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奈良県天川村 七曜岳(1584m)、国見岳(1655m)、大普賢岳(1780m) 2015年5月8日(金) 晴れ 地図
1:水簾滝
2:尾根北側に大普賢岳
3:大岩と梯
4,5:大峰奧駆道と出会い
6,7:西側:バリゴヤの頭(1580m)
8:南西:行者環岳(手前1546m)、八経ヶ岳(奧1915m)
9:鎖場
10:七曜岳
11:北西:稻村ケ岳(1726m)、手前は「へっついさん」か?
12:北:大普賢岳
13:七つ池(底に残雪)
14:大岩と梯
15:祈願札
16:国見岳(山腹を通過)
水太覗〜大普賢岳
17:南:水太谷
18:東:大台ヶ原
19:大普賢岳へ
20:大普賢岳頂上
21:南の眺望、手前から
(七曜岳、行者環岳、八経ヶ岳、釈迦岳)
下山へ
22:鉄階段
23:子普賢岳
24:石の鼻
25:鷲の窟、石仏
26:岩本新道の新緑
27:ヤマシャクヤク

奈良県吉野郡天川村 七曜岳(1584m)、国見岳(1655m)、大普賢岳(1780m)

いずれも大峰奥駆道の山々。
以前に、釈迦岳、笠捨山、八経ヶ岳など登ったが、それは大峰奥駆道のほんの一部。
今回登った大普賢岳〜七曜岳はさすがに修験道の行場、梯や鎖場の多い厳しい登山道であることを思い知らされた。
それだけに、尾根道から展望する紀伊山地の山々の風景は素晴らしい。

林道水太和佐又線の北詰を起点にして右回りで周回した。
早朝五時半出発。水太林道への分岐を見逃し、行者環トンネルの手前まで行って気付き引き返す。三十分ほどロス。
起点の水太谷北詰に九時前到着となった。
起点:水太谷北詰の路肩に駐車
 登山口
行程:約10km
起点(8:55)==水簾滝・分岐A(9:35)==分岐B・奧駆道出会い(11:55)==七曜岳1584m(12:00)==
七つ池(12:35)==国見岳1655m(13:25)==水太覗(14:40)==大普賢岳1780m(14:55〜15:15)==
子普賢(16:00)==石の鼻(16:20)==分岐C・鷲の窟(15:45)==(岩本新道)==分岐D(17:25)==分岐A・水簾滝(19:00)==起点(19:30)

当初の時間見積もりが大甘だった。
ネットにあった同じコース(左回り)記録より一時間五十分も多くかかっている。
和佐又ヒュッテから左回りで周回している登山者に数人出会ったが、皆早朝の6時頃に出発したと云っていた。
所要時間の勝負ではないと云うものの、技術か、やはり○○のせいか・・・

大普賢岳で15時、岩本新道を降りた辺りで17時30分の黄昏、鎖場の多い岩場まではなんとか空の残照があって降りたが、「水簾滝」に帰って来ると真っ暗になった。

おまけにGPSが不調、再度チェックした。
先ほど電池交換をした際にSDメモリに触れ浮いた状態になっていたのが判明、回復。
LED懐中電灯でGPSや地図、コンパスで現在地を確認した。
時間は大幅にオーバーしているがコース自体は外れていないのが判った。
LED懐中電灯の照らす範囲は精々2m、距離も5mぐらい。筒から覗くモノクロの世界だ。
昼間見た赤いテープ標識も見つけにくい。細い踏み跡も頼りなく見えた。

ようやく起点の林道のガードレールと車がぼんやりと懐中電灯の明かりに浮かんだ時は、「おっ到着、帰ってきた!」と声が出た。
後は「夜道に日暮れ無し」でもうこっちのもの。
汗になったシャツを交換し、さっぱりしてゆで卵で腹ごしらえ。

国道309号に出るまでの林道では、おおきな猪が車の前をお尻を向けてしばらく先導して見送ってくれた(これに懲りずに又来いよな)。
傍らの物置小屋の前には鹿がたむろしていた。時折道を横切るイタチ。
夜の森はけっこう賑やかだった。

国道169号線や高速道路をひた走り、大阪環状線に入った。
まだまだビルの窓は煌々と明るい。交通量も多い。
先ほどの世界とのあまりの落差に笑う。

帰宅23時10分。
風呂を沸かして脚をほぐしゆっくりする。
布団に入るころには日付が変わっていた。

参考
■分岐Bの手前にあった掲示板地図(和佐又ヒュッテからの周回コース)
(クリックで拡大)

■八経ヶ岳(1915m)から見る大普賢岳(2012年7月)