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宍粟市 一山(1064m)、阿舎利山(1087m)
2011年11月22日(火)
地図
1:阿舎利山
一山の山腹から
2:阿舎利山頂上
3:雪がきた北側尾根
4:広々した尾根
5:一山
林道広場登山口から
6:一山山頂
展望
7:北側:氷ノ山
8:東:段ヶ峰、千町ヶ峰(手前)
9:南東:見つけやすい暁晴山
10:眼下、二ツ橋付近の民家
11,12,13:青空に映える黄葉
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11月22日(火) 晴。
宍粟市の一山(ひとつやま 1064m)、阿舎利山(あじゃりやま 1087m)。
一度に2つ山を巡るのは、どうかと思われたが、登山口の標高が既に600mあるのでなんとか行けるのではないかと出かけた。
阿舎利山〜一山 周回コース
地図
阿舎利山二つ橋登山口(9:10)ーセト谷ー石柱標識(9:40)ー急斜面手前標識(10:30)ー阿舎利山山頂(11:00) ー標識(11:45)ー 林道広場一山登山口(12:15) ー林道終点登山口(13:00) ー 一山山頂(13:50〜14:40) ー林道終点登山口(15:10)ーログハウス(15:40)ー阿舎利山二つ橋登山口(15:50)
阿砂利山
二つ橋登山口の紅葉の大木の下に車を駐めいざ出発。気温は吐く息が白いので10度以下と思われる。
セト谷沿いに紅葉した木々や清流を眺め、いくつもの沢を渡って歩く。
遠くの斜面に鹿が横切っていくのが見えた。
頂上手前の急斜面はシンドイが、あとから写真の記録を見ると時間的には30分程度だった。
北側斜面には前日降ったものだろうか、うっすらと雪が積もっていた。
尾根筋も雪景色の所があった。
頂上の展望は一部北側だけ開けたところがあり、樹木の額縁のせいか氷ノ山が意外に近くに見える。
下山路は落ち葉が散り敷き、広々した静かな尾根筋、快適に歩けた。
尾根から作業用林道に降りる標識からは、紅テープが不明瞭で、テキトーに降りてくださいということだろうか。パワーショベルで工事中の作業用林道に出てしまった。
声をかけても運転音で聞こえない。パワーショベルの前に言って手を振るとようやく気付いてくれた。
同年輩のオジサンが「丁度休憩にいい」とでも云うように機械を止めた。
「どこから?」
「阿舎利山からおりてきました」
私のぶら下げているカメラを見て「写真撮ってきたんか」
「はい」
「雪積もってなかった?」
「北側に少し、いい景色でしたよ」
というとオジサンは相好を崩してウンウンと頷いている。
「すんませんが通らしてください、ありがとう」
キャタピラーの横30cm下はガケだが、そこしか向こう側には行けない。
水気たっぷりの山土と根こそぎ倒された木々を跨いで通り抜けた。
一山
下から見上げるこの山は、上二合ほどは坊主だ。阿舎利山とは対照的に陽気な印象だ。
坊主と云っても実際は、熊笹と深いススキの原だ。
林道の曲がり角で、尾根に上がる紅テープが見えた。てっきり登山口と思いとりついたが、踏み跡もはっきりしない「開発中?の近道」らしい。桧林の急斜面をよじ登り、ススキの原に出てしまった。頂上が見えているのになかなか前に進めない。四苦八苦していると20m程左に本道?が見えた。人の通る山道は何と有り難いことか。
頂上にはめずらしく同年輩先客がいた。展望を堪能し降りるところであった。
私と同じコースを辿っているとのことだった。「もうだいぶん登ったの」等とお決まりの話をして別れる。
頂上からの展望はほぼ360度、素晴らしかった。
黄葉をはじめた自然林と杉や桧の植林部分の対比、その上に雲の陰が流れていく。
初めてのものにはどんなところかと心配しながら来るのだが、両山ともコースを示す標識などはしっかりしており、大きく迷うような所はなかった。
一山は、南の高野峠からも登山道があり、また来てみたい。