像や映像(イミント)、通信や電磁波、信号の傍受による情報(シギント)と、スパイによって収集される情報(ヒューミント)のクロスチェックを徹底している。

「どんなに時間がかかっても、どこに隠れていても必ず見つけ出す」

ザワヒリ容疑者が隠れ家のバルコニーに現れたことを確認したタリバンのスパイが英米情報機関に連絡してきたという。これを受け、ザワヒリ容疑者殺害作戦は実行された。デーリー・メール紙はその瞬間をこう伝える。

「数万フィートの上空を旋回する米無人機リーパーが2発のR9Xヘルファイアミサイルを発射した。攻撃目標に命中する直前にミサイルの内側から攻撃目標を細断する6本の長い刃が飛び出すことから『忍者爆弾』の異名がある。重さ45キログラムの強化金属弾頭は時速1600キロメートルで移動し、爆発ではなく、回転する刃の鈍重な力で標的を粉砕する」

一方、バイデン氏は演説の中で「正義は実現され、このテロリストのリーダーはもう存在しない。どんなに時間がかかろうとも、どこに隠れようとも米国民の脅威となるなら必ず見つけ出して排除する。何年も執拗にザワヒリを探し続けた結果、情報機関は今年初めついに居場所を突き止めた。家族と再会するためカブールの下町に移動していた」と明かした。

ザワヒリ容疑者は、米軍が11年に殺害した首謀者ウサマ・ビンラディン容疑者に次ぐアルカイダのナンバー2だった。224人が死亡、4500人以上が負傷した1998年のケニアとタンザニアの米大使館爆破事件で重要な役割を果たし、米乗組員17人が死亡、数十人が負傷した00年の米ミサイル駆逐艦コールへの自爆攻撃の首謀者だとバイデン氏は糾弾した。

「アフガンをテロリストの安住の地にはしない」

米中枢同時テロを受けた米軍主導の攻撃でタリバンが駆逐された後、ザワヒリ容疑者はほとんどの時間を南部ヘルマンド州ムサカラの人里離れた山中で過ごした。新興の過激派組織「イスラム国(IS)」の創設者は当初、テロの老舗アルカイダと手を組もうとしたが、ザワヒリ容疑者の慎重な指導方針に反発し、逆に主導権を争うようになった。

バイデン氏は昨年8月、アフガンから米軍を撤退させ、タリバンのカブール奪還を許した。通訳など大量の対米協力者がアフガンに取り残され、警備に当たっていた米兵13人がテロ攻撃で殺害されるなど大混乱に陥った。これをアメリカの弱さと見たウラジーミル・プーチン露大統領はウクライナ侵攻を決断したとの批判も噴出した。

今年11月に中間選挙を控えるバイデン氏は「アフガンをテロリストの安住の地にはしない」と情報機関や特殊部隊、ドローンを使ったテロ対策の成果を強調した。2月には数カ月に及ぶ計画を経てシリアでIS指導者を襲撃(指導者は自爆死)し、7月にも別のIS指導者をドローン攻撃で殺害した。そして今回、アルカイダの頭目ザワヒリ容疑者の殺害に成功した。

米政府高官は「何年も潜伏していたザワヒリ容疑者の居場所を突き止めることができたのはテロ対策の専門家による慎重で忍耐強く、粘り強い作業の結果だった。テロ対策コミュニティーのさまざまな部門が緊密に協力して、この複雑な作戦を計画し、実行した」と振り返った。米側は数年前からザワヒリ容疑者を支援するネットワークに気づいていたという。

今年に入ってザワヒリの妻と娘がカブールの隠れ家に移る

米側は今年に入ってザワヒリ容疑者の妻や娘がカブールの隠れ家に移ったことを知った。英情報機関も4月、妻や娘がヘルマンドからカブールに移ったことを確認したとされる。隠れ家はタリバンの強硬派ハッカーニ・ネットワーク(HQN)が用意したとされる。米英情報機関は5〜6月にザワヒリ容疑者がカブールに到着したことを突き止めた。

4月初旬、米国家安全保障担当副大統領補佐官らが現場から報告を受け、5〜6月にジェイク・サリバン米国家安全保障問題担当大統領補佐官を通じてバイデン氏に報告された。ザワヒリ容疑者の妻は長年培ってきた潜伏術を駆使して、誰もザワヒリ容疑者に辿り着けないよう細心の注意を払っていた。

ザワヒリ容疑者の「生活パターン」を確認するため複数の独立した情報源に頼った。 ザワヒリ容疑者が隠れ家に滞在し、バルコニーに出るのを数回にわたって確認した。ザワヒリ容疑者の家族を含む民間人への巻き添え被害リスクを最小限に抑えるため、隠れ家の構造を徹底的に調べた。

ミサイル攻撃で隠れ家が破壊されてしまうと巻き添え被害が出る。情報機関が作った隠れ家の模型をホワイトハウスのシチュエーションルームに持ち込んでじっくりと検討した。その結果を受け、バイデン氏は7月1日、スタッフからザワヒリ容疑者への精密打撃計画を説明された。同月25日、殺害するのに最適な状況だとの助言を受け、最終承認を与えていた。

ザワヒリ容疑者の妻も娘も負傷せず、民間人の犠牲も出なかった。上階の窓が吹き飛んだように見えた以外は建物の他の部分には驚くほど小さな被害しかなかった。バイデン氏は攻撃の約36時間後、ザワヒリ容疑者の殺害を発表した。

