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神戸市北区 菊水山 2008年4月12日 地図
1,2:山桜
3,4:コバノミツバツツジ
5:楓の若葉
6:須磨、淡路方面

7:菊水山西側斜面を下山
8:石井ダム
9:対岸の妙号岩
 岩壁を楽しむ若者達(拡大)
10,11:南無阿弥陀仏
 鉄道敷設時の安全祈願、工事犠牲者の供養か
12:神戸電鉄
 奧が有馬方面、右下から菊水山トンネルに入る
13:石井ダム
14:ダム管理道から尾根を振り返る
15:菊水山隧道北側

 近所の桜は葉っぱが目立ってきた。天気の移り変わりが早く、山歩きも遠のいている。
 足もなまってきているので、花曇りの午後、菊水山を散歩した。山中には山桜、コバノミツバツツジが見頃だった。
 山頂展望台からは春霞の神戸港や淡路島が望まれた。
 展望台下から西側の石井ダムに向かって山道が降りているのが、前から気になっていた。今日はそこを辿ってみた。

 (赤線=下山コース 写真=2006年6月イヤガ谷尾根より)
 菊水山南側には六甲連山縦走路があり辛い登りだ。今日の道を登りにとれば、つづら折りがないぶんそれよりも厳しいだろう。
 はっきりとしたテープ標識がつけられており、急斜面を降りていった。要所にはロープもあり有り難かった。

 木々の間から水をたたえた石井ダムが眼下に広がってきた。向かいには妙号岩の岩壁も見えてきた。菊水山頂上から見下ろしたぶんには大した高さではないように思うが、ここから見ると高度感がありなかなかの迫力だ。ロッククライミングを楽しむ若者達の姿が小さく望まれた。そこからつづく北側の岩肌には「南無阿弥陀仏」と彫られてあった。はじめて見る景色だった。ダムが出来る前は川底に沿って神鉄が走っており長年通勤したが全然気付かなかった。その昔、鉄道敷設時に安全祈願のために彫られたものか、この彫刻自体大変な作業と偲ばれる。

 山道はやがてダムの水際に降りてくる。ダムに落ち込む谷には大きな岩がゴロゴロしており、大雨の後などは要注意だろう。水量が多い方なのだろうか踏み跡が水没しているところもあり、斜面を登って横切り、やがて管理道にでた。