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兵庫県たつの市 里山・黍田富士 2012年12月27日(木)  地図
黍田富士と展望
1:黍田富士
(黍田から)
2:登山口「ヤッホの森広場」
3:黍田富士頂上
4:同、しあわせの鐘
5:黍田の村落
6:たつの市
南側ピーク
7:南側ピーク(210m)
8:南から見た黍田富士
9,10:20号古墳と石室
亀岩展望台
11,12: 亀岩
13:東〜南の展望
14:東:明石大橋
15:南:男鹿島(家島群島)
16:同:大鳴門橋
(手前のくびれは県道442か)
17:南西:小豆島
広場へ下る
18:途中の湿原
県道250号線から
19:室津漁港


12月27日(木) 快晴
兵庫県たつの市・黍田富士(166m)

黍田富士はたつの市揖保川町にある里山だ。
亡父の故郷(揖保郡揖保川町黍田)、山の北側山麓にご先祖様の墓地があり、お参りとハイキングを兼ねて行った。
黍田富士ともう一つのピーク(201m)に6〜7世紀の多数の古墳が点在している。
その多くは原形がはっきりしないが、石室が残っている古墳も見られた。
付近には太子町という聖徳太子ゆかりの地名や飛鳥寺があり、古代から村落があったという。
一番南側の亀岩展望台も古墳で、そこから鳩ヶ峰越しに播磨灘、男鹿島や淡路島、瀬戸内海が見渡せた。
素晴らしい景色の中に葬られた古代の人は誰だろうか。

行程(休憩散策込み)
神部小学校東側広場(11:25)==三叉路(11:35)==黍田富士(11:55〜)
黍田富士(12:25)==三叉路(12:35)==P201(12:55)==20号古墳(13:00)==亀岩(13:16〜)
亀岩(13:40)==湿原(13:50)==広場(14:10)

帰りは、相生から県道250号線で播磨灘を望む海岸線に回ってみた。
室津漁港や道の駅など、生牡蠣の出荷販売が盛んだった。

== 憶い出 ==
中学生の頃、祖父が亡くなり葬式で黍田に来た事がある。
当時は全くの田舎の風景、龍野駅前の商店街から抜けると藁葺き屋根の農家と田圃が広がっていた。
母の記録によると3月とあるので、まだ寒さの残る頃かも知れない。くすんだモノクロのような色調の記憶だ。
火葬場に行く時、祖母は人力車に揺られていった。
墓地の一角で荼毘に付された。高く積み上げられた藁の中に四角い棺(座棺)が置かれた。
燃えるにつれ棺がはじけ遺体が前のめりにずり落ちた。
焔の中に坊主頭の穏やかに目を閉じた鼻筋の高い横顔が見えた。
隠亡が慣れた手つきで長い火かき棒を使って炎で覆っていった。
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