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三重県多気郡大台町 国見山

2022.7.24
標高:1283.0メートル
三重県多気郡大台町久豆
34度16分51.27秒 136度8分46.88秒

国見山の山塊を望む
大和橋手前(北側)での標高は289メートルなので、国見山山頂まで約1000メートルをイッキに上がることになる。夏季における自分の足だと3〜4時間は掛かると判断。ピストンルートになるので、道迷いの心配は軽減されるが気温の上昇による体調不良、クマなどにも注意が必要だ。取付位置は少し探すことになったが全体のルートは単純で、前半部が鉄塔管理道でもあることからテープもしっかりとあった。植林帶で山ヒルが足下から這い上がってきた。ヒルにしてみれば久しぶりの獲物なのだろう。やたらと動きが速い。自家製「ヒルナンデス」(と呼んでいる濃塩水)をスプレーして退散していただいた。



出会った人:0名
その他:山ヒル
駐車位置から山頂まで:約3時間40分
歩いた距離:約16.0q(スマホアプリによる)

登山口は鉄塔管理道だった 

取り付きが分からず、とりあえず橋を渡った突き当たりの斜面を上がった。そこから右方向へと移動したところ、道らしき踏み跡があった。本来の登山道は林道を少し進んだ先の鉄塔管理道であることが、下山した折りに判明した。
8:03 大和谷橋を渡る。 登山口に近い駐車スペースは
橋を渡ってから少し先にあった(帰路に確認)
宮川ダムハイキングコースの看板辺りで取り付きを探す
遊歩道を少し入って斜面に取り付いたが、これは
×
8:25 鉄塔管理道を利用して7番鉄塔を目指す ダム湖を眼下に少し休憩
巻き道手前から、江股の頭方面かな 9:00〜46 植林帯の巻き道を進む 休憩
 10:05 7番鉄塔を通過 少し平坦となる 
10:25 8番鉄塔を通過  P1019地点付近を通過
10:40 尾根中央に大きな岩(一部褶曲岩)を左に巻く 尾根を進む
時折、モミやツガ?などの大木がある 11:21 尾根への分岐を記録
ブナやヒメシャラの尾根 簡単な細尾根

踏み込んだ足元の岩が崩れ落ちた

国見山手前、ルートを塞いだ倒木をさけるように右端へ寄って、足下の60センチメートルほどの岩上を踏んだところ、あっという間に岩がくずれ落ちた。(以下はページ下の記録へ)
11:00 国見山の稜線 11:47 右足を置いた岩が崩れた箇所 

国見山 山頂

12:04〜30 国見山 山頂周辺 眺望は無し
山頂周辺 来たルートを戻る
全体にガスがかかりだした! 露岩が多い
15:00 宮川ダム湖が見える位置まで戻る 林道が見えた
15:22 林道着地(正規の登山口) 登山口の先にあった駐車スペースを確認 
大和谷橋が見える 15:27 駐車地に戻る
体重を乗せた足下の60センチメートルほどの岩がくずれ落ちた。身体はザックを重りとして、右回転しながら傾いていった。寝不足と気温上昇で、頭はややボーットなっていたが、滑落とはこうして起こるのかと、はっきりと思った。身体が真横になりつつ斜面下へ落ちる瞬間、突然、身体がとまった。えっ!と思って自分の延ばした右手を見上げた。右手に持っていた丁字ポールが、岩と細い木の根元を狙ったように引っかけて、止まったいたのだ。しかもガッチリと固定した状態だった。奇跡のようだと思った。崩れた岩塊は、岩の発する独特な音をたてながら落ちていった。高さや傾斜はしれたものだったが、打ちどころが悪いと自力下山は不可能となる。右足から三箇所の出血と膝の強い打撲ですんだのは幸いだと思った。足元の岩と共に落ちる状況を思い返してみると、頭の中ではスローモーションで記憶されている。 
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