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宍粟市養父市境界 藤無山(1139m) 2007年8月8日 地図
尾根筋からの眺望
1:藤無山
2,3:北西・氷ノ山(1510m)
4,5:南西・三久安山(1123m)
6:僅かに頭が見える三室山(1358m)
7:北東・杉ヶ沢高原、妙見山(1139m)
8:R48と若杉集落
9,10:ブナの林
 尾根筋は主に杉だが、頂上近くになるとブナが目立った。
11:ガマズミの実?
 まだまだ緑一色の季節だが、赤い実が目を引いた。
12:「山路の杜鵑草(ホトトギス)」
13:藤無山山頂
眺望
 北東から南東にかけて眺望が開けている。
14:東・須留ヶ峰(1054m)
15,16:同・粟鹿山(962m)
  

 早くも立秋を迎えた。まだ日が長い内にと遠方の藤無山を目指した。
 氷ノ山の南、養父市大屋町と宍粟市の境界にある。神戸からは中国自動車道に乗り山崎から北上するルートがある。先日も利用したが、風防のない我がバイクでの高速道路は少々しんどかった。その反省からやはり北側から回り込むルートを行くことにした。あてにしていたR70養父朝来線から大屋町に至るR279(カカナベ峠)が土砂崩れのため工事中で通行不能、走行距離は往復311kmになり、登山時間(3.5時間)よりバイク上の時間(7時間)がはるかに長くなってしまった。「天気の良い日に日帰り経費節減」を目標にしているので致し方ない。

 登山時間をあまりとれないので藤無山西側の林道にある登山口から登ることにした。この志倉道谷林道は道路地図では地道だが、北側の一部が舗装されている。R48養父波賀線、若杉峠の西に入り口がある。何の標識も立っていないが、今回GPS機器を持参した(機能を最小限にした手のひらサイズのアウトドア仕様、3万円)ので確認に大いに役立った。

 南に向かって走り出し間もなく地道になった。バイクを道のふくらんだところに駐めて歩くことにした。しばらく行くと、伐採した材木を積んだ中型トラックがゆっさゆっさと左右に揺れながら降りてきた。道幅いっぱいだがなんとか走っている。トラックの踏み固めた轍あとをみると尖った石を避ければなんとか走れそうな気がしてきて、バイクをとりに引き返した。

 登山口も特に表示はなく、朽ちかけた柱に赤いテープがかろうじて巻き付いている状態だった。予め地図で拾っておいた経緯座標とGPSで確認した。登山口の手前でブルドーザーで開いた伐採基地に作業車が何台か駐まっており、チェンソーの音が響いていた。この登山口も中型トラックが方向転換できるぐらいに広げられていた。

 登山口のすぐ脇にバイクを駐めいよいよ分け入った。最初の尾根筋のポイントまでは倒木が多く、目印もない。GPSの指示通り北に向かって行くとやがて倒木もなくなり目印もはっきりしてきた。尾根筋にあがると、その向こう側が開けて空き地になっており、なんと車(バン)が駐まっていた。地形図では大屋スキー場からの登山コースはあるが林道もなかったはずだが、開発中なのかも知れない。

 尾根筋からは登山道らしく頂上まで目印もはっきりしている。林道ではいっとき雲が飛来し小雨がぱらつき不安になったが、今はそれもなく夏のまぶしい日が射している。気温は25,6度程度と思われ、いくつかのピークでは強めの西風が心地よかった。

 志倉道谷林道登山口880m(11:00)〜尾根筋900m(11:20)〜藤無山頂1139m(12:25-12:55)
 〜(下山)〜志倉道谷林道登山口(14:40)

 バイク走行:311km  帰宅:18:30

 ■大屋町のみどころ
 養父郡大屋町大杉ざんざか踊り養父郡大屋町若杉ざんざか踊り
 若かりし頃(30年以上前)撮影したものですが、今も健在で道路脇に案内がありました。

 養父市大屋町 天滝、昨年撮影したもの。