落葉松亭・表紙へ / 2008年3月〜4月 / (ブログ日記)

落葉松亭日記(2008年1〜2月)


2月29日(金) 色々あった1〜2月

 今日で2月も終わり。2008年の幕開けからいろいろあって、忘れっぽい今日この頃、早めにメモしておこうと思う。
1月
  • テロ特措法 参院で否決され、再度衆院再可決。57年ぶりの現象だそうだ。
  • 学研が中国で製造した地球儀には台湾がなかった。
  • 教材関連では、中共の上海税関では日本人学校で使用する地理の図書に「尖閣諸島が日本の領土と示されている」ことで通関を差し止めた。
  • NHK職員の勤務中インサイダー取引。
  • 民主党は今年の通常国会を「ガソリン国会」と位置づけ、「ガソリン政局にし、ガソリン解散まで持っていく」として、「ガソリン値下げ隊」とやらを発足させたが、まさに何でも政局にしたいだけで尻すぼみ。
  • 大阪府知事に若い弁護士でタレントの橋下氏が当選。民主など野党推薦の熊谷氏や共産党推薦の梅田氏を退けた。
  • 中国冷凍餃子で中毒発生。
    2月
  • 靖国神社を参拝する老人が中国人に暴行され日章旗を踏みにじられる。報じたのは産経のみ。犯人の王班亜容疑者(43)を逮捕したがその後どうなったことやら。
  • ガス田協議、胡錦涛主席訪日予定でも進展無し
  • 人権擁護法案が自民党内で論議中。在日、解同が喜ぶだけだろう。
  • 中国毒入り餃子事件、日中水掛け論に。胡錦涛さんそれでも訪日するのか。あまたの加工食品にあらゆる中国産材料が使われており、今さらながら日本の食の危機を認識させられた。
  • 円高105円に
  • イージス艦漁船衝突事故や情報漏洩で海上自衛隊の威信が墜ちる。
  • ガソリン暫定税率で国会停滞
     毒餃子事件で中共政府の対応を「前向きと」とらえる媚中政府、上げ足取り政局大好き民主党、相変わらずそれを援護するマスコミ、今年も閉塞感でスタートした。
  • 2月25日(月) 【山】有馬三山〜高尾山、逢ヶ山縦走

     今冬は本当によく降る。昨日24日朝起きて、カーテンを開けると寒々しい銀世界に雪が舞っていた。
     昼過ぎにようやく止み日が射してきた。しかし、山陰、北陸、東北日本海側は大荒れ、大波で浸水した所もある。
     また見回りに出たお年寄りが浪にさらわれ今日遺体で見つかった。イージス艦と漁船との海難事故はとうとう漁船親子の捜索は打ち切られたとのことであった。厳しい冬の海での事故は痛ましい。お見舞い申し上げます。

     
     今日は一転して青空がのぞいた。有馬三山(落葉山、灰形山、湯槽谷山)から高尾山、逢ヶ山を縦走し唐櫃に抜けるコースを歩いた。
     山に登ってからは、時折雪雲が飛来し粉雪が舞った。しかし風がないので苦にならなかった。
     平地では溶けてしまった雪も山上では10〜20cm、吹き溜まった多いところでは30cm以上の積雪があった。夏ならジグザグに降りなければならない道も真っ直ぐ降りてちょっと得したところもある。湯槽谷山上では美しい樹氷に迎えられた。
     木々の間から見た北摂や多可町方面の冠雪した山々をみるとまだまだ春は遠い感じだ。

     逢ヶ山から唐櫃の町に降りてくると雪はすっかりなくなり、早春の日射しが燦々と降り注ぎ、今歩いてきた風景が嘘のようだ。最後は唐櫃温泉(\700)で足腰の疲れを取った。ここの身体が浮き上がるほどの強烈なジェットバスはよく効くのでありがたい。

    2月18日(月) 【山】裏六甲紅葉谷・氷瀑めぐり

     ここ2,3日冷え込みが続き、ストーブの守に明け暮れている。
     先月末、積雪のあった日に裏六甲紅葉谷の滝巡りに行ったが、つららが少し見られる程度だった。
     天気予報では明日から徐々に寒さも緩むとのこと、今冬最後のチャンス、思い切ってもう一度見に行くことにした。

     山に入ったところ、ウィークデーにもかかわらず、同年輩中高年ハイカーに沢山出会った。皆さんの思いもどうやら同じらしい。出かけてきて正解だった。七曲がり滝、百間滝、似位滝で氷瀑が見られた。白石滝は結氷していなかった。
     いずれもさほど大きな滝ではないが普段の姿とは違うので見応えがあった。裏六甲に来てまもなく25年になるが初めての経験で大満足して帰路についた。

     
    七曲がり滝にて

    2月16日(土) 人権擁護法案なんか要らない

     Wikipediaによれば「人権擁護法案は、1996年(平成8年)、当時の総理府に置かれた地域改善対策協議会が、今後の同和対策に関する方策について意見を報告し、これを受けて第1次橋本内閣が定めた閣議決定の中に、その端緒が見られる。この閣議決定は、今後の方策として、「人権教育のための国連10年」に係る施策の推進体制整備を挙げ、所要の行財政的措置を講ずることとした。」という。
     その後2002年(平成14年)橋本内閣時に国会提出されたが、2003年(平成15年)10月の衆議院解散により廃案となった。

     そして、安倍内閣時には封印されてきたが、福田内閣となるや、古賀誠氏、太田誠一氏等による復活提出の動きがある。明治、大正時代、部落民差別があったといわれるが戦後60年以上も経ち、一般庶民は何処にそんな差別があるかと思うが、依然として部落解放同盟なるものがあり、民主党の支持団体でもある。大阪や奈良でこの解同利権による職員の不正が明らかになったのは記憶に新しい。

     推進派の古賀氏は推進派の急先鋒でしかも選挙対策委員長の立場であることから、人権擁護法反対派議員を脅して歩いているという噂まである。まことに怖ろしいことだ。

     何が危険なのか・・・ブログ「草莽崛起」から
    人権擁護法の目的、人権人民共和国による日本人の粛清・絶滅 2008年01月15日 草莽崛起
    ■人権擁護法の危険な問題点
     この法案の危険な問題点をまとめると「独立性」「あいまい性」「強制性」「不透明性」「不公平性」「国籍条項の欠落」であると多くの論者が指摘しています。
    「独立性」とは人権委員会の活動をどの国家機関も抑止できず、暴走して独裁権力を打ち立てる危険性があることです。裁判所の令状が無く、家宅捜索、出頭要請ができ、罰金をかけられるのです。
    人権擁護委員は罷免できないのです。「あいまい性」とはどんなことでも人権侵害の嫌疑を掛けられてしまうことです。それを利用して人権委員会の気に入らない人や団体を人権侵害だとして攻撃できる危険性があります。
    「強制性」とは、警察と裁判所を兼ねたような強大な権力を人権委員会が持つことです。「不透明性」とは人権擁護委員や人権委員会事務局員の選考の過程が一般の国民にはわからないということです。「不公平性」とはその選考が特定の人権団体だけに偏ることがありうるということです。
    「国籍条項の欠落」とは、人権擁護委員、人権委員会事務局員に外国人がなるということです。日頃、反日活動をしている中国人、韓国人・北朝鮮からの工作員が進んでなりたがると予想できます。

