足摺岬

高知県土佐清水市　足摺岬　2014年10月10日(金)〜11日(土)

	1：夜明け 2：足摺灯台 3：同　断崖 4：熊？のような岩（太平洋に向かって何思う） 5：遊歩道 6：大師一夜建立ならずの華表(とりい) 7,8：足摺岬灯台 9：ジョン万次郎像 10,11：38番札所金剛福寺 12〜14：四万十川

高知県土佐清水市　足摺岬（四国最南端）

10日(金)　くもり　四国の旅　三日目
佐田岬でゆっくりしたため土佐清水に来たのは10日夕方になってしまった。
土佐清水大岐海岸「海癒」で運転疲れを癒す。
素朴な温泉、他には客もおらず縁側から暮れなずんだ海岸を眺めて涼んだ。

足摺スカイラインで岬を目指すが、日もとっぷり暮れてのカーブの多い道は先が読めないのでノロノロ運転になり、岬まで行くのを諦め、途中カーブの傍らにある空き地で一夜を明かすことにした。
夜中、けたたましい車の音で目が覚めた。なんと軽四輪四，五台の暴走族だった。
突っ込まれては困るので空き地の奥に移動した。街灯のない真っ暗な車道をレース場にしているらしい。
彼等とて夜通し走って遊べる余裕はなかろうと思って横になっていると、半時間ほどで引き上げていった。
あるいは車中泊の私に遠慮してくれたのかも。

しばらくウトウトしていると、妙な足音が聞こえてくる。
こんな真夜中のドライブウェーを歩く人がいるのだろうか。
暗い車道に目を凝らしてみると、得体の知れないものが蠢いている。
雲に隠れていた月が少し明るくなって正体がわかった。
なんと猪、口にくわえた２ｍ程の根っこのようなものを振り回してはコンクリートの道に叩きつける作業をしていた。
何のために・・・柔らかくしているのだろうか、あるいは短くするためだろうか。
その音もしばらくすると止んでしまった。見ると猪も根っこも姿がなかった。
後は台風の影響か風の音がするばかり、いつしか眠りについていた。

11日(土)　くもり　四国の旅　四日目

夜明けとともに夕べ猪の居た辺りを見たが何の形跡もなかった。
寝床を片付け岬の先端へ向かった。

足摺岬は四十年ほど前に来たことがあるが、当時は展望台や遊歩道などこんなに綺麗に整備されていなかったように思う。

田宮虎彦文学碑

ゆっくりと他にも散策したかったが、次の室戸岬に向かった。

竜串付近の海岸