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三田市・三国ヶ岳(648m) 篠山市・愛宕山(648m) 2007年1月30日 地図
三国ヶ岳
1:左上:美濃坂峠 右上:ふきのとう休憩所
 左下:付近の茶畑 右下:三国ヶ岳山頂
2:北側の多紀連山
3:49号線と篠山城址

4:南側眺望
 左:峰が畑(660m) 右奧:千丈寺山(590m)
5:羽束山(524m)
6:東側 大野山(754m)
7,8:美濃坂峠

愛宕山
9:左上、下:龍蔵寺登山口
 右:愛宕堂参道
10:参道石仏
11:左上:愛宕堂
 右上:所々掲示してある箴言
 右下:愛宕山(如意が峰)山頂
12:北側に見える西嶽、三嶽
  

 雲一つなく抜けるような青空が広がった。
 18日に登った千丈寺山のさらに北にある三国が岳、愛宕山に登った。峠を越えれば篠山市になる。
 三田市志手原三叉路を左にとって49号線を北上する。
通る車も少なく真っ青な空の下を快適に走る。但し空気は冷たく指先がしんしんと冷えてくる。
峠を越えると花菖蒲の名所永沢寺がある。道は下りになり母子(もうし)の里に入った。
 さらに篠山方面に向かうと美濃坂峠手前に三国ヶ岳登山口「ふきのとう休憩所」がある。
付近は茶畑が広がっている。注意書きがあって、2月15日までは狩猟期間中で危険ですと書かれていた。
引き返すわけにもいかないのでリュックにクマよけ鈴を付けて行くことにする。
のどかな景色が広がっており、ため池には薄氷がまだ溶けていなかった。野良に出ている人は見かけない。
茶畑を過ぎるとすぐに山道になった。昼近いのに日陰には霜柱が残っていた。
鉄砲の音がしないか緊張したが、それもなく斜面を登り切ると頂上についた。峠はすでに標高が500m位あるので汗をかくまでもなく25,6分で到着した。

 北側、南側の眺望は開けている。北側には多紀アルプス、篠山の町並みが一望できた。その向こうには福知山の高い山も頭を出していた。東側には木立の間から弥十郎嶽、大野山が見えた。南側は千丈寺山、遠くには羽束山の丸い頭がのぞいていた。西側も木々の間から遠くに笠形山や千ヶ峰とおぼしき山々が望まれた。このあと登るつもりの愛宕山は木の陰になり確認できなかった。
 空はあくまでも青く、空気は冷たいが真上にある陽光の下、眺望を満喫しながら弁当を広げた。

 愛宕山は三国ヶ岳の西側(直線距離で約3km)にある。母子の里からは三国ヶ岳同様にすぐに往復できるはずであった。
近畿自然歩道の立派な標識があり、愛宕山の方向を示してはいたが登山口がわからなかった(帰宅して落ち着いて地図を眺めたら、やや北寄りの所を右往左往していたようだ)。
仕方なく北側の竜蔵寺から登ることにした。美濃坂峠を越え372号線(デカンショ街道)に出る。
真南条から竜蔵寺参道に入る。竜蔵寺は標高が300m位の山奥にある。寺の奥まったところに愛宕山登山口があった。
大きな古い石段が山中のお堂まで続いた。途中住職さんが書かれたものだろう、箴言が貼ってあった。

 曰く
  人は人に生かされ 人は人の為に生きる
  生かさるる 命尊し 今朝の春
  自然を見つめることが、そのまま自身を見つめる事である
  無始無終 薫習の日々 我に裏うちす
  人からまなび 自然から学べ 結果から学べ 不可思議をすてるなかれ 感動とともに
  今日も同じ生活を営めるのに感謝す
  深いようで浅いのが知恵 浅いようで深いのが欲

 無人の古いお堂から本格の山道になった。急斜面で100m位のロープで登るところもあった。
太陽が大分西に傾き、焦りを感じながら汗だくで登ること30分ようやく頂上に着いた。
展望はなくわずかに北側だけが開け、西の斜光線を浴びた篠山の町や山が見えた。
 登山口に引き返すと16:20、空は明るいが周りは夕暮れて冷え込んできた。汗のシャツを着替え帰路についた。

 ふきのとう休憩所(11:30)〜三国ヶ岳(11:50)昼食〜ふきのとう休憩所(13:00)
 竜蔵寺・愛宕山登山口(14:40)〜お堂(15:05)〜愛宕山頂(15:35)休憩〜登山口(16:20)

 帰宅 18:15  バイク走行 110km