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香美町養父市境界 妙見山(1139m) 2007年10月31日 概略地図
  

 自宅(5:50)=(バイク)=妙見山・名草神社前駐車場(9:00)
 名草神社前駐車場(9:25)〜林道〜キャンプ場登山口(9:50)〜妙見山頂上(11:30)〜
 西側尾根徘徊〜(15:30)妙見山頂上・休憩(16:00)〜妙見峠(16:30)〜名草神社(17:00)
 名草神社前駐車場(17:30)=(バイク)=帰宅(20:25)

 前回登った須留ヶ峰の北に見えていた但馬妙見山に向かった。
 西脇市内の県道427号線は信号も多く朝の時間帯は混むので175号線丹波経由で但馬に入った。しかし、この季節特有の丹波霧が発生していて一長一短だ。遠坂峠からみる朝来市は雲海に覆われていた。
 国道9号線の但馬楽座で312号線に入り八鹿手前の「宮越」で左折し、妙見山・名草神社に向かった。  妙見山登山コースは3時間足らずで周回できる。その後バイクツーリングで妙見蘇武林道を北上して蘇武岳に寄ろうと思っていたのだが、とんでもない初歩的な間違いをしでかしフイになった。

 妙見山登山コースは2,3通りある。名草神社前の駐車して、林道を戻り、妙見山キャンプ場登山口に向かった。
 この登山口の前に登山コースが掲示してあった。予備知識として調べていたコース(大ナル新道)の他にもう一本南側にあることが分かりそのコースを行くことにした。林道をさらに南に行きその終点から登山道が始まる。
 ところが林道から山道に入っていくと間もなく目印がはっきりしなくなり踏み跡もなくなってきた。尾根筋から外れないように注意しながらヤブをかきわけ登っていくとやがて「大ナル新道」コース(だと思う)に合流しほっとした。

 妙見山頂上にはさして時間オーバーすることなく到着した。立木で展望はよくない。おまけにガスがかかっていた。まだ昼前なので暫く休憩した後、次の「妙見峠」を目指した。ところが此処で大失敗をやらかした。頂上には3本の道が来ていた。1本は今登ってきた道、もう1本がすぐ反対側(北)妙見峠方面に降りていく道、もう1本が西尾根に続く道である。

 大きな方位版が設置されているのに、何を勘違いしたか西に向かって降りていったのだ。30分で妙見峠に着くはずだが一向に見えない。道もわりにはっきりしておりブナの美林に魅せられ1時間以上もそのまま下っていった。道もやがて杉林になりはっきりしなくなり急斜面になってきた。かろうじて地積調査の杭がところどころあるだけだ。
 本人は間違っていることに気がついておらず、そのうちにあるのだろう引き返すにしたって大した時間じゃないという気があった。
 沢音も聞こえてきて、木々をすかしてみると人家らしきものがみえている。しかし、道はなくなり崖状態だ。高度計を見ると600mだ。こんな所まできて間違いに気付く俺はアホと悔やみながら引き返す事にした。(遅いんだよ・・・)
 登り返すとなるとこんな急峻なところだったかと驚くばかりだ。喘ぎながら自己分析した。(単純ミス、言い訳無用!)

 妙見山頂上で登ってきた道のすぐ反対側にあった妙見峠への降り口をキャンプ場登山口からのもう一本の道と勘違いしたことだ。(途中で合流したことを忘れている!)
 この二つの道は狭い頂上の空間で2時と4時ぐらいの角度で離れており、西尾根への道(?)が9時の方向にあり、いかにも次の道筋のように思ったのだ。標識がなかったのも不幸だった。(標識がないって、アンタ、方角も確かめずに歩き始めたアンタが悪い!。そうだよな・・・)

 頂上に再度帰ったのは16時、日は大分西に傾いているが上空は真っ青に晴れている、あわてることはないと握り飯を食べ休憩する。そして3本のうち歩いていない残る道を降りていった。踏み跡もはっきりした道は(人間様の踏み跡だ、これこそ登山道ありがたいなぁ)やがて薄暗くなった妙見峠に着きお地蔵様が迎えてくれた。
(以下の写真は感度を上げて撮ったので比較的明るく写っている)
  
そこから名草神社までは山陰になって暗い。遠くで寂しげな鹿の鳴き声がする。古いお地蔵様の丁石があり、2丁づつ数が減っていった。
  
名草神社は元禄年間に建立された立派なお社だ。見上げるような石段が本殿へと続いている。
境内には三重の塔もある。

もう足はくたくただが、今日一日遊んでもらった感謝をして帰らないとバチがあたるだろうと本殿へ昇っていった。

バイク走行距離 270km  帰宅 20:30