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岡山県苫田郡鏡野町 奥津渓谷 2014年10月27日(月) 雨のち晴れ 
  
1〜5:奥津渓谷・大釣温泉付近

大山周辺の旅、四日目(最終日)。
24〜26日は山歩きに最適の快晴が続いたが一夜を明かした道の駅「蒜山高原」の朝は曇。
山歩きの後、温泉に入りたかったが登山口の近くには適当な日帰り湯がなかった。
せっかくの温泉の本場、帰り道に寄ることにした。

美作街道を一度北上し倉吉町に入る頃雨になった。
三朝町内に入ると開湯850年の幟がはためいている。
道路工事中、雨もあって公園や歴史館に立ち寄る気も削がれてしまった。
丁度道路警備に当たっていたオジサンに三徳川にある河原湯について訪ねると「今はぬるいよ、風邪ひくよ」とのこと。
橋を渡り、株湯(かぶゆ)に行ってみた。10台位の小さな駐車場の小さな温泉。
村人の株で作った温泉かなと思い由来を聞いてみると、その昔、楠の根元からお湯が涌き出したとのことだった。
浴槽は4,5人も入ると一杯で、ご近所らしきご老人が2,3人入っておられた。
久しぶりの温泉、よく温もった。

雨の国道179号線を南下し旧国道人形峠のアトムサイエンス館。
原子力発電、ウラン鉱などの模型展示、スペースデブリ(宇宙ゴミ)に関する展示を見学した。
月曜日でもあり、他に見学者は無かった。


さらに国道179号線を南下し奥津渓谷の大釣温泉に寄った。



浴槽から眺める対岸山肌の紅葉はこれからといったところであった。
昼過ぎで浴槽には自分一人であったが、もう一人入ってこられた。
岡山の西端から来たという方(85)で、「紅葉の最盛期にはこの道路も渋滞します」とのこと。
「戦時中は広島の軍需工場で働き、空襲に遭いました・・・」と問わず語りに話しておられた。
夫婦で来られたようで、食事の待ち合わせでもあるのだろう、早々に湯から上がられた。

風呂から上がり、渓谷沿いの遊歩道を散策した。
なるほど、紅葉が本格的になればよりいっそうの渓谷美になるだろう。

雲井山トンネルを抜ける頃、日が射して明るくなった。さすが「晴れの国」らしい。
帰りは院庄ICから中国自動車道に入った。