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兵庫県宍粟市山崎町 母栖山(もすやま654m) 【宍粟50山】2015年12月8日(火) 晴れ 地図

山崎町母栖の東端にある母栖山を歩いた。姫路市安富町との境界になる。
山崎ICから国道29号線を北上し、井ヶ瀬橋から東に車道を入ると、母栖に到着する。
車道が関電実験センター方面にカーブするところ人家が2,3軒ある。
大型トラックも通るので道路脇邪魔にならないよう駐車し、起点とした。

行程(周回約5km 所要4時間20分(休憩含む))
往路
起点(9:20)==鉄塔(10:40)==母栖山(11:10)==金鉱跡が見える崖上(11:30〜11:50)
復路
崖上(11:50)==母栖山(12:10)==鉄塔(12:45)==関電ゲート(13:25)ーー(車道)ーー起点(13:40)

突き当たりに、小屋が有り脇に朽ちて内容も剥げ落ちた案内板があった。
まぁそれでも登山口であろうと判断し、杉林を分け入った。


(下山時に気がついたのだが、「母栖山登山口」ポールは、そのカーブから更に上に行ったところにあった。)


正規の登山道でないことはすぐわかったが、そのまま杉林の微かな杣人の踏み跡をたよりに、尾根の鉄塔方向を目指した。急斜面で油断するとズルズルと押し戻される。木立に掴まったり杉の落ち葉に顔を出している岩角に踏ん張ったりして少しずつ高度を上げた。


ようやく樹間に鉄塔が・・

結局この急斜面に1時間20分も要し、林業家のご苦労をしのぶことになった。

鉄塔北側の開けた展望
先週歩いた、宮山、花咲山


北西


鉄塔からは杉林の尾根になった。
尾根の北側には広大な関西電力の実験設備が木の間から見えた。
母栖山の頂上も杉林で展望がなく面白みに欠ける。


さらに東へ尾根を辿ると崖の上に出た。
深い千尋の谷の向こうに金鉱跡の小屋が見えている。
谷底の方に洞穴が見えるがあれが抗口だろうか。




北側の山(p729m)


金鉱跡についてネットで検索してみた。
今は坑道内の微量放射能(ラドン)を利用した坑道浴施設が出来ているという。
富栖鉱山
http://ecomart.co.jp/products/hormesis/tomisu/

富栖鉱山は、兵庫県姫路市安富町皆河にある、大正7年頃から昭和51年頃まで金や銀の採掘が行われていた鉱山です。
ピーク時には、年間鉱量1200t(金量25kg)までなりましたが、それ以降採掘量が落ち、現在は休止しています。

富栖の里
しかし、2009年にその坑道跡から、低レベル放射線及びラドンガスが出ていることが判明し、2010年には、坑道跡を利用した日本初の坑道浴施設、富栖の里が誕生いたしました。
富栖鉱山の坑道跡には、鉱山内部から自然に放出される低レベル放射線やラドンガスが充満しており、そうした環境の中に滞在することで、免疫力を高め、自然治癒力により、本来の健康を取り戻すことができるとされています。

海外における坑道浴施設
日本では、富栖鉱山「富栖の里」が唯一の坑道浴施設ですが、海外ではオーストリアのザルツブルグ地方にある「バドガシュタイン」(金鉱山)が坑道浴施設として古くから知られており、ヨーロッパはおろか世界中から多くの人々が訪れています。オーストリアでは健康保険も適用されています。その他には、米国モンタナに「ラドンヘルス・マイン」(銀、鉛鉱山)がありますが、この坑道跡も現在はラドン浴施設として活用されています。

■富栖の里
http://tomisunosato.net/