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小樽(北海道旅行−1) 2017年6月26日(月) 曇り 小樽→増毛→おびら鰊番屋 地図
1:積丹町神威岬沖ですれ違う僚船(6月25日18:50)

2:小樽港(色内埠頭公園より)
3:小樽の街

小樽運河界隈
4〜8:

9:R231石狩市厚田区望来付近
10:同 石狩湾
11:黄金山?(浜益区柏木付近のR451から)
12:増毛町・赤岩岬(R231)
13,14:増毛海岸

「道の駅」おびら鰊番屋
15~19:


無為な毎日、何かしなければと北海道旅行を思い立った。
自分にとって北海道は、初めてだが、とくに名所旧跡を辿るわけでもなく、
寝袋とカメラを積んで北海道を縁取るように走ってみようと思った。

「道の駅」というものが全国各地に出来、清潔なトイレ完備で自動車旅行が安心して出来るようになったのは有り難い。


6月24日(土) 23:50 舞鶴発小樽行きの新日本海フェリー「はまなす」に乗船。

6月25日(日)くもり
朝6時に目が覚める。船は殆ど揺れず、エンジンの振動がビリビリと伝わってくる程度だ。 起床し、ラウンジに行ってみる。
強風のため、出られるのは後部甲板のみだ。

船窓からは唯々灰色の海原が後ろに流れていく。速力は24ノットとのこと、時速40〜55kmぐらいだろうか。
運転者用の小部屋で本を読んで過ごした。

約20時間の航海の後、フェリーは定刻に小樽に到着。午後9時過ぎに下船した。
右も左もわからない夜の街に放り出されたような感じがするが、カーナビを頼りに色内埠頭公園に向かった。
ネットで下調べをしておいたとおり、車中泊スポットのようで、キャンピングカーをまじえ数台が駐車していた。

暗くなっているので寝台作りは出来ず、助手席を倒して眠りについた。
わが車はワゴン型の軽自動車。寝台作りといっても、助手席を倒して板を敷き、後部座席を倒した荷室とフラットにするのだが、其の作業をするには、荷室の荷物を一旦外に出さなければならないからだ。

6月26日(月) 曇のち晴れ
早朝に目が覚めた。
明るくなり付近の様子がわかるようになった。(2)
曇空で付近の山には雲がかかっている。ライトをつけたトラックなどが走り始めている。沖の防波堤に白波がたっている。
色内埠頭公園に出てみると、すでに散歩している人がいる。話しかけてみると、S21年生まれでほぼ同年輩。
毎朝早朝散歩をしているらしい。世間話の中で、「北海道の警察は厳しいからスピード違反には気を付けてね」とアドバイスがあった。
「ありがとう、まぁ、軽自動車なんでそんなに(スピードは)でません」と応える。

ネットにアクセスするwifiが使えるという「道の駅」に行ってみる。
同年輩以上でもスマホを持つ人が多くなったが、当方は未だ。
PCでEメールをチェックするために、小樽市西隣の余市町の「道の駅・スペース・アップルよいち」に行ってみたが、残念ながら月曜休館。
県道753を南に、赤井川村の「道の駅あかいがわ」に行ってみた。こぬか雨がフロントガラスにつくようになった。8:30開店までにまだ1時間もある。車内でノートPCで接続を試みるも不調。開店後も店内でやってみたが接続できず諦めた。

国道393で小樽市街にもどる。
 途中の毛無山からの展望は小雨混じりでよくなかった。
もう少し北側の市街に降りる丘の上からの展望がよかった。なにかこれから施設ができるのだろうか、数人が作業していた。(3)

小樽港埠頭近くの空き地に車を駐めて、近くのカップルに「運河」の場所を聞いてみると、「英語しかわかりません」という。
日本人とばかり思っていたが、チャイニーズだった。

「運河食堂」の看板が見えたので、その方向に行ってみた。
蔦のからまる煉瓦倉庫など古い建物と運河と石畳の歩道がマッチしている。
そぞろ歩きの観光客は、中国人が多く甲高い声が飛び交っている。

写真を撮り、小樽をあとにして国道231(石狩国道)を北上し石狩市に入った。日本海を望む広大な浜辺で休憩。
午後3時を過ぎたころ、浜益温泉の看板が見えた。
途中北側にすり鉢状の黄金山(740m)?が見えた。付近はハイキングコースになっているようだ。(11)
浜益温泉で今夜の宿をたずねてみたが温泉のみ。高台にある夕陽荘は3部屋のみで満杯だった。

石狩国道に戻り北上する。雄冬岬を過ぎると増毛町に入り増毛国道になった。
幾つもの長いトンネルがあった。
留萌市の黄金﨑は広大な浜辺。日本海と昼顔の写真を撮る。(13、14)

国道231は「天売国道」と名を変える。
道路の左側は灰色の日本海、右側は草の生い茂る丘。一路北上し、今夜の車中泊場所を「道の駅・おびら鰊番屋」とした。
再現されたのだろうか、立派な板張りの鰊番屋の建物がある。(13〜17)

鰊場風景 (↓ オリジナル)












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この駅のwifiは接続はうまくいき、ブログに旅状況を書き込んだ。
長旅になるので、電話やルータの電源を切ってでたので、息子達が電話が不通とメールしてきていた。
普段彼等からはめったに電話はないのだが、たまたま不在の時に当たったらしい。
メールによれば、電話が不通、どうも様子がおかしいと、警察に連絡したのだそうだ。
悪い方にばかり想像するのは人間のつねだが、お巡りさんが近所の人にきいたところ、
「このあいだ、洗車をしていたよ、車がないからお出かけでしょう」ということで落着したらしい。

当方は「道の駅」のwifiをあてにして、旅先からブログの更新などすればいいだろうと軽く考えていたのだが、
この旅行をつうじてwifiが自由に快適に使えるところは少なかった。
メールアドレスやパスワードを要求されたり、時間制限があったり、繋がっても不安定などで、思っていたほどではなかった。
やはり無線ルータなりスマホを持ったほうがよさそうだ。
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「道の駅・おびら鰊番屋」の夕日