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和歌山・奈良県境 熊野古道小辺路、果無峠〜ブナノ平〜百前森山〜萩 2014年5月7日(水)  地図
道の駅・奥熊野から
1:夜明け
2,3:果無山脈
果無峠へ
4:櫟砂古バス停
5,6:古道へ
7,8,9:果無集落
10,11:古道を行く
12:天水田跡(後ろは果無山脈)
13,14:石仏
15:果無峠
果無山脈尾根
16:石地力山三角点
17:西方向の山波
18:北・果無集落、昴の郷
19:南・熊野川、大斎原(右奥)
20〜22:新緑
23:ブナノ平
萩へ下山
24:途中の痩せ尾根
25,26:石楠花
27:萩集落
28:萩バス停の登山口
29:百前森山(八木尾集落から)
30:十二滝(国道168号線傍)
和歌山・奈良県境 熊野古道小辺路 果無峠〜石地力山〜ブナノ平〜百前森山

4月熊野古道中辺路を歩き、本宮から北に見える屏風のような果無山脈の姿、名前に惹かれ再訪した。

行程(約13.2km)
駐車場・道の駅奥熊野(7:20)--(奈良交通バス)--櫟砂古バス停(7:50)==果無集落(8:30)==天水田(9:25)==
果無峠(11:00)==果無山(11:08)==石地力山(12:15)==ブナノ平(13:30)==百前森山・西下(15:15)==
萩バス停(17:35)==道の駅奥熊野(17:45)

櫟砂古バス停から急斜面を登ると、端整な「果無集落」がある。
小さな棚田は田植えが終わり周囲の山々を映している。
中年のハイカー二人にシャッターを頼まれる。聞けば台湾から来られたとのこと。
世界遺産熊野古道は世界に知れ渡っているようだ。


天水田にて

熊野古道小辺地「果無峠越えは」十津川温泉から八木尾バス停までがコースになっている。
10,4km 所要時間約5時間半。
路傍に33の観音石仏が旅人を見守るように置かれている。

少し果無山脈を歩いてみたいので果無峠で古道から離れ、ブナノ平に向かった。
峠から西に登るとすぐに果無山(1114m)がある。
石地力山(1140m)からブナノ平まで快適な尾根歩き、ブナノ若葉やツツジが美しい。
期待通り展望も良く、果無山脈の西方、蛇行する熊野川や本宮を見ることが出来た。

ブナノ平で南に折れ下山する。
登山路は百前森山の西側山腹をトラバースしている。
山襞に沿うような山路、大きなアップダウンはないかわり、靴の幅しかないようなガレ場が度々あり緊張する。
「楽あれば苦あり」ひたすら歩を進めるだけだが、ひっそりと咲いている石楠花にしばし休憩する。
ブナノ平から約4時間歩き、ようやく萩バス停に降り立った。

168号線沿い、果無山脈から流れ落ちる十二滝(写真30)の傍に句碑がある。

『十津川や 耕人の 山刀』 黒柳召波(1727--1772)は蕪村の高弟。