    ■反日勢力への特権付与法
     これらを総合すれば、拉致問題は封殺され、北朝鮮の核兵器開発が問題とされず、自虐教科書は正されず、靖国神社参拝ができなくなり、神社の全てが廃止され、自衛隊の防衛活動ができなくなり、天皇陛下の戦没者慰霊や各種国事行為が廃止され、ひいては皇室が廃止されてしまいます。
     そうなのです。この人権擁護法は反日勢力への特権付与のための法律なのです。人々は生き延びるために率先して、他人を「人権侵害」で訴えるという密告があふれるようになるでしょう。
    日本と日本社会を守るための正当な言論を「人権侵害だ」として糾弾することにより、抹殺することが可能なのです。すなわち人権委員会の活動は反日勢力の我が国への侵略行為そのものなのであります。
     人権擁護法という名前でありながら日本人の国民としての権利を剥奪し蹂躙することを許す法律であり、人権蹂躙、国民弾圧法というべきものです。

    ■人権人民共和国の出現
     この法律が支配する日本はもう日本とは呼べない人権人民共和国ともいうべき国になるでしょう。この国は言論の自由が存在しません。日米安保条約は廃棄され、世界中の自由主義諸国との貿易は断たれ、貿易で相手になる国は非常に限定されて北朝鮮と中国ぐらいになるでしょう。
    その一方で人権擁護委員は本来の目的、人民共和国としての国家体制作りに励むでしょう。人権委員会は人民委員会に、人権擁護委員は内務人民委員に名前を変えているでしょう。つまり中国人か朝鮮人が人民政府を支配するのです。
    ソ連が成立したときと同じようなことがおこります。巨大な秘密警察と強制収容所、国家保安委員会、国家経済統制機構、赤軍の建設と対米戦争準備をすすめるでしょう。
    かつての日本経済は崩壊し、多くの国民が粛清されていき、その経済力にバランスするまで人口の削減が続くでしょう。
     中国や北朝鮮と同様に国内の不満の捌け口を外に向けるため、自由主義国、とくにその盟主であるアメリカとやりあう場面が多くなるでしょう。
    中国か北朝鮮の核兵器を受け入れて対米核・生物・化学戦力が整備されるでしょう。若者は大量に徴兵されるでしょう。

    ■国民の声を結集して人権擁護法案を粉砕しましょう
    一部の宗教団体や某人権団体がこの法案の成立を自民党の古賀誠選挙対策本部長などと図っているようですが、今まで述べたようにこの法律は成立を図った団体や人々の意図をはるかにこえて、日本人全員の粛清を狙ったものに変貌していきます。
    それに気付かねばなりません。右も左もありません。党派を超えて反対の大きな声を日本中に広げましょう。

    ■今回の政治情勢は我々にとって厳しいと言われています。
    古賀本部長は公認権力で自民党議員を縛るでしょう。それに対抗して正々堂々と国家国民を守る議論を議員の誰がしてくれるでしょうか。議員の地位を保つためにこの法案に賛成してしまうのではないかと心配です
    。 そうなれば、これからの自民党の権力はすべて古賀、二階、野中の手に集中します。あらゆる議論が彼らにコントロールされるようになるでしょう。今回こそ国民一致して立ち上がらなければなりません。国家危急のときなのです。(渡辺 眞)

     決して荒唐無稽な話ではなく、人権委員会なる秘密警察のようなものが出来る可能性がある。この法案に対し福田総理は与党内対立を回避するため曖昧な態度であるらしい。推進派によって強引に進められれば、公明党(創価学会)、民主党、野党によって賛成多数になる懸念がある。この法案は永住外国人(主に在日韓国人)参政権付与法案にも無関係ではなく、在日特権を拡大しようとする一派と共通している。

     ここにきて反対派の動きも活発になってきているようで、毅然としてはねつけ廃案にされることを期待する。
    人権法案 自民賛否 中川昭氏ら気勢 首相ピリピリ 2008年2月16日(土)08:25 産経
     ■「戦前の治安維持法だ」阻止に全力
     人権擁護法案の今国会提出の動きが進む中、自民党の派閥横断型勉強会「真・保守政策研究会」(会長・中川昭一元政調会長)は15日、法案の危険性をテーマに国会内で勉強会を開いた。中川氏は「戦前の治安維持法のような恐ろしい法案だ。成立すると『いつか来た道』のように取り返しがつかないことになる」と法案の提出阻止に全力を挙げる考えを示した。

     ◆安倍氏も出席
     会合には、首相辞任後は公的活動を控えてきた安倍晋三前首相も出席した。一切発言はしなかったが、安倍氏はかねてから法案の危険性を指摘しており、会合に顔を出すことにより、推進派の牽制(けんせい)を狙ったようだ。
     講師に招かれた百地章日大教授(憲法学)は、法案が成立すれば、新設の人権委員会が強大な権限で人権侵害を取り締まる危険性を説明し、「明らかな憲法21条(表現の自由)に違反しており、法案が含む猛毒のトゲは抜きようがない。極めて危険かつ粗雑な法案だ」と厳しく批判。法案の根拠とされてきた法相などの諮問機関「人権擁護推進審議会」の答申(平成13年)を逸脱しているばかりか、93年に国連で採択されたパリ原則などを「恣意(しい)的に曲解している」と指摘した。
     出席議員は若手中堅らを中心に約30人。最高顧問の平沼赳夫元経産相は「推進派には『ゆくゆくは多数決で決める』と言っている人もいるので、しっかりと理論武装してほしい」と述べ、法案の提出阻止に向け、与野党に賛同者を募っていく考えを示した。

     ◆言論界と共闘も
     中川氏は今後も法案をテーマに勉強会を続けていく考え。3年前の法案提出をめぐる騒動の際に平沼氏らが結成した「真の人権擁護を考える会」も活動再開を予定しており、言論界との共闘も視野に入れる。
     一方、法案の旗振り役を担う自民党人権問題調査会(会長・太田誠一元総務庁長官)は今後も週1回ペースで会合を開き、今国会中の法案提出を目指す方針を変えていない。今後の調査会の運営次第では、反対派との激突も予想される。

    2月12日(火) 脳とは

     今日は一転してまた鉛色の空、やる気も削がれる天気です。
     世の中はどんどんと前へ進んでいるのに自分は停滞、下降気味だなと自覚せざるを得ません。
     たまたま、ネット・サーフィンをしていて此処にたどり着きました。どこからたどり着いたかもう既に忘れたので短期記憶能力が落ちているのは確かです。

     たどり着いた所はここです。
     東北大学川島隆太教授のインタビューが見られます。現代の脳研究の状況を分かりやすく語っています。

     私のような認知症予備軍、すでに罹っている人、子育て世代のご夫婦、学生の方々必見だと思いました。
     「脳を鍛えるドリルやってるよっ」という方、さすがですね。

    2月11日(月) 建国記念の日

    建国記念の日 各地で集会 2月11日 18時13分 NHK
    建国記念の日の11日、これを祝う式典や反対する集会が各地で開かれました。このうち、東京・渋谷区で開かれた式典では「憲法改正の議論を活発化する」とする決議を、また、東京・中央区で開かれた集会では「憲法改悪を阻止する」という決議をそれぞれ採択しました。

    東京・渋谷区では、神社本庁などで作る「日本の建国を祝う会」が式典を開き、およそ1500人が参加しました。式典では主催者を代表して拓殖大学の前の総長の小田村四郎さんが「ことしは天皇即位20年に当たる。謹んで祝いたい。おととし教育基本法が改正され、日本の伝統と文化の尊重が明記されたのだから、国は率先して建国記念の日に式典を主催すべきだ」と述べました。そして、愛国心や道徳心をはぐくむ教育を推進し、去年成立した国民投票法を受けて憲法改正の議論を活発化するなどの課題に取り組んでいくとする決議を採択しました。

