Backup Club 4.3



本体カラーは4色 

概要
指定されたディレクトリ内のフォルダ、ファイルを指示リストに設定した条件でバックアップを行なうソフトです。


・不明なフォルダ等は、アイコンの非表示に加え名前の背景が赤色で表示されるので未接続の外付ドライブやUSBメモリー等の確認も容易です。

バックアップの必要性
OSやアプリケーションなどは再インストールすれば元に戻せますが、ユーザー自身が作成した文書や画像(自身で描いたものやデジカメで撮った写真)など様々なデータファイルは一から作り直さなければなりません。失ったファイルの中には新たに作成することが困難なものや不可能なものだってあります。機械は何時何時壊れるか、判りませんから常日頃からコマ目にバックアップを行うのが理想です。これが意外と面倒なもので、何時も後回しになって後悔することがあります。PCの電源を切る時は、本ソフトのおやすみコピーで終了するようにすればバックアップの取り忘れが無くなるでしょう。

※バックアップを行う場合のコピー先には、コピー元とは異なる物理ドライブを指定します。一つのドライブしか内蔵していないPCでは、外付けのHDDへバックアップを行う方が良いでしょう。
最近、ネットを介してサーバー等(運営会社のハードディスク等)にファイルをバックアップするサービスが有りますが自宅以外の場所からデータにアクセスする必要が無いので有れば経費やセキュリティの面からもお勧めしません。若し利用するとしても他人に見られては困るファイル等の保存は避けるべきです。何れにしても外付けのドライブへバックアップを行い自分で管理するのが一番安全で経済的です。(最近では、500Gのポータブルハードデスクも1万円以下で販売されています。又、扱うファイルのサイズによってはUSBメモリでもGoodです。)

説明
コピー作業の設定を記したリストの作成は簡単です。通常のコピーに使用するリストは、追加ボタンで表示されるダイアログのコピー元とコピー先を設定するだけで作成できます。(細かく指定する場合は他の項目を設定変更します。)
開始ボタンのコピー対象となるリストはチェックマークが付いたリストだけです。
チェックマークが無いリストに対しては何もしないので、現時点でコピーの必要の無いリストに対しては、チェックマークを外すだけで済みます。また、チェックマークが付いていてもコピー元のフォルダやファイルに変更がなければ待機したままです。(自動モードで実行中の場合)
決まったフォルダ間のコピーを頻繁に行うのであれば本ソフトをコピーツールとして使用できます。
本ソフトは自動でのコピーには、数に制限がありますが手動によるコピーでは、数の制限はありません。必要な数だけコピーの設定をしておけば次回からはボタン一つでファイルのコピーが行えます。
※選択したリストを対象としたコピーも実行できます。

機能
コピーするファイルを、ファイル名、又は拡張子でフィルタリングできます。(ワイルドカード文字は、 疑問符 (?) とアスタリスク (*) の使用が可能です。)
※バックアップするファイルを限定してファイル数を減らすことでコピー時間の短縮が行えます。

指定した拡張子やファイル名と一致するファイルを、コピーから除く指定も可能です。

コピーする拡張子やファイル名を指定する場合、拡張子を直接入力するか、登録済みの中から選択する他、コピー元フォルダ内の全てのファイルから拡張子を取得することも可能です。

フォルダを含めたコピーやファイルだけのコピーが行えます。

コピーは自動(バックグラウンドで待機して、ファイルの変更を検知してコピーを実行)又は手動で行うことができます。

コピー後や削除前のファイルの照合などの設定も行えます。

設定したリスト(指示リスト)の内容で必要なファイルのコピーが可能か確認する、テスト機能も搭載されています。(リスト又はツリーで表示、切り換えて確認できます。)

CAB形式での圧縮バックアップが行なえます。(ver 2.5.0.6以降,)

三つの暗号方式(CSP、Blowfish、YandA)から選択してファイルの暗号化バックアップが行なえます。(ver 4.3.2.5以降,)
 ※暗号化キーの入力ボックスには、読み取ったキーを用いての復号を防止しする読み取り防止機能が付いています。
 ※ファイル名から内容が推測されないようにする匿名機能を用いれば別名による暗号化ファイルのバックアップが行えます。(復号時には元のフィル名に戻せます。)

コピー元やコピー先のフォルダをエクスプローラなどからのドラッグ&ドロップやコピーアンドペーストで設定することができます。

指示リストのロードとセーブが行えるので目的によって指示リストを切り換えて使用することもできます。

低負荷モード(CPUとHDDを監視しての自動制御)を使用することでバックグラウンドでの処理も他の作業の妨げになりません。この機能はCPUだけではなく、ドライブに対しても機能しますので多量のファイルの整理又はバックアップしながらの映像編集などの高負荷な作業への妨げを最小限に抑える事ができます。(この機能を使用した場合、通常よりもコピーの完了が遅くなります。)