米政府高官は「ザワヒリ容疑者がカブールの下町にいたことは米軍撤退の見返りに国際テロ組織の活動拠点としてアフガンを利用させないと確約したドーハ協定に明らかに違反している」とタリバン政権を批判した。ナンシー・ペロシ米下院議長(民主党)の台湾訪問も、ザワヒリ容疑者の殺害も11月の中間選挙を意識して行われたとみて間違いないだろう。



7月31日(日) 我が町鳥瞰図

7月23日の給水塔の記事、なんとかトンビの目線で見られないものかと、
GoogleMapで見てみた。
GoogleEarthのフライトシミュレータで上空を飛んでみた。なかなか面白い。
キーボードでは旨く操れず、何回も墜落したが、命に別状はない(笑)。
フライトスティック買おうかな・・・
オジンのゲームにピッタリ、世界中を空から眺められる。




北側から長田区、高取山(右)、大阪湾


給水塔の西側から見る菊水山、沖のポートアイランド


菊水山の東側から見る我が町

参考映画
■僕のピアノコンチェルト↓
https://eiga.com/official/bokunopiano/introduction.html
天才少年とお祖父ちゃんの物語
少年がお祖父ちゃんの軽飛行機を無断で操縦・・・


7月23日(土) 涼しい「大暑」

今日23日は24節気「大暑」にあたる。午後五時、気温は27℃、湿度62%だった。
当地(神戸の裏山)7月1日に31℃があったが、それ以降は比較的涼しい。
扇風機も風呂あがりにちょっと廻す程度。
暑くて寝られないという日はまだない、ありがたいことだ。
でも喜ぶのは早い、8月後半までは・・・・
それに、あんまり涼しいと米の不作を招く。

給水塔のトンビ




7月21日(木) 「世界の工場」の今

中国が「世界の工場」と云われて久しい。
家電製品やパソコン、精密機器までも中国製が目立つが、
近年、衣料品などは東南アジア製が多いように思う。
中国の経済成長に陰りがでているらしい。
「宮崎正弘の国際情勢解題」
令和四年(2022)7月21日(木曜日) 通巻第7411号
http://miyazaki.xii.jp/

中国、住宅ローンの支払いボイコット。深刻な経済危機に直結
  銀行のローン残高は720兆円、業者への債権は260兆円


 中国のマンション取引は完成後、物件引き渡し時の契約ではない。まだ建物の影もない、広告とイメージ想像図で、取引は行われ、銀行は購入者へのローンを組ませる。現場にあるのは「建設予定地」の看板くらいだ。

バブル華やかな時は、それでも誰も文句を言わなかった。契約さえ済ませれば、べつに住むわけでもないので、あとは値上がりをまって別の人に転売する。空室は、ようするに博打の用具であり、マンション価格は右肩上がりが続くとテレビではエコノミストたちが声高に推奨していた。「危ない」と警告していたのは著名なエコノミストの朗喊平くらいだった。
あまりの投資熱に習近平は「マンションとは人間の住むところである」と発言していたほどである。

コロナに前後して人の流れがとまった。恒大、碧桂園、世茂集団など有名なデベロッパーがデフォルトの連鎖に陥った。建設現場でクレーンが止まり、労働者がいなくなり、完成のめどがたたないまま風雨にさらされはじめた。これは2019年からの中国各地の現象だった。足で歩かないジャーナリストたちが公共データだけをたよりに中国各地のマンションは値上がりが続いていると虚報を流していた。

 上海都市封鎖によって深刻な次第が表面化した。
 消費者が敏感なのはショッピングモールの落日だ。全土に8000近い巨大ショッピングモールのテナントが三割以上埋まっていない。テナントの空きが20%を超えると、そのモールは経営が成り立たない。
 人口の少ない地方都市にも大都市並みの豪華ショッピングモールができて、客が殆どいない。売り子があくびしている風景が中国全土に展開されている。

   マンションの購入者等は引き渡しもないのに、いや完成のメドも立たないのに、ローンの請求書だけは届く、銀行口座から勝手に引き落とされる。
ならば支払いをボイコットしようという動きとなって、この抵抗運動はSNSで中国全土に波及した。

 銀行の住宅ローン残高は720兆円、業者への債権は260兆円。深刻な経済危機に直結している。

「世界の工場」がコケたら、みんな道づれ──中国に果たしてもらう役割とは CHINA SHOCK?
2022年7月20日(水)14時32分 Newsweek
クラーク・パッカード(ケイトー研究所研究員)
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2022/07/post-99148.php

<ゼロコロナ政策の影響で、15日発表の中国実質成長率は0.4%と、大失速の中国。しかし、世界が中国経済に依存している今、その崩壊を喜ぶのは自分の首を絞めるも同然>

もう間違いない。今の中国経済には強い逆風が吹いている。その原因は、ほぼ中国政府にある。強引なゼロコロナ政策で、経済活動を広い範囲で止めてしまった。

毛沢東主義への回帰を急ぐ習近平(シー・チンピン)政権が民間企業への締め付けを強めたので、景気の牽引役だった情報技術部門が麻痺してしまった。放置していた不動産バブルがはじけて経営破綻が相次ぎ、市場の混乱も招いた。