    一方、東京・中央区では、歴史研究者のグループや教職員組合の人たちなどおよそ300人が参加し、建国記念の日に反対する集会が開かれました。この中で、関東学院大学の林博史教授は「沖縄戦の集団自決をめぐる教科書検定は、歴史をどう認識するかという日本全体のあり方にかかわる問題だ。戦争の事実を正しく認識し、反省しないと、再び戦争を招くことにつながりかねない」と述べました。集会では、「歴史の逆行を許さず、憲法改悪を阻止することで戦争のない世界を目指そう」という決議を採択しました。
     反対集会曰く「戦争の事実を正しく認識し、反省しないと、再び戦争を招くことにつながりかねない」はごもっともだが、建国記念の日に反対というのは解せない。日本の主権意識がだんだん薄れ、領土が侵犯され、支那人によって警官がホームに突き落とされたり、靖国参拝の老人が暴行を受けたり、毒餃子を食わされてもはっきりものが言えないこの状況はだれが作ったのだろうか。

     産経新聞「正論」小堀桂一郎氏 目下の国難と「明治の初心」より
     「建国記念の日」奉祝の意味について、・・・・
     筆者は過去の本欄(平成17年4月27日)で「我等が父祖の国是三則」との標語で説いた事がある。
     それを反復するならば、三則とは、
     一に国家安全保障の確立、
     二に国家主権の尊厳、
     三に積極的国際貢献の思想である。
     と論じておられた。

     改憲論議はどっかに吹っ飛び、まつりごとは25円ガソリン値下げ、中毒餃子で右往左往し、闇では人権擁護法案や外国人参政権法案が見え隠れしている。

    2月9日(土) 今冬一番

    雪国ではなんてことはないでしょうが、当地では今冬1,2の大雪になりました。
    朝からしんしんと降り積もり、夕方やっと止みました。一日ストーブの守でした。


     昨日とは打って変わって、なんとも寒々しい風景になりました。

     久しぶりに大きな雪だるまを見ました。

     明朝の凍結が心配、雪掃きに余念がありません。

    2月8日(金) 【山】イヤガ谷〜高尾山

     午後、久しぶりに青空がのぞいたので近所のイヤガ谷に行ってみた。尾根道は鈴蘭台君影団地から神鉄鵯越に至るハイキングコースになっているが他にも何本かの森林管理道がある。西側には北から南へ細いイヤガ谷川が流れ鳥原貯水池に至る。当初はハイキングコースを往復するつもりだったが、川を挟んで西側の高尾山にまだ登っていなかったことに気付いた。イヤガ谷川に降りる道があれば、そこからまた高尾山に登る道があるのではないかと思ったのだった。西側の森林管理道に入りしばらく行くと所々テープ標識が見えた。やはり結構歩く人がいるらしい。振り返ってみると岩が張り出したピークが見えた。今まで気がつかなかった尾根の景色だ。

     雑木の急斜面を降りていくと川に出た。ちょっとした空間に朽ちかけた丸太のベンチがあった。川の上流はマンションや星和台団地があるので清流ではない。残念ながらゴミ袋や空き缶がひっかかっている。
     飛び石伝いに川を渡りしばらく行くと高尾山への登り道にでた。高度差が7,80m位で適度な運動になった。

     高尾山(403m)は神戸市の広大な墓園になっており(鵯越墓園)、東西1km、南北2,3kmぐらいだろうか。山道を登っていくとやがてぽっかりと墓地の外れに出た。山上には縦横に参拝者のための車道が走っている。彼方此方の区画には花や樹木の名前のついた区画が整然と並んでいる。
     古い墓石もあるが、新しい墓石も多く見られ、名前が朱色の刻印の墓石も沢山あった。家にいるとお墓の勧誘電話がよくかかってくるが、このように生存中に準備する方が多いのだなぁと感心する。

     墓石はオーソドックスな石柱式が多いが、新しい形式だろうか、広い芝生に映画で観たアーリントン墓地のような背の低い墓石が並ぶところもあった。宗派を問わないらしく十字架をあしらったものもある。華僑の人だろうか中国名の墓もある。日本で人生を終えここを安住の地にされたのだろう。墓碑に自分の信条や箴言を刻み込んだものもあり、在りし日のその人を偲ばせるものもあった。



     山上の墓園でしかもよく手入れされて美しく暗い雰囲気はない。見晴らしもよく須磨、淡路島、大阪湾、北側には丹生山系も望まれる。眼下には団地や住宅街が冬の日を浴びていて、何十年かあそこで暮らした後、こちらに移ってくるのだなぁと思いながら通り抜けた。




    2月7日(木) 中国毒ギョーザ事件

     5日、町村官房長官は中国製冷凍ギョーザによる中毒は人為的に薬物が混入された「事件」との疑いが指摘されていることに関し「そういう大胆な推測をする人もいるが、まだ事実関係がはっきりしない時点で、事件うんぬんと軽々に言うことは不可能だ」と述べたそうだ。

     即刻輸入禁止にすべきだろうが余りにも食品の輸入品目が多岐にわたり、また中国依存度が高いので簡単なことではないのだろう。この辺がBSE問題のように牛肉を輸入禁止にしたときと異なり、前のような発言になったかと推測する。
     中国国内では「中毒発生は日本人による自作自演」とか「日本人は虚弱体質」などという者もいるとか。そんな国に命のつぎに大事な食品をここまで依存するようになっていたかと思うと情けない。食糧自給率を上げよという声が出るのももっともだ。

     今朝のTVで小倉某キャスターが岸田内閣府国民生活担当大臣とのインタビューの中で「中国側の心証を害さないよう調査するのも難しいでしょうね・・・」等と云っていたが、中毒で重体に陥った方もいるというのに、官房長官の発言と同様生ぬるい発言だった。

     それにしても冷凍食品というのはパックされ日本に来るまで1ヶ月以上もかかり、検疫所での検査対象も1割程度でほぼ素通りという。昨年夏にはかば焼きなどウナギの加工食品で基準以上の抗菌剤が検出され輸入禁止になった。他にも煮ホタテのくし焼き、カニの冷凍食品、水煮キノコ、乾燥ナシなどが含まれている。かば焼きからは発がん性が指摘されるマラカイトグリーン、水煮キノコと乾燥ナシからは二酸化硫黄の残留物が、イカの串焼きからは大腸菌が検出された。
     輸入食品の安全がこの程度かと思い知らされたことだった。

     事件の解明はこれからだろうが、背景には中国食品安全のモラル欠如と指摘する記事もあった。
    中国製ギョーザ中毒事件 安全のモラル欠如「何でもあり」蔓延 産経 2008/02/04 10:40

