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兵庫県朝来市生野町 段ヶ峰(1103.4m) 2006年10月17日 コース概略
1:達磨ヶ岳肩付近
2:達磨ヶ岳(913m)頂上
尾根
3:南側・生野町栃原
4:達磨ヶ岳を振り返る
5:フトウガ峰、段ヶ峰(奧)
6:無題
7:よく見かけたリンドウ
8:「最低のコル」付近からフトウガ峰
フトウガ峰(1082m)
9:達磨ヶ岳を振り返る
10:猪に遭遇
11:追ってきた若者グループ
12:青天井の下しばし休憩する職員さん
13:左・杉谷、右・段ヶ峰へ
尾根
14:南側の谷 15:段ヶ峰への道
16、17:フトウガ峰を振り返る
段ヶ峰
18:二等三角点(1103m)
19:段ヶ峰頂上(1106m)
20:西側・千町ヶ峰(1143m)
下山
21:千町峠・悠友山荘(無人だった)
22:林道
23:倉谷橋杉谷登山口・13に至る
24:今日歩いた段ヶ峰
 

 段ヶ峰:1103.4m 兵庫県朝来市生野町
行程:
  9:30生野荘跡〜達磨ケ岳(912.7)〜ピーク(915)〜最低のコル〜フトウガ峰(1082)昼食〜ピーク(1076)〜段ヶ峰(1103.4)〜千町峠〜林道歩き〜生野荘跡16:10

 日本全国秋晴れのよい天気が続いている。
 兵庫県朝来市生野町の段ヶ峰(1103m)を歩いた。国民宿舎生野荘があったという登山口から急な山道を登ると達磨ヶ岳(913m)がある。そこから段ヶ峰にいたるまではほとんどが見晴らし抜群の壮大な尾根歩きになる。上空は真っ青、しかし風が弱いため遠方の眺望は霞んでいた。

 登山口にはクマ注意の標識があった。登山道は熊笹でよく刈り込まれ、幅も広いので周囲の山々を見下ろしながら歩ける。途中のフトウガ峰の頂上付近で一頭の大きなイノシシが迎えてくれた。クマよりはましだがそれでもギョッとなった。50m位先だが、カメラのシャッターを押した。大変耳がいいらしくファインダーの中でキッとこちらに顔を向けた。
 ステッキを大きく回して「ほうほう」と声をあげると何とか道をよけてくれて熊笹の中に消えていった。

 頂上で弁当を食べている二人組(あとでわかったが森林組合の職員で登山道の整備をしておられた)に「そこでイノシシに会いました」というと、「びっくりしますよね」とニコニコしていて、大したことではないといったふうだった。
 尾根の北側に新しく植林中の領域があったが周囲は獣害防止のネットが延々と張ってあった。

 千町峠で休んでいると、職員さん達は追いついてこられたが、「測量中ですか」とたずねると「いや、登山道の整備で、広くして見通しがよくなるようにしています」とのこと。山仕事をする人々と生き物との共存も大変だ。細い道でいきなり出くわすのはびっくりする。ハイカーにとってもありがたいことである。

 千町峠から元の生野荘跡までは、2時間あまりの林道歩きになる。歩いた山々の中腹を縫うように続くが、樹間から今日歩いた峰々を見ることが出来た。

 神戸から登山口まではバイクで往復(片道2時間あまり)、走行距離180km