そこへロシアのウクライナ侵攻が起こり、輸入に頼る食料やエネルギーの価格が一気に高騰した。だからIMFは4月に、今年の中国経済の成長率予測を4.4%に下方修正した。2%程度という見方もあり、そうなればほぼ半世紀ぶりでアメリカの成長率を下回る可能性がある。

しかも、そこに長期の逆風が加わる。生産性の伸びの鈍化や人口減少、ハイテク部門の頭脳流出などだ。こうなると、中国経済は無敵どころではない。西側諸国の一部から歓喜の声が上がるのも無理からぬところだ。しかし、中国経済の崩壊を期待するのは間違いだ。

第1に中国が景気後退に陥った場合、その打撃を受けるのは中国共産党ではなく、党とは何の関係もない13億超の一般国民だ。1978年の改革開放以来、中国では8億人以上が貧困から脱出できた。もしも経済が崩壊すれば、この素晴らしい成果が無に帰してしまう。

またアメリカと中国の経済は今や相互依存の関係にあるから、アメリカ人の暮らしも脅かされる。前政権以来の貿易戦争で高率関税を課しても、アメリカ人は猛烈なペースで中国製品を消費している。

ゼロコロナ政策により中国の製造業が失速して供給が減れば、アメリカの物価はさらに上昇する。成長なきインフレの不気味な予感が現実になりかねない。

中国はアメリカ製品の輸出先としても、カナダとメキシコに次ぐ第3位の重要な存在だ。中国経済の失速でアメリカ製品(自動車や電化製品、医療機器や燃料など)への需要が減れば、中国への輸出で稼いできた米企業や労働者に打撃となる。

最後に、中国共産党はもっぱら経済成長と生活水準の向上を持続することでその正統性を維持している。深刻な景気低迷でその権威が揺らぐ恐れが生じれば、彼らが今まで以上に攻撃的で民族主義的な外交政策を採用する可能性が高まる。

どこの国でもそうだが、内政面の不満から国民の目をそらすには好戦的な愛国主義と戦争を持ち出すのが一番だ。

ウクライナでの戦争が続き、アメリカ経済が軟化しつつあり、中国経済の抱える問題がこれまで以上に明らかになってきた今、世界的な景気後退のリスクは高まっている。

ハーバード大学の経済学者ケネス・ロゴフが指摘するように「ある地域の経済が破綻すれば、破綻の連鎖が起きる確率も高まる」のだ。

補助金漬けの不公正な競争政策や国際貿易のルールを平気で無視する体質など、中国政府の経済運営に重大な問題があり、しかるべき対応が必要なのは事実だ。
しかし中国には、今の世界経済でもっと建設的な役割を果たしてもらわないと困る。だから問題があるなら、中国経済の破綻を歓迎するのではなく、前向きに対処すべきだ。

中国経済の急激な失速は世界中に重大かつ予測不能な影響をもたらす。喜んでいる場合ではない。
From Foreign Policy Magazine



7月20日(水) 内閣改造と統一教会系議員

統一教会の政界浸潤は深刻。いつまでも竹島が還ってこないのも此のせいかとも思われる。
8月には内閣改造が予定されているが、統一教会関連の議員を除外すると大臣候補がいなくなるとか。
永田町の韓国代理人、(併せて中国代理人も)の大掃除はできるか・・・
統一教会の関連議員を除外すると大臣候補がいなくなる!岸田内閣改造を襲う「カルト団体ズブズブ」スキャンダル爆弾 アサ芸プラス 2022年7月16日 17:58
https://www.excite.co.jp/news/article/Asagei_220499/

 安倍元総理の銃撃事件で一躍脚光を浴びている世界平和統一家庭連合(旧・統一教会)との関係をチェックすると、「入閣候補者は誰もいなくなる」というブラックジョークが永田町で囁かれている。

 岸田文雄総理は8月下旬以降に、内閣改造と党人事を検討している。政界の人事には、スキャンダルの有無を調べる「身体検査」が行われる。「統一教会関連の団体から選挙支援を受けていないか、集会に参加したことがないか」なども検査項目に加えられた場合、該当しない自民党議員が少なく、「人事が成り立たない」というボヤキが漏れてくるのだ。

 母親が統一教会に約1億円ともいわれる多額の寄付をしたため、家庭が崩壊。その恨みを晴らすべく、山上徹也容疑者はターゲットを探し、現在の総裁である韓鶴子氏を狙うことにした。ところがコロナ禍などで来日しなかったことから、方針転換。教会の関連団体の集会でビデオ演説するなど「広告塔」的に使われていた安倍氏を銃撃した。

 自民党をはじめとする国会議員には、統一教会などのカルト団体とズブズブの関係にある人物が山のようにいる。いや、関連が全くない議員を探す方が難しいのでは、との指摘もあるほどだ。

 これまでも多くの「被害者」を生み出してきた団体から選挙支援を受けていた国会議員の、政治倫理の問題は避けられないものだろう。

 SNSでは、政治家と統一教会の関連を問いただす言説が目立つ。日本維新の会・足立康史議員は統一教会関連の団体で講演したことを指摘され、「不注意でした、二度と接点を持つことはありません」と謝罪している。

今回の参院選では統一教会関連団体の選挙応援指示書が暴露され、先の参院選で当選した自民党議員が実名で挙がっている。自民党議員が教会関連の集会に参加したと思われる写真も目立つ。永田町関係者が言う。