     中国製ギョーザ中毒事件で、製造元の「天洋食品」(中国・河北省)では、調理から梱包(こんぽう)に至る主要な工程が手作業だった。健康被害を出した3件の商品すべてに有害な有機リン系薬物が付着しており、ギョーザの製造・包装までの段階で混入した可能性が高い。中国の「食」は衛生面や農薬・添加物などが問題になっているが、事件の背景に中国の「何でもあり」の風潮を指摘する専門家もいる。
     ■拝金主義に
     「私は中国で外食をしない。食材は自分で選び、自分で洗って調理します」。昨年10月、「中国の危ない食品」の日本語翻訳版の出版にあわせて来日会見した北京在住のジャーナリスト、周勍さんは、5年余りの食品取材で得た「教訓」をこう語った。
     ぜんそく薬成分で肉を赤身に変えた豚、ホルモン剤で急成長させたスッポン、地下道の生活汚水油を再生した食用油、人の頭髪を分解したアミノ酸で調製した醤油(しようゆ)…など具体事例を列挙し、子供の異常な早熟化、男性の生殖能力の低下、女性のがん多発など、食に起因するとみられる深刻な問題を投げかけた。
     周さんは「中国政府は北京五輪に向けて食の安全を訴えているが、実態は違う。政府の汚職と同様に、庶民も拝金主義にまみれ、金もうけのためなら何をやってもかまわないという風潮がはびこっている」と話した。

     ■すべて手作業
     天洋食品の工場では、原材料のチェックに始まり、具をギョーザの皮で包む作業などを約700人が手作業で実施。機械化されているのは、野菜などを刻んだり、具を練ったりする一部に限られていたという。被害の出たギョーザの一部は、包装紙の裏側にも有機リン系殺虫剤の成分、メタミドホスが付着していたが、同工場は袋詰めや梱包も手作業だった。
     国立医薬品食品衛生研究所の山本都室長は「中毒者が意識不明になるなど、残留農薬による中毒のレベルを飛び越えている。そばにあった殺虫剤がこぼれて直接かかってしまうなどのアクシデントが起きた可能性がある」と推測。中毒者が一時的に意識を失っていることから、相当多量に摂取したとみられる。
     農水省の農業資材審議会長を務める千葉大園芸学部の本山直樹教授は、昨秋、北京で開かれた中国の農業団体の研修会に講師として招かれた際、「農薬の管理制度は整いつつあるが、現場ではまだ『何でもあり』という印象を持った」。

     ■コピー農薬も
     農水省は1月31日、中国国内における農薬・殺虫剤の登録や使用状況について、在京の中国大使館を通じて同国政府に情報提供を要請した。
     問題のメタミドホスは中国でも禁止されているが、農家の間では「安くて何にでもよく効く」と評判という。正規品よりも毒性の強い粗悪な「コピー農薬」も多数出回っており、食を取り巻く深い闇が事態を深刻にしているという。
     日本では害虫防止に、弱毒性の薬剤を使うが、「中国の場合、どこのだれがつくったかわからない殺虫剤を深く考えずに使えば、今回のような混入が起きる可能性はある」(本山教授)。

     警察当局は、ジェイティフーズや輸入を仲介した商社「双日食料」など日本国内の関係者から事情を聴くなどしているが、中国での製造過程の捜査は困難とみられる。警察庁の吉村博人長官は31日の会見で「事実関係の解明は警察だけでやるべきことがらではなく、関係省庁と連携して行う」と話した。

    2月3日(日) PC映画劇場

     節分、明日は立春だが鉛色の空に覆われ鬱陶しい日が続いている。
     日本の南海上を通過する低気圧の影響で太平洋側も広い範囲で雪になった。
     朝起きると銀世界で、細かい雪が間断なく降り、14,5cm積もった。その雪も午後には止み、積もった雪も溶けはじめ、近くの山々は白から灰色に変わった。

     このところ出かける気にもならず、買ってきた古典映画をたのしんだ。

     わが谷は緑なりき
     監督:ジョン・フォード 1941年(S16)米映画アカデミー賞受賞作品 DVD¥399
     主演:ウォルター・ビジョン、モーリン・オハラ、ロディ・マクドール、ドナルド・クリスプ他
     舞台は19世紀末、英ウェールズ地方の炭坑に働く一家の物語。
     まだまだ家庭の中で父親たる夫の存在が大黒柱のように大きく、妻はその夫を支え子供達にはやさしく強く見守る存在だった時代。炭坑のストライキ、働き手でもある子らの解雇、落盤事故など様々な試練が一家を見舞う。
     美しい緑(モノクロだが)の谷間と炭鉱街に暮らす人々の風景、貧しけれど温もりのある古き良き時代の家庭が展開する。
     昔観た伊映画「鉄道員」を思い出した。あの映画ももう一度観てみたい。

     アラバマ物語(原題 TO KILL A MOCKINGBIRD)
     監督:ロバート・マリガン 1962年(S37)米映画 DVD¥399
     主演:グレゴリー・ペック、メリー・バーダム、フィリップ・アルフォード、ロバート・デュバル他
    (パッケージ紹介文)===========
    グレゴリー・ペックが正義感溢れる『アメリカの良心』ともいえる人物像を作り上げている

    1932年米は不況のまっただ中、アラバマ州メイコルという小さな町に幼い息子と娘を抱えた弁護士アティカス・フィンチが住んでいた。そのフィンチが暴行事件で訴えられた黒人トムの弁護にあたるが、町の人々は黒人側についたフィンチに批判的で・・・・
    ===========================

     フィンチの懸命の弁護にもかかわらず、人種差別の色濃い時代、陪審員は黒人に対するありがちな偏見でトムを有罪にしてしまう。
     日本でも裁判員制度が近々開始されるらしいが、起こりうるだろう。

     二人の子役も生き生きとして素晴らしく、物語の中で重要な役割を果たしている。
     原題は父親が子供達に語りかける言葉の中に出てくるが、邦題がかけ離れているのも興味深かった。

    1月31日(木) 最悪・中国食品

     以前から野菜に含まれる基準以上の農薬、食品の防腐剤、子供玩具などから危険な塗料が検出されたりし、安全性が疑問視されていたが遂に日本まで中毒事件が起きた。
     それも大手企業JTやCOOPが輸入に関わっていたとして中国に調査に向かったという。輸入に際しては日々厳しい検査に合格したものが店頭に並んでいるものと信じていたが裏切られた。被害に遭われた方は誠にお気の毒なことだ。

     日本の提携企業は、色んな検査をし中国企業に安全基準を守らせているだろうが、それがいつまでも守られるとは限らないのが中国だ。人のいい日本人は相手も誠意で応えてくれるものと思っているのではないか。政治外交軍事経済交流何かにつけてそれが露呈しているように思えてならない。

     自分はそういう事件を目にして中国産と明記された食品を買わなくなったが、原材料に含まれるあまたの中国食材までは分からない。加工食品表示も原料となったものの輸入先も明示していただきたいものだ。
    全国で10人以上 症状訴える 1月31日 4時33分 NHK
    中国から輸入された冷凍ギョーザから殺虫剤の成分が検出された問題で、中毒症状を訴えた男女10人のほかに、全国であわせて10人以上が下痢などの症状を訴えていることがわかり、各地の自治体が緊急に販売店や商品の検査などの対応を取ることにしています。NHKが全国の自治体に取材したところ、今回の問題が明らかになった30日以降、新たに15人が問題の冷凍ギョーザを食べて下痢や頭痛、吐き気などの症状が出たと訴えていることがわかりました。いずれも保健所などが関連を詳しく調べていますが、このうち埼玉県のケースでは、県の衛生研究所がギョーザを分析したところ、殺虫剤の成分は検出されませんでした。このほかにも、自主回収の対象となった別の冷凍食品を食べた人が下痢の症状を訴えるケースなどが出ているということです。問題の広がりを受け、各地の自治体は、販売したスーパーなどへの立ち入り調査や消費者向けの相談窓口の設置を緊急に行うことにしていて、このうち京都市では、ほかの会社が中国から輸入したギョーザについても問題がないか検査するということです。