おやすみコピー(ファイルのバックアップが完了した時点で、Windowsを待機又は終了します。選べるモードは、ログオフ、シャットダウン、スタンバイ、休止状態の何れかです。)
※95、98、Meでは使用できません。

Windowsの終了時に、コピーを自動的に実行することができます。(この機能を使用すれば、PCの電源を切る度にコピーが行われるのでバックアップの取り忘れが無くなります。)
※PCの電源を切る時に本ソフトが起動していなければ、バックアップは実行できません。

拡張リスト
・拡張リストは、コピー先が同じ指示リストのコピー情報(コピー元等)を一つに纏める為のリストです。纏めることで指示リストの一元化が行え管理を容易にしています。
・拡張リストは、複数のドライブにバックアップを行う場合に有効な手段です。この場合はコピー元とコピー方法は同じなのでコピー元に拡張リストを一覧から選択してコピー先を設定するだけでコピー設定が完了します。
・既に本ソフトをご利用になり、コピー先が同じ指示リストが複数存在しているならば、「リストのコピー機能」を利用すれば拡張リストの作成が簡単に行えます。
 
 ・複数行の設定リストも拡張リストを使えば一行に纏めることができて見ためもスッキリします。

ファイルの同期
同期したフォルダのファイルが全て同等になるように双方向にコピーを実行します。尚、フィルタリングを用いれば必要なファイルのみの同期も可能です。(ver 3.1.2.3以降,)
ファイルの同期は、USBメモリー等のリムーバブルデバイスのファイルをコピー元と同等に保つことができます。

オートコピーモード
指定されたフォルダを監視してファイルの作成や内容の変更等が有れば、そのファイルだけコピーが行われます。ファイル名や属性等のファイルデータ自身の変更で無い場合は、コピーを行わないで名前や属性だけの変更を行います。これらの処理はリアルタイムで実行されます。
※Windows95、98、Meでは従来のオートモードで動作します。(監視フォルダの全てのファイルから変更されたファイルを検索してコピー行います。よって監視フォルダのファイル数が多い場合にはコピーに時間を要します。)
※このモードではドライブの使用状態によりコピーの開始を制御します。

復元
起こっては困りますが、コピー元のファイルを誤って削除したり壊れてしまった場合等に、コピー先に保存したファイルを書き戻すことができます。操作は至って簡単で、書き戻すファイルリストを選択し復元ボタンを押すだけで済みます。(CAB形式で圧縮バックアップを行ったファイルからの復元も可能です。)

世代管理
常に最新のファイルだけを残すのではなく過去に作成したファイルも履歴として残して、何時でも簡単に確認、又は復元できるようにします。

・左側のウィンドウで選択した最新ファイルの履歴ファイルを右側のウィンドウに一覧表示します。
・世代管理では、フォルダ、ファイル単位での復元操作が行えます。
・指定したフォルダのファイルを日付毎の仮想フォルダに振り分けて表示することができます。この機能によりバックアップファイルを日付毎に復元する事も容易に行えます。(年、月単位も可能です。ファイルの有無をカレンダーで視覚的に確認することもできます。)

バックアップスケジュールの設定
アプリケーション実行時に指定のパラメータを渡すことでバックアップの実行が行えます。(コマンドラインからのバックアップに対応)
アプリケーションの実行機能を備えたタイマー系のソフトと組み合わせれば。指定した日時にバックアップを実行させることが可能です。(クオッチプラスならバックアップを行う指示リストや日時設定等のスケジュール機能がご利用頂けます。)
※この機能は、ご使用になるタイマーソフトの機能に依存します。
※クオッチプラスはY&Aの時計ソフトです。

Outlook Express のデータフォルダや Internet Explorer のお気に入り等のフォルダパスをリストから選択してコピー元に設定できます。このリストには、ユーザーが新たに追加することも可能なので階層が深いパス等を登録しておくと再設定する際に便利です。

フロッピーやUSBメモリ等のリムーバブルドライブの監視(ver 3.8.6.7以降のUnicode版に実装)
 ドライブの抜き差しでドライブ文字が異なっても自動的に修正を行います。USBハブで複数のUSBメモリを抜き差ししてのバックアップもドライブ文字を意識すること無く適切に行うことができます。


Unicode版をベクターからダウンロード(Windows2000,XP,7で使用できます。)
ver 3.7.3.5 ANSI版のダウンロード(Windows98,Me,2000,XPで使用できます。)

バージョンアップと修正版

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