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兵庫県朝来市和田山町 室尾山(630m) 2013年5月6日(月)  地図
1:室尾山(和田山町室尾から)
2:登山口付近
3:アベマキの新緑
4:堂跡(鎌倉時代、山腹に壮大な寺院があった)
5:山頂
6:北西の展望(右奥は但馬妙見山)
尾根筋
7:東尾根
8:鉄塔から生野方面を望む
9,10:カエデの新緑
11:竪堀跡
12:クマの爪痕
13:熊棚
14,15:山荘付近
旧法宝寺跡
16:旧法宝寺跡
17:同寺跡からの眺め
5月6日(月) 晴
兵庫県朝来市和田山町 室尾山(629.7m) 兵庫百山

行程
キャンプ場(9:30)==室尾山(11:00)==東尾根(625m 11:45)==引き返す==室尾山(12:00昼食)
室尾山(12:45)==鉄塔(13:15)==山小屋(13:50)

但馬室尾山に新緑を訪ねていった。
登山口のキャンプ施設に駐車させてもらい歩き始めた。
そこで一人の老人(Fさん)に出会った。
小さなリュックに、長靴を履き、カメラをさげ、腰には剪定鋸、二本の竹棒をストックにしている。
山の見回りに出かけるところだったらしい。
「今から室尾山に・・・」「はい、ボチボチと登らせてもらおうかなと思っています」
山頂で中年夫婦の先客があったが、この方々にも朗らかに話しかけていたので、室尾山に来る人にはいつもこんなふうにされているのだろう。

会話が進むうちに4歳上であることがわかった。
話をしながら、結局最後まで同行してくださり、ガイド付き山歩きとなった。
ボランティアで山路の管理、地元子供達に山の教室を開いたり、
若いころは北海道や北アルプス等々名だたる山を踏破したこと、
今も月に一,二度は好きな長野へ旅をされるとか、等々聞かせていただいた。
また帰りには山小屋に寄りコーヒーをご馳走になり、キャンプ場付近にあるギャラリーで数々の素晴らしい写真も見せていただいた。

帰宅してから、お名前で検索すると、三年前但馬長寿の里のギャラリーで写真展を開催された記事があった。
いやはや、但馬の登山家に出会い、忘れられない楽しい山歩きとなった。


山小屋でのFさん、隣にも談話室がある。


山頂にて(Fさんに撮ってもらう)

法宝寺跡
天平20年(748年)、今から1200年以上も前に僧行基によって建てられたという。
信仰と修行の場所として選ばれただけあって、眺めも素晴らしい。
遺構はかなり広いが、杉の大木で石垣も崩れかかり、石段も深い落ち葉で埋もれている。
貴重な文化遺産が消えつつあるのは惜しい気がする。