    冷凍ギョーザ 調査で中国へ 1月31日 11時54分 NHK
    中国から輸入された冷凍ギョーザを食べた人が相次いで中毒症状を訴えた問題で、冷凍ギョーザをジェイティフーズに卸していた商社の担当者が、殺虫剤の成分が検出された原因などを調べるため、31日、成田空港から現地に向かいました。なぜ農薬の成分が検出されたのかや、製造工程や品質管理の状況、それに原材料の流通経路などを調査することにしています。現地に向かったのは、中国の「天洋食品」が製造した問題の冷凍ギョーザをジェイティフーズに卸していた東京・港区の商社「双日食料」の小林久男品質保証室長です。双日食料では、天洋食品に対して冷凍食品の生産方法などを指導し、現地の検査機関で行っていた残留農薬の検査結果を年に1回報告させていましたが、これまでの検査では、今回検出された殺虫剤の「メタミドホス」が検出されたことはないということです。このため小林室長は、すでに現地入りしているジェイティフーズの担当者などと合同で、なぜ農薬の成分が検出されたのかや、製造工程や品質管理の状況、それに原材料の流通経路などを調査することにしています。小林室長は出発前に成田空港で「ギョーザが製造された工場の担当者から話を聞くなどして原因を究明したい。失った信頼を回復できるようしっかり調査したい」と話していました。一方、冷凍ギョーザの輸入にかかわったJTや販売した生協の担当者が中国・河北省の天洋食品の工場に入り、原因調査を始めました。調査では、原材料の在庫を確認して、指示どおりのものが適切に使われているかどうかや、残留農薬を検査したデータついて詳しく調べているということです。

    1月27日(日) 大阪府知事選

     お隣大阪府の知事選挙はどうやら保守系橋下氏が当選を確実にした。
    タレントで弁護士の橋下徹氏が当選確実 大阪府知事選  2008年1月27日(日)20:01 asahi.com
     大阪府知事選は27日投開票され、自民党府連推薦、公明党府本部支持のタレントで弁護士の橋下徹氏(38)が、民主、社民、国民新の3党推薦の元大阪大大学院教授の熊谷貞俊氏(63)、共産党推薦、新社会党支持の弁護士の梅田章二氏(57)らを破り、当選を確実にした。38歳での知事就任は現職では全国最年少。

     33年ぶりに国政の与野党第1党の対決構図となった選挙戦は、府財政の再建や産業振興などの大阪再生が争点となった。橋下氏は知名度の高さに加え、自民、公明両党の支援も受けて、安定した戦いぶりを見せた。昨年の参院選や大阪市長選で勝利した民主党は小沢代表ら党幹部が熊谷氏の応援に入ったが敗北。2度目の挑戦だった梅田氏も及ばなかった。
     昨年の大阪市長選では参院選の余勢をかって民主党平松氏が当選し、部落解放同盟利権が果たして成敗できるのかと他市の事ながら心配になっていたが、なんとか保守系が盛り返した。
     橋下氏は弁護士、頭も良さそう、顔も38歳で若々しい。他の候補者よりはマシと府民は選択したのだろう。
     もとタレントの東国原宮崎県知事のように大化け(?)といっては失礼かも知れないが、大阪を元気にしてほしい。大阪が元気になれば近畿も、日本も元気になる。

       大相撲初場所千秋楽

     千秋楽最後の一番は期待通りの手に汗握る熱戦だった。

     白鵬(14-1) 上手投げ 朝青龍(13-2)
     右相四つがっぷりの、じりじりと引きつけ合いになった。朝青龍一度巻きかえをはかったが白鵬そうはさせなかった。白鵬は体が浮いた場面もあったがふんばり最後は上手投げで朝青龍を退けた。
     一番の後、白鵬の目があかく潤んでいたのが印象的。歴史に残る名勝負になるかも。願わくば早く日本人横綱が誕生して欲しい。稀勢の里、琴奨菊、豊真将・・・頑張って欲しい。

     以下goo大相撲星取り表から
     白鵬(14−1) 3場所連続、6度目の優勝
     朝青龍(13−2) 豪風(12−3) 鶴竜(11−4) 稀勢の里(10−5) 朝赤龍(10−5)

    三賞 ()は回数
     殊勲賞 安馬(3) 稀勢の里(2)
     敢闘賞 豪風(1)
     技能賞 鶴竜(1)

    1月26日(土) 大相撲初場所14日目

     2場所謹慎の朝青龍が帰ってきて両横綱登場の今場所。
     朝青龍は2日目稀勢の里に敗れはしたが、日々勝負感を取り戻し本来の姿になってきた。
     一方白鵬は朝青龍休場中2場所優勝したが、朝青龍が帰ってきて優勝を奪われるようではメンツが立たないと思っているだろう。ファンもそこを注目している。土俵下で出番を待つそれぞれの表情は気合い充分とみえた。

     朝青龍(13-1) 寄り切り 魁皇(8-6)
     魁皇の右上手を徹底して封じ、腰の重い魁皇を寄り切った。

     白鵬(13-1) 上手投げ 琴光喜(7-7)
     琴光喜は場所前に胆石手術とやらで前半は不調だったが、後半調子を取り戻してきた。
     昨日の朝青龍には大関となって初めての対戦だったが、今までの27連敗とは違い善戦した。今日の白鵬戦も善戦したが、白鵬の気合い、スピードが勝っていた。明日の安美錦戦に勝ち越しを賭けることになった。

     琴欧州(8-6) 上手投げ 鶴竜(11-3)
     鶴竜は2敗で両横綱を追っていたが、本人はそれには拘らず一番一番取ってきたことだろう。
     仕切りを繰り返す姿は堂々として琴欧州と比べても遜色ない。飛躍の今場所といえるだろう。
     鶴竜立ち会いよく、琴欧州は守勢だったが長い上手が届きなんとか鶴竜を退けた。琴欧州なんとか勝ち越し角番脱出

     朝赤龍(10-4) 足取り 安馬(8-6)
     一瞬何が起きたのか分からなかった。朝赤龍、立ち会いですぐにしゃがんだかとおもうと安馬の左足を抱えひっくり返した。安馬がやりそうな技だが、堅実そうな朝赤龍の意表を突いた一番で館内がどよめいた。相撲って面白い。

     豪風(11-3) 掬い投げ 琴奨菊(8-4-2)
     琴奨菊7日目まで6-1で好調だった。なか日白鵬戦で足を傷め3番休んだが12日目から復帰2連勝、勝ち越した。
     しかし、今場所2桁勝ち星を挙げ好調の豪風は力もあり掬い投げで勝った。

     稀勢の里(9-5) 寄り切り 安美錦(5-9)
     今場所稀勢の里は、朝青龍、千代大海、琴光喜、魁皇の1横綱3大関を倒した。進境著しく開眼したと思われる。今日も相撲巧者安美錦を不安なく寄り切った。来場所から大いに楽しみ。

     長らく一人横綱の時代が続いていたが、いよいよ千秋楽、32場所ぶりの横綱が相星決戦を迎える。

    1月25日(金) 冬らしい一日



    夕べ寝る間際に飲んだお茶のせいか朝暗いうちにトイレに行きたくなり目が覚めてしまった。
    体操して、朝食が終わる頃、ようやく外が明るくなってきた。
    太陽が昇るとよく冷えた空気の中、粉雪が金色に舞っていた。