「統一教会ではなく、関連団体の勝共連合という形での支援も多い。自民党議員にとって選挙では非常に便利で、ボランティアも頼みやすく、関係者が議員秘書になっているケースもあると聞きます」

 マルチ商法の広告塔に使われたことで問題になり、役職を辞した国会議員は過去にもいる。全国霊感商法対策弁護士連絡会が7月12日に公表した資料によると、17年から21年の5年間に限っても、統一教会関連の被害総額は約54億円にのぼるという。

 内閣改造後の会見では「統一教会関連の団体との付き合いは?」との質問を受けることは必然だ。そこで綻びが見えれば、政権運営に影響を及ぼす。

 岸田総理が自民党と統一教会との関連をどのように整理して、内閣改造に臨むのか。大きなポイントになりそうだ。
(健田ミナミ)

半世紀前から国会で追及されていた「統一教会」 
1970年代の「国会審議」
辺真一 ジャーナリスト・コリア・レポート編集長 7/17(日) 7:56
https://news.yahoo.co.jp/byline/pyonjiniru/20220717-00305985


7月20日(水) 統一教会・元幹部謝罪

教会内部には献金を作り出す「経済部隊」があったという。
教会元幹部が謝罪
統一教会”韓国・元幹部が謝罪…現在の教団「正道から外れている」  7/19(火) 12:18配信日テレNEWS
https://news.yahoo.co.jp/articles/b335234b4d1a5c3615b402eb632ebb8557f7c31a

宗教団体のいわゆる「統一教会」の韓国にある本部の元幹部が、安倍元首相の殺害事件について謝罪し、現在の教団は「正道から外れている」などと批判しました。

動画:“統一教会”「2世信者」の苦悩  子供のころ“文鮮明氏の血が入っているとされるワイン”飲まされ…

会見を行ったのは、宗教団体「世界平和統一家庭連合」、いわゆる「統一教会」で総裁に次ぐ幹部だった郭錠煥元会長です。

“統一教会”郭錠煥元会長「安倍元首相の死に責任がないとは思っていません。心より申し訳なくおわび申し上げます」

郭元会長は教団内部の争いによって、日本の“統一教会”を献金を作り出す「経済部隊」から正常な組織に変える試みが暗礁に乗り上げたなどと主張。現在の教団は「正道から外れている」などと批判しました。

一方、教団側は17日、「安倍元首相に改めて深い哀悼の意を伝える」とした上で、推測や偏向報道が飛び交っている状況を非常に遺憾に思うなどとコメントしています。

教祖の血の入っているというワインを飲まされた
統一教会”「2世信者」の苦悩  子供のころ“文鮮明氏の血が入っているとされるワイン”飲まされ…
https://news.ntv.co.jp/category/society/031a8c1ef6394cdd9b61c3131cca25ee

“統一教会”の「元2世信者」が取材に応じ、文鮮明氏の血が入ったとされるワインを飲まされていたと証言。自宅には高額なつぼなどが飾られる一方で質素な生活を送っていたことを明かしました。安倍元首相の銃撃事件後、教団について発信を始めると、同じ悩みを持つ2世信者が少しずつ声をあげ始めたといいます。

元2世信者 嘉陽田恵利さん
「(両親が)合同結婚式に参加して生まれた2世です。信者同士の子供なので、『真の神の子』と呼ばれていました」
兄弟3人とも生まれながらに2世信者として、信仰をしていたといいます。

――(家族は)かなり献金はしたのですか?
元2世信者 嘉陽田恵利さん
「そうですね。数千万だと思います。母は20歳で入信して、月3万円で生活していたそうです。それ以外の給料をすべて献金して、教会に財布を握られているみたいな」

高額なつぼなどが家に飾られる反面、質素な生活を送る日々に、嘉陽田さんは徐々に信仰に違和感を覚えたということです。・・・・・



7月15日(金) 日帰り湯

6月28日、近畿の梅雨明け発表があった。
その後7月1日に夏本番を思わせる日があったものの、曇空が多い。
天気図では、また梅雨前線らしきものが現れている。


午後、少し晴れ間があり、篠山の日帰り湯に行った。
露天風呂に入っているとき、俄雨が降ってきた。
濡れてもどうってことはないのだが、やはり冷たいので屋根のある浴槽に移動したりした。
西光寺山などを眺めて温もった。

国道372号線から見る西光寺山



7月14日(木) 甘かった政教分離

安倍首相暗殺事件から早くも一週間が経とうとしている。
いろんな識者が事件分析を試み、その説を拝読すると、 政治家と宗教団体との関わりがけっこう深いのに驚かされる。
何人も信教の自由が保証されているとは言え、けっこう多かった。
2019年の安倍内閣には統一教会がらみの大臣が12人もいるというニュースがあった。
ご本人の信仰と票集めが一体になっているのだろうか。
安倍新内閣はまるで“カルト内閣”…統一教会がらみ12人、日本会議系も12人
公開日:2019/09/17 14:50 更新日:2022/07/11 12:26
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/261913

photo:日本会議系12人、統一教会系も12人(C)共同通信社
 11日発足の第4次安倍再改造内閣は、党4役を含めると日本会議国会議員懇談会の幹部が12人もいる極右内閣。ところが実は、霊感商法問題で知られる宗教団体「統一教会」(現・世界平和統一家庭連合)がらみの大臣と党4役も計12人いる。・・・・
 安倍晋三首相自身、官房長官時代に統一教会の大規模イベントに祝電を送り、首相就任後も教団幹部を官邸に招待するなどしてきた。菅義偉官房長官、麻生太郎財務相、高市早苗総務相、加藤勝信厚労相、下村博文選対委員長も、統一教会と関わりが深い。

