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兵庫県神崎郡神河町 砥峰高原、峰山高原、夜鷹山(1056m)、暁晴山(1077m) 2006年10月26日 案内板
1,2:長谷ダム*
3,4,5,6:砥峰高原**
7:夜鷹山(暁晴山から見た)
 手前は峰山高原ホテル
8:夜鷹山頂上展望台
眺望
9:北側 段ヶ峰
10:東側 太田池
 その向こう側下に長谷ダムがある
11:西側 暁晴山
12:暁晴山頂上
眺望
13:北側 藤無山(1139m)
14:同 氷ノ山(1510m)
 奧に雲がかかっている山、右側は藤無山
15:東側 夜鷹山(手前)と千ヶ峰(1005m)
16:同 笠形山(939m)
17:北西側 大山(1729m)
 奧に雲がかかっている山
18:南側 雪彦山(915m)、小さく尖った山
 奧、家島、小豆島
19:色づき始めた紅葉
 

*長谷ダム
 太田池(上部調整池)、長谷ダム(下部調整池)が繋がっている。
 国道8号線寺前から404号線を北上し長谷から砥峰高原に向かって39号線を行く。市川支流の大見川をさかのぼっていくと長谷ダムがあり、日本最大級の大河内発電所がある。
 9時頃通りかかったが時間が早いため見学できなかった。
**砥峰高原 「神戸観光壁紙写真集 」の説明より
 砥峰高原は200万年以上前の氷河期に氷河によって削られてできた「周氷河地形」と呼ばれる地形で、現在の地形は、かつての「たたら場(たたら製鉄)」の名残であると伝えられています。
 砥峰高原は元々は雑木林だったところを神河町(旧大河内町)川上の人々が代々守ってきた茅場(かやば)だそうです。茅場は人の手で維持しなければすぐに雑木林になってしまうことから、毎年4月に山焼きすることで、すすきの草原を維持しています。

*  *  *

 兵庫県神河町にある。標高900m前後の高原地帯で、砥峰(とのみね)高原はススキの群生が美しい。峰山高原は砥峰高原の南側に隣接して広がる。峰山高原の東側に夜鷹山(1056m)、西側に暁晴山(1077m)があり峰山高原を見下ろしている。
 今秋は但馬街道の両側にある山をポツリポツリと訪れてきたが、先週歩いた段ヶ峰の南東方向にあたる。

 神戸6:30に出発し砥峰高原駐車場に9:30頃到着した。雲の多い天気だったが、時折午前の日が射すと光を受けてススキの穂が輝いた。コースが南に向いて歩くのでほどよい逆光になる。2,3人のアマチュアカメラマンがすでに見られた。ススキの原は木道が敷かれ、保全が図られている。

 散策のあと駐車場に戻り峰山高原に向かった。途中に夜鷹山登山口がある。林道脇にバイクを駐め登った。頂上まで800mとあった。獣害防止ネットが途中何カ所もあり、木戸開けるようにして歩く。頂上には展望櫓があった。眺望はよく、南側遠くに瀬戸内海も見えた。北東方向には段ヶ峰も望めた。西側は眼下に峰山高原を一望し、相対するように暁晴山が見える。
 夜鷹山は人気があり、下山するとき何組も登山者に会った。

 峰山高原は昔来たことがあり、その時は簡保の保養施設があった。今はなくなり、代わりだろうかホテル・リラクシアというのができていた。ホテルの横に大きな液晶パネルを使った自家発電装置を備えていた。少しでも環境に配慮しようということだろう。
 来る途中弁当を買いそびれたので、ここで昼食をした。ラフな山歩きの格好で気が引けたが受付で訪ねると構わないとのことだった。下から車道が通じているのでドライブのお客さんも多い。ちょうど団体さんが来ていて大分待った。
 食堂の窓からの眺めはなかなかいい。芝生の庭から垣根もなくそのまま山の雑木林になり、まもなく紅葉が本格化すれば見事な景色になるだろう。

 食事の後、暁晴山に登った。ホテル前から車道歩きになる。登山道はないものかと地図を見たが載っていない。暁晴山の西側に林道があるので、ひょっとしたら登山口でもあるかと思い、いったん中の辻峠まで降り、林道を探ってみたが途中からゴロゴロ石の地道になってしまった。当方のバイクでは無理なので這々の体で引き返す。結局ホテルまで戻り、車道を歩く。

 暁晴山は頂上に国土交通省やNTTなどのアンテナが林立しており、それらを管理するための車両だけが通るらしく自動車には会わなかった。距離は2km程度で30分余りで頂上に着いた。初めから素直に歩けばよかったと後悔する。
 眺望は素晴らしかった。案内板では氷ノ山や大山も描かれていた。それを参考に目をこらしてみるとくっきりとはいかないが、雲の陰にかろうじて望まれた。

 16:00峰山高原を後にする。そこから播但線寺前に至る8号線は、小田原川沿いの快適な道路だ。村々の生活道路とは別の車道で広い。両側に山塊が聳え、川沿いに田園が広がる。公園では夕日を浴びてゲートボールに興じる人たちがいた。ここにも先祖代々暮らしを営んできた人々がいるのだなぁといった当たり前のことが心に染みる。

 帰宅18:10 走行距離210km