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裏六甲 地獄谷〜シュライン・ロード〜逢山峡〜唐櫃
2006年5月24日
地獄谷
1:地獄谷登山口
2:西尾根分岐
左:地獄谷
右:地獄谷西尾根
3:地獄谷
4:増水で没した階段
5:西尾根からみた地獄谷東尾根
6:西尾根ピーク水晶山(710m)
7:ダイアモンド・ポイント
(後ろは有馬方面)
8:シュライン・ロード
9:
行者堂祠
10:祠側面
11〜14:道に沿って点在する祠
15:九体仏
16,17:石の鳥居
(天保年間の文字が見える)
逢山峡
18〜20:逢山峡
21:途中の水場
(クセのない美味しい水だった)
22:
山王神社
(唐櫃)
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神鉄大池〜地獄谷〜シュライン・ロード〜逢山峡〜唐櫃温泉
地獄谷は谷筋を歩くつもりだった。30分ほどで堰堤に当たった。ところが巻き道を越えて向こう側に降りようとすると昨日の雨で道が水没してしまっていた。青々とした木々も水中に透けて見える。これではどうしようもないので引き返した。途中登って来る人に出会った。「ダムから向こうはダメですよ」と教えてあげると、「ああ、やっぱりそうですか。今日は水量が多いですからね」。
地獄谷西尾根分岐まで引き返し、尾根を登ることにした。道は細いが忠実に辿ればよいとガイドブックにある。その人も降りてくる時に使ったことがあるが登りは初めてだそうだ。一緒に行くことになった。
急な山道だが四方山話をしながら登った。私よりも10歳も上だった。近辺の山はほとんど登ったという。四国八十八ヵ所も済ませたという。茶屋の親父さんが蜂に刺されてショック死したとか、マムシには足よりも登るときについた手を噛まれる場合が多いから気を付けてね等々、いろいろ教えてもらった。70代でもこんなに山歩きを楽しめるとは素晴らしい。見習わなくてはいけないと思った。
ベテラン氏は山上の自然保護センターの友人に会いに行くとのことで、シュライン・ロードの分岐で別れた。山歩きしているとしばしば一期一会に遭遇する楽しみがある。
シュライン・ロードは山上の前が辻から唐櫃に下る古道だ。魚屋道と同じように、御影から旧唐櫃村への商い道だった。静かな山道で途中に石仏や行者堂があることから神戸の外国人がシュライン・ロードと呼ぶようになった。涼しい道を石仏の写真を撮ったりしながら、なんの心配もなく歩ける道だ。
シュライン・ロードが終わると道は逢山峡にそった広い林道になる。神戸市の水源でもあり、いくつもの谷筋から集まった水は勢いよく音をたてて流れ、有野川になる。
唐櫃の街を抜けて駅近くの唐櫃温泉に入った。有馬街道と神鉄線路沿いの川にに挟まれた細長い敷地だが、入ってみると思ったよりゆったりしていた。露天風呂もあり、山の緑や流れる雲を眺めながら身体を沈めた。露天風呂にも洗い場が備わっていて、明るい日射しの下、開放感が一杯だった。