    日中も6,7度、日が射しこんでも室温が上がらず、昨日に続き寒い一日となった。

    1月21日(月) 【山】裏六甲紅葉谷・滝巡り

    部屋から見る鍋蓋山(鉄塔の左、こんもりした山)


    紅葉谷道 白石谷

     大寒。
     昨夜の雪が積もった。部屋から山を見ていると、いつか訪れた裏六甲紅葉谷の百間滝がひょっとしたら凍っているかも知れないと思いついた。氷瀑としてよくwebでも紹介されている。
     40年前のアイゼンを引っ張り出し、出かけた。天気は曇りで雪の照り返しもなく歩くにはよさそうだ。

     10時頃神鉄有馬駅に到着。雪景色の有馬温泉街は久しぶり。月曜日だがけっこうお客さんが出ている。町を通り抜け有馬ロープウェー辺りに来ると積雪も増え20,30cmぐらいになる。ロープウェーは整備中で運休していた。
     紅葉谷道は裏六甲から六甲山頂に行き来するハイキング道で魚屋道(ととやみち)とともにポピュラーだ。山道に入るともうすでに足跡が先行している。百間滝に降りていく道はさすがに足跡はなく、以前初夏に歩いた道を思い出しながら、雪の重みで山道に被さっている熊笹をかきあげかきあげし、踏み抜いて滑り落ちないよう慎重に降りていった。

     百間滝、その奧の似位滝も残念ながら氷瀑状態ではなかった。岩肌にそう多くない水が張り付いた雪を洗い落とし、つららがあちらこちらにある程度だった。残念・・・ 曇りの時はさほど冷え込まないのだろう。
     でも、谷筋の静寂な雪景色は久しぶり、おにぎりと魔法瓶のお茶はうまかった。

    1月20日(日) 中共の真意

     去る15日靖国神社を参拝する80男性に支那人が乱暴狼藉をはたらいたという事件があった。
    日の丸奪って暴行 靖国神社で中国人逮捕 2008.1.16 20:35 産経
       東京都千代田区の靖国神社で、参拝客が持っていた国旗を奪うなどしたとして、警視庁麹町署は、暴行と器物損壊の現行犯で中国籍の王班亜容疑者(43)を逮捕した。
     調べでは、王容疑者は15日午前11時25分ごろ、靖国神社の境内で、横浜市から参拝に訪れた80代の男性が持っていた日の丸(縦1m、横1・5m)を奪い足で踏みつけたうえ、さおを折った。さらに、これを止めに入った神奈川県内の40代の男性看護師を殴りつけたり蹴ったりした。2人にけがはなかった。
     王容疑者は仕事で来日していたが、動機などについては黙秘しているという。
     ニュースのきっかけは個人ジャーナリストのブログから広がり、例によってこれを報道したのはわずかに産経新聞だけで、反北京五輪の声が広がるのを恐れてか大方のマスコミは黙殺した。
    「主権を守る会」等が麹町署の前で声をからして抗議行動を行っていたのは心強い。もしこのような行動を日本人が中国国内で例えば天安門広場や万里の長城、抗日記念館などでとったなら中共政府は日中友好のためとして穏便にすませるだろうか。ところがこの支那人の行動を中国では英雄視する報道もあるという。犯人は黙秘しているので中共工作員なのか、あるいは日中離反を企図する別の組織、あるいは単に中国で受けた教育による個人的な思想的行動なのかはわからない。

     先月12月にもJR御茶ノ水駅で電車内で騒いでいた支那人に注意した男性警部補が、電車が入ってくる線路に突き落とされるという事件があった。警部補は右足切断・頭がい骨骨折で重体とのことだ。2004年に起きた福岡市一家4人殺害事件などは残虐性が際立っていた。

     なぜこんなに支那人や朝鮮半島人の事件が増えしかも残虐なれるのか、やはりそれぞれの国で行っている反日教育や抗日記念館施設の影響が大きいのではないか。日本人は殺されて当然と思っているフシがある。

     先日の福田氏訪中では温首相とキャッチボールをして見せていたが、いかにも能天気に見えた。
     中共は依然としてアジアの覇権を狙い領土拡張や軍拡を行っている。本当に日中友好を目指すなら中共はこういった反日教育をやめ抗日記念館を撤去するのが先決ではないだろうか。日本もいつまでも彼の国の捏造歴史教育に付き合い謝罪屈従外交をすべきでないと思う。

     事件から数日経つがその後どうなったのだろうか。

    1月15日(火) 報道茶番

     少し古いですがweb産経ニュースにコラム断「報道茶番の阿呆踊り」という記事がありました。若い学者の方のようです。面白く巧く表現されるなと感心し、笑いました。
    【断 大月隆寛】報道茶番の阿呆踊り 2007.10.23 03:54
     いや、もういいっす。マスコミの報道することは何でもとにかく事実、ってことで。実際それがほんとかどうかなんて、もう関係なし。ただそういうもの、としてだけこちとら黙って眺めて拝聴して、薄笑いしながら学ばせていただくだけですから、はい。
     教科書からの「集団自決」表記削除に反対する先日の沖縄の集会に集まった「市民」の数。何千人か何万人か、何十万人か、そんなの全然関係ねえ、要するに「たくさん」でいいんですよね。そう、何でも「たくさん」。南京で虐殺された人数も、ヒロシマ・ナガサキの原爆で殺された数も、東京ドームの巨人戦に集まった観客も、内閣支持率もテレビの視聴率も新聞の販売部数も、とにかくマスコミ報道の数字なんざ全部みんな一緒くたに「たくさん」。それがもはやニッポンのマスコミの約束ごと、オトナの商売の事情ってもんさ、とそういうことなんですよね、ね。
     役人が、政治家が、大企業が、世間の空気を読めなくなってるのと全く同じように、マスコミもまた本来誰に向かって仕事してるのか、すでにわかんなくなってます。世間の信頼を無くすというのが具体的にどういうことか、かの社会保険庁以下、不払い山積の保険業界、何の祟(たた)りか不祥事連鎖の大相撲に、世界に冠たる主催イベント大失敗の醜態を隠蔽(いんぺい)しまくるニッポンを代表する大企業、と、目の前に生きた事例が日々ぞろぞろあるのに自分だけは別、衆愚の世間などいいように操ってみせるわ、という傲岸(ごうがん)不遜がマスコミクオリティ。やっぱり王様って裸だよねえ、と、にやにや笑いのいまどきの世間の前でさて、いつまでこういう報道茶番の阿呆(あほ)踊りを恥知らずに続けていられるものか。マジ、楽しみっす。(民俗学者)
     朝日新聞、毎日新聞、読売新聞のナベツネ様、NHK、の皆様に読んで欲しいっす。
     産経は今んとこ、好きっす。

