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豊岡市出石町 法沢山(644m) 2012年5月19日(土)  地図
駒返峠へ
1,2:消えつつある旧道
3,4:駒返峠の石仏

法沢山頂上へ
5〜7:山道にて
8:イワカガミの若葉

頂上展望
9:三角点
10:西・出石町
11:北・久美浜湾
12:東・高竜寺ヶ岳

下り
13,14:急斜面を下る
15:登山口

林道歩き
16:田んぼ
17:起点に戻る

山の花
18〜21:

     

5月19日(土) 晴れ
豊岡市出石町 法沢山(644m) 「兵庫100山」


西床ノ尾山から見た法沢山(左) 2007年10月の写真

「兵庫100山」ガイドブックでは、法沢山北西登山口から急斜面を往復するコースが紹介されていた。
それもロープにすがるような急斜面らしい。
なんとか周回するコースはないものかとネットで探すとやはりあった。
北側に「駒返峠」という昔話に出てきそうな名前の峠がある。地形図にも点線が入っている。
GPSにウェイポイントを仕込んで出かけた。

吉川から舞鶴自動車道、北近畿豊岡自動車道で和田山。いつもながら丹波の山間を走る空中回廊は美しい。
丹波霧の季節は雲海ドライブになる。

和田山からは県道10号線、706号線などで出石町奧小野に向かった。
706号線どん詰まりで、休耕田の多い開けたところに出た。其処を起点にして周回することにした。

行程
登り
起点(9:20)==林道==終点(10:30)(尾根の取りつき)==駒返峠(11:45)==法沢山北尾根==法沢山頂上(13:00)
下り
法沢山頂上(13:45)==北西尾根==登山口(14:30)==林道==起点(15:05)

駒返峠への取りつきは、なかなか見つからず右往左往し時間をとられた。
標識もなく、地形図とGPSを頼りに尾根に入っていくと旧道らしきところに出た。
「これだ!」尾根筋から外れないようGPSで確認しながら分け入った。
旧道は途切れとぎれで熊笹や横から灌木が張り出しているところが多い。

駒返峠には、小さな二体の石仏が鎮座していた。ネットの山行記録には、「倒れていたので起こしました」と書いてあった。仏様も喜んでおられるだろう。
京丹後市側への降り口は崖のようになって歩けるようには見えなかった。
「アオよ、ご苦労さん、ここからはおいら一人で行くからお前は帰っておくれ」と追い返したのであろうか。

駒返峠から尾根筋に沿って鹿よけネットが張られていた。ただし垂れて地面の落ち葉に埋もれている所が多く、ほとんど用をなしていないと思われる。
ブナの新緑、赤松の林の尾根筋は涼しい風が吹いていった。
足下にはイワカガミが群生している所が多くみられた。
山頂手前にはびっしりと若葉が太陽を背に輝いていた。

法沢山頂上は南側を除いて眺望が開けている。

下りは北西尾根、広いが急な斜面をロープに掴まりながら降りた。こちらもイワカガミが目立つ。
マツの落ち葉は足には優しいが、急斜面では滑りやすい。

登山口から林道歩き、休耕田が目立つ。田植えの済んだ田んぼには通電獣害防止ネットが張られている。
歩くこと30分、起点に戻った。
今日は登山者にも行き会わず、前半は標識なしでもあったので戻ってきた出発点が懐かしく見えた。

帰路、車中から「白糸の滝」の標識が見えたので、もうひとがんばり立ち寄った。
 
滝と出石藩主仙石信恭の歌碑 (松風にいず志乃・・・)残念ながら不勉強で草書読めず(悲)。

出石温泉乙女の湯(¥400)で疲れを癒し帰路に就いた。
帰宅:20時15分