犯人の動機は、母親が入信し財産を教会に吸い上げられていたという。
新興宗教にはありがちな話。
政治家安倍氏は、政教分離原則があるにも拘わらず、教会の大会にメッセージを寄せていた、また教会も元大物政治家として大いに布教に利用するなどしたので、犯人には安倍氏が教会関係者のように見えたと思われる。
「勝共連合」から続く歴史、自民党は今すぐ旧統一教会(家庭連合)と手を切れ
安倍氏暗殺を奇貨に、終戦から続く政治と宗教の問題を適切に解消すべき時

2022.7.13(水)山本 一郎 (山本一郎:情報法制研究所 事務局次長・上席研究員)
https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/70965


7月11日(月) 参院選

参院選が終わった。
期間中に安倍元首相を銃撃する事件や、ロシア/ウクライナ戦争があった。
後者のロシア/ウクライナ戦争は継続中で何時終わるとも不明だ。
強国が弱小国を侵略していいのかと言う問題が選挙にどう影響するのか興味があったが、防衛やそのための改憲を唱える政党は殆どなかった。
兵庫選挙区の当選者
維新 片山大介氏
自民 末松信介氏
公明 伊藤孝江氏
だった。
各氏の選挙公報を見ても、改憲の文字はなかった。
その改憲に言及する政党に「新風」があり、「真の独立主権国家に」という主張に惹かれた。
当方は投票したがはるか圏外だった。
国際社会に通用する真の改憲議論を欲す 2022年7月11日 15:00:34JST
加瀬英明 メールマガジン info@kase-hideaki.co.jp

 今年4月28日はサンフランシスコ講和条約が発効して、日本が独立を回復した「主権回復の日」に当たった。といっても、休日ではない。
 都内で「主権回復」を記念する催しが行われて、私も招かれた。
 6人の国会議員が挨拶をしてから、私が登壇した。

 私は会場へ向かって、この朝の産経新聞の社説をひろげて見せて、「この社説は、『主権回復70年、占領の呪縛を解くときだ』と題しています。

 この社説を目にした時に、日本の保守派を代表する新聞が、このような社説を載せたことを信じることができなく、情けないと思いました」と、述べた。

「私が親しくしている多くの保守派の論客が、ことあるごとに米国が占領下で日本国民に強要した『東京裁判史観』や、『ウォア・ギルト・インフォメーション・プログラム』や、徹底した検閲を行ったために、今日でも日本が立ち上がることができないと、説いています」

「しかし、当時のアメリカは野蛮な国でした。野蛮な国だったから、占領政策が野蛮なものとなったのは、当然のことでした」
「そうだったら、日本が主権を回復してから2、3年以内に、アメリカが押しつけた憲法を改正し、数々の不当な占領政策を一掃して、日本を取り戻すべきだったではないでしようか。
 アメリカのせいにすることなく、70年にもわたって、諾諾(だくだく)と自ら占領政策を受け容れてきた日本国民こそ、非難されるべきではないでしようか」と、訴えた。

 アメリカを責めるのは、まったく筋違いだ。

 日本国民が国家としての主権を損ねてきた呪縛を進んで受け容れてきたのだ。
 日本の自主を奪ってきたこの〃呪縛〃を、自分で解くべきだった。
 なぜ、そうしなかったのか。傷はもっと深いところにあるのだ。 

   ウクライナ戦争が追い風となって、日本が独立を回復してから、70年もおざなりにしてきた憲法改正へ向けた動きが、現実味をおびるようになった。
 憲法第9条が眠目となっているが、「陸海空軍を保有することを禁じる」というわきに、自衛隊を併記しようというのが、改憲の流れとなっているようにみえる。
 軍の保有を禁じると書かれたところに、自衛隊を保持するとつけ加えるのでは、判じ物ではないか。姑息――一時の間に合わせだ。
現行の第9条を白紙にして、自衛のために国防軍を常備するとうたうべきである。

 現行憲法は世界の憲法のなかで、軍の保有を禁じている唯一つの憲法である。
 どうして、多くの日本国民が外国が軍を持っているのは当然のこととみなしてきたのに、日本だけが軍を保有してはならないと信じてきたのだろうか。
 この点一つだけとってみても、日本を自立した国家としようという誠(まこと)を欠いている。
 このような憲法を、70年の長きにわたって放置しておいたのは、日本国民が国家も、憲法も、尊いものとみなさないできたからだった。

 憲法は国の顔であり、心である。自分の手で起草するべきだ。
 自尊心を捨て去って、自立することを拒んだ人は、まっとうな社会生活を送ることができない。国際社会においては国家も、人とまったく同じことだ。
 国としての重大な欠陥をはじめとして国防にいたるまで、すべてをアメリカに委ねてきた。

