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奈良県十津川村 釈迦ヶ岳(1800m) 2014年5月8日(木)  地図
1:太尾登山口
2:尾根に上がる
3:見えてきた釈迦ヶ岳
釈迦ヶ岳頂上
4,5:釈迦像
6:三角点
展望
7,8:北側の山々
9:尾根から東を望む
10:大日岳(急斜面の行場が見える)
11:深仙の宿(左下の鞍部)
12:南、笠捨山
13〜21:庭園風尾根
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22:旭ダム

奈良県十津川村 釈迦ヶ岳(1800m)

行程(往復約9km)
往路 太尾登山口(9:50)==古田の森(11:20)==千丈平(11:50)==釈迦ヶ岳(12:30)
復路 同じ道を引き返す 釈迦ヶ岳(13:30)==太尾登山口(16:00)

昨晩は道の駅奥熊野で車中泊。
車中泊は弁当の調達が難しい。山から下りてくる頃には、店には弁当類は売れてしまって残っていない。
開店の9:30まで待っているわけにも行かず、とりあえず、予定している釈迦ヶ岳に向かう。
十津川街道(国道168号線)を北上、「谷瀬の吊り橋」付近でガソリンスタンド兼食料品店があった。
米の弁当はなく(予約制とのこと)、パンを入手できた。
旭橋で東に折れ、旭ダム沿いの林道をうねうねと太尾登山口に向かった。

太尾登山口は標高1300m付近にある。残り500mを登る尾根歩きになる。
林道がない時代では大峰奧駆道を辿るほかない秘境だ。
数台の車が既に駐車していた。さすがに人気の山だ。

古田の森から千丈平は熊笹やバイケイソウの広々した尾根、ブナの新緑はまだ出ていない。
昨日の果無山脈とは大違い。
強風で寒く、リュックの底からウインドヤッケを引っ張り出して着た。



登山者も多いのだろう登山路も広く、約2時間40分で頂上に到着した。
頂上には山名の由来となっているブロンズのお釈迦様の像がある。
行者さんのお札が足下にたくさん置いてあった。

度々飛来するガスが晴れると、北に二年前に登った八経ヶ岳、南には大日岳、天狗山・・・と大峰奧駆道の山々が続き、東には日出ヶ岳が見えた。遙か北西方には、高野山、大阪の金剛葛城山脈も望まれた。
これらの山名は丁度居合わせた登山者に教えていただいた。

一時間ほど写真を撮ったり展望を楽しみ同じ道を下山開始。
広い尾根に鹿の家族がやってきていた。20mほどの距離でも逃げる気配はない。
丹波但馬の山々では出会ってもさっと隠れてしまうが・・・

午後二時近くになっていたが、同年輩の登ってくる人があった。
「まだ頂上にだれか残っていますか」
「いや、私が最後です、まだ時間もあるし大丈夫でしょう」と応える。
ところがこの御仁に下山途中追い越された。
「すごい健脚ですね」と声をかける。
聞けば72歳、福岡から来られたとのこと。
75歳の誕生日までに300名山を登る予定です。午前中は龍神の伯母子岳(1344m)に登ってきたと云う。
いやはや大した人がおられる。