    1月13(日) 漢字制限

     漢字は一目でイメージが浮かび、それを「かな」でつないで文章にするという日本の記述方法は素晴らしい。
     パソコンの漢字変換技術の向上で、難しい字が実際には書けないが文書に記述できるようになった。古来からある漢字、国字を全て使えるようにすべきではないか。それでまた、変換技術がさらに向上する余地が出来、表現が豊かになる。
     かく言う無学な自分も読めない漢字が多い、書けない漢字もパソコンを活用にするようになって益々増えている。しかし、調べる楽しみもある(それもパソコンで簡単に調べられる)。記述者はルビを振ってでも使いたい場合もあるだろう。以下の「主張」は大いに賛成するところだ。お役人は下々を愚民にしておきたいのではなかろうな。
    【主張】常用漢字 新基準は制限色を薄めよ 2008.1.13 02:16 産経
     常用漢字表(1945字)の改定作業を進めていた文化審議会国語分科会漢字小委員会は、「岡」「熊」「茨」など都道府県名に用いられている漢字を常用漢字とする案を、上部組織の国語分科会に報告することを決めた。こんな字も常用漢字でなかったのかと思った向きもあったに違いない。
     常用漢字表は昭和56年に、それまでの当用漢字表に代わって制定されたもので、これまで四半世紀以上にわたって改定されることがなかった。この間に、パソコンなど情報機器が普及し、文章作成環境が大きく変化した。
     変換ソフトの利用で、手書きでは書けなくとも、読めて意味の分かる字種が増え、文字生活が常用漢字の基準と合わなくなる状況が出てきた。必要な字種が表内にないことによって、「破たん」「けん制」のような交ぜ書きが広く行われ、国語表記を著しく曖昧(あいまい)で読みにくいものにした。
     わが国の国語表記は漢字仮名交じり文が基本である。ここを押さえれば、見直しで文字生活の実情に少しでも近づけようとしていることには一定の評価を与えることができる。名称はなお検討課題のようだが、常用漢字表のほかに準常用漢字表を立てて、字種を拡大しようとしている方向性もよい。
     ただし、簡単に漢字が打ち出せるので漢字多用化傾向が強まるから、むしろ常用漢字表の意義が高まるという基本的な考え方には疑問がある。
     漢字は難しい、中でも字画の込んだ字は難しいというのは、これまでの国語政策の考え方の中心にあった固定観念ではないのか。漢字の中で最も多い形声文字は、字形が意符と音符の部品で組み立てられている。その字形と、字音、意味がセットになった記号だから、音声を表すだけの仮名よりもずっと分かりやすく、理解しやすいという研究もある。
     文字は同時代だけでなく、歴史を貫いて継承されるべき高度な公共財だ。出現頻度の調査資料についても戦後国語政策を反映していない戦前の文献にも同等の重きを置くなどの配慮が望ましかった。さらに、論議を深め、文化の継承の意義を重く見て、新漢字表の提示に当たっては、ルビの活用を明示するなど制限色を極力排したものとなることを強く望みたい。
     昭和56年7月、長男が誕生し届けに行ったところ、人名漢字表にないということで断られ、無念な思いで他の同じ読みの漢字にした。ところがわずか2,3ヶ月後の10月に制定された常用漢字表には当初に届けに行った漢字が載っていたので悔しい思いをしたことがある。

    1月11日(金) OS更新


     パソコン(Apple Power Mac G5)のOS更新(Leopard)、旧OS(Tiger)とOS9はもう一つのボリュームに移動する。
     メモリも1G足して1.5Gになった。画像の多いHPも表示が少し早くなった気がする。
     しかしよく使っていたPhotoshopEL2が動かなくなる。Photoshopのフルセット版が復活。

     新テロ特措法成立

     参院で否決された法案が衆院に返付され賛成多数で可決された。57年ぶりの再議決という。
     防衛庁不祥事ですったもんだしたが、政府は1月下旬にも1月下旬にも補給艦、護衛艦各1隻で構成する海自派遣部隊をインド洋へ派遣させる予定とのこと。
     一年間の時限立法、またもめることになるのだろうか。

     これまでの負担総額は600億円といわれる。当初(2001年度)補給燃料は119.000klだったが、2007年度11,000klにまで減っている。テロ阻止と石油シーレーンの確保が目的だからやはり必要なのだろう。

     テロ特措法=テロ対策海上阻止活動に対する補給支援活動の実施に関する特別措置法案

    1月10日(木) いいかげんな教材

     学研といえば参考書、学習塾などの会社としてよく知られている。学研が国内向けに販売する地球儀には「台湾」がなく、中共政府から圧力を受け「台湾島」として表記したという。
    学研、「台湾」ない地球儀を販売 中国の圧力で 2008.1.10 01:13 産経
     学習教材大手「学研」(東京都大田区)グループが国内向けに販売する音声ガイド付きの地球儀が、中国政府から圧力を受けて、台湾を単なる「台湾島」と表記していることが9日、わかった。同社は「中国の工場で生産しているため、中国政府の指示に従わざるを得なかった」と釈明しているが、識者からは「国益を損ないかねない」と憂慮の声が上がっている。  この地球儀は、学研の関連会社「学研トイズ」(東京)が昨秋発売した「スマートグローブ」。各国の地理や文化などの情報を音声で案内するシステムが組み込まれ、情報はネットで更新される。希望小売価格は2万8000円で、初回製造の1万個は完売という。
     問題の表記は台湾(中華民国)について、「台湾島」と記載。また、日本の北方では、樺太の南半分や北方領土以北の千島列島をロシア領として色分けしている。これらはサンフランシスコ講和条約(1951年)で日本が領有権を放棄した後、帰属先が未定となっているため、日本の地理の教科書では、日露のいずれにも属さない白表記になっている。
     台湾島という呼び名や千島などのロシア領表示は、いずれも中国発行の地図で一般的に使われる表記。
     学研トイズは「当初は日本の学校教科書同様の表記をするつもりだったが、工場が中国にあり、中国政府から表記を変更しないと日本への輸出を認めないと迫られた。すでに注文が殺到していたので、仕方なく中国政府の指示に従った」と説明している。
     同社は応急措置としてメモを添付。「生産国の中華人民共和国政府の指示により、地球儀表面の『台湾』の表記が『台湾島』音声が『中華人民共和国』となっております」などと記している。
     東アジア情勢に詳しい伊原吉之助・帝塚山大名誉教授は「世界地図の表記はその国の利益に直結しており、他国の主張にやすやすと屈服し、自国で販売するというのは主権侵害への加担で、一企業の商行為でも不誠実のそしりは免れない。それが学習教材大手というからなおさらだ」と指摘している。
     中共は北京五輪後には台湾併呑を目論んでいると云われているが、用意周到、着々と教材にまで地ならしを進めているのかと思うと恐ろしい。学研も中国に工場を進出させながら、人質を取られたように圧力をかけられたのか、情けない事態だ。昨年暮れに訪中した福田首相には事実上「台湾独立を支持しない」と云わせたこともあわせると中共のやることは一貫している。
     地球儀に限らず世界地図帳でも台湾表記がないものが多いと聞くし、中国本土と同じ色のものも多い。
     100円ショップの日用雑貨の殆ど、衣料品、生鮮食品にまで中国製品がはばをきかし安い反面消費者の選択の余地が無くなっている。進出企業もいろいろと泣かされる場面があるのだろうと想像する。言いなりになって商道徳も日本国民としての誇りも捨てたとは思いたくない。

    1月6日(日) 【山】摩耶山 稲妻坂〜天狗尾根

     穏やかな冬晴れになった。自宅から歩いて摩耶山を周回した。
     市ヶ原から摩耶山へのルートは他に黒岩尾根、地蔵谷があり、これは以前歩いた。この日歩いた3つ目のルートの稲妻坂・天狗道は六甲全山縦走路にもなっている。日曜日とあってハイカーも多く、摩耶ロープウェイ山上駅も賑わっていた。
     朝8:30出発し帰宅17:00で8時間あまり歩いたことになる。いつもは遠くへ出かけても登山時間は精々3,4時間だが、久しぶりに長距離を歩いたので帰る頃には足の裏にまめが出来た。ちょっと無理したかな。