 この70年、日本国民は国を尊ぶことがなかった。
 憲法は国の顔であり、心である。小手先で憲法を弄(もてあそ)ぶのではなく、改憲に心をこめたい。



7月9日(土) 銃撃犯人・スパイ説

鍛冶俊樹の軍事ジャーナル (2022年7月9日号)
https://www.mag2.com/m/0001690052.html

スパイに狙われた安倍元総理

故・安倍元総理の最大の功績は自由インド太平洋構想を提唱し主導した事だが、この構想を成功させるためには、日本が防衛力を大幅に強化しなければならない事を彼はよく知っていた。そこで国家安全保障戦略を総理在任中の2020年末までに改定し、防衛費を倍増させる計画だった。

しかし新型コロナウィルス対策に忙殺される中、持病が再発し辞任したので、計画は頓挫した。新型コロナウィルス騒動が収まりを見せた今年初めから、安倍元総理を総帥とする勢力が精力的に動き始め、4月には「防衛費GDP2%以上を念頭に5年以内に防衛力を抜本強化する」趣旨を盛り込んだ自民党の提言を岸田総理に提出した。

政府はこの提言を受けて年末に2年遅れで国家安全保障戦略を改定する。だが防衛費の倍増が確定した訳ではない。財政均衡を重視する財務省は抵抗を示しているし、岸田総理の周辺には、財務省関係者がとぐろを巻いている。

つまり防衛費が倍増するか、どうかは参院選後の政治折衝で決定されるのである。もし、防衛費倍増派の総帥たる安倍元総理を亡き者にすれば、防衛費倍増は阻止できるという認識を、日本の防衛費倍増を阻止したい中朝露の情報機関は当然持っていよう。

彼らがなぜ、日本の防衛費倍増を阻止したいのかと言えば、来るべき戦争において日本の防衛力が弱体であれば、あるほど戦局が彼らに有利に働くからだ。つまり戦争の準備であり、そのために元総理の暗殺を企むのは情報機関としては当然であろう。

暗殺実行犯の山上徹也は20年前に海上自衛隊に3年間勤務している。早期退職の自衛官はスパイ工作の対象になる場合がある。私も航空自衛隊に11年いて退職したとき、こうした怪しげな誘いが少なからずあり、おかげでスパイ工作の実態を知ったのである。

山上は「特定の団体に恨みがあり、安倍元首相がこれとつながりあると思い込んで犯行に及んだ」という趣旨の供述をしているが、これは何らかの強い洗脳工作を受けていた形跡としか考えられない不自然な供述だ。

スパイ防止法もなければ情報機関もない日本においては、スパイ工作に対応する機関はなく、警察は山上をただの殺人犯として起訴する他ない。これはスパイ工作の勝利であり、将来的に見れば日本の敗北ひいては自由インド太平洋構想の瓦解を意味する。

安倍元総理の殉難の報に接して、私が思い起こしたのは論語の先進第十一の九節、「ああ、天、われを喪(ほろ)ぼせり。天、われを喪ぼせり」

軍事ジャーナリスト鍛冶俊樹(かじとしき)
プロフィール・バックナンバー等は公式ブログを参照。下記をクリック
https://ameblo.jp/karasu0429/
*このブログは、メールマガジンで配信されています。どなたでも無料で登録できます。



7月8日(金) 安倍元首相・銃撃さる

米でも銃撃事件が相次いでおり、まさか日本でそれが起きるとは。
憲法改正を唱える保守らしい政治家のお一人だったが、改憲が遠のくだろう。
銃撃犯もそれが狙いだったのだろうか。
まだまだこれからご活躍されるはずだったのに・・・
安倍晋三元首相が死亡 街頭演説中に銃撃 2022.7/8 18:27
https://www.zakzak.co.jp/article/20220708-74NCVFTXJJON5B4OTV6Q7EH3NI/

写真 :奈良市の近鉄大和西大寺駅前で街頭演説する自民党の安倍元首相。この直後に銃撃された=8日午前11時半ごろ

奈良市西大寺の近鉄大和西大寺駅近くの路上で8日午前、街頭演説中に銃撃された自民党の安倍晋三元首相が同日午後5時すぎ、搬送先の病院で死亡した。67歳だった。

捜査関係者らによると、安倍元首相は背後から拳銃で撃たれ、搬送されたが心肺停止状態だった。

奈良県警は殺人未遂の現行犯で、元海上自衛隊員で奈良市の山上徹也容疑者(41)を逮捕。拳銃も押収した。捜査関係者によると、「安倍元首相の政治信条に対する恨みではない」などと供述しているという。警察当局は山上容疑者の取り調べを本格化させ、動機の解明を進める。

事件は8日午前11時半ごろ発生。総務省消防疔によると、安倍元首相は右首に銃で撃たれた傷があり出血。左胸の皮下出血も確認された。

岸田文雄首相は官邸で記者団の取材に応じ「民主主義の根幹である選挙が行われている中で起きた卑劣な蛮行であり、決して許すことはできない。最大限の厳しい言葉で非難する」と語った。


7月8日(金) ジョンソン英首相辞任

英国のジョンソン首相(保守党)が辞任表明。
これまで閣僚が次々と辞任し、その責任をとったものと思われる。
その理由も、ジェントルマンの国とは思えない。
なにか世界が変わりつつある。ロシア然り、アメリカも・・・
【全訳】 ジョンソン英首相、辞任表明 「群れが動く時は政界も動く」 2022/07/08
https://www.bbc.com/japanese/video-62084836

