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宍粟市 千町ヶ峰(1,141m) 2011年11月1日(火) 地図
1:こぶしの村登山口
2:登りはじめ
3:炭焼き窯跡
4:苔むした大岩
5:山頂間近?
6:千町ヶ峰頂上

 眺望
7:北西 氷ノ山(奧)、藤無山
8:北 須留ヶ峰
9:北東 粟鹿山
10:東 段ヶ峰
11:南 砥峰のススキが原
12:南西 暁晴山
13,14,15:紅葉
16:段ヶ峰
17:東側登山口
18,19,20,21:北側林道から
22,23:西側林道から

11月1日(火) 晴
宍粟市、神崎郡神河町境界の千町ヶ峰に出かけた。
当初は、千町ヶ峰と北側の笠杉山を登る予定であったが、ミスや不測の事態で千町ヶ峰のみとなった。

自宅出発 6:00 しあわせの村〜播但自動車道生野 高速使用

■第一のミス
姫路バイパスの姫路JCTから播但高速道に入りそこねて通り過ぎてしまった。次の太子で引き返すものの、朝の渋滞に巻き込まれた。
■第二の事態
生野から千町に至る林道(段ヶ峰の南側)が通行止めであった。今年の台風12号の爪痕か。
県道39号線、砥峰高原を横切り県道6号に至る道も通行止め。

いっそ、砥峰のすすきケ原ハイキングに切り替えるかとも思ったが、いや初志貫徹と思い直す。
仕方なく、砥峰高原から南へ峰山高原を通過して県道8号線に出る。西へ向かい国道29号線に出る。
安積橋から県道6号で北上。国道429号線の百千家満からようやく千町への林道に入る。
下千町こぶしの村キャンプ場登山口に着いたのは、予定より3時間遅れの11時であった。

登り
こぶしの村キャンプ場(11:30)==炭焼き窯跡(12:05)==苔のある大岩(12:30)==弘法の池(13:10)==頂上(13:20)

駐車場には車が一台駐まっていた。先行登山者が居るらしい。
駐車場の標高はすでに600mある。残り500mの登りだが、焦る気持ちもあり、運転の気疲れもあってはかどらなかった。
高度1000m付近でテープ標識を見失う。尾根に出てみたがコースより少し南の枯れシダの原っぱに出た。
磁石と地図で確認するのを怠りカンに頼ったのがいけなかった。北側に向かって少し下がると正規?のコースに出てほっとする。

やがて目印の「弘法の池」の標識があった。立ち寄ってみると小さな湿地であった。
「頂上へ10分」の標識。

頂上では先行登山者二人に出会った。
同年輩と思っていたが、男性80代、女性70代とのことで驚く。しばらく歓談する。
二人は先に下山していった。

遅い昼食を摂り、展望写真を撮る。
頂上からの展望は、西側は樹木があって効かない。
雲が飛来し、眼下の紅葉した山肌の色も鈍く、気温も低めでじっとしていると寒いくらいである。

下り
頂上(14:30)==草木川源流標識(15:10)==東側登山口(15:15)==上千町三叉路(16:30)==こぶしの村キャンプ場(17:00)

■第3のミス
頂上で小一時間過ごした後、下山をはじめた。
避難小屋を過ぎ、テープ標識にしたがって歩く。踏み後もはっきりした広い山道で、疑うこともなく降りていった。
案内書にあった「避難小屋付近に北から林道が上がってきている」という重要なことが頭からすっかりなくなっていた。
分岐点の標識もなかった(見落としたのかも)。歩いたその道は実は東に(段ヶ峰方向)向かっていたのだった。
舗装林道に出たところは東側登山口であった。そこから北へ林道を大きく周回し、もとのこぶしの村駐車場に帰ってきた。
そのため、1時間以上は余計に歩いたかも知れない。
草木川に沿って、渓流や千町ヶ峰北側の風景を見る副産物はあったが。

駐車場に帰ってくると、一時間は早く先に降りていった二人はまだ帰ってきていなかった。
「一本道なのに(実は一本道ではなかったのだが)、どこで追い越したのだろうか」と着替え等をしていると、二人が帰ってきた。
男性は「近道云々・・・」と仰っていた。よほどお疲れか、車に乗り込んで横になってしまった。

今思えば、二人はこの北に降りる林道を採ったが、何らかの理由でうまくいかず、自分と同じように東から大周回したのではあるまいか。
このことは、帰宅して地形図に行程を書き込むときにはじめて気がついたのだった。
さすが年の功、案内書の通りのコースを採ろうとしておられたのかなと思われる。

今回の山歩きは、いろいろ反省点があった。
台風の多い年は、林道の損壊が結構ある。安定した国道・県道利用がかたい。
要所々々では、勘に頼らずきちんと地図・コンパスで確認すること。