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木津の磨崖仏 2021年4月27日(火) 晴 

地元の地図を眺めていて、池の畔に磨崖仏があるのを発見した。
天気もいいので車で行ってみた。
「木津の六地蔵磨崖仏」といわれ神戸市指定記念物となっている。


全体が二階建ての家3軒分ぐらいの大きな岩で上部は平らなテーブル状になっている。
崖の中央、上の方に彫られている。(写真:電柱の右側あたり)
今なら足場を組んで作業しなければならないが、当時は地面があったのかも知れない。


道を挟んで南側は川池と呼ばれる灌漑池になっている。




磨崖仏は上の方にある。




550年の時を経て、お顔は判然としない。
お顔の上に容赦なくツタが這い、掃除しないかぎりは、やがては全て覆われるだろう。


左端に「石大工・・ 文政二」の文字が見える。


北側のシブレ山


==== 狐狸 =====
車は2台ほど駐められるスペースがある。
来たとき、同年輩の先客がいた。好々爺風だった。
男は岩の後ろ側にある踏み跡道を指しながら「磨崖仏は、上がったところにあります」と云った。
「そうですか、有り難う」と云って上がっていった。
ところが上には平な岩と鬱蒼とした雑木があり、崖も仏も見当たらない。
奥の方かなと探してみたが左手に山があるばかりだ。
南側は池が見えて、柵もない。落ちたら大怪我だ。丁度その下が磨崖仏だったのだ。
オーバーハングになっているので上からは磨崖仏は見えない。
下りると、男の姿、車もなかった。
なんだろう、なぜそんな嘘を言う必要があるのか・・・
当オジンは100%コロリと騙された。
車上狙いでもなさそうだし、木津には狐狸がいるのかも。

■大山寺の磨崖不動明王
http://kansai.me/krmt2/h19/0122_taisanji.htm