イギリスのボリス・ジョンソン首相が7日、与党・保守党の党首を辞任すると表明した。次の党首が就任する秋までは首相にとどまる方針。党首選は今夏に行われる見通し。

ジョンソン首相は7日午後12時半過ぎ、官邸前で演説し、「議会の保守党が、新しい党首が必要だと考えている、その意思が明らかになったため、新党首を選ぶプロセスは直ちに開始する必要がある」と述べた。新党首と新首相が決まるまでは「自分が仕える」とし、「2019年の総選挙で保守党に投票してくれた皆さんに、感謝したい」と語った。

その上で首相は、「自分がこの2日間、有権者の信任に自ら応えるためこれほど激しく戦ったのは、自分が職に残りたかったからだけではなく」、総選挙で保守党を支持し、自分の政府に「巨大な信任」を授けてくれた大勢の有権者への「責務を果たすのが、自分の仕事で使命で義務だと思っていた」からだと述べた。

「これほど成果を上げ、これほど大きい信任を得ている時に、政権を交代するなど、エキセントリックなことだ」、「経済状況がこれほど内外で厳しく、何カ月にもわたり徹底的にたたかれてきたにもかかわらず、世論調査の(与党)支持率はほんの数ポイントしか落ちていない」と同僚たちを説得しようとしたが、「説得できなかったのは残念だし、たくさんのアイディアや事業を完遂できないのはつらい」とも述べた。
【時系列で見る】ジョンソン英政権、閣僚が次々辞任 どうしてこうなった
2022年7月6日
https://www.bbc.com/japanese/features-and-analysis-62059641

画像:英与党・保守党の院内副幹事長を辞任したクリス・ピンチャー議員

英与党・保守党の院内副幹事長が痴漢行為などで辞任したのを機に、ボリス・ジョンソン首相が何をいつ知っていたのかをめぐり、首相官邸が事実を正確に公表していないと批判が高まっている。5日には、財務相と保健相の閣僚2人のほか、政府幹部の抗議辞任が相次いだ。

保守党のクリス・ピンチャー議員は6月30日、院内副幹事長を辞任した。英タブロイド紙サンなどが、会員制クラブで男性2人に痴漢したと報じたため。ジョンソン首相への辞表の中でピンチャー議員は、アルコール飲料を「あまりに飲みすぎて」、「自分や他の人に恥ずかしい思いをさせた」と説明した。ただし、問題行動はなかったとしている。

ピンチャー氏は2010年に北部タムワースで初当選し、テリーザ・メイ前首相の下で内閣に関わった。ジョンソン政権では外務省やレベリング・アップ(平準化、地域活性化)担当省の政務官を務めた後、2022年2月から院内幹事に就任した。

ピンチャー氏については以前から、問題行動が指摘されていた。そのピンチャー氏を院内副幹事長に任命した際に、ジョンソン首相が、同氏に対するさまざまな批判や疑惑についてどこまで知っていたのかが問題になっている。

ピンチャー氏の辞任を受けて、首相官邸と複数の閣僚は当初、ジョンソン首相はピンチャー氏の任命以前に問題行動の指摘について説明を受けていなかったと、首相を擁護した。

これについては首相が、そのような説明を受けていなかったと官邸にうそをついたことはないとも主張している。

しかし、元外務省事務次官の上院議員、サイモン・マクドナルド卿がこれに異論を唱えた。ピンチャー氏が外務政務次官だった2019年の時点で、同氏の行動に関する「正式な苦情」について、首相に「じかに」説明があったと、マクドナルド卿は指摘し、首相官邸の説明は事実と異なると批判した。

英政府は今では、確かに2019年の時点で首相はピンチャー氏への抗議について説明を受けていたものの、6月末の時点で問題があらためて浮上した際に、かつて説明を受けていたことを「思い出せなかった」のだと言い分をあらためている。ジョンソン首相もこれを認め、報告内容をもとに行動しなかったことを「ひどく後悔」していると述べた。

6月30日
サン紙が、ピンチャー氏の痴漢行為について報道。ピンチャー氏は辞任し、首相官邸高官はBBCに対して、ピンチャー氏は忠実な保守党員で、自分の行動がよろしくないものだったと自覚していると話した。さらに、現状では同氏が党からこれ以上の処分を受けることはなく、保守党議員の立場は変わらないだろうと語った。

7月1日
首相官邸は、ピンチャー氏を任命する前に首相は問題行動の指摘について承知していたのかという記者団の質問に対し、首相は承知していなかったと答えた。

報道官はこの記者説明でさらに、ピンチャー氏に関する「具体的な批判の内容」を首相は知らなかったとも述べた。

官邸はさらに、あらゆる内閣人事は内閣官房の倫理担当チームが検討するため、ピンチャー氏の任命についても「立証されていない指摘」をもとに差し止める必要があるとは判断しなかったのだと説明していた。

与党の院内副幹事長は王室財務官を兼務するため、内閣ポストにあたる。
この日の夜、ピンチャー議員は、保守党所属の地位を停止された。

7月3日
画像:テリーザ・コーフィー労働・年金担当相

テリーザ・コーフィー労働・年金担当相はBBC番組「サンデー・モーニング」に出演。「クリス・ピンチャーに対して性的問題行動の指摘が出ている」ことを知った上で、首相は同氏を院内副幹事長に任命したのかと質問された。

