現役の京友禅作家が スマホ･PDAなど、モバイル機器に施したアートを紹介します。

林裕峰氏は、日本で初めて手描き友禅をモバイル機器に施すことに成功した作家です。
京友禅作家としては、１つの刷毛に数色の色をつけて描く画期的な技法を発表し、友禅業界に新風を吹き込みました。
その高い芸術性が認められ、日本伝統工芸デザイン、京都染織工芸技術部門などの賞を異例の若さで受賞されました。
その後、８年の歳月をかけ、伝統工芸の京友禅と最新技術の特殊樹脂を融合させようと試作を繰り返し、
完成した技法を1997年に「くりすたるあーと」として発表しました。

「くりすたるあーと」はさまざまな方面で話題になり、1998年に「O'Grady's PowerPage」で世界中に発信されました。
マイクロソフトのビル・ゲイツ氏も注目し、来日時にはシャープの社長を通じて裕峰氏の作品を手に入れています。

なお、作品はすべて下絵なしの手描きですので一点ものです。