メイン頁へ
兵庫県多可郡多可町 岩座神〜千ヶ峰 2006年8月31日
岩座神(いさりがみ)・千ヶ峰
1:血石 (説明)
2:仁王門の樒(しきみ)
3,4:登山口、神光寺
5:千本杉 (説明)
6:三谷コース出会い
 左:三谷コース登山口、右:岩座神登山口に至る、
 手前:頂上へ至る
7,8:千ヶ峰頂上
眺望
9,10:東側
11:西側
12:南側
13:北側 (拡大)
 市原峠に至るなだらかな尾根が続く
帰路
14:雨乞い岩
15:縦走路、降り口分岐
16:塔の石
17:「山路の杜鵑草(ホトトギス)」
18,19,20:岩座神の棚田
 

岩座神地区パンフレットより
仁王門の樒:
 神光寺仁王門の横にある樒(しきみ)は、午前中は枝葉に勢いがあって光っているが、午後になると急に勢いが失せて光沢もなくなるといわれている。
(古老の話では、子供の頃から此処にあると仰っていた)

棚田の石垣:
 約700年前に築かれたとされる。

塔の石:
 高さ10mあまりの巨岩。集落の名前はこの岩に由来するといわれる。昔、あまのじゃくが夜中に天に五つの岩を積もうとして四つまで積んだときに夜が明けたので、一つをここに残したのだそうだ。
(鬱蒼とした杉林の中に立っており、他にも巨岩がごろごろとあった)

唐滝:
 干ばつの際にこの滝でウナギを獲ると必ず雨が降るといわれる。この滝には大蛇が住み、一人で足を踏み入れた者は無事に帰れないといわれている。
(塔の石の反対側にあるらしいが、道を見逃し写真は撮れず。おかげで無事帰宅)


 千ヶ峰(1005.2m兵庫県多可郡多可町)に登った。先日21日、兵庫県の北の方へ行ったとき、名前と山の姿が美しく印象に残っていた。いろいろインターネットで調べると登りやすそうで、また美しい棚田が麓に広がっているとのことで、ますます行きたくなっていた。
 ようやく天気が安定したのでバイクで出かけた。神戸からは70〜80kmでこれなら日帰り登山可能だ。
 千ヶ峰は人気ハイキングコースで色々なコースがあるが、私は岩座神から登り、七不思議といわれるポイントを通過しながら降りてくるコースをとった。麓で古老に聞くとあまり通るひとがないと言っていた。
 山頂の眺望は期待通りで360度畳々たる播磨の山々をパノラマで鑑賞することが出来た。空気が澄んでいれば瀬戸内海や六甲までも見えるという。
 山頂で一服していると二人ほど単独で上がってきた人があった。私よりも年配らしい。一人は加古川から来た人、もう一人は地元の毎日登山だ。どちらも山歩きが大好きといった朗らかないい顔をしていた。山頂には鉄製の目安箱のようなものがあって、中にサイン帳が入っていた。

 私の降りるコースについて毎日登山兄さんに聞くと「あっちはな、蛭が出るぞ」という。インターネットにもそのことが書いてあったが、マムシが出るよりはましだと思って、さして気にしなかった。
 確かに降りるとき一匹見かけた。靴下2枚に登山靴は履いているし、どうってことないと思っていたのだが、全く気がつかないうちに血を吸われていたのだ。

 汗を流して疲れをとろうと神戸に入ってから温泉に立ち寄って、脱衣所で気がついた。ズボンの裾が怪我もしていないのに血がにじんでいる。靴下も同様で脱ぐと、脛のあたりに血がこびりつき中心にひからびた蛭がくっついていた。もう一箇所、血を吸った跡がついてた。せっかくご馳走になりながらうまく退散できなかったらしい。それにしても急な斜面でゴーロが長く続く厳しい道だったが、何時の間に取り付いたのだろうか。