メイン頁へ
朝来市生野町 行者岳周辺 2008年4月21日   地図
1,2,3,4:滝  標高450m付近
5,6:谷筋
7,8,9,10:ミツマタの花

行者岳(786m)
11,12:多々良木ダムから
13:行者岳と多々良木ダム
 林道青倉黒川線(標高650m付近)より
黒川
14:黒川ダムと青倉山(811m)
15:ロックフィルダム堰堤(高さ98m)
16:大明禅寺
17,18:門前の松の巨木
 南側に隣接して黒川温泉がある


早朝7時前に出発し行者岳登山口のある山門前駐車場に9時半に到着した。ところが山門から岩屋観音までの参道が補修工事で通行止めになっていた。ちょうど山門前に到着したとき工事業者が通行止めフェンスを取り付けているところで今日から工事が始まるとのこと。「落石がひどく通れないです、申し訳ありません」といわれる。

 まさかこんな事になるとは・・・残念。諦めきれず地図とにらめっこ。なんとか尾根筋まででも行く道はないものかと思案していると、山門前駐車場から東に別の谷筋に沿って山道が登っているのに気付いた。ひょっとして行けるかも知れないと挑戦することにした。あまり通る人もいないらしく苔むしている。高度450m付近で素晴らしい滝に出会った。二本の沢が合流し道はそこで終わっていた。小さな祠があり「不動」の文字がある。右側の滝は水量はさほど多くないが遙か上から岩盤の上を水が泡立つように落下していた。高さは100m近くあるかも知れない。滝の説明も名前も何もなかった。

左側の沢に沿って踏み跡のようなものがあり、もう少し詰めてみた。途中鹿にであった。踏み跡はどうやら鹿のものであった。鹿は「こんな所までご苦労なこと」というような顔でこちらを眺めていた。谷のどん詰まりからすぎの植林地帯が始まる。しかし急斜面でいよいよ難しくなり断念した。しかし下生えには一面のミツマタの花が咲いており、銀河の中に立つような趣だった。

駐車場に帰ったのは13時、時間もあるので山の東側、多々良木ダムに向かった。
多々良木ダム北側には朝来芸術の森としてキャンプ場をはじめ様々なリクレーション施設があった。標高が高いためか沿道には桜がまだ咲いていた。多々良木ダム側から行者岳への登山口標識があった。未練がましくトライしたが、午前中の疲労と急なガレで30分で引き返した。
大汗をかいたあとダム周回路を走り黒川に向かった。多々良木ダムに隣接して東側には黒川ダムがある。多々良木ダムよりさらに388m高いところにあり、その落差を利用して揚水式発電(発電所は山腹地下)が行われている。人間の高度な土木技術は凄いなと感心する。黒川へは林道青倉黒川線が通じており、途中以前登った青倉山登山口のある青倉神社に出た。林道は高いところで650m以上あり見晴らしのよい山岳ドライブになる。

林道を上り詰めると黒川ダムがある。風が強く湖面は波が立っていた。しかし、ダムの畔にある風力発電機はなぜか回っていなかった。ダム見晴台からは北側に以前登った青倉山が見える。

黒川ダムのロックフィル堰堤の下に黒川温泉がある。立ち寄って汗を流した。露天風呂の借景は隣接する大明禅寺門前の松の巨木が空一杯に枝を広げていて見事だった。

登山口岩屋観音参道入り口の山門
林道青倉黒川線と記念碑眺望百里
記念碑文黒川ダム湖畔の風力発電機
バイク走行 212km  帰宅 19:30

参考:平成19年6月 朝来市 青倉山