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兵庫県三田市 千丈寺山(589.6m) 2007年1月18日 地図
1:下青野
 公園・青野川堤から北方向の風景
 桜並木がある。道路は母子、篠山方面に向かう308号線
2:公園・東側の千丈寺山稜線
 正面に感神社の鳥居がある
3:感神社
4:千丈寺山手前の展望岩から
 南側の千丈寺湖、霧のため霞んでいる
5:千丈寺山頂
 左:山頂直下にある厨子への案内板
 右:千丈寺山三角点
6,7:千丈寺山大権現厨子
8:山頂から北に続く尾根道
9:南東・羽束山
 手前は千丈寺山東側斜面
10:東側・大船山
11:祠
12:北側斜面からの眺望
 祠を過ぎピークを越すと峠までは急斜面になる
 峯ヶ畑(659.8m)(頂上に送電鉄塔が見える山)
13:上青野、青野川堤から南
 左:千丈寺山西側斜面
 正面:高根山(青野城址)
14:青野川
15:千丈寺湖から見た千丈寺山(右奧)
  

 昨晩気象予報をみると晴れ時々曇りとなっていた。用意していた地図とガイド情報、リュックを用意して寝た。

 夜明け前に目が覚めて外を見ると、オリオンが真上に来ていた。そういえば月が変わればもう立春なのだ。
 バイクで三田に近づくと霧が立ちこめてきた。武庫川水系の川霧だろう。千丈寺山西側の千丈寺湖(青野川)に近づくさらに濃くなってきた。どうしよう引き返そうかと空を見上げると所々青空がのぞいている。登山口の田園地帯になると霧が晴れてきたが山肌や遠方には靄がかかっていた。

 千丈寺山は東に黒川、西に青野川に挟まれた南北に細長い山系だ。西側の下青野から尾根に上がり、北へ向かって頂上に向かう。頂上からはさらに北へ向かい峠から上青野に下りて帰る周回コース。

 下青野公園に駐車
 感神社(10:45) 〜 尾根・北浦天満宮コース出会い(11:30) 〜 頂上手前展望岩(11:55) 〜 千丈寺山頂(12:5)昼食・休憩(12:50) 〜 祠(13:10) 〜 峠(13:55) 〜 上青野登山口(14:15) =(車道)= 下青野公園(14:45)

 感神社の石の鳥居をくぐり突き当たり右から登山道が始まる。特に標識はないが、青テープで示されている。急なところはロープもあった。迷いやすいと思われるところはビニール荷造り紐で遮断してあった。
 登山道は昨日までの雨で露が多量に残っていた。うっかり木につかまるとバラバラと降り注ぐ。
 尾根筋に上がると穏やかな冬の日が射していた。時折小鳥の声がする。下界はベール越しに見るよう。先日登った羽束山もぼんやりとしか見えなかった。
 今日はおそらく誰にも会わないだろうと思っていたが、なんと頂上で単独登山者がおられた。京都からで、山の東側の乙原から登って来られたとのことだった。この後、私とは反対に南に向かって行かれる。

 昼食、しばらくの歓談のあと北に向かった。祠を過ぎてから峠までは急斜面が続いた。落ち葉は濡れ、地面も湿っているため2,3度尻餅をついた。谷の向こう側には峯ヶ畑(659.8m別名:乙原岳、峰山)が雄大に懐を広げていた。
 峠から上青野はしばらく荒れた感じだがやがて苔むした舗装林道になった。降りたところは池の畔で、とくに標識もない。
 そこからは午後の日射しの中、青野川の土手を歩いたり交通量の少ない車道を歩いて駐車場に帰った。
 途中、お祖母さんのお迎えで帰ってくる園児に出会った。「こんにちは」という返事と共に「どこにくんですか」と聞いてきた。「あの山に行ってきたんだよ」と答えると「ふーん」と屈託のない表情だったが、お祖母さんはやや怪訝そうな顔だった。さっき「子供パトロール」と書いた軽自動車が走っていたが、こんな鄙びたところも昨今の世相が反映しているのだなと思った。
 登山道の標識は標識テープ以外は殆どなくあっさりしているが、頂上に祀られている厨子は比較的新しく地元の方々が大切にしているのがわかる。
 下青野公園・青野川の堤防には桜並木があった。清流と山を背景に見事な景色になるのだろう。

 帰宅 16:30  バイク走行 74km