非常に勉強になりました。ここは秀吉が天下取りをほほ確定させた戦いとして有名な賤ヶ岳の合戦の戦場となったところで
すが、観光地化されてしまっていますので、当時の面影はほとんどありません。しかし、それでもボランティアの方の説明で、
当時の遺構がまだ残ってりる箇所も分かり、興味深かったです。あと、賤ヶ岳の合戦と言えば、七本槍で有名なのですが、
その福島正則や加藤清正らよりも、志半ばで散っていた佐久間盛政や柴田勝家の方を思わざるをえませんでした。
山頂より望む琵琶湖や余呉湖もいいのですが、南の方角を望むと、小谷城のあった小谷山やその小谷城攻めを行った信長
が陣を張った虎御前山などが一望できます。賤ヶ岳の合戦のわずか１０年前には、その小谷城攻めで一緒に戦った秀吉と
勝家がここ賤ヶ岳で敵同士として戦うという歴史の皮肉を感じました。ちなみに、ボランティアの方の話によると、長浜以北の
この辺りでの三大英雄は、長浜城を築城し城下町を栄えさせた秀吉、小谷城主であった浅井長政、そして長浜が出生地の
石田三成だそうです。
