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姫路市 三角点雪彦山(915m) 鉾立山(952m) 2017年1月7日(土) 晴れ 地図  大地図
1:登山口
2:朝の登山道
3:千畳平
4:登山道
5:三角点雪彦山頂上
6:鉾立山頂上三角点
鉾立山からの展望
7:北:暁晴山
8:北西:氷ノ山
9:南:黒尾山
P942からの展望
10:南:明神山
11:南東:七種山
12:洞ヶ岳(通称雪彦山)
(林道雪彦峰山線から)

新年早々の山歩き、どういうわけか大ポカ、5時間程度ですむはずのハイキングが総歩行距離40数キロを歩くハメになった。
もちろん夜間10数時間以上歩くなど初めてだ。恥ずかしいが、自戒のため記録に留めた。

起点:安富町関「グリーンステーション鹿ヶ壷」の北にある林道入り口。雪彦・鉾立山登山口。
起点に戻ったのは日付が変わっていた。

行程−1:5.6km
起点(10:15)==千畳平(10:55)==雪彦山(12:10〜12:30)==鉾立山(12:55〜13:40)==P942(14:00)==分岐(14:05)==(本来ここで北の東カニワ渓谷から起点に戻るところ)
分岐標識

ここから2時間程度で起点に戻る、ごく普通のハイキングコース。

だがなぜか、魔が差したとしか云いようがない。ここで右方向に行った。(地図の赤線)
先でも戻れると思ったのか、急斜面を降りきった。
時刻は(15:15)になり登り返すにはやや遅い時刻。登り返しても山道で短い冬日が暮れてしまうだろう。
あいにく懐中電灯は持ってこなかった。
おまけにこの急斜面はプラ階段があちらこちら崩壊していた。

林道なら暗くても歩けると判断し、北の峰山方向に歩きながら距離を検討すると、南の県道に出る方がよさそうと引き返す。

行程−2
林道雪彦峰山線・出会い(16:10)==夢前川沿いの県道504==雪彦温泉(20:14)ーー(自動車便乗)ーー夢前町前之庄(20:22)==県道23(中国縦貫道沿い)==安富町安志(23:21)==県道430を北上==安富ダム(8日1:37)==起点に戻る(8日3:38)

 総移動距離:52.2km(途中GPS受信不良があるのでもう少し長いかも)
 車移動:6.5km 歩行:45.7km
 所要17時間22分

深夜、人家もまばらな県道筋を両ストックでコツコツヒタヒタと歩く我が姿はどのように見えただろうか。
外灯も所々しかなく、月明かりは僅かそれもいつか見えなくなった。
暗がりの中、僅かに見える程度の路面の白線を見つめながら、黒々とした山塊と樹木に囲まれ、GPSの指示を頼りに歩き続けた。

雪彦温泉に20時ごろ着くと、丁度従業員が門を閉めるところであった。
中年女性従業員の一人が南に向かって帰るというので便乗させていただいた。
距離にして6.5kmある。もうすでに脚が相当疲労していたので助かった。
車が通る県道23の大通りでやっと人心地がついた。
お礼を述べて、お名前を聞かせてくださいと云ったが、それには及びませんと拒否された。
時刻も21時頃だろうかタクシーや会社も見当たらず、宿もない。歩くしかない。

安富の安志南(23:21)から雪彦山東側に至る県道430は、またしても寂しい。
途中で、地蔵堂がいくつかあった。
よほど其処で一夜を過ごそうとも考えたが、しんしんと冷え込み、横になることも出来ないだろう。
やはり歩くしかない。
北に行けば行くほど外灯も少なく暗くなってくる。林田川の川音がせめてもの伴侶だ。
時々鹿の鋭い警戒音が聞こえてくる。せっせと歩いているのに冷え込んでくる。
安富ダムも黒々とした山に囲まれ水面が僅かな薄明かりで光っているだけだ。

元の駐車場所には日付が変わった午前3時38分にたどり着いた。
外灯もない真っ暗闇林道でデジカメの心細い光で目立たない青い車をなんとか発見した。
「おお、やっと帰り着いたか」と安堵もし、まーよく頑張ったと自分ながら思ったことだった。
その時には、もう脚が痛くて上がらず限界に来ていた。
車のルームランプを点けると、ああ我が家はいいと実感した。(3:38)
一眠りしたい気もあったが、この真っ暗な山の中から脱出する気持が勝った。

県道430を一気に下り中国縦貫道に入った。眠気が襲ってきてハンドルを取られ危険な状態になってきた。
最寄りのPAで温かい汁粉を2缶食べ仮眠した。
滝野社で降り、自宅に向かった。対向車もなく走る車は自分だけ。
自宅着いたのは夜の明けやらぬ6時40分だった。
早速風呂を沸かし、温泉の素を入れ温もった。一寝入りして起きたのは午後だった。

======= 健脚と云えば・・・
六甲縦走、須磨から宝塚まで56kmと云われている。
単独登山家の加藤文太郎氏はその日のうちに往復したというからスゴイ健脚だ。それも地下足袋だった。
フルマラソンは42.195kmを二時間あまりで走る。ローマ・東京五輪で2大会連続制覇のアベベが印象に残っている。
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45kmを歩いたのは初めての経験だ。自分の過去最長は熊野古道(紀伊田辺→滝尻)で21km程度である。
改めて、上記の登山家やアスリートの凄さを思い知った。

■前回の雪彦山・鉾立山(2006年11月)