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愛媛県西宇和郡伊方町 佐田岬
2014年10月9日(木) 〜 10日(金)
地図
9日(木)
三崎秋祭り
1〜8:伊方町三崎の秋祭り
佐田岬
9:灯台への遊歩道
10〜14:佐田岬灯台
15:断崖の下
16:黄金碆(おうごんばえ)
(灯台から650m沖にある岩礁)
17:対岸の佐賀関半島高島
18:豊後水道
19〜21:伊予灘の夕日
10日(金)
22〜24:宇和海の朝
25〜27:砲台跡
28〜29:発電風車
(風の丘パーク)
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昨夜は徳島道吉野川SAで車中泊。
西日本最高峰の石鎚山へ。曇空で登山にはどうかと思われたが行動開始。
伊予西条ICから山岳道路国道194号線を南下、寒風山トンネルを出たところから瓶ヶ森林道に入り登山口の土小屋に向かった。
台風はまだ遙か南方であるが、山の天気には影響していると思われる。
ガスがかかり雨さえ伴ってきた。晴れていれば見晴らしのいい山岳ドライブが楽しめる筈だったが残念。
途中の瓶ヶ森(1896m)の駐車場で、中高年登山グループが雨具を付けて準備をしておられた。
瓶ヶ森の駐車場
雨まじりの瓶ヶ森林道
下界は全く見えず、早々に土小屋に向かう。
ようやく、土小屋に到着(9:30)
天候待ちかあるいは宿泊客か小雨のなか多くの車が駐まっていた。
晴れる気配もなし、石鎚登山は諦める。
さてどうするか、地図を眺めて考えた。
和歌山県紀の川から吉野川〜佐田岬〜大分佐賀関半島と中央構造線が走っている。
剣山や石鎚山などの山脈はそれに沿っている。
ならばそれに沿って西の端まで行ってみるのも面白かろう。
そして足摺、室戸、蒲生田の岬を巡ってみることにしよう。
石鎚スカイラインを南下し、久万高原辺りを越えると天気はまた晴れてきた。
国道380号を西進、大洲、八幡浜、三崎へとひた走った。
佐田岬半島に入り、三崎で祭り囃子が聞こえてきた。
早速、漁港の広場に車を駐めて見物。牛鬼祭りだった。
これはいいところに出くわした。
太鼓の神輿、大きな牛の神輿が練り合っている。
小中学生だろうか、太鼓と獅子舞の演舞、相撲甚句、巫女の舞いなどを撮らせてもらいながら見物した。
県道256号でさらに西進、岬の突き当たり、海に面した見晴らしのよい駐車場があった。(15:30)
綺麗なトイレもあり、ここを今夜の塒にした。
ご近所のおばさん二人が、乾燥海藻類を販売しにきた。
若い方が「どちらから・・・」「おトシは・・」などときっかけを掴むのが巧い。
「70だよ」「じゃぁ私と同級生だわ、あんた若く見えるねぇ」
もう一人はこの方の亡くなった主人の姉さん(75)とのこと。
足が悪いそうだが、今も海に潜る海女さん。
過疎の村、町まで遠く、自給自足の暮らしとお見受けするが、朗らかなおばさん達だ。
灯台まで往復した後、暮れゆく豊後水道、向かいの佐賀関半島の高島、夕日を眺めながら過ごした。
10日(金) 晴れ
朝、もう一人おばさん(91)が増えた。親子ほど違うが野良着でお若く見えた。
またしても世間話に花が咲いたが、そのなかで「昔、ここに砲台があったんよ、兵隊さんがたくさんいたよ」と教えてくれた。
標識もなく訪れる人がないのか、ヤブをかき分け行ってみた。
木々に覆われ朽ちようとしていた。開口部を外から撮りたかったが、熊笹や蔦が蔓延り回ることが出来なかった。
西側にもう一個所あった。規模も大きな構築物だが埋もれてしまい、入り口は見当たらず、封印されたような感じであった。
立派な歴史遺産なのに勿体ないことだ。
朗らかおばさん(91、75、70)
佐田岬灯台について
佐田岬半島には発電用風車をよく見かけた。
傍に行ってみると巨大、灯台よりものっぽだ。
原発はコスト安と云われるが、廃棄物の処理が難しく、地震に弱い。
風力発電ではどれほどまかなうことができるの知らないが、見た目は優しくのどかだ。