メイン頁へ
奈良県十津川村 笠捨山(1353m) 2014年5月9日(金)  地図
1:上葛川登山口
2:尾根に上がる
3:P1168熊谷の頭(蛇崩山への分岐)
4:ツツジ、若葉(背景は蛇崩山)

5:笠捨山東峰・反射板
6:笠捨山頂上・道祖神
(祭祀について)

7:葛川辻(大峰奥駆道から外れる)
8:熊谷の頭?
9〜11:山路の荒れた個所
12:上葛川の林道に出る
13:起点の吊り橋

奈良県十津川村 笠捨山(1353m)

行程(周回約13.2km)
上葛川(8:00)==明日平(9:50)==P1168蛇崩山分岐(11:45)==笠捨山東峰(12:55)=(昼食)=笠捨山(13:20)
笠捨山(13:25)==葛川辻(13:50)==上葛川林道(17:00)==上葛川(17:10)

昨日は釈迦ヶ岳往復の後、十津川温泉に戻り庵の湯で疲労回復。
食料品店で弁当を調達。弁当がなければ帰るつもりであったが、さいわい寿司の弁当があった。
適当な車中泊場所がないので再び道の駅奧熊野に戻る。清潔な広い洗面所があるのはありがたい。
缶ビールを飲んで眠りについた。

三泊目ともなると慣れてきたかよく眠れた。
再び十津川街道を北上し、滝で東に折れ国道425号線に入った。
十津川第一発電所を過ぎると、国道とは云え林道なみに細くカーブも多い。
一時間余り走り上葛川に到着、道の脇スペースに駐車させていただいた。
其処から川に降りていくと、登山口の小さな吊り橋があり、古い木札に「笠捨山へ」と書いてあった。

登山口から稜線にでるまでは、枝打ちされた葉や枝が積もり、伐採された木が横たわっている急斜面だ。
広大な植林伐採地帯で見当を付けながら登っていくと作業用らしい道に出た。

当初は、蛇崩(だぐえ)山往復、笠捨山からは大峰奥駆道の地蔵岳、東屋岳、香精山を踏破して上葛川に戻る欲張ったコースを予定していたが、三日目ともなるとやはり思っていたより疲労が溜まってきた。
蛇崩山往復も取りやめ、葛川辻からは大峰奥駆道から外れ、山腹の道で帰ることにした。
トラバースはアップダウンがない替わり山襞に沿うので距離が延びるはずで、自分の足ではやはり三時間余りかかってしまった。
また途中の丸木橋が朽ちかけていたり、ガレ場が度々あって、一般的な登山路より厳しく修験の道らしい。

里に近づくにつれ、谷川から飲料水を引く村の簡易水道のホースが山路に沿って現れだした。
日射しも傾き、薄暗くなった山路の向こうに明るい林道が見えほっとした。
車を駐めた空き地に、食品移動販売車が来ていた。主婦数人が今晩のおかずなどを品定めに囲んでいる。
これがこの辺りの小さな村で毎日繰り返される夕方の風景なのだろう。
自分も今晩のおやつに果物やサイダーを買った。

十津川街道を再び南下し「昴の郷」で食事する。日帰り湯は十七時までとのことで残念。
さらに湯ノ峰温泉まで南下、先日も利用した公衆浴場で疲れを癒し、車中泊した。
駐車場には清潔な洗面所もあり、数台の中高年車中泊組がいた。
なかには立派なキャンピングカーもある。現代の湯治スタイルかも。

昨日、釈迦ヶ岳から南に見た笠捨山