コフィー氏は質問に対して、「私の知る限り、首相はクリス・ピンチャーに対する具体的な批判内容を関知していなかった」と答えた。
なぜそれを知っているのか重ねて質問されたコフィー労働年金相は、「首相官邸報道部からの情報」だと説明した。

7月4日
画像:ウィル・クインス教育政務次官
翌4日、ウィル・クインス教育政務次官(子供・家族担当)はBBC番組「トゥデイ」に出演し、首相はピンチャー氏に対する問題行動の指摘を知った上で院内副幹事長に任命したのかと質問された。
クインス氏はこれに対して、「この質問が出ると予想していた。昨晩と今朝、私は首相官邸に対して強くはっきりと、これについて回答を求めた。すると、前院内(副)幹事長を任命した時点で、何か具体的な批判や苦情が出ていると、首相は関知していなかったという、疑いの余地のない答えが返ってきた」と述べた。
(なお、このクインス氏は6日に辞任した)

画像:ナディム・ザハウィ教育相

同じ日の午前11時半前に録画されたテレビのインタビューで、ナディム・ザハウィ教育相は、ピンチャー氏に対する指摘は、テリーザ・メイ前政権時代にさかのぼるものだが、いずれも「調査の上」、「正確ではないと判明」したと述べた。

しかし、この日の午後12時半の時点で、首相官邸は主張を修正した。首相報道官は、「解決された、もしくは正式な苦情に至らなかった内容について」ジョンソン首相は承知していたと説明した。「立証されていない指摘を理由に任命を差し止めるのは適切ではないと判断した」のだとも述べた。

この日の夜、BBCのアイオーニ・ウエルズ政治担当編集委員は、ピンチャー氏が外務政務次官だった2019年から2020年にかけて、同氏による「不適切なふるまい」に対して正式な苦情が提出されたと、ジョンソン首相は報告を受けていたと明らかにした。

この時の苦情を受けて懲戒手続きがとられ、ピンチャー氏による問題行動があったと確認されたという。

7月5日
マクドナルド卿はツイッターで、議会倫理基準コミッショナーへあてた手紙を公表。その中で、「首相官邸の当初の説明は事実と異なるし、のちに修正した言い分もまだ正確ではない」と指摘した。

マクドナルド卿は同日、BBC番組「トゥデイ」に出演。2019年の時点で、外務省の複数の同僚から、ピンチャー氏の問題行動について知らされていたと話した。2019年の時点で、苦情の内容が事実と認められ、ピンチャー氏が謝罪したことも、知らされていたという。

「内閣官房の担当幹部に、私がこのことを説明した。その官房幹部が直接、首相に事情を説明したことも知っている。なぜなら、その幹部本人が当時、私にそう話したからだ」

画像:ドミニク・ラーブ副首相

苦情が提出された当時、外相だったドミニク・ラーブ副首相は、マクドナルド卿の少し前に同じ番組に出演した(卿の手紙はすでに公表済みだった)。
その上で副首相は、ピンチャー氏への苦情について首相が説明を受けていたことは知らないと述べた。

「初めて聞く。知らなかったし、それが事実的に正確なのかも、はっきりとは分からない」と、ラーブ氏は話した。
後に下院ではマイケル・エリス主計長官が、確かに首相はピンチャー氏への苦情について報告を受けていたと答弁した。ただし、エリス氏は「正式な苦情」という表現は使わず、「政府関係者が懸念を指摘していた」という言い方をした。
「先週になって新しい指摘が浮上した際、首相は2019年後半のやりとりについてただちに思い出さなかった」のだと、主計長官は説明した。
先週の時点での自分たち説明が正しくなかったと、首相官邸はいつ判断したのかという質問には、「3日遅くか4日朝」のことだとエリス氏は答えた。

BBCの取材に対してジョンソン首相は、「私にまで報告が上がってきた具体的な苦情が1件あった(中略)かなり前のことで、口頭での報告だった(中略)でもそれは言い訳にならない。報告にもとづいて行動すべきだった」と述べた。

一方で首相は、かつて苦情の報告があったと、官邸スタッフにうそをついたわけではないとも主張。「私になりかわって他人が何かを言ったり、私が何を知っていたか、知らなかったか、他人が説明しようとするのに、うんざりしている」とも述べた。

動画説明,
問題行動指摘された人物の院内副幹事長任命は「間違いだった」=ジョンソン首相

(英語記事 Chris Pincher: How No 10 changed its story on what Boris Johnson knew)



7月5日(火) 戻り梅雨?

小雨まじりの曇空が続いている。
天気図では梅雨前線はもうないが、台風4号が九周西部にあり、その影響かも知れない。
予報では、今週こんな天気が続くらしい。

雨に濡れて、樹木の緑が深くなっている。






7月1日(金) いよいよ夏本番

月が変わり、お天道様も本気を出したらしい。
昨日まで室温は28〜9℃だったが、今日はいきなり31℃まで上がった。
市街地は+3の34℃を超えているのではないだろうか。




我が家唯一の冷房器具、扇風機をだした。
2DKの公団アパート4階、南北の窓を開ければ風が通る。
政府は何を血迷ったか「節電要請」、全国にある原発はどうしたのか。
使わずにいると錆ついてしまうのでは・・・

ハルジオンがのび盛り、明日は草刈りが行われる予定


ベランダのクチナシが1つ開き、芳香が漂っている