     自宅(8:30)〜(市街地)〜有馬街道・鈴蘭台東口(9:15)〜再度公園(9:45)〜大龍寺(10:10)〜市ヶ原(10:35)〜
     天狗尾根入り口(10:50)〜(稲妻坂)〜学校林道出会い(11:25)〜(天狗道)〜摩耶山上・掬星台(12:30)〜
     摩耶山天上寺(13:00)〜(桜谷を下山)〜徳川道(13:40)〜森林植物園東(14:05)〜分水嶺越(14:45)〜
     洞川湖(15:10)〜再度公園(15:45)〜有馬街道・鈴蘭台東口(16:15)〜(市街地)〜自宅(17:00)

     写真=再度公園修法ケ原池 朝の陽が射し氷がゆるみ始めていた

    1月5日(土) 500映画劇場

     初詣の帰り自分へのお年玉に駅前のスーパーでDVDを買ってかえった。
     この4日間毎日一本ずつ堪能した。若い頃リバイバル上映されていたが、広告を眺めるだけだった。それが今こうしてDVDで安価に鑑賞できるのは有り難いことだ。





    西部戦線異常なし 1930年米映画 ルイス・マイルストン監督 アカデミー監督賞、作品賞
     第一次世界大戦、とあるドイツの町で招集された若者たちが戦場に赴き死んでゆく物語。
     学校から駆り出されるときは軍靴の音を聞きながら先生から愛国心を鼓舞され志願を余儀なくされる。しかし戦場の悲惨さを思い知ることになる。広大な原野で塹壕を這いずりフランス軍と白兵戦になる迫力シーンは日露戦争や大東亜戦争もかくやと想像される。
     悲惨な戦争はいやだが、かといって平和念仏だけでは国防はない。そうなる前になんとか防がなければならない。若い方々は必見だと思う。

    嵐が丘 1939年米映画 ウイリアム・ワイラー監督
     マール・オベロン、ローレンス・オリビエ、デビッド・ニーブン他
     ヨークシャーの嵐が丘と呼ばれる地方、アーンショー家に養子に迎えられたヒースクリフとその家の娘キャシーの生涯をかけた悲恋の物語。ヒースの花咲く丘や厳しい冬景色を背景にドラマが展開する舞台劇のような人間ドラマは素晴らしかった。

    レベッカ 1940年米映画 アルフレッド・ヒチコック監督 アカデミー作品賞、撮影賞
     ジョーン・フォンテイン、ローレンス・オリビエ 他
     ヒロイン(ジョーン)は英国紳士マキシム(オリビエ)の後妻として広大なマンダレイ屋敷に迎えられる。屋敷には先妻レベッカに心酔する家政婦がいる。能面のような家政婦の表情の中に、いつしかヒロインは美しい先妻レベッカと自分を引き比べられていることを感じ、マキシムもまた自分をそのように見ているのではないかと錯覚にとらわれるようになる。やがてレベッカの死の真相がわかる事件が発生する・・・
     レベッカの幻影に自分を苛んでいくヒロインの表情をカメラは巧く捉える。フォンテインの演技もすばらしい。
     この監督の作品はいつも緻密な構成と心理描写でぐいぐいと引き込まれてしまうのだ。

    市民ケーン 1941年米映画 オーソン・ウェルズ主演監督 アカデミー脚本賞
     オーソン・ウェルズ、ジョセフ・コットン他
     Wikipediaによればこの映画は世界一だそうだ。
    「BFI(英国映画協会)が10年毎に全世界の映画批評家の意見を集約して世界映画史上作品ベスト10を選出しているが、この作品は1962年、1972年、1982年、1992年、2002年と、この40年間連続第1位に選出されている。(The Sight & Sound Top Ten Poll 2002) また、AFI(米国映画協会)も米国製作映画ベスト100の作品中第1位(AFI's 100 YEARS...100 MOVIES)として選出している。」

     ケーンは子供の頃、母の家業の宿泊客から料金のかたに得た金鉱の権利書で大富豪になり、やがて若くして新聞王になった。しかしその手法は協力者からは批判される。知事選挙にも出馬するがスキャンダルを暴露され落選する。その後愛人の為にオペラハウスを建設するが実力を買いかぶられたことで自殺未遂事件の引き起こしたりする。
     ケーンは最後に「薔薇のつぼみ」という言葉を残し死ぬ。物語はこの言葉の意味を探ろうとする新聞記者がケーンに関わった人物を探訪し、ケーンの生涯を回想する形式で進む。

     莫大な富を得、権力をものにしたが人間不信に陥ったかのような晩年、果たして幸せであったろうかというのがテーマだろうと思う。
     オーソン・ウェルズはこの作品を制作したときは弱冠20代の若者だったそうである。後世に残る様々な映画手法を駆使し、自身もケーンを主演するし天才と云われる所以だ。

    1月2日(水) 初詣

     昨日に続き冬晴れとなった。今日は風も穏やかになり、歩くにはちょうどよかった。
     地元ミニコミ紙に「小部の三社参り」の記事があり「これはいいな」と出かけた。
     神戸市内では生田神社、湊川神社、長田神社の三社参りが知られているが、地元鈴蘭台にもそのような神社があるとの紹介であった。

    「小部の三社参り」(神戸史学会会員・永田實氏)より
     鈴蘭台地域はかつては山田荘十三カ村のうち小部という村落だった。そのうち東小部では大歳神社、西小部では杉尾神社がそれぞれの氏神様として祀られてきた。大歳神社は五穀豊穣、杉尾神社は勝負の神と伝えられている。杉尾神社はすぐ傍を幹線道路が走り境内も削られてしまった。杉尾神社の西側のうっそとした木立の中に天津彦神社があり、杉尾神社より古いと言われる(現在改修中で参詣出来なかった)。
     これらの氏神様に対して、末広稲荷神社は昭和のはじめに神有電鉄(現在の神戸電鉄)の従業員が交通安全・商売繁盛を祈って伏見稲荷から分祀したと伝えられている。

     自宅からまず北に向かって杉尾神社、東に向かい大歳神社、南東方向に末広稲荷神社と周回した(2時間コース)。

     杉尾神社
      
    すぐ下が幹線道路交差点になっている。参詣する人も多く、境内では御神酒もふるまわれていた。境内には古道徳川道の小部村と原野村の境界標石が保存されていた。

     大歳神社
      
     左、中:大歳神社 右:途中の住宅街に保存されている民家

     末広伏見稲荷神社
     
     神鉄鈴蘭台駅東側の小高い丘の上にある。境内からは菊水山が望まれる。

    1月1日(火) 年始

     昨年はいろいろありましたが、今年はどんな年になるのでしょうか。
     穏やかで明るい年になることを祈念します。

    「一月一日」
    (一)
    年の始めの 例とて
    終わりなき世の めでたさを
    松竹たてて 門ごとに
    祝う今日こそ 楽しけれ

    (二)
    初日のひかり さしいでて
    四方(よも)に輝く 今朝のそら
    君がみかげに 比(たぐ)えつつ
    仰ぎ見るこそ 尊(とう)とけれ

     作詞:千家尊福(せんげたかとみ 1845-1948)  作曲:上 真行(うえさねみち 1851-1937)
     明治26年8月 官報で発表
     発表当時は「初日のひかり 明(あき)らけく 治まる御代の今朝のそら」になっている。
     大正2年文部省告知で現歌詞に改めた。 (岩波文庫「日本唱歌集」より)

     自分は二番の歌詞は知りませんでした。
     パソコンでつくってみました。
     古いピアノでたどたどしく弾いている感じになりました(ソフトのせいではありません)。