小型湯沸器の不完全燃焼防止装置(インターロック機能)
換気不足や熱交換器の詰まり等で酸素不足で燃焼すると一酸化炭素が排出されます。この量が規定値を超えると不完全燃焼防止装置が機能して燃焼をストップします。この停止が3回実行された場合にインターロック機能が作動し再点火できないように機具をロックします。因みにこの機能は3回目の失敗までに無事に点火できればカウントが0にクリアされる仕組みのようです。
インターロックが作動した場合、解除は業者でなければできないかと言えば否です。機械や電気の知識が少しでも有り器具のカバーを外すことができる方なら簡単に解除できます。何故ならカバーの裏側には、器具の回路図が貼って有るからです。
無事にインターロックを解除してランプの点滅が消えたとしても直ぐに点火をしないで部屋の換気を十分してからにしましょう。(器具に一酸化炭素が篭っているかもしれませんので念の為、団扇等で扇いでからね)
十分に換気した後でも不完全燃焼防止装置が作動する場合には、換気不足が原因では有りませんので専門家に修理を依頼しましょう。
※換気を怠ったことが原因で器具が使用できなくなりその度に、業者を呼ぶのは少し無駄な気がします。特に冬場は石油ストーブやガスストーブ、夕飯の支度をしながら湯沸器のお湯で洗い物等、換気不足になりやすい季節です。(業者にとっては良い季節かも?)
折角マイコンが搭載されているのだから原因となる換気の問題がクリアされた段階で自動的にインターロックがリセットされるように設計するのは至って簡単な筈です。もし無料で何回でもリセットに来て貰えるのなら問題ないのですが有り得ない事です。因みに最新の機種は感度がアップされています。(新安全基準一酸化炭素濃度300ppm)
Y&A