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神戸市北区 イヤガ谷〜高尾山(403m)
2008年2月8日
地図
1,2:イヤガ谷
3:イヤガ谷尾根のピーク
4:イヤガ谷川
高尾山
5:高尾山頂のアンテナ
南側眺望
6:明石海峡、淡路島
7:須磨アルプス
東側
8:菊水山
北側
9:シブレ山、遠方の笠形山(多可町)
10:墓地と丹生山系
11:高尾地蔵尊
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午後、久しぶりに青空がのぞいたので近所のイヤガ谷に行ってみた。尾根道は鈴蘭台君影団地から神鉄鵯越に至るハイキングコースになっているが他にも何本かの森林管理道がある。西側には北から南へ細いイヤガ谷川が流れ鳥原貯水池に至る。当初はハイキングコースを往復するつもりだったが、川を挟んで西側の高尾山にまだ登っていなかったことに気付いた。イヤガ谷川に降りる道があれば、そこからまた高尾山に登る道があるのではないかと思ったのだった。西側の森林管理道に入りしばらく行くと所々テープ標識が見えた。やはり結構歩く人がいるらしい。振り返ってみると岩が張り出したピークが見えた。今まで気がつかなかった尾根の景色だ。
雑木の急斜面を降りていくと川に出た。ちょっとした空間に朽ちかけた丸太のベンチがあった。川の上流はマンションや星和台団地があるので清流ではない。残念ながらゴミ袋や空き缶がひっかかっている。
飛び石伝いに川を渡りしばらく行くと高尾山への登り道にでた。高度差が7,80m位で適度な運動になった。
(写真=菊水山から見た高尾山 2005/12)
高尾山(403m)は神戸市の広大な墓園になっており(鵯越墓園)、東西1km、南北2,3kmぐらいだろうか。山道を登っていくとやがてぽっかりと墓地の外れに出た。山上には縦横に参拝者のための車道が走っている。彼方此方の区画には花や樹木の名前のついた区画が整然と並んでいる。
古い墓石もあるが、新しい墓石も多く見られ、名前が朱色の刻印の墓石も沢山あった。家にいるとお墓の勧誘電話がよくかかってくるが、このように生存中に準備する方が多いのだなぁと感心する。
墓石はオーソドックスな石柱式が多いが、新しい形式だろうか、広い芝生に映画で観たアーリントン墓地のような背の低い墓石が並ぶところもあった。宗派を問わないらしく十字架をあしらったものもある。華僑の人だろうか中国名の墓もある。日本で人生を終えここを安住の地にされたのだろう。墓碑に自分の信条や箴言を刻み込んだものもあり、在りし日のその人を偲ばせるものもあった。
山上の墓園でしかもよく手入れされて美しく暗い雰囲気はない。見晴らしもよく須磨、淡路島、大阪湾、北側には丹生山系も望まれる。眼下には団地や住宅街が冬の日を浴びていて、何十年かあそこで暮らした後、こちらに移ってくるのだなぁと思いながら通り抜けた。
(自宅から約3時間の周回)